JP2016506798A - グリップ部材を備えた装飾部品 - Google Patents

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Abstract

ブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品(300)が記載されている。この装飾部品(300)は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にする透孔を有し、この透孔は、透孔軸(304)を規定している。この装飾部品は、自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口(351)、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口(352)を有する透孔(350)を備えた自己支持のハウジング(301)と、自己支持のハウジングの前記透孔中に挿入される挿入アッセンブリ(302,303)とを具備している。前記挿入アッセンブリは、装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔を有する第1の筒状部材(302)と、前記ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で把持するためのグリップ部材(303)とから組立てられる。前記第1の筒状部材は、装飾部品の前記透孔中で、前記グリップ部材を取着するように構成されている。【選択図】図3

Description

本出願は、ブレスレッド又はネックレスのための装飾部品に、このような装飾部品を有するブレスレッド又はネックレスに、装飾部品を製造するための方法に、そして、グリップ部材を装飾部品の透孔中に取着させるための筒状部材に関する。
ネックレスやブレスレッドのような装飾品は、細長い部品、例えば、チェーン、ワイヤ又は糸に繋がれたビーズのような自由に移動可能な複数の装飾部品により、度々構成されている。このような自由に移動可能なビーズの全てが、ネックレスまたはブレスレッドの底部に集まってしまうのを防止するために、装飾部品には、ネックレス又はブレスレッドを掴むように構成されたストッパー機構が設けられている。このようなストッパー機構は、種々の形態で、従来から知られている。
ストッパー機構の従来技術のバリエーションの例は、細長い部品に摩擦力を与えるように装飾物品が中に弾性体を有して形成されているUS 2003/0154742に開示されている。同様の解決が、US 2002/0148250に開示されている。この文献では、装飾部品に、細長い部品の外径よりも僅かに短い内径を有する可撓性の弾性チューブが、装飾部品に設けられている。
US 206/0277945は、少なくとも2つのキャップを備えた1セットの部品により形成されたリンクを有するネックレス又はブレスレッドを開示している。前記キャップは、一方では、頭部間に装飾ケース部材を保持するように足部を組み合わせるための手段と、他方では、接続部材に対して各リンクを固定するために足部の接続部に設けられたロック手段とを有している。
他の従来技術のバリエーションは、WO 2006/125155に記載されている。
しかし、上記従来技術の装飾部品を製造するのは難しい場合もあった。更に、留める機構は、損傷し易い可能性もあった。
かくして、容易に製造可能である固定機構を備えた、丈夫な装飾部品を提供する問題が残っている。
第1の態様に係われば、本願発明は、ブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有し、この装飾部品は、
自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングと、
自己支持のハウジングの前記透孔中に挿入される挿入アッセンブリとを具備し、
前記挿入アッセンブリは、装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔を有する第1の筒状部材と、前記ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で把持するためのグリップ部材とから組立てられ、また、前記第1の筒状部材は、装飾部品の前記透孔中で、前記グリップ部材を取着するように構成されている、装飾部品に関している。
従って、装飾部品にグリップ部材を与えるために挿入アッセンブリを使用することにより、製造コストが低くされ得る。更に、自己支持のハウジングの中にグリップ部材を取着させるために筒状部材を使用することにより、グリップ部材は、損傷から比較的効率よく保護され得る。
装飾部品は、ビーズのように、装飾の目的のためにブレスレッド及び/又はネックレスに繋がれ得る如何なる部品でも良い。本願の第1の態様に係わる装飾部品は、ブレスレッド及び/又はネックレスにビーズを自由に動かすことができるように構成するために使用され得る。例えば、2つの装飾部品が、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品の所望の位置に引いて位置させられて開放されることができ、かくして、これら装飾部品は、細長い部品に留められる。従って、ブレスレッド又はネックレスは、自由に移動可能なビーズのために3つの異なる領域に分けられる。このことは、自由に移動可能なビーズの全てが一緒になってまとまることを防止するように使用され得る。
前記自己支持のハウジングは、装飾部品の外面を構成し得るか、装飾部品の外面を構成する他の層又は部品で覆われ得る。自己支持のハウジングは、ほぼ球形、円筒形、立方体形のような如何なる形状でも良い。自己支持のハウジングは、装飾部品の製造プロセスの間、しっかりとした取扱いが可能なような構成強度を有している。自己支持のハウジングは、装飾部品の主構成強度を与え得る。自己支持のハウジングは、金属、ガラス、木材、プラスチック、又はこれらの組合せにより形成され得る。この自己支持のハウジングの透孔は、一定の幅を有していても、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有していても良い。例えば、自己支持のハウジングの透孔は、第1の開口及び第2の開口の所よりも、自己支持のハウジングの中央部で広くなっていても良い。自己支持のハウジングの透孔の内面は、他の部品又は流体、例えば、空気により、挿入アッセンブリから離間されていても良い。少なくとも、自己支持のハウジングの一部は、透明又は半透明であっても良い。
装飾部品の個々の部材は、永久的に取着されても、又永久的でないように取着されても良い。挿入アッセンブリは、ハウジングの透孔中にハウジングの第1の開口から挿入され得る。即ち、挿入アッセンブリは、これが自己支持のハウジングの第1の開口を通って挿入可能なようなサイズと形状を有し得る。
第1の筒状部材は、丸いか矩形のような外形を有し得る。従って、第1の筒状部材の透孔は、丸いか矩形のような如何なる形状を有し得る。第1の筒状部材は、一体成型により、即ち、単一の型により形成され得る。第1の筒状部材は、金属及び/又はプラスチックにより形成され得る。
前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品、例えば、ネックレス又はブレスレッドのチェーンもしくはストランドと強い摩擦係合接続を果たすように設定された材料で形成され得る。前記グリップ部材は、シリコーン剤のように変形可能な材料により形成され得る。
幾つかの実施の形態では、前記グリップ部材は、第1の材料で形成され、前記第1の筒状部材は、第2の材料で形成される。ここで、第1の材料の摩擦係数は、スターリングシルバーに比較した第2の材料の摩擦係数よりも高い。
前記第1の材料の摩擦係数は、スターリングシルバーに比較した第2の材料の摩擦係数よりも、少なくとも10%,20%,40%又は60%高くて良い。
本願発明の幾つかの実施の形態において、前記グリップ部材は、装飾部品の中央に位置されており、透孔軸に沿った自己支持のハウジングの幅の95%,90,80%,70%,60%又は50%よりも短い透孔軸に沿った幅を有している。
従って、前記グリップ部材は、良好に保護されている。かくして、より強度の優れた装飾部品が提供される。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、前記第1の筒状部材は、前記透孔軸に沿って延びた第1の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの前記細長い部品を摩擦係合で把持するための第1のグリップ部を有し、この第1のグリップ部は、前記第1の周壁の開口を通るように延びている。
幾つかの実施の形態では、前記グリップ部材は、筒状部を有し、また、前記グリップ部は、前記筒状部の内面から突出し、グリップ部材の筒状部は、前記第1の筒状部材の一部を囲んでいる。
従って、前記筒状部材は、この装飾部品の透孔の中に、グリップ部材を有効な方法で装着させ得る。
グリップ部材全体は、一体成型により、即ち、単一のモールドにより、なされ得る。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第2の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出している第2のグリップ部を有し、この第2のグリップ部は、前記第2の周壁の開口を通るように延びている。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第3の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出している第3のグリップ部を有し、この第3のグリップ部は、前記第3の周壁の開口を通るように延びている。
幾つかの実施の形態では、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口は、透孔軸に沿った前記第1の筒状部材の幅の95%,90,80%,70%,60%又は50%よりも短い透孔軸に沿った幅を有している。
幾つかの実施の形態では、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口の各々は、透孔軸に対して垂直な面内で、第1の筒状部材の周壁の5%と33%との間だけ延びている。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、第1の部分及び第2の部分を有し、この第2の部分は、第1の部分の最大幅よりも狭い最大幅を有し、また、グリップ部材の前記筒状部は、第1の筒状部材の前記第2の部分の周りにぴったりと適合するように配置されて、第1の筒状部材の前記第1の部分と当接し、この結果、前記グリップ部材は、第1の筒状部材に対する、透孔軸に沿った第1の方向への動きが阻止される。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、更に、第3の部分を有しており、また、前記第2の部分は、第1の部分及び第3の部分の最大幅よりも狭い最大幅を有し、そして、グリップ部材の前記筒状部は、第1の筒状部材の前記第3の部分と当接して、第1の筒状部材に対する、透孔軸に沿った方向へのグリップ部材の動きを阻止する。
前記最大幅は、透孔軸に垂直な面内で計っている。
幾つかの実施の形態で、前記グリップ部材の筒状部は、前記第1の筒状部材の第1の部分及び/又は第3の部分の最大幅にほぼ等しい最大幅を有している。
幾つかの実施の形態において、この装飾部品は、更に、第2の筒状部材を有しており、前記第1の筒状部材は、この第2の筒状部材の中に配置される。
これにより、挿入アッセンブリを自己支持のハウジングの中に挿入し易くしている。
前記第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの幅にほぼ等しい透孔軸に沿った幅を有し得る。かくして、この第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの透孔の中に全体が挿入され得る。
幾つかの実施の形態で、挿入アッセンブリの前記第1の筒状部材は、第1端に、更にカラーを有し、このカラーは、前記自己支持のハウジングの第1の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置し、また、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第1の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
前記外面は、前記自己支持のハウジングの外面であり得る。前記カラーは、前記第1の筒状部材の一体的な部分であり得るか、第1の筒状部材に取着され得る。
幾つかの実施の形態で、この装飾部品は、更に、透孔を備えたロック部材を有し、このロック部材は、前記自己支持のハウジングの中位置される係合部と、自己支持のハウジングの前記第2の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置されるカラーとを有し、前記係合部は、前記第1の筒状部材に装着され、また、前記カラーは、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第2の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
従って、挿入アッセンブリは、自己支持のハウジングに有効な方法で取着され得る。
前記外面は、自己支持のハウジングの外面であり得る。
ロック部材の前記係合部とカラーとは、一体的に形成され得る。また、このロック部材は、第1の筒状部材に、接着剤又は機械的なロック機構により、装着され得る。
ロック部材の前記係合部は、第1の筒状部材の中に挿入されて、前記ロック部材の透孔と前記第1の筒状部材とが、一緒になってこの装飾部品の透孔を形成している。
幾つかの実施の形態において、前記係合部は、前記第1の筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により装着され、これの雄型部は、突出部を有し、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している。
前記係合部は、雄型部を有し得、また、前記第1の筒状部材は、雌型部を有し得る。即ち、前記係合部は、第1の筒状部材の凹所及び/又は開口と係合するように構成された突出部を有し得る。代わって、第1の筒状部材が雄型部を有し、係合部が雌型部を有していても良い。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置から、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置への移動及び/又は回転が、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置から雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置への移動及び/又は回転よりも弱い力でなされる、スナップロック形式である。
このことは、ロック部材と第1の筒状部材とが、代表的には永久的に取着されるような効果があり得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、ロック部材が第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きのときに、透孔軸に沿った凹所及び/又は開口中への雄型部の突出部の挿入を可能にし、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる位置の時であってロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる回転向きのときに、少なくとも透孔軸に沿った第1の方向への移動が阻止されるように形成された凹所及び/又は開口を、前記雌型部(係合部又は第1の筒状部材)が有している回転ロック形式である得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、複数の突出部を有しており、また前記雌型部は、複数の凹所及び/又は開口を有している。
前記雄型/雌型ロック機構が回転形式のときには、前記ロック部材は、第1の筒状部材に、最初にロック部材を第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きに回転して向かせ、次に、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされるになるまで、筒状部材及び/又はロック部材を透孔軸に沿って移動させ、そして、最後に、第1の筒状部材及び/又はロック部材を自由回転可能な向きからロックされる回転向きに回転させることにより、装着され得る。
前記雄型部の突出部及び/又は前記雌型部の凹所及び/又は開口は、自由回転可能な向きからロックされる回転向きへの回転が、ロックされる回転向きから自由回転可能な向きへの回転よりも小さい力が必要であるように、構成され得る。
幾つかの実施の形態において、雄型部(係合部又は第1の筒状部材)は、可撓性の部材を有する。この可撓性の部材は、雄型部が雌型部と当ったときに、第1の形状から第2の形状に変形し、そして、この可撓性の部材が、雌型部の凹所及び/又は開口とアラインメントされたときに、ほぼ第1の形状へとスナップバックして、可撓性の部材が凹所及び/又は開口と係合し、この結果、両者間での純粋な変換により、雄型部を雌型部にロックさせるように、構成されている。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、2つの可撓性の部材を有し、また、雌型の部分は、2つの凹所及び/又は開口を有している。
前記2つの可撓性の部材は、雄型部の対向した両側に配置され得る。対応して、前記2つの凹所及び/又は開口は、雌型部の対向した両側に配置され得る。
幾つかの実施の形態では、装飾部品は、2mmと5cmとの間の透孔軸に沿った長さを有している。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第4の周壁の開口を有しており、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出した第4のグリップ部を有しており、この第4のグリップ部は、前記第4の周壁の開口を通って延びている。
第2の態様に係われば、本願発明は、細長い部品と、
前記細長い部品に繋がれる、本願発明の第1の態様に関連して記載された第1の装飾部品とを具備し、
前記第1の装飾部品は、所定の力が前記第1の装飾部品にかけられて、第1の装飾部品が、前記細長い部品に沿って動くことが可能になるまで、細長い部品に沿って第1の装飾部品を固定するように、グリップ部材が細長い部品を弾性的に把持するように、構成されている、ブレスレッド又はネックレスに関している。
