JP2007301236A - 装身具用留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者が見えないところで、指の感触だけで嵌め合う部品同士を正しく整列させられ、差し込む動作だけで簡単に装着することができる装身具用留め具を提供する。
【解決手段】本体部品2と本体部品2に対して差込動作によって嵌着し解除動作によって離脱する差込部品3とからなり、差込部品3は、内側に係合部3bを有する筒状の差込部3aを有し、本体部品2は、差込部品の差込部3aを内側に遊嵌する筒状の受け部2aと、差込部品の差込部3aの内側に挿入して係合部3bと着脱可能に係合する係合部材5とを有し、差込部品3または本体部品2は、差込部品の係合部3bと本体部品の係合部材5の係合を解除する係合解除部材4を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、装身具の留め具に関する。
特に、装身具の留め具の互いに嵌め合う部品を同一形状とすることにより位置を整合させることを容易にし、且つ、差し込む動作だけで簡単に嵌着することができ、さらに、係合部材が外筒によって保護されて損傷を防止することができる丈夫な装身具用留め具に関する。
一般に、装身具の留め具は小さく、装着者が見えないところで装着者の指の感触によって位置を確かめて着脱される。
装身具の留め具は、差し込む動作によって互いに嵌め合うものと、ねじ込む動作によって嵌め合うものとがある。
装飾品のチェーンなどを留めるもっとも広く使われている留め具に、二つのリング状の部品を互いに垂直に交差させて保持し、一方のリング状部品に備えられている引き手を引いてそのリングの一部を開放し、そこに他のリング状部品を差し込んで嵌着させるものがある。
しかし、小さなリング状部品を互いに垂直に交差させて保持すること自体困難であり、その上、装着者が見えないところで一方のリング状部品の引き手を引き、小さな開口部に他のリング状部品を差し込んで装着させる操作は大きな困難を伴う。
また、相対的に回転可能な二つの筒状の部品からなり、一方の部品には雄ネジが切られ、他方の部品には雌ネジが切られ、これらの部品を突きあわせた状態で一方他方に対して回転させてねじ込む装身具用留め具も広く使用されている。
上記装身具用留め具においても、装着者が見えないところで、小さな筒状部品を突きあわせた状態で保持し、一方の筒状部品に対して他方の筒状部品を回転させながらねじ込むことは大きな困難を伴う。
上述したような装着動作の困難さに鑑み、一方の部品を他方の部品に差し込むだけで嵌着できる装身具用留め具が種々提案されている。
特開平10−127321号公報 特開平10−137016号公報 特開2005−230462号公報
しかし、上記差し込む動作だけで嵌着することができる装身具用留め具を構成する部品は、一方が差し込む側の差込部品をなし、他方がそれを受ける本体部品をなし、両者は通常形状が異なる。
多くの場合、差込部品は、特開2005−230462号公報等のように、尖端部を有し、これに対して本体部品は前記差込部品の尖端部を受け入れる穴を有し、両者は異なる形状を有している。
装着者が見えないところでは、上記本体部品の穴は装着者の指の感触だけで確認することは困難であり、せっかく差込動作だけで装着できる留め具であっても、正しく差込部品と本体部品の整列(位置整合)させることが困難であるため、依然として嵌着させることは困難であった。
装着の困難さの一因は、差込部品と本体部品が異なる形状を有していることにある。
すなわち、本体部品に対して差込部品の正しく差し込むためには、両部品を正しく整列させた状態に保持する必要があるが、形状が異なる場合、装着者の指先の感覚で二つの部品の姿勢を確かめることは困難であり、このことが装身具用留め具の装着を困難にしていた。
そこで、本発明が解決しようとする一つの課題は、装着者が見えないところで、装着者の指の感触だけで嵌め合う部品の姿勢を確認でき、簡単に嵌め合う部品同士を正しく整列させ、且つ、差し込む動作だけで装着することができる装身具用留め具を提供することにある。
次に、従来の差し込む動作だけで嵌着することができる装身具用留め具は、差し込む側の差込部品に突出した尖端部が設けられ、該尖端部を受け入れる本体部品に嵌着されていない状態では危険であった。また、該尖端部は外力によって曲がって損傷を受ける可能性が高かった。
