JP2002260487A - 操作部構造及びこれを備えた携帯型電子機器 - Google Patents

操作部構造及びこれを備えた携帯型電子機器

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JP2002260487A
JP2002260487A JP2001054612A JP2001054612A JP2002260487A JP 2002260487 A JP2002260487 A JP 2002260487A JP 2001054612 A JP2001054612 A JP 2001054612A JP 2001054612 A JP2001054612 A JP 2001054612A JP 2002260487 A JP2002260487 A JP 2002260487A
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Shunichi Arai
俊一 荒井
Taro Matsunaga
太郎 松永
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作位置を保持可能な構造であって、また機
器の小形化や薄型化等を妨げずに十分な防水性を得るこ
とのできる操作部の構造を提供する。 【解決手段】 胴11の貫通孔11aには動作部材14
が挿入され、凹部11bには外部操作部材18が嵌合さ
れている。外部操作部材18の内面には内面板19が取
り付けられ、この内面板19が動作部材14の外端部1
4bに当接している。外部操作部材18が図の紙面と直
交する方向に移動すると、内面板19によって動作部材
14が押し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作部構造及びこれ
を備えた携帯型電子機器に係り、特に、携帯時計やダイ
ビングコンピュータ等として構成する場合に好適な、外
部操作部材を備えた操作部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、腕時計やダイビングコンピュー
タ等の携帯型電子機器においては、本体と、この本体を
手首等に固定するためのバンド体とを有する。本体に
は、文字板や指針、或いは、液晶表示パネル等からなる
表示部と、時計ムーブメントや回路基板等からなる内部
動作部と、内部動作部の動作を切り換えるための外部操
作部とが設けられる。
【0003】外部操作部には、通常、本体に対して回転
可能かつ出没可能に取付けられたリュウズや、出没可能
に取付けられた押ボタン等の外部操作部材が設けられ
る。リュウズを操作して回転させたり出没させたりする
と、本体内のリンクや歯車等の機構が動作し、内部の動
作態様が切り換えられる。また、押ボタンを押圧する
と、本体内に設けられた接点が開閉し、内部回路の切り
換えが行われる。
【0004】操作部の構造としては、上記の典型的なリ
ュウズや押ボタンの改良技術が種々提案されている。例
えば、従来から「ネジロックリュウズ」のようにリュウ
ズの出没位置をロックすることによって、リュウズに対
する誤操作を防止するための構造が知られている。ネジ
ロックリュウズはリュウズと螺合するネジによってリュ
ウズをロックするものである。また、バヨネット構造に
よって外部操作部材の位置をロックするものも知られて
いる。
【0005】より具体的に述べると、上記のネジロック
リュウズと類似した他の操作部構造として、特開平8−
262150号公報に記載された押ボタンの誤動作を防
止するための構造がある。この構造は、押ボタンにロッ
ク筒を螺合させ、ロック筒をねじ込むことによって押ボ
タンが押圧できなくなるようにしたものである。
【0006】また、特開平11−272819号公報に
は、腕時計の側面に沿ってスライド可能なスイッチが記
載されている。このスイッチは3つの位置を選択するこ
とが可能であり、それぞれの位置において内部回路の所
定の機能を活性化させる。これと同種のスライドスイッ
チとしては、特開平10−239457号公報に記載さ
れたスイッチボタンもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯型電子機器の操作部の構造において、リュウズ
を特定の位置に確実に保持するためには上記のネジロッ
クリュウズのように複雑な構造を設けなければならない
ことから、外部に突出した部分の寸法が増大し、機器の
小形化に反する結果となり、また、構造の複雑化により
製造コストも増大し、その上、デザイン上の制約も大き
くなるという問題点がある。また、押ボタンについても
同様であり、通常の押ボタンでは押圧状態を維持するこ
