JP2009011525A - 装身具用のクラスプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 着脱が容易であり、装着時に外れにくくなおかつ多様なデザインを行うことが可能であるクラスプを提供する。
【解決手段】 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、を有する係止具と、前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、から構成された装身具用のクラスプは前記押しボタンと前記係止具の外側表面と実質的に同一の面あるいはデザイン面を形成している
【選択図】 図1

Description

本発明は装身具用のクラスプに関する。より詳しく述べると、クラスプ本来の機能を有しつつデザイン性の高い装身具用のクラスプに関する。
装身具用のクラスプとは、ネックレス、ブレスレット、アンクレット等の環状装身具の留め具を意味しており、そのうち弾性力を利用した係止手段を用いるものが数多く開発されている。
例えば、本出願人が出願した特許文献1の場合、図12(a)、(b)、(c)に示すように係止具123にはその周面に係止溝123aが形成されている。留め金具本体122は、係止具123が挿脱可能な円筒形状の受入れ部材125と、この受入れ部材125の長軸に対して垂直方向に移動する係止部材126と、コイルバネ127aと、コイルバネ127aを収容するバネ収容部材127を有している。係止部材126は図11(c)に示されるように略U字形状をしており、この係止部材126を上下に摺動させ得るように受入れ部材125の外周は肉厚範囲内で平面状に削られている。また、係止部材126の底部である係止部126cが受入れ部材125内部に突出できるように、受入れ部材125には切欠が施されている。係止具123が挿入されていないときは係止部材126はコイルバネ27aの付勢力により上方向に押上げられており、受入れ部材125の切欠部に係止部126cが当接している状態にある。係止具123を挿入すると、その外周面で係止部材126の係止部126cをコイルバネ127aの弾性力に抗して押圧しながら通過し、係止溝123aが係止部126cに至った地点でコイルバネ127aにより係止部126cが係止溝123aに係止される。なお、係脱押釦126bは略U字形板126aに固着されている。
また、特許文献2には図13に示す通りコイルバネ207を中空状に形成した係脱押釦206b内に収容した構造とし、該係脱押釦206bを押圧した際、係止部材206の係止部206cの下端がケース本体204の下側面に当接することによって、係止部材206の摺動運動が規制される構造を有しているクラスプが記載されている(特許文献2)。
このように、装身具用のクラスプは、バネ等の付勢手段と押しボタンとの組み合わせにより受け入れ部材を係止して環状体を形成するものであり、特許文献1および特許文献2に代表されるこの種の方式の装身具用のクラスプは、いずれも受け入れ部材の着脱を確実に行い装着時に外れにくくする工夫を行っている。
実開平7−30730号公報(全文) 特開平09−182609号公報(全文)
しかしながら、近年、装身具自体が多様化しており、クラスプ自体にもデザイン性が求められるようになってきている。
従って、本発明の課題は、着脱が容易であり、装着時に外れにくくなおかつ多様なデザインを行うことが可能であるクラスプを提供することである。
また、本発明の別の課題は、新規形状のクラスプを提供することである。
上記課題を解決する本発明は、下記項目に関する。
(1) 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、
前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、
前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、
を有する係止具と、
前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、
から構成された
装身具用のクラスプであって、
前記押しボタンと前記係止具の外側表面と実質的に同一の面を形成していることを特徴とする装身具用のクラスプ。
なお、本発明で使用する用語「実質的に」とは、製造工程上での誤差範囲だけでなく、使用者がクラスプ本体である係止具上で押しボタンを認識する程度の凹凸を有するものも含むことを意味する。
(2) 前記開口部は、所望のデザイン性を有する形状を有しており、前記押しボタンは、前記開口部と実質的に同一の形状を有していることを特徴とする、(1)に記載の装身具用のクラスプ。
