JP5716776B2 - 電子機器および時計 - Google Patents

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Description

この発明は、携帯電話機、携帯情報端末機などの電子機器および時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースが、ケース本体と、このケース本体の外周面に設けられた外装部とを備え、この外装部によって外部からの衝撃がケース本体に伝わるのを防ぐように構成されたものが知られている。
特開平10−115687号公報
このような腕時計ケースの外装部は、ケース本体の上部外周を覆う軟質材料の第1ベゼルと、ケース本体の上側に位置する側部外周を覆う硬質材料の第2ベゼルと、ケース本体の下側に位置する側部外周を覆う軟質材料の第3ベゼルとを備えている。
この外装部は、軟質材料の第1ベゼルをケース本体の上部外周に配置し、この第1ベゼルの下部側を硬質材料の第2ベゼルで押え付けた状態で、この第2ベゼルをケース本体の上側に位置する側部外周面に両面接着テープで固定し、この第2ベゼルの一部を軟質材料の第3ベゼルで押え付けた状態で、この第3ベゼルをケース本体の下側に位置する側部外周に複数のビスによって取り付けるように構成されている。
しかしながら、このような腕時計ケースでは、その側部外周に竜頭などのスイッチ釦が設けられるため、第3ベゼルを複数のビスによってケース本体に取り付ける際に、スイッチ釦が邪魔になり、ビスを設けることができない場合がある。このような場合には、ケース本体に対して第3ベゼルなどの外装部を確実に取り付けて固定することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、ビスを用いずに、スイッチ部に位置する外装部を確実に固定することができる電子機器および時計を提供することである。
この発明は、第1貫通孔を有するケース本体およびその外周を覆う第2貫通孔を有する外装部を有し、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔が連続して形成された機器ケースと、前記第2貫通孔に嵌め込まれ、前記外装部を前記ケース本体に押し付けるリング状の外装固定部材と、この外装固定部材を前記機器ケースに押し付けて前記第1貫通孔内に固定される筒状部材およびこの筒状部材に出没可能に取り付けられた操作部材を有するスイッチ部とを備えていることを特徴とする電子機器である。
この発明によれば、ケース本体およびその外周を覆う外装部を有する機器ケースの貫通孔にリング状の外装固定部材を嵌め込んで、外装部をケース本体に押し付けることができると共に、スイッチ部の筒状部材によって外装固定部材を機器ケースに押し付けることができる。このため、ビスを用いずに、スイッチ部に位置する外装部をケース本体に確実に取り付けて固定することができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示された腕時計のスイッチ部を分解して示した要部の拡大斜視図である。 図3に示しされた腕時計の腕時計ケースを3時側から見て示した拡大側面図である。 図3に示されたスイッチ部における外装固定部材を示し、(a)はその拡大斜視図、(b)はその拡大正面図、(c)は(b)のB−B矢視における拡大断面図である。 図3に示されたスイッチ部における筒状部材を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はその拡大断面図である。 図3に示された腕時計の実施形態における外装固定部材と筒状部材とを一体に形成した場合の変形例を示し、(a)はその拡大断面図、(b)は(a)の状態で90度回転させた位置における拡大断面図である。
以下、図1〜図6を参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この指針式の腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体2と、このケース本体2の外周を覆う外装部3とを備えている。この腕時計ケース1のケース本体2の上部開口部には、時計ガラス4がパッキン4aを介して取り付けられる。
また、この腕時計ケース1のケース本体2の下部には、図2に示すように、裏蓋5が防水リング5aを介して取り付けられる。この腕時計ケース1のケース本体2内には、時計モジュール6が見切り部材7およびハウジング8によって設けられている。さらに、この腕時計ケース1の3時側(図1では右側)に位置する側部には、図1〜図3に示すように、スイッチ部10が設けられている。
