JP5787533B2 - 装飾品用駒 - Google Patents

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Description

本発明は、腕時計のバンドやブレスレットなどに用いられる装飾品用駒に関し、特に、セラミックスを用いた装飾品用駒に関する。
従来、腕時計のバンドやブレスレットなどに用いられる装飾品用駒には、デザインに合わせて様々な構造が提案されている。特に、バンドの駒にセラミックスを用いた装飾品用駒は、セラミックスが傷つきにくく耐磨耗性に優れることから高級な装飾品に用いられるようになってきている。この様なセラミックスを用いる例として、特許文献1には、時計の装備方向に通ずるストレート形状の貫通穴を駒本体の厚み内に設けた略方形のバンド駒と、バンド駒の貫通穴と連通する開口を棒状本体の軸線内に設け、棒状本体の側端面から軸線内の開口と連通する軸受け孔を軸両側に設け、時計の装備側に向けて棒状本体の軸両端寄りから突起を設けたスペーサと、板状本体の前後辺を軸継ぎ手として形成した連鎖片と、連結ピンとを所定数複数個組み合わせてなり、各突起を貫通穴の穴両端内に嵌め合わせてスペーサを時計の装備側前側に位置するバンド駒と一体に組み付けると共に、相前後するバンド駒の間にスペーサで隙間を保ってバンド駒とスペーサとを交互に組み合わせ、連鎖片を相前後する軸継ぎ手で互いに組み合わせて軸継ぎ手をスペーサの開口内に位置し、板状本体をバンド駒の貫通穴内に位置させて連鎖片とバンド駒並びにスペーサとを組み合わせると共に、連結ピンを各スペーサの軸受け孔と当該スペーサの開口内に位置する連鎖片の軸継ぎ手とに挿置し、これら組み合わされた各部からバンド本体を鎖状に組み付けた腕時計用バンドが開示されている。
特許第3924635号公報
しかしながら、特許文献1の腕時計用バンドは、スペーサを駒本体の間に配置することで、バンドを側面から見るとスペーサの側面に連結ピンの端部が見えることから、連結用の部品の一部が露出して装飾性が損なわれるという問題があった。
本発明は、装飾品用駒の側面に連結ピンの端部が露出せず、装飾性の向上した装飾品用駒を提供することを目的とする。
本発明の装飾品用駒は、ピンと、平板状で、前面側および後面側に設けられたくぼみ部と、該くぼみ部に連続する孔部とを有する第1駒と、柱状の一部を切り欠いて設けられた
切り欠き部を備える第2駒と、前面側および後面側にそれぞれ前記ピンが挿入される貫通したピン孔とへこみ部とを有する第1連結具と、前面側および後面側にそれぞれ前記ピンが挿入される貫通したピン孔を有する第2連結具とを備え、前記第1連結具は、前記第1駒のそれぞれの前記くぼみ部と前記孔部とにまたがって収容され、前記第2連結具は、前記第2駒の前記切り欠き部と第1連結具のへこみ部とにまたがって収容され、前記第2駒は、隣接するそれぞれの前記第1連結具および隣接するそれぞれの前記第1連結具間に位置する前記第2連結具を挟み込みつつ、隣接する前記第1駒のそれぞれの前記くぼみ部に収容され、隣接するそれぞれの前記第1連結具と前記第2連結具とが、それぞれ前記ピンにより固定されることを特徴とする。
また、本発明の装飾品用駒は、上記構成において、前記第2駒が、前記第1連結具と前記第2連結具とを固定する少なくとも一方の前記ピンの端部を係合するためのピン係合部を有し、該ピン係合部が前記切り欠き部と連通する貫通孔であることを特徴とする。
また、本発明の装飾品用駒は、上記いずれかの構成において、前記第1駒および前記第2駒がセラミックスからなることを特徴とする。
本発明の装飾品用駒は、ピンと、平板状で、前面側および後面側に設けられたくぼみ部と、該くぼみ部に連続する孔部とを有する第1駒と、柱状の一部を切り欠いて設けられた切り欠き部を備える第2駒と、前面側および後面側にそれぞれ前記ピンが挿入される貫通したピン孔とへこみ部とを有する第1連結具と、前面側および後面側にそれぞれ前記ピンが挿入される貫通したピン孔を有する第2連結具とを備え、前記第1連結具は、前記第1駒のそれぞれの前記くぼみ部と前記孔部とにまたがって収容され、前記第2連結具は、前記第2駒の前記切り欠き部と前記第1連結具の前記へこみ部とにまたがって収容され、前記第2駒は、隣接するそれぞれの前記第1連結具および隣接するそれぞれの前記第1連結具間に位置する前記第2連結具を挟み込みつつ、隣接する前記第1駒のそれぞれの前記くぼみ部に収容され、隣接するそれぞれの前記第1連結具と前記第2連結具とが、それぞれ前記ピンにより固定されることから、装飾品用駒の側面にピンの端部や連結具が露出しないので、装飾性の向上した装飾品用駒とすることができる。
