JP4520996B2 - 宝飾品のための可撓性連結具及び製造方法 - Google Patents

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Description

本出願は、本明細書においてその全内容が援用されている「宝飾品のための可撓性連結具及び製造方法」という名称の2003年11月4日出願の米国特許仮出願出願番号第60/526,828号、及び「宝飾品のための可撓性連結具及び製造方法」という名称の2004年11月10日出願の出願番号第60/626,774号の特別の利益を請求するものである。
本発明は、宝飾品に関し、より具体的には、様々な環状身体部分に適合するように、又は、例えば、指輪、ネックレス、ブローチ、飾りピン、及びブレスレット又はアンクレットなどの装飾のために互いに拡大することができる複数の要素を有する身体又は衣服を飾る宝飾品に関する。
一般的に、指輪、チョーカー、ブレスレット、及びアンクレットなどに関する問題点は、そのような物品が、実際には周方向に比較的固定された1つの寸法に形成され、従って、例えば指、首、手首、又は足首のような1つのサイズの環状身体部分だけに適合するということである。しかし、そのような身体部分は、様々な要因により時間が経つとサイズが変化しがちであり、又は人によってかなり大きく異なっている。個人が、ある宝飾品の品目を特に好む場合があっても、それがその人の首、指、及び手首などに対して小さすぎて使用できない場合がある。異なるサイズのチョーカー、ブレスレット、アンクレット、及び指輪などのような宝飾品物品を在庫することは、商人に対して非常に経費がそのようなことであり、そのような宝飾品は、ただ1つで又は限られたサイズ範囲で入手可能である場合が多い。
指に関して言えば、指関節は、一般的に中間部分よりも大きい。拡大した関節部のために、指輪を取り付けた状態でそれを指から抜き取るのは多くの場合に困難である。指輪に関するこの問題に対して、従来技術は、いくつかの解決策を提供しているが、いずれも以下に説明するように満足できるものではない。手首に関して言えば、ブレスレットが小さすぎる場合には、その人には使用できない。これは、首の周りに緊密に適合する傾向があるチョーカーの場合も同様である。従って、本来ならそのような宝飾品物品を買うであろうが、サイズの適合性の問題で購入しない人が多い。また、そのような物品が可撓性で拡大可能であると、そのような外観がその物品の価値を下げる場合があるのでそのように見えないことが望ましい。人は、精緻で高価な宝飾品を目に見える連結具と結びつけることを好まないであろう。
米国特許第668号は、指輪サイズを拡大させる連結装置を備えた指輪を開示している。宝石を連結具上に置くことができ、又は指輪は飾り無しでもよい。連結具は、一連の対称的に相互結合された4つの棒リンクとして構成されている。この連結具は、外部から見え、従って指輪の外観を損ねる。また、そのような連結具は、場合によっては人の身を挟むこともある。
米国特許第1,079,489号は、ロッド拡大ヘッド区域において比較的拡大された正方形断面連結具にピボット式に取り付けられた湾曲ロッドを含む拡大可能な指輪を開示している。この連結具は、拡大された基部区域に対してピボット回転する。基部区域は、約120°にわたって拡大する結合部分に対してピボット回転する。ロッドの他端は、ヘッド区域にバネを捕捉するラグを受け取る。2組のそのような区域は、指輪の装飾要素の各反対側に位置している。これらの区域は、指輪の周囲の約25%を占める。ロッドと正方形連結具は、指輪区域の中空部分の内部に置かれ、この中空部分は、指輪中心に関して指輪の約25%にわたって延びている。多くのピボットと複合的な形状が必要である。指輪区域は、指輪が指の拡大部分に上を通されて指のより細い部分の上で戻される時に分離する。指輪は、宝石を受け取るように構成されていない、製作及び組立てコストの高い多くの異なる区域によって形成されている。
米国特許第1,018,663号は、内側連結具を間に挟んだ外側連結具を含む拡大可能な指輪を開示している。連結具の全ては、細長くて弓形である。内側連結具は、弓形スロットを有する。2本のピンが外側連結具に取り付けられ、2つの外側連結具間の間隔にわたって延びている。これらのピンは、内側連結具のスロットを通過している。バネは、各ピンと内側連結具スロットの端部との間の内側連結具スロット内にある。従って、外側連結具は、弾力的に移動して離れることができ、この場合、内側連結具スロット内のピンは、指輪が拡大する時にそれらのそれぞれのバネを圧縮するように移動する。これらの連結具は、宝石を受け取るようには構成されていない。外側連結具は、そのような外観を有するので指輪の視覚的外観を損ねる。この構造はまた、多くの構成要素を有し、実施コストが高い。
米国特許第2,902,749号は、全ての区域を通した細長いバネによって互いに連結された複数の複合区域を含む拡大可能な指輪を開示している。これらの区域は、次の隣接する区域内のスロットに摺動可能かつピボット式に係合するピンを有する。これらの区域は、H字形状であり、中央案内部材が、バネを受け取るための孔と、次の区域のスロットと係合するためのこのHの各脚の端部において内向きに延びるピンとを有し、これらの区域は、環状アレイ状に交互している。これらの次の区域は、プレート及びプレートと共にスロットを形成する離間した弾性顎部と、バネを受け取るための細長い孔を備えた中央本体とを有する。これもまた複雑でコスト高の構成である。従って、上述の特許は、設計上限られた柔軟性を有するか又は比較的見映えもよくないコスト高で複雑な構造を開示している。
本発明者は、比較的廉価で可撓性の宝飾品連結装置を提供し、かつ宝飾品物品の視覚的外観を損なわない宝飾品セグメントも提供することを含むこれらの問題に対する解決法の必要性を認めている。
米国特許第1,079,489号 米国特許第1,018,663号 米国特許第2,902,749号 米国特許第6,071,471号
本発明による宝飾品物品のための可撓性連結具は、物品の少なくとも一部分を形成するための審美的に快い宝飾品要素と環状壁を有する隣接する審美的に快い宝飾品セグメントとを含み、このセグメントは、中空内部領域を有し、環状壁は、内部領域に連通する孔が通った側壁を形成する。第1の細長い部材が、要素に対して固定されて要素から外向きに延び、孔を通過してセグメントの中空内部領域に入り、セグメント及び要素を互いに離れるように弾力的に移動させながらセグメントを要素に向けて弾力的に強く押すための、セグメントの中空領域で細長い部材に固定されたバネを含む。
1つの態様では、セグメントは、宝石を受け取るように配置されている。
更に別の態様では、セグメントは、そこに装飾的な印しを受け取るように配置されている。
更に別の態様では、セグメントは、孔が通過する拡大された突起を中空領域に有する。
更に別の態様では、細長い部材は、セグメント及び要素の互いに対する横方向の揺れを実質的に排除するように孔内に密接に受け取られる。
更に別の態様では、細長い部材は、孔における軸線を形成し、セグメントの中空領域は、2つの相対する方向に軸線に対して横向きの方向に雰囲気に対して開かれている。
更に別の態様では、セグメントは、宝石受け台として形成される。
更に別の態様では、セグメント及び要素は、平面内にある円形軸線上の複数のセグメントの環状アレイとして配置され、細長い部材は、その平面を横断する方向に軸線からオフセットされている。
更に別の態様では、第2の細長い部材が、平面の第1の細長い部材と反対の側に軸線からオフセットされて含まれる。
更に別の態様では、第1及び第2の細長い部材は、環状アレイの周りに延びる方向に交互している。
更に別の態様では、細長い部材は、各端に拡大ヘッドを備えたピンである。