とができず、これを維持しようとすると上記特開平8−
262150号公報のようにネジロックリュウズと同様
の構造を設ける必要がある。
【0008】一方、上記特開平11−272819号公
報や特開平10−239457号公報に記載されたもの
のようにスライド式のスイッチ構造を設けることも考え
られるが、この場合には、スイッチ構造の防水性を確保
することが難しく、高い防水性が要求されるダイバーズ
ウォッチ等には使用できないという問題点がある。
【0009】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、操作性に優れた操作部構造を実現
することにある。また、操作位置を保持可能な構造であ
って、機器の小形化や薄型化等を妨げない操作部の構造
を提供することにある。さらに、機器の防水性を容易に
得ることのできる操作部の構造を提供することにある。
また、上記のような改良を行っても製造コストの上昇を
抑制できる操作部の構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の操作部構造は、
本体の外表面に沿った外周方向に移動可能に取付けられ
た外部操作部材と、該外部操作部材の内側において前記
本体に対して前記外周方向と交差する動作方向に移動可
能に設けられた動作部材とを有し、前記動作部材の外端
部が前記外部操作部材に係合し、前記外部操作部材の前
記外周方向への移動に従って前記動作部材が前記動作方
向に移動するように構成されていることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、外部操作部材を本体の外
表面に沿った所定の外周方向に摺動させると、外部操作
部材に係合した動作部材が動作方向に移動するので、動
作部材の動作に基づいて接点を切り換えることができ
る。この場合、外部操作部材の外周方向は本体の外表面
に沿った方向であるために外部操作部材が誤操作等によ
り移動し難いとともに、外部操作部材を所定位置に保持
する構造を容易に設けることができ、さらに当該構造を
設けても外部操作部が大型化しにくく、機器の小形化を
妨げない。また、動作部材の動作方向は、本体の外表面
に沿った外部操作部材の外周方向と交差するように構成
されているので、例えば本体の壁面を貫通する方向に動
作部材を動作させることが可能になるなどの理由で、本
体の防水性を容易に確保することができる。さらに、構
造を複雑化する必要がないために製造コストを低減可能
である。また、外部操作部材が本体の外表面に沿って摺
動するので、本体から大きく突出させなくても操作が可
能になり、操作性を向上させつつ、本体の小形化を図る
ことができるとともに、本体に対するデザイン上の自由
度を高めることができる。
【0012】本発明において、前記動作部材の外端部が
前記外部操作部材の内面に当接し、該内面は、前記外周
方向の異なる位置にある内面部分を前記動作方向の異な
る位置に備えていることが好ましい。外部操作部材の内
面が外周方向に見て動作方向の異なる高さを有している
ことにより、外部操作部材が摺動するに従って、外部操
作部材の内面に当接する動作部材もまた動作方向に移動
する。したがって、外部操作部材の内面形状のみを変え
ることによって、きわめて簡単な構造でも動作部材を上
記動作方向に確実に動作させることができる。
【0013】本発明において、前記外部操作部材の前記
内面は、前記外周方向に沿って前記動作方向に湾曲し若
しくは屈折していることが好ましい。外部操作部材の内
面が外周方向に沿って動作方向に湾曲し若しくは屈折し
ていることにより、外部操作部材の移動に従って動作部
材を円滑に動作方向に駆動することが可能になる。
【0014】本発明において、前記本体には、前記外部
操作部材を案内するための前記外周方向に伸びる案内構
造を有することが好ましい。外部操作部材が本体に設け
られた案内構造によって所定の外周方向に案内されるこ
とにより、外部操作部材を操作性良く移動させることが
できる。
【0015】本発明において、前記案内構造は、前記外
周方向の異なる位置にある案内部分を前記動作方向の異
なる位置に備えていることが好ましい。案内構造が外周
方向に見て動作方向の異なる高さを有することにより、
外部操作部材が摺動するに従って案内構造に従って動作
方向に移動するので、外部操作部材に係合する動作部材
もまた動作方向に移動する。したがって、案内構造のみ
を変えることによって、きわめて簡単な構造でも動作部
材を上記動作方向に確実に動作させることができる。
【0016】本発明において、前記案内構造の案内面
は、前記外周方向に沿って前記動作方向に湾曲し若しく
は屈折していることが好ましい。案内面が外周方向に沿