また、本発明の装飾品用駒は、上記構成において、前記第2駒が、前記第1連結具と前記第2連結具とを固定する少なくとも一方の前記ピンの端部を係合するためのピン係合部を有し、該ピン係合部が前記切り欠き部と連通する貫通孔であることから、各部材の連結を強固なものとすることができるとともに、連結構造が簡易になり装飾品用駒と連結具を容易に組み付けることができる
また、本発明の装飾品用駒は、上記いずれかの構成において、前記第1駒および前記第2駒がセラミックスからなることから、欠けや磨耗がしにくく質感や色調に統一性を持たせた高級感のある美しい外観を得易くなる。
本実施形態の装飾品用駒の一部である第1駒の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。 本実施形態の装飾品用駒の一部である第2駒の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。 本実施形態の装飾品用駒の一部である第1連結具の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。 本実施形態の装飾品用駒の一部である第2連結具の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。 本実施形態の装飾品用駒の一部であるピンの一例を示す斜視図である。 図6−1(a),(b)〜図6−4(a),(b)は本実施形態の装飾品用駒の組み付け方法を説明するための模式断面図を示す、図6−1(a)〜図6−4(a)は、上面側から見た模式断面図であり、図6−1(b)〜図6−4(b)は、図6−1(a)〜図6−4(a)のそれぞれをD−D′線で見た模式断面図である。 本実施形態の装飾品用駒の組み付け状態の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は装飾品用駒を曲げた状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態の例について説明する。
本実施形態は、ピンと、平板状で、前面側および後面側に設けられたくぼみ部と、該くぼみ部に連続する孔部とを有する第1駒と、柱状の一部を切り欠いて設けられた切り欠き部を備える第2駒と、前面側および後面側にそれぞれピンが挿入される貫通したピン孔とへこみ部とを有する第1連結具と、前面側および後面側にそれぞれピンが挿入される貫通したピン孔を有する第2連結具とを備え、第1連結具は、第1駒のそれぞれのくぼみ部と孔部とにまたがって収容され、第2連結具は、第2駒の切り欠き部と第1連結具のへこみ部とにまたがって収容され、第2駒は、隣接するそれぞれの第1連結具および隣接するそれぞれの第1連結具間に位置する第2連結具を挟み込みつつ、隣接する第1駒のそれぞれのくぼみ部に収容され、隣接するそれぞれの第1連結具と第2連結具とが、それぞれピンにより固定されることが重要である。
図1は、本実施形態の装飾品用駒の一部である第1駒の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。
図1(a)〜(c)に示す本実形態の装飾品用駒である第1駒1は、平板状であり、装飾品用駒を手首に巻き付けたとき、その外観形状は主に上面13と側面12とから構成される。そして下面14は手首に接する面となり、前面10側および後面11側に設けられたくぼみ部16と、このくぼみ部16に連続する孔部17とを有している。
第1駒1を用いて装飾品用駒を組み付け手首に巻き付けたとき、上面13と側面12とは、目視される部分であるため装飾的に重要な部分となり、下面14は、手首側となるため装着感において重要な部分となる。また、くぼみ部16は、装飾品用駒を組み付けるとき後述する第2駒2および第2連結具4を収容する部分であり、第2駒2と擦れるくぼみ部16の内面は鏡面または凹凸の少ない滑らかな面とすることで、第2駒2の表面が傷付きにくいようにすることが好ましい。
そして、装飾品用駒を組み付けるとき第1連結具3はそれぞれのくぼみ部16と孔部17とにまたがって収容され、図1(b)で孔部17の断面は矩形状となっている。