更に別の態様では、細長い部材は、一端にヘッド及び他端にナットを備えたネジ付きスタッドであり、ヘッド及びナットは、隣接する要素及びセグメントに部材を捕捉するためのものである。
更に別の態様では、要素とセグメントは同一である。
更に別の態様では、細長い部材は、各端に横孔を有し、細長い部材を中空領域内のセグメントの1つに捕捉するためのファスナを横孔に含む。
更に別の態様では、複数のセグメント及び平面内に整列した複数の第1の細長い部材が含まれる。
更に別の態様では、物品は、指輪、ブレスレット、アンクレット、ネックレス、及びブローチのうちのいずれか1つである。
更に別の態様では、要素は、セグメントであり、セグメントの各々は、中空コアが中空領域を形成したほぼ環状形である。
本発明により宝飾品物品を製造する方法は、ウェブ領域において互いに当接して単体の剛性一体ユニットを形成する複数の隣接するセグメントを形成する段階と、セグメントを分離する段階と、次に互いに隣接する別々のセグメントを弾力的に取り付けてそれらを宝飾品物品に形成する段階とを含む。
更に別の態様では、隣接するセグメントを形成する段階は、複数のセグメントを鋳造する段階を含む。
更に別の態様では、鋳造段階は、宝飾品金属組成物の単体の一体ユニットを鋳造する段階を含む。
更に別の態様では、本方法は、セグメントのうちの少なくとも1つで複数のロッドを形成し、この少なくとも1つのセグメントを用いて宝石台を形成する段階を含む。
更に別の態様では、セグメントのうちの少なくとも1つは、中空コアを有する。好ましくは、更に別の態様では、大多数のセグメントは、中空コアを有する。更に別の態様では、セグメントは、同一であり、各々が中空コアを有する。
更に別の態様では、宝飾品物品のための可撓性連結具は、物品の少なくとも一部分を形成するための審美的に快い宝飾品要素と隣接する審美的に快い宝飾品セグメントとを含み、セグメントは、中空内部領域と、内部領域に連通する孔が通過する側壁とを有する。第1の細長い部材は、要素に対して固く又は弾力的に固定されて要素から外向きに延びるものであり、この細長い部材は、孔を通過してセグメントの中空内部領域に入る。バネが、セグメント及び要素を互いに離れるように弾力的に移動させながらセグメントを要素に向けて弾力的に強く押すために、セグメントの中空領域内で細長い部材に固定される。
更に別の態様では、審美的に快い宝飾品物品を製造する方法は、複数の要素を形成する段階を含み、要素の少なくとも1つは、CAD/CAM金属型形成工程を使用しかつ複数の要素を互いに弾力的に固定した一体的モノリシック宝石台ロッドを備えた成形単体中空コア部材であり、各要素は、更に別の要素と隣接して物品を形成する。
定義
固定−本明細書において使用される「固定」という用語は、取り付けることにより固定的に又は固く固定又は堅牢にすること又は可動的に取り付けることを意味する。
ピン−ものを互いに固定し、支持し、又は保持するために使用される木材、金属、プラスチック、又は他の硬い材料などで作られたあらゆる長さの円筒形又はあらゆる他の断面構成の伸長した細い部材である。
宝飾品−コーティングの有無に関わらず、及び/又は宝石又は半宝石の有無に関わらず、装飾的な美術的作業の有無に関わらず人を魅きつける外面仕上げを有し、装飾のために使用される金、銀、プラチナ、又は他の貴金属、又は基材の物品。
要素−宝飾品物品の一部分として形成され、セグメントを含む場合がある宝飾品部材。
セグメント−中空コアを有し、細長い部材及びバネにより次の隣接部材に弾力的に取り付けられた宝飾品物品の個別ユニット。
図1及び2において、例示的な第1の実施形態における宝飾品指輪2は、中空コアを備えた複数の環状セグメント4を有し、これらのセグメントは、好ましくはほぼ円錐台であり、それらの通常の静止位置においては、互いに当接した関係で指輪の周りで延びている。この例においては、各セグメントは、中空コアを備えた円錐台形状円筒体であり、この実施形態では、好ましくは、ほぼ同じ直径、高さ、及び厚さ寸法を有し、セグメントの外面に半田付け又は溶接された同一のロッド5を備えた宝石台として形成されている。中空コア付きセグメントとロッド5は、ダイヤモンド6又は他の宝石又は装飾的な石を受け取る。これらの宝石は、同じものとしてもよく、異なるものとしてもよい。代替的に、エナメル質表面のような装飾的印し又は他の美術工芸品(図示せず)を各セグメント4に取り付けるか、又は各セグメント4と一体的に形成することができる。更には、セグメントは、全体的に地金のみであるか、又はそれらの外側領域上で宝石又は他の美術工芸品と組合せてもよい。この理由により、ロッドの使用も任意的である。この実施形態では、セグメントと宝石6は、一様な環状アレイとして固定される。つまり、審美的に快い指輪を形成するために、セグメントは同一であり、また同一の当接関係にあり、かつほぼ同じサイズである。この実施形態では、宝石6は、各セグメントの僅か上方のほぼ同じ位置に置かれる。
例示と説明のために図3に示す更に別の実施形態では、宝飾品指輪3は、台8及び10、及びこれらに対応するそれぞれのセグメント41及び42を有する。台とセグメントは、プラチナ又はプラチナ合金のような宝飾金属で形成されるのが好ましいが、他の金属又はロジウム、ホワイトメタル、金、銀等でメッキ又はコーティングされた基材、又は、必要に応じてコーティングされた又はコーティングされない非金属基材で形成することができる。台8は、ロッド24を含み、また台10は、ロッド26を含む。これらのロッドは、プラチナ合金で形成されたワイヤであるのが好ましい。この例におけるロッド24及び26は、それぞれのセグメント41及び42によって形成された指輪の外周面12上方の異なる高さまで延びる。各セグメントとそのロッドは連携して宝石、半宝石、他の石、又は装飾要素のための台8又は10を形成する。ロッドを除外したセグメント41及び42は、外側寸法及び厚さが好ましくは同一である。セグメントは、円錐台形態の円、正方形、矩形、正多角形、又はあらゆる規則的又は非規則的な多角形のようなあらゆる外周形状を有することができる。セグメント41及び42は、この実施形態では示すように、好ましくは環状円錐台形状円筒体又はリングである(図4)。一実施形態では、例示的なセグメント41(図4)は、符号22で示す方向へ等角度の広がりを有する4つの区域14、16、18、及び20を含む。各区域14から20は、同じ高さhである(図3)。これらの区域とロッドは、好ましくは金属であり、また95%プラチナ合金又は他のホワイトメタルのようなあらゆる望ましい材料、宝飾品に使用されるような公知組成の合金類、又は他の金属、プラスチック、及び合成材料のようなあらゆる他の適切な材料で作られる。好ましい組成は、例えば、本明細書において引用により組み込まれている、本出願人所有の米国特許第6,071,471号に開示されている。これらの区域は、好ましくは鋳造及び/又は機械加工され、又は作ろうとする区域に応じてあらゆる公知の技術に従って作製される。
台8は、それぞれ図3及び4に示すように、同一のロッド24を備えるように形成される。台10は、この実施形態では、それぞれ図3に示すように、ロッド24よりも短い同一のロッド26を備えるように形成される。台8のロッド24は、台10のロッドよりも背が高いから、宝石6は、指輪の外周面12の周りで異なる高さにある。これは任意的であり、例えば図1及び5に示すように、全ての台の全てのロッドは、例えば同じ高さであってもよく、台8又は10の高さ又は他のあらゆる形状は、同じとしてもよい。宝飾工芸において公知であるようなあらゆる形態を得るために、多くのタイプの宝石又は半宝石台形状を使用することができる。
代表的セグメント42のロッド26(図4)は、区域14、16、18、及び20に溶接、半田付け、ろう付け、又は接着されるか、又は区域14、16、18、及び20に対して又はそれらの間に固定され、また、任意的にこれらの区域と一体的に鋳造することができる。
