JP3203156U - 腕時計バンドの連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】バネ棒・ピン等の取り外し、取り付けをすることなしに、腕時計本体に対して腕時計バンドをワンタッチで、取り付け、取り外しすることが可能であり、更に、他の腕時計バンドに容易に交換することが可能な腕時計バンドの連結具を提供する。【解決手段】腕時計本体50と腕時計バンド70の間に配されて、腕時計バンド70の交換を可能とする腕時計バンドの連結具1であって、連結具は、腕時計バンド70に一端側が連結され、他端側が腕時計本体50の一端側に配された連結柱60を収納可能な溝部と、付勢されて溝部の少なくとも一部を閉塞して連結柱60を溝部内に回動自在に収納可能なスライドカバー部20とからなる。【選択図】図1

Description

本考案は、腕時計本体に腕時計バンドを連結する腕時計バンドの連結具に関し、特に、腕時計本体に対してバネ棒・ピン等の取り外し、取り付けをすることなくワンタッチで、腕時計バンドを取り付け、取り外しすることが可能であり、更に、他の腕時計バンドに容易に交換することが可能な腕時計バンドの連結具に関する。
従来、腕時計においては、腕時計ケースに設けられたバンド取付部に時計バンドを取り付ける際に、時計バンドの先端部に位置するバネ棒の両端を露出させて、バンド取付部の両端に設けられた挿入孔にバネ棒の両端を挿入して、バネ棒のバネ力により、腕時計に時計バンドを装着するバンド取付構造が知られている。
また、腕時計では、腕時計本体の時計バンドを異なる種類の時計バンドに交換することも行われる。例えば、メタルバンド仕様のバンド取付部を有する腕時計に皮バンドを取り付ける場合には、皮バンドのバネ棒取付部に設けたバネ棒の両端部のピボットを、バンド取付部のピボット孔に挿入することにより行われる。
この場合、メタルバンド仕様のバンド取付部に皮バンドを取り付けるにあたって、バンド取付部とバネ棒取付部との間に目障りな隙間が発生して美観を損ねることがある。
このため、特許文献1には、メタルバンド仕様のバンド取付部の皮バンドを取り付けるにあたって、バンド取付部とバネ棒取付部との間に、目障りな隙間が発生することはなく、美観を損ねない時計バンドの取付構造が開示されている。
即ち、特許文献1によれば、時計ケースに設けられて対向する面部にピボット孔を有するメタルバンド仕様のバンド取付部と、バンド取付部に取り付けられて基端部側に両端が解放した袋状のバネ棒取付部を有する皮バンドと、バネ棒取付部をバンド取付部に取り付けるバネ棒と、バネ棒取付部に挿入されてこのバネ棒取付部を拡張すると共に、バネ棒を、このバネ棒の両端のピボットをバンド取付部のピボット孔に一致させて保持するピースとを備えるようにする。
特開平09−51808号公報
しかしながら、これまでの腕時計バンドの交換は、専用工具等を用いてバネ棒・ピン等の取り外し、取り付けが必要であり、腕時計の所有者の作業負担が大きく、時計店に頼むこと等も多々行われている。
また、特許文献1に開示された時計バンドの取付構造では、メタルバンド仕様のバンド取付部に皮バンドを取り付けるには、結局のところバネ棒を使用するため、腕時計バンドを容易に交換することができない恐れがある。
また、腕時計バンドは塩分を含む汗によるバネ棒のさび、ホコリ、紫外線などにより、更に、着けたり外したりしているうち摩耗し経年劣化してくる。また、金属部分が錆びて切れてしまつたり、革バンドの子穴がボロボロになって見栄えが悪くなることがある。
このため、機能性、ファッション性、腕時計そのものの価値の軽減となり、時計を使用する気にならないこともある。また、修理に持って行くのも億劫であり、面倒でもある。
そこで本考案は、バネ棒・ピン等の取り外し、取り付けをすることなしに、腕時計本体に対して腕時計バンドをワンタッチで、取り付け、取り外しすることが可能であり、更に、他の腕時計バンドに容易に交換することが可能な腕時計バンドの連結具を提供することを目的とする。
上記目標達成のため、本考案における腕時計バンドの連結具は、腕時計本体と腕時計バンドの間に配されて、腕時計本体又は腕時計バンドの交換を可能とする腕時計バンドの連結具であって、当該連結具は、前記腕時計本体又は前記腕時計バンドに一端側が連結され、他端側が前記腕時計バンド又は前記腕時計本体の一端側に配された連結柱を収納可能な溝部と、付勢されて当該溝部の少なくとも一部を閉塞して前記連結柱を前記溝部内に回動自在に収納可能なスライドカバー部とからなることを特徴とする。
また、本考案の前記連結具は、前記腕時計バンドに一端側が連結され、他端側が前記腕時計本体の一端側に配された連結柱を前記溝部に収納することにより、前記腕時計本体と連結されることを特徴とする。
また、本考案の前記連結具は、前記腕時計本体に一端側が連結され、他端側が前記腕時計バンドの一端側に配された連結柱を前記溝部に収納することにより、前記腕時計バンドと連結されることを特徴とする。
また、本考案の前記スライドカバー部は、腕時計の装着状態においては、前記腕時計バンド又は前記腕時計本体の一部が干渉してスライドできないことを特徴とする。
また、本考案における腕時計バンドの連結具は、前記腕時計本体のバンド取付部側に位置する一方の端部手前に前記連結柱を収納する直線状の前記溝部と、他方の端部の両端に前記腕時計バンドを取り付けるための対向する突起部と、前記他方の端部から前記一方の端部に向かって表面が開口し、表面から内部に凸形状を成すスライド空間部とを有する連結具本体と、一方の面に側面視においてスライド空間部に嵌合するT形状を成す嵌合部を有する前記スライドカバー部と、前記スライド空間部内に位置し、一端をスライドカバー部の嵌合部に接するバネ部と、当該バネ部の他端に接し、前記スライド空間部内に固定された係止片と、を有することを特徴とする。