この場合、時計モジュール6は、図1および図2に示すように、時計ムーブメント11や文字板12などの時計機能に必要な各種の部品を備えている。時計ムーブメント11は、文字板12の貫通孔12aを通して上方に突出する指針軸11aを有し、この指針軸11aの上端部に秒針、分針、時針などの指針11bが取り付けられ、この指針11bが文字板12の上方を運針して時刻を指示するように構成されている。
ところで、腕時計ケース1のケース本体2は、図2に示すように、硬質の合成樹脂からなり、その内部に金属製の補強部材2aが埋め込まれた構成になっている。また、外装部3は、図1〜図3に示すように、ケース本体2の外周に装着される第1ベゼル13と、この第1ベゼル13の外周に装着される第2ベゼル14と、ケース本体2の上部に配置されて第1ベゼル13の上部開口部に装着される第3ベゼル15とを備えている。この場合、第1ベゼル13は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなり、ケース本体2の外周面にその上端部から下部に亘って装着されるように構成されている。
第2ベゼル14は、ステンレスなどの金属からなり、図2に示すように、第1ベゼル13の上下方向におけるほぼ中間部に設けられた切込部13aに嵌め込まれた状態で、第1ベゼル13の上下方向におけるほぼ中間部に位置する第1ベゼル13の外周面に環状に装着されるように構成されている。第3ベゼル15は、アルミニウムなどの着色および装飾が容易な金属からなり、ケース本体2の上端面および時計ガラス4の外周縁に亘って配置された状態で、第1ベゼル13の上部開口部に装着されるように構成されている。
一方、腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図1〜図3に示すように、スイッチ部10が外装固定部材16を介して設けられている。このスイッチ部10は、時計モジュール6のモード切替や時刻修正などを行うための多機能スイッチであり、巻真17、筒状部材18、および操作部材19を備えている。
この場合、腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図2および図3に示すように、腕時計ケース1の内部と外部とに貫通する貫通孔20が設けられている。この貫通孔20は、腕時計ケース1のケース本体2と外装部3の第1ベゼル13とに亘って連続して形成されている。また、この貫通孔20は、ケース本体2の内部側に位置する四角形状の小径孔部20aと、ケース本体2の外部側に位置する円形状の中径孔部20bと、外装部3の第1ベゼル13に設けられた円形状の大径孔部20cとを有し、全体が段差状に形成されている。
外装固定部材16は、図2〜図5に示すように、アルミニウムなどの着色および装飾が容易な金属からなり、全体がリング状に形成され、腕時計ケース1の貫通孔20の外部側に位置する大径孔部20cに装着されて、この大径孔部20cの外縁部に位置する外装部3の第1ベゼル13をケース本体2に押し付けるように構成されている。
すなわち、この外装固定部材16は、図2〜図5に示すように、腕時計ケース1の貫通孔20の大径孔部20cに挿入するリング状の挿入部21と、貫通孔20の大径孔部20cの外縁部に位置する外装部3の第1ベゼル13に当接して、第1ベゼル13をケース本体2に押し付けるリング状の当接部22と、この当接部22の外周に設けられて第1ベゼル3の外部側に突出して露出するリング状の装飾部23とを有している。
この場合、外装固定部材16の挿入部21は、図2、図3および図5に示すように、その外径が貫通孔20の大径孔部20cの内径と同じ大きさで、かつ挿入部21の内径が貫通孔20の中径孔部20bの内径よりも少し大きく形成されている。また、この挿入部21は、その軸方向の長さが貫通孔20の大径孔部20cにおける軸方向の長さと同じか、それよりも少し短く形成されている。
また、外装固定部材16の当接部22は、図2、図3および図5に示すように、挿入部21の外端部における外周側に位置して、径方向に向けて突出して形成されたフランジ部であり、その外径が貫通孔20の大径孔部20cの内径よりも大きく形成され、また当接部22の内径が貫通孔20の大径孔部20cの内径よりも小さく、かつ外装固定部材16の挿入部21の内径よりも大きく形成されている。
さらに、外装固定部材16の装飾部23は、図2、図3および図5に示すように、外装固定部材16の当接部22の外周部から腕時計ケース1の外側に向けて突出して形成されたリング部であり、その内径が後述する操作部材19の操作頭部35の外径よりも大きく形成されている。また、この装飾部23は、図5(a)に示すように、その外周面に装飾用の段差部23aが形成されている。
