JP2007195606A - 装身具用留め具及びこれを備える装身具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来よりも簡単に装身具の環状部に対して留め付けることが可能な装身具用留め具及びこれを備える装身具を提供する。
【解決手段】 相互に回動可能に軸支された第1及び第2本体部1,2と、第1及び第2本体部1,2の先端部どうしを互いに押し付け合わせるべく第1及び第2本体部1,2を付勢するバネ3を備える。バネ3の付勢に抗して第1及び第2本体部1,2の先端部を開いた状態で、第1本体部1の先端側を装身具の環状部に挿入し、バネ3付勢力に従って第1及び第2本体部の先端部を閉じることにより環状部に留め付け可能である。第1本体部1は略直線状に形成され、環状部に対して略直線状に移動させることにより挿入可能である。
【選択図】 図2
【解決手段】 相互に回動可能に軸支された第1及び第2本体部1,2と、第1及び第2本体部1,2の先端部どうしを互いに押し付け合わせるべく第1及び第2本体部1,2を付勢するバネ3を備える。バネ3の付勢に抗して第1及び第2本体部1,2の先端部を開いた状態で、第1本体部1の先端側を装身具の環状部に挿入し、バネ3付勢力に従って第1及び第2本体部の先端部を閉じることにより環状部に留め付け可能である。第1本体部1は略直線状に形成され、環状部に対して略直線状に移動させることにより挿入可能である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、装身具用留め具及びこれを備える装身具に関する。
従来、例えば、ネックレス、ブレスレット、ペンダント或いはその他の装身具用の留め具としては、例えば、図8乃至図10に示すものがある。
図8は従来の装身具用留め具100を備える装身具150を示す斜視図、図9及び図10は装身具用留め具100の拡大斜視図である。
図8に示すように、装身具用留め具100は、例えば、装身具150の一端部に取り付けられるものである。
図9及び図10に示すように、装身具用留め具100は、略C形状の筒状体である第1部分101と、この第1部分101の内周の一部分に沿うような曲線状の形状に構成されて該第1部分101の内部に配設された第2部分102と、第1部分101の内部に配設され、該第1部分101に対して相対的に第2部分102を付勢するスプリング(第1部分101の内部に配設されているため図示略)と、を備えて構成されている。
このスプリングは、第2部分102の一端側を、第1部分101の2つの開口端のうち一方の開口端101Aから突出させ、更に、該第2部分102の一端側を第1部分101の他方の開口端101Bより第1部分101内へと突入させるべく付勢する。
第2部分102には、使用者の指先(或いは爪先)が係止される係止用突起102Aが形成されている。
他方、第1部分101には、係止用突起102Aの移動領域を構成するスリット101Cが形成されている。
第2部分102の係止用突起102Aにユーザが指先を掛けて図9の矢印H方向に押すことにより、スプリングの付勢に抗して第2部分102を第1部分101に対して矢印H方向に移動させ、装身具用留め具100を図10に示すように開いた状態にすることができる。
この状態で、第1部分101を、該第1部分101の何れかの一端部から装身具150が備える環状部151に通し、更に、このように通した状態で、第2部分102の係止用突起102Aを離すことにより、図8に示すように、装身具用留め具100を環状部151に留め付けることができる。
なお、図8乃至図10に示すような装身具用留め具100を開示した先行技術文献は見つけることができなかった。
しかしながら、上記の装身具用留め具100を環状部151に留め付ける作業は、細かな作業であり、指先の器用さが求められる。
具体的には、係止用突起102Aを押して図10に示すように開いた状態にする作業にも器用さが求められるし、第1部分101の一対の開口端101A、101Bに環状部151が通された状態となるように装身具用留め具100及び環状部151を互いに位置あわせする作業にも器用さが求められる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、従来よりも簡単に装身具の環状部に対して留め付けることが可能な装身具用留め具及びこれを備える装身具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の装身具用留め具は、環状部を備える装身具に対して留め付け可能な装身具用留め具において、相互に回動可能に軸支された第1及び第2本体部と、前記第1及び第2本体部の先端部どうしを互いに押し付け合わせるべく前記第1及び第2本体部を付勢する付勢手段と、を備え、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第1及び第2本体部の先端部どうしを互いに離間させた状態で、前記第1本体部の先端側を装身具の環状部に挿入し、該挿入した状態で、前記付勢手段の付勢力に従って前記第1及び第2本体部の先端部どうしを互いに押し付け合わせることにより、当該装身具用留め具を装身具の環状部に留め付け可能であり、前記第1本体部のうち少なくとも装身具の環状部に挿入される部分は、略直線状に形成され、装身具の環状部に対して略直線状に移動させることにより該環状部内に挿入可能であることを特徴としている。
