JP2005265754A - 腕時計 - Google Patents

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    • G04B37/14Suspending devices, supports or stands for time-pieces insofar as they form part of the case
    • G04B37/1486Arrangements for fixing to a bracelet

Abstract

【課題】 バンドを時計外装組立に容易に着脱できる腕時計を提供することにある。
【解決手段】 時計外装組立のバンド連結部11に、この連結部の裏面11a及び端面11bに夫々開放するとともに端面11bの開放端より奥が広く形成された連結溝12と、この溝に開放する係止溝15とを夫々設ける。連結溝12と合致した形状をなして連結溝12に着脱自在に嵌合される嵌合部21を、バンド連結部11に着脱されるバンド3の端部に設ける。嵌合部21が連結溝12に嵌合された状態で係止溝15に向かい合う対向面21bから出没して係止溝15に挿脱される係止部材29を嵌合部21に取付ける。嵌合部21が連結溝12に嵌合された状態でバンド連結部11の裏面11aに露出する嵌合部21の露出面に配置される操作部26を有する係脱操作体25を嵌合部21に取付ける。係脱操作体25に係止部材29を連結する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、時計外装組立にバンドが着脱自在に連結された腕時計に関する。
従来、バンドは、その端部に設けた軸挿通部に挿通されたばね棒を用いて、時計外装組立に着脱自在に取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、ばね棒は、その両端に可動ピンを有し、これら可動ピンを互いに離れる方向に付勢するコイルばねを内蔵してなる。このばね棒の一方の可動ピンを時計外装組立の対をなすかん足に夫々設けられた止孔の一方に挿入した後、他方の可動ピンを他方の止孔に挿入することによって、バンドが時計外装組立に取付けられる。この逆に、可動ピンに設けた鍔からなる係合部に専用の工具を引っ掛けて、可動ピンをコイルばねに抗して動かして、このピンを止孔から引き出すことにより、バンドを時計外装組立から取外すことができる。
又、従来、バンド交換を容易にするために、スリット付きの挿嵌孔をバンドのエンドピースに設け、この挿嵌孔に、スリットに通される引具を有したばね棒を挿入して固定し、このばね棒を介してバンドを時計外装組立に着脱自在に取付けた腕時計が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
この特許文献2の腕時計で、時計外装組立にバンドを取付けるには、まず、時計外装組立の対をなす脚杆(かん足)に夫々設けられた止孔の一方に、ばね棒が有した一端の固定ピンを挿入する。次に、ばね棒のばねで付勢されている他方の可動ピンを引具によってばね棒の他端から引っ込めて、エンドピースを前記一対の脚杆(かん足)間に配置する。最後に、引具の拘束を外して前記可動ピンを他方の止孔に挿入することによって、バンドを時計外装組立に取付ける。この逆に、前記一対の脚杆(かん足)間で引具を操作して、可動ピンを前記他方の止孔から引き出すとともにばね棒の他端から引っ込めてから、前記一方の止孔から前記固定ピンを引抜くことにより、バンドを時計外装組立から外すことができる。
特開平11−127921号公報(段落0009、図1−図4) 特開平11−146804号公報(段落0005−0008、図1−図2)
特許文献1では、バンドを時計外装組立に着脱する際に、時計外装組立の対をなすかん足間のスペース、つまり、かん股の中でも、ばね棒の大径軸部の軸端とこれに至近距離で対向しているかん足との間の限定された僅かな隙間内で作業をしなくてはならず、かん足が邪魔となって、バンドを着脱するための操作性が悪い。しかも、この着脱操作では、時計用ドライバやピンセットなどの専用工具が必要であり、こうした事情から一般使用者が手軽に時計外装組立に対してバンドを着脱することは困難である。
