JP3934872B2 - 留め具および装身用チェーンのスライド構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、弾性材を内蔵した留め具およびその留め具を用いた装身用チェーンのスライド構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アジャスターを用いて装身用チェーンやループタイの長さを調整する構造として、例えば実用新案登録第3042071号公報には、装身用鎖を押通して留める留め具であって、球状その他の形状をしていて、装身用鎖を挿通する貫通孔を有しており、内部には、装身用鎖が外れるのを防止する弾性体が入っていることを特徴とする装身用鎖の留め具の構造が知られている。
この弾性体は、1枚のバネ板の両端を、同じ側に半円筒状に折り曲げて、互いに背中合わせの円弧状板バネに形成しており、その背中合わせの円弧状弾性体部の間に左右一対の装身用鎖を押通して挟圧している。
そのため、装身用鎖と上記弾性体との接触面が狭く、挟圧力が局部的にしか作用しないので、挟圧力を強める必要があるが、そのことは装身用鎖に局所的に傷をつけやすい欠点となっている。
また、特開2000−50922号では、中空球形状のケーシング中にOリングを内蔵して、ケーシングを貫通する紐部材をスライドさせて所望位置で拘束しうる構成が開示されている。
これによれば、Oリングを用いるので紐部材に傷をつけにくい。
しかし、この構成では、Oリングに負荷がかかっていなくてもOリングの外周がケーシングの中空部の内壁面に圧接しているため、Oリング内を通るチェーンがその長手方向の軸に対して回転する方向に捻れる際には、Oリングの孔の内周壁面の弾性反発力による抵抗がチェーンにかかり、捻れにくいという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、留め具としてケーシングに内蔵した弾性体が装身用チェーンの捻れに連動して確実に且つスムーズに回転することができるようにした留め具、およびこれを用いた装身用チェーンのスライド構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、請求項1の留め具の発明では、
互いに対向する位置に一対の孔を形成してケーシングの外部から中空部へ通じる中空体からなるケーシング内に、前記一対の孔に連通可能な貫通孔部を有する弾性チューブからなる弾性体を内蔵し、前記ケーシングと弾性体とに挿通した装身用チェーンの軸線方向の動きを拘束する留め具において、
前記ケーシングが、縦長のパイプに設けられた開口に縦長の弾性チューブを内蔵してから前記パイプの開口の径を絞って前記一対の孔を形成すると共に、前記弾性チューブが抜け出ないようにしたオーバル状のケーシングからなっており、
上記弾性チューブは、その外周壁がケーシングの中空部の内壁に押圧されず、前記ケーシングの中空部の内壁と弾性チューブの側面の外周壁との間に、前記弾性チューブが貫通孔を中心に旋回可能な隙間が形成されており、
前記弾性チューブに設けられた貫通孔部の内周壁に、内方へ突出する隆起部を一体に有しており、装身用チェーンが弾性チューブの貫通孔部内を通過する際に前記隆起部により反発可能に広げられて弾性チューブの付勢力を増大させ、
装身用チェーンが捻れると該装身用チェーンに連動して前記弾性チューブがケーシング内で旋回しうることを特徴とする。
請求項2の発明では、
前記隆起部が、貫通孔部の両端部側をチェーンの外周と略同じ径とし、漸次小径となる断面テーパー状の中途部を設けて貫通孔部の中央部分で弾性による付勢力が確実に作用するように狭めてなることを特徴とする。
【0005】
請求項3の装身用チェーンのスライド構造では、
装身用チェーンと、中空体からなるケーシング内に弾性体を内蔵し前記ケーシングと弾性体とに挿通した装身用チェーンの軸線方向の動きを拘束する留め具とからなる装身用チェーンのスライド構造において、
前記留め具は、請求項1または2に記載されたものであり、
前記チェーンは、前記留め具の前記ケーシングを貫通し、前記弾性チューブおよびその隆起部によって弾性的に保持され、装身用チェーンが捻れると該装身用チェーンに連動して前記弾性チューブがケーシング内で旋回しうることを特徴とする。
また、請求項4の発明では、
チェーンに対する留め具の取付位置が変位して、チェーンによって形成されるリングが長さ調整可能となっていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の留め具および装身用チェーンのスライド構造の好適実施例について説明する。
留め具10は、図2、図3に示すように、ケーシング1と、これに内蔵される弾性チューブ4とからなっている。