本発明の装身具用留め具においては、前記第2本体部の先端部には、該第2本体部の基端部側に向けて折り返されたように湾曲し、当該装身具用留め具が装身具の環状部から脱落してしまうことを防止する返し部が形成されていることが好ましい。
本発明の装身具用留め具においては、当該装身具用留め具を装身具の一部に留め付けた際に該装身具の一部を保持する前記第1本体部と前記第2本体部との間の空間を保持空間とすると、前記保持空間内に位置する装身具の一部が前記第1及び第2本体部を軸支する軸支部の方に移動してしまうことを阻止する阻止部が、前記第1及び第2本体部のうちの何れか一方に形成されていることが好ましい。
本発明の装身具用留め具においては、当該装身具用留め具を装身具の一部に留め付けた際に該装身具の一部を保持する前記第1本体部と前記第2本体部との間の空間を保持空間とすると、前記第1及び第2本体部のうちの少なくとも一方の先端部の外側には、装身具の一部を前記保持空間内へと誘導するための傾斜部が形成されていることが好ましい。
本発明の装身具は、装身具用留め具を備えることを特徴としている。
本発明によれば、第1本体部のうち少なくとも装身具の環状部に挿入される部分は、略直線状に形成され、装身具の環状部に対して略直線状に移動させることにより該環状部内に挿入可能であるので、装身具用留め具を装身具の環状部に留め付ける作業が従来よりも簡単となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
図1乃至図3は本実施形態に係る装身具用留め具1を示す図であり、このうち図1は斜視図、図2は側断面図、図3は分解斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る装身具用留め具10は、相互に回動可能に軸支された第1及び第2本体部1,2と、第1及び第2本体部1,2の先端部どうしを互いに押し付け合わせるべく第1及び第2本体部1,2を付勢するバネ3(付勢手段)と、を備えている。
第1及び第2本体部1,2は、例えば、ピン状の軸支体4によって相互に回動可能に軸支され、この軸支体3を回動軸として相対的に回動可能とされている。
第1及び第2本体部1,2は、使用者により、例えばつまむようにして押圧操作される操作部5、6と、軸支体4を中心として操作部5,6とは反対側に位置し、操作部5,6に対する操作に連動して開閉動作する開閉部7,8と、を備えている。
なお、第1及び第2本体部1,2は、例えば、金属からなることが挙げられるが、第1及び第2本体部1,2の材質はその他(例えば樹脂など)であっても良い。
バネ3は、例えば、図3に示すように、弾性体からなる1本の線材(例えば、金属の線材)を屈曲形成したものであり、軸支体4が内部に挿通される挿通部9と、操作部5における操作部6側の面を該操作部6から遠ざかる方向に付勢する第1付勢部11と、操作部6における操作部5側の面を該操作部5から遠ざかる方向に付勢する第2付勢部12と、を備えて構成されている。挿通部9は、例えば、バネ3を構成する線材を複数回巻回して構成されている。
なお、バネ3は、このような構成(シングルトーション)に限らず、例えば、弾性体からなる板を、くの字状に折り曲げ形成してなる板バネであっても良いし、或いは、コイルバネであっても良い。
このような装身具用留め具10においては、操作部5,6を(バネ3による付勢力に抗して)相互に近づけるように押圧操作することにより、軸支体4を回動軸として第1本体部1,2が相対的に回動し、開閉部7,8が開く(互いに離間する)。
他方、操作部5,6に対する操作を解除すると、バネ3の第1及び第2付勢部11,12による付勢力に従って、軸支体4を回動軸として第1及び第2本体部1,2が相対的に回動し、操作部5,6が互いに遠ざかる一方で、開閉部7,8が閉じて、該開閉部7,8の先端部どうしが互いに押し付け合う状態となる。
なお、第1及び第2本体部1,2は、それらの基端部である操作部5,6を2本の指の腹でつまむように押して互いに近づけることにより、それらの開閉部7,8どうしをバネ3の付勢力に抗して互いに離間させることができるような形状・寸法に形成されている。
本実施形態の場合、軸支体4は、例えば、図3に示すように、バネ棒である。