なお、本発明で使用する用語「所望のデザイン」とは、平面視して丸型、樽型、楕円形四角形などの従来の平面形状に加えて、押しボタンが、ハート型、星型、リーフ型に代表される所定の形状を含む形状であってもよいことを意味している。
(3) 前記押しボタンは、平面視して少なくとも一方の端部まで延長されて形成されていることを特徴とする、(1)または(2)に記載の装身具用のクラスプ。
(4) 前記係止具がリング状に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の装身具用のクラスプ。
(5) 前記係止具は、複数の受け入れ部材を挿脱するための複数の係止溝と、前記複数の係止溝への受け入れ部材を係脱するための1以上の押しボタンを有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の装身具用のクラスプ。
(6) 前記押しボタンは、前記係止具と所定間隔で離間されて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装身具用クラスプ。
(7) 前記係止具と前記押しボタンとは、互いに異なる素材、互いに異なる色、または両者で構成されていることを特徴とする(1)から(6)のいずれか1項に記載の装身具用のクラスプ。
(8) 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、
前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、
前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、
を有する係止具と、
前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、
から構成された
装身具用のクラスプであって、
前記押しボタンは、前記クラスプの装飾部を構成することを特徴とする装身具用のクラスプ。
(9) 前記係止具と前記押しボタンとは、互いに異なる素材、互いに異なる色、または両者で構成されていることを特徴とする(8)に記載の装身具用のクラスプ。
(10) 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、
前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、
前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、
を有する係止具と、
前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、
から構成された
装身具用のクラスプであって、
前記係止具がリング状に構成されていることを特徴とする装身具用のクラスプ。
(11) 受け入れ部材と、受け入れ部材を挿入するための挿入口と挿入した受け入れ部材を着脱するための着脱機構を有する係止具とから構成された装身具用のクラスプであって、
前記受け入れ部材は、前記挿入口に挿入するための挿入部と、着脱の際にユーザが把持するための把持部とから構成され、前記受け入れ部材が前記係止部に挿入された際にクラスプの形状を構成することを特徴とする装身具用のクラスプ。
(12) 前記受け入れ部材は、前記係止具への着脱用の押しボタンを有していることを特徴とする(11)に記載の装身具用のクラスプ。
(13) 前記係止具の挿入口は、前記受け入れ部材の係止部の挿入に伴って前記受け入れ部材の方向を規制し、前記挿入部が完全に挿入された際に前記係止部が前記係止具に係止されなおかつ前記係止具と前記受け入れ部材とでクラスプの形状を構成することを特徴とする(11)または(12)に記載の装身具用のクラスプ。
本発明によると、クラスプの押しボタンと係止具のデザインを見た目で一体化することが可能であるので、装身具用のクラスプ自体に種々のデザインを付与することが可能である。
また、(11)から(13)によると、デザインと実質的に一体感を有しておりかつ新規機構を有するクラスプが提供される。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る装身具用のクラスプについて図1および図2に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のクラスプを示す概略図であり、図2(a)〜(d)は、本発明の第1実施形態のクラスプの平面図であり、そして図3は、本発明の第1実施形態のクラスプを示す正面図である。
図1に示す通り、本発明のクラスプは受け入れ部材2を挿脱するための挿入口11と、
