JP4901423B2 - 工具ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、切刃を回転させて行う切削工程に使用される工具ヘッドに関する。
従来、ボーリング工具、ミーリング工具などの切削工具は、工具ヘッド本体から突出した切刃を回転させる工具ヘッドが取り付けられている。このような工具ヘッドには、工具ヘッド本体に取り付けられた切刃を保持する筒状部材を軸方向に進退させて切刃の突出量を調整した後、ロックボルトを締め付けて筒状部材に当接させることで、工具ヘッド本体に対して該筒状部材を固定するようになっているものが知られている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
しかしながら、ロックボルトを筒状部材に当接させる上記の固定構成であると、ロックボルトが筒状部材に当接した際に生じる摩擦力によって筒状部材が軸方向に移動するため、切刃の突出量を正確に設定することが困難である問題がある。
実開平1−92313号公報 特開2001−62613号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、切刃の突出量を固定する際に意図せず該突出量が変化することがなく、切刃の突出量を正確に設定することができる工具ヘッドを提供することを目的とする。
本発明にかかる工具ヘッドは、工具ヘッド本体と、前記工具ヘッド本体に固定される筒状のスリーブと、前記スリーブの中空部において該スリーブの軸方向に摺動可能に設けられ前記工具ヘッド本体から突出する切刃を先端部に有するクイルと、前記クイルに対して前記軸方向に螺合するとともに、回転させることにより切刃の突出量を調整する調整ネジとを備えた工具ヘッドにおいて、前記スリーブに一体に形成され前記軸方向に直交する径方向に移動可能なクランプ部と、前記スリーブ及び前記クイルの側面を前記径方向に貫通する貫通孔に挿通されるクランプボルトとを備え、前記クランプボルトの先端部に形成された雄ネジと螺合する雌ネジを前記クランプ部に形成し、前記クランプボルトを締め付け方向に回転させることで、前記クランプ部が、前記径方向における前記クイル側に引き寄せられて前記クイル側面と当接し、前記クイルを固定することを特徴とする。
上記本発明において、前記クランプ部は前記スリーブの他の部分より薄肉に形成されてもよく、また、前記スリーブには前記クランプ部を取り囲む凹溝が形成されてもよい。
また、上記発明において、前記工具ヘッド本体は、軸線を中心として回転され、前記クランプ部が、前記工具ヘッド本体の遠心方向に引き寄せられて前記クイル側面と当接して前記クイルを固定するように、工具ヘッド本体の外周部にスリーブを配設してもよい。
本発明によれば、切刃の突出量を固定する際に不用意に突出量が変化することがないため、切刃の突出量を正確に設定することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態にかかる工具ヘッド10の斜視図であり、図2は工具ヘッド10の部分断面図であり、図3はスリーブ20の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる工具ヘッド10は、軸線L1回りに回転される略円盤状の工具ヘッド本体12から先端部外周に所定量だけ突出する切刃(スローアウェイチップ)62が配設されたスローアウェイ式正面フライスであって、工具ヘッド12の外周部に複数形成された収容部14に収容されたスリーブ20と、スリーブ20内に配設されたクイル40と、クイル40の先端部にネジなどより着脱可能に配設されたインサートホルダ60と、インサートホルダ60の外周側先端にネジなどにより交換可能に配設された切刃62と、クイル40に螺合してインサートホルダ60に配設された切刃62の突出量を調整する調整ネジ80とを備えている。
スリーブ20は、略円筒状に形成され、収容部14に収容された状態で工具ヘッド本体12の側面から収容部14へ貫通する貫通孔18と連通するネジ孔22が設けられており、ネジ19をネジ孔22に螺合することにより、工具ヘッド本体12に対してスリーブ20が位置決めされた状態で固定されている。
スリーブ20の中空部24には、クイル40がスリーブ20の軸方向L2に摺動可能な状態で収納されるとともに、アジャストリング34が固定されている。スリーブ20には中空部24から側面へ貫通する貫通孔26が形成され、貫通孔26には中空部24に収納されたクイル40に当接してクイル40の回り止めを行う回り止めキー28が配設されている。
スリーブ20の工具ヘッド本体12の径方向内方には、図2及び図3に示すように、他の部分より薄肉に形成されたクランプ部30が一体に設けられている。クランプ部30は、周囲を凹溝34に取り囲まれ、スリーブ16の軸方向L2と直交するスリーブ16の径方向の外力に対して弾性変形しやすく設けられており、スリーブ16の径方向と一致する工具ヘッド本体12の遠心方向に移動可能に設けられている。なお、凹溝34の一部は、スリーブ20の側面から中空部24へ貫通したスリットであってもよい。
また、クランプ部30には雌ネジ部32が設けられ、工具ヘッド本体12の外周面より、スリーブ20及びクイル40を貫通して雌ネジ部32と連通する貫通孔36を介して、クランプボルト100の雄ネジ部102がクランプ部30の雌ネジ部32と螺合する。クランプボルト100は、クランプ部30の雌ネジ部32と螺合した締め付け状態において、ボルト頭104がスリーブ20に形成された座面38と接触するようになっている。