前記細長い部品は、金属チェーン、レザー紐、布紐、又は、アンカー形式のチェーンのように、宝飾品に適した細長い部品であり得る。
幾つかの実施の形態では、前記所定の力は、装飾部品に作用する重力よりも大きい。
幾つかの実施の形態では、ブレスレッド又はネックレスは、更に、細長い部材に繋がれる少なくとも1つの自由に動き得る装飾部品を有している。
幾つかの実施の形態では、ブレスレッド又はネックレスは、更に、細長い部材に繋がれる複数の自由に動き得る装飾部品を有している。
幾つかの実施の形態では、ブレスレッド又はネックレスは、更に、細長い部材に繋がれる、前記第1の態様に関して記載されたような第2の装飾部品を有しており、この第2の装飾部品は、グリップ部材が、細長い部材を弾性的に把持して、第2の装飾部品を、所定の力が第2の装飾部品にかけられて第2の装飾部品が細長い部品に沿って動かされ得るようになるまで、細長い部品に沿って固定させるように構成されている。
第3の態様に係われば、本願発明は、装飾部品を製造するための方法であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有しており、この方法は、
自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングを与える工程と、
装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔を有する第1の筒状部材と、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するためのグリップ部材とを有する挿入アッセンブリを組み立てる工程と、
前記挿入アッセンブリを前記ハウジングの透孔の中に挿入する工程とを具備する方法に関している。
従って、グリップ部材を備えた装飾部品を製造する有効な方法が提供される。
幾つかの実施の形態では、前記挿入アッセンブリは、前記自己支持のハウジングの第1の開口から、自己支持のハウジングの透孔の中に挿入される。
幾つかの実施の形態において、装飾部品は、本願発明の第1の態様に関連して記載されたような装飾部品である。
幾つかの実施の形態において、前記挿入アッセンブリは、これが自己支持のハウジングの透孔に挿入される前に、組み立てられる。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第1の周壁の開口を有し、前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するための第1のグリップ部と筒状部とを有し、前記第1のグリップ部は、前記筒状部の内面から突出しており、また、前記挿入アッセンブリを組み立てる工程は、前記第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口とアラインメントされ、第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口を通って延び、前記筒状部の内面の一部が、第1の筒状部材の外面の一部の上に位置し、この結果、グリップ部材が第1の筒状部材に取着されるまで、第1の筒状部材の周りのグリップ部材を引っ張ることを有している。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第2の周壁の開口を有し、また、前記くえは、更に、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するための第2のグリップ部材を有しており、この第2のグリップ部材は、前記筒状部の内面から突出している。前記挿入アッセンブリを組み立てる工程は、前記第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口とアラインメントされると共に前記第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口とアラインメントされ、第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口を通って延びると共に第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口を通って延び、前記筒状部の内面の一部が、第1の筒状部材の外面の一部の上に位置し、この結果、グリップ部材が第1の筒状部材に取着されるまで、第1の筒状部材の周りのグリップ部材を引っ張ることを有している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第3の周壁の開口を有し、また、前記くえは、更に、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するための第3のグリップ部材を有しており、この第3のグリップ部材は、前記筒状部の内面から突出している。前記挿入アッセンブリを組み立てる工程は、前記第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口とアラインメントされる、前記第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口とアラインメントされ、前記第3のグリップ部が、前記第3の周壁の開口とアラインメントされ、そして、第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口を通って延び、第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口を通って延び、第3のグリップ部が、前記第3の周壁の開口を通って延び、前記筒状部の内面の一部が、第1の筒状部材の外面の一部の上に位置し、この結果、グリップ部材が第1の筒状部材に取着されるまで、第1の筒状部材の周りのグリップ部材を引っ張ることを有している。
幾つかの実施の形態において、この装飾部品は、更に、透孔を備えたロック部材を有し、このロック部材は、前記挿入アッセンブリと係合するための係合部と、前記自己支持のハウジングの外に位置されるカラーとを有し、この方法は、更に、
前記ロック部材の係合部を前記自己支持のハウジングの第2の開口の中に挿入する工程と、
前記係合部を前記挿入アッセンブリに装着させる工程とを有している。
第4の態様に係われば、本願発明は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を、装飾部品の透孔中で、把持するためのグリップ部材を取着するための筒状部材に関している。この筒状部材は、筒状部材の透孔軸を規定している透孔を有している。また、この筒状部材は、筒状部材の透孔軸に沿って延びている第1の周壁の開口を有しており、この第1の周壁の開口は、第1のグリップ部が第1の周壁の開口を通ることを可能にするように、グリップ部材の第1のグリップ部を受けるようになっている。
幾つかの実施の形態において、前記筒状部材は、更に、筒状部材の透孔軸に沿って延びている第2の周壁の開口を有しており、この第2の周壁の開口は、第2のグリップ部が第2の周壁の開口を通ることを可能にするように、グリップ部材の第2のグリップ部を受けるようになっている。
幾つかの実施の形態において、前記筒状部材は、更に、筒状部材の透孔軸に沿って延びている第3の周壁の開口を有しており、この第3の周壁の開口は、第3のグリップ部が第3の周壁の開口を通ることを可能にするように、グリップ部材の第3のグリップ部を受けるようになっている。
幾つかの実施の形態において、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口は、筒状部材の透孔軸に沿った筒状部材の幅の95%,90,80%,70%,60%又は50%よりも短い筒状部材の透孔軸に沿った幅を有している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口は、筒状部材の透孔軸に対して垂直な面内で、筒状部材の周壁の5%と33%との間だけ延びている。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、装飾部品の自己支持のハウジングの透孔の中に、自己支持のハウジングの前記透孔の第1の開口を通して挿入可能である。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、第1の部分と第2の部分とを有し、第1の部分は、第2の部分の次に位置され、第2の部分は、筒状部材の透孔軸に垂直な面内で計って、第1の部分の最大幅よりも小さい最大幅を有しており、前記第1の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、前記第2の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、前記第3の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、更に、前記第2の部分の次に位置された第3の部分を有しており、前記第2の部分は、筒状部材の透孔軸に垂直な面内で計って、前記第1の部分及び第3の部分の最大幅よりも小さい最大幅を有しており、前記第1の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、前記第1の周壁の開口は、筒状部材の前記第2の部分の、筒状部材の透孔軸に沿ってほぼ全長に渡って延びている。
幾つかの実施の形態において、前記第2の周壁の開口は、筒状部材の前記第2の部分の、筒状部材の透孔軸に沿ってほぼ全長に渡って延びている。
幾つかの実施の形態において、前記第3の周壁の開口は、筒状部材の前記第2の部分の、筒状部材の透孔軸に沿ってほぼ全長に渡って延びている。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、自己支持のハウジングの外に位置されるカラーを有し、このカラーは、自己支持のハウジングに対して、筒状部材の前記透孔軸に沿った第1の方向へ筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
前記カラーは、この筒状部材の一体的な部分であり得るか、筒状部材に取着され得る。このカラーは、筒状部材の透孔の第1の開口の所に配置され得る。
幾つかの実施の形態において、前記係合部は、この筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により装着され、これの雄型部は、突出部を有し、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している。
前記係合部は、雄型部を有し得、また、この筒状部材は、雌型部を有し得る。即ち、前記係合部は、筒状部材の凹所及び/又は開口と係合するように構成された突出部を有し得る。代わって、この筒状部材が雄型部を有し、係合部が雌型部を有していても良い。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置から、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置への移動及び/又は回転が、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置から雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置への移動及び/又は回転よりも弱い力でなされる、スナップロック形式である。
このことは、ロック部材と筒状部材とが、代表的には永久的に取着されるような効果があり得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、ロック部材が筒状部材に対して自由回転可能な向きのときに、透孔軸に沿った凹所及び/又は開口中への雄型部の突出部の挿入を可能にし、ロック部材が筒状部材に対してロックされる位置の時であってロック部材が筒状部材に対してロックされる回転向きのときに、少なくとも透孔軸に沿った第1の方向への移動が阻止されるように形成された凹所及び/又は開口を、前記雌型部(係合部又は筒状部材)が有している回転ロック形式である得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、複数の突出部を有しており、また前記雌型部は、複数の凹所及び/又は開口を有している。
前記雄型部の突出部及び/又は前記雌型部の凹所及び/又は開口は、自由回転可能な向きからロックされる回転向きへの回転が、ロックされる回転向きから自由回転可能な向きへの回転よりも小さい力が必要であるように、構成され得る。
幾つかの実施の形態では、筒状部材は、2mmと3cmとの間の筒状部材の透孔軸に沿った長さを有している。
第5の態様に係われば、本願発明は、ブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有し、この装飾部品は、
ハウジングの第1の側の第1の開口、並びにハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングと、
透孔を有し、前記自己支持のハウジングの第1の開口を通して自己支持のハウジングの透孔の中に挿入される第1の筒状部材とを具備し、
この装飾部品は、更に、透孔を有し、自己支持のハウジングの前記第2の開口を通して自己支持のハウジングの前記透孔の加に挿入されるロック部材を具備し、このロック部材は、前記第1の筒状部材に装着される係合部を有している。
従って、装飾部品の両側から挿入された2つの部材を使用することによるライニングを装飾部品に与えることにより、このライニング(第1の筒状部材とロック部材)は、ビーズにこれを変形しないで装着され得る。このことは、予め装飾されたライニングや複数の部材からなるライニングのような比較的複雑な挿入部が使用されることを可能にしている。
この装飾部品は、ビーズのような装飾の目的のためのブレスレッド及び/又はネックレスに繋がれ得る如何なる部品でも良い。本願発明の第5の態様に係わる装飾部品は、自由に動き得る装飾部品でも良いし、ブレスレッド又はブレスレッドで自由に動き得る装飾部品を構成する装飾部品でも良い。前記自己支持のハウジングは、装飾部品の外面を構成し得るか、装飾部品の外面を構成する他の層又は部品で覆われ得る。自己支持のハウジングは、ほぼ球形、円筒形、立方体形のような如何なる形状でも良い。自己支持のハウジングは、装飾部品の製造プロセスの間、しっかりとした取扱いが可能なような構成強度を有している。自己支持のハウジングは、装飾部品の主構成強度を与え得る。自己支持のハウジングは、金属、ガラス、木材、プラスチック、又はこれらの組合せにより形成され得る。この自己支持のハウジングの透孔は、一定の幅を有していても、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有していても良い。例えば、自己支持のハウジングの透孔は、第1の開口及び第2の開口の所よりも、自己支持のハウジングの中央部で広くなっていても良い。自己支持のハウジングの透孔の内面は、他の部品又は流体、例えば、空気により、挿入アッセンブリから離間されていても良い。少なくとも、自己支持のハウジングの一部は、透明又は半透明であっても良い。
前記係合部と第1の筒状部材とは、永久的に取着されても、又永久的でないように取着されても良い。
第1の筒状部材は、丸いか矩形のような外形を有し得る。従って、第1の筒状部材の透孔は、丸いか矩形のような如何なる形状を有し得る。第1の筒状部材は、一体成型により、即ち、単一の型により形成され得る。第1の筒状部材は、金属及び/又はプラスチックにより形成され得る。
前記ロック部材の係合部は、接着剤又は機械的なロック機構の使用により、第1の筒状部材に取着さけ得る。
幾つかの実施の形態では、前記係合部は、第1の筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により取着されており、雄型部は、突出部を有しており、また、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している。
前記係合部は、雄型部で良く、また、前記雌型部は、雌型部で良い。即ち、係合部は、第1の筒状部材に形成された凹所及び/又はに係合するように構成された突出部により形成され得る。代わって、前記第1の筒状部材は、雄型部を有しても良く、また、係合部は、雌型部を有し得る。
幾つかの実施の形態において、この装飾部品は、更に、第2の筒状部材を有しており、前記第1の筒状部材と、前記ロック部材の係合部とは、第2の筒状部材の中に位置される。
これにより、挿入アッセンブリは、自己支持のハウジングの中に、より容易に挿入されることができる。前記第2の筒状部材は、更に、前記自己支持のハウジングが、透明又は半透明のときに、装飾部品の装飾されていない部材を隠し得る。前記第1の筒状部材は、第1の筒状部材と係合部との間の取着部を更に、保護し得る。
前記第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの長さほぼ等しい透孔軸にそった長さを有し得る。かくして、この第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの透孔の中に全体が挿入され得る。ロック部材の前記係合部は、第2の筒状部材の中に全体が挿入され得る。
幾つかの実施の形態において、前記雄型/雌型ロック機構は、雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置から、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置への移動及び/又は回転が、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置から雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置への移動及び/又は回転よりも弱い力でなされる、スナップロック形式である。
このことは、ロック部材と第1の筒状部材とが、代表的には永久的に取着されるような効果があり得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、ロック部材が第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きのときに、透孔軸に沿った凹所及び/又は開口中への雄型部の突出部の挿入を可能にし、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる位置の時であってロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる回転向きのときに、少なくとも透孔軸に沿った第1の方向への移動が阻止されるように形成された凹所及び/又は開口を、前記雌型部(係合部又は第1の筒状部材)が有している回転ロック形式である得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、複数の突出部を有しており、また前記雌型部は、複数の凹所及び/又は開口を有している。
