JP6360822B2 - 石座及び装身具 - Google Patents

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本発明は、装飾体を保持する石座とこの石座を備えた装身具に関する。
従来、宝石類や貴金属類等の装飾体を用いた装身具として、ブレスレット、ネックレス、ペンダント、指輪等の各種装身具が知られている。例えば、宝石を用いたブレスレットにおいては、チェーン等に連結された石座に宝石が保持される。この種の石座には、宝石を支持する支持部と、この支持部から起立する複数の爪部とを有し、支持部に宝石の裏面側を当接させ、宝石の表面側を複数の爪部が取り囲むようにして係止する構造のものが知られている。このような石座は、隣り合う爪部の隙間から宝石のカット面が露出され、この露出度が大きくなるほど、宝石の良好な輝きを引き出すことができる。
この種の石座は、様々な製造方法により製造される。特許文献1には、ワークを切削加工で切り出して所望の形状の石座を一体的に製造する方法が記載されている。また、特許文献2には、装飾体を支持する台座と、台座から延びる下部フレームとをプレス成形によって一体的に形成し、下部フレームの上端に別途製造した上部フレームをろう付けすることで、装飾体を包囲する形状の石座を製造する方法が記載され、特許文献3には、鋳造成形によって複数の爪部を有する石座を一体的に製造する方法が記載されている。
特開平7−55959号公報 特開2003−299513号公報 特開平11−305671号公報
ところで、特許文献1のような切削加工では、ワークをドリル等で削り出して所望の形状を形成するため、宝石を係止する爪部のような細長い形状を削り出すことができない。そのため、石座を切削加工で製造するには、設計上、爪部の寸法を大きく設定しなければならず、装飾体の露出度が小さくなるという問題がある。
これに対し、特許文献2のようなプレス成形では、爪部のような細長い形状を成形することが可能であるが、石座のような立体的な形状、つまり装飾体を支持する支持部と、支持部から装飾体を取り囲むように延びる複数の爪部を有する形状を形成するためには、複数のパーツを接合(ろう付け等)して組み付けなければならず、生産性の低下が懸念される。
一方、特許文献3のような鋳造成形であれば、立体的な石座を一体的に成形することが可能であるが、鋳造品はプレス加工品と比べて材料の硬度が低いため、設計上、爪部の寸法を大きく設定しなければ、宝石の保持力を確保できない。そのため、鋳造された石座は、切削加工品と同様に装飾体の露出度が小さくなる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、装飾体の露出度を大きくすることができ、しかも、生産性の高い石座を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の石座は、ブリリアントカットの装飾体を保持する均一な厚みを有する2枚の板状部材により形成され、前記板状部材は、前記装飾体の裏面側のパビリオンの形状に対応した傾斜面を有する二股部と該二股部の基部とからなる支持部と、前記二股部の先端から伸延して前記装飾体の表面側のクラウンの周縁に係止される一対の爪部とを有してプレス成形により形成され、前記一対の爪部は、前記装飾体の最大径のガードルよりも先端側の一対の対向面が前記支持部の中心軸に平行に、かつ前記対向面とその裏面とで決まる爪厚が爪先端に向かって先細りに形成され、前記2枚の板状部材は、一方の前記基部の下面と他方の前記基部の上面とから、それぞれ前記支持部の中心軸に沿って切り欠いてなる切り欠き部を有し、2つの前記基部を互いに直交させて前記切り欠き部を噛み合わせて組み付けられ、前記切り欠き部は、切欠き幅が前記板状部材の板厚に対応して設定され、切欠き深さが前記支持部の高さを互いに一致させるように設定されてなることを特徴とする。