図2は、本実施形態の装飾品用駒の一部である第2駒の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。
図2(a)〜(c)に示す第2駒2は、柱状であり、中央に切り欠きからなる切り欠き部24と、切り欠き部24から第2駒2の側面22に貫通する孔のピン係合部23とを有している。なお、ピン係合部23は円形であり第2駒2の側面22の中心から第2駒前面20側にずれた位置に形成してある。
なお、図2(a)〜(c)に示す第2駒2は、切り欠き部24に後述する第1連結具3と第2連結具4とを収容して、前後の第1駒1のくぼみ部16に収容される。そして第1駒1のくぼみ部16と接触する面は、鏡面または凹凸の少ない滑らかな面とすることで傷つきにくくし、耐久性を高めることが好ましい。
なお、第2駒2の形状は、第1連結具3および第2連結具4が収容できる形状であれば
良く、切り欠き部24の代わりに、断面形状が矩形状の貫通孔であっても良い。
図3は、本実施形態の装飾品用駒の一部である第1連結具の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。
図3(a)〜(c)に示す第1連結具3は、板状体であり、前面31側と後面32側とに、後述する第2連結具4を収容するためのへこみ部33を有し、さらに、前面31側および後面32側にはそれぞれピン5が挿入されるピン孔34を有している。
図4は、本実施形態の装飾品用駒の一部である第2連結具の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。
図4(a)〜(c)に示す第2連結具4は、板状体であり、前面41側と後面42側とには、ピン5が挿入されるピン孔43を有している。
なお、第1連結具3のへこみ部33に第2連結具4を収容し、第1連結具3の前面31側にあるピン孔34と、第2連結具4の後面42側にあるピン孔43とに、後述するピン5を挿入することで第1連結具3と第2連結具4とを固定することができる。
図5は、本実施形態の装飾品用駒の一部であるピンの一例を示す斜視図である。
図5に示すピン5の一例に用いるピンとしては、単純なピンおよび圧入ピンなど公知の部品を用いることができる。
以下本実施形態の組み付け方法について、図6−1(a),(b)〜図6−4(a),(b)を用いて説明する。
図6−1(a),(b)〜図6−4(a),(b)は本実施形態の装飾品用駒の組み付け方法を説明するための模式断面図を示す、図6−1(a)〜図6−4(a)は、上面側から見た模式断面図であり、図6−1(b)〜図6−4(b)は、図6−1(a)〜図6−4(a)のそれぞれをD−D′線で見た模式断面図である。
組み付け方法は、先ず、図6−1(a),(b)に示すように、第1連結具3のへこみ部33に第2連結具4を収容し、第1連結具3の前面31側にあるピン孔34と、第2連結具4の後面42側にあるピン孔43とにピン5を挿入する。
次に、図6−2(a),(b)に示すように、第1駒1の孔部17に組み付けた第1連結具3と第2連結具4とを収容する。
次に、図6−3(a),(b)に示すように、第1駒1のくぼみ部16に、第2駒2を第1連結具3と第2連結具4とを挟むように収容する。
次に、図6−4(a),(b)に示すように、隣接する第1連結具3を、先に組み付けられている第2連結具4の前面41側を収容するようにへこみ部33を組みつけ、ピン5を、第2駒のピン係合部23と、第1連結具3のピン孔34と、第2連結具4のピン孔43とに挿入する。
このように、本実施形態の例では、装飾品用駒は、第2駒2の間隔が第1連結具3と第2連結具4とピン5とにより拘束されるため、第1駒1のくぼみ部16に収容された第2駒
2と第1駒1のくぼみ部16とのクリアランスを装飾品用駒の全体で均等に保つことが可能となる。これにより、第1駒1と第2駒2とをセラミックスで形成したとしても、装飾品用駒の特定の部分に繰り返し大きな摩擦が生じて第1駒1と第2駒2とが傷ついたり磨耗したりして、装飾品用駒の寿命が低下したり、ピン5が装飾品用駒の側面から露出することがなく外観を損ねることを抑制できる。
本実施形態の装飾品用駒は、第2駒が、第1連結具と第2連結具とを固定する少なくとも一方のピンの端部を係合するためのピン係合部を有することが好ましい。
