JP4040996B2 - 携帯時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、竜頭が不用意に回転されないように保持する構造を備えた携帯時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイバーズウォッチ等の携帯時計では、その携帯時に竜頭が不用意に回転されないように、ねじの噛合いを利用して竜頭をロックする構造(この構造を本明細書ではねじロックと称する。)が採用されている。
【0003】
ねじロック構造は、時計ムーブメントが内蔵された胴に巻真パイプを取付け、このパイプの胴外側端部の外周に形成された雄ねじ部に、胴外側端部に被嵌する竜頭主部の雌ねじ部を螺合する構造である。これにより、通常時には、竜頭主部を胴外側端部の外周にねじ込んで竜頭をロックできる。又、時計ムーブメントを操作する時には、雄ねじ部に対する竜頭主部のねじ込みを外してから、竜頭を引き動かして巻真パイプの内側に配置されている巻真を回転操作することができる。
【0004】
このようなねじロック構造を備えた従来の携帯時計では、一般に、胴に対して巻真パイプをろう付けすることにより、巻真パイプ取付け部の防水を図っている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
この他に、竜頭が螺合される雄ねじ部とは別の雄ねじ部を巻真パイプの軸方向中間部に設けて、この別の雄ねじ部を胴のパイプ取付け孔にねじ込むとともに、このねじ込みに伴い胴と巻真パイプとの間に防水パッキンを挟み込んで、巻真パイプ取付け部の防水を図った携帯時計も知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭57−46181号公報(第1頁右欄第8行〜第2頁左欄第7行、第1図、第2図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ねじロック構造を備える携帯時計では、竜頭が繰返し回転操作されること等により、互いに螺合する竜頭の雌ねじ部と巻真パイプの雄ねじ部とが摩耗したり、削れたりして、ねじロックの機能が低下することがある。
【0008】
このような事態に至った場合、胴に巻真パイプがろう付けされている特許文献1の携帯時計では、巻真パイプの胴からの取外しを伴う竜頭回りの部品交換ができない。それにより、胴を含めた時計外装組立の交換を余儀なくされており、その改善が求められている。
【0009】
胴に巻真パイプをねじ込んだ時計では、原理的には巻真パイプを含めた竜頭周りの部品交換が可能であると考えられている。しかし、この構成でも、竜頭を巻真パイプに螺合させたり、この螺合を外したりするたびに、巻真パイプには回転力が作用する。それに伴って胴に対する巻真パイプのねじ込みが緩んで、防水パッキンによる防水性が低下するおそれがある。
【0010】
この対策として、巻真パイプと胴との螺合部に接着剤を充填することが行われることがある。このように接着止めされる場合には、巻真パイプを胴から取外すことが困難となり、実際上は竜頭回りの部品交換ができなくなる。それにより、ねじロック機能が低下した場合に、胴を含めた時計外装組立の交換を余儀なくされており、その改善が求められている。
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、ねじロック機能が低下した場合に竜頭周りの部品交換を可能とした携帯時計を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、胴に固定されて竜頭をねじロックする巻真パイプが、胴のパイプ取付け孔に挿入されて胴に水密的に固定された巻真パイプ本体と、竜頭の雌ねじ部が取外し可能に螺合される雄ねじ部を外周面に設けた外装パイプとを具備し、胴の外側に配置される巻真パイプ本体の胴外側端部の外周に、外装パイプを回り止めして取外し可能に嵌合したことを特徴としている。
【0013】
本発明では、巻真パイプ本体は胴に対して分離できないように固定されているが、竜頭の雌ねじ部と螺合して竜頭をねじロックする外装パイプは、巻真パイプ本体の胴外側端部に対して取外し可能である。このため、ねじロック機能を発揮させたり解除したりする竜頭操作に伴ってねじロック機能が低下した場合には、巻真パイプ本体を胴に固定されたままにして、竜頭及び外装パイプを単独に交換可能である。
【0014】
本発明の好ましい形態では、前記巻真パイプ本体と外装パイプとが異種材料で作られているので、巻真パイプ本体と外装パイプとの材料を夫々の機能等に応じた適正材料とできるなど、設計の自由度を向上することが可能となる点で優れている。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記外装パイプが前記巻真パイプ本体より耐摩耗性に優れた材料で作られているので、巻真パイプ本体の材料に制約されずに、ねじロック構造の耐久性を向上することが可能となる点で優れている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0017】