ロッドは、好ましくは、プラチナ合金ワイヤであり、図14から16に関連して後に説明するように、単体鋳造物として形成されるプラチナセグメントに対して図25から27に関連して後に説明するようにろう付けされる。台8及び10は、同じ金属で作られるのが好ましい。代替的に、各セグメントを形成するための1つの一体ユニットとして鋳造した後に、これを図14から16に関連して後に説明するように分離することができる。代替的に、ロッドと各円錐台形状セグメントを単体の台として鋳造することができる。セグメントとロッドは、好ましくは、丸み付けしたコーナを有するが、これは任意的である。台の形状も任意的であり、他の形状も使用することができる。また、地金のみの指輪には、いかなるロッドも台もないであろう。そのような地金のみの指輪においては、セグメントは、一様なサイズつまり同一のサイズであるか、又は異なる周方向の長さを有し、外側の露出面において閉じることができる。
セグメント41及び42は、図4においては円錐台形状リングとして示されているが、それらは正方形、矩形、卵形、楕円形のような他の望ましい物理形状を取ることができ、また、溝又は彫刻のような表面特徴を備えた複雑な表面、及び宝飾品において一般的に使用されているようなエナメル質の美術工芸像などを含むことができる。カメオ、フレスコ画、装飾要素などのような付加的な美術的要素もセグメントに加えることができる。このタイプの従来の地金のみの指輪においてそうであるように、セグメントは、指輪が全体として環状チューブ又はロッドに見えるように丸み付けした円筒形外面を有することができる。
図14及び15に示す代替的な実施形態では、セグメント162は、単一の一体的な中間段階の指輪160として鋳造することができる。指輪160は、複数の円錐台形状セグメント162を有するように形成され、隣接するセグメントは、ウェブ164により1つの単体として互いに連結される。この実施形態では、セグメントは、それぞれ同一か又は実質的に同一である。次に、セグメント162は、鋸又はこれと同様な工具を用いてウェブを切断することによって分離され、次に、セグメント162’のような審美的に快い環状の外観を提供するために切断部(図16、領域R)において精密に仕上げられる。セグメントを分離するために、あらゆる切断工具又は技術を使用することができる。この工程は、環状リングからそのようにして切り離される全てのセグメントが、全体として可撓性の分節型指輪へと再連結することができることを保証する。
次に、例えば孔30及び40(図4)によって示すように、セグメント中空コアの中央軸線に対してオフセットさせた関係で、孔165(図16)を相対する側に形成することができる。次に、これらのセグメントに宝石を受け取るための台を形成するために、4本又は必要に応じてそれよりも多いか又は少ない組のロッド166(図17)がセグメントの外面にろう付けされる。
図25から27において、プラチナで形成された例えばセグメント250は、図14から17に示されてこれらの図と関連して上述したように、最初にリング状鋳造物の部分として鋳造される。次に、これらのセグメントは、上述のように分離される。この実施形態では、このリングの全てのセグメントの例示的なものであるセグメント250は、説明の目的で円形円筒形として示されているが、好ましくは円錐台形状である。この実施形態では、セグメント250は、4つの同一の半円形円筒形溝252の環状アレイを有するように形成されるが、これらの溝は、任意的である。これらの溝は、セグメントの外面に沿って延び、セグメント内に成形される。
図25にそのうちの1本が示されている4本一組のプラチナ合金ワイヤ254は、溝の直径寸法に適合する直径寸法を有するように作られているので、各ワイヤは、対応する溝内に適合することになる。次に、ワイヤ254(図26)は、レーザ256によってセグメント250にレーザ仮付け溶接される。レーザビーム258は、ワイヤ254をセグメントに対して一時的に固定するためにワイヤ上の望ましい位置においてワイヤを仮付け溶接する。図27において、プラチナ材料のシム260は、約1100℃の融点を有する。シム260は、あらゆる形状としてもよいが、板金の細長い矩形状ストリップとして示されている。シム260は、ワイヤ254をセグメント250にろう付けするために使用される。シム260は、各ワイヤ254とセグメント250の結合部に隣接して置かれる。シム260は、レーザ256によって好ましくは定位置に仮付け溶接される。
ワイヤ254とシム260を取り付けたセグメント250は、次に、図27に示すように、溶融された時にシム材料がワイヤ254とセグメント250の間の結合部内に流入することを許す向きにしてオーブン(図示せず)内に置かれる。オーブンの内部は、約1100℃の温度を有する。ワイヤとシムを取り付けたセグメントは、シムを溶融させるのに十分な期間オーブン内に置かれる。溶融したシムは、セグメント250とそれらの結合部内に流入する。このアセンブリは、オーブンから取り出されて冷却される。
最初に一体的な単体リングとしてセグメントを鋳造することにより、このリングから分離して得られる全てのセグメントは、完成指輪製品を形成するために適合することになることが保証される。セグメントを形成するためのこの方法は、各セグメントが区域から形成される図3の実施形態と比べて好ましいものである。図3の実施形態は、より高価であり、製造が困難であり、従ってあまり望ましくない。
図3及び4において、セグメントは、ただ説明の目的でセグメントを含むものとして示したが、セグメントは、上述のように1つの単体として鋳造されるのが好ましいということが以上の説明から理解される。代表的セグメント41の区域16は、これを貫通した孔30を有する。セグメント41の一方の側でこれに隣接する次のセグメント42’は、それを貫通した孔34を備えた区域32を有する。区域32は、好ましくは区域16と当接する。孔30及び34は、好ましくは同一であり、互いに連続した孔を形成するために軸線44(図4)上で軸線方向に整列する。
セグメント41の反対側でこれに隣接する次のセグメント42’’は、それを貫通した孔38を備えた区域36を有する。セグメント41の区域20は、孔30及び34の軸線44と平行な軸線42上で孔38と軸線方向に整列した貫通孔40を有する。軸線42及び44は、指輪の中央平面46から等しく離間し、またこの中央平面に対してオフセットされているのが好ましい。区域36は、好ましくは区域20と当接する。孔38及び40は、好ましくは同一であり、互いに連続した孔を形成するために軸線方向に整列する。孔38及び40は、孔30及び34と同一である。指輪2の残りの全てのセグメントは、セグメント41、42’、及び42’’の孔と同一の孔を有するように作られる。
ピンアセンブリ47は、隣接セグメントの隣接区域の各対と関連付けられる。代表的なアセンブリ47’(図3及び4)は、円形円筒形の細長い金属ピン48を含み、これらのピンは、ロジウムメッキされた炭素鋼とすることができ、孔30及び34内に置かれて、セグメント41の中空領域又はコア50及びセグメント42’の中空領域又はコア52内へ延びる。図4において、ピン48は、各端に貫通孔54を有する。ピン48は、平面46をほぼ横切る方向へのセグメント4及び4’の各々に対する横方向の揺れ又は変位を最小化するために、セグメントの孔30及び34内に密接に受け取られる。幾らかの揺れ又は変位は存在してもよい。全てのセグメントの区域16、20、32、及び36などの壁は、ピン48のそのような揺れ又は変位を防止するのに十分な程度の厚さである。しかし、ピン48は、望ましくない固着を最小限に抑え、孔30及び34内で摺動自在である。