そこで、本発明が解決しようとするもう一つの課題は、差し込む動作だけで嵌着することができる装身具用留め具において、尖端状の差込部材が外筒によって覆われ、安全であり、かつ、外力によって損傷を受けることを防止することができる装身具用留め具を提供することにある。
本発明に係る装身具用留め具は、
本体部品と前記本体部品に対して差込動作によって嵌着し解除動作によって離脱する差込部品とからなる装身具用留め具であって、
前記差込部品は、内側に係合部を有する筒状の差込部を有し、
前記本体部品は、前記差込部品の差込部を内側に遊嵌する筒状の受け部と、前記差込部品の差込部の内側に挿入して前記差込部の係合部と着脱可能に係合する係合部材とを有し、
前記差込部品または前記本体部品は、前記差込部品の係合部と前記本体部品の係合部材の係合を解除する係合解除部材を有する、ことを特徴とする。
前記差込部品の差込部は、横断面が中空矩形または中空円形の筒形形状を有し、
前記本体部品の受け部は、前記差込部品の差込部を内側に遊嵌する対応の筒形形状を有しているようにすることができる。
前記差込部品は、本体部と差込部が断面が同じ大きさの一つの筒からなり、
前記差込部の係合部は、前記差込部の差込端の周壁から内側に延在する開口部を有する端壁からなり、
前記本体部品の係合部材は、前記本体部品の内部に取り付けられ、U字状またはコ字状に折り返されることによって弾性を有するバネ部を有し、前記係合部材は前記差込部品が前記本体部品に差し込まれたときに前記差込部品の係合部と係合する逆鉤を有する係合端を有し、
前記係合解除部材は、前記本体部品の周壁の外側に突出して内押しすることによって前記係合部材の係合端と前記差込部品の係合部の係合を解除する前記係合部材と一体に形成された操作部を有しているようにすることができる。
前記差込部品は、本体部と差込部が断面が同じ大きさの一つの筒からなり、
前記差込部の係合部は、前記差込部の差込端の周壁から内側に延在する開口部を有する端壁からなり、
前記本体部品の係合部材は、前記本体部品の内部に取り付けられ、U字状またはコ字状に折り返されることによって弾性を有する平面対称形状のバネ部を有し、前記係合部材は前記差込部品が前記本体部品に差し込まれたときに前記差込部品の係合部と係合する逆鉤を有する一対の係合端を有し、
前記係合解除部材は、前記本体部品の周壁の外側に突出して内押しすることによって前記係合部材の係合端と前記差込部品の係合部の係合を解除する前記係合部材と一体に形成された一対の操作部を有しているようにすることができる。
前記差込部材の開口部を有する端壁は、前記係合部材の係合端を係合に案内する傾斜案内面を有し、
前記係合部材の逆鉤は、前記差込部材の開口部を有する端壁の傾斜案内面の傾斜角に対応する脱落防止の傾斜角を有していることが好ましい。
前記本体部品の係合部材は、係合端に段差または溝または逆鉤を有し、
前記差込部品の係合部は、該差込部品が前記本体部品に差し込まれたときに弾発的に前記係合部材の係合端と係合するように前記差込部品に設けられ、前記係合解除部材は、前記差込部品の係合部と一体的に設けられ、前記差込部品の周壁の外側に突出し、内押しすることによって前記係合部と前記係合部材の係合端の係合を解除する操作部を有しているようにすることができる。
前記差込部品の差込端の反対側の端部に、中空部と貫通孔を有する外殻部材と、前記外殻部材の中空部に設けられた貫通孔を有するシリコーンゴムを含む弾性体とを備えた環状装身具の長さ調整機能部材を、一体的に形成するようにすることができる。
本発明による装身具用留め具は、差込部品の差込部が筒状形状を有し、本体部品の受け部が前記差込部品の差込部を内側に遊嵌する筒状形状を有している。
すなわち、本発明による装身具用留め具の差込部品の差込部と本体部品の受け部は、同じ筒形形状を有している。
これにより、装着者は見えない状態でも指先の感覚で差込部品の差込部と本体部品の受け部の筒形形状を一直線に配置することにより、両部品を互いに突き合わせた状態に整列させることができる。
また、本発明は、本体部品に、差込部品の差込部の内側に進入して差込部の係合部と係合する係合部材が備えられている。
上述したように差込部品と本体部品の筒形形状を一直線上に配置し突き合わせた状態に整列させ、差込部品の差込部を本体部品の受け部に向けて差し込むと、本体部品の係合部材が差込部品の差込部の内側に進入し、差込部品の差込部の係合部と弾発的に係合する。すなわち、本発明の留め具は、差し込む動作のみによって、差込部品と本体部品を嵌着させることができる。