これによれば、2枚の板状部材は、切り欠き部同士を互いに交差するように重ね合せることで、互いの支持部が交差して立体的に組み付けられ、各板状部材に形成された一対の爪部は、装飾体を包囲するように配置される。このように組み付けられた2枚の板状部材は、支持部に装飾体の裏面側を当接させ、各爪部の先端部を装飾体の表面側に係止することで、装飾体を保持することができる。ここで、爪部と支持部は、それぞれ1枚の板状部材に形成されるから、プレス加工によって一体成形することができ、しかも、2枚の板状部材は、互いに固定されていなくても、各爪部が装飾体を係止することで互いの動きを規制する。したがって、本発明の石座は、プレス成形された2枚の板状部材を重ね合せ、各爪部の先端部を加締めて装飾体に係止するだけの簡単な作業で組み付けられるから、生産性が高くなる。また、2枚の板状部材は、板厚に関わらず、プレス成形が可能であるため、強度的に問題がない範囲で薄く設定することができ、しかも、石座を外側からみたときの爪部の幅寸法は、各爪部の板状部材の厚み寸法と同一である。したがって、爪部の幅寸法が小さくなる分、装飾体の露出度を大きく確保することができ、装飾体の宝石の良好な輝きを引き出すことができる。
この場合において、2枚の板状部材の支持部は、それぞれ装飾体の断面形状に対応する形状に形成されていることが好ましい。これによれば、板状部材の支持部に沿って装飾体の裏面が配置されるから、装飾体のガタ付きを抑制することができ、装飾体の保持力が安定する。
また、2枚の板状部材のいずれか一方は、連結部材が連結される穴部が形成されていることが好ましい。これによれば、連結部材を石座に直接連結できるから、装身具の構造が簡単になる。また、2枚の板状部材を組み付ける際に、穴部の有無によって2枚の板状部材を容易に識別できるから、これらの板状部材を重ねる順番を間違えることがなく、石座の組み付け作業性が向上する。
また、上記課題を解決するため、本発明の装身具は、2枚の板状部材を有する石座に保持された装飾体を備え、2枚の板状部材は、装飾体を保持する支持部に形成された切り欠き部が互いに交差するように組み付けられ、装飾体は、2枚の板状部材の支持部の少なくとも一方に裏面側が当接し、支持部から起立する一対の爪部の先端部にそれぞれ表面側が係止されていることを特徴とする。
これによれば、石座の生産性を向上できるから、装身具としての製造コストを低減できる。また、装飾体の露出度が大きくなることで、装身具全体の美観が向上する。
本発明によれば、装飾体の露出度を高めることができ、かつ生産性の高い石座を提供することができる。
本発明が適用される石座の一方の板状部材を示す側面図である。 本発明が適用される石座の他方の板状部材を示す側面図である。 2枚の板状部材を組み付ける途中の状態を示す斜視図である。 本発明が適用される石座の上面図である。 本発明が適用される石座に宝石を組み付ける途中の状態を示す斜視図である。 本発明が適用される石座に装飾体を組み付けた状態を示す外観斜視図である。 図6の上面図である。 本発明が適用される装身具の一例を示す側面図である。
以下、本発明が適用される石座を含む装身具の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、装飾体としてダイヤモンドを用いる例を説明するが、この装飾体にはダイヤモンド以外のエメラルドやサファイア等の宝石類、貴金属類等の各種装飾品を用いることができる。
本実施形態の石座1は、図1〜図5に示すように、第1の板状部材3と、第2の板状部材5とを組み付けて構成される。なお、図1及び図2は、それぞれ第1の板状部材3、第2の板状部材5の側面図であり、ダイヤモンド7を2点鎖線で表している。
ここで、ダイヤモンド7は、例えば、ブリリアンカットの多面体であり、キューレット7a、パビリオン7b、ガードル7c、クラウン7d、テーブル7e等部位を有する。
第1の板状部材3は、平板状に形成された貴金属等の板材をプレス加工して形成され、全体が均一の厚みを有している。第1の板状部材3は、ダイヤモンド7のパビリオン7b(裏面側)に当接する当接部位を有する支持部9と、支持部9の幅方向の両端部から起立する一対の爪部11a,11bとを備え、中心軸S1(ダイヤモンド7の中心軸)に対して左右対称に形成される。