代替的に、好ましい実施形態では、ピン48は、1つのセグメントの区域、例えばセグメント42’内の区域32に(又は、セグメントの外面に)溶接又は半田付けされる。ピン48は、セグメント41のような次の隣接セグメントに対して自由に変位することができる。ピンがセグメントのうちの1つに対して半田付け又は他の方法で固定されている場合には、そのセグメントとピンは互いに強固に固定された関係にあるから、そのセグメント内のピン上にはいかなるバネも必要とされない。ピンはまた、半田付け又は他の方法でセグメントの外面に固定することができるから、恒久的に固定されたピンのためのそのセグメント内の孔は、好ましいが任意的である。
一実施形態では、各反対端にヘッドを有するリベット56(図6)、又は別の実施形態では、一端にヘッドを有して他端にナットを有するネジ付きのスタッド(図11)が、各孔54内に置かれる。ヘッド及び/又はナットは、ピン48がその中に置かれている孔に比して拡大された要素である。リベット56は、ピンをセグメントの区域16及び32に捕捉する拡大された要素を形成する。圧縮コイルバネ58が、セグメント42’のコア52内の区域32とリベット56の間のピン48上にある。バネ58は、ロジウムメッキされた炭素鋼とすることができる。任意的であるが、同様なバネ58が、当接している隣接セグメント41のコア50内の区域16とリベット56の間のピン48上にある。この場合、ピンと各セグメントは、互いに移動可能な関係にある。
各セグメントは、隣接セグメントに対して約0.05から0.25mm(0.002から0.01インチ)だけ移動することができるのが好ましい。従って、1個の指輪内に20から30のセグメントがある場合には、可能な周方向への拡大に対するこのような指輪における総環状弾性遊びは、約1から7.5mm(0.040から約0.30インチ)である。バネはまた、セグメントが互いに比較的強く保持され、それによってそれらを分離するために指輪の通常の使用時に生じると考えられる偶発的な軽微な力と比べて意識的な引張り力を必要とするようなバネ定数を有する。
同様な方式で、ピン48は、セグメント41’及び4のそれぞれのコア内のそれぞれの区域36及び20の孔38及び40内にある。バネ58とリベット56は、孔38及び40に関連付けられたピン48上にある。
代替的に、図5aに示すように、バネは、異なる構造のピンに固定することができる。図5aにおいて、バネ170は、そのバネの縦軸線174に対して直角の横方向に曲げられた端部部分172を有する。ピン48(図4)に対応するピン176は、その一端にこれを貫通した孔178を有する。この孔178は、ピン48(図4)と同様にピン176がそれを貫通するセグメントの内壁面にバネ170を捕捉するために、そのバネ170の曲げられた端部部分172を受け取る。ピン176は、好ましくは、次の隣接セグメントのセグメント壁に対して半田付けもされる。ピンがセグメント壁に対して半田付けされるか又は他の方法で強固に固定される場合には、ピンは、そのセグメントに対して定位置で強固に保持され、この場合、バネはいかなる役割も果たさないので、そのセグメント内のピン上にバネはない。
図5bに示す更に別の例においては、円錐台形状のセグメント180及び182は当接している。ピン184は、各セグメントに連結される。ピン184は、半田188によってセグメント180のコア190内に半田付けされたヘッド186を有する。次の隣接セグメント182は、セグメント180に対してピン184の縦軸線に沿って弾力的である。ピン184のヘッド186をセグメント180に半田付けすることは、連結を硬直させ、従って、互いに対するセグメントは、幾らかの弾力的な側方向への遊びはあるが、側方向への揺れは最小にされる。
一対のピン、バネ、及びリベット(図4)は、セグメント4、4’、及び41’に関連して上述したように、指輪2の各セグメントと関連付けられる。ピン及びこれと関係する区域の孔の軸線は、図4に示すような平面46の各反対側において指輪の周りで交互している。従って、ピンは、平面46の各反対側において、図に示すように2つの平行な離間した環状アレイとして整列させられる(図4のセグメントのアレイは、図解を単純化するために直線状に向けられたものとして示されているが、セグメントは、環状アレイとして配置されるということが理解される)。ピン48は、対応するセグメントのコア内へ延び、セグメントのコア内に取り付けられる宝石6(図6)のための余地を適切に保証するために、各セグメントの下縁62に隣接させて対応するセグメントのコア内に置かれた部分を有する。セグメントのコアは、上縁表面12(図12)と下縁62において開放されている。しかし、コアは、上部で塞がれてもよく、また、任意的に底部においても塞ぐことができる。その結果、バネは、セグメントコアの内部にあって外部からは見えない。セグメントの近接した間隔により、指輪の通常の使用時には、ピンもまたセグメント間の空間内で一般的に最少限しか見えないことになる。
代替的に、台が各セグメントと関連付けられる代わりに、上面12を完全に塞いで、いかなる台も形成しないことも可能である。これらの表面は、無地としてもよく、又はあらゆる種類の装飾媒体で装飾することもできる。
操作時には、指輪2が指(図示せず)の上を通過する時(図1)に指関節を通り越してその指上の最終位置に達するように、セグメントは、自由に分離して指輪の中央開口を広げる。更に、指輪の拡大限度内で指のサイズが時と共に増大する場合、指輪は、その場合に応じて拡大又は収縮することにより、常に指に適合することになる。セグメントは、次の隣接セグメントに対して自由に変位する。これは、上述のように指輪全体の変位をもたらすものである。
セグメント表面12の上方で交互に異なる高さにある指輪3の台の代わりに、台は、図1に示すものと同じ高さであり、図5にも示す高さとすることもできる。
更に、図5及び8に示すように、指輪64は、その周りで部分的に延びる複数のセグメント66を有することができ、指輪の大きな部分70は、任意的に単体としてもよい。セグメント72は、宝石68を支持することができ、セグメント66は、従来の指輪におけるようにただ1粒の宝石68を備えた簡素な指輪を形成するために、表面12(図3)に対応する外周面において壁74により完全に塞ぐことができる。セグメント66の壁は、代わりに上述のように装飾してもよく、又はプラチナ合金又は他の金属のような素地のままのホワイトメタルとしてもよい。図5のピンアセンブリ76は、図3及び4又は図5bのピンアセンブリと同一としてもよい。しかし、図に示すように、バネは、図5aに関連して説明したように取り付けられ、この場合、バネは、ピンの縦軸線に対して直角な角度に曲げられてピン端部内の孔に貫通した端部部分を有する。この端部部分は、孔内に挿入した後、これをピンに固定するために圧着することができる。
図5の実施形態は、セグメント72の中空コア73内にその大部分が挿入されている宝石68を示している。ピン75は、図4の実施形態に示すピン48のように、隣接セグメントの中空コア73及び73’の中心からオフセットされる。このオフセットは、ピン及びバネによって妨げられることなく、宝石がピンとピンの間でコア領域内に着座することを可能にする。点線55で示すように、宝石は、勿論短くすることができる。台を形成するロッド57も、これに宝石68を固定するための分量だけセグメント72の表面59の僅か上方に突出するように、図示のように短縮される。図1に示す指輪2の実施形態は、宝石68と同様に取り付けられた宝石を有するが、指輪の周りの各セグメントによって形成された各台内に宝石を備えた指輪を示している。これは、審美的に快いウエディングバンド型指輪を形成する。
