JP5052260B2 - 連鎖部材および連鎖体 - Google Patents

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Description

本発明は、時計用バンドやブレスレット等に使用される装飾品用の連鎖部材およびこの連鎖部材と連結用中駒とが複数連接された連鎖体の構造に関する。
時計用バンドやブレスレットなどの装飾品に用いられる連鎖部材(装飾品用駒)には装飾的な価値が要求される。そのため、例えば、腕時計用バンド等に用いられる連鎖体に宝石等を埋め込んだり、当該連鎖体の材料としてプラチナやセラミックスなどの高級素材を用いたりするという手法が採用されている。また、そのような手法以外にも接続用のピンが外から見えないようにするなど、美観を高める手法が提案されている。
例えば、特許文献1には、図12に示すように、ヒンジ挿入口11dを有する管状の中駒11と、該中駒11を挟むようにして配置した一対の外駒21と、これらの中駒11と外駒21を連結する連結治具31と、を備え、当該連結治具31は、頭部31bとその反対側に備えたL字状のカギ形ヒンジ部31aを有し、前記中駒11のヒンジ挿入口11dに両側から前記連結治具31を挿入して双方のカギ形ヒンジ部31aを係合させると共に、前記連結治具21の頭部31bにそれぞれの外駒31を備える連結部が開示されている。カギ形のヒンジ部31aについて、その側方に固定ピン41を配置することにより横ずれが防止されている。前記のような構成においては、一対の外駒21の外部から貫通孔を設けて挿入するのではなく、それぞれの外駒21が、連結ピン51をその両端から挟み込むことが可能である。そのため、当該連結ピン51の頭部は外部から視認することはできず、これにより外観の美しさが向上する。
特開2005−131055号公報
しかしながら、特許文献1に記載された連接構造では、外部からの強い衝撃等によりカギ形ヒンジ部31aの側方に配置された固定ピン41が脱落した場合、カギ形ヒンジ部31a同士が横ずれにより外れるという問題を有していた。また、カギ形ヒンジ部31a同士の形状がぴったり一致していない場合は、それらを係合させ組み立てた際に、連結部の長手方向に関してずれが発生してしまうという問題を有していた。
したがって、本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機械的安定性に優れる装飾品用の連鎖部材および連鎖体を提供することにある。
本発明者らは、叙上に鑑み鋭意研究を重ねた結果、一対の外駒の連結部の先端部にそれぞれ凸部と凹部とを形成して、一方の連結部の凸部と他方の連結部の凹部、および一方の連結部の凹部と他方の連結部の凸部とを嵌合させるとともに、前記連結部に形成された係止面間に、バネ部材が自然長以下の長さで挿入され、前記バネ部材により前記係止面が互いに押圧されることにより、外駒の連結部が互いに離間方向へ押圧されて、連結部同士の接続が強固なものとなり、一対の連結部を安定的に接続することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
したがって、本発明に係る連鎖部材は、貫通孔を有する筒状の中駒と、それぞれ連結部と鍔部とを有してなり、該連結部が前記中駒の貫通孔に挿入されて連結されることにより前記鍔部が前記中駒の両端に固定される外駒と、連結された前記連結部の離脱を防止するバネ部材と、を有し、
前記連結部はそれぞれ先端部に凸部と凹部を有するとともにそれぞれ係止面を有し、一方の連結部の凸部と他方の連結部の凹部、および一方の連結部の凹部と他方の連結部の凸部とが嵌合することで、前記連結部が連結されて前記係止面が互いに対向し、前記バネ部材が自然長以下の長さで前記係止面間に挿入され、前記バネ部材により前記係止面が互いに押圧されることを特徴とする。
本発明によれば、外駒の連結部の先端部にそれぞれ凸部と凹部が形成され、一方の連結部の凸部が他方の連結部の凹部に互いに嵌合するとともに、バネ部材が自然長以下の長さで係止面間に挿入され、外駒の連結部が互いに離間方向へ押圧されることにより、連結部同士の横ずれが抑制される。
