JP6678444B2 - 装身具用連結具、および装身具用連結具の差込部材 - Google Patents
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装身具用連結具における、被差込部材に差し込まれる差込部材であって、
被差込部材を係止する係止部を有する単一のレバー部材と、
上記係止部が出没する係止部出没孔が側壁部に設けられ、上記レバー部材を収容するケース部材と、
上記係止部が上記ケース部材から突出する方向に付勢する付勢部材と、
を備え、
上記レバー部材における少なくとも一方の端部に、上記付勢部材が一体的に形成され、上記付勢部材におけるレバー部材と反対側の端部が上記ケース部材における筒状部が扁平にされた形状の部分に固定されていることを特徴とする。
第1の発明の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、上記ケース部材の側壁部から同一方向側に出没する複数の出没部を有し、少なくとも一部の出没部が係止部となり得、他の出没部が係止部を出没させる操作部となり得ることを特徴とする。
第2の発明の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材の複数の出没部は、それぞれ係止部、かつ操作部となり得ることを特徴とする。
第1の発明の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、少なくとも1つの出没部を有し、上記出没部は、差込部材における基端側が係止部となり、先端側が係止部を出没させる操作部となることを特徴とする。
第1の発明から第4の発明のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記係止部は、突出した状態で、その突出高さが差込部材の先端側から基端側に向けて高くなるように形成されていることを特徴とする。
第1の発明から第5の発明のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記単一のレバー部材が複数設けられていることを特徴とする。
第1の発明から第6の発明のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材が複数の出没部を有する場合において、
上記ケース部材は、上記複数の出没部の間に、出没部が位置する部分よりも外径が小さい括れ部を有していることを特徴とする。
装身具用連結具であって、
第1の発明から第7の発明のうち何れか1つの差込部材と、
貫通穴を有する被差込部材、または止まり穴を有する被差込部材と、
を有することを特徴とする。
装身具用連結具における、被差込部材に差し込まれる差込部材であって、
被差込部材を係止する係止部を有する単一のレバー部材と、
上記係止部が出没する係止部出没孔が側壁部に設けられ、上記レバー部材を収容するケース部材と、
上記係止部が上記ケース部材から突出する方向に付勢する付勢部材と、
を備えたことを特徴とする。
第1の参考例の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、差込方向を含む平面内で回動自在に支持されるとともに、回動中心より差込部材における一端側に一端側出没部、他端側に他端側出没部を有し、上記一端側出没部および他端側出没部の少なくとも一方が係止部となり得、他方が係止部を出没させる操作部となり得ることを特徴とする。
第1の参考例の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、ケース部材の内面に当接する当接凸部を有し、当接部を支点として、差込方向を含む平面内で揺動自在にされるとともに、上記当接部より差込部材における一端側に一端側出没部、他端側に他端側出没部を有し、上記一端側出没部および他端側出没部の少なくとも一方が係止部となり得、他方が係止部を出没させる操作部となり得ることを特徴とする。
第1の参考例の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、上記ケース部材の側壁部から同一方向側に出没する複数の出没部を有し、少なくとも一部の出没部が係止部となり得、他の出没部が係止部を出没させる操作部となり得ることを特徴とする。
第2の参考例から第4の参考例のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材の一端側出没部および他端側出没部、または複数の出没部は、それぞれ係止部、かつ操作部となり得ることを特徴とする。
第1の参考例の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、少なくとも1つの出没部を有し、上記出没部は、差込部材における基端側が係止部となり、先端側が係止部を出没させる操作部となることを特徴とする。
第1の参考例から第6の参考例のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材における少なくとも一方の端部に、上記付勢部材が一体的に形成され、上記付勢部材におけるレバー部材と反対側の端部が上記ケース部材に固定されていることを特徴とする。