支持部9は、ダイヤモンド7が当接する当接部位が、ダイヤモンド7のパビリオン7bの断面形状に対応する形状に形成され、具体的には1対の傾斜面13a,13bを有する。支持部9の傾斜面13a,13bが交差する部位には、ダイヤモンド7のキューレット7aとの接触を避けるために、断面矩形状に切り欠いた逃がし部15が形成される。また、支持部9は、傾斜面13a,13bと反対側の外面17が断面円弧状に形成され、この外面17には、中心軸S1とほぼ直交する方向に延びる平坦面19が形成される。
支持部9の外面17には、平坦面19から中心軸S1に沿って断面矩形状に切り欠いた切り欠き部21が形成される。切り欠き部21は、中心軸S1と直交する方向の幅寸法が、第2の板状部材3の厚みよりも僅かに大きく設定される。
爪部11a,11bは、支持部9の外面17と連なる円弧状の外面と、傾斜面13a,13bにそれぞれ連なり中心軸S1に沿って延びる平坦な内面とを有し、傾斜面13a,13bにパビリオン7bが当接された状態のダイヤモンド7において、クラウン7dと接触可能(係止可能)な長さに設定される。
第2の板状部材5は、第1の板状部材3と同様に、平板状に形成された貴金属等の板材をプレス加工して形成され、全体が均一の厚みを有している。第2の板状部材5は、ダイヤモンド7のパビリオン7b(裏面側)に当接する当接部位を有する支持部23と、支持部23の幅方向の両端部から起立する一対の爪部25a,25bとを備え、中心軸S2(ダイヤモンド7の中心軸)に対して左右対称に形成される。
支持部23は、ダイヤモンド7が当接する当接部位がダイヤモンド7のパビリオン7bの断面形状に対応する形状に形成され、具体的には1対の傾斜面27a,27bを有する。支持部23は、傾斜面27a,27bと反対側の外面29が断面円弧状に形成され、この外面29には、中心軸S2とほぼ直交する方向に延びる平坦面31が形成される。支持部23の幅方向の両側には、それぞれ中心軸S2と反対方向に延びる連結部33a,33bが形成される。連結部33a,33bは、それぞれチェーン等の連結部材(後述)が係止される穴部35a,35bを有する。
支持部23の傾斜面27a,27bが交差する部位には、中心軸S2に沿って断面矩形状に切り欠いた切り欠き部37が形成される。切り欠き部37は、中心軸S2と直交する方向の幅寸法が、第1の板状部材3の厚みよりも僅かに大きく設定される。なお、本実施形態では、切り欠き部37の幅寸法が、第1の板状部材3の切り欠き部21の幅寸法と同一に設定されるが、第1の板状部材3と第2の板状部材5の板厚に応じて互いの切り欠き部21,37の幅寸法が異なっていてもよい。平坦面31には、中心軸S2に沿って円弧状に切り欠いた凹部39が形成される。
爪部25a,25bは、支持部23の外面29と連なる円弧状の外面と、傾斜面27a,27bにそれぞれ連なり中心軸S2に沿って延びる平坦な内面とを有し、傾斜面27a,27bにパビリオン7bが当接されたダイヤモンド7のクラウン7dと接触可能(係止可能)な長さに設定される。
石座1は、図3に示すように、第1の板状部材3の切り欠き部21と第2の板状部材5の切り欠き部37とを同軸上に対向させてほぼ直角に交差するように噛み合わせ、互いの切り欠き部21,37の底面同士を当接させることにより、第1の板状部材3と第2の板状部材5が互いにほぼ直交(交差)して組み付けられる。
このようにして組み付けられた石座1は、図4及び図5に示すように、第1の板状部材3の支持部13a,13bと第2の板状部材5の支持部27a,27bとが、互いにほぼ直交して配置されると共に傾斜面13a,13bと傾斜面27a,27bとがそれぞれダイヤモンド7のパビリオン7bに当接可能な高さに位置付けられる。また、石座1は、第1の板状部材3の平坦面19と第2の板状部材5の平坦面31とがほぼ同一平面上に配置される。
石座1には、図5に示すように、爪部11a,11b,25a,25bの内側にダイヤモンド7が挿入される。ダイヤモンド7は、石座1の第1の板状部材3に形成された逃がし部15にキューレット7aが挿入された状態で、パビリオン7bが、傾斜面13a,13bと傾斜面27a,27bとにそれぞれ当接する。
