JP5166930B2 - バンドの連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、腕時計のバンドなどにおいて、2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結される部位において、一方のバンドの先端部に遊嵌状態で装着される環状の遊嵌部材を備えたバンドの連結構造に関する。
従来、2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結される構造のものとして、例えば、腕時計の時計バンドでは、尾錠を用いたものがある。
このような尾錠を用いた腕時計のバンドの連結構造としては、特許文献1(実開昭63−178507号公報)、特許文献2(米国特許公報6830166号公報)などがある。
図15〜図17に示したように、これらの従来の腕時計のバンドの連結構造100は、下記のような構造を有している。
すなわち、図15に示したように、バンドの連結構造100は、腕時計本体102の一方の端部102aに、連結ピン104を介して、回動自在に連結された一方のバンド106を備えている。
この一方のバンド106には、その先端部に、連結ピン104を介して、回動自在に連結された略矩形状の尾錠108を備えている。この尾錠108は、略矩形状の枠部材110と、その基端部に回動自在に連結されたツク棒112を備えている。
また、この尾錠108と腕時計本体102の一方の端部102aとの間には、一方のバンド106に遊嵌状態で装着された環状の可撓性の遊嵌部材114を備えている。この遊嵌部材114には、その内周側に突設するように形成された係合突起116を備えている。
一方、腕時計本体102の他方の端部102bに、連結ピン104を介して、回動自在に連結された他方のバンド118を備えている。
この他方のバンド118には、その先端部近傍に、他方のバンド118の長手方向に所定間隔離間して、複数の係止孔120が形成されている。
このように構成されるバンドの連結構造100では、図17の点線で示したように、2つのバンド106、118を相互に重ね合わせて着脱自在に連結するようになっている。
すなわち、他方のバンド118の先端部118aを、尾錠108の枠部材110の開口部110aの下方より挿入して、他方のバンド118の所定の位置の係止孔120に、尾錠108のツク棒112を、他方のバンド118の裏側から挿入して係止することによって、他方のバンド118の長さを所定の長さとなるようにする。
そして、尾錠108の枠部材110の開口部110aの上方に位置する他方のバンド118の先端部118aを遊嵌部材114に挿入して、他方のバンド118の尾錠108の枠部材110の開口部110aから先端部118aまでの部分を、一方のバンド106の上側に重ね合わせる。
この状態で、遊嵌部材114を、その両側部を指などで押すことによって、遊嵌部材114を拡径するように撓ませて、遊嵌部材114の内周側に形成された係合突起116を上方側に位置させつつ、これらのバンド106、118の長手方向に移動させる。これにより、係合突起116と他方のバンド118の係止孔120の位置を合わせて、遊嵌部材
114の両側部からの押圧を解除して、遊嵌部材114の撓み状態を解除して、遊嵌部材114を上側から下方へ押すことによって、遊嵌部材114の内周側に形成された係合突起116を下方に移動させて、他方のバンド118の所定の位置の係止孔120に挿入して係止する。
これによって、他方のバンド118の尾錠108の枠部材110の開口部110aから先端部118aまでの部分が、運動や、振動などによって、一方のバンド106の上側から離間する方向に移動して、邪魔になることがなく、また、他方のバンド118の係止孔120と、尾錠108のツク棒112との係合状態が解除されて、手首から腕時計本体102が脱落することがないように構成されている。
実開昭63−178507号公報 米国特許公報6830166号公報
しかしながら、このような腕時計のバンドの連結構造100では、遊嵌部材114の本体部分と、遊嵌部材114の内周側に形成された係合突起116が一体に形成されており、図17のように、2つのバンド106、118を相互に重ね合わせて連結する際には、遊嵌部材114の外側からは、係合突起116が見えず、係合突起116の位置が確認できないものである。
また、このような状態では、一方のバンド106が、他方のバンド118の上に重なった状態であるので、下方に位置する他方のバンド118に形成された係止孔120の位置も確認できないものである。
従って、図17のように、2つのバンド106、118を相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材114の内周側に形成された係合突起116を、他方のバンド118の所定の位置の係止孔120に挿入しにくく、係止するのに手間がかかることになっていた。
また、他方のバンド118の係止孔120と、遊嵌部材114の内周側に形成された係合突起116との係合が不完全となるおそれがあり、このため、運動や、振動などによって、他方のバンド118の係止孔120と、遊嵌部材114の係合突起116との係合状態が解除されるおそれがある。
その結果、他方のバンド118の尾錠108の枠部材110の開口部110aから先端部118aまでの部分が、運動や、振動などによって、一方のバンド106の上側から離間する方向に移動して、邪魔になり、さらには、これにより、手首から、バンド106、118、腕時計本体102が脱落するおそれがある。
また、遊嵌部材114の係合突起116が、例えば、樹脂などの可撓性の材料から形成されている場合には、遊嵌部材114の係合突起116を、他方のバンド118の係止孔120に、さらに挿入しにくく、係止するのに手間がかかる上、係合突起116が係止操作によって曲がるために、繰り返しの使用によって破断して、遊嵌部材114から脱落するおそれがあり、耐久性においても問題であった。
本発明は、このような現状に鑑み、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確認でき、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、運動や、振動などによっても、他方のバンドの係止孔と、遊嵌部材の係合突起との係合状態が解除されるおそれがなく、その結果、他方のバンドの先端部分が、邪魔にならず、バンドが脱落するおそれのないバンドの連結構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、遊嵌部材の係合突起が、例えば、樹脂などの可撓性の材料から形成されている場合にも、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの係止孔に、挿入し易く、係止するのに手間がかからず、係合突起が係止操作によって曲がらず、繰り返しの使用によっても破断せず、遊嵌部材から脱落するおそれがなく、耐久性も向上したバンドの連結構造を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置、ならびに、他方のバンドに形成された係止孔の位置が確認でき、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、運動や、振動などによっても、他方のバンドの係止孔と、遊嵌部材の係合突起との係合状態が解除されるおそれがなく、その結果、他方のバンドの先端部分が、邪魔にならず、バンドが脱落するおそれのないバンドの連結構造を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明のバンドの連結構造は、