この場合、腕時計ケース1の貫通孔20が位置する外装部3の第1ベゼル13には、図2〜図4に示すように、一対の位置決め部24がそれぞれ腕時計ケース1の外部に向けて突出して設けられている。すなわち、これら一対の位置決め部24は、第1ベゼル13の大径孔部20cの両側にそれぞれ位置し、大径孔部20c内からその外縁部に亘って連続して設けられている。
これに伴って、外装固定部材16には、図2〜図5に示すように、第1ベゼル13の一対の位置決め部24が嵌合する一対の嵌合部25がそれぞれ設けられている。これら一対の嵌合部25は、外装固定部材16の挿入部21から当接部22に亘って連続して形成された切欠き部であり、外装固定部材16が腕時計ケース1の貫通孔20の大径孔部20cに装着された際に、第1ベゼル13の一対の位置決め部24が嵌合するように構成されている。
これにより、一対の嵌合部25は、図2〜図5に示すように、外装固定部材16が腕時計ケース1の貫通孔20の大径孔部20cに装着されて、第1ベゼル13の一対の位置決め部24が嵌合した際に、外装固定部材16が貫通孔20の大径孔部20cの内径に沿って回転するのを規制すると共に、外装部3の第1ベゼル13が上方に抜け出すのを防ぐように構成されている。
一方、スイッチ部10の筒状部材18は、図2、図3および図6に示すように、外装固定部材16内を通して腕時計ケース1の貫通孔20に嵌め込まれるように構成されている。この筒状部材18は、金属からなり、貫通孔20の小径孔部20aに装着して腕時計ケース1内に突出する小径筒部18aと、貫通孔20の中径孔部20bに装着する中径筒部18bと、貫通孔20の大径孔部20cに装着された外装固定部材16に装着する大径筒部18cと、貫通孔20から腕時計ケース1の外部に突出する外側筒部18dとを有している。
この筒状部材18の小径筒部18aは、図2、図3および図6に示すように、貫通孔20の小径孔部20a内に配置される個所が四角形状に形成されていることにより、筒状部材18が貫通孔20内で回転しないように構成されている。また、この小径筒部18aは、腕時計ケース1内に突出する個所が円筒状に形成されている。この円筒状の小径筒部18aの外周面には、リング取付溝26が環状に設けられている。
この小径筒部18aのリング取付溝26には、図2に示すように、外径が貫通孔20の小径孔部20aの内径よりも十分に大きいEリングなどの抜止めリング27が取り付けられている。これにより、筒状部材18は、小径筒部18aのリング取付溝26に取り付けられた抜止めリング27によって、腕時計ケース1の外部に抜け出すことなく、腕時計ケース1の貫通孔20内に取り付けられるように構成されている。
また、この筒状部材18の中径筒部18bの外周面には、図6(b)に示すように、複数のパッキン溝28が設けられている。これら複数のパッキン溝28には、腕時計ケース1の貫通孔20における中径孔部20bの内周面に圧接する防水パッキン29がそれぞれ取り付けられている。また、この筒状部材18の大径筒部18cには、図2に示すように、外装固定部材16の挿入部21に挿入した際に、外装固定部材16の当接部22の外側面に当接する鍔状の押え部30が設けられている。
この場合、鍔状の押え部30は、図2および図6(b)に示すように、小径筒部18aの抜止めリング27が腕時計ケース1の内端面に当接した状態で、外装固定部材16の当接部22の外側面を腕時計ケース1内に向けて押し付けることにより、外装固定部材16を外装部3の第1ベゼル13に押し付けた状態で、腕時計ケース1に対する筒状部材18の出没方向の位置を規制するように構成されている。
さらに、この筒状部材18の外側筒部18dは、図2、図3および図6に示すように、その外径が鍔状の押え部30の外径よりも小さく、かつ外装固定部材16の挿入部21の内径とほぼ同じ大きさに形成されている。この外側筒部18dの外端部側には、後述するロック部材41が係脱可能に係合する複数の係合突起部32および環状の逃げ溝33が設けられている。
この場合、環状の逃げ溝33は、図2、図3および図6に示すように、複数の係合突起部32から外側筒部18dの中間部に亘って形成され、その深さつまり底部の外径が筒状部材18の中径筒部18bの外径とほぼ同じ大きさに形成されている。複数の係合突起部32は、外側筒部18dの外端部に120度の間隔で3個設けられている。これら複数の係合突起部32は、その径方向に突出する長さが逃げ溝33の深さとほぼ同じで、その各外周端が外側筒部18dの外周面と同じ位置になるように形成されている。
