JP5148226B2 - 装飾品用駒および装飾品 - Google Patents

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Description

本発明は、時計やブレスレット等の装飾品に使用される駒に関する。
時計は、時間を正確に刻むという実用的な側面を有している他に、アクセサリあるいは装飾品という側面も有している。そこで、時計用バンドにおいて、装飾的美しさや高級感を醸し出すための様々な取り組みがなされている。
このような取り組みの例として、例えば、時計用バンドの駒に宝石を埋め込んだり、駒の材質にプラチナやセラミックスなどの高級素材を用いることがしばしば行われている。
他方、装飾的価値を高めるべく、時計用バンドの駒の形状について様々なデザインが提案されている。
例えば、特許文献1には、駒を環状のセラミックスで形成し、環の内部に金属製のチェーンを挿入して当該駒を複数連結してなるブレスレットが示されている。駒がセラミックスで形成されているため、高級感が醸し出され、さらに金属製のチェーンを用いているため、装飾性に優れている。
また、特許文献2には、図19に示すように、主駒402の前後に2ヶ所ずつ形成された切り欠き部402aに連結駒403を収めて主駒402の側面から貫通穴402b、403aにピン404を挿入し、隣接する主駒402同士を連結した時計用バンドが示されている。
さらに、特許文献3には、図20に示すように、第1の駒502の連結部514、516に第2の駒520、522、524、および526を嵌め込み、第1の駒502の側面から第2の貫通穴522a〜526aに連結ピン528を挿入して第1の駒502と第2の駒520、522、524、および526を連結し、第1の駒502の側面に第3の駒530、532をネジ534、536で固定した時計用バンド構造が示されている。
特開2001−258617号公報 実開平3−51009号公報 実開平6−77519号公報
しかしながら、特許文献1に開示された、セラミックス製の環状駒を金属製のチェーンで連結したブレスレットでは、駒同士が緩やかに繋がれており、装飾性には優れるものの、機械的安定性に劣るという問題を有していた。
また、特許文献2に開示された時計用バンドでは、図19に示すように、側面から当該時計用バンドを見るとピン404の先端部が見えるため美しさが損なわれるという問題を有していた。
さらに、特許文献3に開示された時計用バンドでは、図20に示すように、時計用バンドを側面から見ると第3の駒530があるため連結ピン528の先端部は見えないが、第3の駒530、532を第1の駒502に固定するネジ534、536の頭部が見えるため、上記と同様に美しさが損なわれるという問題を有していた。
したがって、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、美しさに優れかつ機械的安定性に優れる装飾品用駒および装飾品を提供することにある。
そこで、本発明は、前後にそれぞれ少なくとも2つの収容部を有する本体駒と、該本体駒の上記収容部に挿入され接続ピンで連結される連結駒と、を備える装飾品用駒であって、
上記本体駒は、前後方向に少なくとも2つの空洞部を有する環状の外駒と、上記空洞部に挿入されるヒンジ部材と、上記連結駒の脱落を防止する押え部材と、からなり、
上記ヒンジ部材には、前後にそれぞれ少なくとも1つの第1切欠き部が形成されるとともに、上記第1切欠き部の両側前後方向に脚部が形成され該脚部に、貫通した連接用穴が対向して設けられる一方、
上記環状の外駒には、上面および下面の前後に上記第1切欠き部と上面視での形状が略一致する第2切欠き部が形成され、上記ヒンジ部材が上記環状の外駒内に挿入された際に、上記第1切欠き部と上記第2切欠き部とによって、上記連結駒が挿入される収容部が構成され、
さらに、上記空洞部の間に形成された壁部が少なくとも前方もしくは後方において切欠かれて空間が形成され、
上記ヒンジ部材を上記環状の外駒の上記空洞部に挿入するとともに、上記収容部に上記連結駒を挿入し、上記空間から上記接続ピンを、上記収容部に挿入された上記連結駒の一方の貫通孔、および該貫通孔の両サイドに位置する上記連接用穴に挿入して、上記空間に上記押え部材を嵌合させて、上記連接用穴から上記空間に突出した上記接続ピンの頭部を上記押え部材により押さえてなることを特徴とする。
また、別の形態では、前後にそれぞれ少なくとも2つの収容部を有する本体駒と、該本体駒の上記収容部に挿入され接続ピンで連結される連結駒と、を備える装飾品用駒であって、
上記本体駒は、前後方向に少なくとも1つの空洞部を有する環状の外駒と、上記空洞部に挿入されるヒンジ部材と、上記連結駒の脱落を防止する押え部材と、からなり、