続いて、石座1は、図6及び図7に示すように、爪部11a,11bの先端部と爪部25a,25bの先端部とが、それぞれ治具で内側に折り曲げられる。その結果、ダイヤモンド7は、裏面側のパビリオン7bが、傾斜面13a,13bと傾斜面27a,27bとに当接された状態で、表面側のクラウン7dが、爪部11a,11bと爪部25a,25bとにそれぞれ係止され、石座1に保持される。
本実施形態によれば、第1の板状部材3と第2の板状部材5は、切り欠き部21,37を互いに交差するように重ね合せることで、支持部9の傾斜面13a,13bと支持部23の傾斜面35a,35bとが交差して立体的に組み付けられ、各板状部材3,5に形成された爪部11a,11b及び爪部25a,25bは、ダイヤモンド7を包囲するように配置される。このように組み付けられた2枚の板状部材3,5は、支持部9の傾斜面13a,13bと支持部23の傾斜面35a,35bとにダイヤモンド7の裏面側を当接させ、爪部11a,11bの先端部及び爪部25a,25bの先端部をそれぞれダイヤモンド7の表面側に係止することで、ダイヤモンド7を保持(石留め)することができる。
ここで、一対の爪部11a,11bと支持部9及び一対の爪部25a,25bと支持部23は、それぞれ1枚の板状部材に形成されるから、プレス加工によって一体形成することができ、しかも、2枚の板状部材3,5は、例えば、ろう付け等で互いに固定されていなくても、各爪部11a,11b,25a,25bがそれぞれダイヤモンド7を係止することで互いの動きを規制する。したがって、本実施形態の石座1は、プレス成形された2枚の板状部材3,5を重ね合せ、各爪部11a,11b,25a,25bの先端部を加締めてダイヤモンド7に係止するだけの簡単な作業で組み付けられるから、生産性が高くなる。また、2枚の板状部材3,5は、板厚に関わらず、プレス成形が可能であるため、強度的に問題がない範囲で、これらの厚みを薄く(自在に)設定することができ、しかも、石座1を外側からみたときの各爪部11a,11b,25a,25bの幅寸法は、いずれも板状部材3,5の厚みと同一である。したがって、各爪部11a,11b,25a,25bの幅寸法が小さくなる分、ダイヤモンド7の露出度を大きく確保することができ、ダイヤモンド7の良好な輝きを引き出すことができる。
また、本実施形態では、2枚の板状部材3,5の支持部9,23が、ダイヤモンド7の断面形状に対応する形状の傾斜面13a,13b,27a,27bを有して形成されるから、石座1に保持されたダイヤモンド7は、支持部9,23に沿ってパビリオン7bが配置される。これにより、ダイヤモンド7と支持部9,23との隙間を小さくできるから、ダイヤモンド7のガタつきを抑制することができ、ダイヤモンド7の保持力を高めることができる。なお、本実施形態では、支持部9,23の両方がそれぞれダイヤモンド7の裏面側に当接することでダイヤモンド7の保持力を高めているが、いずれか一方の支持部がダイヤモンド7の裏面側に当接するように構成することもできる。
次に、本実施形態の石座1を用いた装身具の一例を説明する。図8は、複数の石座1を用いたブレスレットの一部を示す側面図である。なお、本実施形態の石座1が適用される装身具としては、ブレスレットに限られるものではなく、ネックレス、ペンダント、指輪、イアリング等が含まれる。
本実施形態のブレスレット41は、隣り合う石座1a,1bにおいて、石座1aの連結部33bと、石座1bの連結部33aとが、連結部材43を介して連結される。連結部材43は、チェーン等の周知の部材を使用することができる。本実施形態の連結部材43は、貴金属製の板材が折り曲げられ、その両端部に円柱状の軸部材45を軸支する貫通孔を有する。石座1aの連結部33bに形成された穴部35bに挿通された軸部材45の両端が連結部材43に軸支され、石座1bの連結部33aに形成された穴部35aに挿通された軸部材45の両端が連結部材43に軸支されることによって、隣り合う石座1a,1bは、軸部材45を中心に回動可能に連結される。なお、軸部材45は、ボスのように連結部材43と一体形成することもできる。