第1の参考例から第7の参考例のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記係止部は、突出した状態で、その突出高さが差込部材の先端側から基端側に向けて高くなるように形成されていることを特徴とする。
第1の参考例から第8の参考例のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記単一のレバー部材が複数設けられていることを特徴とする。
第2の参考例の装身具用連結具の差込部材であって、
さらに、上記ケース部材に挿入される内部固定部材を備え、
上記レバー部材は、上記内部固定部材に軸支されていることを特徴とする。
第1の参考例から第10の参考例のうち何れか1つの装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材が複数の出没部を有する場合において、
上記ケース部材は、上記複数の出没部の間に、出没部が位置する部分よりも外径が小さい括れ部を有していることを特徴とする。
第1の参考例から第11の参考例のうち何れか1つの差込部材と、
円環状の被差込部材、または止まり穴を有する被差込部材と、
を有することを特徴とする。
実施形態1の装身具用連結具は、図1に示すように、差込部材100と、被差込部材150とを備え、上記差込部材100が被差込部材150に抜き差しされることによって、連結されたり連結解除されたりするようになっている。
内部固定部材104・105の先端部側の端部の位置決めは、上記のようにケース部材101の先端部101bを小径にすることによって行うのに限らず、図4に示すように、例えば円板状の内部固定部材当接部111aと突当部111bとを有する位置決め部材111をケース部材101の先端部に詰め込むことによって、行うようにしてもよい。このような位置決め部材111を用いて内部固定部材104・105の位置決めをする場合には、ケース部材101の先端部形状のデザインの自由度を高めることが容易にできる。
レバー部材としては、図5および図6に示すように、比較的薄い板部材を用いて形成されたレバー部材122を適用してもよい。同図の例では、板部材が折り返されて出没部122a・122bが形成されるとともに、支軸孔122cが形成されて、レバー部材122が構成されている。このように比較的薄い板部材を用いることによって、製造の容易化や、製造コストの低減を図ることができる。また、板部材を折り返して出没部122a・122bを形成することによって、係止部としての強度や操作性を向上させたり、より薄い板部材を用い得るようにして、一層、製造の容易化等を図ることなどもできる。
また、内部固定部材としても、図7〜図11に示すように、板部材204’を用いて形成された内部固定部材204を適用してもよい。より詳しくは、円筒部形成部204a’が丸められるように曲げ加工されて円筒部204aが形成され、支軸穴204dに支軸106が挿通されてレバー部材122が回動自在に支持されている。また、板部材204’の円筒部形成部204a’から張り出して設けられたレバー部材案内部204b・204cが、互いに近接して間隔が狭まるように折り曲げられることにより、レバー部材122の倒れが小さく抑えられるようになっている。また、ねじりコイルばね108は、前記のように支軸107によって支持するようにしてもよいが、図11に示すように1本の支軸106によってレバー部材122の支持とねじりコイルばね108の支持とを兼ねさせるようにしてもよい。これらによって、やはり、製造の容易化や、製造コストの低減を図ることが容易にできる。
上記のようなレバー部材案内部204b・204cを形成するのに代えて、図12および図13に示すように、板部材214’における円筒部214aが形成される円筒部形成部214a’に支軸孔214fを形成するとともにレバー部材案内部214b・214cを設け、そこに形成した案内孔214d・214eによってレバー部材の出没部を案内し、レバー部材の倒れを抑制し得るようにした内部固定部材214を構成してもよい。このようなレバー部材案内部214b・214cが設けられることによって、ケース部材の出没孔を補強することができる。なお、内部固定部材214の位置決めは、前記のようにケース部材101の先端部101bを小径にしたり位置決め部材111を用いたりしてもよいが、同図に示すように、レバー部材案内部214bを差込部材の先端部に突き当たる長さに形成して、位置決め部材111と同様の機能を持たせるようにしてもよい。
実施形態1等のようなねじりコイルばね108を用いるのに代えて、図14に示すように、ばね部402dが、レバー部材402から張り出すように一体的に形成されるようにしてもよい。レバー部材402における出没部402a・402b、および支軸穴402cは、実施形態1等のレバー部材102における出没部102a・102b、および支軸孔102cと同様に形成することができる。また、レバー部材402は、実施形態1等と同様に内部固定部材104・105等によって支持されるようにしてもよい。