上記ヒンジ部材には、前後にそれぞれ少なくとも2つの第1切欠き部が形成され、さらに前方もしくは後方の少なくとも一方において、上記第1切欠き部間に空間が設けられるとともに、上記第1切欠き部の両側前後方向に脚部が形成され該脚部に、貫通した連接用穴が対向して設けられる一方、
上記環状の外駒には、上面および下面の前後に上記第1切欠き部と上面視での形状が略一致する第2切欠き部が形成され、上記ヒンジ部材が上記環状の外駒内に挿入された際に、上記第1切欠き部と上記第2切欠き部とによって、上記連結駒が挿入される収容部が構成され、
上記ヒンジ部材を上記環状の外駒の上記空洞部に挿入するとともに、上記収容部に上記連結駒を挿入し、上記空間から上記接続ピンを、上記収容部に挿入された上記連結駒の一方の貫通孔、および該貫通孔の両サイドに位置する上記連接用穴に挿入して、上記空間に上記押え部材を嵌合させて、上記連接用穴から上記空間に突出した上記接続ピンの頭部を上記押え部材により押さえてなることを特徴とする。
本発明によれば、本体駒のヒンジ部材に連接用穴を形成し、上記ヒンジ部材を環状の外駒に挿入しているため、ピンの先端部はその外側からは見えない。また、本発明では、チェーン等で駒同士を連結するのではなく、本体駒と連結駒とを接続ピンで固定しているため、これらにより構成される装飾品用駒は機械的強度を有する。したがって、本発明によれば、美しさに優れかつ機械的安定性に優れる装飾品用駒および装飾品を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る装飾品用駒および装飾品に関して詳細に説明する。しかしながら、以下に示す実施の形態は、本発明を例示するものであって、限定するものではない。なお、各図において、共通する部分については同一の符号を付し重複した説明を省略する。各構成要素の配置個数、配置位置等は限定的でなく、装飾品用駒もしくは装飾品の使用目的、用途等により適宜設定することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る、時計用バンドに用いる装飾品用駒1の一例を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図である。
図1に示すように、装飾品用駒1は、前後にそれぞれ2つの収容部3を有する本体駒2と、本体駒2の収容部3に挿入され接続ピン(図示せず)で連結された連結駒4と、を備える。ここで、前方とは、装飾品用駒1が連接されてなる装飾品の長手方向のいずれか一方をいい、後方とはその長手方向の他方をいう。複数の本体駒2が並置され、本体駒2の収容部3のそれぞれに連結駒4の略半分が収まって連結されることにより装飾品(図示せず)が作製される。
図1に示す本体駒2は、図3(a)〜(e)に示すヒンジ部材5、5'と、図4(a)〜(d)に示す環状の外駒6と、図5に示す押え部材12と、から構成され、環状の外駒6の2つの空洞部8、8'のそれぞれにヒンジ部材5、5'が挿入される。
図3(a)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒1の本体駒2のヒンジ部材5の平面図であり、図3(b)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒1の本体駒2のヒンジ部材5'の平面図であり、図3(c)はこれらを側方から見た側面図であり、図3(d)はヒンジ部材5の斜視図であり、図3(e)はヒンジ部材5'の斜視図である。
図3に示すように、ヒンジ部材5、5'には、前後にそれぞれ1つの第1切欠き部9が形成され、このようなヒンジ部材5、5'をそれぞれ1つずつ用いる。
図3に示すように、ヒンジ部材5、5'の前後にそれぞれ1つの第1切欠き部9を設けることにより、第1切欠き部9の両側には、前後方向に脚部10が形成される。そして、この一組の脚部10に連接用穴11が対向して設けられる。連接用穴11には図7に示す接続ピン14がヒンジ部材5、5'の前後方向に対して略直角に挿入される。そのため、連接用穴11はヒンジ部材5、5'の前後方向に対して略直角に設けることが好ましい。また、連接用穴11は貫通していることが肝要である。
また、図3に示すように、ヒンジ部材5、5'のそれぞれには、切り欠いてなる凹部15を有することが好ましい。凹部15を形成することにより、図2に示すようにヒンジ部材5、5'を環状の外駒6に挿入した際、ヒンジ部材5、5'のそれぞれに設けられた凹部15が環状の外駒6の空間13の両側に配置され、接続ピンを、収容部に挿入された連結駒の貫通孔にスライドしていれるための十分なスペースを確保することができる。