2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結される部位において、一方のバンドに遊嵌状態で装着される環状の遊嵌部材を備え、
前記他方のバンドの先端部を遊嵌部材に挿入して、遊嵌部材の内周側に突設するように形成された係合突起と、他方のバンドに形成された係止孔とを係合することによって、2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結するように構成したバンドの連結構造であって、
前記遊嵌部材の外周側において、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起に対応する位置に、係合突起の位置を視認できるようにした位置合わせ部を形成したことを特徴とする。
このように構成することによって、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起に対応する位置に、位置合わせ部が形成されているので、この位置合わせ部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、運動や、振動などによっても、他方のバンドの係止孔と、遊嵌部材の係合突起との係合状態が解除されるおそれがなく、その結果、他方のバンドの先端部分が、邪魔にならず、バンドが脱落するおそれもない。
しかも、この位置合わせ部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、遊嵌部材の係合突起が、例えば、樹脂などの可撓性の材料から形成されている場合にも、この位置合わせ部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの係止孔に、挿入し易く、係止するのに手間がかからず、係合突起が係止操作によって曲がらず、繰り返しの使用によっても破断せず、遊嵌部材から脱落するおそれがなく、耐久性も向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標マークから構成されていることを特徴とする。
このように位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標マークから構成されていれば、この指標マークによって、係合突起の位置を視認でき
、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標マークを、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、指標マークとしては、特に限定されるものではなく、例えば、印刷、スピンコート、塗装、ラミネート樹脂フィルムの貼着などによって形成することができる。
また、指標マークの形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質の指標マークを適宜選択することができる。
例えば、指標マークの色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標突設部から構成されていることを特徴とする。
このように位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標突設部から構成されていれば、この指標突設部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標突設部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、指標突設部の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置の指標突設部を適宜選択することができる。
また、例えば、指標突設部を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、指標突設部に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、指標突設部自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、例えば、指標突設部の色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記指標突設部の外周に、リング部材が装着されていることを特徴とする。
このように指標突設部の外周に、リング部材が装着されていれば、遊嵌部材の外側から、このリング部材によって、指標突設部が視認し易くなり、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標突設部とリング部材の組み合わせ、または、リング部材自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、リング部材の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質のリング部材を適宜選択することができる。
例えば、リング部材を、指標突設部の外周に、複数のリング部材を離間して設けたり、部分的なリング形状のリング部材を設けたりすることができる。
また、例えば、リング部材を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、リング部材に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、リング部材自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、このように指標突設部の外周に、リング部材が装着されていれば、指標突設部自体の強度、耐久性を向上することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記指標突設部が、遊嵌部材の係合突起と一体的に形成されていることを特徴とする。
このように指標突設部が、遊嵌部材の係合突起と一体的に形成されていれば、指標突設部が、遊嵌部材の係合突起の強度、耐久性を向上することができ、例えば、指標突設部と遊嵌部材の係合突起とを剛性の高い金属から構成することによって、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの係止孔に、挿入し易く、係止するのに手間がかからず、係合突起が係止操作によって曲がらず、繰り返しの使用によっても破断せず、遊嵌部材から脱落するおそれがなく、耐久性も向上する。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記指標突設部に、凹部が形成されており、この凹部に指標部材が嵌合されていることを特徴とする。
このように構成することによって、指標突設部の凹部に嵌合された指標部材によって、遊嵌部材の外側から、この指標部材によって、指標突設部が視認し易くなり、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標突設部と指標部材の組み合わせ、または、指標部材自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、指標突設部の凹部、指標部材の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質の指標部材を適宜選択することができる。
例えば、指標突設部の凹部を、複数の指標突設部の凹部を離間して設けることができる。また、1つの凹部に、複数の指標部材を嵌合することもできる。
