JP5433296B2 - アクセサリ用のクラスプ - Google Patents
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Description
図16に基づいて、従来技術のクラスプを説明する。図16は、従来のクラスプを示す図面であり、(a)は斜視図であり、(b)は、クラスプによる接続部の裏側を拡大した拡大斜視図であり、(c)は、留め金具を拡大した拡大断面図であり、そして(d)は、(c)に示すA−A線の断面図である。
係止部材116は、押しボタン116bと略U字形板116aとが一体に成形され、係止ピン113の係止溝113aに係脱する。そして、押しボタン116bはコイルバネ117を収納できるように中空状に形成されており、係止部材116は、上下運動する。
コイルバネ117は、押しボタン116bの中に収納されており、押しボタン116bを指先で押圧することにより、コイルバネ117はたわみ、係止部材116を下方に移動させて、係止ピン113の係止溝113aから離脱する。
第2ケース118は、第1ケース112に蓋をするもので、第1ケース112と嵌合させる。この第2ケース118には、押しボタン116bおよび受け入れ部材115の干渉を防ぐために2つの切欠が設けられている。
本発明のクラスプにおいて、前記挿入部材は、前記クラスプ本体の挿入方向に対して水平方向に配置された二つの部材から構成され、前記二つの部材は、その挿入側が前記クラスプ本体の開口部への挿入方向に対して垂直方向に開閉するように固定手段により固定され、なおかつ付勢手段により前記二つの部材の垂直外側方向に付勢されており、そして前記挿入側の開閉部分が第2の係合部を構成している。
前記挿入部材は、前記突起部に当接すると前記第2の係合部が開き、さらに前記突起部を超えて前記挿入部材を前記開口部に挿入すると前記挿入部材の付勢手段により前記クラスプ本体の固定部に固定される構成を有していることができる。
更に、挿入部材は、前記クラスプの本体に挿入して前記第1の係合部と前記第2の係合部が係合した際に、その露出部分とクラスプ本体とで一体のデザインを形成するような形状を有していることが好ましい。
すなわち、クラスプの両側に挿入部を設けることも可能であり、また一端側または両端側に複数の開口部と複数の挿入部とを設けて多連式のクラスプとすることも可能である。
なお、本発明で使用する用語アクセサリとは、ネックレス、アンクレット、ペンダント等の装身具に加えて、携帯用のストラップなどを包含することを意味する。
また、挿入部材の先端部に開閉機構を持たせているので、クラスプ本体に確実に挿入部材を係合することができる。
また、本発明のアクセサリは、クラスプ本体および/または挿入部材を備えたアクセサリを差し替えて使用できるという際立った効果を有している。
図1から図9を参照して、以下に本発明の第1の実施形態に係るクラスプを説明する。
クラスプ本体1に挿入部材2を挿入して固定するに当たって、図5(a)に示す通り、クラスプ本体1の開口部11に挿入部材2を挿入する。
作)について説明する。
また、挿入部材2の第2の係合部25がクラスプ本体1の突起部12aに引っ掛かる構造のため、挿入部材2をクラスプ本体1から引っ張ってもクラスプ100の接続が保持される。
図7(a)および図7(b)は、本発明の第1の実施形態の第1の変形例のクラスプ200を示す。このクラスプ200はクラスプ100とは異なり、挿入部材50をクラスプ本体1に挿入した際に、クラスプ本体1と挿入部材2の外周面が同一面となり、さらに付勢手段であるバネ24がバネ収納部26に収納されている。他の構造は類似しているため、同一部材には同一参照番号を付与し、その説明は省略する。
図8を参照して、以下に本発明の第1の実施形態に係るクラスプの第2の変形例を説明する。本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係るクラスプ300は、上述のクラスプ100と異なり、挿入部材60が第1および第2の部材21、22を挟んで相互に対向している一対の化粧パネル28aおよび28bを備える。これらの化粧パネルは、ネジ等で第1および第2の部材にそれぞれ固定されてよい。あるいは、化粧パネル28aと第1の部材21、並びに化粧パネル28bと第2の部材22はそれぞれ一体的に形成されてよい。化粧パネル28aおよび28bは、四角形、三角形等の所定の形状を有し、特定の模様が施されていてよい。挿入部材60をクラスプ本体1に接続すると、一対の化粧パネル28aおよび28bがクラスプ本体1の一部または全体を覆うため、ペンダントヘッドの役割を果たす。それゆえ、クラスプ300はクラスプ100よりもデザインの自由度が高い。
次に、図9を参照して、以下に本発明の第1の実施形態に係るクラスプの第3の変形例を説明する。
図9(a)に示すクラスプ400の挿入部材70aは、連珠3’を挿入部材70aの中心位置で接続させるために、2つのリング3a、3bとリング3a、3bの両方と接続する大直径のリング3cを介して連珠3’と接続している。
次に、図10および図11を参照して、以下に本発明の第2の実施形態に係るクラスプを説明する。本発明の第2実施形態に係るクラスプは、第一の実施形態に係るクラスプとは連結構造が異なる。
次に、図12を参照して、以下に本発明の第3の実施形態に係るクラスプを説明する。
第3の実施形態のクラスプ600は、相互に対向する位置に形成された2つの開口310aおよび310bを備えたクラスプ本体3000と、これらの開口に挿入するようになされた2つの挿入部材2と、を有する。2つの開口310aおよび310bは、図12(a)のクラスプ600のように相互に近接してもよく、あるいは図12(b)のクラスプ610のように離れていてもよい。さらに、双方の中心位置は一致せずにずれていてもよい。