図4(a)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒1の本体駒2の環状の外駒6の平面図であり、図4(b)はこれを前方から見た正面図であり、図4(c)はIVcの部分の断面図であり、図4(d)はその斜視図である。
環状の外駒6は、図4に示すように、前後方向に形成された2つの空洞部8、8'を有し、環状に形成されている。ここで、環状の外駒6に形成された空洞部8、8'は、前後方向に対して垂直な断面における形状が略矩形となるように形成することが好ましい。そして、2つの空洞部8、8'の間には、壁部16が形成され、壁部16が環状の外駒6の上面17と下面18とを接続している。壁部16が形成されることにより、ヒンジ部材5、5'を空洞部8、8'内において前後方向に案内可能である。しかしながら、ヒンジ部材5、5'を案内可能であれば、壁部16は一部が開放されていてもよい。
また、図4に示すように、環状の外駒6の前方もしくは後方のいずれかにおいて、2つの空洞部が連通し、空間13が形成されていることが肝要である。空間13は外部に連通しており、外部から空間13に、図5に示すような押え部材12を挿入することが可能である。
また、環状の外駒6には、図4に示すように、上面17および下面18の前後に、図3に示すヒンジ部材5、5'の第1切欠き部9と略一致する第2切欠き部19が形成されている。2つのヒンジ部材5、5'を環状の外駒6内に挿入した際、図1に示すように、第1切欠き部9と第2切欠き部19とが合致して、第1切欠き部9と第2切欠き部19とによって、連結駒4が挿入される収容部3が構成される。
ここで、図2を用いて、本発明の実施の形態1に係る本体駒2と連結駒4との係止方法について説明する。まず、図3に示すような、前後にそれぞれ1つの第1切欠き部9が形成され、その第1切欠き部9の両側には、前後方向に脚部10が形成され脚部10に、貫通してなる連接用穴11が設けられるとともに、さらに切り欠いてなる凹部15が設けられたヒンジ部材5、5'をそれぞれ1つずつと、図4に示すような、2つの空洞部8、8'が前後方向に形成され、前方もしくは後方のいずれか一方において空間13が形成され、上面17および下面18の前後に第2切欠き部19が形成された環状の外駒6を1つと、図5に示すような、空間13に挿入される押え部材12を1つと、図6に示すような、2つの貫通孔20を有する連結駒4を4つと、図7に示すような、本体駒2と連結駒4とを繋ぐための接続ピン14を4本とを用意する。
そして、ヒンジ部材5、5'の第1切欠き部9のうち、凹部15が形成されていない側の2つの第1切欠き部9にそれぞれ連結駒4を挿入し、連結駒4の一方の貫通孔20と連接用穴11とを一直線上に位置させて、接続ピン14を貫通孔20および連接用穴11に挿入して、連結駒4とヒンジ部材5、5'とを接続する。
続いて、これらを凹部15が形成された側から、凹部15が内側を向くように環状の外駒6の空洞部8、8'に挿入する。その後、残りの2つの連結駒4を、ヒンジ部材5、5'の挿入方向とは反対方向からそれぞれ挿入し、連結駒4の一方の貫通孔20と連接用穴11とを一直線上に位置させて、接続ピン14を、空間13から、連結駒4の貫通孔20および連接用穴11に挿入して、連結駒4とヒンジ部材5、5'とを接続する。
続いて、空間13に押え部材12を嵌合させて、連接用穴11から空間13に突出した接続ピン14の頭部を押え部材12により押さえつける。押え部材12は空間13に圧入してもよいし、ネジ等(図示せず)により壁部16の端面16'に接続してもよいし、接着剤等により接着してもよい。
図8(a)は本発明の実施の形態1の装飾品用駒1の部分断面図であり、(b)はその側面図である。上述のように、各部材を組み付ければ、図8に示すように本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒1が作製される。
押え部材12は、図5に示すように、断面形状がT字状となるよう形成され、両端に鍔部22が形成されている。上記のように、押え部材12を空間13に挿入すれば、第1切欠き部9から空間13に僅かに突出した接続ピン14の頭部の側面に、押え部材12の鍔部22が当接されて、ヒンジ部材5、5'の前後へのずれを防止することができる。また、装飾品用駒1を組み付けた際、連結駒4の前面もしくは後面23、24を、環状の外駒6の当接面25に当接させることが肝要である。これにより、連結駒4に連結されたヒンジ部材5、5'の前後への摺動運動が抑制されるため、ヒンジ部材5、5'は、環状の外駒6から離脱することはない。したがって、連結駒4の厚さは、連結駒4の前面もしくは後面23、24が当接面25に当接するような厚さであることが肝要である。好ましくは連結駒4の厚さは、環状の外駒6の厚さと略一致することが好ましい。