このように、本発明によれば、装着者が見えない状態でも装着者の指先の感覚で差込部品と本体部品を互いに突き合わせた状態に整列させることができ、その状態で差込部品を本体部品に差し込む動作のみにより、本体部品の係合部材が差込部品の差込部の内側に進入して係合部と弾発的に係合することができる。
本発明によれば、装着者が見えない状態でも、簡単に嵌着させることができる装身具用留め具を実現することができる。
さらに、本発明による装身具用留め具は、本体部品の内側に前記係合部材が設けられている。つまり、係合部材は本体部品の受け部の筒に内包されている。
これにより、係合部材が露出せず、安全であり、且つ、外力による損傷を防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による装身具用留め具の全体を示す斜視図である。図2は、図1の上部を切断し、図1に示す矢印A−A方向に見た斜視図である。
図1,2に示すように、本実施形態の装身具用留め具1は、円筒形状の本体部品2と、本体部品2に対して差込動作と解除動作によって着脱する円筒形状の差込部品3とからなる。
図2においては、本体部品2と差込部品3が、係合していない状態が示されている。
本体部品2の内部には、係合解除部材4が一体に形成された係合部材5が装着されている。係合部材5は、図1に一部示され、図2に全体が示されている。
差込部品3の一端には、装身具(たとえばチェーン等)を挿通させるリング6が溶着されている。
差込部品3は、本実施形態では同一の径の円筒形状を有しているが、径は同一でなくてもよく、形状も全体が円筒形状でなくてもよい。ただし、差込部品3の差込端部側(リング6が取り付けられている側の反対側)は、筒状の差込部3aになっている(本実施形態では円筒形状になっているが円筒に限られない)。
これに対して、差込部品3と相対する本体部品2の端部は、差込部品3の差込部3aを内側に遊嵌する筒状の受け部2aになっている。
本実施形態では、本体部品2は、受け部2aがやや大径の円筒形状、それ以外の部分はやや小径の円筒形状を有しているが、径は均一でもよく、形状も全体が円筒形状でなくてもよい。ただし、本実施形態のように、受け部2a以外の部分が受け部2aより小径の円筒形状を有している場合は、本体部品2に差込部品3を差し込んだときに、本体部品2の小径部分の端部が差込部品3の端部と当接してそれ以上挿入されることを防止し、差込方向の位置決めを好適に行うことができる。
本実施形態では、差込部品3の差込部3aの差込端は、周壁から内側に延在する円環部3bになっている。円環部3bは、「差込部品3の内側に形成された係合部」の一実施態様であり、「開口部を有する端壁」の一態様である。「差込部品3の内側に形成された係合部」は、上記円環部に限られず、係合部材の係合端と係合する任意の公知の形状・構造のもの、例えば、差込部品の内側に段差や突起を設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態の円環部3bは、中心に近い部分ほど内側に窪む傾斜を有し、傾斜案内面となっている。
係合部材5は、U字状に湾曲して折り返されることによって弾性を有するバネ部5aを有している。なお、折り返しはほぼ直角に2回折り返されたコ字状であってもよい。
係合部材5のU字状に折り返された一方の脚は、本体部品2の内壁に弾発的に付勢されている。
係合部材5のU字状に折り返された他方の脚は、途中で蛇行して本体部品2の周壁に設けられたスリットから周壁の外側に突出し、再び本体部品2の内側に戻って差込部品3に向かって延び、末端は差込部品3の係合部(円環部3b)と係合する係合端5bとなっている。
前記蛇行して本体部品2の周壁の外側に突出した部分は、係合部材5と一体に形成された係合解除部材4である。なお、係合解除部材4は、係合部材5と別個の部材によって形成されることができる。
本実施形態の係合端5bは、先端が差込部品3の円環部3bの内側に挿入しやすいように傾斜面を有するとともに、差込部品3が本体部品2に完全に差し込まれたときに差込部品3の円環部3bと係合して脱落を防止する逆鉤5cを有している。
符号5dは、係合部材5の過度の撓みを防止する撓み防止用突起を示している。
差込時の本体部品2と差込部品3の係合は次のようにして行われる。
差込部品3の差込部3aを本体部品2の受け部2aと突き合わせ状態に整列させ、差込部品3を本体部品2に向けて差し込むと、差込部品3の差込部3aが本体部品2の受け部2aの内側に入り込み、円環部3bの内側開口部の一部と係合部材5の係合端5bの傾斜面が接触する。