また、例えば、指標部材を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイド、樹脂などを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、指標部材に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、指標部材自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、このように指標突設部の凹部に、指標部材が嵌合されていれば、指標突設部自体の強度、耐久性を向上することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記指標部材が、有色であることを特徴とする。
このように指標部材が、有色であれば、遊嵌部材の外側から、この有色の指標部材によって、指標突設部が視認し易くなり、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
例えば、指標突設部の色としては、遊嵌部材、指標突設部と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標凹部から構成されていることを特徴とする。
このように位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標凹部から構成されていれば、この指標凹部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、指標凹部の形状、数、配置位置などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置の指標凹部を適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記指標凹部に、指標部材が嵌合されていることを特徴とする。
このように構成することによって、指標凹部に嵌合された指標部材によって、遊嵌部材の外側から、この指標部材によって、指標凹部が視認し易くなり、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標凹部と指標部材の組み合わせ、または、指標部材自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、指標凹部の形状、数、配置位置などは、特に限定されるものではない。また、この指標部材として、様々な形状、数、配置位置、色、材質の指標部材を適宜選択することができる。
例えば、指標凹部を、複数の指標凹部を離間して設けることができる。また、1つの指標凹部に、複数の指標部材を嵌合することもできる。
また、例えば、指標部材を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイド、樹脂などを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、指標部材に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、指標部材自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、このように指標凹部に、指標部材が嵌合されていれば、遊嵌部材自体の強度、耐久性を向上することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記他方のバンドに形成された係止孔と、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起とが合致する位置となるように、他方のバンドに、遊嵌部材を位置決めするバンド側位置合わせ部を形成したことを特徴とする。
このように他方のバンドに、他方のバンドに形成された係止孔と、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起とが合致する位置となるように、遊嵌部材を位置決めするバンド側位置合わせ部を形成したので、このバンド側位置合わせ部を用いることによって、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成
された係合突起の位置、ならびに、他方のバンドに形成された係止孔の位置が確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、このバンド側位置合わせ部自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記バンド側位置合わせ部が、位置合わせマークから構成されていることを特徴とする。
このようにバンド側位置合わせ部が、位置合わせマークから構成されていれば、この位置合わせマークによって、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置、ならびに、他方のバンドに形成された係止孔の位置が確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、このバンド側位置合わせ部自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、位置合わせマークとしては、特に限定されるものではなく、例えば、印刷、スピンコート、塗装、ラミネート樹脂フィルムの貼着などによって形成することができる。
また、位置合わせマークの形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質の位置合わせマークを適宜選択することができる。
例えば、位置合わせマークの色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記バンド側位置合わせ部が、位置合わせ突設部から構成されていることを特徴とする。
このようにバンド側位置合わせ部が、位置合わせ突設部から構成されていれば、この位置合わせ突設部によって、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置、ならびに、他方のバンドに形成された係止孔の位置が確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、このバンド側位置合わせ部自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、位置合わせ突設部の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置の位置合わせ突設部を適宜選択することができる。
例えば、位置合わせ突設部を、他方のバンドの幅方向に突設する凸条、一体間隔離間した突部など、様々な形状、数、配置位置の位置合わせ突設部とすることができる。
また、例えば、位置合わせ突設部を、他方のバンドと同じ材料で、一体的に形成する他、別部材からなる他、位置合わせ突設部として、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。
さらに、例えば、位置合わせ突設部に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、位置合わせ突設部自体をこれらの宝飾
から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、例えば、位置合わせ突設部の色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記バンド側位置合わせ部が、位置合わせ凹部から構成されていることを特徴とする。