レバー部材は、支軸によって回動自在に支持されるのに限らず、図15に示すレバー部材412のように、ケース部材101における側壁部101aの内面に当接する当接凸部412e・412fを形成し、上記当接部を支点として、レバー部材412を揺動可能に設け、出没部412a・412bが出没可能になるようにしてもよい。すなわち、出没部412aが押し込まれた場合には、当接凸部412fと側壁部101aの内面との当接部を支点として出没部412bが没入し、出没部412bが押し込まれた場合には、当接凸部412eと側壁部101aの内面との当接部を支点として出没部412aが没入するようにされる。これにより、支軸を省略するとともに支軸孔の形成を省いて、一層、製造コストの低減を図ることができる。また、支軸を挿通させる工程は必要ないので、組立工程の簡素化を図ることも容易にできる。
図16に示すように、上記レバー部材412と同様に当接凸部422e・422fを有するレバー部材422に、さらに出没部422cを設け、ケース部材101の出没孔101eから突出し得るようにしてもよい。このように複数の出没部を設けることにより、被差込部材を係止させる位置の自由度を高めることができる。また、いずれかの出没部422a〜422cを操作することによって、他の出没部422a〜422cを連動して没入させ、それらの係止を解除することができるので、操作性を向上させることができる。
実施形態7の差込部材100は、図17および図18に示すように、円筒状の側壁部301aの先端部301bおよび基端部301cが扁平に押しつぶされた形状のケース部材301の内部に、レバー部材302が収容されて構成されている。ケース部材301の先端部301b、および基端部301cには、チェーンやロープが繋がれる連結孔301d・301eが形成されている。上記レバー部材302は、ケース部材301の側壁部301aにおける同一方向の面側に形成された出没孔301f・301gから出没する出没部302a・302bを有している。また、レバー部材302には、上記出没部302a・302bと一体的に、ばね部302cが設けられ、その出没部302a・302bと反対側の端部は、ケース部材301の先端部301bで固定されている。
実施形態8の差込部材100は、実施形態7の差込部材100と比べ、図21および図22に示すように、レバー部材302に代えて、単一の出没部312aが設けられたレバー部材312を有している。また、ケース部材301に代えて、単一の出没穴311aが形成されたケース部材311を有している。その他の点は、実施形態7と同様である。上記出没部312aは、実施形態7のレバー部材302における出没部302a・302bが連続した長さに対応する長さを有し、ケース部材311の先端部301bから基端部301cに向けて突出高さが高くなる部分を有するように形成されている。
上記各実施形態で説明したような単一のレバー部材102等は、1つだけ設けられるのに限らず、複数設けられてもよい。例えば、図23に示すように、実施形態7(図17)で説明したようなレバー部材302に加えて、さらに他のレバー部材302を設け、ケース部材301の基端部301cでばね部302c側の端部を固定するとともに、各出没部302a・302bをケース部材301の側壁部301aにおける対向する出没孔301f・301gから突出させるようにしてもよい。これによっても、レバー部材自体が単一の部材であることによる構成の簡素化を図ることができる。なお、同図の例では、出没部302a・302bが突出状態の時に、2つのレバー部材302がケース部材301の内部で互いに重なりを持つ幅に形成されていることによって、出没部302a・302bが押し込まれる際に干渉するのを防止するようになっているが、これに限らず、例えば出没孔301f・301gの位置の設定などによって干渉防止が図られるなどしてもよい。また、同図の例では、各レバー部材302の出没部302a・302bは、差込部材100の差込方向の位置が一致している例を示しているが、これに限らず、差込部材100の差込方向の位置がずれるように設けられてもよい。上記のように複数のレバー部材302が設けられる場合には、被差込部材が多数の位置で係止され得るようにすることが容易にできる。または、2つのレバー部材302で出没部302a・302bの傾斜の向きが互いに逆になるようにして、差込部材をどちらの端部側からも差し込めるようにすることもできる。また、各出没部302a・302bは、ケース部材301の側壁部301aにおける互いに対向する方向に突出するのに限らず、側壁部301aの同じ方向側に突出するようにしてもよい。
差込部材100のケース部材は、上記のように外径が一様な円筒状に形成されたものに限らず、例えば図26に示すように、先端部と基端部との間に括れ部501aを有するケース部材501が用いられるなどしてもよい。この場合には、被差込部材150は、出没部122aに係止された状態でも、括れ部501aの外周と貫通穴151cの内周との間に遊びを持たせて、ケース部材501と被差込部材150との姿勢を比較的自由に変化させることができる。それゆえ、例えばネックレスやブレスレットが首の周りや腕の周りにフィットして無理のない形状を保ちやすいようにしたり、デザインの自由度を高めたりすることができる。
被差込部材は、実施形態1で説明したようにコの字状の断面形状を有するように形成するのに限らず、例えば図28に示すように断面四角形状の被差込部材650や、図29に示すように断面円形状の被差込部材660が用いられるなどしてもよい。断面円形状の場合には、差込部材が差し込まれる際に、差込部材の出没部をスムーズに通過させやすくしたり、係止状態でも差込部材に対して被差込部材660が動き得る角度を比較的大きくすることなどが容易にできる。