さらに差込部品3を本体部品2に向けて差し込むと、係合部材5の係合端5bの傾斜面に案内されて、係合部材5の係合端5bがバネ部5aの弾力に逆らって撓みつつ差込部品3の内側に進入する。このとき、円環部3bの内側に窪んだ傾斜面は、傾斜案内面として機能し、係合部材5の係合端5bの進入をさらに容易にする。
係合部材5の係合端5bが円環部3bの内側開口部よりも内側に入ると、係合部材5の係合端5bはバネ部5aの弾力によって弾発的に戻り、逆鉤5cが円環部3bの内側面と係合し、離脱を防止する。
係合部材5の係合端5bの進入時には傾斜案内面として機能していた円環部3bの内側に窪んだ傾斜面は、係合状態においては係合部材5の逆鉤5cと確実に係合し、脱落を防止することができる。逆鉤5cの傾斜角と円環部3bの傾斜案内面の傾斜角は好ましくは同じである。
係合解除時の本体部品2と差込部品3の係合解除は次のようにして行われる。
本体部品2と差込部品3が係合した状態で、係合解除部材4を内押しすることにより、係合部材5の係合端5bはバネ部5aの弾力に逆らって差込部品3の半径方向内側に向かって移動する。これにより、係合端5bの逆鉤5cと円環部3bの係合が解かれ、本体部品2と差込部品3を離脱させることができる。
このように、本発明によれば、差込部品3の差込部3aと本体部品2の受け部2aが同じ筒状形状を有し、装着者は見えない状態で指の感触によって差込部品3の差込部3aと本体部品2の受け部2aを整列させることができる。さらに、差込部品3の差込部3aと本体部品2の受け部2aを整列させた状態で、本体部品2に向けて差込部品3を差し込むことにより、本体部品2に装着された係合部材5の係合端5bが差込部品3の差込部3aの内側に進入し、差込部品3の円環部3bと係合する。このように、本体部品2と差込部品3の係合は、差込動作のみによって簡単に完了する。
本体部品2と差込部品3の係合を解除するときは、係合解除部材4の突起を内押しすることにより、簡単に係合部材5と差込部品3の係合を解除することができる。
また、係合部材5の構造の説明から明らかなように、本発明によれば、係合部材5の係合端5bが本体部品2の受け部2aの筒に内包されている。
これにより、本発明の係合部材5の係合端5bは、尖端部が外部に露出することなく安全であり、且つ、外力によって損傷を受けることを防止することができる。
係合部材の係合端は、逆鉤の代わりに、段差あるいは溝を有するようにしてもよい。
図1,2に示した実施形態のように、係合部材5がU字状に折り返されたバネ部5aを有し、該バネ部5aが本体部品2の一端から突出するようにすることにより、該突出したU字状の折り返し部はチェーンなどの装身具を挿通させるリングとして利用でき、部品点数を減らして、構造簡単な装身具用留め具を得ることができる。
図1,2に示した実施形態では、本体部品と差込部品は、それぞれ円筒形状、すなわち横断面が中空円形の筒形形状を有していたが、図3に示すように、角筒形状、すなわち横断面が中空矩形の筒形形状にすることができる。
図3に示した実施形態においては、本体部品10と差込部品11が角筒形状を有している他は、図2に示した装身具用留め具1と変わらない。図3において、図2と同一の部分には図2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図3に示すような、本体部品と差込部品とを角筒形状とすることにより、係合部材5が板部材からなるため、部材の充填効率が高く、全体的にコンパクトな装身具用留め具を得ることができる。
図4に他の実施形態による係合部材を示す。
図4において、装身具用留め具12は、本体部品13と差込部品14とを有している。図4は、本体部品13と差込部品14が互いに嵌着している状態を示している。
差込部品14は、横断面が同一の中空矩形をなす角筒形状を有している。差込部品14の本体部品13側に差込部14aを有している。
差込部品14の本体部品13側の端部は、周壁から内側に向かって延在する開口部を有する端壁14bを有している。
本体部品13は、前記差込部品14の差込部14aを内側に遊嵌する角筒状の受け部13aを有している。
本体部品13には係合部材15が装着されている。係合部材15は、U字状またはコ字状に折り返されることによって弾性を有する平面対称形状のバネ部15aを有している。
なお、本実施形態においては、バネ部15aは、弾力を増すために逆方向の円弧部を有しているが、これらのバネ部15aの形状の変化も本発明の「U字状またはコ字状に折り返された平面対称形状のバネ部15a」に含める。