一方、操作部材19は、図2および図3に示すように、筒状部材18の内部に挿入する操作軸部34と、この操作軸部34の外端部に設けられたキャップ状の操作頭部35とを備えている。この場合、筒状部材18の内部には、図2および図6(b)に示すように、小径筒部18aに対応する小径孔36aと、中径筒部18bから外側筒部18dに亘る位置に対応する大径孔36bと、が設けられている。
この操作部材19の操作軸部34は、図2および図3に示すように、その軸方向の長さが筒状部材18の大径孔36bの長さとほぼ同じ長さに形成されている。これにより、操作軸部34は、筒状部材18の大径孔36b内に挿入された際に、その外周面が大径孔36bの内周面に設けられた複数の防水リング37に弾接し、この状態で回転すると共にスライドするように構成されている。
また、この操作軸部34の内部には、図2に示すように、巻真17が挿入する軸挿入孔38が、腕時計ケース1側の端部から操作頭部35側の端部に亘って設けられている。この軸挿入孔38は、腕時計ケース1側に位置する断面四角形状の角孔部38aと、操作頭部35側に位置する丸孔部38bと有し、この丸孔部38bが角孔部38aに内接するように形成されている。また、腕時計ケース1側に位置する軸挿入孔38の端部には、固定板39が設けられている。
ところで、巻真17は、図2に示すように、その内端部側が時計モジュール6内に回転可能で、かつスライド可能に挿入された状態で、時計モジュール6内に係止されているように構成されている。また、この巻真17は、その外端部側が筒状部材18の小径孔36aを通して操作軸部34の軸挿入孔38内に挿入され、この状態で操作軸部34に連結されるように構成されている。
この場合、巻真17は、図2に示すように、その外端部が操作軸部34の固定板39の孔(図示せず)を通して操作軸部34の軸挿入孔38内に挿入され、この挿入された外端部に四角形状の連動板40が取り付けられるように構成されている。これにより、巻真17は、連動板40が操作軸部34の軸挿入孔38の角孔部38a内をスライドすると共に、操作軸部34の回転に伴って連動板40が回転し、この連動板40によって回転するように構成されている。
また、この巻真17は、図2に示すように、連動板40が、操作軸部34の軸挿入孔38内に配置されたコイルばね31によって、腕時計ケース1側に向けて弾力的に付勢されている。これにより、巻真17は、操作軸部34がコイルばね31のばね力に抗して筒状部材18の大径孔36b内に最も押し込まれた際に、連動板40が操作軸部34の軸挿入孔38の角孔部38a内において、固定板39から丸孔部38b側に離れた個所に位置するように構成されている。
また、この巻真17は、図2に示すように、操作軸部34がコイルばね31のばね力によって筒状部材18の大径孔36b内において押し出される方向に移動した際に、連動板40が操作軸部34の軸挿入孔38の角孔部38a内において移動せず、固定板39が連動板40に向けて移動して接近するように構成されている。
さらに、この巻真17は、図2に示すように、連動板40が固定板39に接近した状態で、操作軸部34が更に引き出された際に、この筒状部材18と共に腕時計ケース1の外部側に向けて移動し、時計モジュール6を通常の時計モードから時刻修正モードに切り替えるように構成されている。これにより、巻真17は、操作軸部34が回転して連動板40が回転すると、その回転が伝達されて回転し、この回転に応じて時刻を修正するように構成されている。
一方、操作部材19の操作頭部35は、図2および図3に示すように、全体がほぼキャップ状に形成され、操作軸部34の外端部に一体に形成されている。この操作頭部35は、その軸方向の長さが筒状部材18の外側筒部18dの長さとほぼ同じ長さに形成されている。また、この操作頭部35は、腕時計ケース1側に位置する内側部35aと、腕時計ケース1の外側に位置する外側部35bとを有し、これらの外周面が段差状に形成されている。
この場合、操作頭部35の内側部35aは、図2および図3に示すように、その外径が外装固定部材16の装飾部23の内径とほぼ同じ大きさに形成され、かつその軸方向の長さが外装固定部材16の装飾部23の長さよりも少し長く形成されている。また、この操作頭部35の外側部35bは、その外径が外装固定部材16の装飾部23の外径とほぼ同じ大きさに形成され、かつその軸方向の長さが筒状部材18の外側筒部18dにおける係合突起部32から逃げ溝33に亘る長さとほぼ同じ長さに形成されている。
また、この操作頭部35は、図2および図3に示すように、その内径が筒状部材18の押え部30の外径よりも大きく形成され、腕時計ケース1に向けて押し込まれた際に、内側部35aが外装固定部材16の装飾部23内に挿入して、外装固定部材16の当接部22の外面に接近または当接するように構成されている。この場合、操作頭部35の内部には、ロック部材41が嵌め込まれた状態で固定されている。