このようにバンド側位置合わせ部が、位置合わせ凹部から構成されていれば、この位置合わせ凹部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせ凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、位置合わせ凹部の形状、数、配置位置などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置の指標凹部を適宜選択することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記バンド側位置合わせ部と位置合わせするための補助位置決め部が、遊嵌部材に形成されていることを特徴とする。
このようにバンド側位置合わせ部と位置合わせするための補助位置決め部が、遊嵌部材に形成されていれば、この補助位置決め部によって、遊嵌部材の位置を、バンド側位置合わせ部に合わせて位置決めできるため、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせ凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記補助位置決め部が、遊嵌部材の端部であることを特徴とする。
このように構成することによって、遊嵌部材の位置を、遊嵌部材の端部とバンド側位置合わせ部に合わせることによって、位置決めできるため、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせ凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
しかも、この場合、補助位置決め部が、遊嵌部材の端部を利用するだけで良いので、別途補助位置決め部を作製する必要がないので、製造コストを低減することができる。
また、本発明のバンドの連結構造は、前記補助位置決め部が、遊嵌部材に形成された位置決め窓部であることを特徴とする。
このように構成することによって、遊嵌部材の位置を、遊嵌部材に形成された位置決め窓部を介して、バンド側位置合わせ部に合わせることによって、位置決めできるため、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、
係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせ凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
しかも、この場合、補助位置決め部が、遊嵌部材に位置決め窓部を形成するだけで良いので、別途補助位置決め部を作製する必要がないので、製造コストを低減することができる。
この場合、窓部の形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、四角柱状、三角柱状、星型形状などを採用することができる。
本発明によれば、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起に対応する位置に、位置合わせ部が形成されているので、この位置合わせ部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の外側から、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、運動や、振動などによっても、他方のバンドの係止孔と、遊嵌部材の係合突起との係合状態が解除されるおそれがなく、その結果、他方のバンドの先端部分が、邪魔にならず、バンドが脱落するおそれもない。
しかも、この位置合わせ部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、遊嵌部材の係合突起が、例えば、樹脂などの可撓性の材料から形成されている場合にも、この位置合わせ部によって、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材の係合突起を、他方のバンドの係止孔に、挿入し易く、係止するのに手間がかからず、係合突起が係止操作によって曲がらず、繰り返しの使用によっても破断せず、遊嵌部材から脱落するおそれがなく、耐久性も向上したバンドの連結構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明のバンドの連結構造を腕時計バンドに適用した実施例を示す斜視図、図2は、図1のバンドの連結構造の部分拡大斜視図である。
図1〜図2において、符号10は、全体で本発明のバンドの連結構造を示している。
図1、図2に示したように、本発明のバンドの連結構造10は、腕時計本体12の一方の端部12aに、連結ピン14を介して、回動自在に連結された一方のバンド16を備えている。
この一方のバンド16には、その先端部に、連結ピン14を介して、回動自在に連結された略矩形状の尾錠18を備えている。この尾錠18は、略矩形状の枠部材20と、その基端部に回動自在に連結されたツク棒22を備えている。
また、この尾錠18と腕時計本体12の一方の端部12aとの間には、一方のバンド16に遊嵌状態で装着された環状の遊嵌部材24を備えている。この遊嵌部材24には、その内周側に突設するように形成された係合突起26を備えている。
一方、腕時計本体12の他方の端部12bに、連結ピン14を介して、回動自在に連結された他方のバンド28を備えている。
この他方のバンド28には、その先端部近傍に、他方のバンド28の長手方向に所定間隔離間して、複数の係止孔30が形成されている。
また、遊嵌部材24の外周側、ずなわち、図2において上側には、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26に対応する位置に、係合突起26の位置を視認できるようにした位置合わせ部32である指標マーク34が形成されている。
この実施例では、指標マーク34は、4個の三角形状の指標マーク34から形成されており、これにより、これらの指標マーク34の指し示す中心部分が、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26に対応する位置となっている。
この場合、指標マーク34としては、特に限定されるものではなく、例えば、印刷、スピンコート、塗装、ラミネート樹脂フィルムの貼着などによって形成することができる。
また、指標マーク34の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、例えば、四角形状、三角形状、円形状、星型形状などの様々な形状、数、配置位置、色、材質の指標マークを適宜選択することができる。
例えば、指標マーク34の色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
このように構成されるバンドの連結構造10では、2つのバンド16、28を相互に重ね合わせて着脱自在に連結するようになっている。
すなわち、図17に示した従来のバンドの連結構造100と同様に、図示しないが、他方のバンド28の先端部28aを、尾錠18の枠部材20の開口部20aの下方より挿入して、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に、尾錠18のツク棒22を、他方のバンド28の裏側から挿入して係止することによって、他方のバンド28の長さを所定の長さとなるようにする。
そして、尾錠18の枠部材20の開口部20aの上方に位置する他方のバンド28の先端部28aを遊嵌部材24に挿入して、他方のバンド28の尾錠18の枠部材20の開口部20aから先端部28aまでの部分を、一方のバンド16の上側に重ね合わせる。