バネ部15aの両側の脚は、本体部品13の内壁に付勢され、途中で蛇行して本体部品13の周壁に設けられたスリットから周壁の外側に突出し、再び本体部品13の内側に戻って差込部品14に向かって延び、末端は差込部品14の係合部(開口部を有する端壁14b)と係合する一対の係合端15b,15b’となっている。
前記蛇行して本体部品13の周壁の外側に突出した部分は、係合部材15と一体に形成された係合解除部材16,16’である。係合解除部材16,16’は、係合部材15と別個の部材によって形成されることができる。
係合端15b,15b’は、先端が差込部品14の開口部を有する端壁14bの内側に挿入しやすいように傾斜面を有している。係合端15b,15b’は、差込部品14が本体部品13に完全に差し込まれたときに差込部品14の開口部を有する端壁14bと係合して脱落を防止する逆鉤15c,15c’を有している。
符号15d,15d’は、係合部材15の過度の撓みを防止する撓み防止用突起を示している。
装身具用留め具12においては、係合解除部材16,16’が対向するに本体部品13の両側面から突出しているため、内押しする力が無駄なく係合部材15に伝えられ、操作しやすく、容易に係合を解除することができる装身具用留め具を得ることができる。
以上の実施形態は、係合解除部材が本体部品側に設けられているが、係合解除部材は差込部品側に設けることができる。
図5,6は、係合解除部材が差込部品側に設けられている実施形態を示している。
図5は、縦断面を示しており、図6は、一部を切断した斜視図を示している。
本実施形態の装身具用留め具18は、本体部品19と差込部品20とを有している。
差込部品20は、本体部品19に差し込む円筒形状の差込部20aを有している。
差込部20aの反対側の差込部品20の端部には、装身具を挿通させるリング21が溶着されている。
差込部品20の差込部20aに対向する本体部品19の端部は、前記差込部20aを内側に遊嵌する円筒状の受け部19aを有している。
本体部品19の内部には係合部材22が装着されている。
係合部材22は、U字状またはコ字状に折り返されることによって弾性を有するバネ部22aを有している。
バネ部22aの一方の脚は、バネ部22aの弾力によって本体部品19の内壁に付勢されている。
バネ部22aの他方の脚は、途中までバネ部22aの弾力によって本体部品19の内壁に付勢され、途中から本体部品19の中心部に向かって湾曲し、再び本体部品19の軸と平行に差込部品20に向かって延び、その端部は、差込部品20の係合部と係合する係合端22bとなっている。
係合端22bは、差込部品20の係合部と係合しやすいように傾斜角を有し、係合後の脱落を防止する逆鉤22cを有している。
差込部品20は、該差込部品20が本体部品19に差し込まれたときに弾発的に係合部材22の係合端22bと係合する係合部23を有している。
係合部23は、弾発的に係合部材22の係合端22bと係合するために、本実施形態においては、差込部品20の円筒端部に一対のスリットを刻設し、その一対のスリットの間の周壁部分をアームとし、そのアームの先端に係合部材22の係合端22bと係合するフレーム部材を接続した構造を有している。
係合解除部材24は、係合部23のアームの基端部に取り付けられ、これを内押しすることによって係合部23のアームが撓んで先端のフレーム部材が差込部品20の中心部に向かって移動するように構成されている。
係合解除部材24は、差込部品20を本体部品19に差し込んだときに、本体部品19の受け部19aの外側に位置し、好ましくは、本体部品19の受け部19aの端面と当接してそれ以上の差込部品20の差し込みを防止し、差し込み方向の位置決めを好適に行う。
本実施形態における差込時の本体部品2と差込部品3の係合は次のようにして行われる。
最初に、差込部品20と本体部品19を円筒が一直線になるように互いに突き合わせ状態に保持し、差込部品20を本体部品19に向かって差し込むようにする。
これにより、差込部品20の差込部20aが本体部品19の受け部19aの内側に進入し、係合部23のフレームの下側内縁部が係合部材22の係合端22bの傾斜面と当接する。
さらに差込部品20の差込部20aが本体部品19の受け部19aの内側に進入すると、係合部23のアーム部が撓んでフレーム部が差込部品20の内側に向かって移動するとともに、係合部材22の係合端22bがその傾斜面に案内されて図5における上方に向かって撓む。