開口部12と、開口部12に挿入され、受け入れ部材2を着脱するための付勢手段13と係脱用の押ボタン14と押しボタンと一体成形されたあるいは別体として形成された着脱機構15とから構成された係止具1と、前記係止具に挿脱する受け入れ部材2と、から主として構成されている。
そして、挿入口11から受け入れ部材2を完全に挿入することにより、着脱機構15は受け入れ部材2を係止し、一方押しボタン14とコイルバネ等の付勢手段13を含む着脱機構15の押しボタン12を押圧することにより、挿入口11内部に設けられた着脱機構15が作動し、前記着脱機構による係止が解除される。この際に、挿入口11に挿入される部分の受け入れ部材は、着脱機構15の形式に応じて図1に示す通り係合溝を有する形状であったり、図10に示す通りに先端が鍵型になっていたりすることができる。
このような第1実施形態のクラスプは、着脱機構15、受け入れ部材2については従来公知の種々の構成をとることができ、特に限定されるものではない。例えば、本願出願人が先に出願した特許文献1、特許文献2に記載の方式をとることができる。
第1実施形態のクラスプは、図1に示す通り、従来技術のこの種の着脱機構を有するクラスプにおいて、着脱機構15を構成する押しボタンが、係止具1の開口部12から突出して設けられていたのに対して、第1実施形態のクラスプでは開口部12が設けられた表面と押しボタン14の面が実質的に同一の面(同一平面または同一曲面)を形成している点である。
なお、本発明で使用する用語「実質的に同一平面」とは、製造工程上での誤差範囲だけでなく、見た目が同一平面または同一の局面を形成していれば特に限定されず、使用者がクラスプ本体である係止具上で押しボタンを認識する程度の凹凸を有するものも含んでもよい。この場合には、使用者にクラスプの押しボタン14を認識するために押しボタンがクラスプ全体の美観を損ねない程度若干の突起を有していることが好ましい。
このように、押しボタン14と係止具1の開口部11側面を実質的に同一の面で形成する場合には、例えば図2(a)〜図2(d)に示すような形態をとることができる。
すなわち、図2(a)に示す通り、係止具1を平面視して、係止具1のいずれかの方向(図中a方向)の内側に押しボタン14(開口部11)を形成することができる。
また、図2(b)、図2(c)に示す通り係止具1を平面視して、係止具1のいずれかの方向(図中a方向)のいずれか一方(図2(b)または両方の端部までに亘って押しボタン14および前記開口部が設けられている。
この場合、図3に示すように押しボタン図2(a)に示す実施形態と比較して押しボタンが露出している表面積が大きくなるので好ましい。
また、図2(d)に示す通り、押しボタン15および対応する開口部12は平面視して所定のデザインを施した形状とすることができる。
すなわち、第1実施形態のクラスプは、従来この種のクラスプで使用されてきた、丸型、楕円形、樽型、四角形などの平面形状に加えて、図2(d)に示すハート型、星型、など押しボタン14として機能する形状であれば特に限定されるものではない。その他キャラクターなどをかたどった平面形状を有する押しボタンであってもよい。
また、第1実施形態において、クラスプ本体である係止具1と、押しボタン14とを異なる素材により構成することも本発明の範囲内である。
すなわち、係止具1と押しボタン14との素材を変えて、素材の質感により、使用者に押しボタンを構成することができる。
この際に係止具1に使用できる素材は当該技術分野に公知の素材のなかから適宜選択される。より具体的には、真鍮、金、銀、鉄、ステンレス等の各種金属類、これらの金属にメッキを施したもの等を係止具の素材として使用することができる。
一方、押しボタン14に使用できる素材とは、係止具1と同様の金属類から、係止具1に使用する金属とは異なる金属を選択することが一般的であるが、押しボタン14として、前記金属類に加えて、樹脂等のプラスチック素材、セラミック類など押しボタンとして加工可能であるものを使用することもできる。
更に、第1実施形態において、クラスプ本体である係止具1と、押しボタン14とを異なる色で構成することも本発明の範囲内である。すなわち、異なる素材を用いることにより係止具1と押しボタン14との配色を変化させるだけでなく、メッキ、着色等により係止具1と押しボタン14との配色を変化させることも本発明の範囲内である。
このように構成することによって、第1実施形態に係る発明ではクラスプの本体である係止具と押しボタンを実質的に一体感を持たせることができる。しかも、例えばブレスレット用のクラスプの場合には押しボタン15を身体の接触側に設けた場合でも、受け入れ具2を挿入した状態でも誤って押しボタンが押されて係止関係が解除される可能性が少ないという効果も奏する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るクラスプを示す斜視図である。図4に示す本実施形態のクラスプは、第1実施形態のクラスプにおいて、リング状に形成されたクラスプである。