また、本考案における腕時計バンドの連結具は、前記腕時計本体のバンド取付部側に位置する一方の端部手前に取付棒を挿通するための貫通孔と、他方の端部の両端に前記腕時計バンドを取り付けるための対向する突起部に設けられた前記連結柱を収納する直線状の前記溝部と、前記他方の端部から前記一方の端部に向かって表面が開口し、表面から内部に凸形状を成すスライド空間部とを有する連結具本体と、一方の面に側面視においてスライド空間部に嵌合するT形状を成す嵌合部を有する前記スライドカバー部と、前記スライド空間部内に位置し、一端を前記スライド空間部の端面に接し、他端をスライドカバー部の嵌合部の一端に接するバネ部と、前記スライドカバー部の嵌合部の他端に接し、前記スライド空間部内に固定された係止片と、を有することを特徴とする。
また、本考案の前記スライドカバー部は、バネ部により外力が作用していないときには、前記連結柱を覆うように位置していることを特徴とする。
また、本考案の前記スライドカバー部は、連結具本体の上面に配され、腕時計本体の正面側に位置することを特徴とする。
また、本考案の前記スライドカバー部は、連結具本体の下面に配され、腕時計本体の背面側に位置することを特徴とする。
また、本考案における腕時計バンドの連結具は、前記連結具本体に腕時計バンドを装着した状態で、前記連結具本体と腕時計バンドとのなす角度により腕時計バンドがストッパーとして機能して、前記スライドカバー部がスライドできないようにしたことを特徴とする。
また、本考案の前記連結具本体及び前記スライドカバー部は、側面視において、腕に装着時に腕側に湾曲していることを特徴とする。
本考案によれば、腕時計バンドの交換に際して、バネ棒・ピン等の取り外し、取り付けが不要であり、腕時計バンドの連結具に設けたスライドカバー部によって腕時計本体に対して腕時計バンドをワンタッチで、取り付け、取り外しすることが可能であり、更に、他の腕時計バンドに容易に交換することが可能なため、腕時計バンドを自分で簡単に取り替えることができ、腕時計バンドの種類、腕時計バンドの選択肢を増やすことができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、着せ替えバンドとして季節、オンタイム、オフタイム、レジャー等によりファッション感覚で自由に交換でき、さまざまな使用形態が可能となる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、時計バンドの着け外しが自分で簡単にできるため、一つの腕時計本体で何通りもの組合せができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、金属バンド、革バンド、ゴムバンド、ウレタンバンド、布バンド、木製バンド等のあらゆる素材のバンドに対応可能である。
通常、腕時計本体は半永久的に使用できるが、時計バンドは摩耗、劣化する消耗品であるため、時計バンドの交換が必要となるが、億劫になり腕時計を使用しなくなってしまう。しかしながら、本考案による腕時計バンドの連結具を使用することにより、時計バンドを容易に交換できるため、腕時計本体を長期間使用することができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、腕時計バンドを装着した状態で、腕時計バンドがストッパーとして機能して、スライドカバー部がスライドできないため、誤操作を防止することができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、腕時計バンド毎に連結具を取り付けて腕時計本体に装着する、又は腕時計本体毎に連結具を取り付けて腕時計バンドを装着することが可能なため、使用状況に応じた連結具を選択することができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、その表面に塗装等の装飾が可能なため、多様な時計バンドに対応することができる。
本考案の腕時計バンドの連結具を腕時計本体と腕時計バンドの間に配した第1の実施形態を示す下面図である。 第1の実施形態における腕時計バンドの連結具の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態における腕時計バンドの連結具の連結具本体を示す斜視図である。 第1の実施形態における腕時計バンドの連結具の各部を示す図であり、(a)は、連結具のスライドカバー部を示す斜視図、(b)は、連結具のバネ部を示す斜視図、(c)は、連結具の係止片を示す斜視図である。 第1の実施形態における腕時計バンドの連結具におけるスライドカバー部、バネ部、係止片の組み込んだ状態を示す斜視図ある。 第1の実施形態のおける腕時計バンドの連結具を腕時計本体に装着する状態を示す下面図である。 第1の実施形態におけるスライドカバー部を腕時計本体の正面側に設けた腕時計バンドの連結具を示す斜視図である。 腕時計バンドに金属バンドを装着した連結具のストッパー機能を説明する図であり、(a)は、連結具に金属バンドを装着する前の斜視図、(b)は、金属バンドを装着した連結具を腕に着けた状態の側面図、(c)は、金属バンドを連結具から取り外す場合の状態を示す側面図である。 第2の実施形態における腕時計バンドの連結具の連結具本体を示す斜視図である。 第2の実施形態における腕時計バンドの連結具のスライドカバー部を示す斜視図である。 