本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒1によれば、本体駒2のヒンジ部材5、5'に連接用穴11を形成し、ヒンジ部材5、5'を環状の外駒6に挿入しているため、接続ピン14の先端部はその外側からは見えず、優れた装飾的美しさを得ることができる。また、本実施の形態1に係る装飾品用駒1によれば、チェーン等で駒同士を連結するのではなく、本体駒2と連結駒4とを接続ピン14で固定しているため、これらにより構成される装飾品用駒1は機械的強度を有する。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る、時計用バンドに用いる装飾品用駒201の一例について説明する。
実施の形態1では、2つのヒンジ部材5、5'を用いていたのに対し、実施の形態2では、1つのヒンジ部材205を用いている。
図9は、本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒201の一例を示す斜視図であり、図10はその分解斜視図である。
図9に示すように、装飾品用駒201は、前後にそれぞれ2つの収容部203を有する本体駒202と、本体駒202の収容部203に挿入され接続ピン(図示せず)で連結された連結駒4と、を備える。
図9に示す本体駒202は、図11(a)〜(c)に示すヒンジ部材205と、図12(a)〜(d)に示す環状の外駒206と、図5に示す押え部材12と、から構成され、環状の外駒206の1つの空洞部208に1つのヒンジ部材205が挿入される。
図11(a)は本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒201の本体駒202のヒンジ部材205の平面図であり、図11(b)はこれを側方から見た側面図であり、図11(c)はその斜視図である。
図11に示すように、ヒンジ部材205には、前後にそれぞれ2つの第1切欠き部209が形成されている。ヒンジ部材205の前方もしくは後方のいずれかにおいて、第1切欠き部209の間に空間213が設けられている。空間213は外部に連通しており、ヒンジ部材205を環状の外駒206に挿入した際、外部から空間213に、図5に示す押え部材12を挿入することが可能である。
上述のように、前後にそれぞれ2つの第1切欠き部209を設けることにより、図11に示すように、その第1切欠き部209の両側には、前後方向に脚部210が形成され、脚部210に連接用穴211が対向して設けられる。連接用穴211には図7に示す接続ピン14もしくは図13に示す接続ピン214が前後方向に対して略直角に挿入される。そのため、連接用穴211は前後方向に対して略直角に設けることが好ましい。また、連接用穴11は貫通していることが肝要である。
また、図12(a)は本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒201の本体駒202の環状の外駒206の平面図であり、図12(b)はこれを前方から見た正面図であり、図12(c)はXIIcの部分の断面図であり、図12(d)はその斜視図である。
環状の外駒206は、図12に示すように、前後方向に形成された1つの空洞部208を有し、環状に形成されている。ここで、環状の外駒206に形成された空洞部208は、上記同様、前後方向に対して垂直な断面における形状が略矩形となるように形成することが好ましい。
また、環状の外駒206には、図12に示すように、上面217および下面218の前後に図11に示すヒンジ部材205の第1切欠き部209と略一致する第2切欠き部219が形成されている。1つのヒンジ部材205を環状の外駒206内に挿入した際、図9に示すように、第1切欠き部209と第2切欠き部219とが合致して、第1切欠き部209と第2切欠き部219とによって、連結駒4が挿入される収容部203が構成される。
ここで、図10を用いて、本発明の実施の形態2に係る本体駒202と連結駒4との係止方法について説明する。まず、図11に示すような、前後にそれぞれ2つの第1切欠き部209が形成され、その第1切欠き部209の両側には、前後方向に脚部210が形成され脚部210に、貫通してなる連接用穴211が設けられるとともに、前方もしくは後方のいずれかにおいて第1切欠き部209の間に空間213が設けられたヒンジ部材205を1つと、図12に示すような、1つの空洞部208が前後に形成され、上面217および下面218の前後にヒンジ部材205の第1切欠き部209と略一致する第2切欠き部219が形成された環状の外駒206を1つと、本体駒202と連結駒4とを繋ぐための接続ピンを3本(図13に示す長タイプの接続ピン214を1本、図7に示す短タイプの接続ピン14を2本)と、図5に示すような、空間213に挿入される押え部材12を1つと、図6に示すような、2つの貫通孔20を有する連結駒4を4つとを用意する。