前記雄型/雌型ロック機構が回転形式のときには、前記ロック部材は、第1の筒状部材に、最初にロック部材を第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きに回転して向かせ、次に、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされるになるまで、筒状部材及び/又はロック部材を透孔軸に沿って移動させ、そして、最後に、第1の筒状部材及び/又はロック部材を自由回転可能な向きからロックされる回転向きに回転させることにより、装着され得る。
前記雄型部の突出部及び/又は前記雌型部の凹所及び/又は開口は、自由回転可能な向きからロックされる回転向きへの回転が、ロックされる回転向きから自由回転可能な向きへの回転よりも小さい力が必要であるように、構成され得る。
幾つかの実施の形態において、雄型部(係合部又は第1の筒状部材)は、可撓性の部材を有する。この可撓性の部材は、雄型部が雌型部と当ったときに、第1の形状から第2の形状に変形し、そして、この可撓性の部材が、雌型部の凹所及び/又は開口とアラインメントされたときに、ほぼ第1の形状へとスナップバックして、可撓性の部材が凹所及び/又は開口と係合し、この結果、両者間での純粋な変換により、雄型部を雌型部にロックさせるように、構成されている。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、2つの可撓性の部材を有し、また、雌型の部分は、2つの凹所及び/又は開口を有している。
前記2つの可撓性の部材は、雄型部の対向した両側に配置され得る。対応して、前記2つの凹所及び/又は開口は、雌型部の対向した両側に配置され得る。
幾つかの実施の形態では、ロック部材の前記係合部は、前記第1の筒状部材の中に挿入され、この結果、ロック部材の透孔と第1の筒状部材の透孔とは、一緒になって、装飾部品の透孔を形成している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、第1の端部に、更にカラーを有し、このカラーは、前記自己支持のハウジングの第1の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置し、また、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第1の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
幾つかの実施の形態において、前記ロック部材は、前記自己支持のハウジングの第2の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置するカラーを有し、また、このカラーは、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第2の方向への前記第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、前記自己支持のハウジングの第1の開口を通って自己支持のハウジングの前記透孔の中に挿入さる挿入アッセンブリの部分であり、前記挿入アッセンブリは、ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で把持するように、前記第1の筒状部材とグリップ部材とにより組み立てられており、また、前記第1の筒状部材は、装飾部品の透孔の中に前記グリップ部材を装着するように構成されている。
第6の態様に係われば、本願発明は、装飾部品を製造するための方法であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有しており、この方法は、
自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングを与える工程と、
前記自己支持のハウジングの第1の開口を通して、透孔を有する第1の筒状部材を挿入する工程と、
前記自己支持のハウジングの第2の開口を通して、透孔を有し、自己支持のハウジングの透孔の中に位置されるための係合部を備えたロック部材を挿入する工程と、
前記ロック部材の係合部を前記第1の筒状部材に取着させる工程とを具備する方法に関係している。
従って、装飾部品の両側から挿入された2つの部材を使用することにより、ライニング(第1の筒状部材とロック部材)は、ビーズにこれを変形しないで装着され得る。このことは、予め装飾されたライニングや複数の部材からなるライニングのような比較的複雑な挿入部が使用されることを可能にしている。
幾つかの実施の形態では、前記係合部は、前記筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により取着されている。
幾つかの実施の形態において、この方法は、更に、前記自己支持のハウジングの第1の開口又は第2の開口から自己支持のハウジングの透孔の中に、第2の筒状部材を挿入する工程を具備し、ここで、前記第1の筒状部材と、ロック部材の前記係合部とは、第2の筒状部材の中に挿入されている。
幾つかの実施の形態において、前記装飾部品は、本願発明の第5の態様に関連して記載された装飾部品である。
本願発明の夫々異なる実施の形態は、装飾部品として、複数の装飾部品と装飾部品のための筒状部材とを備えたブレスレッド又はネックレスを含んでいる異なる仕様と、上述されかつこれに従った装飾部品を製造するための方法とで実行され得、各々は、上述された態様の少なくとも1つと関連して説明された利益及び効果の少なくとも1つを奏することができ、また、各々は、従属請求項に記載され、及び/又は上述された態様の少なくとも1つに関連して記載された好ましい実施の形態に対応した1又は複数の実施の形態を有することができる。
更に、ここに記載された実施の形態の1つと関連して記載された実施の形態は、他の態様に等しく適用され得ることは、判るであろう。本願発明の第1の態様に関連して記載された第1の筒状部材の態様は、本願発明の第4の態様に関連して記載された筒状部材に適用され得る。又、この反対も可能である。同様に、本願発明の第1の態様に関連して記載された装飾部品に関して記載された態様は、本願発明の第3の態様に関連して記載された筒状部材に関して記載された方法に適用され得る。又、この反対も可能である。願発明の第5の態様に関連して記載された装飾部品に関して記載された更なる態様は、本願発明の第6の態様に関連して記載された方法に適用され得る。又、この反対も可能である。
図1aは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図1bは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図1cは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図2は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図3は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図4aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図4bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図4cは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図4dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図5aは、本願発明の一実施の形態に係わるグリップ部材を示す図である。 図5bは、本願発明の一実施の形態に係わるグリップ部材を示す図である。 図6aは、本願発明の一実施の形態に係わる自己支持のハウジングを示す図である。 図6bは、本願発明の一実施の形態に係わる自己支持のハウジングを示す図である。 図7aは、本願発明の一実施の形態に係わる第2の筒状部材を示す図である。 図7bは、本願発明の一実施の形態に係わる第2の筒状部材を示す図である。 図8aは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図8bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図8cは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図9は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。
図である。
図10aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図10bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図10cは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図10dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図11aは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図11bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図11cは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図12は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図13aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図13bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図13cは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図13dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図14aは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図14bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図14cは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図15は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図16aは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図16bは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図16cは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図17aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図17bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図18は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。
以下の記載において、参照は、どのようにして発明が実現され得るかを説明ために示す添付の図になされている。
図1a乃至1cは、本願発明の一実施の形態に係わる、透孔軸104を規定していね透孔を備えたブレスレッド及び/又はネックレスのための100を示している。図1aは、側面図を示し、図1bは、正面図を示し、そして、図1cは、図1bに示された線Aに沿った断面図を示している。100は、透孔150を備えた101と、101の透孔150に挿入された挿入アッセンブリ102,103とを有している。前記透孔は、151の第1の側の第1の開口と152の側の第2の開口とを有している。前記挿入アッセンブリ102,103は、第1の筒状部材102とグリップ部材103(概略的にのみ示されている)とを有している。前記グリップ部材103は、ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で掴むように構成されている。前記第1の筒状部材102は、透孔140を有している。この透孔は、一実施の形態では、100を完全に貫通した透孔を形成している。しかし、本願発明の他の実施の形態では、第1の筒状部材102の透孔は、100の透孔の制限された部分のみを形成している。この装飾部品の透孔150は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に装飾部品が繋がれることを可能にしている。前記自己支持のハウジングの透孔150は、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有している。即ち、自己支持のハウジングの透孔150は、自己支持のハウシジンの第1の開口151及び第2の開口152の所よりも中心部で広くなっている。自己支持のハウジングの透孔150の内面は、流体、例えば、空気を介して、前記挿入アッセンブリ102,103とは、離間されている。第1の筒状部材102は、前記グリップ部材103を前記装飾部品の透孔105内に取着させるように構成されている。これは、前記グリップ部材103を第1のグリップ部材102に、例えば、これら2つの部材を接着させるか、例えば、図2に示されているように、グリップ部材103を第1の筒状部材102の凹所内に位置付けることにより、なされ得る。第1の筒状部材102は、代わって、図3乃至5bを参照して説明されるように、グリップ部材103を装飾部品の透孔150内に、グリップ部材の一部の外周面が覆われることにより、取着し得る。
図2は、本願発明の一実施の形態に係わる、透孔軸204を規定している透孔を有するブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品200の断面図を示している。この装飾部品200は、透孔250を備えた自己支持のハウジング201と、この自己支持のハウジング201の透孔250中に挿入された挿入アッセンブリ202,203とを有している。前記透孔250は、自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口251と、自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口252とを有している。前記挿入アッセンブリ202,203は、第1の筒状部材202とグリップ部材203とを有している。グリップ部材203は、ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦持係合で把持するように構成されている。グリップ部材203は、筒状をしている。前記第1の筒状部材202は、グリップ部材を装飾部品の開口中に、透孔240の内壁の中央部分に凹所290を有し、この中にグリップ部材203が位置付けられていることにより、取着されている。オプションでは、前記グリップ部材230は、第1の筒状部材202の内面に更に取着されている。第1の筒状部材の透孔240は、装飾部品200の完全な透孔を形成している。
図3は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品300の分解図を示している。この装飾部品300は、挿入アッセンブリ370と、第2の筒状部材305と、自己支持のハウジング301ト、ロック部材306とを有している。前記挿入アッセンブリ370は、第1の筒状部材302と、グリップ部材303とを有している。また、透孔軸304が示されている。前記第1の筒状部材302は、透孔を有し、また、図4a乃至4dを参照して後で詳しく説明されるように、カラー324と、第1の部分321と、第2の部分322と、第3の部分323とを備えている。前記ロック部材306は、透孔を有し、また、前記挿入アッセンブリ370と係合するための係合部361と、自己支持のハウジング301の外に位置されるためのカラー362とを備えている。この装飾部品300は、最初に挿入アッセンブリ370を組み立てることにより、製造され/組立てられ得る。挿入アッセンブリ370は、グリップ部材303を第1の筒状部材302の前記第2の部分322の周りに、グリップ部材303の把持部(図示されず)が、第1の筒状部材302の周方向の複数の開口を通って延びるように、位置付けることにより、組立てられ得る。次に挿入アッセンブリ370は、第2の筒状部材305の中に挿入され得る。そして、第2の筒状部材を備えた挿入アッセンブリ370は、自己支持のハウジングの透孔350に、カラー324が自己支持のハウジング301の外に
位置されるように、挿入され得る。代わって、第2の筒状部材305が、挿入アッセンブリ370が挿入される前に、自己支持のハウジングの透孔350の中に挿入され得る。前記挿入アッセンブリ370及び/又は第2の筒状部材305が、第1の開口351を介して自己支持のハウジングの前記透孔351に挿入され得る。前記挿入アッセンブリ370及び/又は第2の筒状部材305は、代わって、自己支持のハウジング301が完全に形成される/組み立てられる前に、自己支持のハウジングの透孔150の中に挿入され得る。これは、例えば、挿入アッセンブリ370及び/又は第2の筒状部材が、自己支持のハウジング301の第1の半体の中に挿入され、この後に、自己支持のハウジング301の第2の半体が、前記第1の半体に取着されて、挿入アッセンブリ370が透孔350の中に挿入されている状態の仕上げられた自己支持のハウジング301が形成される、ことによりなされ得る。最後に、ロック部材306が、自己支持のハウジングの透孔350の第2の開口352の中に挿入され、係合部361が、第1の筒状部材302に装着される。
図4a乃至4dは、本願発明の一実施の形態に係わる透孔を備えた第1の筒状部材を示している。図4a乃至4dに示されている第1の筒状部材は、図3に示されている第1の筒状部材302に対応し得る。図4aは、側面図を示し、図4bは、線Aに沿った断面図を示し、図4cは、正面図を示し、また、図4dは、背面図を示している。第1の筒状部材402は、