すなわち、軸支体4は、筒状の本体筒16と、この本体筒16の両端の開口部よりそれぞれ出没可能となるように該本体筒16に設けられた左右一対の出没部材17と、本体筒16内に圧縮状態で配設された圧縮型のコイルスプリング(図示略)と、を備えている。このうち出没部材17は、本体筒16内に配置され該本体筒16の内周面に沿って摺動する摺動部(図示略)と、この摺動部よりも小径に構成され本体筒16の内外に出没可能な出没部18と、からなる。また、本体筒16の両端部は、コイルスプリング及び一対の出没部18を該本体筒16内に配置した状態で内側に向けて折り曲げ形成され、一対の出没部18及びコイルスプリングが本体筒16より脱落防止されている。
また、第1本体部1には、軸支体4の本体筒16が挿通される左右一対の挿通孔14が形成され、第2本体部2には、軸支体4の左右一対の出没部材17の出没部18がそれぞれ嵌入される左右一対の嵌入孔15が形成されている。なお、嵌入孔15は、図示の都合上、1つしか示していない。
装身具用留め具10の組み立ては、軸支体4を第1本体部1の挿通孔14内並びにバネ3の挿通部9内に通し、軸支体4の一対の出没部18を該軸支体4の本体筒16内に入り込ませた状態で、第2本体部2の一対の嵌入孔15を軸支体4の軸心に位置合わせすることにより行う。すなわち、このようにすることにより、一対の嵌入孔15内にそれぞれ出没部18が嵌入し、軸支体4によって第1及び第2本体部1,2が相互に回動可能に軸支される(図1及び図2の状態)。
なお、軸支体4は、上記の構成に限らず、例えば、Cピンを用いても良いし、カシメピンを用いても良い。Cピンとは、筒状の弾性部材(例えば、金属)の長手方向に亘ってスリットを形成したことにより、断面がC形状となっているピンのことである。
図1乃至図3に示すように、第1本体部1のうち少なくとも装身具の環状部に挿入される部分は、略直線状に形成されている。これは、第1本体部1を装身具の環状部に対して略直線状に移動させることにより環状部内に挿入可能とするためである。
また、第2本体部2の先端部には、第2本体部2の基端部側に向けて折り返されたように湾曲し、装身具用留め具10が装身具の環状部から脱落してしまうことを防止する返し部19が形成されている。
ここで、装身具用留め具10を装身具の一部(環状部や線状部)に留め付けた際に該装身具の一部を保持する部分(すなわち、第1本体部1と第2本体部2との間の空間)を保持空間20とする。
保持空間20内に位置する装身具の一部が軸支体(軸支部)4の方に移動してしまうことを阻止するための板状の阻止部21が、例えば、第2本体部2に形成されている。なお、阻止部21は、第1本体部1に形成しても良い。
また、第1及び第2本体部1,2の先端部の外側の面には、装身具の一部(例えば、線状部)を保持空間20内へと誘導するための傾斜部22,23がそれぞれ形成されている。
また、装身具用留め具10には、該装身具用留め具10に対して装身具を連結するための連結用環13が形成されている。この連結用環13は、例えば、操作部6の後端部に形成されている。なお、連結用環13は、第1本体部1に形成しても良い。
図4は、上記のような構造の装身具用留め具10を備える装身具の一例としての、本実施形態に係る第1の態様のネックレス50を示す斜視図である。
図4に示すように、ネックレス50は、例えば、複数個の珠型の装飾部材51を連ねて構成された連珠体52と、例えば、この連珠体52の一端部に対して連結環53を介して連結された装身具用留め具10と、連珠体52の他端部に連結された長さ調節用金具(アジャスター)54と、この長さ調節用金具54に連結された装飾部材55と、を備えて構成されている。
このうち長さ調節用金具54は、複数の環状部56を鎖状に連結してなる。
なお、図4においては、簡単のため、一部の装飾部材51並びに一部の環状部56にのみ符号を付している。
連珠体52を構成する装飾部材51は、各々の中心を直線状に貫く貫通穴(図示略)が形成されている。そして、各装飾部材51の貫通穴に対して順次、芯糸57を通すことにより、この芯糸57により各装飾部材51が相互に連結されている。なお、芯糸57としては、例えば、ナイロン糸或いは絹糸などが用いられている。
芯糸57の一端部は、長さ調節用金具54の一端に位置する環状部56に連結され、芯糸57の他端部は、連結環53に連結されている。
更に、連結環53は、装身具用留め具10の連結用環13に連結されている。
次に、装身具用留め具10の使用方法について説明する。
図5は、装身具用留め具10をネックレス50の環状部56に対して留め付ける動作を説明するための斜視図である。
装身具用留め具10は、ネックレス50などの装身具が備える環状部56に対して留め付けることができる。
その留め付け動作は、例えば、以下のようにして行うことができる。