そして、ヒンジ部材205の第1切欠き部209のうち、空間213が形成されていない側の第1切欠き部209にそれぞれ連結駒4を挿入し、連結駒4の一方の貫通孔20と連接用穴211とを一直線上に位置させて、図13に示す接続ピン214を連結駒4の貫通孔20および連接用穴211に挿入して、連結駒4とヒンジ部材205とを接続する。
続いて、これを空間213が形成された側から、環状の外駒206の空洞部208に挿入する。その後、残りの2つの連結駒4を、ヒンジ部材205の挿入方向とは反対方向からそれぞれ挿入し、連結駒4の一方の貫通孔20と連接用穴211とを一直線上に位置させて、図7に示す接続ピン14を第1切欠き部209間の空間213から、連結駒4の貫通孔20および連接用穴211に挿入して、連結駒4とヒンジ部材205とを接続する。
続いて、空間213に押え部材12を嵌合させて、連接用穴211から空間213に突出した接続ピン14の頭部を押え部材12により押さえつける。押え部材12は空間213に圧入してもよいし、ネジ等(図示せず)によりヒンジ部材205の、空間213に接する端面213'に接続してもよいし、接着剤等により接着してもよい。
図14は、本発明の実施の形態2の装飾品用駒201の部分断面図である。上述のように、各部材を組み付ければ、図14に示すように本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒201が作製される。
本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒201によれば、本体駒202のヒンジ部材205に連接用穴211を形成し、ヒンジ部材205を環状の外駒206に挿入しているため、接続ピン14、214の先端部はその外側からは見えず、優れた装飾的美しさを得ることができる。また、本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒201によれば、チェーン等で駒同士を連結するのではなく、本体駒202と連結駒4とを接続ピン14で固定しているため、これらにより構成される装飾品用駒1は機械的強度を有する。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3に係る、時計用バンドに用いる装飾品用駒301の一例について説明する。
実施の形態2では、前後のいずれか一方のみに1つの第1切欠き部209が形成されたヒンジ部材205を用いているのに対し、実施の形態3では、前方および後方の両方において第1切欠き部309が形成されたヒンジ部材305を用いている。
図15は、本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒301の一例を示す斜視図であり、図16はその分解斜視図である。
図15に示すように、装飾品用駒301は、前後にそれぞれ2つの収容部303を有する本体駒302と、本体駒302の収容部303に挿入され接続ピン(図示せず)で連結された連結駒4と、を備える。
図15に示す本体駒は、図17(a)〜(c)に示すヒンジ部材305と、図12(a)〜(d)に示す環状の外駒206と、図5に示す2つの押え部材12と、から構成され、環状の外駒206の1つの空洞部208にヒンジ部材305が挿入される。
図17(a)は本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒301の本体駒302のヒンジ部材305の平面図であり、図17(b)はこれを側方から見た側面図であり、図17(c)はその斜視図である。
図17に示すように、ヒンジ部材305には、前後にそれぞれ2つの第1切欠き部309が形成されている。ヒンジ部材305の前方および後方の両方において、第1切欠き部309の間に空間313が設けられている。空間313は外部に連通しており、ヒンジ部材305を環状の外駒206に挿入した際、外部から空間313に押え部材12を挿入することが可能である。
上述のように、前後にそれぞれ2つの第1切欠き部309を設けることにより、図17に示すように、その第1切欠き部309の両側には、前後方向に脚部310が形成され、脚部310に貫通してなる連接用穴311が対向して設けられる。連接用穴311には図7に示す接続ピン14が前後方向に対して略直角に挿入される。そのため、連接用穴311は前後方向に対して略直角に設けることが好ましい。また、連接用穴311は貫通していることが肝要である。