図13を参照して、以下に第3の実施形態のクラスプの第1の変更例について説明する。第1の変更例のクラスプ700は、珠で形成されたクラスプ本体4000を備えているため、真珠の連珠から構成されたネックレス用のクラスプに好適に適用可能である。
図14を参照して、以下に第3の実施形態のクラスプの第2の変更例について説明する。
第3の実施形態の第2の変更例に係るクラスプ800はネックレス等に適用することができる。クラスプ800は、所定の形状を有するクラスプ本体5000と、それぞれ開口330a、330bを有する2つのカップ形状部材320a、320bと、第1の連結部340a、340bと、を有する。
図15を参照して、以下に本発明の第4の実施形態に係るクラスプを説明する。第4の実施形態のクラスプ900は、挿入部材6000の形状が他の実施形態のクラスプに比べて異なる。詳細には、挿入部材6000は第3の部材90を有している。この第3の部材90は平板または円柱形状を有し、図15(c)に示すように、片端が第1の部材21および第2の部材22を接続する固定手段23に連結し、他端がリング4’に連結している。また、中心部に開口91を有し、その開口91にバネ24が通っている。さらに、図15(b)示すように、固定手段23を中心に第1の部材21および第2の部材22の間でピボット動作可能である。
2,50,60,2000,6000 挿入部材
11,110,310a,310b,310c,310d,310e,310f 開口部
12,120 第1の係合部
12a 突起部
12b 挿入部材固定部
21 第1の部材
22 第2の部材
23 固定手段
24 バネ
25,250 第2の係合部
26 バネ収納部
27 フランジ
28a,28b 化粧パネル
90 第3の部材
100,200,300,500,600,610,620,800,900 クラスプ
Claims (13)
- 第1の係合部を備えた開口部を有するクラスプ本体と、
前記開口部に挿入して前記第1の係合部と着脱自在に係合する第2の係合部を備えた挿入部材と、から構成されたアクセサリ用のクラスプであって、
前記挿入部材は、前記クラスプ本体の挿入方向に対して水平方向に配置された一対の部材から構成され、
前記一対の部材は、前記第2の係合部が開閉するよう固定手段によって連結され、
前記一対の部材は、前記第2の係合部が閉じる方向に付勢手段によって付勢されていることを特徴とする、アクセサリ用のクラスプ。 - 前記第1の係合部は、前記第2の係合部を案内するための突起部と、前記クラスプ本体に固着されて前記第2の係合部に連結するための前記突起部より短い断面直径を有する挿入部材固定部とから構成されており、
前記挿入部材は、前記突起部に当接すると前記第2の係合部が開き、さらに前記突起部を超えて前記挿入部材を前記開口部に挿入すると前記挿入部材の付勢手段により前記クラスプ本体の固定部を挟み込む構成を有していることを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ用のクラスプ。 - 前記クラスプ本体の開口部の断面および前記挿入部材の断面は円形であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアクセサリ用のクラスプ。
- 前記クラスプの開口部はテーパ状に伸長し、
前記第2の係合部が前記第1の係合部に連結した状態で、前記挿入部材の外面が前記開口の内面に接触することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。 - 前記第1の係合部は、前記開口部の垂直方向に設けられた棒状体であり
前記第2の係合部は、前記棒状体を挿み込んで係止する形状を有していることを特徴と
する請求項1、請求項3、請求項4の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。 - 前記挿入部材は、前記付勢手段を収納する収納部をさらに有していることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。
- 前記挿入部材はフランジを有し、
前記クラスプ本体の第1の係合部と前記挿入部材の第2の係合部とが連結したときに、前記フランジの外周面と前記クラスプ本体の外周面とが同一面となることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。 - 前記クラスプ本体は、前記挿入部材を挿入するための複数の開口部を有していることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。
- 前記挿入部材はパネルを有し、このパネルは前記挿入部材と前記クラスプ本体とが係合時に前記挿入部材および前記クラスプ本体の一部または全体を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。
- 前記パネルの少なくとも一方の表面には所定の模様が施されていることを特徴とする請求項9に記載のアクセサリ用のクラスプ。
- 前記挿入部材は第3の部材を有し、該第3の部材は前記一対の部材の間に位置し、一端が前記固定手段に連結し、他端がアクセサリに連結することを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプ。
- 請求項1から請求項11の何れか1項に記載のアクセサリ用のクラスプを備えたアク
セサリ。 - 前記クラスプ本体は、前記アクセサリの両端に接続された二つの挿入部材と係合するための2つまたはそれ以上の開口部を有している差し替え可能なクラスプ本体であることを特徴とする請求項12に記載のアクセサリ。
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