第2の実施形態における腕時計バンドの連結具におけるスライドカバー部、バネ部、係止片の組み込んだ状態を示す斜視図ある。 第2の実施形態のおける腕時計バンドの連結具を腕時計バンドに装着する状態を示す図であり、(a)は、時計バンドの連結具を腕時計バンドに装着した状態を示す下面図であり、(b)は、時計バンドの連結具を腕時計バンドに装着する状態を示す側面図である。 第2の実施形態におけるスライドカバー部を腕時計本体の正面側に設けた腕時計バンドの連結具を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案による腕時計バンドの連結具を実施するための形態について説明する。尚、本考案は、腕時計本体と腕時計バンドの間に連結具を配して、バネ棒・ピン等の取り外し、取り付けを不要として、腕時計本体に対して腕時計バンドをワンタッチで、取り付け、取り外しすることが可能であり、更に、他の腕時計バンドに容易に交換することが可能となるようにしたものである。
[第1の実施形態]
図1は、本考案の腕時計バンドの連結具を腕時計本体と腕時計バンドの間に配した第1の実施形態を示す下面図である。尚、図1では、腕時計バンドの連結具を腕時計本体の片側のみに取り付けた状態を示す図であり、腕時計バンドの連結具は、腕時計本体の両側に配するようにする。
図1は、腕時計本体を背面から見た図であり、図1に示すように、腕時計バンドの連結具1は、腕時計本体50と腕時計バンド70の間に配されており、腕時計本体50と腕時計バンド70とを連結するものである。連結具1は、腕時計バンド70に一端側が連結され、他端側が腕時計本体50の一端側に配された連結柱60を溝部3(図3に示す)に収納することにより、腕時計本体50と連結されている。
腕時計本体50は、そのケースに腕時計バンド70を取り付けるバンド取付部52を有しており、バンド取付部52には、連結柱60としてのバネ棒・ピン等が設けられている。図1に示すように、連結柱60は、溝部3に収納された部分がスライドカバー部20に覆われている。尚、連結柱は、バネ棒・ピン・棒等であるが、これらは一例であり、これらに限定されるものではない。
また、腕時計バンド70の端部には、連結具1と連結するための取付棒75を有する取付先端部72が取り付けられており、連結具1に設けられた突起部7のピン挿入孔10(図3に示す)に取付棒75としてのバネ棒を挿入して腕時計バンド70を連結具1に連結する。尚、取付棒は、バネ棒・ピン・棒等であるが、これらは一例であり、これらに限定されるものではない。
図2は、第1の実施形態における腕時計バンドの連結具の構成を示す斜視図である。図2に示すように、腕時計本体50と腕時計バンド70の間に配される腕時計バンドの連結具1は、連結具本体2、スライドカバー部20、バネ部30(図5に示す)及び係止片35とを有している。連結具本体2の裏面には、スライドカバー部20が取り付けられており、連結具本体2及びスライドカバー部20は、側面視において、腕に装着時に腕側に沿って湾曲している。
以下に、腕時計バンドの連結具を構成する部品については図3、図4を用いて説明する。図3は、第1の実施形態における腕時計バンドの連結具本体を示す斜視図、図4は、第1の実施形態における腕時計バンドの連結具の各部を示す図であり、(a)は、連結具のスライドカバー部を示す斜視図、(b)は、連結具のバネ部を示す斜視図、(c)は、連結具の係止片を示す斜視図である。
図3に示すように、連結具本体2は、一方の端部手前に直線状の溝部3と、他方の端部の両端に腕時計バンド70を取り付けるための対向する突起部7と、他方の端部から一方の端部に向かって表面が開口し、表面から内部に凸形状を成すスライド空間部15を有している。
連結具本体2に設けられた断面がU字形状を成す溝部3は、連結具本体2の両側面を貫通し、腕時計本体50のケースに設けられたバンド取付部52に取り付けられた連結柱60としてのバネ棒・ピン等に平行となるように設けられている。溝部3は連結柱60としてのバネ棒に装着して、腕時計本体50に連結具1を連結するためのものである。尚、溝部3の断面の形状は、U字形状に限らず、他の形状であってもよい。
また、連結具本体2における他方の端部の両端には、腕時計バンド70を取り付けるための対向する突起部7が設けられている。各突起部7には、溝部3と平行をなすピン挿入孔10が設けられている。腕時計バンド70の端部に固定可能な棒等を突起部7のピン挿入孔10に挿通して、腕時計バンド70を連結具1に取り付けるようにする。尚、連結具1に腕時計バンド70を取り付けるためのピン挿入孔10に代えて、ピボット孔を設けて、バネ棒によって腕時計バンド70を取り付けるようにしてもよい。
連結具本体2の一方の面に設けられたスライド空間部15は、他方の端部から一方の端部の溝部3に向かって表面が開口し、表面からの内部空間が凸形状に形成されている。
また、連結具本体2は、スライド空間部15の先端と、両突起部7の内部壁面8とに囲まれた空間を成す開口部17を有している。
図3に示すように、連結具本体2は、一方の端部から他方の端部に渡って両表面が弓形を成し、腕時計を腕に装着した状態で、腕に沿って湾曲している。
また、スライド空間部15の突起部7側の両側面には、貫通孔16が設けられており、この貫通孔16に棒を挿入して、後述する係止片35(図2、図5に示す)を固定する。
次に、連結具を構成する各部について図4を用いて説明する。最初に、スライドカバー部について図4(a)を用いて説明する。図4(a)に示すように、スライドカバー部20は、上面視において略矩形であり、表面が弓状に湾曲している。