って動作方向に湾曲し若しくは屈折していることによ
り、案内面に沿って外部操作部材が円滑に動作方向にず
れていくので、外部操作部材の移動に従って動作部材を
円滑に動作方向に駆動することが可能になる。
【0017】本発明において、前記動作部材は前記本体
の壁面を貫通し、前記動作方向が前記動作部材の貫通方
向であることが好ましい。この手段によれば、動作部材
が本体の壁面を貫通し、その貫通方向に動作するように
構成されているので、外部操作部材に対する操作によっ
て動作部材を貫通方向に駆動し、本体の内部にある接点
構造を動作させることが可能になる。この場合に、動作
部材と本体の壁面との間にはパッキンその他のシール部
材が配置されることが望ましい。
【0018】本発明において、前記外部操作部材の前記
内面は、基材の内面上に取付けられた別素材の表面で構
成されていることが好ましい。外部操作部材の内面が基
材の内面上に取付けられた別素材の表面で構成されてい
ることにより、例えば、動作部材との当接状態を滑らか
にすることができる摩擦係数の小さな素材、或いは、耐
磨耗性の高い素材などを用いることにより、外部操作部
材の基材の材質を変えることなく、動作部材との当接状
態を改善し、耐久性を高めることができる。
【0019】本発明において、前記動作部材の前記外端
部が前記外部操作部材の内面に圧接されていることが好
ましい。動作部材の外端部が外部操作部材の内面に圧接
されていることにより、動作部材を常に外部操作部材の
内面に追従した状態で動作させることができる。この場
合、例えば、動作部材を本体に対して外部操作部材側に
向けて付勢する付勢手段(例えばコイルバネ等の弾性部
材)を設けることが望ましい。
【0020】本発明において、前記動作部材の外端部が
前記外部操作部材に対して前記外周方向に移動可能で、
かつ、前記動作方向に固定されていることが好ましい。
この手段によれば、外部操作部材が移動すると、動作部
材を上記外周方向には移動させずに、上記動作方向に外
部操作部材に追従して動作させることができる。
【0021】本発明において、前記外部操作部材は、前
記本体の前記外表面に設けられた凹部に嵌合した状態で
前記外表面に沿って摺動可能に構成されていることが好
ましい。この手段によれば、外部操作部材が凹部に嵌合
しているので、本体からの突出量を低減することがで
き、本体のデザイン上の制約も低減できる。
【0022】本発明において、前記凹部には、前記外部
操作部材の外周方向に沿って伸びる案内段差が形成さ
れ、前記外部操作部材には、該案内段差に対して前記外
周方向に移動可能に嵌合する突起部が設けられているこ
とが好ましい。外部操作部材の突起部が案内段差に嵌合
し、外周方向に移動可能に構成されているので、簡単な
構造で外部操作部材を本体に摺動可能に保持することが
できる。
【0023】本発明において、前記案内段差は、前記外
部操作部材が移動する方向と直交する幅方向両側にそれ
ぞれ形成されていることが好ましい。案内段差が幅方向
両側にそれぞれ形成されていることにより、外部操作部
材の取付姿勢や摺動姿勢を安定させることができる。
【0024】本発明において、前記案内段差は、前記凹
部の内外にそれぞれ開口を有する貫通スリットにより形
成されていることが好ましい。案内段差が貫通スリット
により構成されることにより、凹部内を外部に開口させ
ることが可能になり、凹部内の塵埃の集積を低減できる
とともに、清掃が容易になり、外部操作部材の着脱も容
易になるなど、メンテナンス性を高めることができる。
【0025】本発明において、前記貫通スリットが両開
口間において一定の断面形状を有することが好ましい。
貫通スリットが両開口間で一定の断面形状を有すること
により、例えば、スライド金型構造によって本体と一体
の凹部構造を容易に成形することが可能になる。この場
合、外部操作部材の幅方向両側の案内段差を一つのスラ
イドコアによって成形することも可能である。
【0026】本発明において、前記外部操作部材が既定
位置にあるときに、前記外部操作部材と前記本体とが係
合する係脱可能な係合構造が設けられていることが好ま
しい。この手段によれば、外部操作部材の摺動位置が既
定位置にくると係合構造によって外部操作部材と本体と
が係合するので、外部操作部材を既定位置に保持するこ
とができる。また、係合構造が係脱可能に構成されてい
るので、特に別操作を行うことなく、クリック感を受け
ながら外部操作部材を既定位置に容易に位置決めでき
る。
【0027】本発明の携帯型電子機器は、上記の操作部
構造を有することを特徴とする。携帯型電子機器として
は、携帯電話、携帯型情報端末(PDA)、ダイビング
コンピュータ等が挙げられる。このような携帯型電子機