この状態で、遊嵌部材24を、その両側部を指などで押すことによって、遊嵌部材24を拡径するように撓ませて、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26を上方側に位置させつつ、これらのバンド16、28の長手方向に移動させる。これにより、係合突起26と他方のバンド28の係止孔30の位置を合わせて、遊嵌部材24の両側部からの押圧を解除して、遊嵌部材24の撓み状態を解除して、遊嵌部材24を上側から下方へ押すことによって、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26を下方に移動させて、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入して係止する。
すなわち、この際に、位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された指標マーク34から構成されているので、この指標マーク34によって、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
従って、これによって、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26と、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30とを正確に位置合わせすることができる。
この状態で、図示しないが、例えば、指などで、指標マーク34の指し示す中心部分を下方に押すことによって、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に確実に挿入して係止することができる。
これによって、他方のバンド28の尾錠18の枠部材20の開口部20aから先端部28aまでの部分が、運動や、振動などによって、一方のバンド16の上側から離間する方向に移動して、邪魔になることがなく、また、他方のバンド28の係止孔30と、尾錠18のツク棒22との係合状態が解除されて、手首から腕時計本体12が脱落することがないように構成されている。
このように位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された指標マーク34から構成されていれば、この指標マーク34によって、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標マーク34を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
(実施例2)
図3は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例の図2と同様な部分拡大斜視図、図4は、図3のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図1〜図2に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10は、図3、図4に示したように、位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された略ボタン形状の指標突設部36から構成され、この指標突設部36は、遊嵌部材24の遊嵌部材本体24aと一体的に形成されている。
この場合、指標突設部36の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、例えば、四角柱状、三角柱状、星型形状の突設部など形様々な形状、数、配置位置の指標突設部36を適宜選択することができる。
また、例えば、指標突設部36を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、指標突設部36に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、指標突設部36自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、例えば、指標突設部36の色としては、遊嵌部材24と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
このように構成されるバンドの連結構造10では、図1〜図2に示した実施例と同様に操作して、図4に示したように、2つのバンド16、28を相互に重ね合わせて着脱自在に連結する際に、指標突設部36を介して、遊嵌部材24を上側から下方へ押すことによって、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26を下方に移動させて、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入して係止するようになっている。
すなわち、この際に、位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された指標突設部36から構成されているので、この指標突設部36によって、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
従って、これによって、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26と、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30とを正確に位置合わせすることができる。
この状態で、図示しないが、例えば、指などで、指標突設部36の部分を下方に押すことによって、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に確実に挿入して係止することができる。
これによって、他方のバンド28の尾錠18の枠部材20の開口部20aから先端部2
8aまでの部分が、運動や、振動などによって、一方のバンド16の上側から離間する方向に移動して、邪魔になることがなく、また、他方のバンド28の係止孔30と、尾錠18のツク棒22との係合状態が解除されて、手首から腕時計本体12が脱落することがないように構成されている。
このように位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された指標突設部36から構成されているので、この指標突設部36によって、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標突設部36を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
(実施例3)
図5は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例の図2と同様な部分拡大斜視図、図6は、図5のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図1〜図2に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10では、図3に示した実施例と同様に、位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された略ボタン形状の指標突設部36から構成され、この指標突設部36は、遊嵌部材24の遊嵌部材本体24aと一体的に形成されている。
そして、図5、図6に示したように、指標突設部36の基端部38は、縮径されており、これにより、指標突設部36の外周に溝部40が形成され、この溝部40内に、リング部材42が装着されている。
この場合、リング部材42の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質のリング部材42を適宜選択することができる。
例えば、リング部材42を、指標突設部36の外周に、複数のリング部材42を上下方向に離間して設けたり、部分的な円弧状のリング形状のリング部材42を設けたりすることができる。