したがって、本発明によれば、機械的安定性に優れる装飾品用の連鎖部材および連鎖体を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る連鎖部材およびこの連鎖部材と連結用中駒とが複数連接された連鎖体に関して詳細に説明する。しかしながら、以下に示す実施の形態は、本発明を例示するものであって、限定するものではない。なお、各図において、共通する部分については同一の符号を付し重複した説明を省略する。各構成要素の配置個数、配置位置等は限定的でなく、連鎖部材もしくは連鎖体の使用目的、用途等により適宜設定することができる。
図1は、本発明に係る、腕時計用バンドに用いる連鎖部材1の例を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図であり、図10(a)〜(c)は本発明に係る連結用中駒16の詳細構造を示す図である。図1および2に示す連鎖部材1が図10に示す連結用中駒16と交互に複数連接されることにより、図4に示す連鎖体15が形成される。
図2に示すように、連鎖部材1は、貫通孔2を有する筒状の中駒3と、連結部4、4'と鍔部5、5'とを有してなり、連結部4、4'が中駒3の貫通孔2に挿入されて連結されることにより鍔部5、5'が中駒3の両端に固定される一対の外駒6、6'と、連結された連結部4、4'の離脱を防止するバネ部材14と、を備える。
図7(a)〜(c)は、一方の外駒6の詳細構造の例を示す図である。外駒6の連結部4には、図7(a)に示すように、その先端部分に長手方向に対して横方向に突出する凸部8と、当該凸部8に隣接して基部13側に形成された凹部9とが形成されている。
また、図8(a)〜(c)は、もう一方の外駒6'の詳細構造の例を示す図である。上記図7に示す外駒6と同様に、連結部4と対を成す外駒6'の連結部4'にも、凸部8'と凹部9'とが形成されている。これらの凸部8、8'と凹部9、9'とは互いに相補的な形状となっており、連結部4の凸部8と連結部4'の凹部9'とが嵌合し、そして連結部4'の凸部8'と連結部4の凹部9とが嵌合する。連結部4に設けられた凸部8と凹部9との間に形成された面と、連結部4'に設けられた凸部8'と凹部9'との間に形成された面とが、それぞれ連結後に互いに接する当接面10、10'となる。当接面10、10'は長手方向外向きに基部13、13'に向かって形成されている。ここで、『長手方向外向き』とは、連結部4、4’の長手方向について、連結部4、4’の中心すなわち先端側から外側すなわち鍔部5、5’側へ向かう方向を意味する。
上述のようにして形成された連結部4、4'は、その先端部分が横向き略L字状に形成され、カギ形に形成されているため、当該先端部分はカギ形ヒンジ部とも称することができる。当接面10、10'は、それぞれの連結部4、4'の基部13、13'に向かうように長手方向外向きに形成されているため、当接面10、10'を互いに当接させると、連結部4、4'が互いに離間方向へ移動することが制限される。ここで、基部13、13'とは、連結部4、4'の、カギ形ヒンジ部以外の部分をいう。
連結部4の凸部8と連結部4'の凹部9'とを嵌合させ、連結部4'の凸部8'と連結部4の凹部9とを嵌合させる際に、連結部4のカギ形ヒンジ部の凸部8が連結部4'のカギ形ヒンジ部の凸部8'をすり抜けるように、連結部4の凸部8の最大幅と連結部4’の凸部8'の最大幅との合計は、中駒3の貫通孔2の内径(連結部4、4’の幅方向の幅)より小さいことが好ましい。
当接面10、10'は、連結部4、4'の長手方向に対して垂直に、もしくは例えば45°程度までの角度で傾斜して鋭角に形成されていることが好ましい。ここで、『鋭角に形成されている』とは、当接面10、10'の凹部9、9’側が、連結部4、4'の長手方向に対して、45°程度までの角度でその基部13、13'側へ傾斜して形成されていることを意味する。
また、連結部4、4’同士の横方向ずれを良好に抑制することができれば、当接面10、10'を鈍角に形成することもできる。ここで、『鈍角に形成する』とは、当接面10、10'の凹部9、9’側を連結部4、4'の基部13、13'の反対側へ傾斜して形成することを意味する。当接面10、10'が鈍角に形成されている場合には、連結部4、4’同士を離間させると、当該鈍角に形成された当接面10、10'が摺動しながら、連結部4と連結部4'とがその長手方向に対して垂直な方向に拡張しようとする。しかしながら、中駒3の貫通孔2の内径をそのような連結部4、4’の動きを抑えられる程度の大きさ、例えば連結部4、4’とバネ部材14とがちょうど収容される大きさに規定すれば、前記の横方向のずれが抑制され、連結部4、4'の係合状態を維持することができる。