なお、上記の例では、被差込部材が貫通穴を有する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、差込部材の差込方向側が閉じた止まり穴を有する被差込部材が用いられてもよい。また、そのような止まり穴が両端部に設けられた被差込部材を用いて、2つの差込部材を連結し得るようにしてもよい。
101 ケース部材
101a 側壁部
101b 先端部
101c〜101e 出没孔
102 レバー部材
102a・102b 出没部
102c 支軸孔
103 後部キャップ
103a 連結リング
104・105 内部固定部材
104a・105a スペーサ部
106・107 支軸
108 ねじりコイルばね
111 位置決め部材
111a 内部固定部材当接部
111b 突当部
122 レバー部材
122a・122b 出没部
122c 支軸孔
150 被差込部材
151 円環状部材
151a 円筒部
151b 端部円板部
151c 貫通穴
151d 環状凹部
152 連結リング
204 内部固定部材
204’ 板部材
204a 円筒部
204a’ 円筒部形成部
204b・204c レバー部材案内部
204d 支軸穴
214 内部固定部材
214’ 板部材
214a 円筒部
214a’ 円筒部形成部
214b・214c レバー部材案内部
214d・214e 案内孔
214f 支軸孔
301 ケース部材
301’ 円筒部材
301a 側壁部
301b 先端部
301c 基端部
301d・301e 連結孔
301f・301g 出没孔
302 レバー部材
302a・302b 出没部
302c ばね部
302d ストッパ部
311 ケース部材
311a 出没穴
312 レバー部材
312a 出没部
402 レバー部材
402a・402b 出没部
402c 支軸穴
402d ばね部
412 レバー部材
412a・412b 出没部
412d ばね部
412e・412f 当接凸部
422 レバー部材
422a〜422c 出没部
422d ばね部
422e・422f 当接凸部
501 ケース部材
501a 括れ部
511 ケース部材
511a 括れ部
650〜690 被差込部材
671・682・692 クッション部材
681・691 円環状部材
681a・691a 環状凹部
691b 被係止部
Claims (8)
- 装身具用連結具における、被差込部材に差し込まれる差込部材であって、
被差込部材を係止する係止部を有する単一のレバー部材と、
上記係止部が出没する係止部出没孔が側壁部に設けられ、上記レバー部材を収容するケース部材と、
上記係止部が上記ケース部材から突出する方向に付勢する付勢部材と、
を備え、
上記レバー部材における少なくとも一方の端部に、上記付勢部材が一体的に形成され、上記付勢部材におけるレバー部材と反対側の端部が上記ケース部材における筒状部が扁平にされた形状の部分に固定されていることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項1の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、上記ケース部材の側壁部から同一方向側に出没する複数の出没部を有し、少なくとも一部の出没部が係止部となり得、他の出没部が係止部を出没させる操作部となり得ることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項2の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材の複数の出没部は、それぞれ係止部、かつ操作部となり得ることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項1の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材は、少なくとも1つの出没部を有し、上記出没部は、差込部材における基端側が係止部となり、先端側が係止部を出没させる操作部となることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項1から請求項4のうち何れか1項の装身具用連結具の差込部材であって、
上記係止部は、突出した状態で、その突出高さが差込部材の先端側から基端側に向けて高くなるように形成されていることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項1から請求項5のうち何れか1項の装身具用連結具の差込部材であって、
上記単一のレバー部材が複数設けられていることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項1から請求項6のうち何れか1項の装身具用連結具の差込部材であって、
上記レバー部材が複数の出没部を有する場合において、
上記ケース部材は、上記複数の出没部の間に、出没部が位置する部分よりも外径が小さい括れ部を有していることを特徴とする装身具用連結具の差込部材。 - 請求項1から請求項7のうち何れか1項の差込部材と、
貫通穴を有する被差込部材、または止まり穴を有する被差込部材と、
を有することを特徴とする装身具用連結具。
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