また、側面視において、スライドカバー部20の一方の面に連結具本体2のスライド空間部15に嵌合するT形状を成す突起した嵌合部21を有している。
スライドカバー部20におけるT形状を成す嵌合部21は、連結具本体2と組み合わされて、連結具本体2に設けられたスライド空間部15に嵌合する。
スライドカバー部20の嵌合部21は、スライド空間部15を溝部3に対して垂直方向にスライドする。T形状を成す嵌合部21は、スライドカバー部20が連結具本体2の溝部3側にスライドした場合に、スライドカバー部20の一方の端部と、連結具本体2の溝部3側の端部とが一致する位置に設けられている。
スライドカバー部20が連結具本体2の溝部3側の端部にスライドした場合には、連結具本体2の溝部3の全体を覆うようになる。一方、スライドカバー部20が連結具本体2の突起部7の端部側にスライドした場合には、連結具本体2の溝部3の全体が露出するようになる。
スライドカバー部20は、連結具本体2と同様に、一方の端部から他方の端部に渡って両表面が湾曲している。これにより、スライドカバー部20と連結具本体2とが一体化された形状を成す。
また、図4(b)に示すように、連結具のバネ部30は、略角筒又は略長円筒の形状を成す圧縮バネ31を有し、圧縮バネ31の両端部は、バネ部30の長手方向に対して垂直を成すように形成されている。バネ部30は、連結具本体2のスライド空間部15内に配設される。
また、図4(c)に示すように、連結具の係止片35は、四角柱の形状を成し、連結具本体2のスライド空間部15内の端部に固定される。係止片35におけるスライド空間部15内の側面に接する面には、貫通孔36が設けられている。
次に、腕時計バンドの連結具におけるスライドカバー部、バネ部、係止片の連結具本体への組み込み状態を図5を用いて説明する。図5は、第1の実施形態における腕時計バンドの連結具におけるスライドカバー部、バネ部、係止片の組み込んだ状態を示す斜視図ある。
図5に示すように、腕時計バンドの連結具1におけるバネ部30は、連結具本体2のスライド空間部15内に配設されている。連結具本体2のスライド空間部15内に配設された圧縮バネ31の一方の端は、スライドカバー部20の嵌合部21の一端と接し、スライド空間部15内の圧縮バネ31の他端は、係止片35の一端と接している。
また、図5に示すように、係止片35は、スライド空間部15内の端部で固定されており、係止片35の一方の面は開口部17側に位置し、係止片35の他方の面はバネ部30の他端に接している。係止片35のスライド空間部15内での固定は、連結具本体2に設けられた貫通孔16に挿入された棒が、係止片35の貫通孔36(図4(c)に示す)を挿通することによって行われている。
このように、バネ部30は、スライドカバー部20の嵌合部21と係止片35との間に挟まれている。スライドカバー部20が、定位置、即ち、スライドカバー部20にスライドするための外力が掛かっていない場合には、圧縮バネ31は、バネ力でスライドカバー部20の嵌合部21をスライド空間部15の溝部3側に押圧する。
一方、スライドカバー部20にスライドするための力が掛かっている場合には、圧縮バネ31は、圧縮されて、縮むように変形する。これにより、スライドカバー部20が突起部7側にスライドすることにより、溝部3が露出する。このため、腕時計本体50の連結柱60(バネ棒)への連結具1の取り付け、連結具1の連結柱60からの取り外しが容易に行うことができる。
また、スライドカバー部20に突起部7側にスライドするための力が無くなると、スライドカバー部20は、定位置に移動する。
このように、バネ部30は、スライドカバー部20に作用して、腕時計本体50のバンド取付部52に連結具1を連結後に、連結状態を保持し、また、腕時計本体50から連結具1を取り外すときに外力で圧縮されて腕時計本体50から連結具1を取り外す状態にし、外力がなくなると元に戻るように機能する。
次に、図5に示す連結具の組み立てについて述べる。連結具1は、連結具本体2と、スライドカバー部20、バネ部30及び係止片35により以下の順番で組み立てられる。尚、係止片35を固定するための棒を準備しておく。
最初に、連結具本体2にスライドカバー部20を取り付ける。スライドカバー部20の取付は、連結具本体2のスライド空間部15先端に位置する開口部17からスライドカバー部20の嵌合部21を挿通する。次に、バネ部30をスライド空間部15の先端から挿入する。バネ部30を挿入後に係止片35を挿入する。
係止片35は、連結具本体2に設けられた貫通孔16に挿入された棒により、係止片35の貫通孔36を貫通して、連結具本体2に固定される。スライド空間部15にバネ部30が設けられていることにより、スライドカバー部20はバネ力により溝部3側に、押しつけられる。
また、時計バンドの連結具への組み込みは、腕時計バンド70の端部に固定可能に設けられた棒等を突起部7のピン挿入孔10に挿通されて、腕時計バンド70を連結具1に取り付けるようにする。また、バネ棒によって腕時計バンド70を取り付けるようにしてもよい。
図6は、腕時計バンドを連結した連結具を腕時計本体に装着する状態を示す下面図である。図6に示すように、腕時計バンド70を連結した連結具1を腕時計本体50に取り付ける場合には、腕時計本体50のケースに設けられたバンド取付部52の連結柱60としてのバネ棒60に、連結具1のスライドカバー部20を溝部3が露出するように矢印で示す方向にスライドさせる。
その後、溝部3を連結柱60としてのバネ棒やピン等にはめこんで、溝部3をバネ棒60に装着後に、スライドカバー部20を通常の位置に戻すようにする。このとき、溝部3の上部は、スライドカバー部20で覆われて、バネ棒60から分離することはない。