また、例えば、リング部材42を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、リング部材42に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、リング部材42自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、このように指標突設部36の外周に、リング部材42が装着されていれば、指標突設部36自体の強度、耐久性を向上することができる。
このように指標突設部の外周に、リング部材42が装着されていれば、遊嵌部材24の外側から、このリング部材42によって、指標突設部36が視認し易くなり、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、図6に示したように、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の
所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標突設部36とリング部材42の組み合わせ、または、リング部材42自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
(実施例4)
図7は、本発明のバンドの連結構造を腕時計バンドに適用した別の実施例の図1と同様な斜視図、図8は、図7のバンドの連結構造の部分拡大斜視図、図9は、図7のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図1〜図2に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10では、図3に示した実施例と同様に、位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された略ボタン形状の指標突設部36から構成されている。
また、この指標突設部36は、図7〜図9に示したように、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26と、遊嵌部材24の遊嵌部材本体24aに形成した貫通孔24bに装着した連結部36aを介して、一体的に形成されている。
このように指標突設部36が、遊嵌部材24の係合突起26と一体的に形成されていれば、指標突設部36が、遊嵌部材24の係合突起26の強度、耐久性を向上することができ、例えば、指標突設部36と遊嵌部材24の係合突起26とを剛性の高い金属から構成することによって、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の係止孔30に、挿入し易く、係止するのに手間がかからず、係合突起26が係止操作によって曲がらず、繰り返しの使用によっても破断せず、遊嵌部材24から脱落するおそれがなく、耐久性も向上する。
(実施例5)
図10は、本発明のバンドの連結構造の指標突設部36の別の実施例の断面図、図11は、図10の指標突設部36の斜視図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図7〜図9に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10の指標突設部36の上面には、図10、図11に示したように、環状の凹部44が形成されており、この凹部44に、この実施例では、樹脂からなる指標部材46が嵌合されている。
このように構成することによって、指標突設部36の凹部44に嵌合された指標部材46によって、遊嵌部材24の外側から、この指標部材46によって、指標突設部36が視認し易くなり、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンドの所定の位置の係止孔に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標突設部36と指標部材46の組み合わせ、または、指標部材46自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、指標突設部36の凹部44、指標部材46の形状、数、配置位置、色、材質
などは、特に限定されるものではなく、例えば、四角柱状、三角柱状、星型形状など様々な形状、数、配置位置、色、材質の指標部材46を適宜選択することができる。
例えば、指標突設部36の凹部44を、複数の指標突設部36の凹部44を離間して設けることができる。また、1つの凹部44に、複数の指標部材46を嵌合することもできる。
また、例えば、指標部材46を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイド、樹脂などを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、指標部材46に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、指標部材46自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、このように指標突設部36の凹部44に、指標部材46が嵌合されていれば、指標突設部36自体の強度、耐久性を向上することができる。
この場合、指標部材46を、有色な材料から構成することができ、このように指標部材46が、有色であれば、遊嵌部材24の外側から、この有色の指標部材46によって、指標突設部36が視認し易くなり、係合突起の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起の位置が確実に確認できる。
例えば、指標突設部36の色としては、遊嵌部材24、指標突設部36と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
(実施例6)
図12は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図7〜図9に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10は、図12に示したように、位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された指標凹部48から構成されている
このように位置合わせ部32が、遊嵌部材24の外周側の係合突起26に対応する位置に形成された指標凹部48から構成されていれば、この指標凹部48によって、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標凹部48を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、指標凹部48の形状、数、配置位置などは、特に限定されるものではなく、例えば、四角柱状、三角柱状、星型形状など様々な形状、数、配置位置の指標凹部48を適宜選択することができる。
この場合、図示しないが、指標凹部48に、指標部材が嵌合されていても良い。
このように構成することによって、指標凹部48に嵌合された指標部材によって、遊嵌部材24の外側から、この指標部材によって、指標凹部48が視認し易くなり、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周
側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この指標凹部48と指標部材の組み合わせ、または、指標部材自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、指標凹部48形状、数、配置位置などは、特に限定されるものではなく、例えば、四角柱状、三角柱状、星型形状など様々な形状、数、配置位置、色、材質の指標部材を適宜選択することができる。