差込部品20の差込部20aが本体部品19の受け部19aの内側に完全に進入すると、係合部23のフレームの下側内縁部が係合部材22の係合端22bの傾斜面を乗り越え、弾発的に係合部材22の係合端22bと係合し、係合した後は逆鉤22cが係合部材22の脱落を防止する。
このように、本実施形態においても、本体部品19の受け部19aと差込部品20の差込部20aが同じ円筒形状を有し、装着者が見えない状態でも指先の感覚によって本体部品19と差込部品20を突き合わせ状態に保持することができ、その状態で本体部品19に向かって差込部品20を差し込むことだけで、差込部品20の係合部23は本体部品19の係合部材22と係合することができる。
なお、本実施形態においては、差込部品20の係合部23は、弾性アームとフレームとからなるが、弾性的に係合部23と係合することができる当業者が任意の公知の構造とすることができる。
係合解除時の本体部品19と差込部品20の係合解除は次のようにして行われる。
係合部23と係合部材22の係合端22bが係合した状態において、本体部品19と差込部品20の係合を解除するには、係合解除部材24を差込部品20の内側に向かって内押しする。
係合解除部材24を差込部品20の内側に向かって押すことにより、係合部23のアームは先端が差込部品20の内側に向かって撓み、それにつれて係合部23のフレームが差込部品20の内側に向かって移動し、係合部材22の逆鉤22cとの係合を解除することができる。
このように、本実施形態によれば、本体部品19と差込部品20の係合解除が、係合解除部材24を押し込むことによって簡単に達成される。
次に、長さ調整機能部材を備えた実施形態について説明する。
図7は、長さ調整機能部材を備えた装身具用留め具の一実施形態の差込部品側を示し、図8は、その一部を切断した斜視図を示している。
本実施形態は、図1,2の実施形態において差込部品にリングが溶着されていることに代えて、差込部品に長さ調整機能部材が固定されていること以外は、図1,2の実施形態と同じ構成を有している。
図7,8において、図1,2と同一の部分には図1,2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の長さ調整機能部材24は、球形に限られない外殻部材25と、外殻部材25内に格納された弾性体26とを有している。
外殻部材25は、中空部を有し、装飾チェーン27を挿通させる貫通孔28を有している。
弾性体26は、具体的にはたとえばシリコーンゴムを使用することができ、装飾チェーン27を挿通させる貫通孔29を有し、前記外殻部材25の中空部に若干圧縮状態で収納されている。
弾性体26は、若干圧縮状態で外殻部材25の中空部に収納されているため、装飾チェーン27は所定の力で弾性体26によって把持され、所定の引張力以下ならば動かず、その所定の引張力を超える引張力を与えると、ゆっくり摺動する。
本実施形態の装身具用留め具によれば、装飾チェーン27の一端に本体部品2(図示せず)を接続し、他端部を図7,8に示すように差込部品3の長さ調整機能部材24に挿通させることにより、装飾チェーン27に対して長さ調整機能部材24の位置を移動させることにより、本体部品2に接続した装飾チェーン27の端部から長さ調整機能部材24までの装飾チェーン27の長さが自在に変えられるようになる。
本体部品2と差込部品3の着脱の容易さとあいまってきわめて便利な可変長の装飾チェーン27を得ることができる。
なお、図7,8の例と反対に、本体部品の一端部に長さ調整機能部材を固定して装飾チェーンの一端部を挿通させ、装飾チェーンの他端を差込部品の一端に接続するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による装身具用留め具の斜視図。 図1の実施形態による装身具用留め具の一部を切断して示した斜視図。 本発明の他の実施形態による装身具用留め具の一部を切断して示した斜視図。 本発明のさらに他の実施形態による装身具用留め具の一部を切断して示した斜視図。 本発明のさらに他の実施形態による装身具用留め具の縦断面図。 図5の実施形態による装身具用留め具の一部を切断して示した斜視図。 本発明の他の実施形態による装身具用留め具の斜視図。 図7の実施形態による装身具用留め具の一部を切断して示した斜視図。
符号の説明
1 装身具用留め具
2 本体部品
2a 受け部
3 差込部品
3a 差込部
3b 円環部
4 係合解除部材
5 係合部材
5a バネ部
5b 係合端
5c 逆鉤
5d 突起
6 リング
10 本体部品
11 差込部品
12 装身具用留め具
13 本体部品
13a 受け部
14 差込部品