一方、連結具1を腕時計本体50から外す場合には、連結具1のスライドカバー部20を溝部3が露出するようにスライドさせて、連結具1を腕時計本体50から取り外す。これにより、腕時計本体50と連結具1との脱着を容易に行うことができる。
また、図1に示すように、スライドカバー部20を連結具本体2の下面に設けた場合には、腕時計を腕に装着した際に、スライドカバー部20が腕(手首)の表面に接触することにより、スライドカバー部20が腕により覆われ、誤ってスライドカバー部20がスライドしてしまうことがない。
このため、スライドカバー部20を連結具本体2の下面に設けることにより、本考案による腕時計バンドの連結具は、腕に装着したときにスライドカバー部20のストッパーとしての機能を有することができる。
以上の説明では、スライドカバー部20を連結具本体2の下面に設けた場合の実施形態を説明したが、スライドカバー部20を連結具本体2の上面に設けることも可能である。
次に、スライドカバー部を連結具本体の上面に設けた場合の連結具の実施形態について図7を用いて説明する。図7は、第1の実施形態におけるスライドカバー部を腕時計本体の正面側に設けた腕時計バンドの連結具を示す斜視図である。
図7に示すように、連結具1は、スライドカバー部20を腕時計本体50の正面側に位置するように設けられている。腕時計本体50への腕時計バンド70の脱着は、連結具本体2の上面に設けたスライドカバー部20を矢印で示す時計バンド側にスライドするようにする。これにより、溝部3が露出して、腕時計本体50に設けられている連結柱の溝部3からの取り出し、溝部3への連結柱の取り付けを容易に行うことができる。
また、図7に示すスライドカバー部20は、腕時計本体2の正面側に設けられているため、腕に装着した場合にライドカバー部20がスライドしないようにストッパー機能を有している。
以下に、スライドカバー部を腕時計本体の正面側に設けた場合におけるスライドカバー部のストッパー機能について図8を用いて説明する。図8は、腕時計バンドに金属バンドを装着した連結具のストッパー機能を説明する図であり、(a)は、連結具に金属バンドを装着する前の斜視図、(b)は、金属バンドを装着した連結具を腕に着けた状態の側面図、(c)は、金属バンドを連結具から取り外す場合の状態を示す側面図である。
図8(a)に示すように、腕時計バンドに金属バンド80を使用する際には、金属バンドの取付部81は、連結具1の他端側に設けられたピン挿入孔10に取付棒75としてのバネ棒・ピン等で装着される。このとき、金属バンド80と連結具1とを平面上に置いた場合に、スライドカバー部20の表面の端部の高さAと金属バンド80の本体片の表面の高さCとがほぼ同一となるようになっている。
また、連結具本体2の突起部7における端面の表面までの高さBと金属バンドの取付部81における端部の表面までの高さDとが、ほぼ同一となるようになっている。図8(b)に示すように、金属バンド80を装着した連結具1を腕に着けた状態では、図8(a)に示す高さA、Cが同一であるため、スライドカバー部20はスライドできない。
即ち、連結具本体2の位置を基準として、金属バンド80の位置、即ち、金属バンド80の成す角度(図8(c)に示すT)以下のときに金属バンド80がストッパーとして機能して、スライドカバー部20がスライドできないようになっている。
一方、図8(c)に示すように、例えば、金属バンド80を腕から外した状態で、金属バンド80の成す角度がTを超える場合には、図8(a)に示す金属バンドの本体片の表面の高さCが、連結具本体2の突起部7の端面の表面までの高さB未満となり、スライドカバー部20が金属バンド80側にスライドできるため、スライドカバー部20を矢印で示す方向にスライドさせることにより、腕時計本体と連結具1との脱着が行える。
尚、図8に示す腕時計バンドに金属バンドを装着した連結具のストッパー機能は、図1乃至図6に示す第1の実施形態におけるスライドカバー部を腕時計本体の背面側に設けた腕時計バンドの連結具においても、適用可能である。
以上述べた腕時計バンドの連結具は、腕時計バンドを取り付けるバンド取付部を有する腕時計本体に脱着自在に結合、分離するようにして、連結具の一方の端部に回転可能に装着された腕時計バンドを容易に交換できるようにしたものである。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、その表面に塗装等の装飾が可能なため、多様な時計バンドに対応することができる。例えば、腕時計本体の正面側に位置する連結具の連結具本体又はスライドカバー部の表面に塗装等の装飾を行うことにより、腕時計本体や時計バンドと調和させることが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、腕時計本体のケースに連結具を前もって装着して、腕時計バンド側を脱着自在に結合、分離することが可能な第2の実施形態としての腕時計バンドの連結具について説明する。尚、第1の実施形態と同一の機能を有するものは同一の名称、符号を付して説明する。第2の実施形態における連結具は、第1の実施形態の連結具とは、連結具本体が異なる。
図9は、第2の実施形態における腕時計バンドの連結具の連結具本体を示す斜視図である。図9に示すように、連結具本体12は、一方の端部から他方の端部に渡って両表面が弓形を成し、腕時計本体側に位置する一方の端部と、他方の端部手前に位置する対向する突起部7と、他方の端部から一方の端部に向かって表面が開口し、表面から内部に凸形状を成すスライド空間部15を有している。