図6及び7においては、代替的に、指輪78は、複数対の交互に配置されたセグメント80及び82を含む。これらのセグメントは、図8などに関連して示したように、指輪全体又は指輪の一部を形成することができる。セグメントは、図3及び4に示す実施形態のセグメントと同一としてもよい。異なるのは、ピンアセンブリ84が、各ピン88に関連付けられた単一のバネ86を含むという点である。これに加えて、各ピンは、その各反対端にヘッド90及び91を有し、これらのヘッドは、ピンの端部に取り付けられたリベットヘッドの形態であるか、又はピンをその端部においてスエージ加工することによって形成することができる拡大された部材である。代替的に、バネは、図5aに示すようにピンに取り付けることができる。ピンヘッド91は、対応するセグメントに対して半田結合部93によって半田付けされるか、又は他の方法で接着されるのが好ましい。様々な実施形態におけるセグメントは、平面46(図4)のような平面内にある円形軸線上に環状アレイとして配置され、ピンは、図4に示すように平面に対して横方向に軸線からオフセットされている。
図9において、指輪92は、任意的に、とりわけセグメント94、96、98、及び100で形成されている。これらのセグメントは、同じか又は異なる弓形長さのものとしてもよい。セグメント98及び100は、同じであり、セグメント94及び96も同じであり、かつセグメント98及び100よりも長い。宝石を支持するための更に別のセグメント(図示せず)は、セグメント98と100の間に配置することができる。
図13において、代表的なセグメント98は、空洞102を有する。この空洞102は、壁108の孔106内へピン104を挿入することを許す形状を有する。ピン104は、バネ112を含むアセンブリ110の一部である。ピンアセンブリ110は、同様な空洞及び壁を有するように構成された次の隣接セグメント100又は96(図9)の同様な壁に取り付けられる。セグメントの残りの部分は、中実であるが、中空であってもよく、例えば、中空のチューブ又はこれに類したものとすることができる。
図10において、指輪114は、環状長さが異なる複数のセグメント116、118、120、及び122を含む。これらのセグメントの全ては、上記実施形態で示したようなピン及びバネを用いて相互結合される。
図11において、指輪124は、宝石のためのロッドを備えていない複数の同一の単体円錐台形状セグメント126を有する。指輪124は、図4におけるのと同様に、セグメントの線形アレイとして示されているが、通常は環状アレイとして配置される。この線形アレイは、図解を単純化するために示されている。これらのセグメントは、それらの外面において閉ざされているが、それらの半径方向内面においても閉ざすことができる。これらのセグメントは、同一のピンアセンブリ128のピン130を受け取る同一の孔を有する。アセンブリ128は、一体的な単体ヘッド132と、ナット136が端部134に螺合されるネジ付き端部134とを有するピン130を含む。バネ138は、各ヘッド、各ナット、及び対応するセグメント壁の間で捕捉される。ピン130は、指輪124の中央平面140内に置かれる。
図12おいては、代替的に、代表的なセグメント142は、大部分が均一な厚さの環状壁144を有する。壁144は、同様な形状寸法の2つの対向した突起146及び148を有し、これらの位置において壁の厚みを増している。各突起内には、壁144を貫通した孔150がある。これら2つの孔150は、軸線152上で整列している。個別のピン154のシャフト153は、各孔内に密接に受け取られ、これを貫通している。ピン154は、各端にあるヘッドにより壁144に捕捉され、上記実施形態で示した方式で、少なくともヘッドの一方と対応するセグメントの隣接セグメント壁との間の領域にバネを含む。突起148のある壁144の厚みを増した部分は、孔内におけるピン154の揺れを最小化する働きをし、しかも指輪のセグメントが互いに離れる方向に動いて指輪が拡大する時に、ピンが孔の表面に沿って摺ることを許すものである。バネに関連付けられていないヘッドの一方は、対応するセグメント壁に対して半田付けすることができる。
図17aおいては、代替的に、セグメント191は、ピンを受け取るために形成された一対の孔192及び194を有する。ピン196は、隣接セグメントの孔を貫通する直線部分197と、セグメント191のコア内部199に置かれた弓形の屈曲部分198とを有する。バネ200は、ピンの弓形屈曲部分に取り付けられる。この方式は、宝石(図示せず)を自由に受け取るためにセグメントの中央中空領域を残すものである。
指輪2(図1)のような得られた宝飾品指輪は、全てのセグメントが当接しているか、又は1mmの何分の1又は1インチの何分の1以内、例えば0.125mm(0.005インチ)又はこれよりも小さいという近接状態にあるから、セグメント間にいかなる空間もなく当接して見えるという点で人の目には快い。しかも、依然として、指輪の周りでセグメントは、その全体としてそれらの間で互いに弾力的に移動するのに十分な拡大遊びを有し、硬い弾性バンドとして挙動して、指輪が指上に挿入される時にそれが環状に曲がることを可能にする。セグメントの変位量は、比較的小さいので、指上にある指輪は、単体であるかのように連結された一体的に見えるセグメントを備えた中実な単体のように見える。この構成は、異なるサイズの指に使用するための改善された可撓性指輪を提供する。この指輪は、かなり大きく異なるサイズの指に適応するように、異なる内径サイズに製造することができる。すなわち、いくつかの実施形態において、異なる指サイズに適合し、同時にこれを見る人に対して審美的な快い外観を有する可撓性宝飾品指輪が例示的に示された。
上述の実施形態は指輪に関するが、本発明は、宝飾品のピン、ブローチ、ブレスレット、アンクレット、ネックレス、及び装飾のために使用される他のあらゆるタイプの宝飾品物品のような宝飾品物品に対しても使用することができる。
例えば、ブレスレットに関しては、特に宝石又は半宝石で飾られたそのような物品は、頻繁に固定された周方向寸法を有するように作られる傾向があり、そのような狭い寸法範囲内でのみ手首に適合することになる。アンクレットもまた広く人気があり、この宝飾品は足首の周りに取り付けられる。チョーカーと呼ばれるタイプの首の近くを取り囲むネックレスもまた、最大寸法の首を有する人にのみ適合させることができる。そのような物品も、有利な態様においては、可撓性であり、様々な身体寸法に適合して装飾することができるように拡大可能な上述の連結具を有することができる。また、装飾的な宝飾品のピンも、そのような物品における付加的な変形を提供するために、本明細書に説明したような可撓性連結具で柔軟に相互結合された部分を有することができる。
図18において、ブレスレット202は、同一の中空コア(仮想線で示す)を備えた正方形の外周形状を有するセグメント204を含む。これらのセグメントは、ピン88及びバネ86を含む図7に示すのと同様な可撓性連結具によって相互結合される。図7のセグメントは、図18に示すように、通常はバネにより隣接して当接した関係に付勢され、図7のセグメント間の間隔は、これらのセグメントを強制的に分離することによって作り出されるということが理解される。図18において、セグメントは、平坦化された状態で示されているが、使用時には通常は手首の周りに置かれる。セグメント204は、剛性又は可撓性とすることができる単一の連続した結合連結要素206に結合される。すなわち、ブレスレットは、拡大されて異なるサイズの手首の周りに適合することができる。セグメントは、宝石を受け取るための台を含むことができる。要素206は、望ましい可撓性の量に応じてピン毎に1つ又は2つのバネを使用し、上述のようにピンとバネにより相互結合されたセグメントの環状アレイによって置換することができる。言うまでもなく、このブレスレットは、足首に使用するために構成して必要に応じてアンクレットを形成することができる。この目的のために、これに適切なサイズ及び形状のセグメントが準備される。