14a 差込部
14b 開口部を有する端壁
15 係合部材
15a バネ部
15b 係合端
15b’ 係合端
15c 逆鉤
15c’ 逆鉤
16 係合解除部材
16’ 係合解除部材
18 装身具用留め具
19 本体部品
19a 受け部
20 差込部品
20a 差込部
21 リング
22 係合部材
22a バネ部
22b 係合端
22c 逆鉤
23 係合部
24 係合解除部材

Claims (7)

  1. 本体部品と前記本体部品に対して差込動作によって嵌着し解除動作によって離脱する差込部品とからなる装身具用留め具であって、
    前記差込部品は、内側に係合部を有する筒状の差込部を有し、
    前記本体部品は、前記差込部品の差込部を内側に遊嵌する筒状の受け部と、前記差込部品の差込部の内側に挿入して前記差込部の係合部と着脱可能に係合する係合部材とを有し、
    前記差込部品または前記本体部品は、前記差込部品の係合部と前記本体部品の係合部材の係合を解除する係合解除部材を有する、ことを特徴とする装身具用留め具。
  2. 前記差込部品の差込部は、横断面が中空矩形または中空円形の筒形形状を有し、
    前記本体部品の受け部は、前記差込部品の差込部を内側に遊嵌する対応の筒形形状を有していることを特徴とする請求項1記載の装身具用留め具。
  3. 前記差込部品は、本体部と差込部が断面が同じ大きさの一つの筒からなり、
    前記差込部の係合部は、前記差込部の差込端の周壁から内側に延在する開口部を有する端壁からなり、
    前記本体部品の係合部材は、前記本体部品の内部に取り付けられ、U字状またはコ字状に折り返されることによって弾性を有するバネ部を有し、前記係合部材は前記差込部品が前記本体部品に差し込まれたときに前記差込部品の係合部と係合する逆鉤を有する係合端を有し、
    前記係合解除部材は、前記本体部品の周壁の外側に突出して内押しすることによって前記係合部材の係合端と前記差込部品の係合部の係合を解除する前記係合部材と一体に形成された操作部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の装身具用留め具。
  4. 前記差込部品は、本体部と差込部が断面が同じ大きさの一つの筒からなり、
    前記差込部の係合部は、前記差込部の差込端の周壁から内側に延在する開口部を有する端壁からなり、
    前記本体部品の係合部材は、前記本体部品の内部に取り付けられ、U字状またはコ字状に折り返されることによって弾性を有する平面対称形状のバネ部を有し、前記係合部材は前記差込部品が前記本体部品に差し込まれたときに前記差込部品の係合部と係合する逆鉤を有する一対の係合端を有し、
    前記係合解除部材は、前記本体部品の周壁の外側に突出して内押しすることによって前記係合部材の係合端と前記差込部品の係合部の係合を解除する前記係合部材と一体に形成された一対の操作部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の装身具用留め具。
  5. 前記差込部材の開口部を有する端壁は、前記係合部材の係合端を係合に案内する傾斜案内面を有し、
    前記係合部材の逆鉤は、前記差込部材の開口部を有する端壁の傾斜案内面の傾斜角に対応する脱落防止の傾斜角を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装身具用留め具。
  6. 前記本体部品の係合部材は、係合端に段差または溝または逆鉤を有し、
    前記差込部品の係合部は、該差込部品が前記本体部品に差し込まれたときに弾発的に前記係合部材の係合端と係合するように前記差込部品に設けられ、前記係合解除部材は、前記差込部品の係合部と一体的に設けられ、前記差込部品の周壁の外側に突出し、内押しすることによって前記係合部と前記係合部材の係合端の係合を解除する操作部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の装身具用留め具。
  7. 前記差込部品の差込端の反対側の端部に、中空部と貫通孔を有する外殻部材と、前記外殻部材の中空部に設けられた貫通孔を有するシリコーンゴムを含む弾性体とを備えた環状装身具の長さ調整機能部材を、一体的に形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装身具用留め具。
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