筒状部材の透孔軸404を規定している透孔474を有している。第1の筒状部材402が、本願発明に係わる装飾部品の中に位置付けられているときに、筒状部材の前記透孔軸と、装飾部品の透孔軸とは、一致するであろう。第1の筒状部材402は、第1の部分421と第2の部分422と、第3の部分とを有している。第2の部分422の最大幅は、第1の部分421及び第3の部分423の最大幅より小さい。第1の筒状部材402は、更に、カラー424と、第1の周壁の開口426と、第2の周壁の開口427と、第3の周壁の開口428とを有している。これら周壁の開口426,427,428の各々は、筒状部材の透孔軸404に沿って延びている。また、これら周壁の開口426,427,428は、筒状部材の透孔軸404に沿って延びている壁471,472,473により互いに離間されている。これら周壁の開口426,427,428の各々は、第1の筒状部材の全周のBパーセント延びている。この実施の形態では、示されたBは、20.8%に、即ち、75度に等しい。これに対応して、前記壁471,472,473の各々は、第1の筒状部材の全周のCパーセント延びている。この実施の形態では、示されたCは、12.5%に等しい。周壁の開口426,427,428は、グリップ部材の把持部を通して、第1の筒状部材402の透孔474の中へと延びることを
可能にして、把持部がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を把持することを可能にしている。前記カラー424は、自己支持のハウジングに対して透孔軸に沿って第1の方向に第1の筒状部材402が動くことを阻止するように、自己支持のハウジングの外面と当接するための面475を有している。透孔474の幅は、図4aに破線で示されているように、前記第3の部分423の一部中に僅かに延びている。このことにより、ロック部材の係合部が受け入れられて、ロック部材の透孔と第1の筒状部材の透孔とが一緒になって装飾部品の透孔を形成することが可能となっている。第1の筒状部材402は、オプションでは、第1の筒状部材402をロック部材の係合部に機械的に取着させるための機械的なロック手段425、例えば、雄型/雌型ロック機構、を更に有し得る。幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材402は、1mmと3mmとの間の、筒状部材の透孔軸に沿った長さを有している。
図5a及び5bは、本願発明の一実施の形態に係わるグリップ部材を示している。図5aは、側面図を示し、また、図5bは、正面図を示している。図5a及び5bに示されているグリップ部材503は、図3に示されているグリップ部材303に対応している。このグリップ部材は、外周面532と内周面536とを備えた筒状部531により構成されている。このグリップ部材503は、更に、夫々が筒状部531の前記内周面536から突出している第1のグリップ部533と、第2のグリップ部534と、第3のグリップ部535とを有している。これらグリップ部533,534,535の各々は、筒状部531の内周面536のAパーセントから突出している。この実施の形態で、示されたAは、19.4%に、即ち、70度に等しい。グリップ部533,534,535は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を弾性的に掴むために使用される。このグリップ部材503は、可撓性材料、例えば、シリコーンの様な材料により形成され得る。グリップ部材503は、図4a乃至4dに示されているような第1の筒状部材402に以下のようにして装着されることができる。第1のグリップ部533が前記第1の周壁の開口426とアラインメントされ、第2のグリップ部534が前記第2の周壁の開口427とアラインメントされ、そして、第3のグリップ部535が前記第3の周壁の開口428とアラインメントされ、かして、第1のグリップ部533が第1の周壁の開口426を通って延び、第2のグリップ部534が第2の周壁の開口427を通って延び、第3のグリップ部535が第3の周壁の開口428を通って延び、また、筒状部531の内周面536の一部が、第1の筒状部材402の外周面の一部471,472,473の上に乗るまで、第1の筒状部材402の周りでグリップ部材503を引っ張ることによりグリップ部材503は、第1の筒状部材502に装着される。
図6a及び6bは、本願発明の一実施の形態に係わる自己支持のハウジングを示している。図6aは、側面図を示し、また図6bは、正面図を示している。図6a及び6bに示されている自己支持のハウジング601は、図3に示されている自己支持のハウジング301に対応している。この自己支持のハウジング601は、自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口651と自己支持のハウジングの第2の側の開口652とを備えた透孔650を有している。この自己支持のハウジングの透孔650は、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有している。即ち、自己支持のハウジングの透孔650は、自己支持のハウシジンの第1の開口651及び第2の開口652の所よりも中心部で広くなっている。自己支持のハウジング601は、第1の筒状部材のカラーの面と当接するための平坦面653を第1の開口651の所に有している。対応して、自己支持のハウジング601は、ロック部材のカラーの面と当接するための平坦面654を有している。
図7a及び7bは、本願発明の一実施の形態に係わる第2の筒状部材を示す図である。図7aは、側面図を示し、また図7bは、正面図を示している。図7a及び7bに示されている第2の筒状部材705は、図3に示されている第2の筒状部材305に対応し得る。この第2の筒状部材は、透孔755を有している。この透孔内に、グリップ部材が装着された第1の筒状部材が位置され得る。
図8a及び8bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。図8aは、上面図を示し、図8bは、背面図を示し、また図8cは、正面図を示している。図8a乃至8cに示されているロック部材806は、図3に示されているロック部材306に対応し得る。このロック部材806は、第1の筒状部材の一部に装着されるための係合部861と、自己支持のハウジングの外に位置されるためのカラー862と、透孔865とを有している。前記係合部861は、オプションでは、第1の筒状部材402を係合部861に機械的に取着させるための機械的なロック手段、864、例えば、雄型/雌型ロック機構、を更に有し得る。前記カラー862は、自己支持のハウジングの面と当接するための平坦面863を有している。
図9は、本願発明の一実施の形態に係わる、可能なディメンションを有している装飾部品の分解斜視図を示している。この装飾部品900は、第1の筒状部材902と、グリップ部材903と、自己支持のハウジング901と、第2の筒状部材905と、ロック部材906とを有している。
図10a乃至10dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。図10aは、上面図を示し、図10bは、側面図を示し、図10cは、正面図を示し、そして、図10dは、背面図を示している。この第1の筒状部材1002は、透孔1002を有し、カラー1024と、第1の部分1021と、第2の部分1022と、第3の部分1023とを備えている。前記カラー1024と、第1の部分1021と、第2の部分1022とは、図4a乃至4dに示されている第1の筒状部材の対応した部品と同じであり得る。前記第3の部分1023は、雄型/雌型ロック機構1075,1076の雌型部の形態の機械的なロック手段を有している。この雌型部1075,1076は、夫々透孔軸に沿って延びた第1の開口1075と第2の開口1076とを有している。これら第1の開口1075と第2の開口1076とは、互いに対向して位置されている。
図11a乃至11dは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材1106を示している。図11aは、上面図を示し、図11bは、正面図を示し、そして、図11cは、背面図を示している。このロック部材1106は、透孔1165を有し、またカラー1162と係合部1161を備えている。カラー1162は、図8に示されているロック部材のカラーと同じであり得る。前記係合部1161は、雄型/雌型ロック機構1075,1076の雄型部1166,1167の形態の機械的なロック手段を有している。この雄型部1166,1167は、第1の可撓性部材1166と第2の可撓性部材1167とを有している。これら第1及び第2の可撓性部材1166、1167は、夫々、突出部1168,1169を有している。図10a乃至10cと図11a乃至11cとに示されている雄型/雌型ロック機構は、一緒に機能するように構成され、かくして前記突出部1168,1169は、前記開口1075,1076と適合するように構成されている。ロック部材1106は、第1の筒状部材1002に、これら両者を一緒に、雄型部が雌型部に当接して、第1及び第2の可撓性部材1166,1167が第1の形状から第2の形状に変形するまで、即ち、第1及び第2の可撓性部材1166,1167が共に徐々に内方に曲げられまで動かすことにより、取着され得る。これは、2つの可撓性部材1166,1167の湾曲された前面と、第1の筒状部材1002の透孔1074のリム1077との間の相互作用の結果である。2つの可撓性部材1166,1167が、第1の筒状部材1002の2つの開口1075,1076とアラインメントされると、2つの可撓性部材1166,1167は、ほぼ第1の位置へと跳ね戻り、2つの可撓性部材の突出部1166,1167が前記開口1075,1076と係合し、ロック部材1106を第1の筒状部材1002にロックさせる。かくして、ロック部材1106は、第1の筒状部材1002に、両者間の純粋な変換(pure translation)により、装着されることができる。前記雄型/雌型ロック機構1075,1076,1166,1167は、雄型/雌型部分の自由位置から雄型/雌型のロック位置への変換が、雄型/雌型のロック位置から雄型/雌型の自由位置への変換よりも小さい力が要求されるスナップロック形式である。これは、突出部1168,169と開口1075,1076との特別な形状のためである。このことは、ロック部材1106と第1の筒状部材1002とは、代表的には、永久に取着されるので、有効である。
図12は、本願発明の一実施の形態に係わる、図10a乃至10dと図11a乃至11cを参照して説明されたような第1の筒状部材とロック部材とを有する完全に組み立てられた装飾部品の中心での断面を示す。この装飾部品1200は、自己支持のハウジング1201と、第1の筒状部材1202と、グリップ部材1203と、ロック部材1206と、第2の筒状部材1205とを有している。装飾部品1200は、透孔軸を規定している透孔1250を有している。前記グリップ部材1203は、図5a及び5bに示されたグリップ部材と同じもので良く。自己支持のハウジング1201は、図6a及び6bに示された自己支持のハウジングと同じもので良く、また、第2の筒状部材1205は、図7a及び7bに示された筒状部材と同じもので良い。グリップ部材1203のグリップ部が、装飾部品1200の透孔1250の中にどのように突出して、突出部が、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品、例えば、ブレスレッド及び/又はネックレスのチェーンを摩擦的に把持可能である
図13a乃至13dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示示している。図13aは、上面図を示し、図13bは、側面図を示し、図13cは、正面図を示し、そして、図13dは、背面図を示している。第1の筒状部材1302は、透孔1374を備え、また、カラー1324と、第1の部分1321と、第2の部分1322と、第3の部分1323とを有している。前記カラー1324と、第1の部分1321と、第2の部分1322とは、図5aないし4dに示された第1の筒状部材の対応した部分と同じで良い。前記第3の部分1323は、雄型/雌型ロック機構1375,1376の雌型部の形態である機械的なロック手段を有している。雌型部1075,1076は、第1の開口又は凹所1375と第2開口又は凹所1376とを有している。第1の開口1375と第2の開口1376とは、互いに対向するように位置されている。
図14a乃至14dは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示している。図14aは、上面図を示し、図14bは、正面図を示し、そして、図14cは、背面図を示している。このロック部材1406は、透孔1465を有し、また、カラー1462と係合部1461とを備えている。カラー1462は、図8に示されているロック部材のカラーと同じもので良い。係合部1461は、雄型/雌型ロック機構の雄型部1468,1469の形態の機械的なロック手段を有している。雄型部1468,1469は、第1の突出部1468と第2の突出部1469とを有している。図13a乃至13cと図11a乃至11cに示されている雄型/雌型ロック機構は、一緒に機能するように構成され、かくして突出部1468,1469は、開口1375、1376と適合するように構成されている。前記雄型/雌型ロック機構は、回転形式のものである。即ち、最初に、第1の筒状部材1302に対して自由回転可能な向きにロック部材1406を回転させて向かわせ(突出部1468,1469が開口1375,1376とアラインメントされた状態)、次に、ロック部材1406を透孔軸に沿って移動させ、最後に、ロック部材1406を自由回転可能な向きからロックされる回転向きへと回転させることにより、ロック部材1406は、第1の筒状部材1302に装着され得る。
図15は、本願発明の一実施の形態に係わる、図13a乃至13dと図14a乃至14c
を参照して説明された第1の筒状部材とロック部材とを有する装飾部品を示す図である。この装飾部品1500は、自己支持のハウジング1501と、第1の筒状部材1502と、グリップ部材1503と、ロック部材1506と、第2の筒状部材1205とを有している。また、この装飾部品1500は、透孔軸1504を規定している透孔1550を有している。前記グリップ部材1503は、図5a及び5bに示されているグリップ部材と同じものでも良く、自己支持のハウジング1501は、図6a及び6bに示されている自己支持のハウジングと同じものでも良く、また、第2の筒状部材1205は、図7a及び7bに示されている第2の筒状部材と同じものでも良い。
図16a乃至16cは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示している。図16aは、側面図を示し、図16bは、正面図を示し、そして、図16cは、図16bに示されている線Aに沿った断面図を示している。この装飾部品1600は、ブレスレッド及び/又はネックレス、例えばビーズで使用されるための装飾部品である。装飾部品1600は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に装飾部品が繋がれることを可能にしている透孔1698を有している。この透孔1698は、透孔軸1604を規定している。この装飾部品1600は、自己支持のハウジング1601と、第1の筒状部材1602と、ロック部材1606とを有している。前記自己支持のハウジング1601は、このハウジングの第1の側に第1の開口1651を有し、また、ハウジングの第2の側に第2の開口1652を有している。前記第2の筒状部材1602は、透孔1640を有し、また、自己支持のハウジングの第1の開口1651を介して自己支持のハウジングの透孔1650の中に挿入されている。前記ロック部材1606は、透孔1665を有し、また、自己支持のハウジングの第2の開口1652を介して自己支持のハウジングの透孔1650の中に挿入されている。前記ロック部材1606と第1の筒状部材1602とは、ボックス1699により概略的に示されているように装着されている。第1の筒状部材の透孔1640とロック部材の透孔1665とは、一緒になって、装飾部品1600の透孔を構成している。装飾部品1600は、自由に移動可能な装飾部品でも、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を弾性的に掴むように構成された装飾部品でも良い。
図17a及び17bは、本願発明の一実施の形態に係わる、自由に移動可能な装飾部品のための第1の筒状部材を示している。図17aは、上面図をしめしており、また図17bは、側面図を示している。第1の筒状部材1702は、透孔1774を有している。この第1の筒状部材は、自己支持のハウジングの外側に位置されるためのカラー1724と、雄型/雌型ロック機構の雌型部1775,1776の形態の機械的なロック手段とを有している。雌型部1775,1776は、夫々透孔軸に沿って延びた第1の開口1775と第2の開口1776とを有している。これら第1の開口1775と第2の開口1776とは、互いに対向するように位置されている。前記雄型/雌型ロック機構は、図11a乃至11dに示されているロック部材1106の雄型/雌型ロック機構と一緒に機能するように構成されている。即ち、ロック部材1106は、第1の筒状部材1702に、これらの雄型/雌型ロック機構により、装着され得る。
図18は、本願発明の一実施の形態に係わる、自由に移動可能なように構成され、完全に組み立てられた装飾部品の中心での断面を示している。この装飾部品1800は、自己支持のハウジング1801と、第1の筒状部材1802ト、ロック部材1806と、第2の筒状部材1805とを有している。また、この装飾部品1800は、透孔軸1804を規定している透孔1850を有している。前記第2の筒状部材1805は、図7a及び7bに示されている第2の筒状部材と同じもので良い。前記第1の筒状部材1802は、図17a及び17bを参照して記載されているような第1の筒状部材である。また、ロック部材1806は、図11a乃至11cを参照して記載されているようなロック部材である。第1の筒状部材1802の開口及び/又はロック部材1806の開口は、オプションとして、事前に装飾され、即ち、円により概略的に示されているように装飾溝が設けられ得る。
幾つかの実施の形態が詳細に示されまた記載されているけれども、本願発明は、これらに限定されるものではなく、請求項に規定された内容の範囲内で、他の態様で実現されることが可能である。特に、本願発明の範囲を逸脱しないで、他の実施の形態が、利用され得、また、構造及び機能の変更がなされ得ることは、理解されるであろう。
幾つかの手段に参照符号を付してある装置の請求項で、これら幾つかの手段は、同じ機構により具体化され得る。また、所定のものが互いに異なる従属請求項に記載され、もしくは異なる実施の形態に記載されているからといって、これは、これらものの組合せが都合良く使用されることができないということを示しているものではない。
この明細書で使用されている用語"comprise/comprising"は、延べられた態様、一体物、工程、または、部品があることを特定するためであって、1もしくは複数の態様、一体物、工程、部品、もしくは、これらの組合せの存在又は追加を除外するものではないことは、強調されるべきである。