図19には、とりわけ、異なるサイズと形状のセグメント210、212、及び214を有するネックレス208が示されている。中央ペンダント216は、セグメントに取り付けることができる。ネックレスの端部を典型的な構成で取り付けるために、留め金218が設けられている。
図20において、飾りピン又はブローチ220は、昆虫の形である。昆虫は、中空コア(図示せず)を有する本体222を有する。羽根224は、これに半田付けされたピン230により本体に取り付けられ、これから外向きに延びる。頭部228は、これに半田付けされたピン232により本体に取り付けられ、これから延びる。ピン230及び232は、ピン196(図17a)の形状を有し、中空本体222の壁234内の孔を貫通することができる。バネ236は、上述の実施形態に示したように各ピンに取り付けられて捕捉される。このようにして、頭部228と羽根224は、本体に対して弾力的である。このように本体は、あらゆる望ましい構成とすることができる抽象的形状のセグメントを形成する。
図22において、ブレスレット又はアンクレット238は、複数の長円形セグメント240を含む。単一の連結要素242が、一連のセグメント240の端部に結合されている。要素及びセグメントは、全ての宝飾品級の金属又は非金属である。バネとピン(図示せず)は、他の実施形態で示した方法で、要素242を隣接セグメントに相互結合し、セグメントを互いに相互結合する。
更に別の最も好ましい実施形態では、セグメント267(図28)に対応する環状セグメントと、ロッド268に対応する取り付けられた宝石台ロッドとを含む単一のセグメントアセンブリのための機械加工されたポジティブマスター金型(図示しないが、図28のセグメント266と実質的に同一である)を作り出すために、CAD/CAMシステム(「コンピュータ支援設計/コンピュータ支援機械」、図示せず)が使用される。CAD/CAMシステムを用いて型を形成することにより、一般的に1個毎にかなり相違しており、従って審美的に快い環状リングを形成しないと考えられる従来の手動で形成された型を使用した場合よりも、型をより精密に、かつ従って同様に形成された他の型と同一に製造することができる。得られる型は、実質的に同一の指輪セグメントを形成するために使用することができ、例えば、図14及び15に示すような複数のセグメントから成る成形環状指輪としてセグメントを最初に形成する必要性を回避する。数値制御機械を用いてマスター金型を機械加工することにより、精密成形型は、所定の指輪構成に必要な正確に適合する複数の指輪セグメントアセンブリ(図28)を形成するために望ましい厳格な公差で製造される。これは、図14及び15のセグメント及びロッドアセンブリを製造する方法よりも低コストの改善された方法である。これは、労働集約度が遙かに低いからである。CAD/CAM手法は、台ロッドをセグメントに成形することを可能にし、付加的な高価で労働集約的工程である図25から27に示すような台ロッドを別々に形成して取り付ける必要性を回避する。
図28において、代表的なモノリシックセグメントアセンブリ266として形成された、各環状セグメント267に一体化された単体である、複数本のロッド268、例えば、好ましくは4本のロッドは、CAD/CAMシステムによって作り出された機械加工されたマスター金型から作成された型で形成される。従って、いくつかのそのようなマスター金型を実質的に同一に形成して、精密に互いに適合する所定の指輪の実質的に同一な複数のセグメントアセンブリを形成することができる。そのようにして形成されたセグメント267は、中空の貫通コア270を有し、この貫通コアは、ロッド268と共に、例えば図5に示すように宝石を受け取る台を形成する。CAD/CAMシステムで形成された型によって作られたアセンブリ266は、上述の実施形態に対して最も好ましいものである。後者の以前に説明した実施形態では、ロッドとセグメントは、別々に形成され、次に例えばろう付け又は半田付けすることにより取り付けられるが、これは、比較的速度が遅く、高価であり、面倒な労働集約的工程である。
CAD/CAMシステムは、精密で正確なマスター金型設計システムであり、セグメント及びロッドの型は、例えば、CADシステム上で作り出される設計パラメータを利用するコンピュータシステムによって制御された数値制御機械を通じて設計されて機械加工される。セグメントアセンブリのためのこのマスター金型は、例えば、図14及び15に示すような環状セグメントアセンブリの環状リングの代わりに、単一のセグメントアセンブリ266を形成するために使用される。しかし、以下において説明するように、CAD/CAMシステムによって必要とされる場合には、セグメントの環状アレイ形成する複数のセグメントのそのような単体環状リング及び一体的な単体ロッド型も形成することができる。後者の型の使用に際しては、最終的に成形される貴金属リングのセグメントが最初に分離され、次に、上述のように連結具274(図29)のような弾力的な連結具によって後で接合される。
図14及び15に示すセグメントの環状リングは、そのリングの全てのセグメントが1つの環状リング内に完全に嵌合することになることを保証するように考えられている。従来技術の鋳造技術を用いて別々に作られる場合には、セグメントは、成形された個々のセグメントとして別々に形成された場合に、手作業で行われた異なる鋳造の差異により、望ましいリングを形成するのに十分に同一であると考えられるセグメントの正確に均一な組を正確には形成しないと考えられている。手作業で成形された個々のセグメントは、互いに正しく適合せず、同一に適合するセグメントを有する審美的リングを形成することを一層困難にし、望み通りにセグメントを適合させるために余分な労働集約的機械加工工程を必要とすると考えられる。
CAD/CAMシステムを利用する現時点で最も好ましい実施形態では、例えば、焼石膏の型が、複数の精密にCAD/CAM機械加工されたセグメントアセンブリマスター金型の各々から作られる。代替的に、この石膏型は、型製作技術において公知であるように、ゴム又はシリコーンで製造することができる。次に、アセンブリ266を表すワックス型が石膏型内で形成される。このワックス型は、最終仕上げ表面を有するワックスセグメントアセンブリを製造するために仕上げられる。更に別の焼石膏(又は他の材料)のネガティブ型が、完成したワックスポジティブ原型リングを用いて作られる。次に、空の中空型コアを備えたネガティブ型が後に残されるロストワックス型工程と呼ばれる工程において、ワックスは、燃焼又は加熱によって除去される。ワックスが除去された時に、後に残った焼石膏型は、微細仕上げされたネガティブ空洞を有し、そこで貴金属合金セグメントアセンブリが鋳造されて、成形モノリシック単体セグメント及びロッドアセンブリ266が形成される。
代替的に、マスターツリー型を例えば5から10のセグメントアセンブリ型又は他の数量のセグメントアセンブリ型を含むように製作することができる。いくつかのセグメントアセンブリ266を成形するための微細仕上げされたネガティブ型を形成するために、マスターツリー型は、単一のセグメントアセンブリマスター型を得るために上述のように処理される。
単一のポジティブ金型は、複数の石膏型を製造するために使用され、又は、代替的に、いくつかのそのようなポジティブ金型は、複数の石膏型を製造するために使用される。マスターポジティブ金型は、CAD/CAMシステムを使用して形成され、従って、単一に仕上げられた貴金属指輪台を形成する寸法に製造することのできる複数のセグメント−ロッドアセンブリを正確に形成する。