特許文献2では、バンドを時計外装組立に着脱する際に、かん股の中でも、ばね棒の大径軸部とかん足との間の限定された僅かな隙間ではないが、かん股の奥の面とこの面に至近距離で対向しているバンドのエンドピースとの間の細長い隙間内で、作業をしなくてはならない。このため、ばね棒に引具を設けたことである程度の作業上の改善は認められるものの、作業空間が時計外装組立により規定されて狭いことには変わりがなく、かん股の奥の面が邪魔となって、バンドを着脱するための操作性がよくない。
本発明の目的は、バンドを時計外装組立に容易に着脱できる腕時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、時計外装組立のバンド連結部に、この連結部の表面又は裏面及び端面に夫々開放するとともに前記端面の開放端より奥が広く形成された連結溝と、この連結溝に開放する係止溝とを夫々設け、前記連結溝に着脱自在に嵌合される嵌合部を、前記バンド連結部に着脱されるバンドの端部に設け、前記嵌合部が前記連結溝に嵌合された状態で前記係止溝に向かい合う対向面から出没して前記係止溝に挿脱される係止部材を前記嵌合部に取付け、前記嵌合部が前記連結溝に嵌合された状態で前記バンド連結部の裏面又は表面に露出する前記嵌合部の露出面に配置される操作部を有する係脱操作体を前記嵌合部に取付け、前記係脱操作体に前記係止部材を連結したものである。
この発明では、バンドの端部に設けた嵌合部をバンド連結部の連結溝に厚み方向に沿って嵌合してから、嵌合部に取付けた係脱操作体の操作部を操作して、係脱操作体に連結された係止部材を、バンド連結部の係止溝に入り込ませることで、バンドを時計外装組立に取付けることができる。又、この逆の手順でバンドを時計外装組立から外すことができる。こうしたバンドの着脱において、連結溝と嵌合部とは形状が大きいので、互いの嵌め合わせ及びその解除が容易である。しかも、バンド連結部に対する嵌合部の着脱はこれらの厚み方向に沿ってできる。加えて、係脱操作体の操作部が、バンド連結部の裏面又は表面に露出した嵌合部の露出面に配置されているので、操作部を操作する際に、時計外装組立のバンド連結部が邪魔となることがなく、広い作業空間で操作部を操作できる。
又、本発明の好ましい形態では、前記係止溝と、前記係脱操作体と、前記係止部材とを夫々複数設けている。この発明では、複数箇所では係止溝に係止部材を入り込ませて、バンド連結部にバンドの嵌合部を係止できるので、バンドの取付け状態をより安定させることが可能である。
又、本発明の好ましい形態では、前記係止部材の厚みを前記バンド連結部の厚み方向に沿う前記係止溝の寸法より大きくするとともに、前記係止部材の縁部の表裏両面にテーパを設けて、この縁部を先細に形成している。この発明では、バンド連結部、係止溝、バンドの嵌合部、係脱操作体、及び係止部材の部品寸法や位置等にばらつきがあっても、係止部材を係止溝に確実に入り込ませて、バンドを時計外装組立に取付けることができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記バンド連結部が前記嵌合部を表側から覆うカバー部位を有している。この発明では、腕時計を人体の腕に装着した時に、連結溝及び嵌合部並びに操作部の視認を、これらを覆い隠すバンド連結部のカバー部位で防止できるので、腕時計の外観を好ましいものとできる。
本発明によれば、バンドを時計外装組立に対して着脱する際に、時計外装組立が邪魔となって作業空間が限定されないので、容易にバンドを着脱できる腕時計を提供できる。
図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示す腕時計1は、時計外装組立2にバンド3を取付けている。時計外装組立2は、例えば金属製の胴5の表面に文字板を視認させる透明部材例えばガラス6を装着するとともに、胴5の裏面に図示しない裏蓋を着脱可能にねじ込んだ構成を備えている。この時計外装組立2内には、文字板及び図示しない時計ムーブメント等が収容されている。