さらに、一対の連結部4、4'に、長手方向内向きの係止面7、7'を互いに対向するようにそれぞれ設ける。このように係止面7、7’を設けることによって、これらの連結部4、4'を連結した際、図3に示すように、中駒3の貫通孔2の内面と連結部4、4’の側面とそれらの係止面7、7'との間にスペース12が形成される。係止面7、7'は、図3に示すように、互いに対向するように形成することが肝要である。また、係止面7、7'は、連結部4、4’の長手方向に対して長手方向内向きに傾斜させて形成してもよいが、当該係止面7、7'にバネ部材14の両端を当接させることから、連結部4、4’の長手方向に対して略垂直であることが好ましい。ここで、『長手方向内向き』とは、連結部4、4'の長手方向について、連結部4、4'の外側(貫通孔2の内面と向き合う幅方向の側面側)から中心へ向かう方向を意味する。当該スペース12は、一対の連結部4、4'のどちらの側面に形成されていてもよく、一対の連結部4、4'の両側に形成されていてもよい。
当該スペース12には、自然長より短く押し縮められたバネ部材14が収容される。当該バネ部材14が自然長まで戻ろうとしてその両端が拡張しようとすることにより、係止面7、7'がバネ部材14により互いに離間方向へ押圧される。これにより、当接面10、10'同士が強く当接することとなり、一対の連結部4、4'がずれを発生させることなく安定的に接続されることとなる。このようにして一旦、一対の連結部4、4'が中駒3の貫通孔2内で連結されると、外部からの衝撃では容易に分離されないために、この連鎖部材1を後述するように連結用中駒と交互に複数連接させた連鎖体において連鎖部材1は容易には外れることがなくなるので、この連鎖体を機械的安定性を備えた信頼性の高い時計用バンドとすることができる。
また、中駒3の貫通孔2の内径の大きさを適宜調整することにより、一対の連結部4、4'同士の横方向のずれが制限され、カギ形ヒンジ部の別離が防止される。すなわち、当接面10、10'は、連結部4、4'の横ずれがほとんど発生しないため、半永久的に当接したまま維持される。
続いて、上述の連鎖部材1を用いた連鎖体15に関して詳細に説明する。図4(a)は本発明に係る連鎖体の平面図であり、図4(b)はその側面図である。図4(a)(b)に示すように、連鎖体15は、上述の複数の連鎖部材1と複数の連結用中駒16とが交互に並置されて連続するように接続されている。
図5(a)は上記連鎖体の一部を示した平面図であり、図5(b)はその側面図である。図5(a)に示すように、連結用中駒16は、その長手方向に少なくとも2つの貫通孔18を有する。一方、連鎖部材1の外駒6、6'は、その鍔部5、5'にそれぞれ2つの連接用穴17を有する。そして、図5(a)に示すように、連接用穴17は、それぞれ連結用中駒16の1つの貫通孔18の両端に配置され、連結用中駒16の貫通孔18および連接用穴17に接続ピン19が挿入されて、隣接する連鎖部材1と連結用中駒16とが接続されている。
連結用中駒16と連鎖部材1の中駒3とは、長さについて略同一であることが好ましい。連結用中駒16と中駒3の長さを同一とすれば、連鎖部材1の外駒6、6'の鍔部5、5'がそれぞれ連結用中駒16の両端に接するように配置される。
また、連結用中駒16の貫通孔18を通して貫通孔18の両端にそれぞれ配置された連接用穴17に接続ピン19の両端が挿入されているため、この接続ピン19を軸として、接続ピン19によって接続された連鎖部材1と連結用中駒16とが屈曲可能である。
ここで、接続ピン19は、バネ部材(図示せず)を有してなり、長手方向に収縮可能であることが好ましい。これにより、所定の間隔で設けられた鍔部5と鍔部5'との間において、当該間隔より長い接続ピン19を収縮させて鍔部5と鍔部5'との間から挿入し、その両端を、鍔部5、5'の対向する面にそれぞれ対向して設けられた有底の連接用穴17に挿入して係合させることができる。そのため、鍔部5もしくは鍔部5'に連接用穴17として貫通孔を形成してそれらの相反する面(すなわち、鍔部5から接続ピン19を挿入する場合は、鍔部5の、鍔部5'に対して反対側の面であり、鍔部5'から接続ピン19を挿入する場合は、鍔部5'の、鍔部5に対して反対側の面である。)から接続ピン19を挿入する必要がない。そのため、連接用穴17を貫通孔とする必要がなくなり、上記同様外観の美しさを高めることができる。