CAD/CAMシステムによってそのように形成された環状セグメントの全てにロッドを取り付ける必要はないということを理解すべきである。上述のように、ロッドは、宝石のための台として使用される。従って、そのような宝石が取り付けられないセグメントにおいては、ロッドは不要である。それらのセグメントも、CAD/CAMシステムによって形成された型から作られる。宝石台の付かないセグメントと共に宝石台を選択的に使用することにより、上述のような可撓性連結具を使用する様々な異なる指輪構成を提供することができる。セグメント又はセグメント−ロッドアセンブリの単一の機械加工されたマスター型は、CAD/CAM型形成システムの高い精度のために、指輪を形成する全てのセグメントに対して使用することができる。このシステムは、図14、15、及び他の図と関連して示したような指輪を形成する3日の手作業労働を数時間内に完了することができる工程へと低減する。この後者の工程は、手作業の労動集約度がかなり小さく、従って実施コストが低い。
更に別の実施形態では、接合された単体環状セグメントアセンブリのCAD/CAM機械加工された単一の指輪の機械加工マスター型を形成することができる。ロストワックスを使用する上述の工程は、リング型の複数のセグメントの各々に対して繰り返される。貴金属セグメント及び一体的な単体モノリシックロッドは、機械加工された成形リングの各個々のセグメント型から、接合された成形リングとしてではなく別々のユニットとして作られる。しかし、ロッドがリングと共に事前に形成されるから、取り付けられる宝石の数は、予め判断されるべきである。セグメント及びロッドのセグメントアセンブリは、上述のように個々のアセンブリとして形成され、完成指輪を形成するために各々が弾性連結具274(図29)によって互いに取り付けられる。完成指輪272(宝石は取り付けられていない)は、個々のセグメントアセンブリが形成されて弾性連結具を用いて接合されている図30から32に示されている。弾性連結具274は、上述の連結具の実施形態のいずれかを組み込むことができる。
図23において、ブレスレット又はアンクレット244は、バネによって接合された中空セグメント246で形成される。これらのセグメントは、更に別の例として、六角形の多角形断面のものである。
すなわち、セグメントのみ又は連結具によって相互結合されたセグメント及び要素を含む宝飾品物品の様々な実施形態が示されたが、この連結具は、少なくとも1つのセグメントの孔を貫通したピンを含み、セグメント、又はセグメント及び要素を互いに向けて弾力的に強く押すためにこの少なくとも1つのセグメントのコア内のピンに捕捉されたバネを含む。得られる宝飾品物品は、あらゆる周囲身体部分の周りに着用するための又はブローチとしての装飾品を形成する。必要に応じて、装飾的な美術工芸品及び/又は宝石又は半宝石を使用することができる。
開示した実施形態は、限定的ではなく例示的な意味で与えられたこと、及びこれらの実施形態に対して様々な他の変更を行うことができることを当業者は想起するであろう。例えば、セグメントと隣接要素は、同じか又は異なる長さのものとすることができる。本発明は、特許請求の範囲によって規定されるものとする。
本発明の実施形態による指輪の正面図である。 図1に示す指輪の側面図である。 図1に示す指輪の一部分の一層詳細な正面断面図である。 説明のためにセグメントを線形アレイとして配置した図1に示す指輪の一部分の平面断面図である。 本発明の第2の実施形態による指輪の一部分の側面断面図である。 バネ及びピンのその実施形態による分解側面図である。 更に別の実施形態による指輪セグメント及びピン結合の断面側面図である。 更に別の実施形態により説明のためにセグメントの線形アレイとして配置した指輪の一部分の断面平面図である。 図6に示す指輪部分の側面断面図である。 更に別の実施形態による指輪の正面図である。 本発明の更に別の実施形態による指輪の一部分の正面図である。 本発明の更に別の実施形態による指輪の部分正面図である。 本発明の更に別の実施形態により説明のために線形アレイに配置された指輪部分の平面断面図である。 本発明の更に別の実施形態による代表的な指輪セグメントの平面断面図である。 図9に示す指輪の指輪セグメントの一部分の側面断面図である。 図6及び7の実施形態の製造の中間段階における指輪の鋳造段階の側面図である。 図14に示す鋳造段階の上面図である。 隣接セグメントから分離した後の図14及び15の実施形態のセグメントの1つを部分的に断面で示した等角投影図である。 セグメントを宝石受け台に形成するためにセグメントと共に使用されるロッドの等角投影図である。 本発明の更に別の実施形態によるセグメントの上面断面図である。 宝飾品ブレスレットの上面図である。 ネックレスの上面図である。 ブローチの上面図である。 ブローチの断面立面図である。 宝飾品ブレスレットの別の実施形態の上面図である。 可撓性相互結合連結具に配置された要素の代替的な実施形態の部分上面図である。 図18に示す実施形態によるブレスレットの一部分の部分等角投影図である。 指輪セグメントへの宝石台ロッドの代表的な取付の様々な段階の1つを示す図である。 指輪セグメントへの宝石台ロッドの代表的な取付の様々な段階の1つを示す図である。 指輪セグメントへの宝石台ロッドの代表的な取付の様々な段階の1つを示す図である。 更に別の実施形態による指輪セグメントの斜視図である。 次の隣接セグメントへの弾力的連結のために取り付けた連結ピンを有する図28に示す指輪セグメントの斜視図である。 宝石が取り付けられていない状態の図28及び29のセグメントを利用した指輪の斜視図である。 図30の指輪の平面図である。 図30の指輪の側面図である。
符号の説明
3 宝飾品指輪
26 ロッド
47 ピンアセンブリ
48 ピン
54 貫通孔

Claims (31)

  1. 当接する環状の第1及び第2セグメントを含み、セグメントの各々は、中空内部領域と、環状の第1及び第2セグメントの中心を通る、それぞれの第1及び第2円筒軸線とを有し、セグメントの各々は、対応する第1軸線及び第2軸線の周りにそれぞれほぼ同じ程度に延びるとともに前記第1軸線及び前記第2軸線を形成する外周の湾曲した壁を有し、セグメントの外周壁は、セグメントの中空内部領域に連通した孔が通過する側壁を形成し、
    第1及び第2セグメントは各々、環状の側壁によって互いに連結された頂面及び底面を有し、頂面及び底面は、各セグメントの対応する第1軸線及び第2軸線に垂直な面を形成し、
    第1及び第2セグメントは、互いに当接する関係で複数の更なるセグメントの環状アレイに配置され環状アレイは、中心と、中央平面を形成する複数の半径とを有し、セグメントの第1軸線及び第2軸線の各々は、前記半径を形成し
    第1セグメントに固定されてそこから中央平面に平行に外向きに延び、前記孔を通過して前記第2セグメントの前記中空内部領域内に入る第1の細長い部材を含み、
    静止状態において、第2セグメントを第1セグメントに向けて、セグメントを互いから離れるように弾力的に移動させるような当接関係で、通常、弾力的に押すために、第2セグメントの中空領域内で細長い部材に固定されたバネ、を更に含み、セグメントの一方は、頂面を通って中空内部領域内に突出する宝石を受け入れるように構成される、
    ことを特徴とする指輪
  2. 前記宝石は、第1の細長い部材及びバネの深さまで、一方のセグメントの中空内部領域内に突出する、ことを特徴とする請求項1に記載の指輪
  3. 前記第2セグメントは、前記中空内部領域内に前記孔が通過する拡大された突起を有することを特徴とする請求項1に記載の指輪