連結具本体12の一方の端部付近には、腕時計本体50の両端に設けられた時計バンド取付部52の取付棒63(図12(a)に示す)としてのねじ棒が挿通される貫通孔であるピン挿入口18が設けられている。
また、連結具本体12における他方の端部の両端には、腕時計バンド70を取り付けるための対向する突起部7が設けられている。各突起部7には、溝部3が設けられており、各溝部3は、腕時計バンド70の連結柱73(図12(a)、(b)に示す)を収納できるように連結具本体12の側面付近まで形成されている。溝部3は連結柱73としてのバネ棒・ピン等を収納して、腕時計バンド70に連結具11(図11、図12に示す)を連結するためのものである。尚、連結柱73は、バネ棒・ピン・棒等であり、これらに限定するものではない。
連結具本体12の一方の面に設けられたスライド空間部15は、他方の端部から一方の端部(ピン挿入口18側)に向かって表面が開口し、表面から内部空間が凸形状に形成されている。また、連結具本体12は、スライド空間部15の先端と両突起部7の内部壁面8とに囲まれた空間を成す開口部17を有している。
また、スライド空間部15の両側面には、貫通孔16が設けており、この貫通孔16に棒を挿入して、係止片35(図11に示す)を固定する。
図10に示すように、連結具本体12と嵌合するスライドカバー部25は、一方の面に側面視においてスライド空間部15に嵌合するT形状を成す嵌合部21を有し、一方の端部は、連結具本体12の突起部7の表面と同様の形状を成し、突起部7に囲まれた開口部17を露出するようにする。
尚、スライドカバー部25は、図4に示すスライドカバー部20と同様の形状であってもよい。即ち、連結具本体12の突起部7に囲まれた開口部17を覆うようにしてもよい。
スライドカバー部25のT形状を成す嵌合部21は、連結具本体12と組み合わされて、連結具本体12に設けられたスライド空間部15に嵌合する。スライドカバー部25の嵌合部21は、スライド空間部15を連結具本体12のピン挿入口18に対して垂直方向にスライドする。
T形状を成す嵌合部21は、スライドカバー部25が連結具本体12の溝部3側にスライドした場合に、スライドカバー部25の腕時計バンド側の端部と、連結具本体12の突起部7の端部とが一致する位置に設けられている。これにより、スライドカバー部25が、溝部3側にスライドした場合には、連結具本体12の突起部7に設けられた溝部3の全体を覆うことができる。
また、スライドカバー部25が連結具本体12のピン挿入口18側にスライドした場合には、連結具本体12の突起部7に設けられている溝部3が露出するようになる。
スライドカバー部25は、連結具本体12と同様に、一方の端部から他方の端部に渡って腕に沿うように両表面が湾曲している。
次に、腕時計バンドの連結具におけるスライドカバー部、バネ部、係止片の連結具本体への組み込み状態を図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態における腕時計バンドの連結具におけるスライドカバー部、バネ部、係止片の組み込んだ状態を示す斜視図ある。
図11に示すように、腕時計バンドの連結具11におけるバネ部30は、略角筒又は略長円筒の形状を成す圧縮バネ31を有し、連結具本体12のスライド空間部15内に配設されている。
連結具本体12のスライド空間部15内に配設された圧縮バネ31の一方の端は、スライドカバー部25の嵌合部21の一端と接し、圧縮バネ31の他端は、連結具本体12のスライド空間部15の壁面と接している。
また、図11に示すように、係止片35は、四角柱の形状を成し、スライドカバー部25の一端に接し、スライド空間部15内の端部で固定されている。係止片35のスライド空間部15内の側面に接する面には、貫通孔36が設けられている。
係止片35の貫通孔36には、連結具本体12に設けられた貫通孔16に挿入された棒が貫通し、係止片35は、スライド空間部15内の端部に固定される。
以上述べたように、バネ部30は、スライドカバー部25の嵌合部21とスライド空間部15の壁面との間に挟まれている。スライドカバー部25が、定位置、即ち、スライドカバー部25にスライドするための力が掛かっていない場合には、圧縮バネ31は、嵌合部21の他端が溝部3側に位置する係止片35の面に押し当てるように、押圧する。
一方、スライドカバー部25にスライドするための力が掛かっている場合には、圧縮バネ31は、圧縮されて、縮むように変形する。また、スライドカバー部25にスライドするための力が無くなると、スライドカバー部25は、定位置に移動する。
このように、腕時計バンドの連結具11におけるバネ部30は、スライドカバー部25に作用して、時計バンド側の連結柱73に連結具本体12を連結して、その状態を保持し、また、連結具本体12から時計バンド側の連結柱73を取り外した後には、スライドカバー部25が元の位置に戻るようにする。
次に、図11に示す連結具の組み立てについて述べる。連結具11は、連結具本体12と、スライドカバー部25、バネ部30及び係止片35により以下の順番で組み立てられる。また、係止片35を固定するための棒を準備しておく。
最初に、連結具本体12のスライド空間部15の先端に位置する開口部17からスライド空間部15にバネ部30を挿入する。次に、スライド空間部15にスライドカバー部25の嵌合部21を開口部17から挿通する。その後、係止片35をスライド空間部15に挿入し、連結具本体12の一方の貫通孔16に棒を挿通して、係止片35の貫通孔36を貫通し、棒を他方の貫通孔16まで挿入する。これにより、係止片35が連結具本体12に固定される。