このロック部材41は、図2および図3に示すように、リング部42と、このリング部42に設けられた複数のロック片43とを備えている。リング部42は、その外径が操作頭部35の内径と同じ大きさに形成され、このリング部42の内径が筒状部材18の外側筒部18dの外径よりも少し大きく形成されている。これにより、リング部42は、操作頭部35内に嵌め込まれて固定され、この状態で筒状部材18の外側筒部18dの外周面に対して回転すると共に、その軸方向に沿ってスライドするように構成されている。
また、複数のロック片43は、図2および図3に示すように、リング部42の外端部に120度の間隔で腕時計ケース1の外側に向けて突出して形成され、この状態で径方向に弾性変形するように構成されている。これにより、複数のロック片43は、操作頭部35が押し込まれて一方向(例えば時計回り方向)に回転した際に、筒状部材18の外側筒部18dに設けられた複数の係合突起部32をロックして、操作頭部35が一方向(時計回り方向)に回転するのを阻止すると共に、操作頭部35が軸方向にスライドするのを阻止するように構成されている。
また、複数のロック片43は、図2および図3に示すように、操作頭部35がロックされた状態で、操作頭部35が一方向と反対方向(例えば反時計回り方向)に回転すると、筒状部材18の外側筒部18dに設けられた複数の係合突起部32から離脱して、複数の係合突起部32に対するロックが解除され、操作軸部34内のコイルばね31のばね力によって押し出されるように構成されている。
この場合、複数のロック片43は、図2および図3に示すように、複数の係合突起部32に対するロックが解除されて、操作軸部34内のコイルばね31のばね力によって押し出されると、操作頭部35を任意の方向(時計回り方向および反時計回り方向)に自由に回転させるように構成されている。
これにより、操作部材19は、図2および図3に示すように、複数の係合突起部32に対する複数のロック片43のロックが解除された際に、操作軸部34がその内部のコイルばね31のばね力によって押し出されて、操作頭部35の回転が操作軸部34を介して巻真17に伝達される状態になるが、操作軸部34が押し出されても、巻真17はスライドしないように構成されている。
また、この操作部材19は、図2および図3に示すように、操作軸部34がその内部のコイルばね31のばね力によって押し出された状態で、更に操作頭部35を引き出して操作軸部34を引き出した際に、この操作軸部34に伴って巻真17が引き出されることにより、時計モジュール6のモードを時刻修正モードに切り替え、この状態で操作頭部35を回転させると、操作軸部34が回転して巻真17を回転させ、この巻真17の回転に応じて時刻を修正するように構成されている。
次に、この腕時計の作用について説明する。
まず、腕時計ケース1内に時計モジュール6を組み込んで、スイッチ部10を組み付ける場合には、予め、ケース本体2の上部開口部に時計ガラス4を取り付けて、ケース本体2の外周面に外装部3を装着する。
すなわち、ケース本体2の外周面に外装部3の第1ベゼル13を装着し、この第1ベゼル13の外周に第2ベゼル14を装着すると共に、第1ベゼル13の上部開口部に第3ベゼル15を装着する。これにより、腕時計ケース1が形成される。この状態では、腕時計ケース1の側部に貫通孔20が、ケース本体2から外装部3の第1ベゼル13に亘って連続した状態で設けられる。
そして、腕時計ケース1内に時計モジュール6を見切り板7およびハウジング8によって組み込み、この時計モジュール6が組み込まれた腕時計ケース1の貫通孔20に外装固定部材16を取り付けてスイッチ部10を組み付ける。すなわち、腕時計ケース1の貫通孔20に外装固定部材16を取り付ける際には、外装固定部材16のリング状の挿入部21を腕時計ケース1の貫通孔20の大径孔部20c、つまり外装部3の第1ベゼル13に位置する大径孔部20cに嵌め込んで、外装固定部材16のリング状の当接部22を外装部3の第1ベゼル13の外面に押し当てる。
このときには、第1ベゼル13の大径孔部20c内からその縁部に亘って設けられた一対の位置決め部24に、外装固定部材16の挿入部21から当接部22に亘って設けられた一対の嵌合部25を嵌合させる。これにより、外装部3の第1ベゼル13が、外装固定部材16のリング状の当接部22によって、ケース本体2に押し付けられた状態で取り付けられる。また、この状態では、第1ベゼル13の位置決め部24と外装固定部材16の嵌合部25との嵌合により、外装固定部材16の回転が規制されると共に、第1ベゼル13の上方への抜け出しが阻止される。