  4. 前記細長い部材は、前記孔の中心を通る第3軸線を形成し、前記セグメントの前記中空領域は、2つの反対方向の少なくとも一方において該第3軸線に対して横方向に且つ第2軸線に沿って、雰囲気に対して開放されていることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  5. 前記第1及び第2セグメントの一方は、宝石受け台として形成されることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  6. 前記第1及び第2セグメントは、中央平面上に存在する複数のセグメントの環状アレイ配置され、細長い部材は、中央平面からオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  7. 前記第1の細長い部材とは反対の面側に前記中央平面からオフセットされた第2の細長い部材を含むことを特徴とする請求項6に記載の指輪
  8. 細長い部材は、各端に拡大ヘッドを有するピンであることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  9. 細長い部材は、一端にヘッド及び他端にナットを備えたネジ付きスタッドであり、ヘッド及びナットは、隣接する第1及び第2セグメントに前記細長い部材を捕捉するためのものであることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  10. 前記第1及び第2セグメントは、同一であることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  11. 細長い部材は、各端に横孔を有し、細長い部材を前記中空内部領域内で第2セグメントに捕捉するためのファスナを横孔内に含むことを特徴とする請求項1に記載の指輪
  12. 複数の前記第2セグメントと、平面内で整列した複数の前記第1の細長い部材と、を含み、セグメントは指輪を形成することを特徴とする請求項1に記載の指輪
  13. 指輪を形成する複数の同一セグメントを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の指輪
  14. 少なくとも1つの細長い更に別のセグメントを含み、
    前記中空領域は、前記少なくとも1つの更に別のセグメントの端部において該更に別のセグメントの比較的小さな部分に位置している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指輪
  15. 前記第1及び第2セグメントの互いに対する横方向の揺れを最小にする構成を含むことを特徴とする請求項1に記載の指輪
  16. 前記バネは、該バネを前記細長い部材に捕捉するために前記細長い部材貫通孔に挿入された端部部分を有することを特徴とする請求項1に記載の指輪
  17. 前記細長い部材は、前記第1セグメントに固定されたピンであり、前記第2セグメントに対して移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  18. 前記第1及び第2セグメントの各々は、孔及び中空領域を有し、第1及び第2セグメントの該孔は、互いに整列して互いに隣接しており、前記第1の細長い部材は、該整列した隣接する孔を通過して該中空領域内に入ることを特徴とする請求項1に記載の指輪
  19. 連続的に接触する関係でほぼ円筒形の湾曲した外周壁を各々有する前記セグメントのアレイを含み、セグメントのアレイの各々は各々が孔を有する一対の反対側によって形成された中空内部領域を有し、
    長手方向軸線を有するとともに、各セグメントの前記中空内部領域内に延びて内部領域内のピン端部で終端する、2つの隣接する当接したセグメントの各々の孔の中にあるピンとして形成される第1の細長い部材と、
    2つの隣接するセグメントをピンの長手方向軸線に沿って互いに向かって押すための、2つの隣接するセグメントのうち第1のものの少なくとも中空内部領域内における前記ピン上にあるバネと、
    第1のピン端部において前記バネをピンに、かくして前記第1のセグメントの中空内部領域に捕捉するとともに、第2のピン端部において前記ピンを2つの隣接するセグメントの他方に固定するための構成と、を更に含み、バネは、2つの当接した隣接するセグメントを互いに向かって及び互いに対して押すことを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の指輪
  20. 前記反対側上の前記孔は、前記中央平面に対して横方向に互いに対してオフセットされていることを特徴とする請求項19に記載の指輪
  21. 前記2つの隣接するセグメントの各々の前記内部領域における前記ピン上のバネを含むことを特徴とする請求項19に記載の指輪
  22. 前記ピンは、弓形の屈曲部を有することを特徴とする請求項19に記載の指輪
  23. 前記ピンは、長さとその長さに沿う一様な断面とを有することを特徴とする請求項19に記載の指輪
  24. 前記セグメントは、指輪を形成する環状アレイを形成し、各セグメントは、対応するセグメントから半径方向外方に遠ざかる方向に向くとともに、各対応するセグメントの中空内部領域に延びる、小面のあるダイヤモンドを有することを特徴とする請求項19に記載の指輪
  25. 前記セグメントは、実質的に同一であることを特徴とする請求項23に記載の指輪
  26. 請求項19ないし請求項25のいずれか1項に記載の指輪を製造する方法であって、
    第1のセグメントと同一で且つウェブ領域で互いに当接して単体の剛性一体ユニットを形成する複数の隣接する中空セグメントを形成する段階と、
    前記セグメントを分離する段階と、
    次に前記別々のセグメントを互いに隣接して弾力的に取付けて、それらを指輪に形成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  27. 前記隣接するセグメントを形成する段階は、前記複数のセグメントを鋳造する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記鋳造する段階は、宝飾品金属組成物の前記単体一体ユニットを鋳造する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  29. 前記セグメントのうちの少なくとも1つと共に複数のロッドを形成して、該少なくとも1つのセグメントと共に宝石台を形成する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  30. 請求項1ないし請求項25のいずれか1項に記載の指輪を製造する方法であって、
    CAD/CAM金型形成工程を使用して、セグメントの少なくとも1つが一体的なモノリシック宝石台ロッドを備えた成形単体中空内部領域部材である複数のセグメントを形成する段階と、
    各セグメントが更に別のセグメントに隣接して指輪を形成するように前記複数のセグメントを互いに弾力的に固定する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  31. 前記CAD/CAM型形成工程は、CAD/CAM機械加工されたポジティブ型からネガティブ型を準備する段階と、該ネガティブ型にワックスを充填する段階と、該ワックスを除去する段階と、該ネガティブ型のポジティブワックス複製品を成形する段階と、該ポジティブワックス複製品を用いて完成型を形成し、次に該完成型から貴金属指輪セグメントアセンブリを形成する段階とを含み、
    前記セグメントアセンブリは、単体成形のモノリシックに取付けられた宝石台ロッドを備えたセグメントを含む、
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
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