器においては、外部操作部材及びその操作内容を伝達す
る機構をできるだけ小形化する必要がある反面、操作性
を或る程度確保する必要があり、さらに、不所望に外部
操作部材が操作されて誤動作を招来する危険性が高いの
で、本発明の上記の操作部構造を適用することがきわめ
て効果的である。携帯型電子機器が腕時計である場合に
は本体のデザイン上の自由度も高くすることの可能な本
発明は特に有効である。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る操作部構造及びこれを用いた携帯型電子機器の実
施形態について詳細に説明する。
【0029】[第1実施形態]図1は、本発明に係る第
1実施形態の腕時計における本体構造の一部を示す部分
拡大縦断面図である。この実施形態の本体10は、胴
(時計ケース)11と、この胴11の表側に取付けられ
たガラス等からなる表示窓12と、胴11の裏側に取付
けられた裏蓋13とを有し、胴11の内部に図示が省略
されたムーブメントが収容されたものである。なお、胴
11の両端には、図示2点鎖線で示す時計バンド20が
接続されている。
【0030】胴11の側部には、胴11の内外を貫通す
る貫通孔11aが形成され、この貫通孔11aを包含す
るようにその外側に凹部11bが形成されている。凹部
11bの表面側内面には図の紙面と直交する方向に伸び
る案内溝11cが形成され、凹部11bの裏面側には図
の紙面と直交する方向に伸びる案内孔11dが形成され
ている。案内溝11cと案内孔11dとは相互に対向
し、それらの横断面(図の水平面で切断した断面)は相
互に同一形状であり、また、横断面を図示上下方向に移
動させて見た場合、案内溝11c及び案内孔11dのい
ずれもが常に一定の断面形状となるように構成されてい
る。これらの案内溝11c及び案内孔11dの内部開口
縁は、後述する外部操作部材18に対する案内機能と保
持機能とを有する案内段差を構成している。
【0031】貫通孔11aには動作部材14が摺動自在
に挿入され、その内端部14aは胴11の内部に突出し
ている。内端部14aの外周には、貫通孔11aの内部
開口縁と係合するように構成された止め輪14dが嵌装
されている。また、動作部材14の外端部14bは拡径
し、その外面側は凸曲面状に形成されている。動作部材
14と貫通孔11aとの間には円筒状のパッキン15が
介挿され、このパッキン15を外側から鍔付き管状のス
リーブ16が押えている。スリーブ16は外端に鍔部を
有し、この鍔部と、動作部材14の拡径した外端部14
bとの間にコイルバネ等の弾性部材17が圧縮状態で収
容されている。尚、前記スリーブ16は動作部材14と
の摺動耐久を高める目的を有しているが、図3のように
動作部材14にパッキンボックスを形成し、スリーブを
削除する構成としてもよい。
【0032】一方、凹部11b内には、開口を有する概
略箱状の外部操作部材18が開口を凹部11bの底部に
向けた姿勢で導入されている。外部操作部材18の開口
縁には、図示上部に設けられた表面側突起部18aと、
図示下部に設けられた裏面側突起部18bとが設けられ
ている。表面側突起部18aは上記案内溝11cに嵌合
し、裏面側突起部18bは上記案内孔11dの内部開口
縁に嵌合し、これらの嵌合によって外部操作部材18は
胴11に取付保持されている。外部操作部材18の内面
には金属等からなる内面板19が貼着されている。
【0033】図2は、上記実施形態の横断面図(a)及
び(b)である。外部操作部材18は上記の表面側突起
部18a及び裏面側突起部18bと、案内溝11c及び
案内孔11dの内部開口縁との嵌合構造によって図2
(a)に示す位置と、図2(b)に示す位置との間を胴
11の外周周り(図示左右方向、以下、単に「外周方
向」という。)に摺動自在に構成されている。外部操作
部材18の内面は、外周方向に沿って内面高さ(すなわ
ち動作部材14の貫通方向(以下、単に「動作方向」と
いう。)の位置)が滑らかに変化するように曲面状に形
成され、また、その上に固定された内面板19もまたそ
の内面形状に合わせた形状となっている。
【0034】図2(a)に示すように、外部操作部材1
8が図示左端に位置するときには、動作部材14の外端
部14bは外周側に突出した状態で内面板19に当接し
た状態となっている。この状態から外部操作部材18を
外周方向に移動させると、動作部材14の外端部14b
が弾性部材17の弾性力によって内面板19に圧接され
た状態で外部操作部材18が摺動するので、図2(b)
に示すように、内面板19の湾曲形状に沿って弾性部材
17を押し縮めながら動作部材14が胴11の内側に押
し出され、その内端部14aは胴11の内部に配置され
た接点バネ1を押圧し、この接点バネ1を回路基板等に