先ず、操作部5,6を2本の指でつまむようにして互いに近づけると、この動きに連動して開閉部7,8(すなわち、第1及び第2本体部1,2の先端部)が互いに離間する。
この状態で、図5に示すように、第1本体部1の先端側をネックレス50の環状部56内に挿入する。
更に、このように第1本体部1の先端側を挿入した状態で、操作部5,6に対する操作を解除すると、バネ3の付勢力に従って第1及び第2本体部1,2の先端部どうしが互いに押し付け合わされ、図4に示す状態となる。すなわち、装身具用留め具10が環状部56に留め付けられた状態となる。
なお、長さ調節用金具54が備える複数の環状部56のうちの何れかを選択することにより、ネックレス50の長さ(首の回りに位置する部分の周長)を好みの長さに調節することができる。
ここで、第1本体部1のうち少なくとも環状部56に挿入される部分は、略直線状に形成されているため、第1本体部1を環状部56に対して略直線状に移動させることにより環状部56内に挿入することができる。
このため、図8に示す従来の装身具用留め具100と比べて、装身具に対して留め付ける作業が簡単となる。
つまり、従来の装身具用留め具100の場合には、環状部に対する位置合わせ(挿入量の調節)にある程度の器用さが求められるのに対し、本実施形態に係る装身具用留め具10の場合には、環状部56に対する挿入量の調節を殆ど考慮しなくても良いため、留め付けが容易になる。
また、従来の装身具用留め具100の場合には、寸法の小さい係止用突起102Aを操作する必要があるのに対し、本実施形態に係る装身具用留め具10の場合には、例えば2本の指先でつまむといった比較的おおざっぱな動きで開閉部7,8を開くことができるので、留め付けが容易になる。
また、第2本体部2の先端部には、フック状の返し部19が形成されているので、装身具用留め具10が環状部56から脱落してしまうことが好適に防止される。
図6は本実施形態に係る第2の態様のネックレス60を示す斜視図である。
図6に示すように、ネックレス60は、例えば、複数本の長さ調節用金具54(図4におけるのと同様)、又は、該長さ調節用金具54と同様の機能を有する装飾体が、装飾部材51を介して連結されて概略構成されたものであり、該ネックレス60の一端部には装身具用留め具10を備え、他端部には例えば装飾部材61を備えている。
図6に示すネックレス60の場合、複数本の長さ調節用金具54を備えるので、図4に示すネックレス50と比べて、長さ調節の自由度が向上する。
図7は本実施形態に係る第3の態様のネックレス70を示す斜視図である。
図7に示すように、ネックレス70は、例えば、複数本の線状部71が、装飾部材51を介して連結されて概略構成されたものであり、該ネックレス70の一端部には装身具用留め具10を備え、他端部には例えば装飾部材71を備えている。
ネックレス70の線状部71は、例えば、寸法が小さい複数個の珠型の装飾部材73を図4に示す連珠体52と同様に連ねて構成したものであることが挙げられるが、装飾部材51よりも径が小さく、且つ、保持空間20よりも径が小さい線状体であれば良く、どのように構成してもよい。
また、装飾部材51は、装身具用留め具10の開閉部7,8が閉じた状態において、装身具用留め具10の保持空間20を通過不能な寸法に設定されている。
このようなネックレス70は、図7に示すように装身具用留め具10を線状部71に留め付けて用いることができる。
ここで、線状部71は保持空間20よりも径が小さい一方で、装飾部材51は装身具用留め具10の保持空間20を通過不能な寸法に設定されているため、装身具用留め具10は、線状部71に沿って、該線状部71の両端に位置する装飾部材51の間で自在に移動可能となる。よって、ネックレス70は、ルーズな装着感を得ることができる。
また、装身具用留め具10は、装身具の一部(具体的には、例えば、線状部71)が軸支部の方(軸支体4の方)に移動してしまうことを阻止するための板状の阻止部21を備えているため、装身具用留め具10の軸支部が線状体71を噛んでしまうことがない。
また、図7に示すネックレス70の場合の留め付け作業は、図4に示すネックレス50の場合と同様に、操作部5,6をつまんで押し付け合うようにして開閉部7,8を開いた後で、保持空間20内に線状部71を位置させて操作を解除することによって行うことができる他に、次のようにして行うこともできる。
すなわち、上記のように、第1及び第2本体部1,2の先端部の外側の面には、装身具の一部(例えば、線状部71)を保持空間20内へと誘導するための傾斜部22,23がそれぞれ形成されている。
このため、操作部5,6をつまんで押し付け合うようにして開閉部7,8を開かないでも、傾斜部22,23を線状体71に突き当てた状態で装身具用留め具10を線状体71側に押し付けることにより、線状体71を保持空間20内に入り込ませ、装身具用留め具10を線状体71に留め付けることができる。