例えば、圧入ピンをピン5として用い、図6−4に示すように、第2駒2のピン係合部23と第1連結具3のピン孔34と第2連結具4のピン孔43とが連通するように位置決めし、ピン5を第2駒2の側面22側からピン係合部23に挿入し、ピン孔34および43を通って対面のピン係合部23まで挿通することにより、各部材の連結を強固なものとすることができる。
また、本実施形態の装飾品用駒は、ピン係合部は、切り欠き部と連通する貫通孔であることが好ましい。
例えば、圧入ピンをピン5として用い、図6−4に示すように、第2駒2のピン係合部23と第1連結具3のピン孔34と第2連結具4のピン孔43とが連通するように位置決めし、ピン5を第2駒2の側面22側からピン係合部23に挿入し、ピン孔34および43を通って対面のピン係合部23まで挿通することにより、組み付け作業を容易に行なうことができるとともに、装飾品用駒70を補修のために分解やその後の組み付け作業がし易くなる。
また、本実施形態の装飾品用駒は、第1駒1および第2駒2がセラミックスからなることが好ましい。
第1駒1および第2駒2をセラミックスで形成することにより、装飾品用駒は手首に巻き付けたとき、外観をセラミックスで統一することが可能となり、質感や色調に統一性を持たせた高級感のある美しい外観を得やすくなる。
図7は、本実施形態である装飾品用駒の組み付け状態の一例を示す、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は装飾品用駒を曲げた状態を示す断面図である。
図7(a)〜(c)に示す例では、第1連結具3,第2連結具4およびピン5は、第1駒1と第2駒2との内部に収容されている。そのため装飾品用駒70を手首に巻き付けたとき、上面側から見ると、第1駒1の隙間Aからは第2駒2が見えるだけで第1連結具3および第2連結具4が露出することはない。さらに、第2駒2の側面22側から見ると、ピン5は第1駒1のくぼみ部16の内側にあるためピン5の端部が露出することもなく、美しい外観を有する装飾品用駒70を得ることができる。
さらに、装飾品用駒70は、第1駒1のくぼみ部16と第2駒前面20および後面21との接触する面に沿って曲がるため、段差は殆ど生じることがなく、手首に巻き付けたときの装着感に優れる。
次に、本実施形態の装飾品用駒70を構成する第1駒1および第2駒2をセラミックスにて作製する場合の製造方法を説明する。
本実施形態の装飾品用駒70を構成する第1駒1および第2駒2に用いるセラミックスとしては、炭化珪素,アルミナ,安定化剤を含むジルコニアまたはサーメットなど公知の材
料を用いることができる。
例えば、炭化珪素を95質量%に焼結助剤としてアルミナを5質量%の割合で混合した原料をボールミルに投入して所定の粒度まで粉砕してスラリーを作製し、スプレードライヤーを用いて噴霧乾燥して顆粒を形成する。
次に、この顆粒と熱可塑性樹脂とをニーダに投入して加熱しながら混練して得られた坏土をペレタイザーに投入すれば、インジェクション成形(射出成形)用の原料となるペレットを得ることができる。なお、ニーダに投入する熱可塑性樹脂としては、エチレン酢酸ビニル共重合体,ポリスチレンまたはアクリル系樹脂などをセラミックスの質量に対して10〜25質量%程度添加すればよく、ニーダを用いて混練中の加熱温度は140〜180℃に設定すればよい。また、混練の条件はセラミックスの種類や粒度、および熱可塑性樹脂の種類に応じて適宜設定すればよい。
そして、得られたペレットをインジェクション成形機(射出成形機)に投入して射出成形すれば第1駒1および第2駒2となる成形体が得られる。このとき、得られた成形体には通常は射出成形したときの余分な原料が冷えて固まったランナが付随しているので、脱脂する前に切断しておく。
炭化珪素の焼成条件としては、真空雰囲気中またはアルゴンやヘリウムなどの不活性ガス雰囲気中で、最高温度を1900〜2200℃とし、最高温度での保持時間を1〜5時間の条件で焼成することで、黒色系のセラミックスである第1駒1および第2駒2とすることができる。
なお、本実施形態の装飾品用駒70を構成する第1駒1および第2駒2の形状を得るには、一般的な射出成形法に基づいて、第1駒1および第2駒2の形状が得られる成形型を作製し、これをインジェクション成形機に設置して射出成形すればよい。これによって、容易に所望の形状の第1駒1および第2駒2が得られる。