図1中符号11は竜頭のねじロック機能を備える携帯時計としてのダイバーズウォッチを示しており、このウォッチ11は時計外装組立12内に図示しない時計ムーブメント等を収容している。時計ムーブメントは、小型電池やぜんまいを動力にしたもの、又は自動巻きのもの、若しくはクォーツ発振モジュールにより文字板上で時刻等をデジタル表示するデジタル時計対応のもの、或いはデジタル時計対応のものとそれ以外のものとを併用したもの等のいずれであってもよい。
【0018】
時計外装組立12は、環状をなす金属製の胴13の厚み方向一面に、カバーガラス14を液密に装着するとともに、胴13の厚み方向裏面に、金属等からなる裏蓋15(図2参照)を液密に装着して形成されている。カバーガラス14を通して文字板16などを透視可能であり、裏蓋15は取外し可能である。
【0019】
図2に示すように胴13の一部には、この胴13を径方向に貫通するパイプ取付け孔17が開けられている。パイプ取付け孔17の一端は、胴内側、つまり時計外装組立12の内部に開口され、パイプ取付け孔17の他端は、胴外側、つまり時計外装組立12の外部に開口されている。胴13の外側面13aには収容溝18が形成されている。この収容溝18は、パイプ取付け孔17より大径で、この孔17の胴外側開口に連通し、かつ、この開口と同心的に設けられている。
【0020】
胴13にはパイプ取付け孔17を貫通して巻真パイプ21が胴外側から水密的に固定されている。
【0021】
詳しくは、図2、図4、図5に示すように巻真パイプ21は、巻真パイプ本体22と、外装パイプ26とを備えている。
【0022】
巻真パイプ本体22は、金属製であり、例えばステンレス鋼を好適に使用できる。この巻真パイプ本体22は、一端側の挿入部23と、他端側の胴外側端部24とを有している。挿入部23はパイプ取付け孔17に胴外側から圧入気味に挿入される部分であり、その先端部外周に先細となるテーパ面23aが作られている。胴外側端部24は、胴13の外側に配置される部分であって、角形例えば六角形に作られている。この胴外側端部24の径は挿入部23の外径及び収容溝18の直径よりも大きい。胴外側端部24の胴外側端部24の胴外面13aに接する側とは反対側の端部には、ストッパ取付け部、例えば図5に示されるように環状溝24bが形成されている。
【0023】
巻真パイプ本体22は、胴外側端部24が胴外面13aに当たるまでパイプ取付け孔17に挿入されているとともに、収容溝18に充填された金属製ろう材25によって胴13に対して分離できないように固定されている。この固定を担うろう材25は、胴13と巻真パイプ本体22との間の防水を担う部材としても機能している。
【0024】
なお、挿入部23は、本実施形態ではパイプ取付け孔17を貫通する長さであるが、取付け孔17を貫通しない長さとしてもよい。更に、挿入部23は、その先端側部分よりも胴外側端部寄りの根元側分を大径とし、これに対応して前記根元部分が挿入されるように収容溝18を深く形成し、前記先端側部分と根元部分とがなす段部とこれに対応する収容溝18の奥部との間にろう材25を充填して、パイプ取付け孔17に巻真パイプ本体22を水密的に固定してもよい。又、前記ろう付けに代えて、前記水密的固定を、胴13と巻真パイプ本体22との間にゴム製防水パッキンを挟んでパイプ取付け孔17に挿入部23をねじ込むとともに、パイプ取付け孔17と挿入部23とを接着剤により接着して行ってもよい。
【0025】
図5に示すように外装パイプ26の内周面26aは、胴外側端部24の外周面24aの形状に対応する角孔である六角としてある。この外装パイプ26は胴外側端部24に取外し可能に嵌合されている。外装パイプ26の内周面26aと胴外側端部24の外周面24aとは互いに接している。これにより、外装パイプ26は胴外側端部24に対して周方向に回り止めされている。
【0026】
したがって、多角形をなす胴外側端部24の外周面24a及び外装パイプ26の内周面26aとは、外装パイプ26の回り止め手段をなしている。なお、これに制約されず回り止め手段は、例えばパイプの軸方向に延びる1以上のキーとこれに摺動可能に嵌合するキー溝とにより構成することも、或いはセレーションを用いた嵌合等により構成することも可能である。
【0027】