時計外装組立2の胴5は、文字板の6時及び12時側に対応するバンド連結部11を一体に有しており、これらバンド連結部11の夫々には後述のようにバンド3が着脱可能に取付けられている。バンド3は、胴5と同じ材料、例えば胴5と同じ金属製であって、複数のバンド駒3aを図示しない棒状の駒連結部材を介して連結されている。隣接するバンド駒3aは駒連結部材を中心に回動可能に連結されている。バンド駒3aには、胴5と同じ金属、好ましくは色調を同じにした金属を用いるとよい。なお、図1中符号3bはバンド3のフック受けを示し、符号3cはフック受け3bに係脱自在なバンド3のフックを示している。人体の腕へのバンド3の巻き付け状態で、フック3cをフック受け3bに係止させることにより、腕へのバンド3の巻き付け状態が保持される。
バンド駒3aの内で、時計外装組立2側の端部に位置するバンド駒3Aは、他のバンド駒3aとは異なり嵌合部21を有してバンド連結部11に着脱自在に接続される連結駒として機能する。
次に、バンド連結部11及び嵌合部21等を備えて、バンド3を時計外装組立2に着脱するための構成を説明する。
図2〜図6に示すようにバンド連結部11には連結溝12と係止溝15とが夫々設けられている。図4及び図6に示すようにバンド連結部11は、例えば表側に位置するカバー部位11cを有している。
連結溝12は、バンド連結部11の裏面11a及び端面11bに夫々開放して設けられている。連結溝12の奥部は、前記端面11bに開放された連結溝12の開放端よりも広く形成された形状をなし、例えばバンド連結部11を裏側から見た場合に略T字状に形成されている。図3中符号Aはバンド連結部11の前記開放端の幅を示し、Bはバンド連結部11の奥部の幅を示している。更に、図3及び図5中符号12aは前記端面11bと平行な連結溝12の奥面を示しており、12bは連結溝12の広がった奥部の一部を画する面であって、この面12bは例えば奥面12aと平行である。
係止溝15は連結溝12に臨んでバンド連結部11に形成されている。この係止溝15は、平面視弦月形状をなしており、その形状の弦に相当する部分を例えば奥面12aに開放させて設けられている。
バンド駒3Aの嵌合部21は、連結溝12と合致した形状例えば略T字状をなしていて、この連結溝12にバンド連結部11の厚み方向に沿って着脱自在に嵌合できる。なお、図3及び図5中符号21aは嵌合部21の張出し部を示している。この張出し部21aは、互いに平行な奥面12aと面12bとの間に着脱自在に嵌合される。又、図3〜図6中符号21bは、嵌合部21が連結溝12に嵌合された状態で、係止溝15が開放された連結溝12の奥面12aと至近距離で向かい合う対向面を示している。
嵌合部21にはその対向面21bに開放する例えば半円形状の逃げ穴22が形成されている。更に、嵌合部21が連結溝12に嵌合された状態で、連結溝12外に露出する嵌合部21の一面、具体的には本実施形態では嵌合部21の裏面には、例えばU時形状をなす凹部23が形成されている。
嵌合部21には、係脱操作体25と係止部材29とが取付けられている。係脱操作体25は、操作部26と軸27とからなる。
軸27は、凹部23の底壁を貫通し逃げ穴22に達していて、嵌合部21に例えば回転可能に取付けられている。操作部26は、例えば円形であって、その中央部を軸27に連結して、凹部23に収容されている。操作部26は係止部材29を例えば回転運動により往復移動させるための部材である。この操作部26は、好ましい例として、時計用ドライバーやピンセット等の専用の工具を用いることなく、日常的に普及している物品(例えば硬貨、ねじ回し用ドライバー等)を使用して回転操作できるように硬貨の縁部が入り込むことが可能な溝26aを有している。
軸27の逃げ穴22に位置する部分は断面角形に形成されていて、この部分には長円状の平板からなる係止部材29の長手方向一端部が連結されている。係止部材29は、操作部26を回転させることによって、図5及び図6に例示するように逃げ穴22内に没入する没入位置と、図3及び図4に示すように自由端部が対向面21bから突出して係止溝15に食い込む突出位置とにわたって移動される。