クイル40は、中空の略円筒状に形成され、スリーブ20の中空部24を画定する内壁と摺動して軸線L2方向に移動可能となっており、クイル40の側面には、スリーブ20に設けられた貫通孔26と対向する領域に回り止めキー28が当接する平面部41が設けられている。
このクイル40の一端部には、調整ネジ80が螺合するネジ孔42が形成され、他端部には、切刃62を有するインサートホルダ60を固定するためのボルト61が螺合するネジ孔44が形成されている。
調整ネジ80は、先端側にクイル40のネジ孔42と螺合する第1雄ネジ部82が形成され、第1雄ネジ部82とネジ頭84との間に、アジャストリング34の内周面に形成された雌ネジ部36と螺合する第2雄ネジ部86が形成されている。
この調整ネジ80は、第1雄ネジ部82のピッチP1が第2雄ネジ部86のピッチP2より大きく設定された差動ネジを構成し、調整ネジ80を一回転させると、クイル40がスリーブ20の内壁を摺動しながら両雄ネジ部82,86のピッチ差(P1−P2)だけ軸線L2方向に移動して、工具ヘッド本体12に対する切刃62の突出量を微調整するようになっている。
調整ネジ80のネジ頭84の表面には、調整ネジ80の回転量を示す目盛りが設けられており、六角レンチなどによって回転操作されるように多角形のレンチ穴88が形成されている。
このような工具ヘッド10は、まず、調整ネジ80を回転させることで軸線L2方向にクイル40を移動させ、工具ヘッド本体12に対する切刃62の突出量を微調整する。その後、工具ヘッド本体12の外周面から貫通孔36を介してクランプボルト100の雄ネジ部102をクランプ部30の雌ネジ部32に螺合させクランプボルト100を締め付けて、クランプボルト100のボルト頭104をスリーブ20に形成された座面38と当接させ、さらにこの状態からクランプボルト100を締め付けることで、クランプ部30をスリーブ16の径方向に引き寄せてクランプ部30とクイル40とを面接触させてクイル40をスリーブ20に対して固定する。
以上のように、本実施形態にかかる工具ヘッド10では、スリーブ20と一体に形成されたクランプ部30をクイル40に接触させることでクイル40を固定しているため、ロックボルト100の締め付け時に生じる摩擦力がクイル40に作用することが無く、クイル40が軸線L2方向に移動することがないし、工具ヘッドとスリーブは別体になっており締付け力が直接工具ヘッドに作用することが無いので、工具ヘッドに締付けによる歪などの影響を与えない。
また、クランプ部30は、肉薄に設けられるとともにクランプ部30の回りに凹溝34が設けられスリーブ40の他の部分に比べて弾性変形し易いため、クランプボルト100を締め付けた際に、確実にクランプ部30をクイル40と当接させることができる。
さらにまた、スリーブ20は、クランプボルト100の締め付け時のクランプ部30の移動方向が、工具ヘッド本体12の遠心方向と一致するように工具ヘッド本体12に配設されているため、工具ヘッド10の回転時に生じる遠心力が、クイル40に作用するクランプ部30からの押圧力を打ち消してクイル40の固定を緩めることがない。
なお、本実施形態にかかる工具ヘッドは、スローアウェイ式正面フライスであったが、本発明はこれに限定されず、ボーリング工具などの切刃の位置調整が可能な工具ヘッドにも適用することができる。
本発明の一実施形態にかかる工具ヘッドの斜視図である。 同工具ヘッドを示す部分断面図である。 クイルの斜視図である。
符号の説明
10…工具ヘッド
12…工具ヘッド本体
14…収容部
16…貫通孔
20…スリーブ
24…中空部
30…クランプ部
32…雌ネジ部
32…凹溝
36…貫通孔
38…座面
40…クイル
60…インサートホルダ
62…切刃
80…調整ネジ
100…クランプボルト
102…雄ネジ部
104…ボルト頭

Claims (4)

  1. 工具ヘッド本体と、前記工具ヘッド本体に固定される筒状のスリーブと、前記スリーブの中空部において該スリーブの軸方向に摺動可能に設けられ前記工具ヘッド本体から突出する切刃を先端部に有するクイルと、前記クイルに対して前記軸方向に螺合するとともに、回転させることにより切刃の突出量を調整する調整ネジとを備えた工具ヘッドにおいて、
    前記スリーブに一体に形成され前記軸方向に直交する径方向に移動可能なクランプ部と、前記スリーブ及び前記クイルの側面を前記径方向に貫通する貫通孔に挿通されるクランプボルトとを備え、
    前記クランプボルトの先端部に形成された雄ネジと螺合する雌ネジを前記クランプ部に形成し、前記クランプボルトを締め付け方向に回転させることで、前記クランプ部が、前記径方向における前記クイル側に引き寄せられて前記クイル側面と当接し、前記クイルを固定することを特徴とする工具ヘッド。
  2. 前記クランプ部は、前記スリーブの他の部分より薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の工具ヘッド。
  3. 前記スリーブは、前記クランプ部を取り囲む凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の工具ヘッド。
  4. 前記工具ヘッド本体は、軸線を中心として回転され、外周部にスリーブが配設され、
    前記クランプ部が、前記工具ヘッド本体の遠心方向に引き寄せられて前記クイル側面と当接し、前記クイルを固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具ヘッド。
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