設けられた接点2に接触させる。
【0035】本実施形態においては、外部操作部材18
が胴11の外表面に沿った外周方向に移動すると、動作
部材14が胴11の内外方向である動作方向に移動する
ように構成されており、外部操作部材18の外周方向に
沿った位置によって動作部材14の動作方向の位置が決
定され、保持される。したがって、従来の押ボタンのよ
うに操作状態を保持するために押ボタンを押し続ける必
要がない。また、従来の押ボタンでは他部材に接触する
などの予期しない出来事によって簡単に誤動作が生ずる
のに対して、本実施形態の外部操作部材18の位置は他
部材に接触した程度ではほとんど変わらないので、従来
のネジロックリュウズなどのようなロック機構を別途設
けなくても誤操作が生じにくい。
【0036】また、本実施形態においては、動作部材が
従来の押ボタンと同様に胴11に対して出没する方向に
動作するだけなので、上記パッキン15及びこれを押え
るスリーブ16などのシール構造による機密性確保が容
易であり、高い防水性も容易に確保することができる。
【0037】本実施形態において、胴11を合成樹脂や
金属の型成形によって一体成形する場合には、上記凹部
11bを成形するための成形型部分と、凹部11bの奥
部に設けられた案内溝11c及び案内孔11dを成形す
るための成形型部分とを相互に移動可能に構成するスラ
イド構造を有する成形型を用いることができる。例え
ば、胴11を成形するためのキャビティ内に、上記案内
溝11c及び案内孔11dを成形するための板状のコア
をスライド自在に突出させ、上記キャビティ内に溶湯を
注入し、硬化させた後に、上記コアをスライドさせてキ
ャビティ内から退避させた上で、型開きを行う。このよ
うにすることにより、案内溝11c及び案内孔11dを
備えた凹部11bを容易に成形できる。この場合に、上
記コアの先端は案内溝11cを成形し、上記コアの基部
は案内孔11dを成形する。
【0038】また、上記案内孔11dは、凹部11bの
内部と外部(胴11の裏面側部分)とにそれぞれ開口を
有するので、案内孔11dを通して凹部11b内部と外
部とを連通させることができるため、凹部11b内に塵
埃等が堆積するのを防止することができる。特に、本実
施形態において、外部操作部材18が図2(a)又は
(b)に示す既定位置にある場合には、凹部11bは外
部操作部材18の左右側方においても外部に開口してい
るので、案内孔11dの存在によって凹部11bの内部
が袋穴構造にならないために、凹部11b内の塵埃の堆
積をより有効に防止できる。また、案内孔11dの外部
開口から外部操作部材18の裏面側突起部18bを内側
に押し込み、外部操作部材18と案内孔11dの嵌合を
解除することが可能になるので、外部操作部材18の取
り外しも容易になる。
【0039】外部操作部材18の内面は摩擦抵抗が低
く、耐磨耗性の高い内面板19によって構成され、この
内面板19が動作部材14の外端部14bに当接してい
るので、動作部材14はスムーズに内面板19の湾曲形
状に対して摺動する。内面板19としては、金属、合成
樹脂等の如何なる材質のものであっても構わないが、摩
擦抵抗が小さく、耐磨耗性の高いものであることが好ま
しい。また、外部操作部材18の内面は上記のように滑
らかに湾曲していることが、動作部材14との摺動性を
高め、滑らかな操作感を得るために望ましい。さらに、
動作部材14の外端部もまた図示例のように凸曲面状に
構成されていることが、外部操作部材18との摺動性を
高め、滑らかな操作感を得るために望ましい。尚、摺動
性を向上するために前記動作部材14外端部に硬球を埋
め込む等の構成を採用しても良い。
【0040】[第2実施形態]次に、図3乃至図5を参
照して、本発明に係る第2実施形態について詳細に説明
する。図3は、本実施形態の腕時計における本体30を
示す概略縦断面図である。図3に示すように、腕時計の
本体30は、胴31、表示窓32、裏蓋33を備え、そ
の内部にムーブメントや電池などが内蔵されている。胴
31には、第1実施形態と同様に、貫通孔31a、凹部
31b、案内溝31c、案内孔31dが形成されてい
る。貫通孔31aには動作部材34が挿入され、その貫
通方向に出没動作可能に構成されている。動作部材34
の外周部には円筒状のパッキン35が装着され、動作部
材34と胴31との間の密閉性が確保されている。動作
部材34の内端部34aは接点バネ1と対向し、その先
に回路基板に設けられた接点部2が設けられている。内
端部34aには、貫通孔31aの内部開口縁に係合する
ように構成された止め輪34dが嵌装されている。ま
た、動作部材34の外端部34bと胴31の壁面との間
には第1実施形態と同様のコイルバネ等からなる弾性部