図4に示す通り、クラスプ全体を環状に構成することによって、各種装身具と一体感を持たせることができる。このような形状のクラスプは新規である。従って、本発明は、クラスプ全体がリング状に構成されているクラスプまで拡張される。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態を図5に基づいて説明する。
図5(a)、(b)は、本発明の第3実施形態に係るクラスプを示す斜視図である。
図5に示す通り、本発明のクラスプは、多連式のクラスプにも適用可能である。なお、図5(a)に示す実施形態は、押しボタン1つに対して複数の挿入口と連動するタイプのクラスプであり、図5(b)に示す実施形態は各挿入口が各々異なる押しボタンにより係止関係を持たせるタイプである。
本発明はこのようなクラスプにも対応可能である。なお。挿入口は、断面計上は丸型よりも直線を持たせて受け入れ部材を確実に係止できる構成とすることが好ましい。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態を図6〜図9に基づいて説明する。
図6から図9は各々本発明の第4実施形態に係るクラスプを示す図面である。
図6〜図8に示すように、本実施形態のクラスプは、係止具そのものにデザイン性を持たせることが可能である。
すなわち、第1実施形態から第3実施形態に記載のクラスプは、係止具1の外側表面(開口部側表面)と押しボタン14とを実質的に同一の面を形成しているのに対して、本実施形態では、係止具1通しボタン14とで所定のデザイン性を有する構成にしている。
なお、図6に示すクラスプは、クラスプ自体がデザイン性を有しており、そのデザインの一部として押しボタン14が構成されている。
なお、図6に示す実施形態では、一見してクラスプ全体の形体を構成する程度に押しボタンが形成されている範囲までが本発明でいうデザインと一体化して形成された押しボタンであることを意味する。換言すると、デザイン性を有する形状のクラスプにおいて、目立たない範囲で形成された押しボタンを有するクラスプは本発明の範囲内である。
図7に示す実施形態では、押しボタンそのものがクラスプのデザインの一部または全部を構成している例を示している。すなわち、図7(a)に示す通り、押しボタン14を四葉のクローバを模った形体に構成して、クラスプの形体の中に溶け込むように構成することもでき、あるいは図7(c)に示す通り、四葉のクローバを模ったデザインのうち少なくともいずれか1枚の葉の部分を押しボタン14とすることができる。
なお、図8に示すように本実施形態のクラスプにおいて、押しボタンを係止具の外側に設ける構成とすることも可能である。
なお、第4実施形態も、第1実施形態と同様に、係止具1と押しボタンを異なる素材、異なる配色で設けることも可能である。
(第5・第6実施形態)
次に本発明の第5・第6実施形態に係るクラスプを図9および図10に基づいて説明する。図9および図10に示す実施形態は、係止具1側に受け入れ部材を係脱するための着脱機構を有しており、一方係合ピンを有する受け入れ部材と係止関係となった際に、一体化してクラスプ本体の形状を構成するものであり、受け入れ部材側に係止具との係止・解除の機構を有するクラスプを示す実施形態である。
図9(a)から(c)は、本発明の第5実施形態に係るクラスプを示す図面であり、図9(a)は斜視図であり、図9(b)は、平面図であり、そして図9(c)は、クラスプが係止した状態を示す図面である。
図9(a)に示す通り、第5実施形態に係るクラスプにおいて、係止具本体21は、挿入口31を有するアール部21aを備えている。一方、受け入れ部材41は、係合ピン41aと把持部41bから構成され、図9(b)に示す通り、把持部41bは、アール部21aに嵌合されるような凹部に係合ピン41aを備えた形状をしている。なお、図9では説明を簡単にするために押しボタン部は省略してある。
そして、装着時には受け入れ部材41の把持部41bを持って係合ピン41aを挿入口31に挿入すると、図9(c)に示す通り受け入れ部材41は、アール部21aのアール面に沿って回転し、係合ピン41aが完全に挿入された際に図示しない着脱機構により係合ピン41aが係止される。その際に、アール部31に沿って回転した把持部41aと係止具21’によりクラスプ全体の形状が構成される仕組みである。すなわち、R部分は、係合ピンを着脱機構と係合関係を行うために係合ピンを案内する作用と、係止具と把持部で目的とするクラスプの形状になるように把持を整える作用を有している。
一方、係止関係を解除する場合には、従来と同様にクラスプと同様に図示しない係止具21に設けられた押しボタンにより係止関係を解除することができる。