本出願は、ブレスレッド又はネックレスのための装飾部品に、このような装飾部品を有するブレスレッド又はネックレスに、装飾部品を製造するための方法に、そして、グリップ部材を装飾部品の透孔中に取着させるための筒状部材に関する。
ネックレスやブレスレッドのような装飾品は、細長い部品、例えば、チェーン、ワイヤ又は糸に繋がれたビーズのような自由に移動可能な複数の装飾部品により、度々構成されている。このような自由に移動可能なビーズの全てが、ネックレスまたはブレスレッドの底部に集まってしまうのを防止するために、装飾部品には、ネックレス又はブレスレッドを掴むように構成されたストッパー機構が設けられている。このようなストッパー機構は、種々の形態で、従来から知られている。
ストッパー機構の従来技術のバリエーションの例は、細長い部品に摩擦力を与えるように装飾物品が中に弾性体を有して形成されているUS 2003/0154742に開示されている。同様の解決が、US 2002/0148250に開示されている。この文献では、装飾部品に、細長い部品の外径よりも僅かに短い内径を有する可撓性の弾性チューブが、装飾部品に設けられている。
US 206/0277945は、少なくとも2つのキャップを備えた1セットの部品により形成されたリンクを有するネックレス又はブレスレッドを開示している。前記キャップは、一方では、頭部間に装飾ケース部材を保持するように足部を組み合わせるための手段と、他方では、接続部材に対して各リンクを固定するために足部の接続部に設けられたロック手段とを有している。
他の従来技術のバリエーションは、WO 2006/125155に記載されている。
しかし、上記従来技術の装飾部品を製造するのは難しい場合もあった。更に、留める機構は、損傷し易い可能性もあった。
かくして、容易に製造可能である固定機構を備えた、丈夫な装飾部品を提供する問題が残っている。
第1の態様に係われば、本願発明は、ブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有し、この装飾部品は、
自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングと、
自己支持のハウジングの前記透孔中に挿入される挿入アッセンブリとを具備し、
前記挿入アッセンブリは、装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔を有する第1の筒状部材と、前記ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で把持するためのグリップ部材とから組立てられ、また、前記第1の筒状部材は、装飾部品の前記透孔中で、前記グリップ部材を取着するように構成され、前記第1の筒状部材は、前記透孔軸に沿って延びた第1の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの前記細長い部品を摩擦係合で把持するための第1のグリップ部を有し、この第1のグリップ部は、前記第1の周壁の開口を通るように延びている、装飾部品に関している。
従って、装飾部品にグリップ部材を与えるために挿入アッセンブリを使用することにより、製造コストが低くされ得る。更に、自己支持のハウジングの中にグリップ部材を取着させるために筒状部材を使用することにより、グリップ部材は、損傷から比較的効率よく保護され得る。
装飾部品は、ビーズのように、装飾の目的のためにブレスレッド及び/又はネックレスに繋がれ得る如何なる部品でも良い。本願の第1の態様に係わる装飾部品は、ブレスレッド及び/又はネックレスにビーズを自由に動かすことができるように構成するために使用され得る。例えば、2つの装飾部品が、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品の所望の位置に引いて位置させられて開放されることができ、かくして、これら装飾部品は、細長い部品に留められる。従って、ブレスレッド又はネックレスは、自由に移動可能なビーズのために3つの異なる領域に分けられる。このことは、自由に移動可能なビーズの全てが一緒になってまとまることを防止するように使用され得る。
前記自己支持のハウジングは、装飾部品の外面を構成し得るか、装飾部品の外面を構成する他の層又は部品で覆われ得る。自己支持のハウジングは、ほぼ球形、円筒形、立方体形のような如何なる形状でも良い。自己支持のハウジングは、装飾部品の製造プロセスの間、しっかりとした取扱いが可能なような構成強度を有している。自己支持のハウジングは、装飾部品の主構成強度を与え得る。自己支持のハウジングは、金属、ガラス、木材、プラスチック、又はこれらの組合せにより形成され得る。この自己支持のハウジングの透孔は、一定の幅を有していても、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有していても良い。例えば、自己支持のハウジングの透孔は、第1の開口及び第2の開口の所よりも、自己支持のハウジングの中央部で広くなっていても良い。自己支持のハウジングの透孔の内面は、他の部品又は流体、例えば、空気により、挿入アッセンブリから離間されていても良い。少なくとも、自己支持のハウジングの一部は、透明又は半透明であっても良い。
装飾部品の個々の部材は、永久的に取着されても、又永久的でないように取着されても良い。挿入アッセンブリは、ハウジングの透孔中にハウジングの第1の開口から挿入され得る。即ち、挿入アッセンブリは、これが自己支持のハウジングの第1の開口を通って挿入可能なようなサイズと形状を有し得る。
第1の筒状部材は、丸いか矩形のような外形を有し得る。従って、第1の筒状部材の透孔は、丸いか矩形のような如何なる形状を有し得る。第1の筒状部材は、一体成型により、即ち、単一の型により形成され得る。第1の筒状部材は、金属及び/又はプラスチックにより形成され得る。
前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品、例えば、ネックレス又はブレスレッドのチェーンもしくはストランドと強い摩擦係合接続を果たすように設定された材料で形成され得る。前記グリップ部材は、シリコーン剤のように変形可能な材料により形成され得る。
幾つかの実施の形態では、前記グリップ部材は、第1の材料で形成され、前記第1の筒状部材は、第2の材料で形成される。ここで、第1の材料の摩擦係数は、スターリングシルバーに比較した第2の材料の摩擦係数よりも高い。
前記第1の材料の摩擦係数は、スターリングシルバーに比較した第2の材料の摩擦係数よりも、少なくとも10%,20%,40%又は60%高くて良い。
本願発明の幾つかの実施の形態において、前記グリップ部材は、装飾部品の中央に位置されており、透孔軸に沿った自己支持のハウジングの幅の95%,90,80%,70%,60%又は50%よりも短い透孔軸に沿った幅を有している。
従って、前記グリップ部材は、良好に保護されている。かくして、より強度の優れた装飾部品が提供される。
幾つかの実施の形態では、前記グリップ部材は、筒状部を有し、また、前記グリップ部は、前記筒状部の内面から突出し、グリップ部材の筒状部は、前記第1の筒状部材の一部を囲んでいる。
従って、前記筒状部材は、この装飾部品の透孔の中に、グリップ部材を有効な方法で装着させ得る。
グリップ部材全体は、一体成型により、即ち、単一のモールドにより、なされ得る。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第2の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出している第2のグリップ部を有し、この第2のグリップ部は、前記第2の周壁の開口を通るように延びている。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第3の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出している第3のグリップ部を有し、この第3のグリップ部は、前記第3の周壁の開口を通るように延びている。
幾つかの実施の形態では、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口は、透孔軸に沿った前記第1の筒状部材の幅の95%,90,80%,70%,60%又は50%よりも短い透孔軸に沿った幅を有している。
幾つかの実施の形態では、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口の各々は、透孔軸に対して垂直な面内で、第1の筒状部材の周壁の5%と33%との間だけ延びている。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、第1の部分及び第2の部分を有し、この第2の部分は、第1の部分の最大幅よりも狭い最大幅を有し、また、グリップ部材の前記筒状部は、第1の筒状部材の前記第2の部分の周りにぴったりと適合するように配置されて、第1の筒状部材の前記第1の部分と当接し、この結果、前記グリップ部材は、第1の筒状部材に対する、透孔軸に沿った第1の方向への動きが阻止される。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、更に、第3の部分を有しており、また、前記第2の部分は、第1の部分及び第3の部分の最大幅よりも狭い最大幅を有し、そして、グリップ部材の前記筒状部は、第1の筒状部材の前記第3の部分と当接して、第1の筒状部材に対する、透孔軸に沿った方向へのグリップ部材の動きを阻止する。
前記最大幅は、透孔軸に垂直な面内で計っている。
幾つかの実施の形態で、前記グリップ部材の筒状部は、前記第1の筒状部材の第1の部分及び/又は第3の部分の最大幅にほぼ等しい最大幅を有している。
幾つかの実施の形態において、この装飾部品は、更に、第2の筒状部材を有しており、前記第1の筒状部材は、この第2の筒状部材の中に配置される。
これにより、挿入アッセンブリを自己支持のハウジングの中に挿入し易くしている。
前記第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの幅にほぼ等しい透孔軸に沿った幅を有し得る。かくして、この第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの透孔の中に全体が挿入され得る。
幾つかの実施の形態で、挿入アッセンブリの前記第1の筒状部材は、第1端に、更にカラーを有し、このカラーは、前記自己支持のハウジングの第1の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置し、また、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第1の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
前記外面は、前記自己支持のハウジングの外面であり得る。前記カラーは、前記第1の筒状部材の一体的な部分であり得るか、第1の筒状部材に取着され得る。
幾つかの実施の形態で、この装飾部品は、更に、透孔を備えたロック部材を有し、このロック部材は、前記自己支持のハウジングの中位置される係合部と、自己支持のハウジングの前記第2の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置されるカラーとを有し、前記係合部は、前記第1の筒状部材に装着され、また、前記カラーは、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第2の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
従って、挿入アッセンブリは、自己支持のハウジングに有効な方法で取着され得る。
前記外面は、自己支持のハウジングの外面であり得る。
ロック部材の前記係合部とカラーとは、一体的に形成され得る。また、このロック部材は、第1の筒状部材に、接着剤又は機械的なロック機構により、装着され得る。
ロック部材の前記係合部は、第1の筒状部材の中に挿入されて、前記ロック部材の透孔と前記第1の筒状部材とが、一緒になってこの装飾部品の透孔を形成している。
幾つかの実施の形態において、前記係合部は、前記第1の筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により装着され、これの雄型部は、突出部を有し、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している。
前記係合部は、雄型部を有し得、また、前記第1の筒状部材は、雌型部を有し得る。即ち、前記係合部は、第1の筒状部材の凹所及び/又は開口と係合するように構成された突出部を有し得る。代わって、第1の筒状部材が雄型部を有し、係合部が雌型部を有していても良い。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置から、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置への移動及び/又は回転が、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置から雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置への移動及び/又は回転よりも弱い力でなされる、スナップロック形式である。
このことは、ロック部材と第1の筒状部材とが、代表的には永久的に取着されるような効果があり得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、ロック部材が第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きのときに、透孔軸に沿った凹所及び/又は開口中への雄型部の突出部の挿入を可能にし、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる位置の時であってロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる回転向きのときに、少なくとも透孔軸に沿った第1の方向への移動が阻止されるように形成された凹所及び/又は開口を、前記雌型部(係合部又は第1の筒状部材)が有している回転ロック形式である得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、複数の突出部を有しており、また前記雌型部は、複数の凹所及び/又は開口を有している。
前記雄型/雌型ロック機構が回転形式のときには、前記ロック部材は、第1の筒状部材に、最初にロック部材を第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きに回転して向かせ、次に、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされるになるまで、筒状部材及び/又はロック部材を透孔軸に沿って移動させ、そして、最後に、第1の筒状部材及び/又はロック部材を自由回転可能な向きからロックされる回転向きに回転させることにより、装着され得る。
前記雄型部の突出部及び/又は前記雌型部の凹所及び/又は開口は、自由回転可能な向きからロックされる回転向きへの回転が、ロックされる回転向きから自由回転可能な向きへの回転よりも小さい力が必要であるように、構成され得る。
幾つかの実施の形態において、雄型部(係合部又は第1の筒状部材)は、可撓性の部材を有する。この可撓性の部材は、雄型部が雌型部と当ったときに、第1の形状から第2の形状に変形し、そして、この可撓性の部材が、雌型部の凹所及び/又は開口とアラインメントされたときに、ほぼ第1の形状へとスナップバックして、可撓性の部材が凹所及び/又は開口と係合し、この結果、両者間での純粋な変換により、雄型部を雌型部にロックさせるように、構成されている。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、2つの可撓性の部材を有し、また、雌型の部分は、2つの凹所及び/又は開口を有している。
前記2つの可撓性の部材は、雄型部の対向した両側に配置され得る。対応して、前記2つの凹所及び/又は開口は、雌型部の対向した両側に配置され得る。
幾つかの実施の形態では、装飾部品は、2mmと5cmとの間の透孔軸に沿った長さを有している。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第4の周壁の開口を有しており、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出した第4のグリップ部を有しており、この第4のグリップ部は、前記第4の周壁の開口を通って延びている。
第2の態様に係われば、本願発明は、細長い部品と、
前記細長い部品に繋がれる、本願発明の第1の態様に関連して記載された第1の装飾部品とを具備し、
前記第1の装飾部品は、所定の力が前記第1の装飾部品にかけられて、第1の装飾部品が、前記細長い部品に沿って動くことが可能になるまで、細長い部品に沿って第1の装飾部品を固定するように、グリップ部材が細長い部品を弾性的に把持するように、構成されている、ブレスレッド又はネックレスに関している。
前記細長い部品は、金属チェーン、レザー紐、布紐、又は、アンカー形式のチェーンのように、宝飾品に適した細長い部品であり得る。
幾つかの実施の形態では、前記所定の力は、装飾部品に作用する重力よりも大きい。
幾つかの実施の形態では、ブレスレッド又はネックレスは、更に、細長い部材に繋がれる少なくとも1つの自由に動き得る装飾部品を有している。
幾つかの実施の形態では、ブレスレッド又はネックレスは、更に、細長い部材に繋がれる複数の自由に動き得る装飾部品を有している。
幾つかの実施の形態では、ブレスレッド又はネックレスは、更に、細長い部材に繋がれる、前記第1の態様に関して記載されたような第2の装飾部品を有しており、この第2の装飾部品は、グリップ部材が、細長い部材を弾性的に把持して、第2の装飾部品を、所定の力が第2の装飾部品にかけられて第2の装飾部品が細長い部品に沿って動かされ得るようになるまで、細長い部品に沿って固定させるように構成されている。
第3の態様に係われば、本願発明は、装飾部品を製造するための方法であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有しており、この方法は、
自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングを与える工程と、
装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔を有する第1の筒状部材と、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するためのグリップ部材とを有する挿入アッセンブリを組み立てる工程と、