例えば、指標凹部48を、複数の指標凹部48を離間して設けることができる。また、1つの指標凹部48に、複数の指標部材を嵌合することもできる。
また、例えば、指標部材を、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイド、樹脂などを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。さらに、例えば、指標部材に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、指標部材自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、このように指標凹部48に、指標部材が嵌合されていれば、遊嵌部材24自体の強度、耐久性を向上することができる。
(実施例7)
図13は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大斜視図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図7〜図9に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10は、図13に示したように、他方のバンド28に形成された係止孔30と、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26とが合致する位置となるように、他方のバンド28の上面に、遊嵌部材24を位置決めするバンド側位置合わせ部50が形成されている。
この場合、バンド側位置合わせ部50が、例えば、図13に示したように、他方のバンド28の幅方向に、延設され、他方のバンド28に形成された複数の係止孔30の間に位置するように形成された溝部から形成される位置合わせ凹部52から構成されている。
このようにバンド側位置合わせ部50が、位置合わせ凹部52から構成されていれば、この位置合わせ凹部52を、遊嵌部材24の端部24bに合わせることによって、遊嵌部材24の係合突起26の位置と、他方のバンド28に形成された係止孔30の位置を正確に合わすことができる。
これによって、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせ凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、位置合わせ凹部52の形状、数、配置位置などは、特に限定されるものではなく、この実施例のように、溝部形状の他、例えば、円形、四角形、三角形の凹部など、様々な形状、数、配置位置の指標凹部を適宜選択することができる。
この場合、図示しないが、バンド側位置合わせ部50を、位置合わせマークから構成することもできる。
このようにバンド側位置合わせ部50が、位置合わせマークから構成されていれば、この位置合わせマークによって、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置、ならびに、他方のバンド28に形成された係止孔30の位置が確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、このバンド側位置合わせ部50自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
この場合、位置合わせマークとしては、特に限定されるものではなく、例えば、印刷、スピンコート、塗装、ラミネート樹脂フィルムの貼着などによって形成することができる。
また、位置合わせマークの形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質の位置合わせマークを適宜選択することができる。
例えば、位置合わせマークの色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、図示しないが、バンド側位置合わせ部50を、例えば、他方のバンド28の長手方向に形成した突条などの位置合わせ突設部から構成することもできる。
このようにバンド側位置合わせ部50が、位置合わせ突設部から構成されていれば、この位置合わせ突設部によって、2つのバンドを相互に重ね合わせて連結する際に、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置、ならびに、他方のバンド28に形成された係止孔30の位置が確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、このバンド側位置合わせ部50自体を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
また、位置合わせ突設部の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置の位置合わせ突設部を適宜選択することができる。
例えば、位置合わせ突設部を、他方のバンド28の幅方向に突設する凸条、一体間隔離間した突部など、様々な形状、数、配置位置の位置合わせ突設部とすることができる。
また、例えば、位置合わせ突設部を、他方のバンド28と同じ材料で、一体的に形成する他、別部材からなる他、位置合わせ突設部として、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドを採用することができ、高級感や耐久性などを向上することができる。
さらに、例えば、位置合わせ突設部に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、または、位置合わせ突設部自体をこれらの宝飾から構成しても良く、さらに高級感、装飾性に優れたバンドの連結構造を提供することができる。
さらに、例えば、位置合わせ突設部の色としては、遊嵌部材24と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、この場合、バンド側位置合わせ部と位置合わせするための補助位置決め部が、遊
嵌部材に形成されており、この実施例の場合には、補助位置決め部54が、遊嵌部材に形成された、遊嵌部材24の端部24bから構成されている。
このように構成することによって、遊嵌部材24の位置を、遊嵌部材24の端部24bとバンド側位置合わせ部50に合わせることによって、位置決めできるため、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔30に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせ凹部を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
しかも、この場合、補助位置決め部54が、遊嵌部材24の端部24bを利用するだけで良いので、別途補助位置決め部を作製する必要がないので、製造コストを低減することができる。
(実施例8)
図14は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大斜視図である。
この実施例のバンドの連結構造10は、図7〜図9に示した実施例と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のバンドの連結構造10は、図14に示したように、バンド側位置合わせ部50を、他方のバンド28の側面に、他方のバンド28に形成された係止孔30の位置に対応するように形成された、位置合わせマーク56から構成している。
この場合、位置合わせマーク56としては、特に限定されるものではなく、例えば、印刷、スピンコート、塗装、ラミネート樹脂フィルムの貼着などによって形成することができる。