また、連接用穴17は、有底であってもよいし、鍔部5、5’を貫通していてもよい。外観の美しさを考慮すれば、連接用穴17は有底であることが好ましい。しかし、連鎖体15の長さの調整を考慮すれば、当該連接用穴17は鍔部5、5’を貫通していることが好ましい。これは、当該貫通した連接用穴17から接続ピン19の頭部を押圧して接続ピン19の端部を連接用穴17から外すことによって、連鎖体15を容易に分解できるためである。
ここで、図2を用いて、外駒6、6'とバネ部材14の、中駒3の貫通孔2内への挿入手順および係止方法について説明する。まず、外駒6'の連結部4'を中駒3の貫通孔2の一方の開口から挿入する。次に、外駒6'の鍔部5'が中駒3の一端面に当接するまで連結部4'を挿入する。その後、中駒3の貫通孔2のもう一方の開口からバネ部材14を挿入し、その一端を連結部4'の係止面7'に当接させる。
続いて、外駒6の連結部4を、中駒3の貫通孔2のもう一方の開口から挿入する。このとき、連結部4のカギ形ヒンジ部の凸部8がもう一方の連結部4'のカギ形ヒンジ部の凸部8'をすり抜けるように、連結部4’の凸部8'を横方向にずらして挿入する。連結部4の挿入時に、当該連結部4のカギ形ヒンジ部の先端面によりバネ部材14の他端が押し込まれ、連結部4のカギ形ヒンジ部の凸部8が連結部4'のカギ形ヒンジ部の凸部8'をすり抜けた後、直ぐに連結部4を横方向にずらして係合させる。このとき、連結部4を横方向にずらすことにより、バネ部材14の他端は連結部4のカギ形ヒンジ部の凸部8から離れるとともに拡張して係止面7へと移る。これにより、バネ部材14の拡張方向へ常に押圧されながら、バネ部材14の端部が、図2に示すように、連結部4の係止面7と横ずれ防止面20とにより形成されたスペース12に配置され、バネ部材14の先端の側面に配置した先端部材22が、係止面7とともに横ずれ防止面20を押さえつけているため、連結部4の横ずれが永久的に防止される。これにより、強い衝撃を受けた場合でも、連鎖部材1の分解が殆ど発生しない。
ここで、前記挿入を良好に行うために、中駒3の貫通孔2の内径を、一対の連結部4、4'の凸部8、8'の最大幅の合計より大きく設定するとよい。これにより、中駒3に連結部4、4'を挿入して連結させる際に、中駒3の貫通孔2内において、連結部4のカギ形ヒンジ部の凸部8が連結部4'のカギ形ヒンジ部の凸部8'をすり抜け易くなり、連鎖部材1の組立が容易となる。
以下、本発明に係る実施例について説明する。実施例として、時計用バンドに用いる本発明の連鎖部材およびこれを用いた本発明の連鎖体を作製した。
まず、粉末加圧法を用いた一般的なセラミックスの製造方法を用いて、図9に示す中駒3を、幅4.3mm×長さ19.0mm×厚み2.6mmでジルコニアセラミックスからなる磁器により作製した。中駒3には、幅2.9mm×長さ19.0mm×厚み1.1mmの貫通孔2を形成した。得られた磁器を平面研削盤などの研削機械を用いて所望の形状へと研削加工にて仕上げた。次いで、鏡面加工を行い、良好な光沢のある中駒3を得た。
また、図7に示すような外駒6と、図8に示すような外駒6'とを作製した。本実施例においては、連結部4、4'と鍔部5、5'とをそれぞれ一体に形成して外駒6、6’とした。そして、連結部4と連結部4'とを係合させた場合に、それら係止面7と係止面7'とが対向するように、外駒6の連結部4に係止面7を、また外駒6'の連結部4'に係止面7'を設けた。
このようにして得られた中駒3を用い、中駒3の貫通孔2に、図8に示す連結部4'を、一端側の開口から挿入した。そして、バネ部材14を中駒3の貫通孔2にもう一端側の開口から挿入し、バネ部材14の端部を、中駒3内において、連結部4'の係止面7'に当接させた。その状態で、もう一方の連結部4を貫通孔2のもう一端側の開口から挿入し、中駒3の中央で連結部4と連結部4’とを係止させて連結した。このようにして、図6に示す連鎖体15における連鎖部材1を作製した。
次に、2つの貫通孔18を有する連結用中駒16と、両端の鍔部5、5’に連接用穴17が設けられた外駒6、6’とを用い、これら貫通孔18および連接用穴17に直線状の接続ピン19を挿入することにより、連鎖部材1と連結用中駒16とを交互に複数接続した。これにより、図4に示すような連鎖体15を作製した。
この連鎖体15は、例えば時計用バンドに適用して通常に使用している限りにおいては、連鎖部材1と連結用中駒16とが接続ピン19を軸として屈曲可能であり、連鎖部材1が分解することはなく、外観の美しさを長期間にわたって安定して維持することができるものであった。