前記挿入アッセンブリを前記ハウジングの透孔の中に挿入する工程とを具備し、
前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第1の周壁の開口を有し、前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するための第1のグリップ部と筒状部とを有し、前記第1のグリップ部は、前記筒状部の内面から突出しており、また、前記挿入アッセンブリを組み立てる工程は、前記第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口とアラインメントされ、第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口を通って延び、前記筒状部の内面の一部が、第1の筒状部材の外面の一部の上に位置し、この結果、グリップ部材が第1の筒状部材に取着されるまで、第1の筒状部材の周りのグリップ部材を引っ張ることを有している、方法に関している。
従って、グリップ部材を備えた装飾部品を製造する有効な方法が提供される。
幾つかの実施の形態では、前記挿入アッセンブリは、前記自己支持のハウジングの第1の開口から、自己支持のハウジングの透孔の中に挿入される。
幾つかの実施の形態において、装飾部品は、本願発明の第1の態様に関連して記載されたような装飾部品である。
幾つかの実施の形態において、前記挿入アッセンブリは、これが自己支持のハウジングの透孔に挿入される前に、組み立てられる。
幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第2の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、更に、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するための第2のグリップを有しており、この第2のグリップ部材は、前記筒状部の内面から突出している。前記挿入アッセンブリを組み立てる工程は、前記第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口とアラインメントされると共に前記第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口とアラインメントされ、第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口を通って延びると共に第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口を通って延び、前記筒状部の内面の一部が、第1の筒状部材の外面の一部の上に位置し、この結果、グリップ部材が第1の筒状部材に取着されるまで、第1の筒状部材の周りのグリップ部材を引っ張ることを有している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第3の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、更に、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するための第3のグリップ部を有しており、この第3のグリップ部は、前記筒状部の内面から突出している。前記挿入アッセンブリを組み立てる工程は、前記第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口とアラインメントされる、前記第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口とアラインメントされ、前記第3のグリップ部が、前記第3の周壁の開口とアラインメントされ、そして、第1のグリップ部が、前記第1の周壁の開口を通って延び、第2のグリップ部が、前記第2の周壁の開口を通って延び、第3のグリップ部が、前記第3の周壁の開口を通って延び、前記筒状部の内面の一部が、第1の筒状部材の外面の一部の上に位置し、この結果、グリップ部材が第1の筒状部材に取着されるまで、第1の筒状部材の周りのグリップ部材を引っ張ることを有している。
幾つかの実施の形態において、この装飾部品は、更に、透孔を備えたロック部材を有し、このロック部材は、前記挿入アッセンブリと係合するための係合部と、前記自己支持のハウジングの外に位置されるカラーとを有し、この方法は、更に、
前記ロック部材の係合部を前記自己支持のハウジングの第2の開口の中に挿入する工程と、
前記係合部を前記挿入アッセンブリに装着させる工程とを有している。
第4の態様に係われば、本願発明は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を、装飾部品の透孔中で、把持するためのグリップ部材を取着するための筒状部材に関している。この筒状部材は、筒状部材の透孔軸を規定している透孔を有している。また、この筒状部材は、筒状部材の透孔軸に沿って延びている第1の周壁の開口を有しており、この第1の周壁の開口は、第1のグリップ部が第1の周壁の開口を通ることを可能にするように、グリップ部材の第1のグリップ部を受けるようになっている。
幾つかの実施の形態において、前記筒状部材は、更に、筒状部材の透孔軸に沿って延びている第2の周壁の開口を有しており、この第2の周壁の開口は、第2のグリップ部が第2の周壁の開口を通ることを可能にするように、グリップ部材の第2のグリップ部を受けるようになっている。
幾つかの実施の形態において、前記筒状部材は、更に、筒状部材の透孔軸に沿って延びている第3の周壁の開口を有しており、この第3の周壁の開口は、第3のグリップ部が第3の周壁の開口を通ることを可能にするように、グリップ部材の第3のグリップ部を受けるようになっている。
幾つかの実施の形態において、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口は、筒状部材の透孔軸に沿った筒状部材の幅の95%,90,80%,70%,60%又は50%よりも短い筒状部材の透孔軸に沿った幅を有している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の周壁の開口、第2の周壁の開口、及び/又は第3の周壁の開口は、筒状部材の透孔軸に対して垂直な面内で、筒状部材の周壁の5%と33%との間だけ延びている。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、装飾部品の自己支持のハウジングの透孔の中に、自己支持のハウジングの前記透孔の第1の開口を通して挿入可能である。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、第1の部分と第2の部分とを有し、第1の部分は、第2の部分の次に位置され、第2の部分は、筒状部材の透孔軸に垂直な面内で計って、第1の部分の最大幅よりも小さい最大幅を有しており、前記第1の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、前記第2の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、前記第3の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、更に、前記第2の部分の次に位置された第3の部分を有しており、前記第2の部分は、筒状部材の透孔軸に垂直な面内で計って、前記第1の部分及び第3の部分の最大幅よりも小さい最大幅を有しており、前記第1の周壁の開口は、筒状部材の第2の部分に位置されている。
幾つかの実施の形態において、前記第1の周壁の開口は、筒状部材の前記第2の部分の、筒状部材の透孔軸に沿ってほぼ全長に渡って延びている。
幾つかの実施の形態において、前記第2の周壁の開口は、筒状部材の前記第2の部分の、筒状部材の透孔軸に沿ってほぼ全長に渡って延びている。
幾つかの実施の形態において、前記第3の周壁の開口は、筒状部材の前記第2の部分の、筒状部材の透孔軸に沿ってほぼ全長に渡って延びている。
幾つかの実施の形態において、この筒状部材は、自己支持のハウジングの外に位置されるカラーを有し、このカラーは、自己支持のハウジングに対して、筒状部材の前記透孔軸に沿った第1の方向へ筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
前記カラーは、この筒状部材の一体的な部分であり得るか、筒状部材に取着され得る。このカラーは、筒状部材の透孔の第1の開口の所に配置され得る。
幾つかの実施の形態において、前記係合部は、この筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により装着され、これの雄型部は、突出部を有し、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している。
前記係合部は、雄型部を有し得、また、この筒状部材は、雌型部を有し得る。即ち、前記係合部は、筒状部材の凹所及び/又は開口と係合するように構成された突出部を有し得る。代わって、この筒状部材が雄型部を有し、係合部が雌型部を有していても良い。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置から、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置への移動及び/又は回転が、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置から雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置への移動及び/又は回転よりも弱い力でなされる、スナップロック形式である。
このことは、ロック部材と筒状部材とが、代表的には永久的に取着されるような効果があり得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、ロック部材が筒状部材に対して自由回転可能な向きのときに、透孔軸に沿った凹所及び/又は開口中への雄型部の突出部の挿入を可能にし、ロック部材が筒状部材に対してロックされる位置の時であってロック部材が筒状部材に対してロックされる回転向きのときに、少なくとも透孔軸に沿った第1の方向への移動が阻止されるように形成された凹所及び/又は開口を、前記雌型部(係合部又は筒状部材)が有している回転ロック形式である得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、複数の突出部を有しており、また前記雌型部は、複数の凹所及び/又は開口を有している。
前記雄型部の突出部及び/又は前記雌型部の凹所及び/又は開口は、自由回転可能な向きからロックされる回転向きへの回転が、ロックされる回転向きから自由回転可能な向きへの回転よりも小さい力が必要であるように、構成され得る。
幾つかの実施の形態では、筒状部材は、2mmと3cmとの間の筒状部材の透孔軸に沿った長さを有している。
第5の態様に係われば、本願発明は、ブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有し、この装飾部品は、
ハウジングの第1の側の第1の開口、並びにハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングと、
透孔を有し、前記自己支持のハウジングの第1の開口を通して自己支持のハウジングの透孔の中に挿入される第1の筒状部材とを具備し、
この装飾部品は、更に、透孔を有し、自己支持のハウジングの前記第2の開口を通して自己支持のハウジングの前記透孔の加に挿入されるロック部材を具備し、このロック部材は、前記第1の筒状部材に装着される係合部を有している。
従って、装飾部品の両側から挿入された2つの部材を使用することによるライニングを装飾部品に与えることにより、このライニング(第1の筒状部材とロック部材)は、ビーズにこれを変形しないで装着され得る。このことは、予め装飾されたライニングや複数の部材からなるライニングのような比較的複雑な挿入部が使用されることを可能にしている。
この装飾部品は、ビーズのような装飾の目的のためのブレスレッド及び/又はネックレスに繋がれ得る如何なる部品でも良い。本願発明の第5の態様に係わる装飾部品は、自由に動き得る装飾部品でも良いし、ブレスレッド又はブレスレッドで自由に動き得る装飾部品を構成する装飾部品でも良い。前記自己支持のハウジングは、装飾部品の外面を構成し得るか、装飾部品の外面を構成する他の層又は部品で覆われ得る。自己支持のハウジングは、ほぼ球形、円筒形、立方体形のような如何なる形状でも良い。自己支持のハウジングは、装飾部品の製造プロセスの間、しっかりとした取扱いが可能なような構成強度を有している。自己支持のハウジングは、装飾部品の主構成強度を与え得る。自己支持のハウジングは、金属、ガラス、木材、プラスチック、又はこれらの組合せにより形成され得る。この自己支持のハウジングの透孔は、一定の幅を有していても、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有していても良い。例えば、自己支持のハウジングの透孔は、第1の開口及び第2の開口の所よりも、自己支持のハウジングの中央部で広くなっていても良い。自己支持のハウジングの透孔の内面は、他の部品又は流体、例えば、空気により、挿入アッセンブリから離間されていても良い。少なくとも、自己支持のハウジングの一部は、透明又は半透明であっても良い。
前記係合部と第1の筒状部材とは、永久的に取着されても、又永久的でないように取着されても良い。
第1の筒状部材は、丸いか矩形のような外形を有し得る。従って、第1の筒状部材の透孔は、丸いか矩形のような如何なる形状を有し得る。第1の筒状部材は、一体成型により、即ち、単一の型により形成され得る。第1の筒状部材は、金属及び/又はプラスチックにより形成され得る。
前記ロック部材の係合部は、接着剤又は機械的なロック機構の使用により、第1の筒状部材に取着さけ得る。
幾つかの実施の形態では、前記係合部は、第1の筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により取着されており、雄型部は、突出部を有しており、また、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している。
前記係合部は、雄型部で良く、また、前記雌型部は、雌型部で良い。即ち、係合部は、第1の筒状部材に形成された凹所及び/又はに係合するように構成された突出部により形成され得る。代わって、前記第1の筒状部材は、雄型部を有しても良く、また、係合部は、雌型部を有し得る。
幾つかの実施の形態において、この装飾部品は、更に、第2の筒状部材を有しており、前記第1の筒状部材と、前記ロック部材の係合部とは、第2の筒状部材の中に位置される。
これにより、挿入アッセンブリは、自己支持のハウジングの中に、より容易に挿入されることができる。前記第2の筒状部材は、更に、前記自己支持のハウジングが、透明又は半透明のときに、装飾部品の装飾されていない部材を隠し得る。前記第1の筒状部材は、第1の筒状部材と係合部との間の取着部を更に、保護し得る。
前記第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの長さほぼ等しい透孔軸にそった長さを有し得る。かくして、この第2の筒状部材は、自己支持のハウジングの透孔の中に全体が挿入され得る。ロック部材の前記係合部は、第2の筒状部材の中に全体が挿入され得る。
幾つかの実施の形態において、前記雄型/雌型ロック機構は、雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置から、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置への移動及び/又は回転が、雄型部及び雌型部のロックされる回転向き及び/又は位置から雄型部及び雌型部の自由回転可能な向き及び/又は位置への移動及び/又は回転よりも弱い力でなされる、スナップロック形式である。
このことは、ロック部材と第1の筒状部材とが、代表的には永久的に取着されるような効果があり得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型/雌型ロック機構は、ロック部材が第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きのときに、透孔軸に沿った凹所及び/又は開口中への雄型部の突出部の挿入を可能にし、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる位置の時であってロック部材が第1の筒状部材に対してロックされる回転向きのときに、少なくとも透孔軸に沿った第1の方向への移動が阻止されるように形成された凹所及び/又は開口を、前記雌型部(係合部又は第1の筒状部材)が有している回転ロック形式である得る。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、複数の突出部を有しており、また前記雌型部は、複数の凹所及び/又は開口を有している。
前記雄型/雌型ロック機構が回転形式のときには、前記ロック部材は、第1の筒状部材に、最初にロック部材を第1の筒状部材に対して自由回転可能な向きに回転して向かせ、次に、ロック部材が第1の筒状部材に対してロックされるになるまで、筒状部材及び/又はロック部材を透孔軸に沿って移動させ、そして、最後に、第1の筒状部材及び/又はロック部材を自由回転可能な向きからロックされる回転向きに回転させることにより、装着され得る。
前記雄型部の突出部及び/又は前記雌型部の凹所及び/又は開口は、自由回転可能な向きからロックされる回転向きへの回転が、ロックされる回転向きから自由回転可能な向きへの回転よりも小さい力が必要であるように、構成され得る。
幾つかの実施の形態において、雄型部(係合部又は第1の筒状部材)は、可撓性の部材を有する。この可撓性の部材は、雄型部が雌型部と当ったときに、第1の形状から第2の形状に変形し、そして、この可撓性の部材が、雌型部の凹所及び/又は開口とアラインメントされたときに、ほぼ第1の形状へとスナップバックして、可撓性の部材が凹所及び/又は開口と係合し、この結果、両者間での純粋な変換により、雄型部を雌型部にロックさせるように、構成されている。
幾つかの実施の形態では、前記雄型部は、2つの可撓性の部材を有し、また、雌型の部分は、2つの凹所及び/又は開口を有している。
前記2つの可撓性の部材は、雄型部の対向した両側に配置され得る。対応して、前記2つの凹所及び/又は開口は、雌型部の対向した両側に配置され得る。