胴外側端部24の環状溝24bには図2〜図4に示す例えばE形の止め輪27が取付けられている。本実施形態では環状溝24bは、外装パイプ26が胴外側端部24に嵌合された時に外装パイプ26の端面より外側に突出しており、外装パイプ26の端面が止め輪27により押えられる位置に形成されている。止め輪27は図示しない工具により弾性変形を伴って環状溝24bに着脱可能である。この止め輪27の外径は、後述の竜頭の雌ねじ部35との干渉を避けるために、後述の雄ねじ部28の谷径より小さい。止め輪27は、外装パイプ26の端面を押えて、胴外側端部24に対する外装パイプ26の軸方向の外れ止めをなすストッパ手段として使用されている。なお、これに制約されずストッパ手段としては、例えば外装パイプ26が嵌合される胴外側端部24の領域から外れた部分に設けられたねじ部に、取外し可能に螺合されて外装パイプ26の端面を押える板状などのナットを用いることも可能である。
【0028】
以上のように胴外側端部24の外周に回り止めして取外し可能に嵌合された外装パイプ26の外周面には、ねじロックのための雄ねじ部28が設けられている。
【0029】
外装パイプ26は、巻真パイプ本体22と同種又は異種の材料で作られている。巻真パイプ本体22と同種材料(例えばステンレス鋼)で外装パイプ26が作られている場合には、異種金属同士が接する場合のように電腐が生じる恐れがない点で優れている。外装パイプ26を巻真パイプ本体22に対して異種材料とする場合には、巻真パイプ本体22と外装パイプ26との材料を夫々の機能等に応じた適正材料とできるなど、設計の自由度の向上を図り得る点で優れている。しかも、異種材料とする場合には、外装パイプ26を巻真パイプ本体22より耐摩耗性に優れた材料で作って、巻真パイプ本体22の材料に制約されずに、したがって、巻真パイプ21全体を耐摩耗性に優れた材料で作ることなく、低コストで、ねじロック構造の耐久性を向上することが可能となる点でも優れている。
【0030】
前記構成の巻真パイプ21は、図4に示すように巻真パイプ本体22の胴外側端部24に予め外装パイプ26及び止め輪27を取付けた状態で、既述のように巻真パイプ本体22の挿入部23を、胴13のパイプ取付け孔17に挿入し、ろう付けすることによって、胴13に取付けられる。或いは、巻真パイプ本体22単体を胴13のパイプ取付け孔17に挿入し、ろう付けした後、胴13の外側に配置された胴外側端部24に外装パイプ26を嵌合するとともに、環状溝24bに止め輪27を取付けることによって、胴13に取付けることができる。
【0031】
図1中符号31で示す竜頭は、金属製であって、図2に示すように竜頭主部32と、この中央部から軸方向に一体に延びる竜頭筒部33とを有している。竜頭主部32には、竜頭筒部33の根元側部分を囲む環状の逃げ溝34が設けられているとともに、この溝34の内周面にねじロックのための雌ねじ部35が形成されている。逃げ溝34は、巻真パイプ21の胴外側端部24及び外装パイプ26が挿入される部分である。雌ねじ部35は、外装パイプ26の雄ねじ部28に取外し可能に螺合される。この螺合により、このウォッチ11の携帯時に竜頭31が不用意に回転されないようにねじロックする機能が発揮される。
【0032】
竜頭筒部33は胴外側から巻真パイプ21に挿入されている。この筒部33の外周に形成された環状のパッキン取付け溝には、ゴム製の環状防水パッキン36が取付けられている。防水パッキン36は、巻真パイプ21の内周面と竜頭筒部33の外周面との間に圧縮状態に弾性変形して挟まれ、これらの間の防水を担っている。竜頭筒部33内には胴内側から時計ムーブメントの巻真37が挿入されているとともに、この巻真37をばね受け38を介して軸方向に付勢するコイルばね39が収容されている。時計ムーブメントは、雄ねじ部28に対する雌ねじ部35のかみ合いを外した状態、言い換えれば、ねじロックが解除された状態で、竜頭31の回転操作に連動して回転される。これにより、時刻合わせ等が行われるようになっている。
【0033】
なお、竜頭31は、その竜頭筒部33を、これに巻真37が接続された状態で胴外側から巻真パイプ21内に挿入するとともに、竜頭主部32の雌ねじ部35を外装パイプ26の雄ねじ部28に螺合して締付けることで、取付けられる。竜頭31が雄ねじ部28に最も深くねじ込まれた状態で、竜頭主部32は、図2に示されるように胴13の外側面13aに当接して位置決めされ、外装パイプ26を覆い隠す。なお、以上の手順の後に、巻真37と時計ムーブメントとの接続がなされる。
【0034】
この組立て完了状態では以下のように高圧防水機能を発揮しかつ維持できる。すなわち、巻真パイプ21と胴13との間の防水は、これらを固定したろう材25により確保でき、巻真パイプ21とこの内側に挿入された竜頭筒部33との間の防水は、これらの間に圧縮状態に弾性変形して挟まれた防水パッキン36により確保できる。
【0035】
図2に示すダイバーズウォッチ11の組立状態では、竜頭31が巻真パイプ1の雄ねじ部28にかみ合ってねじロックされているので、携帯中に不用意に竜頭31が回されて、時刻表示などが変化することを防止できる。時刻合わせ等を行う場合には、竜頭31を逆回転させて雄ねじ部28に対する竜頭主部32の噛み合いを外して、竜頭31をコイルばね39のばね力に抗して引出した状態で行うことができる。
【0036】