材37が圧縮状態で収容されている。
【0041】外部操作部材38は、全体として第1実施
形態とほぼ同様の形状を有し、第1実施形態と同様に、
その内面上に内面板39が固定され、この内面板39に
は動作部材34の外端部34bが弾性部材37の弾性力
によって圧接されている。また、外部操作部材38は、
その表面側突起部38aが案内溝31cに嵌合し、裏面
側突起部38bが案内孔31dの内部開口縁に嵌合し
て、胴31に対して図3の紙面と直交する方向に摺動自
在に取付けられている。外部操作部材38の内面上には
第1実施形態と同様の内面板39が貼着されている。ま
た、外部操作部材38の裏面側の外周部分には係合リブ
38cが形成され、また、外周側の外面部分には、外部
操作部材38の外面の摩擦を増大させ、操作を容易にす
るための複数の操作リブ38dが形成されている。
【0042】図4は、本体30の胴31の平面形状を示
す平面図及び胴31に設けられた凹部31bの側面図で
ある。凹部31bには、裏面側の内壁に一対の係合溝3
1e,31fが形成されている。これらの係合溝31
e,31fは、外部操作部材38の係合リブ38cに係
脱可能に係合するように構成されている。係合溝31
e,31fと係合リブ38cとの係合状態を示すものが
図5である。
【0043】外部操作部材38は胴31の所定の外周方
向(図示左右方向)に摺動するように構成されている
が、図5(a)に示すように外部操作部材38が図示左
端に位置するときには係合リブ38cが図示左側に設け
られた係合溝31eに係合し、逆に外部操作部材38が
図示右端に位置するときには係合リブ38cが図示右側
に設けられた係合溝31fに係合するように構成されて
いる。また、上記の2つの位置間に外部操作部材38が
位置するときには、図5(b)に示すように、係合リブ
38cが設けられた部分において外部操作部材38が撓
んだ状態となる。
【0044】上記のように、胴31の係合溝31e,3
1fと、外部操作部材38の係合リブ38cとが設けら
れていることにより、外部操作部材38を図示左右に摺
動させたとき、操作者は、係合溝31e,31fと係合
リブ38cとが係合した状態と係合から脱した状態との
間の移行時に軽いクリック感を受けるので、外部操作部
材38に対する操作状態を確認することができる。ま
た、外部操作部材38の外周方向の位置が上記係合溝3
1e,31fと係合リブ38cの係合によって軽く保持
されるので、外部操作部材38が不所望に移動すること
が防止される。
【0045】なお、胴31と外部操作部材38との係合
構造は、上記構造に限らず、同様の機能を有するもので
あれば如何なる構造であってもよい。例えば、係合溝と
係合リブは上記と凹凸逆の関係で胴と外部操作部材に形
成されていてもよく、また、上記係合構造が外部操作部
材の表面側外面(図示上部)と凹部の表面側内面との間
に設けられていてもよい。
【0046】[第3実施形態]次に、図6を参照して本
発明に係る第3実施形態について説明する。この実施形
態においては、胴41に貫通孔41aが形成され、この
貫通孔41aを包含するように凹部41bが形成されて
いる。凹部41bの奥面は、図示左端から傾斜部41
c、平坦部41d、傾斜部41e、貫通孔41aの開口
を含む平坦部41f、傾斜部41g、平坦部41hが順
に形成されている。
【0047】貫通孔41aには動作部材44が挿入さ
れ、その軸線方向に移動自在に構成されている。動作部
材44にはパッキン45が装着され、動作部材44と胴
41との間の密封性を確保している。動作部材44には
胴41の内部に突出した内端部44aと、拡径した外端
部44bが設けられている。内端部44aには止め輪4
9が装着され、この止め輪49と胴41の内面との間に
圧縮状態のコイルバネ等からなる弾性部材47が配置さ
れている。この弾性部材47は、動作部材44及び後述
する外部操作部材48を胴41の内側へと引き付け、外
部操作部材48を凹部41bの奥面上に保持する機能を
有する保持手段を構成している。
【0048】尚、胴41の内部には回路基板50が設置
され、この回路基板50上には複数の端子パッド51が
形成されている。これらの端子パッド51の一つには接
点バネ52が接触している。動作部材44の内端部44
aは接点バネ52に当接し、接点バネ52を位置決めし
て所定の端子パッド51に導電接触するように規制して
いる。
【0049】動作部材44の外端部44bは、外部操作
部材48の案内溝48aに対して、外周方向(図示左右
方向)に摺動自在に、しかし動作部材44の動作方向に
は固定された状態で嵌合している。また、外部操作部材
48は、上記凹部41b内の奥面形状にほぼ合致するよ
うに傾斜部と平坦部とが交互に形成されてなる内面形状