幾つかの実施の形態では、ロック部材の前記係合部は、前記第1の筒状部材の中に挿入され、この結果、ロック部材の透孔と第1の筒状部材の透孔とは、一緒になって、装飾部品の透孔を形成している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、第1の端部に、更にカラーを有し、このカラーは、前記自己支持のハウジングの第1の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置し、また、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第1の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
幾つかの実施の形態において、前記ロック部材は、前記自己支持のハウジングの第2の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置するカラーを有し、また、このカラーは、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第2の方向への前記第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している。
幾つかの実施の形態において、前記第1の筒状部材は、前記自己支持のハウジングの第1の開口を通って自己支持のハウジングの前記透孔の中に挿入さる挿入アッセンブリの部分であり、前記挿入アッセンブリは、ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で把持するように、前記第1の筒状部材とグリップ部材とにより組み立てられており、また、前記第1の筒状部材は、装飾部品の透孔の中に前記グリップ部材を装着するように構成されている。
第6の態様に係われば、本願発明は、装飾部品を製造するための方法であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有しており、この方法は、
自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングを与える工程と、
前記自己支持のハウジングの第1の開口を通して、透孔を有する第1の筒状部材を挿入する工程と、
前記自己支持のハウジングの第2の開口を通して、透孔を有し、自己支持のハウジングの透孔の中に位置されるための係合部を備えたロック部材を挿入する工程と、
前記ロック部材の係合部を前記第1の筒状部材に取着させる工程とを具備する方法に関係している。
従って、装飾部品の両側から挿入された2つの部材を使用することにより、ライニング(第1の筒状部材とロック部材)は、ビーズにこれを変形しないで装着され得る。このことは、予め装飾されたライニングや複数の部材からなるライニングのような比較的複雑な挿入部が使用されることを可能にしている。
幾つかの実施の形態では、前記係合部は、前記筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により取着されている。
幾つかの実施の形態において、この方法は、更に、前記自己支持のハウジングの第1の開口又は第2の開口から自己支持のハウジングの透孔の中に、第2の筒状部材を挿入する工程を具備し、ここで、前記第1の筒状部材と、ロック部材の前記係合部とは、第2の筒状部材の中に挿入されている。
幾つかの実施の形態において、前記装飾部品は、本願発明の第5の態様に関連して記載された装飾部品である。
本願発明の夫々異なる実施の形態は、装飾部品として、複数の装飾部品と装飾部品のための筒状部材とを備えたブレスレッド又はネックレスを含んでいる異なる仕様と、上述されかつこれに従った装飾部品を製造するための方法とで実行され得、各々は、上述された態様の少なくとも1つと関連して説明された利益及び効果の少なくとも1つを奏することができ、また、各々は、従属請求項に記載され、及び/又は上述された態様の少なくとも1つに関連して記載された好ましい実施の形態に対応した1又は複数の実施の形態を有することができる。
更に、ここに記載された実施の形態の1つと関連して記載された実施の形態は、他の態様に等しく適用され得ることは、判るであろう。本願発明の第1の態様に関連して記載された第1の筒状部材の態様は、本願発明の第4の態様に関連して記載された筒状部材に適用され得る。又、この反対も可能である。同様に、本願発明の第1の態様に関連して記載された装飾部品に関して記載された態様は、本願発明の第3の態様に関連して記載された筒状部材に関して記載された方法に適用され得る。又、この反対も可能である。願発明の第5の態様に関連して記載された装飾部品に関して記載された更なる態様は、本願発明の第6の態様に関連して記載された方法に適用され得る。又、この反対も可能である。
図1aは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図1bは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図1cは、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図2は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図3は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図4aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図4bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図4cは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図4dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図5aは、本願発明の一実施の形態に係わるグリップ部材を示す図である。 図5bは、本願発明の一実施の形態に係わるグリップ部材を示す図である。 図6aは、本願発明の一実施の形態に係わる自己支持のハウジングを示す図である。 図6bは、本願発明の一実施の形態に係わる自己支持のハウジングを示す図である。 図7aは、本願発明の一実施の形態に係わる第2の筒状部材を示す図である。 図7bは、本願発明の一実施の形態に係わる第2の筒状部材を示す図である。 図8aは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図8bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図8cは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図9は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。
図である。
図10aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図10bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図10cは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図10dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図11aは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図11bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図11cは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図12は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。 図13aは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図13bは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図13cは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図13dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。 図14aは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図14bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図14cは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。 図15は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品を示す図である。
以下の記載において、参照は、どのようにして発明が実現され得るかを説明ために示す添付の図になされている。
図1a乃至1cは、本願発明の一実施の形態に係わる、透孔軸104を規定していね透孔を備えたブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品100を示している。図1aは、側面図を示し、図1bは、正面図を示し、そして、図1cは、図1bに示された線Aに沿った断面図を示している。装飾部品100は、透孔150を備えた自己支持のハウジング101と、自己支持のハウジング101の透孔150に挿入された挿入アッセンブリ102,103とを有している。前記透孔は、151の第1の側の第1の開口と152の側の第2の開口とを有している。前記挿入アッセンブリ102,103は、第1の筒状部材102とグリップ部材103(概略的にのみ示されている)とを有している。前記グリップ部材103は、ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で掴むように構成されている。前記第1の筒状部材102は、透孔140を有している。この透孔は、一実施の形態では、装飾部品100を完全に貫通した透孔を形成している。しかし、本願発明の他の実施の形態では、第1の筒状部材102の透孔は、装飾部品100の透孔の制限された部分のみを形成している。この装飾部品の透孔150は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に装飾部品が繋がれることを可能にしている。前記自己支持のハウジングの透孔150は、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有している。即ち、自己支持のハウジングの透孔150は、自己支持のハウシジンの第1の開口151及び第2の開口152の所よりも中心部で広くなっている。自己支持のハウジングの透孔150の内面は、流体、例えば、空気を介して、前記挿入アッセンブリ102,103とは、離間されている。第1の筒状部材102は、前記グリップ部材103を前記装飾部品の透孔105内に取着させるように構成されている。これは、前記グリップ部材103を第1のグリップ部材102に、例えば、これら2つの部材を接着させるか、例えば、図2に示されているように、グリップ部材103を第1の筒状部材102の凹所内に位置付けることにより、なされ得る。第1の筒状部材102は、代わって、図3乃至5bを参照して説明されるように、グリップ部材103を装飾部品の透孔150内に、グリップ部材の一部の外周面が覆われることにより、取着し得る。
図2は、本願発明の一実施の形態に係わる、透孔軸204を規定している透孔を有するブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品200の断面図を示している。この装飾部品200は、透孔250を備えた自己支持のハウジング201と、この自己支持のハウジング201の透孔250中に挿入された挿入アッセンブリ202,203とを有している。前記透孔250は、自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口251と、自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口252とを有している。前記挿入アッセンブリ202,203は、第1の筒状部材202とグリップ部材203とを有している。グリップ部材203は、ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦持係合で把持するように構成されている。グリップ部材203は、筒状をしている。前記第1の筒状部材202は、グリップ部材を装飾部品の開口中に、透孔240の内壁の中央部分に凹所290を有し、この中にグリップ部材203が位置付けられていることにより、取着されている。オプションでは、前記グリップ部材203は、第1の筒状部材202の内面に更に取着されている。第1の筒状部材の透孔240は、装飾部品200の完全な透孔を形成している。
図3は、本願発明の一実施の形態に係わる装飾部品300の分解図を示している。この装飾部品300は、挿入アッセンブリ370と、第2の筒状部材305と、自己支持のハウジング301と、ロック部材306とを有している。前記挿入アッセンブリ370は、第1の筒状部材302と、グリップ部材303とを有している。また、透孔軸304が示されている。前記第1の筒状部材302は、透孔を有し、また、図4a乃至4dを参照して後で詳しく説明されるように、カラー324と、第1の部分321と、第2の部分322と、第3の部分323とを備えている。前記ロック部材306は、透孔を有し、また、前記挿入アッセンブリ370と係合するための係合部361と、自己支持のハウジング301の外に位置されるためのカラー362とを備えている。この装飾部品300は、最初に挿入アッセンブリ370を組み立てることにより、製造され/組立てられ得る。挿入アッセンブリ370は、グリップ部材303を第1の筒状部材302の前記第2の部分322の周りに、グリップ部材303の把持部(図示されず)が、第1の筒状部材302の周方向の複数の開口を通って延びるように、位置付けることにより、組立てられ得る。次に挿入アッセンブリ370は、第2の筒状部材305の中に挿入され得る。そして、第2の筒状部材を備えた挿入アッセンブリ370は、自己支持のハウジングの透孔350に、カラー324が自己支持のハウジング301の外に位置されるように、挿入され得る。代わって、第2の筒状部材305が、挿入アッセンブリ370が挿入される前に、自己支持のハウジングの透孔350の中に挿入され得る。前記挿入アッセンブリ370及び/又は第2の筒状部材305が、第1の開口351を介して自己支持のハウジングの前記透孔351に挿入され得る。前記挿入アッセンブリ370及び/又は第2の筒状部材305は、代わって、自己支持のハウジング301が完全に形成される/組み立てられる前に、自己支持のハウジングの透孔150の中に挿入され得る。これは、例えば、挿入アッセンブリ370及び/又は第2の筒状部材が、自己支持のハウジング301の第1の半体の中に挿入され、この後に、自己支持のハウジング301の第2の半体が、前記第1の半体に取着されて、挿入アッセンブリ370が透孔350の中に挿入されている状態の仕上げられた自己支持のハウジング301が形成される、ことによりなされ得る。最後に、ロック部材306が、自己支持のハウジングの透孔350の第2の開口352の中に挿入され、係合部361が、第1の筒状部材302に装着される。
図4a乃至4dは、本願発明の一実施の形態に係わる透孔を備えた第1の筒状部材を示している。図4a乃至4dに示されている第1の筒状部材は、図3に示されている第1の筒状部材302に対応し得る。図4aは、側面図を示し、図4bは、線Aに沿った断面図を示し、図4cは、正面図を示し、また、図4dは、背面図を示している。第1の筒状部材402は、筒状部材の透孔軸404を規定している透孔474を有している。第1の筒状部材402が、本願発明に係わる装飾部品の中に位置付けられているときに、筒状部材の前記透孔軸と、装飾部品の透孔軸とは、一致するであろう。第1の筒状部材402は、第1の部分421と第2の部分422と、第3の部分とを有している。第2の部分422の最大幅は、第1の部分421及び第3の部分423の最大幅より小さい。第1の筒状部材402は、更に、カラー424と、第1の周壁の開口426と、第2の周壁の開口427と、第3の周壁の開口428とを有している。これら周壁の開口426,427,428の各々は、筒状部材の透孔軸404に沿って延びている。また、これら周壁の開口426,427,428は、筒状部材の透孔軸404に沿って延びている壁471,472,473により互いに離間されている。これら周壁の開口426,427,428の各々は、第1の筒状部材の全周のBパーセント延びている。この実施の形態では、示されたBは、20.8%に、即ち、75度に等しい。これに対応して、前記壁471,472,473の各々は、第1の筒状部材の全周のCパーセント延びている。この実施の形態では、示されたCは、12.5%に等しい。周壁の開口426,427,428は、グリップ部材の把持部を通して、第1の筒状部材402の透孔474の中へと延びることを
可能にして、把持部がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を把持することを可能にしている。前記カラー424は、自己支持のハウジングに対して透孔軸に沿って第1の方向に第1の筒状部材402が動くことを阻止するように、自己支持のハウジングの外面と当接するための面475を有している。透孔474の幅は、図4aに破線で示されているように、前記第3の部分423の一部中に僅かに延びている。このことにより、ロック部材の係合部が受け入れられて、ロック部材の透孔と第1の筒状部材の透孔とが一緒になって装飾部品の透孔を形成することが可能となっている。第1の筒状部材402は、オプションでは、第1の筒状部材402をロック部材の係合部に機械的に取着させるための機械的なロック手段425、例えば、雄型/雌型ロック機構、を更に有し得る。幾つかの実施の形態では、前記第1の筒状部材402は、1mmと3mmとの間の、筒状部材の透孔軸に沿った長さを有している。