ケーシング1は、図示例では略円筒形状のパイプを扁平に潰して断面が略楕円形状のオーバル・パイプとしたものを使用している(図1(d)参照)が、この発明では外面が多面体のものや、卵状やダルマ状、球状など、任意の中空体形状が可能であり、装身用チェーン2を挿通できる形態のものであればよい。
ケーシング1を中空の球状とした場合を図9に示す。
【0007】
装身用チェーン2は、ネックレスやブレスレットなどを構成する鎖であり、フラットチェーンやコンパクトチェーン、オーバルチェーン、リンクチェーン、または異形チェーンその他の公知形状のチェーンを用いることができる。
【0008】
この装身用チェーン2を、留め具10に貫挿するため、ケーシング1には、その長手方向の両端で互いに対向する位置に一対の孔3a、3bを設けている。
この一対の孔3a、3bは、同一形状からなってケーシング1の外部からその中空部1aへ通じており、ケーシング1を貫通する際の出入口となるように形成されている。
【0009】
次ぎに、弾性チューブ4は、本実施例では円筒状の合成ゴムからなっている。 なお、図7、図8を除き貫通孔部に形成する隆起部形状は図示省略している。
図3(a)で示すように、弾性チューブ4の外径となる直径L2がケーシング1の孔3a(3b)の直径L1より長く(L2>L1)設定されると共に、貫通孔部4aの直径L3が前記ケーシング1の孔3a(3b)の直径L1より短く(L3<L1)設定されている。
また、装身用チェーン2の最大外周部分の直径L4は、前記孔の直径L1より僅かに短いが、貫通孔部4aの直径L3はその直径L4より短く設定されている。
即ち、L2>L1>L4>L3となる。
従って、この弾性チューブ4は、内部に装身用チェーン2を貫挿すると該装身用チェーン2の外周を締付ける方向に付勢力が作用する。
【0010】
この弾性チューブ4の長さは、負荷がかからない場合に、その両端がケーシング1の中空部1aの内壁に強く圧接せずに、両端が上記内壁に接する程度の長さ(図3(a)参照)、または接触しない程度の長さ(図3(b)参照)に設定されることが好ましい。
弾性チューブ4が圧縮された状態でケーシング1に収納されると、弾性チューブ4は負荷がかからなくてもケーシング1の孔近傍の内壁に対して弾性チューブ4の長手方向の両端が強く圧接するので、弾性チューブ4が回転しづらくなる。
【0011】
また、この弾性チューブ4の直径L2は、ケーシング1の中空部の直径(オーバル形状の場合は最短の直径)L5よりも短く設定(L2<L5)されている。
従って、上記弾性チューブ4は、その外周壁に沿って、ケーシング1の中空部1aの内壁との間に隙間Sを有するように内蔵される。
【0012】
この弾性チューブ4は、図7に示すように、その周壁に内方へ突出する隆起部7を一体に設けている。
この隆起部7は、図示例の場合に、外周に沿って略環状に形成されているが、このように外周に沿って連続する隆起でなくても断続的に隆起するものでもよい。
これにより、装身用チェーン2が、弾性チューブ4との接触面積が大きい球体などの立体形状の駒を含まずにリングを組み合わせたチェーンだけからなる例えばアズキ形状などの場合であっても、隆起部7が上記チェーンと衝合して、確実に付勢力を作用させることができる。
更に、使用により弾性チューブ4の弾性力が弱まった場合にも確実にチェーンによって反発可能に押し広げられ、反発力でチェーンを保持することができる。
【0013】
次に、弾性チューブ4は、縮めて、上記孔3a、3bのいずれか一方からケーシング1の中空部1a内に押し込んでもよい。
あるいは、ケーシング1の製作過程において、パイプ11の孔をやや狭めたパイプ12のままの段階(図1(b)参照)で予め弾性チューブ4(図1(e)参照)を内蔵し、次いで孔の径を絞って狭めたパイプ13(図1(c)参照)として弾性チューブ4が抜け出ないようにし、更にオーバル状に扁平に潰してケーシング1を製作(図1(d)参照)してもよい。
【0014】
このように構成されているので、弾性チューブ4に装身用チェーン2を挿通させると、装身用チェーン2の外周面によって弾性チューブ4が拡開方向に押し広げられ、弾性チューブ4自体は縮小方向に付勢力が作用する。
これによって弾性チューブ4に挿入された装身用チェーン2は、弾性チューブ4の付勢力による締付けによって、常時弾性チューブ4によって挟圧される。
【0015】
ここで弾性チューブ4は、留め具10のケーシング1の中空部1a内で、装身用チェーン2の動きと連動する。
従って、図2に示すように、装身用チェーン2に沿って留め具10のケーシング1をいずれかに引っ張ると、弾性チューブ4が連動して引っ張られ弾性チューブ4の端部がケーシング1の孔3aまたは3b近傍の内壁と衝合し、動きが拘束される。
【0016】
更に留め具10のケーシング1またはチェーン2を強く引っ張ると、弾性チューブ4は衝合側が圧縮されると共に弾性チューブ4の付勢力に抗して弾性チューブ4の貫通孔部4aを広げながら装身用チェーン2が引き出される。