このように、スライド空間部15にバネ部30が設けられていることにより、スライドカバー部25の嵌合部21は、バネ力により溝部3側に押し付けられる。
図12は、第2の実施形態のおける腕時計バンドの連結具を腕時計バンドに装着する状態を示す図であり、(a)は、時計バンドの連結具を腕時計バンドに装着した状態を示す下面図であり、(b)は、時計バンドの連結具を腕時計バンドに装着する状態を示す側面図である。
図12(a)に示すように、連結具11は、腕時計本体50のバンド取付部52に一端側が取付棒63で連結され、他端側が腕時計バンド70の一端側に配された連結柱73を溝部3に収納することにより、腕時計バンド70と連結されている。
このとき、溝部3の上部は、スライドカバー部25で覆われて、連結棒73を連結具11から分離することはない。また、腕時計バンド70を腕に装着した場合に、スライドカバー部25は、腕時計本体50がストッパーとなり、スライドすることができないため、腕時計本体50が腕から外れることがない。
腕時計本体50を連結した連結具11を腕時計バンド70に装着する場合には、図12(b)に示すように、側面視においてピン挿入口18の取付棒63を軸にして連結具11を時計本体50に対してほぼ垂直を成すように矢印aで示すように回転させる。この状態で、連結具本体12の下面に設けたスライドカバー部25を矢印bで示す腕時計本体50側にスライドすることにより、連結具本体12の突起部7に設けられた溝部3が露出する。露出した溝部3へ時計バンド70の連結柱73を挿入し、スライドカバー部25を通常の位置に戻して連結具11の腕時計バンド70への取り付けを行う。
また、連結具11を腕時計バンド70から外す場合には、図12(b)に示すように、側面視においてピン挿入口18の取付棒63を軸にして連結具11を時計本体50に対してほぼ垂直を成すように矢印aで示すように回転させる。この状態で、連結具11の突起部7に設けられた溝部3が露出するようにスライドカバー部25を矢印bで示す腕時計本体50側にスライドさせて、溝部3から連結柱73を取り出す。
これにより、腕時計本体50を連結した連結具11の時計バンドへの着脱を容易に行うことができる。
次に、スライドカバー部を連結具本体の上面に設けた場合の連結具の実施形態について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態におけるスライドカバー部を腕時計本体の正面側に設けた腕時計バンドの連結具を示す斜視図である。
図13に示すように、連結具11は、スライドカバー部25を腕時計本体50の正面側に位置するように設けられている。腕時計本体50に前もって装着された連結具11への腕時計バンド70の脱着は、図12(b)に示すように、側面視においてピン挿入口18の取付棒63を軸にして連結具11を時計本体50に対してほぼ垂直を成すように矢印aで示すように回転させて、その後、スライドカバー部25をスライドさせて行う。これにより、腕時計バンドの交換を容易に行うことが可能となる。
また、図13に示すスライドカバー部25が腕時計本体50の正面側に位置する連結具11を用いた腕時計バンドにおいては、腕時計バンドを腕に装着した場合に、スライドカバー部25は、腕時計本体50がストッパーとなり、スライドすることができないため、腕時計本体が腕から外れることがない。
以上に述べたように本考案によれば、腕時計バンドの交換に際して、バネ棒・ピン等の取り外し、取り付けが不要であり、腕時計バンドの連結具に設けたスライドカバー部によって腕時計本体に対して腕時計バンドをワンタッチで、取り付け、取り外しすることが可能であり、更に、他の腕時計バンドに容易に交換することが可能なため、腕時計バンドを自分で簡単に取り替えることができ、腕時計バンドの種類、腕時計バンドの選択肢を増やすことができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、着せ替えバンドとして季節、オンタイム、オフタイム、レジャー等によりファッション感覚で自由に交換でき、さまざまな使用形態が可能となる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、時計バンドの着け外しが自分で簡単にできるため、一つの腕時計本体で何通りもの組合せができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、金属バンド、革バンド、ゴムバンド、ウレタンバンド、布バンド、木製バンド等のあらゆる素材のバンドに対応可能である。
通常、腕時計本体は半永久的に使用できるが、時計バンドは摩耗、劣化する消耗品であるため、時計バンドの交換が必要となるが、億劫になり、腕時計を使用しなくなってしまう。本考案による腕時計バンドの連結具を使用することにより時計バンドを容易に交換できるため、腕時計本体を長期間使用することができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、腕時計バンドを装着した状態で、腕時計バンドがストッパーとして機能して、スライドカバー部がスライドできないため、誤操作を防止することができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、腕時計バンド毎に連結具を取り付けて腕時計本体に装着する、又は腕時計毎に連結具を取り付けて腕時計バンドを装着することが可能なため、使用状況に応じた連結具を選択することができる。
また、本考案による腕時計バンドの連結具は、その表面に塗装等の装飾が可能なため、多様な時計バンドに対応することができる。