ここで、図16を用いて、本発明の実施の形態3に係る本体駒302と連結駒4との係止方法について説明する。まず、図17に示すような、前後にそれぞれ2つの第1切欠き部309が形成され、第1切欠き部309に、貫通してなる連接用穴311が設けられるとともに、前方および後方の両方において第1切欠き部309の間に空間313が設けられたヒンジ部材305を1つと、図12に示すような、1つの空洞部208が前後方向に形成され、上面217および下面218の前後に第1切欠き部209と略一致する第2切欠き部219が形成された環状の外駒206を1つと、本体駒302と連結駒4とを繋ぐ接続ピン14を4本と、空間313に挿入される押え部材12を2つとを用意する。
続いて、ヒンジ部材305を環状の外駒206の空洞部208に挿入する。その後、4つの連結駒4をそれぞれ収容部303に挿入し、連結駒4の一方の貫通孔20と連接用穴311とを一直線上に位置させて、接続ピン14を空間313から貫通孔20および連接用穴311に挿入して、連結駒4とヒンジ部材305とを接続する。
続いて、両方の空間313に押え部材12をそれぞれ嵌合させて、連接用穴311から空間313に突出した接続ピン14の頭部を押え部材12により押さえつける。
図18は、実施の形態3の装飾品用駒301の部分断面図である。上述のように、各部材を組み付ければ、図18に示すように本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒301が作製される。
本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒301によれば、本体駒302のヒンジ部材305に連接用穴311を形成し、ヒンジ部材305を環状の外駒206に挿入しているため、接続ピン14の先端部はその外側からは見えず、優れた装飾的美しさを得ることができる。また、本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒301によれば、チェーン等で駒同士を連結するのではなく、本体駒302と連結駒4とを接続ピン14で固定しているため、これらにより構成される装飾品用駒301は機械的強度を有する。
本発明の装飾品用駒は、側面方向、上面方向、および底面方向のどの方向から見ても装飾品用駒を接続するピンが見えず、外観の美しさもしくは装飾性を際立って向上させることができることから、時計用バンドやブレスレットを始めとする装飾品などの各種製品に適用できるとともに、チェーンやベルトなどを用いて複数のパーツを連結した動力伝達機構を有する機械設備などにおいても、従来のチェーンなどに代えて、複数のパーツを連結する製品に適用することもできる。
本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒の分解斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒の本体駒のヒンジ部材の平面図であり、(b)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒の本体駒のヒンジ部材の平面図であり、(c)はヒンジ部材の側面図であり、(d)はヒンジ部材の斜視図であり、(e)はヒンジ部材の斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒の本体駒の環状の外駒の平面図であり、(b)はその平面図であり、(c)はその断面図、(d)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る押え部材の平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る連結駒の平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 本発明に係る接続ピンの平面図である。 (a)は本発明の実施の形態1に係る装飾品用駒の部分断面図であり、(b)はその側面図である。 本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒の分解斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒の本体駒のヒンジ部材の平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒の本体駒の環状の外駒の平面図であり、(b)はその平面図であり、(c)はその断面図であり、(d)はその斜視図である。 