本実施形態では、石座1を構成する2枚の板状部材3,5のうちいずれか一方(ここでは、第2の板状部材5)に穴部35a,35bが形成されているから、石座1に連結部材43を直接連結することができ、ブレスレット41の構造が簡単になる。また、2枚の板状部材3,5を組み付ける際に、穴部35a,35bの有無によって2枚の板状部材3,5を容易に識別できるから、板状部材3,5を重ねる順番を間違えることがなく、石座1の組み付け作業性が向上する。
本実施形態の石座1を備えたブレスレット41は、石座1の生産性を向上できるから、ブレスレット41全体の製造コストを低減できる。また、石座1に保持された各ダイヤモンド7の露出度が大きくなることで、ブレスレット41全体の美観が向上する。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、本実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、本実施形態の第1の板状部材3と第2の板状部材5は、それぞれ装飾体(ダイヤモンド7)の形状に対応させて左右対称に形成されているが、例えば、装飾体の形状が左右非対称の異形の場合は、この装飾体の形状に対応させて左右非対称とすることもできる。
また、本実施形態の第1の板状部材3と第2の板状部材5は、貴金属等の板材から形成されているが、プレス成形可能な材質であれば、貴金属等に限定されるものではなく、鉄系の金属板材をプレス成形し、所望のメッキを施して構成することもできる。
1 石座
3 第1の板状部材
5 第2の板状部材
7 ダイヤモンド(装飾体)
9,23 支持部
11a,11b,25a,25b 爪部
13a,13b,27a,27b 傾斜面
15 逃がし部
21,37 切り欠き部
33a,33b 連結部
35a,35b 穴部
43 連結部材
45 軸部材

Claims (4)

  1. ブリリアントカットの装飾体を保持する均一な厚みを有する2枚の板状部材により形成され、
    前記板状部材は、前記装飾体の裏面側のパビリオンの形状に対応した傾斜面を有する二股部と該二股部の基部とからなる支持部と、前記二股部の先端から伸延して前記装飾体の表面側のクラウンの周縁に係止される一対の爪部とを有してプレス成形により形成され、
    前記一対の爪部は、前記装飾体の最大径のガードルよりも先端側の一対の対向面が前記支持部の中心軸に平行に、かつ前記対向面とその裏面とで決まる爪厚が爪先端に向かって先細りに形成され、
    前記2枚の板状部材は、一方の前記基部の下面と他方の前記基部の上面とから、それぞれ前記支持部の中心軸に沿って切り欠いてなる切り欠き部を有し、2つの前記基部を互いに直交させて前記切り欠き部を噛み合わせて組み付けられ、
    前記切り欠き部は、切欠き幅が前記板状部材の板厚に対応して設定され、切欠き深さが前記支持部の高さを互いに一致させるように設定されてなる石座。
  2. 前記一方の前記板状部材は、前記二股部の傾斜面が交差する位置の前記基部の上部に、前記装飾体のキューレットとの接触を避ける凹部が形成されてなる請求項1に記載の石座。
  3. 前記板状部材は、いずれか一方の前記基部に、連結部材が連結される少なくとも一つの穴部が形成されてなる請求項1又は2に記載の石座。
  4. 請求項2に記載の石座に装飾体を保持してなる装身具であって、
    ブリリアントカットの前記装飾体は、上部のクラウンと、下部のパビリオンと、これらの接続部に位置するガードルと、前記パビリオンの下端に突出するキューレットとを有してなり、
    前記装飾体は、前記2枚の板状部材の前記二股部の傾斜面に前記パビリオンの少なくとも上部が当接され、前記凹部に前記キューレットが位置され、前記爪の先端を前記クラウン側に加締めて保持されてなる装身具。
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