図4及び図6に示すように係止部材29の板厚は、係止溝15の高さ(バンド連結部11の厚み方向に沿う寸法)より厚い。この係止部材29の縁部の内、少なくとも前記自由端部の縁部29aの表裏両面には夫々テーパが設けられている。これにより、縁部29a(図4参照)は先細に形成されている。
バンド3は以下の手順で時計外装組立2に取付けられる。
まず、時計外装組立2を裏返しにした状態で、上方に向けて開放するバンド連結部11の連結溝12に対しその上方からバンド駒3Aの嵌合部21を嵌め込む。この嵌め込みは係止部材29を逃げ穴22内に没入させた状態で実施する。嵌合部21が連結溝12に嵌合された状態を図5及び図6に示す。
次に、硬貨などの物品を用いて係脱操作体25を図5中反時計回りに略90°回転させる。これにより、係止部材29が逃げ穴22から突出してこの逃げ穴22に至近距離で対向している係止溝15に食い込みながら嵌挿して、バンド連結部11に嵌合部21が固定される。こうしてバンド3が時計外装組立2に取付けられた状態を図3及び図4に示す。
バンド3が取付けられた状態では、連結溝12の奥面12aとこれに至近距離で対向している嵌合部21の対向面21b、及びバンド連結部11の端面11bとこれに至近距離で対向するバンド駒3Aの肩面3d(図3から図6参照)等によって、バンド3は図3及び図5中矢印C方向の動きを規制される。そして、至近距離で対向している連結溝12の面12bと嵌合部21の張出し部21aとの引っ掛かりによって、バンド3は図3及び図5中矢印D方向の動きを規制される。このようにバンド3は文字板の6時−12時を結ぶ方向に沿う動きを規制される。
又、互いに嵌合された連結溝12と嵌合部21との至近距離で対向している幅方向の面により、バンド3は文字板の3時−9時を結ぶ方向(図3及び図5中矢印E方向及び矢印F方向)に沿う動きを規制される。更に、嵌合部21を覆っているバンド連結部11のカバー部位11cによって、バンド3の嵌合部21が上方(図4及び図6中矢印G方向)へ動くことも規制される。しかも、係止部材29が係止溝15に嵌挿されて引っ掛かっていることによって、バンド3の嵌合部21が下方(図4中矢印H方向)へ動くことも規制される。
その上、既述のように係脱操作体25の回転操作により係止部材29は係止溝15に食い込んで嵌挿されるので、この挙動に伴ない嵌合部21の張出し部21aが連結溝12の面12bに密接される。これにより、連結溝12に嵌合された嵌合部21のがたつきが抑制される。これとともに、バンド駒3Aが嵌合部21の張出し部21aを支点としてバンド連結部11の裏側にかしぐような外力を受けた場合に、既述のように至近距離で対向している奥面12aと対向面21b、端面11bと肩面3d、及び面12bと張出し部21aとが、夫々の個所で競り合って、バンド連結部11に対する嵌合部21のかしぎ運動が抑制される。この結果、係止溝15への係止部材29の嵌挿状態が維持される。
したがって、バンド連結部11に対してバンド3の嵌合部21が、6時−12時を結ぶ方向に沿う動き、3時−9時を結ぶ方向に沿う動き、及びバンド連結部11の厚み方向に沿う動きを、いずれも規制された状態に、バンド連結部11に取付けられたバンド3を保持することができる。
バンド3は以下の手順で時計外装組立2から取外すことができる。
まず、時計外装組立2を裏返しにした状態で、上方に向けて露出したバンド駒3Aの嵌合部21の上方から硬貨などの物品を用いて係脱操作体25を図3中反時計回りに略90°回転させる。これにより、図5及び図6に示すように係止部材29が係止溝15から外れて、バンド連結部11に対する嵌合部21の固定が解除されるとともに、係止部材29が逃げ穴22内に収容される。次に、バンド3の嵌合部21をバンド連結部11の連結溝12の上方に引き外す。これにより、バンド3を時計外装組立2から外すことができる。