これによって装身用チェーン2に沿って留め具10をスライドして装身用チェーン2に対する位置を変更することができる。
【0017】
留め具10を逆方向に引っ張れば、装身用チェーン2を挟圧する弾性チューブ4は留め具10内で逆方向に動いて反対側の孔の内壁と衝合し、前記と同様に弾性チューブ4から装身用チェーン2が逆方向に引き出されるので、留め具10を逆方向にスライドさせることができる。
【0018】
また、弾性チューブ4は、ケーシング1の中空部1a内で、弾性チューブ4の外周と中空部1aの内壁との間に環状に隙間が形成されているので、弾性チューブ4に負荷がかかっていない状態では、ケーシング1の中空内で弾性チューブ4の軸線に沿って容易に旋回することができる。
この際に、弾性チューブ4の長手方向の両端または一端がケーシング1の内壁に接していても上記旋回を妨げるような抵抗力は生じない。
従って、装身用チェーンが捻れた場合に、ケーシング1内で上記弾性チューブ4もこれに連動して捻れ方向に容易に回転することができる。
なお、図2中、符号20はチェーン2の先端に固着された止め輪、符号30はケーシングに固着されたリング21に止められて前記止め輪20を着脱自在に掛け止める掛止具である。
【0019】
上記実施例では、弾性チューブ4の外周に沿って環状に連続して隙間が形成される場合を示したが、一部が前記中空部の内壁と接触する構造でもよい。
その場合も、弾性チューブ4が内壁に強く圧接されると旋回の障碍となるので、単に接する程度が望ましい。
【0020】
また、弾性チューブ4の長手方向の両端も、チェーン2をスライドする際は、少なくとも牽引された側の端部がケーシング1の孔3a(3b)の近傍の周壁に圧接される。そのような負荷がかからなくなった場合には、元に戻って、ケーシング1の中空部1aの内壁に接しないものであれば、前記チェーン2の旋回の邪魔にならないし、内壁に接する程度であっても、その抵抗は小さく、同様に前記チェーンの旋回を比較的容易に行うことができる。
【0021】
このように、弾性チューブ4の外周に沿って連続して、あるいは断続して隙間Sが形成されるので、弾性チューブ4で挟圧されたチェーンは軸線を中心に旋回させたり、隙間部分に撓ませたりすることができる。
上記実施例では、1本の装身用チェーン2に取り付けられた留め具10をスライドして取付位置の変更を行う構成を例示したが、図4には一対に並んだ装身用チェーン2を束ねる留め具10がスライドして位置を変更する構成を示す。
【0022】
この留め具10は、ケーシング1に一対に並んだ装身用チェーン2を並行して嵌装し、ケーシング1内で各装身用チェーン2にそれぞれ弾性チューブ4が外嵌した構成からなっている。
ここで図示例の場合、説明の便宜上、複数設けられた同一構成には符号に「’」を付けて区別する。
即ち、ケーシング1には両端に一対の孔3a,3a’と3b,3b’が対向して形成されている。
【0023】
そして、それぞれの孔3a,3b間、および3a’、3b’間には弾性チューブ4,4’が配置されて、上記孔3a,3a’と3b,3b’を貫通する2本並列の装身用チェーン2,2’に嵌め込まれている。
【0024】
この装身用チェーン2,2’は、並行に二重に巻いたチェーンであって、2本のチェーン2,2’を束ねるために留め具10が用いられている。
あるいは、1本の装身用チェーンの一対の端部側のチェーン2,2’を束ねるために留め具10が用いられている場合であってもよい。
【0025】
この場合もそれぞれの装身用チェーン2,2’に対して留め具10のケーシング1を引っ張ることによって、装身用チェーン2,2’に対する留め具10の位置を変更することができる。
【0026】
次ぎに、図5には複数(4本)の装身用チェーンに対して留め具10をスライド自在とした異なる実施例を示す。
この場合も前記実施例と同様に、1つのケーシング1に入出口用の孔として4つづつの孔3a,3bを設け、それぞれに対応して4つの弾性チューブ4を設けている。その他の構成は前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
【0027】
図6は、留め具10が、分離可能に連結する複数のケーシング1A,1Bからなり、各ケーシング1A,1B内に弾性チューブ4が内蔵されており、各ケーシング1A,1Bを、これに嵌装された装身用チェーン2,2’に沿ってそれぞれスライドして位置を変更することができる。
ケーシング1A,1Bには、それぞれに、係合手段または掛止構造、その他の着脱可能な連結手段のそれぞれの構成部20が設けられており、分離可能に一体に連結することができる。
【0028】
例えば、フックとこれを受ける受部の構造、凹凸係合する構造、磁石の磁着を用いる構造、その他の種々構造を用いることができる。
この留め具10は、例えばループタイ式のネックレスなどに用いることができる。