なお、このような留め付け方は、図4及び図6に示すネックレス50,60の場合にも、同様に行うこともできる。すなわち、傾斜部22,23に環状部56を突き当てて保持空間20内に押しこむことによっても、装身具用留め具10を環状部56に留め付けることができる。
以上のような実施形態によれば、第1本体部1のうち少なくとも装身具の環状部56に挿入される部分は、略直線状に形成され、環状部56に対して略直線状に移動させることにより該環状部56内に挿入可能であるので、装身具用留め具10を環状部56に留め付ける作業が従来よりも簡単となる。
なお、上記の実施形態では、本発明に係る装身具としてネックレス50,60,70のみを例示したが、この例に限らず、例えば、ブレスレット、アンクレットなどの装身具にも同様に適用することができる。
また、傾斜部22,23は、第1及び第2本体部1,2の双方に形成されている例を説明したが、傾斜部22,23は、第1及び第2本体部1,2のうちの何れか一方にのみ形成されていても良い。
また、軸支体4は、上記のようなバネ棒以外であっても良い。
また、上記の実施形態では、第1及び第2本体部1,2が略十字形状をなしている例を示したが、第1及び第2本体部1,2の形状は任意である。また、第1及び第2本体部1,2に各種の装飾を施すことも任意である。
10 装身具用留め具
1 第1本体部
2 第2本体部
3 バネ(付勢手段)
19 返し部
20 保持空間
21 阻止部
22 傾斜部
23 傾斜部
50 ネックレス(装身具)
56 環状部
60 ネックレス(装身具)
70 ネックレス(装身具)
1 第1本体部
2 第2本体部
3 バネ(付勢手段)
19 返し部
20 保持空間
21 阻止部
22 傾斜部
23 傾斜部
50 ネックレス(装身具)
56 環状部
60 ネックレス(装身具)
70 ネックレス(装身具)
Claims (5)
- 環状部を備える装身具に対して留め付け可能な装身具用留め具において、
相互に回動可能に軸支された第1及び第2本体部と、
前記第1及び第2本体部の先端部どうしを互いに押し付け合わせるべく前記第1及び第2本体部を付勢する付勢手段と、
を備え、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記第1及び第2本体部の先端部どうしを互いに離間させた状態で、前記第1本体部の先端側を装身具の環状部に挿入し、該挿入した状態で、前記付勢手段の付勢力に従って前記第1及び第2本体部の先端部どうしを互いに押し付け合わせることにより、当該装身具用留め具を装身具の環状部に留め付け可能であり、
前記第1本体部のうち少なくとも装身具の環状部に挿入される部分は、略直線状に形成され、装身具の環状部に対して略直線状に移動させることにより該環状部内に挿入可能であることを特徴とする装身具用留め具。 - 前記第2本体部の先端部には、該第2本体部の基端部側に向けて折り返されたように湾曲し、当該装身具用留め具が装身具の環状部から脱落してしまうことを防止する返し部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装身具用留め具。
- 当該装身具用留め具を装身具の一部に留め付けた際に該装身具の一部を保持する前記第1本体部と前記第2本体部との間の空間を保持空間とすると、
前記保持空間内に位置する装身具の一部が前記第1及び第2本体部を軸支する軸支部の方に移動してしまうことを阻止する阻止部が、前記第1及び第2本体部のうちの何れか一方に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装身具用留め具。 - 当該装身具用留め具を装身具の一部に留め付けた際に該装身具の一部を保持する前記第1本体部と前記第2本体部との間の空間を保持空間とすると、
前記第1及び第2本体部のうちの少なくとも一方の先端部の外側には、装身具の一部を前記保持空間内へと誘導するための傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の装身具用留め具。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の装身具用留め具を備えることを特徴とする装身具。
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JP2020054798A (ja) * | 2018-10-03 | 2020-04-09 | 株式会社クロスフォー | 装身具用留め部材、装身具用留め具、及び装身具 |
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