このように構成することによって、クラスプ全体に統一感を持たせることが可能となる。
図10(a)および図10(b)は、本発明の第6実施形態に係るクラスプを示す図面であり、図10(a)はクラスプが係止する前の状態を示す図面であり、そして図10(b)は、クラスプが係止した状態を示す図面である。
図10(a)に示す通り、第6実施形態に係るクラスプは、係合ピンの先端部を係合させるための係合部51bを有する挿入口51aを有する係止具本体51と、ユーザが係止具本体51に係止する際に持つための把持部61aと、係合ピン61bと係合ピン61bを下方方向に移動させるための付勢力手段61cと押しボタン61dから主として構成されている(なお、押しボタン61dと係合ピン61dは一体成形されていてもよい)。
そして、係止具本体51と受け入れ部材61とが係止した際に一体感を持つクラスプとなるような形状に係止具本体51と受け入れ部材61の把持部61c)が構成されている。
付勢手段61cは、押しボタン61dを押す方向(図中垂直下方向)と逆の方向(垂直上方向)に付勢力を有しており、押しボタン61dを押すことによって、係合ピン61dは、垂直下方向に移動し、押しボタンを離すことによって係合ピン61bは付勢手段61cの付勢力によって元の位置に押し戻される構成を有している。
装着時に、ユーザは押しボタンを押した状態で係止具本体の挿入口51aに挿入し、突き当たった所で、押しボタンから指を離す。すると、付勢手段61cにより、係合ピンは、情報に移動して係合ピン61bの先端部が挿入口51aに入り係合される。クラスプを外す際は、押しボタン61dを押して受け入れ部材61側に引き抜くことで容易に外すことが可能となる。
このように、第6実施形態に係るクラスプでも、クラスプ全体に統一性を持たすことができ、第1から第3実施形態と同様に押しボタンと受け入れ部材とが実質的同一平面で構成することができる。
なお、図9に示す実施形態と同様に第6実施形態においても挿入口51a部分にアール部分を設ける構成とすることも可能である。
(その他の実施形態)
なお、第1から第4実施形態において図11に示す通り、押しボタン14’と、クラスプ本体である係止具1’との間に隙間部16を設けて、この隙間部16部分を押しボタン14’の稼動部分とすることもできる。この場合、隙間部16部分をクラスプ本体と一見して同一平面に見えるようにすることもあるいはボタン部分に装飾を施すことも本発明の範囲内である。
この際の、係脱機構は従来公知の係脱機構、例えば図11、図12に示す構成を有することができる。押しボタン14’は、例えば図示しない開口部の下側に設けた着脱機構の付勢力手段と連動する連結具により係止具と接続されており、押しボタン14が外れないような止め具によって止められている(あるいは連結具自体に止め手段を有している)。
そして、図11(a)、(b)に示す隙間部分が稼動部16となり、受け入れ部材2’の係脱を行う構成となっている。
逆に、押しボタン側に付勢手段を設けてもよい。
本発明の第1実施形態のクラスプを示す概略図である。 (a)〜(d)は、本発明の第1実施形態のクラスプの平面図であり、そして図3は、本発明の第1実施形態のクラスプを示す正面図である。 本発明の第1実施形態のクラスプを示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係るクラスプを示す斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の第3実施形態に係るクラスプを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るクラスプを示す図面である。 本発明の第4実施形態に係るクラスプを示す図面である。 本発明の第4実施形態に係るクラスプを示す図面である。 本発明の第5実施形態に係るクラスプを示す図面であり、図9(a)は斜視図であり、図9(b)は、平面図であり、そして図9(c)は、クラスプが係止した状態を示す図面である。 (a)およびb)は、本発明の第6実施形態に係るクラスプを示す図面であり、図10(a)はクラスプが係止する前の状態を示す図面であり、そして図10(b)は、クラスプが係止した状態を示す図面である。 本発明の更に別の実施形態にかかるクラスプを示す図面であり、図11(a)は挿入口側からみた側面図であり、図11(b)は、クラスプへ受け入れ部材を挿入する側からみた側面図である。 従来のクラスプを示す図面である。 従来のクラスプを示す図面である。
符号の説明
1 係止具(クラスプ本体)
2 受け入れ部材
11 挿入口
12 開口部
13 付勢手段
14 押しボタン
15 着脱機構

Claims (13)

  1. 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、