本発明に係る接続ピンの平面図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係る装飾品用駒の部分断面図であり、(b)はその側面図である。 本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒の分解斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒の本体駒のヒンジ部材の平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態3に係る装飾品用駒の部分断面図であり、(b)はその側面図である。 従来技術に係る時計用バンドの斜視図である。 従来技術に係る時計用バンド構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
1、201、301 装飾品用駒
2、202、302 本体駒
3、203、303 収容部
4 連結駒
5、5'、205、305 ヒンジ部材
6、206 環状の外駒
8、8'、208 空洞部
9、209、309 第1切欠き部
10、210、310 脚部
11、211、311 連接用穴
12 押え部材
13、213、313 空間
213' 空間213に接する端面
14、214 接続ピン
15 凹部
16 壁部
16' 壁部の端面
17、217 環状の外駒の上面
18、218 環状の外駒の下面
19、219 第2切欠き部
20 貫通孔
22 鍔部
23、24 連結駒の前面もしくは後面
25、225 当接面

Claims (3)

  1. 前後にそれぞれ少なくとも2つの収容部を有する本体駒と、該本体駒の上記収容部に挿入され接続ピンで連結される連結駒と、を備える装飾品用駒であって、
    上記本体駒は、前後方向に少なくとも2つの空洞部を有する環状の外駒と、上記空洞部に挿入されるヒンジ部材と、上記連結駒の脱落を防止する押え部材と、からなり、
    上記ヒンジ部材には、前後にそれぞれ少なくとも1つの第1切欠き部が形成されるとともに、上記第1切欠き部の両側前後方向に脚部が形成され該脚部に、貫通した連接用穴が対向して設けられる一方、
    上記環状の外駒には、上面および下面の前後に上記第1切欠き部と上面視での形状が略一致する第2切欠き部が形成され、上記ヒンジ部材が上記環状の外駒内に挿入された際に、上記第1切欠き部と上記第2切欠き部とによって、上記連結駒が挿入される収容部が構成され、
    さらに、上記空洞部の間に形成された壁部が少なくとも前方もしくは後方において切り欠かれて空間が形成され、
    上記ヒンジ部材を上記環状の外駒の上記空洞部に挿入するとともに、上記収容部に上記連結駒を挿入し、上記空間から上記接続ピンを、上記収容部に挿入された上記連結駒の一方の貫通孔、および該貫通孔の両サイドに位置する上記連接用穴に挿入して、上記空間に上記押え部材を嵌合させて、上記連接用穴から上記空間に突出した上記接続ピンの頭部を上記押え部材により押さえてなることを特徴とする装飾品用駒。
  2. 前後にそれぞれ少なくとも2つの収容部を有する本体駒と、該本体駒の上記収容部に挿入され接続ピンで連結される連結駒と、を備える装飾品用駒であって、
    上記本体駒は、前後方向に少なくとも1つの空洞部を有する環状の外駒と、上記空洞部に挿入されるヒンジ部材と、上記連結駒の脱落を防止する押え部材と、からなり、
    上記ヒンジ部材には、前後にそれぞれ少なくとも2つの第1切欠き部が形成され、さらに前方もしくは後方の少なくとも一方において、上記第1切欠き部間に空間が設けられるとともに、上記第1切欠き部の両側前後方向に脚部が形成され該脚部に、貫通した連接用穴が対向して設けられる一方、
    上記環状の外駒には、上面および下面の前後に上記第1切欠き部と上面視での形状が略一致する第2切欠き部が形成され、上記ヒンジ部材が上記環状の外駒内に挿入された際に、上記第1切欠き部と上記第2切欠き部とによって、上記連結駒が挿入される収容部が構成され、
    上記ヒンジ部材を上記環状の外駒の上記空洞部に挿入するとともに、上記収容部に上記連結駒を挿入し、上記空間から上記接続ピンを、上記収容部に挿入された上記連結駒の一方の貫通孔、および該貫通孔の両サイドに位置する上記連接用穴に挿入して、上記空間に上記押え部材を嵌合させて、上記連接用穴から上記空間に突出した上記接続ピンの頭部を上記押え部材により押さえてなることを特徴とする装飾品用駒。
  3. 請求項1又は2に記載の装飾品用駒の複数が、上記本体駒の上記収容部のそれぞれに上記連結駒の略半分が収まって連結されていることを特徴とする装飾品。
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