さらにまた、本実施形態の装飾品用駒70を構成する第1駒1および第2駒を構成するセラミックスとして、安定化剤を含むジルコニアセラミックスまたはアルミナセラミックスなどを用いる場合には、単体で用いるか、着色する場合には、顔料として、酸化鉄,酸化コバルト,酸化クロムまたは酸化ニッケルなどの金属酸化物を添加してもよい。
例えば、安定化剤としてイットリアを含むジルコニアを95質量%に対して酸化ニッケルを5質量%の割合で混合した原料を用いて上述と同様の方法にて第1駒1および第2駒2
の成形体を得て、この成形体を焼成することで青緑色系のセラミックスである第1駒1および第2駒2とするこができる。
ここで、ジルコニアセラミックスまたはアルミナセラミックスの焼成条件としては、大気雰囲気中や真空雰囲気中で、最高温度を1300〜1700℃の範囲とし、最高温度での保持時間を1〜5時間とすればよい。
さらにまた、本実施形態の装飾品用駒70を構成する第1駒1および第2駒2を構成するセラミックスとして、サーメットを用いる場合には、炭化チタンや窒化チタンを主成分とし、結合剤としてニッケルやコバルトを用い、焼結助剤としてモリブデンやクロムおよびそれらの炭化物を添加すればよい。
例えば、窒化チタンを90質量%に対して酸化ニッケルを6%、炭化クロムを2質量%お
よびモリブデンを2質量%の割合で混合した原料を用いて上述と同様の方法にて第1駒1
および第2駒2の成形体を得て、この成形体を焼成することで黄金色系のセラミックスである第1駒1および第2駒2とするこができる。
ここで、サーメットの焼成条件としては、真空雰囲気中や不活性ガス雰囲気中で、最高温度を1300〜1700℃の範囲とし、最高温度での保持時間を1〜5時間とすればよい。
また、本実施形態の装飾品用駒70の材料としてセラミックスで説明してきたが、使用する材料は、ステンレス鋼,硬質樹脂またはガラス等、公知の材料を用い装飾品用駒70を作製して実際に使用できるものであれば良い。
以上のように本実施形態の装飾品用駒を用いて装飾品用駒70の側面に連結ピンの端部やネジの頭が露出せず、バンドを手首に巻いたとき駒と駒との間から内部の連結具が露出せず装飾性の向上した装飾品用駒とすることができると共に、駒の材質を全てセラミックスとしても欠けや磨耗しにくい装飾品用駒を提供することができる。
1:第1駒
2:第2駒
3:第1連結具
4:第2連結具
5:ピン
10,31,41:前面側
11,32,42:後面側
12:側面
13:上面
14:下面
16:くぼみ部
17:孔部
20:第2駒前面
21:第2駒後面
22:側面
23:ピン係合部
24:切り欠き部
33:へこみ
34,43:ピン孔
70:装飾品用駒

Claims (3)

  1. ピンと、
    平板状で、前面側および後面側に設けられたくぼみ部と、該くぼみ部に連続する孔部とを有する第1駒と、
    柱状の一部を切り欠いて設けられた切り欠き部を備える第2駒と、
    前面側および後面側にそれぞれ前記ピンが挿入される貫通したピン孔とへこみ部とを有する第1連結具と、
    前面側および後面側にそれぞれ前記ピンが挿入される貫通したピン孔を有する第2連結具と、を備え、
    前記第1連結具は、前記第1駒のそれぞれの前記くぼみ部と前記孔部とにまたがって収容され、
    前記第2連結具は、前記第2駒の前記切り欠き部と前記第1連結具の前記へこみ部とにまたがって収容され、
    前記第2駒は、隣接するそれぞれの前記第1連結具および隣接するそれぞれの前記第1連結具間に位置する前記第2連結具を挟み込みつつ、隣接する前記第1駒のそれぞれの前記くぼみ部に収容され、
    隣接するそれぞれの前記第1連結具と前記第2連結具とが、それぞれ前記ピンにより固定されることを特徴とする装飾品用駒。
  2. 前記第2駒が、前記第1連結具と前記第2連結具とを固定するどちらか少なくとも一方の前記ピンの端部を係合するためのピン係合部を有し、該ピン係合部が前記切り欠き部と連通する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の装飾品用駒。
  3. 前記第1駒および前記第2駒がセラミックスからなることを特徴とする請求項1または請求項に記載の装飾品用駒。
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