    前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、
    前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、
    を有する係止具と、
    前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、
    から構成された
    装身具用のクラスプであって、
    前記押しボタンと前記係止具の外側表面と実質的に同一の面を形成していることを特徴とする装身具用のクラスプ。
  2. 前記開口部は、所望のデザイン性を有する形状を有しており、前記押しボタンは、前記開口部と実質的に同一の形状を有していることを特徴とする、請求項1に記載の装身具用のクラスプ。
  3. 前記押しボタンは、平面視して少なくとも一方の端部まで延長されて形成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の装身具用のクラスプ。
  4. 前記係止具がリング状に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の装身具用のクラスプ。
  5. 前記係止具は、複数の受け入れ部材を挿脱するための複数の挿入口と、前記複数の挿入口への受け入れ部材を係脱するための1以上の押しボタンを有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の装身具用のクラスプ。
  6. 前記押しボタンは、前記係止具と所定間隔で離間されて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装身具用クラスプ。
  7. 前記係止具と前記押しボタンとは、互いに異なる素材、互いに異なる色、または両者で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の装身具用のクラスプ。
  8. 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、
    前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、
    前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、
    を有する係止具と、
    前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、
    から構成された
    装身具用のクラスプであって、
    前記押しボタンは、前記クラスプの装飾部を構成することを特徴とする装身具用のクラスプ。
  9. 前記係止具と前記押しボタンとは、互いに異なる素材、互いに異なる色、または両者で構成されていることを特徴とする請求項8に記載の装身具用のクラスプ。
  10. 受け入れ部材を挿脱するための挿入口と、
    前記挿入口から挿入された受け入れ部材を着脱するための着脱機構であって、
    前記受け入れ部材を着脱する押しボタンと、前記押しボタンを付勢するための付勢手段と前記押しボタンと一体成形されたあるいは押しボタンと別体で設けられた着脱機構と、
    を有する係止具と、
    前記係止具に挿脱する受け入れ部材と、
    から構成された
    装身具用のクラスプであって、
    前記係止具がリング状に構成されていることを特徴とする装身具用のクラスプ。
  11. 受け入れ部材と、受け入れ部材を挿入するための挿入口と挿入した受け入れ部材を着脱するための着脱機構を有する係止具とから構成された装身具用のクラスプであって、
    前記受け入れ部材は、前記挿入口に挿入するための挿入部と、着脱の際にユーザが把持するための把持部とから構成され、前記受け入れ部材が前記係止部に挿入された際にクラスプの形状を構成することを特徴とする装身具用のクラスプ。
  12. 前記受け入れ部材は、前記係止具への着脱用の押しボタンを有していることを特徴とする請求項11に記載の装身具用のクラスプ。
  13. 前記係止具の挿入口は、前記受け入れ部材の係止部の挿入に伴って前記受け入れ部材の方向を規制し、前記挿入部が完全に挿入された際に前記係止部が前記係止具に係止されなおかつ前記係止具と前記受け入れ部材とでクラスプの形状を構成することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の装身具用のクラスプ。
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