本発明の連鎖体は、側面方向、上面方向、および底面方向のどの方向から見ても連鎖部材と連結用中駒とを接続する接続ピンが見えず、外観の美しさもしくは装飾性を際立って向上させることができることから、時計用バンドやブレスレットを始めとする装飾品などの各種製品に適用できるとともに、チェーンやベルトなどを用いて複数のパーツを連結した動力伝達機構を有する機械設備などにおいても、従来のチェーンなどに代えて、複数のパーツを連結する製品に適用することもできる。
本発明に係る連鎖部材の例を示す斜視図である。 本発明に係る連鎖部材の例を示す分解斜視図である。 本発明に係る連鎖部材の例を示す平面図である。 (a)は本発明に係る連鎖部材を複数連接して成る連鎖体の例を示す平面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は本発明に係る連鎖体の例を示す一部の平面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は本発明に係る連鎖部材の例を示す部分断面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は本発明に係る一対の外駒の一方の例を示す部分断面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る一対の外駒のもう一方の例を示す部分断面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る中駒の例を示す部分断面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る連結用中駒の例を示す部分断面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその斜視図である。 本発明に係るバネ部材の側面図である。 従来技術に係る連鎖部材の分解図である。
符号の説明
1 連鎖部材
2 貫通孔
3 中駒
4、4' 連結部
5、5' 鍔部
6、6' 外駒
7、7' 係止面
8、8' 凸部
9、9' 凹部
10、10' 当接面
12 スペース
13、13' 基部
14 バネ部材
15 連鎖体
16 連結用中駒
17 連接用穴
18 貫通孔
19 接続ピン
20 横ずれ防止面
22 バネ部材の先端の側面に配置した先端部材

Claims (7)

  1. 貫通孔を有する筒状の中駒と、
    それぞれ連結部と鍔部とを有してなり、該連結部が前記中駒の貫通孔に挿入されて連結されることにより前記鍔部が前記中駒の両端に固定される外駒と、
    連結された前記連結部の離脱を防止するバネ部材と、を有し、
    前記連結部はそれぞれ先端部に凸部と凹部を有するとともにそれぞれ係止面を有し、一方の連結部の凸部と他方の連結部の凹部、および一方の連結部の凹部と他方の連結部の凸部とが嵌合することで、前記連結部が連結されて前記係止面が互いに対向し、前記バネ部材が自然長以下の長さで前記係止面間に挿入され、前記バネ部材により前記係止面が互いに押圧されることを特徴とする連鎖部材。
  2. 前記凸部と凹部との間の当接面が前記連結部の長手方向に対して略直角に形成されていることを特徴とする請求項1記載の連鎖部材。
  3. 前記中駒の貫通孔の内径は、前記連結部の先端部のそれぞれの最大幅の合計より大きいことを特徴とする請求項1記載の連鎖部材。
  4. 前記連結部と鍔部とが一体に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の連鎖部材。
  5. 請求項1記載の連鎖部材と連結用中駒とが交互に複数接続された連鎖体であって、
    前記連結用中駒は、少なくとも2つの貫通孔を有する一方、前記連鎖部材の外駒は、その鍔部にそれぞれ連接用穴を有し、
    前記連接用穴が、それぞれ前記連結用中駒の1つの貫通孔の両端に配置され、前記連結用中駒の貫通孔および前記連接用穴に接続ピンが挿入されて、前記連鎖部材と前記連結用中駒とが接続されてなる連鎖体。
  6. 前記連接用穴が、有底であるかもしくは貫通していることを特徴とする請求項5記載の連鎖体。
  7. 前記接続ピンが、バネ部材を有してなり、長手方向に収縮可能であることを特徴とする請求項5記載の連鎖体。
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