竜頭31の操作に伴い、雄ねじ部28及びこれに螺合した雌ねじ部35の損傷や摩耗等により竜頭31のねじロック機能が低下した場合には、以下のように対処できる。
【0037】
すなわち、止め輪27は巻真パイプ本体22の胴外側端部24の環状溝24bから取外し可能であり、この取外しにより胴外側端部24に被嵌されている外装パイプ26は、胴13にろう付けされている巻真パイプ本体22の軸方向に沿って引出して胴外側端部24から取外し可能である。このため、ねじロック機能の低下に対して、巻真パイプ21の雄ねじ部28を有した外装パイプ26及びこれに着脱可能な竜頭31を単独に交換可能である。
【0038】
これにより、修理の依頼者にとっては、ねじロック機能の低下に対して、胴13等を含めた時計外装組立12の交換を余儀なくされることなく、部品交換で対応することが可能となるので、費用負担を少なくできる。
【0039】
既述のように巻真パイプ本体22を胴13に固定したまま、巻真パイプ21の外装パイプ26を交換できる。この場合、交換部品としてのパイプの内周面の形状が共通で、雄ねじ部28の径、ピッチ、及びねじ山の数などが異なる複数種の交換用外装パイプを用意するとともに、これらの雄ねじ部28に個別に対応する雌ねじ部を有した竜頭31を複数種用意して置くとよい。この場合には、使用により損傷して廃棄される外装パイプ26及び竜頭31と同じものに交換することに制約されずに、前記複数種の中から任意に選択された同種の新たな外装パイプ26及び竜頭31と交換することが可能である。これにより、交換部品を長期にわたり保管して置く必要がなくなるので、製造者側にとっての部品管理が容易となる。
【0040】
本発明は前記一実施形態には制約されるものではなく、例えば高圧防水性能を要求されない通常の腕時計や懐中時計などの携帯時計にも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明では、胴に対して分離できないように水密的に固定されている巻真パイプ本体の胴外側端部に対して、竜頭の雌ねじ部が螺合して竜頭をねじロックする外装パイプを、回り止めして取外し可能としている。このため、本発明によれば竜頭操作に伴ってねじロック機能が低下した場合に、胴に固定された巻真パイプ本体をそのままにして、竜頭回りの部品交換、つまり、竜頭及びこれをねじロックする外装パイプを単独に交換可能することが可能な携帯時計を提供できる。
【0042】
巻真パイプ本体と外装パイプとが異種材料で作られている発明によれば、巻真パイプ本体と外装パイプとの材料を夫々の機能等に応じた適正材料とできるなど、設計の自由度を向上することが可能な携帯時計を提供できる。
【0043】
外装パイプが巻真パイプ本体より耐摩耗性に優れた材料で作られている発明によれば、巻真パイプ本体の材料に制約されずに、ねじロック構造の耐久性を向上することが可能な携帯時計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイバーズウォッチを示す正面図。
【図2】竜頭がねじロックされた状態で図1中F2−F2線に沿って示す断面図。
【図3】図1のダイバーズウォッチの竜頭を取除いた状態で巻真パイプ取付け部を示す正面図。
【図4】図1のダイバーズウォッチの巻真パイプを示す斜視図。
【図5】図4の巻真パイプを分解して示す斜視図。
【符号の説明】
11・・・ダイバーズウォッチ(携帯時計)
12・・・時計外装組立
13・・・胴
17・・・パイプ取付け孔
21・・・巻真パイプ
22・・・巻真パイプ本体
23・・・巻真パイプ本体の挿入部
24・・・巻真パイプ本体の胴外側端部
24a・・・胴外側端部の外周面(回り止め手段)
25・・・ろう材
26・・・巻真パイプの外装パイプ
26a・・・外装パイプの内周面(回り止め手段)
27・・・止め輪(回り止め手段)
28・・・胴外側端部の雄ねじ部
31・・・竜頭
35・・・竜頭の雌ねじ部
Claims (3)
- 巻真パイプを胴のパイプ取付け孔に水密的に固定し、前記巻真パイプに設けられた雄ねじ部に竜頭に設けられた雌ねじ部を取外し可能に螺合して前記竜頭がねじロックされる携帯時計であって、
前記巻真パイプが、
前記胴の外側に配置される胴外側端部を有し、前記パイプ取付け孔に挿入され前記胴に水密的に固定された巻真パイプ本体と、
前記雄ねじ部が外周面に設けられていて、前記胴外側端部の外周面とその内周面とを互いに接して回り止めして取外し可能に嵌合された外装パイプと、を有し、
前記胴外側端部に対する外装パイプの軸方向の外れ止めをなす取り外し可能なストッパ手段を具備している携帯時計。 - 前記巻真パイプ本体と外装パイプとが異種材料で作られている、請求項1に記載の携帯時計。
- 前記外装パイプが前記巻真パイプ本体より耐摩耗性に優れた材料で作られている、請求項1又は2に記載の携帯時計。
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