を備えている。
【0050】図6(a)に示す状態では、動作部材44
は外部操作部材48との嵌合によって弾性部材47を押
し縮めるように外側へ突出している。この状態から、外
部操作部材48を図示右側へ移動させると、外部操作部
材48は、凹部41bの屈折した奥面、すなわち傾斜部
41c、平坦部41d、傾斜部41e、平坦部41f、
傾斜部41g、平坦部41h、に沿って図示下方へずれ
ながら移動し、図6(b)に示す位置に到達する。この
とき、動作部材44は弾性部材47の弾性力によって図
示下方へ引き付けられ、外部操作部材48とともに胴4
1の内側へ移動する。したがって、図6(b)に示す位
置では、動作部材44の内端部44aは胴41の内側に
大きく突出する。これによって、上記接点バネ52は内
側に弾性変形するので、図6(a)の状態にあるときに
接触していた端子パッド51とは別の端子パッド51に
導電接触するようになる。
【0051】本実施形態においては、外部動作部材48
が外周方向には動作部材44に対して摺動自在に構成さ
れ、動作方向には固定されているので、胴41に対して
外部操作部材48が案内されながら外周方向に移動する
と、動作部材44は、弾性部材47の弾性力に基づき、
外部操作部材48と胴41との当接位置の変化に応じて
動作方向に移動する。
【0052】尚、本発明の操作部構造及びこれを用いた
携帯型電子機器は、上述の図示例にのみ限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記各実
施形態では、外部操作部材は腕時計の本体の側面部に取
付けられているが、外部操作部材の取付位置は特に限定
されるものではなく、例えば本体の表面側に取付けられ
ていてもかまわない。
【0053】また、上記実施形態では電気的接点構造を
開閉するための操作部として構成されているが、動作部
材の動作方向への動作によって内部構造がどのように駆
動されるものであってもよく、例えば、動作部材が時刻
修正を行う機構を機械的に駆動するように構成されたも
のであっても構わない。
【0054】さらに、上記凹部は第1実施形態及び第2
実施形態においては2段の穴形状を有しているが、凹部
形状は特に限定されるものではなく、例えば3段以上に
構成されていても構わない。
【0055】また、上記の外部操作部材はスライド動作
のみを行うように構成されているが、例えば外部操作部
材を引き出すことによって回転可能になり、その回転操
作によって別の機能(時刻修正機能など)が実現される
ように構成されていても構わない。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
以下の効果を得ることができる。
【0057】誤操作等により移動し難く、所定位置に
保持する構造を容易に設けることができる外部操作部を
構成できる。
【0058】簡易な構造であるために小形化や薄型化
が可能であり、組立が容易になるために製造コストも低
減できる。
【0059】本体の防水性を容易に確保することがで
きる。
【0060】本体からの操作部の突出量を低減できる
ので、デザイン上の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作部構造及び携帯型電子機器
(腕時計)の第1実施形態の要部構造を示す部分拡大縦
断面図である。
【図2】第1実施形態の要部構造を示す部分拡大横断面
図(a)及び(b)である。
【図3】本発明に係る操作部構造及び携帯型電子機器
(腕時計)の第2実施形態の本体構造を示す拡大縦断面
図である。
【図4】第2実施形態の胴の構造を示す平面図である。
【図5】第2実施形態の要部構造を示す外面図(a)及
び(b)である。
【図6】本発明に係る第3実施形態の要部構造を示す部
分拡大縦断面図(a)及び(b)である。
【符号の説明】
10,30 (腕時計の)本体 11,31,41 胴 11a,31a,41a 貫通孔 11b,31b,41b 凹部 11c,31c 案内溝 11d,31d 案内孔 12,32 表示窓 13,33 裏蓋 14,34,44 動作部材 14d,34d,49 止め輪 15,35,45 パッキン 16 スリーブ 17,37,47 弾性部材 18,38,48 外部操作部材 19,39 内面板 31e,31f 係合溝 38c 係合リブ 38d 操作リブ 41c,41e,41g 傾斜部 41d,41f,41h 平坦部 50 回路基板 51 端子パッド 52 接点バネ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の外表面に沿った外周方向に移動可
    能に取付けられた外部操作部材と、該外部操作部材の内