図5a及び5bは、本願発明の一実施の形態に係わるグリップ部材を示している。図5aは、側面図を示し、また、図5bは、正面図を示している。図5a及び5bに示されているグリップ部材503は、図3に示されているグリップ部材303に対応している。このグリップ部材は、外周面532と内周面536とを備えた筒状部531により構成されている。このグリップ部材503は、更に、夫々が筒状部531の前記内周面536から突出している第1のグリップ部533と、第2のグリップ部534と、第3のグリップ部535とを有している。これらグリップ部533,534,535の各々は、筒状部531の内周面536のAパーセントから突出している。この実施の形態で、示されたAは、19.4%に、即ち、70度に等しい。グリップ部533,534,535は、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を弾性的に掴むために使用される。このグリップ部材503は、可撓性材料、例えば、シリコーンの様な材料により形成され得る。グリップ部材503は、図4a乃至4dに示されているような第1の筒状部材402に以下のようにして装着されることができる。第1のグリップ部533が前記第1の周壁の開口426とアラインメントされ、第2のグリップ部534が前記第2の周壁の開口427とアラインメントされ、そして、第3のグリップ部535が前記第3の周壁の開口428とアラインメントされ、かして、第1のグリップ部533が第1の周壁の開口426を通って延び、第2のグリップ部534が第2の周壁の開口427を通って延び、第3のグリップ部535が第3の周壁の開口428を通って延び、また、筒状部531の内周面536の一部が、第1の筒状部材402の外周面の一部471,472,473の上に乗るまで、第1の筒状部材402の周りでグリップ部材503を引っ張ることによりグリップ部材503は、第1の筒状部材502に装着される。
図6a及び6bは、本願発明の一実施の形態に係わる自己支持のハウジングを示している。図6aは、側面図を示し、また図6bは、正面図を示している。図6a及び6bに示されている自己支持のハウジング601は、図3に示されている自己支持のハウジング301に対応している。この自己支持のハウジング601は、自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口651と自己支持のハウジングの第2の側の開口652とを備えた透孔650を有している。この自己支持のハウジングの透孔650は、変化している幅(透孔軸に垂直な面内で見て)を有している。即ち、自己支持のハウジングの透孔650は、自己支持のハウシジンの第1の開口651及び第2の開口652の所よりも中心部で広くなっている。自己支持のハウジング601は、第1の筒状部材のカラーの面と当接するための平坦面653を第1の開口651の所に有している。対応して、自己支持のハウジング601は、ロック部材のカラーの面と当接するための平坦面654を有している。
図7a及び7bは、本願発明の一実施の形態に係わる第2の筒状部材を示す図である。図7aは、側面図を示し、また図7bは、正面図を示している。図7a及び7bに示されている第2の筒状部材705は、図3に示されている第2の筒状部材305に対応し得る。この第2の筒状部材は、透孔755を有している。この透孔内に、グリップ部材が装着された第1の筒状部材が位置され得る。
図8a及び8bは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示す図である。図8aは、上面図を示し、図8bは、背面図を示し、また図8cは、正面図を示している。図8a乃至8cに示されているロック部材806は、図3に示されているロック部材306に対応し得る。このロック部材806は、第1の筒状部材の一部に装着されるための係合部861と、自己支持のハウジングの外に位置されるためのカラー862と、透孔865とを有している。前記係合部861は、オプションでは、第1の筒状部材402を係合部861に機械的に取着させるための機械的なロック手段、864、例えば、雄型/雌型ロック機構、を更に有し得る。前記カラー862は、自己支持のハウジングの面と当接するための平坦面863を有している。
図9は、本願発明の一実施の形態に係わる、可能なディメンションを有している装飾部品の分解斜視図を示している。この装飾部品900は、第1の筒状部材902と、グリップ部材903と、自己支持のハウジング901と、第2の筒状部材905と、ロック部材906とを有している。
図10a乃至10dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示す図である。図10aは、上面図を示し、図10bは、側面図を示し、図10cは、正面図を示し、そして、図10dは、背面図を示している。この第1の筒状部材1002は、透孔1002を有し、カラー1024と、第1の部分1021と、第2の部分1022と、第3の部分1023とを備えている。前記カラー1024と、第1の部分1021と、第2の部分1022とは、図4a乃至4dに示されている第1の筒状部材の対応した部品と同じであり得る。前記第3の部分1023は、雄型/雌型ロック機構1075,1076の雌型部の形態の機械的なロック手段を有している。この雌型部1075,1076は、夫々透孔軸に沿って延びた第1の開口1075と第2の開口1076とを有している。これら第1の開口1075と第2の開口1076とは、互いに対向して位置されている。
図11a乃至11dは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材1106を示している。図11aは、上面図を示し、図11bは、正面図を示し、そして、図11cは、背面図を示している。このロック部材1106は、透孔1165を有し、またカラー1162と係合部1161を備えている。カラー1162は、図8に示されているロック部材のカラーと同じであり得る。前記係合部1161は、雄型/雌型ロック機構1075,1076の雄型部1166,1167の形態の機械的なロック手段を有している。この雄型部1166,1167は、第1の可撓性部材1166と第2の可撓性部材1167とを有している。これら第1及び第2の可撓性部材1166、1167は、夫々、突出部1168,1169を有している。図10a乃至10cと図11a乃至11cとに示されている雄型/雌型ロック機構は、一緒に機能するように構成され、かくして前記突出部1168,1169は、前記開口1075,1076と適合するように構成されている。ロック部材1106は、第1の筒状部材1002に、これら両者を一緒に、雄型部が雌型部に当接して、第1及び第2の可撓性部材1166,1167が第1の形状から第2の形状に変形するまで、即ち、第1及び第2の可撓性部材1166,1167が共に徐々に内方に曲げられまで動かすことにより、取着され得る。これは、2つの可撓性部材1166,1167の湾曲された前面と、第1の筒状部材1002の透孔1074のリム1077との間の相互作用の結果である。2つの可撓性部材1166,1167が、第1の筒状部材1002の2つの開口1075,1076とアラインメントされると、2つの可撓性部材1166,1167は、ほぼ第1の位置へと跳ね戻り、2つの可撓性部材の突出部1166,1167が前記開口1075,1076と係合し、ロック部材1106を第1の筒状部材1002にロックさせる。かくして、ロック部材1106は、第1の筒状部材1002に、両者間の純粋な変換(pure translation)により、装着されることができる。前記雄型/雌型ロック機構1075,1076,1166,1167は、雄型/雌型部分の自由位置から雄型/雌型のロック位置への変換が、雄型/雌型のロック位置から雄型/雌型の自由位置への変換よりも小さい力が要求されるスナップロック形式である。これは、突出部1168,169と開口1075,1076との特別な形状のためである。このことは、ロック部材1106と第1の筒状部材1002とは、代表的には、永久に取着されるので、有効である。
図12は、本願発明の一実施の形態に係わる、図10a乃至10dと図11a乃至11cを参照して説明されたような第1の筒状部材とロック部材とを有する完全に組み立てられた装飾部品の中心での断面を示す。この装飾部品1200は、自己支持のハウジング1201と、第1の筒状部材1202と、グリップ部材1203と、ロック部材1206と、第2の筒状部材1205とを有している。装飾部品1200は、透孔軸を規定している透孔1250を有している。前記グリップ部材1203は、図5a及び5bに示されたグリップ部材と同じもので良く。自己支持のハウジング1201は、図6a及び6bに示された自己支持のハウジングと同じもので良く、また、第2の筒状部材1205は、図7a及び7bに示された筒状部材と同じもので良い。グリップ部材1203のグリップ部が、装飾部品1200の透孔1250の中にどのように突出して、突出部が、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品、例えば、ブレスレッド及び/又はネックレスのチェーンを摩擦的に把持可能である
図13a乃至13dは、本願発明の一実施の形態に係わる第1の筒状部材を示示している。図13aは、上面図を示し、図13bは、側面図を示し、図13cは、正面図を示し、そして、図13dは、背面図を示している。第1の筒状部材1302は、透孔1374を備え、また、カラー1324と、第1の部分1321と、第2の部分1322と、第3の部分1323とを有している。前記カラー1324と、第1の部分1321と、第2の部分1322とは、図5aないし4dに示された第1の筒状部材の対応した部分と同じで良い。前記第3の部分1323は、雄型/雌型ロック機構1375,1376の雌型部の形態である機械的なロック手段を有している。雌型部1075,1076は、第1の開口又は凹所1375と第2開口又は凹所1376とを有している。第1の開口1375と第2の開口1376とは、互いに対向するように位置されている。
図14a乃至14dは、本願発明の一実施の形態に係わるロック部材を示している。図14aは、上面図を示し、図14bは、正面図を示し、そして、図14cは、背面図を示している。このロック部材1406は、透孔1465を有し、また、カラー1462と係合部1461とを備えている。カラー1462は、図8に示されているロック部材のカラーと同じもので良い。係合部1461は、雄型/雌型ロック機構の雄型部1468,1469の形態の機械的なロック手段を有している。雄型部1468,1469は、第1の突出部1468と第2の突出部1469とを有している。図13a乃至13cと図11a乃至11cに示されている雄型/雌型ロック機構は、一緒に機能するように構成され、かくして突出部1468,1469は、開口1375、1376と適合するように構成されている。前記雄型/雌型ロック機構は、回転形式のものである。即ち、最初に、第1の筒状部材1302に対して自由回転可能な向きにロック部材1406を回転させて向かわせ(突出部1468,1469が開口1375,1376とアラインメントされた状態)、次に、ロック部材1406を透孔軸に沿って移動させ、最後に、ロック部材1406を自由回転可能な向きからロックされる回転向きへと回転させることにより、ロック部材1406は、第1の筒状部材1302に装着され得る。
図15は、本願発明の一実施の形態に係わる、図13a乃至13dと図14a乃至14c
を参照して説明された第1の筒状部材とロック部材とを有する装飾部品を示す図である。この装飾部品1500は、自己支持のハウジング1501と、第1の筒状部材1502と、グリップ部材1503と、ロック部材1506と、第2の筒状部材1205とを有している。また、この装飾部品1500は、透孔軸1504を規定している透孔1550を有している。前記グリップ部材1503は、図5a及び5bに示されているグリップ部材と同じものでも良く、自己支持のハウジング1501は、図6a及び6bに示されている自己支持のハウジングと同じものでも良く、また、第2の筒状部材1205は、図7a及び7bに示されている第2の筒状部材と同じものでも良い。
幾つかの実施の形態が詳細に示されまた記載されているけれども、本願発明は、これらに限定されるものではなく、請求項に規定された内容の範囲内で、他の態様で実現されることが可能である。特に、本願発明の範囲を逸脱しないで、他の実施の形態が、利用され得、また、構造及び機能の変更がなされ得ることは、理解されるであろう。
幾つかの手段に参照符号を付してある装置の請求項で、これら幾つかの手段は、同じ機構により具体化され得る。また、所定のものが互いに異なる従属請求項に記載され、もしくは異なる実施の形態に記載されているからといって、これは、これらものの組合せが都合良く使用されることができないということを示しているものではない。
この明細書で使用されている用語"comprise/comprising"は、延べられた態様、一体物、工程、または、部品があることを特定するためであって、1もしくは複数の態様、一体物、工程、部品、もしくは、これらの組合せの存在又は追加を除外するものではないことは、強調されるべきである。

Claims (15)

  1. ブレスレッド及び/又はネックレスのための装飾部品(100)であって、この装飾部品(100)は、装飾部品(100)がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔(140)を有し、この装飾部品(100)は、
    自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口(151)、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口(152)を有する透孔(150)を備えた自己支持のハウジング(101)と、
    自己支持のハウジングの前記透孔中に挿入される挿入アッセンブリ(102,103)とを具備し、
    前記挿入アッセンブリ(102,103)は、装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔(140)を有する第1の筒状部材(102)と、前記ブレスレッド及び/又はネックレスの一部を摩擦係合で把持するためのグリップ部材(103)とから組立てられ、また、前記第1の筒状部材(102)は、装飾部品の前記透孔中で、前記グリップ部材(103)を取着するように構成されている、装飾部品。
  2. 前記挿入アッセンブリは、
    自己支持のハウジングの前記第1の開口を通って自己支持のハウジングの前記透孔中に挿入される請求項1の装飾部品。
  3. 前記第1の筒状部材は、前記透孔軸に沿って延びた第1の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、ブレスレッド及び/又はネックレスの前記細長い部品を摩擦係合で把持するための第1のグリップ部を有し、この第1のグリップ部は、前記第1の周壁の開口を通るように延びている請求項1又は2の装飾部品。
  4. 前記グリップ部材は、筒状部を有し、また、前記グリップ部は、前記筒状部の内面から突出し、グリップ部材の筒状部は、前記第1の筒状部材の一部を囲んでいる請求項3の装飾部品。
  5. 前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第2の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出している第2のグリップ部を有し、この第2のグリップ部は、前記第2の周壁の開口を通るように延びている請求項3又は4の装飾部品。
  6. 前記第1の筒状部材は、透孔軸に沿って延びた第3の周壁の開口を有し、また、前記グリップ部材は、グリップ部材の前記筒状部の内面から突出している第3のグリップ部を有し、この第3のグリップ部は、前記第3の周壁の開口を通るように延びている請求項5の装飾部品。
  7. 前記第1の筒状部材は、第1の部分及び第2の部分を有し、この第2の部分は、第1の部分の最大幅よりも狭い最大幅を有し、また、グリップ部材の前記筒状部は、第1の筒状部材の前記第2の部分の周りに適合するように配置されて、第1の筒状部材の前記第1の部分と当接し、この結果、前記グリップ部材は、第1の筒状部材に対する、透孔軸に沿った第1の方向への動きが阻止されている、請求項4乃至6のいずれか1の装飾部品。
  8. 前記第1の筒状部材は、更に、第3の部分を有しており、また、前記第2の部分は、第1の部分及び第3の部分の最大幅よりも狭い最大幅を有し、そして、グリップ部材の前記筒状部は、第1の筒状部材の前記第3の部分と当接して、第1の筒状部材に対する、透孔軸に沿った方向へのグリップ部材の動きを阻止する、請求項7の装飾部品。
  9. この装飾部品は、更に、第2の筒状部材を有しており、前記第1の筒状部材は、この第2の筒状部材の中に配置される請求項1乃至8のいずれか1の装飾部品。
  10. 挿入アッセンブリの前記第1の筒状部材は、第1端に、更にカラーを有し、このカラーは、前記自己支持のハウジングの第1の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置し、また、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第1の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している、請求項1乃至9のいずれか1の装飾部品。
  11. この装飾部品は、更に、透孔を備えたロック部材を有し、このロック部材は、前記自己支持のハウジングの中位置される係合部と、自己支持のハウジングの前記第2の開口の所で、自己支持のハウジングの外に位置されるカラーとを有し、前記係合部は、前記第1の筒状部材に装着され、また、前記カラーは、装飾部品に対して、前記透孔軸に沿った第2の方向への挿入アッセンブリの第1の筒状部材の動きを阻止するように自己支持のハウジングの外面と当接する表面を有している、請求項1乃至10のいずれか1の装飾部品。
  12. 前記係合部は、前記第1の筒状部材に、雄型/雌型ロック機構により装着され、これの雄型部は、突出部を有し、雌型部は、凹所及び/又は開口を有している、請求項11の装飾部品。
  13. 細長い部品と、
    前記細長い部品に繋がれる請求項1乃至12のいずれ1の第1の装飾部品とを具備し、
    前記第1の装飾部品は、所定の力が前記第1の装飾部品にかけられて、第1の装飾部品が、前記細長い部品に沿って動くことが可能になるまで、細長い部品に沿って第1の装飾部品を固定するように、グリップ部材が細長い部品を弾性的に把持するように、構成されている、ブレスレッド又はネックレス。
  14. 装飾部品を製造するための方法であって、この装飾部品は、装飾部品がブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品に繋がれることを可能にすると共に透孔軸を規定している透孔を有しており、この方法は、
    自己支持のハウジングの第1の側の第1の開口、並びに自己支持のハウジングの第2の側の第2の開口を有する透孔を備えた自己支持のハウジングを与える工程と、
    装飾部品の前記透孔の少なくとも一部を形成する透孔を有する第1の筒状部材と、ブレスレッド及び/又はネックレスの細長い部品を摩擦係合で把持するためのグリップ部材とを有する挿入アッセンブリを組み立てる工程と、
    前記挿入アッセンブリを前記ハウジングの透孔の中に挿入する工程とを具備する方法。
  15. 前記挿入アッセンブリは、前記自己支持のハウジングの第1の開口から、自己支持のハウジングの透孔中に挿入される請求項14の方法。
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