この場合、それぞれのケーシング1A,1Bを分離してネックレスを外すことができ、また、ケーシング1A,1Bは一体に連結して、または分離したままでそれぞれの装身用チェーン2に対して引っ張って位置を調整することができる。
【0029】
また、弾性チューブ4の貫通孔部4aは、図1の実施例では断面が同じ径からなるが、端部側41をチェーンの外周と略同じ大径とし、漸次小径となるテーパ状の中途部42を介して中央部分43は弾性による付勢力が作用するように小径に設定する隆起部形状として、チェーンの挿入を容易に確実に行えるようにしてもよい。
また弾性チューブ4の端部には、鍔を設けたり厚みを厚くしておき、ケーシングの孔が広がっても弾性体が抜け出ないようにしてもよい(図8参照)。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の装身用チェーンの留め貝スライド構造では、弾性体を装身用チェーンに外嵌して拘束するようにしたので、留め具を装身用チェーンに沿ってスライドしても装身用チェーンとの挟正面積を広くして挟圧力を高めると共に装身用チェーンが損傷されにくい。
また、弾性体がケーシングの内周壁に圧接せずに隙間を有しているので、チェーンを通した弾性体をケーシング内で軸線を中心に回転させたり、回転方向に捻りやすくすることができ、また隙間を利用して撓ませることもできる。
また、留め具と弾性体の簡単な構造からなっているので、軽量であると共に製造が容易であり、工業的量産に適してコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 留め具の成形手順を示す説明図である。
【図2】 留め具の断面図である。
【図3】 ケーシングに弾性体を内蔵した留め具の断面図であって、(a)は弾性チューブの両端が内壁に接するもの、(b)は接しないものである。
【図4】 2つの弾性チューブを1つのケーシングに内蔵した実施例を示す断面図である。
【図5】 一対の装身用チェーンに留め具を取り付けた場合の正面図である。
【図6】 ケーシングが着脱可能に分離する留め具の断面図である。
【図7】 貫通孔部に設けられた隆起部の一例を示す弾性チューブの断面図である。
【図8】 隆起部がテーパ部からなる弾性チューブの異なる実施例の断面図である。
【図9】 ケーシングを球状とした留め具の異なる実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 装身用チェーン
3a,3b 孔
4 弾性チューブ
4a 貫通孔部
7 隆起部
10 留め具
20 止め輪
30 固定用の掛止具
Claims (4)
- 互いに対向する位置に一対の孔を形成してケーシングの外部から中空部へ通じる中空体からなるケーシング内に、前記一対の孔に連通可能な貫通孔部を有する弾性チューブからなる弾性体を内蔵し、前記ケーシングと弾性体とに挿通した装身用チェーンの軸線方向の動きを拘束する留め具において、
前記ケーシングが、縦長のパイプに設けられた開口に縦長の弾性チューブを内蔵してから前記パイプの開口の径を絞って前記一対の孔を形成すると共に、前記弾性チューブが抜け出ないようにしたオーバル状のケーシングからなっており、
上記弾性チューブは、その外周壁がケーシングの中空部の内壁に押圧されず、前記ケーシングの中空部の内壁と弾性チューブの側面の外周壁との間に、前記弾性チューブが貫通孔を中心に旋回可能な隙間が形成されており、
前記弾性チューブに設けられた貫通孔部の内周壁に、内方へ突出する隆起部を一体に有しており、装身用チェーンが弾性チューブの貫通孔部内を通過する際に前記隆起部により反発可能に広げられて弾性チューブの付勢力を増大させ、
装身用チェーンが捻れると該装身用チェーンに連動して前記弾性チューブがケーシング内で旋回しうることを特徴とする留め具。 - 隆起部が、貫通孔部の両端部側をチェーンの外周と略同じ径とし、漸次小径となる断面テーパー状の中途部を設けて貫通孔部の中央部分で弾性による付勢力が確実に作用するように狭めてなることを特徴とする請求項1に記載の留め具。
- 装身用チェーンと、中空体からなるケーシング内に弾性体を内蔵し前記ケーシングと弾性体とに挿通した装身用チェーンの軸線方向の動きを拘束する留め具とからなる装身用チェーンのスライド構造において、
前記留め具は、請求項1または2に記載されたものであり、
前記チェーンは、前記留め具の前記ケーシングを貫通し、前記弾性チューブおよびその隆起部によって弾性的に保持され、装身用チェーンが捻れると該装身用チェーンに連動して前記弾性チューブがケーシング内で旋回しうることを特徴とする装身用チェーンのスライド構造。 - チェーンに対する留め具の取付位置が変位して、チェーンによって形成されるリングが長さ調整可能となっていることを特徴とする請求項3に記載の装身用チェーンのスライド構造。
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