また、位置合わせマーク56の形状、数、配置位置、色、材質などは、特に限定されるものではなく、様々な形状、数、配置位置、色、材質の位置合わせマークを適宜選択することができる。
例えば、位置合わせマーク56の色としては、遊嵌部材と同色色調のもの、異色色調のものを適宜選択することができる。
また、補助位置決め部60を、遊嵌部材24に形成された位置決め窓部58から構成している。
この実施例では、位置合わせマーク56は、他方のバンド28に形成された複数の係止孔30にそれぞれ対応する位置に、略三角形の位置合わせマーク56を形成しており、これにより、位置決め窓部58に、所望の他方のバンド28に形成された係止孔30に対応する位置合わせマーク56を合わせることができる。
これにより、遊嵌部材24の係合突起26の位置と、他方のバンド28に形成された係止孔30の位置を正確に合わすことができる。
このように構成することによって、遊嵌部材24の位置を、遊嵌部材24に形成された位置決め窓部58を介して、バンド側位置合わせ部50である位置合わせマーク56に合わせることによって、位置決めできるため、係合突起26の位置を視認でき、確認できるので、遊嵌部材24の外側から、遊嵌部材24の内周側に形成された係合突起26の位置が確実に確認できる。
このため、遊嵌部材24の係合突起26を、他方のバンド28の所定の位置の係止孔3
0に挿入し易く、係止するのに手間がかからず、確実に係止でき、しかも、この位置合わせマーク56、位置決め窓部58を、デザイン的に優れたデザインとすることによって、装飾性に優れ、美観が向上したバンドの連結構造を提供することができる。
しかも、この場合、補助位置決め部60が、遊嵌部材24に位置決め窓部58を形成するだけで良いので、別途補助位置決め部を作製する必要がないので、製造コストを低減することができる。
この場合、窓部の形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、四角柱状、三角柱状、星型形状などを採用することができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、腕時計のベルトに適用したバンドの連結構造について説明したが、ズボンのベルト、カバンのベルトなど、2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結される部位についても適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明のバンドの連結構造を腕時計バンドに適用した実施例を示す斜視図である。 図2は、図1のバンドの連結構造の部分拡大斜視図である。 図3は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例の図2と同様な部分拡大斜視図である。 図4は、図3のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。 図5は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例の図2と同様な部分拡大斜視図である。 図6は、図5のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。 図7は、本発明のバンドの連結構造を腕時計バンドに適用した別の実施例の図1と同様な斜視図である。 図8は、図7のバンドの連結構造の部分拡大斜視図である。 図9は、図7のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大断面図である。 図10は、本発明のバンドの連結構造の指標突設部36の別の実施例の断面図である。 図11は、図10の指標突設部36の斜視図である。 図12は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡1大断面図である。 図13は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大斜視図である。 図14は、本発明のバンドの連結構造の別の実施例のバンドの連結構造の連結状態を示す部分拡大斜視図である。 図15は、従来のバンドの連結構造の斜視図である。 図16は、従来のバンドの連結構造の部分拡大断面図である。 図17は、従来のバンドの連結構造の連結状態を示す断面視図である。
符号の説明
10 バンドの連結構造
12a 端部
12b 端部
12 腕時計本体
14 連結ピン
16 一方のバンド
18 尾錠
20 枠部材
20a 開口部
22 ツク棒
24 遊嵌部材
24a 遊嵌部材本体
24b 端部
26 係合突起
28 他方のバンド
28a 先端部
30 係止孔
32 位置合わせ部
34 指標マーク
36 指標突設部
38 基端部
40 溝部
42 リング部材
44 凹部
46 指標部材
48 指標凹部
50 部
52 凹部
54 位置合わせ部
56 位置合わせマーク
58 位置決め窓部
60 補助位置決め部
100 バンドの連結構造
102 腕時計本体
102a 端部
102b 端部
104 連結ピン
106 バンド
108 尾錠
110 枠部材
110a 開口部
112 ツク棒
114 遊嵌部材
116 係合突起
118 バンド
118a 先端部
120 係止孔

Claims (8)

  1. 2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結される部位において、一方のバンドに遊嵌状態で装着される環状の遊嵌部材を備え、
    前記他方のバンドの先端部を遊嵌部材に挿入して、遊嵌部材の内周側に突設するように形成された係合突起と、他方のバンドに形成された係止孔とを係合することによって、2つのバンドを相互に重ね合わせて着脱自在に連結するように構成したバンドの連結構造であって、
    前記遊嵌部材の外周側において、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起に対応する位置に、係合突起の位置を視認できるようにした位置合わせ部を形成したことを特徴とするバンドの連結構造。
  2. 前記位置合わせ部が、遊嵌部材の外周側の係合突起に対応する位置に形成された指標マーク、指標突設部、または、指標凹部から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンドの連結構造。
  3. 前記指標突設部が、遊嵌部材の係合突起と一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のバンドの連結構造。
  4. 前記指標突設部に、凹部が形成されており、この凹部に指標部材が嵌合されていることを特徴とする請求項2から3のいずれかに記載のバンドの連結構造。
  5. 前記指標凹部に、指標部材が嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載のバンドの連結構造。
  6. 前記他方のバンドに形成された係止孔と、遊嵌部材の内周側に形成された係合突起とが合致する位置となるように、他方のバンドに、遊嵌部材を位置決めするバンド側位置合わせ部を形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のバンドの連結構造。
  7. 前記バンド側位置合わせ部が、位置合わせマーク、位置合わせ突設部、または、位置合わせ凹部から構成されていることを特徴とする請求項6に記載のバンドの連結構造。
  8. 前記バンド側位置合わせ部と位置合わせするための補助位置決め部が、遊嵌部材に形成されていることを特徴とする請求項6から7のいずれかに記載のバンドの連結構造。
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