    側において前記本体に対して前記外周方向と交差する動
    作方向に移動可能に設けられた動作部材とを有し、 前記動作部材の外端部が前記外部操作部材に係合し、前
    記外部操作部材の前記外周方向への移動に従って前記動
    作部材が前記動作方向に移動するように構成されている
    ことを特徴とする操作部構造。
  2. 【請求項2】 前記動作部材の外端部が前記外部操作部
    材の内面に当接し、該内面は、前記外周方向の異なる位
    置にある内面部分を前記動作方向の異なる位置に備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の操作部構造。
  3. 【請求項3】 前記外部操作部材の内面は、前記外周方
    向に沿って前記動作方向に湾曲し若しくは屈折している
    ことを特徴とする請求項2に記載の操作部構造。
  4. 【請求項4】 前記本体には、前記外部操作部材を案内
    するための前記外周方向に伸びる案内構造を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の操作部構造。
  5. 【請求項5】 前記案内構造は、前記外周方向の異なる
    位置にある案内部分を前記動作方向の異なる位置に備え
    ていることを特徴とする請求項3に記載の操作部構造。
  6. 【請求項6】 前記案内構造は、前記外周方向に沿って
    前記動作方向に湾曲し若しくは屈折していることを特徴
    とする請求項5に記載の操作部構造。
  7. 【請求項7】 前記動作部材は前記本体の壁面を貫通
    し、前記動作方向が前記動作部材の貫通方向であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
    載の操作部構造。
  8. 【請求項8】 前記外部操作部材の前記内面は、基材の
    内面上に取付けられた別素材の表面で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
    記載の操作部構造。
  9. 【請求項9】 前記動作部材の前記外端部が前記外部操
    作部材の内面に圧接されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項8のいずれか1項に記載の操作部構造。
  10. 【請求項10】 前記動作部材の外端部が前記外部操作
    部材に対して前記外周方向に移動可能で、かつ、前記動
    作方向に固定されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項9のいずれか1項に記載の操作部構造。
  11. 【請求項11】 前記外部操作部材は、前記本体の前記
    外表面に設けられた凹部に嵌合した状態で前記外表面に
    沿って摺動可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の操作部構
    造。
  12. 【請求項12】 前記凹部には、前記外部操作部材の外
    周方向に沿って伸びる案内段差が形成され、前記外部操
    作部材には、該案内段差に対して前記外周方向に移動可
    能に嵌合する突起部が設けられていることを特徴とする
    請求項11に記載の操作部構造。
  13. 【請求項13】 前記案内段差は、前記外部操作部材が
    移動する方向と直交する幅方向両側にそれぞれ形成され
    ていることを特徴とする請求項12に記載の操作部構
    造。
  14. 【請求項14】 前記案内段差は、前記凹部の内外にそ
    れぞれ開口を有する貫通スリットにより形成されている
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の操
    作部構造。
  15. 【請求項15】 前記貫通スリットが両開口間において
    一定の断面形状を有することを特徴とする請求項14に
    記載の操作部構造。
  16. 【請求項16】 前記外部操作部材が既定位置にあると
    きに、前記外部操作部材と前記本体とが係合する係脱可
    能な係合構造が設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項15のいずれか1項に記載の操作部構造。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至請求項16のいずれか1
    項に記載の操作部構造を有することを特徴とする携帯型
    電子機器。
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