ところで、連結溝12と嵌合部21との形状は、従来のばね棒のピンとこれが挿脱される小穴に比較して遥かに大きい。このため、以上説明した時計外装組立2に対するバンド3の着脱操作において、連結溝12と嵌合部21とを互いに嵌め合わせる操作、及びこの嵌め合わせを解除して互いに分離する操作がし易い。その上、連結溝12への嵌合部21の着脱に際して、ばね棒を用いた場合のようにばねの付勢力に抗しながら作業をする必要がないだけではなく、バンド連結部11及び嵌合部21の厚み方向に沿って作業ができる。加えて、係脱操作体25の操作部26が、バンド連結部11の裏面に露出した嵌合部21の露出面に配置されているので、操作部26を回転操作する際に時計外装組立2のバンド連結部11が邪魔となることがなく、広い作業空間で操作部26を操作できる。
したがって、この腕時計1ではバンド3を時計外装組立2に容易に着脱できる。これにより、腕時計1を生産する上での組立て作業性を向上できる。
しかも、以上説明したバンド3の着脱において、操作部26は、専用工具を必要とせずに硬貨などを用いて簡単に回転操作できるので、腕時計1の使用者においても既述のバンド着脱操作を簡単に行うことができる。このため、嵌合部21を共通の構成として有し、かつ、互いの色や形状などが異なった種々のデザインのバンド3を予め用意して置くことにより、使用者は用意されたバンド群の中から任意のバンドを選択して、それを時計外装組立2に取付けて使用することが可能となる。このように所望のバンドを時計外装組立2に適時簡易に交換できることにより、共通の時計外装組立2と選択されたバンド3との組合せによって、腕時計1の意匠を種々に異ならせて使用することが可能である。
又、係止部材29は係止溝15より厚く、その縁部29aが表裏両面のテーパにより先細に形成されているので、バンド連結部11、係止溝15、バンド3の嵌合部21、係脱操作体25、及び係止部材29等の部品寸法や位置等にばらつきがあっても、係止部材29を係止溝15に確実に入り込ませることができる。これにより、バンド3を時計外装組立2に確実に取付けることができる。
又、バンド連結部11はこれに取付けられたバンド3の嵌合部21を表側から覆うカバー部位11cを有している。このため、腕時計1を人体の腕に装着した時に、連結溝12及び嵌合部21並びに操作部26の視認を、これらを覆い隠したカバー部位11cで防止でき、腕時計1の外観を好ましいものとできる。しかも、図1及び図2に示すようにバンド連結部11とバンド駒3Aとが見かけ上一体的に連続するように設けられる点でも、外観上好ましい。
図7は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は、基本的には第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる構成を説明する。
第2実施形態では、嵌合部21が嵌合されていない状態では対向する連結溝12の溝側面12cを、これらの相互間隔が端面11bに近づくに従い次第に狭くなるテーパ面とすることにより、連結溝12をいわゆるあり溝状構造、言い換えれば、入り口より奥が広いほぞ穴としている。これにより、連結溝12をその奥部が端面11bに開放された開放端よりも広く形成された形状としている。更に、係止溝15は、複数例えば一対の溝側面12cに開放して夫々設けられている。
バンド駒3Aの嵌合部21は、連結溝12の形状に合致して根元がくびれた凸部形状をなし、いわゆるありほぞ形状に作られている。嵌合部21が連結溝12に嵌合された状態で、溝側面12c及び係止溝15に至近距離で対向する対向面21cは、嵌合部21のテーパを有した一対の面からなる。嵌合部21には係止溝15の数に対応して複数例えば一対の係脱操作体25が取付けられている。これらの係脱操作体25の係止部材29は、前記対向面21cから突没して係止溝15に個別に挿脱される。
以上説明した点以外は、図7に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。したがって、この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、バンド3を時計外装組立2に対して着脱する際に、時計外装組立2が邪魔となって作業空間が限定されることがないので、容易にバンド3を着脱できる腕時計1を提供できる。しかも、複数箇所の係止溝15に係止部材29を夫々入り込ませて、バンド連結部11にバンド3の嵌合部21を係止できるので、バンド3の取付け状態をより安定させることが可能である。