この考案は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本考案を制限するものではないことは言うまでもない。
1、11 腕時計バンドの連結具
2、12 連結具本体
3 溝部
7 突起部
8 内部壁面
10 ピン挿入孔
15 スライド空間部
16、36 貫通孔
17 開口部
18 ピン挿入口
20、25 スライドカバー部
21 嵌合部
30 バネ部
31 圧縮バネ
35 係止片
50 腕時計本体
52 バンド取付部
60、73 連結柱(バネ棒)
63、75 取付棒(バネ棒)
70 腕時計バンド
72 取付先端部
80 金属バンド
81 金属バンドの取付部








また、本考案の前記スライドカバー部は、前記バネ部により外力が作用していないときには、前記連結柱を覆うように位置していることを特徴とする。
また、本考案の前記スライドカバー部は、前記連結具本体の上面に配され、腕時計本体の正面側に位置することを特徴とする。
また、本考案の前記スライドカバー部は、前記連結具本体の下面に配され、腕時計本体の背面側に位置することを特徴とする。

Claims (11)

  1. 腕時計本体と腕時計バンドの間に配されて、腕時計本体又は腕時計バンドの交換を可能とする腕時計バンドの連結具であって、
    当該連結具は、前記腕時計本体又は前記腕時計バンドに一端側が連結され、他端側が前記腕時計バンド又は前記腕時計本体の一端側に配された連結柱を収納可能な溝部と、
    付勢されて当該溝部の少なくとも一部を閉塞して前記連結柱を前記溝部内に回動自在に収納可能なスライドカバー部と
    からなることを特徴とする腕時計バンドの連結具。
  2. 前記連結具は、前記腕時計バンドに一端側が連結され、他端側が前記腕時計本体の一端側に配された連結柱を前記溝部に収納することにより、前記腕時計本体と連結されることを特徴とする請求項1に記載の腕時計バンドの連結具。
  3. 前記連結具は、前記腕時計本体に一端側が連結され、他端側が前記腕時計バンドの一端側に配された連結柱を前記溝部に収納することにより、前記腕時計バンドと連結されることを特徴とする請求項1に記載の腕時計バンドの連結具。
  4. 前記スライドカバー部は、腕時計の装着状態においては、前記腕時計バンド又は前記腕時計本体の一部が干渉してスライドできないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の腕時計バンドの連結具。
  5. 前記腕時計本体のバンド取付部側に位置する一方の端部手前に前記連結柱を収納する直線状の前記溝部と、他方の端部の両端に前記腕時計バンドを取り付けるための対向する突起部と、前記他方の端部から前記一方の端部に向かって表面が開口し、表面から内部に凸形状を成すスライド空間部とを有する連結具本体と、
    一方の面に側面視においてスライド空間部に嵌合するT形状を成す嵌合部を有する前記スライドカバー部と、
    前記スライド空間部内に位置し、一端をスライドカバー部の嵌合部に接するバネ部と、
    当該バネ部の他端に接し、前記スライド空間部内に固定された係止片と、を有することを特徴とする請求項1に記載の腕時計バンドの連結具。
  6. 前記腕時計本体のバンド取付部側に位置する一方の端部手前に取付棒を挿通するための貫通孔と、他方の端部の両端に前記腕時計バンドを取り付けるための対向する突起部に設けられた前記連結柱を収納する直線状の前記溝部と、前記他方の端部から前記一方の端部に向かって表面が開口し、表面から内部に凸形状を成すスライド空間部とを有する連結具本体と、
    一方の面に側面視においてスライド空間部に嵌合するT形状を成す嵌合部を有する前記スライドカバー部と、
    前記スライド空間部内に位置し、一端を前記スライド空間部の端面に接し、他端をスライドカバー部の嵌合部の一端に接するバネ部と、
    前記スライドカバー部の嵌合部の他端に接し、前記スライド空間部内に固定された係止片と、を有することを特徴とする請求項1に記載の腕時計バンドの連結具。
  7. 前記スライドカバー部は、バネ部により外力が作用していないときには、前記連結柱を覆うように位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1に記載の腕時計バンドの連結具。
  8. 前記スライドカバー部は、連結具本体の上面に配され、腕時計本体の正面側に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1に記載の腕時計バンドの連結具。
  9. 前記スライドカバー部は、連結具本体の下面に配され、腕時計本体の背面側に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1に記載の腕時計バンドの連結具。
  10. 前記連結具本体に腕時計バンドを装着した状態で、前記連結具本体と腕時計バンドとのなす角度により腕時計バンドがストッパーとして機能して、前記スライドカバー部がスライドできないようにしたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の腕時計バンドの連結具。
  11. 前記連結具本体及び前記スライドカバー部は、側面視において、腕に装着時に腕側に湾曲していることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の腕時計バンドの連結具。
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