なお、本発明は前記両実施形態には制約されない。例えば、本発明において、操作部26が回転操作される構成においては、係止部材29を偏心円板として、その中心か外れた偏心位置に係脱操作体25の軸27を連結してもよい。又、操作部26の回転操作に伴い溝26aの一端が位置合わせされる点や線等の刻印を、操作部26の周囲に設けて、この刻印を、係脱操作体25の回転操作により動かされる係止部材29の位置が視覚的に分かるようにするための目安とすることができる。
又、本発明は回転操作される係脱操作体に代えて次の構成を採用することも可能である。例えば、対向面21b又は対向面21cから突没できる係止部材29を、この往復移動をガイドするように形成された逃げ穴22にスライド可能に収容するとともに、この係止部材29を、逃げ穴22に収容したばね等の付勢体で、対向面21b又は対向面21cから突出する方向に付勢する。このため、操作部26を介して係止部材29を付勢体に抗して逃げ穴22に没入させることにより、この係止部材29を係止溝15から外して、バンド連結部11からのバンド3の取外しを可能とすることができる。そして、操作部26への操作力を解放することにより、付勢体の付勢力で係止部材29を突出させて係止溝15に入り込ませて、バンド連結部11にバンド3を取付けることができる。
又、本発明において、係止部材29の縁を先細とすることに代えて、係止溝15をその開口端から奥に向かうに従い次第に狭めるとともに、係止溝15の開口端の高さ寸法よりも係止部材29の厚みを狭くすることも可能である。
又、バンド連結部11のカバー部位11cは、互いに嵌合された連結溝12と嵌合部21とを、バンド連結部11の裏面側から覆うように設けてもよい。この場合、腕時計1を裏返しにすることなくバンド3を着脱することができる。
本発明の第1実施形態に係る腕時計を示す平面図。 図1の腕時計のバンド連結部まわりを示す平面図。 図1の腕時計のバンド連結部まわりを連結状態で示す裏面図。 図3中F4−F4線に沿って示す断面図。 図1の腕時計のバンド連結部まわりを連結解除状態で示す裏面図。 図5中F6−6線に沿って示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計のバンド連結部まわりを連結状態で示す裏面図。
符号の説明
1…腕時計
2…時計外装組立
3…バンド
3A…バンド駒
11…バンド連結部
11a…バンド連結部の裏面
11b…バンド連結部の端面
11c…バンド連結部のカバー部位
12…連結溝
15…係止溝
21…嵌合部
21b、21c…嵌合部の対向面
22…逃げ穴
25…係脱操作体
26…操作部
26a…操作部の溝
27…軸
29…係止部材
29a…係止部材の縁

Claims (4)

  1. 時計外装組立のバンド連結部に、この連結部の表面又は裏面及び端面に夫々開放するとともに前記端面の開放端より奥が広く形成された連結溝と、この連結溝に開放する係止溝とを夫々設け、
    前記連結溝に着脱自在に嵌合される嵌合部を、前記バンド連結部に着脱されるバンドの端部に設け、
    前記嵌合部が前記連結溝に嵌合された状態で前記係止溝に向かい合う対向面から出没して前記係止溝に挿脱される係止部材を前記嵌合部に取付け、
    前記嵌合部が前記連結溝に嵌合された状態で前記バンド連結部の裏面又は表面に露出する前記嵌合部の露出面に配置される操作部を有する係脱操作体を前記嵌合部に取付け、
    前記係脱操作体に前記係止部材を連結した腕時計。
  2. 前記係止溝と、前記係脱操作体と、前記係止部材とを夫々複数設けた請求項1に記載の腕時計。
  3. 前記係止部材の厚みを前記バンド連結部の厚み方向に沿う前記係止溝の寸法より大きくするとともに、前記係止部材の縁部の表裏両面にテーパを設けて、この縁部を先細に形成した請求項1又は2に記載の腕時計。
  4. 前記バンド連結部が前記嵌合部を表側から覆うカバー部位を有している請求項1から3の内のいずれか1項に記載の腕時計。
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