そして、スイッチ部10の筒状部材18を腕時計ケース1の貫通孔20に挿入させて取り付ける。このときには、予め、筒状部材18の中径筒部18bの外周面に複数の防水パッキン29を取り付けると共に、筒状部材18の外側筒部18dに設けられた大径孔36bの内周面に複数の防水パッキン37を取り付ける。この状態で、筒状部材18の小径筒部18aを外装固定部材16内にその外部側から挿入させて、腕時計ケース1の貫通孔20に挿入させ、この挿入した小径筒部18aを貫通孔20から腕時計ケース1内に突出させる。
すると、筒状部材18の中径筒部18bの外周面に設けられた防水パッキン29が、腕時計ケース1の貫通孔20の内周面に圧接した状態で、筒状部材18の中径筒部18bが腕時計ケース1の貫通孔20における中径孔部20b内に装着されると共に、筒状部材18の大径筒部18cが外装固定部材16の挿入部21内および当接部22内に装着され、この状態で筒状部材18の外側筒部18dが貫通孔20から腕時計ケース1の外部に突出した状態で配置される。
このときには、筒状部材18の大径筒部18cの押え部30が外装固定部材16の当接部22の外側面に当接して、この当接部22を腕時計ケース1側に押し付ける。このため、筒状部材18の押え部30によって、外装固定部材16の当接部22が外装部3の第1ベゼル13をケース本体2に押し付けて固定する。
この状態で、腕時計ケース1内に突出した筒状部材18の小径筒部18aのリング取付溝26に抜止めリング27を取り付ける。これにより、筒状部材18が外装固定部材16の当接部22が外装部3の第1ベゼル13を押し付けた状態で、筒状部材18が腕時計ケース1の貫通孔20に取り付けられて固定される。この状態で、筒状部材18に操作部材19を取り付ける。このときには、予め、操作頭部35内にロック部材41を嵌め込んで固定すると共に、操作軸部34に巻真17を取り付ける。
この場合、操作頭部35内に嵌め込まれたロック部材41は、リング部42に設けられたロック片43が径方向に弾性変形可能な状態で、リング部42が操作頭部35内に嵌着して固定される。また、巻真17は、その外端部に連動板40が取り付けられた状態で、外端部が連動板40と共に操作軸部34の軸挿入孔38に挿入されて、操作軸部34にスライド可能に連結された状態で取り付けられる。
このときには、連動板40が操作軸部34の軸挿入孔38の角孔部38a内に挿入され、この挿入された連動板40が、操作軸部34の軸挿入孔38内に設けられたコイルばね31のばね力によって、操作軸部34の軸挿入孔38内から押し出される方向に付勢されて、操作軸部34の固定板39に押し付けられる。これにより、巻真17が、操作軸部34と共に回転可能な状態で、操作軸部34にスライド可能に取り付けられる。
この状態で、巻真17を腕時計ケース1の外部側から筒状部材18内に挿入させて、腕時計ケース1の貫通孔20から腕時計ケース1内の時計モジュール6に差し込んで、操作軸部34を筒状部材18内に挿入させる。このときには、操作頭部35に嵌め込まれたロック部材41の複数のロック片43を、筒状部材18の外側筒部18cに設けられた複数の係合突起部32の各間にそれぞれ対応させた状態で、操作軸部34を筒状部材18内に挿入させる。
これにより、操作頭部35に嵌め込まれたロック部材41の複数のロック片43が、筒状部材18の外側筒部18cに設けられた逃げ溝33内に配置され、操作部材19が筒状部材18にスライド可能でかつ回転可能な状態で取り付けられる。また、このときには、巻真17の内端部が時計モジュール6内にスライド可能でかつ回転可能な状態で挿入されて係止され、操作頭部35の回転操作と引出し操作とに応じて、巻真17が回転およびスライドする。
このようなスイッチ部10は、操作頭部35を操作軸部34内のコイルばね31のばね力に抗して押し込んで一方向(例えば時計回り方向)に回転させると、操作頭部35のロック部材41における複数のロック片43が、筒状部材18の外側筒部18dに設けられた複数の係合突起部32に係合してロックされる。このときには、巻真17はスライドせずに、巻真17の連動板40が操作軸部34の軸挿入孔38内を相対的に移動して、通常の時計モードを維持する。
また、このスイッチ部10の操作頭部35を操作して時刻修正をする場合には、まず、操作頭部35を反対方向(例えば反時計回り方向)に回転させる。すると、操作頭部35のロック部材41における複数のロック片43が、筒状部材18の外側筒部18dに設けられた複数の係合突起部32から離脱して、複数の係合突起部32に対するロックが解除される。
このときには、操作軸部34内のコイルばね31のばね力によって操作頭部35が操作軸部34と共に押し出される。また、このときには、巻真17はスライドせずに、巻真17の連動板40が操作軸部34の軸挿入孔38内を相対的に移動して、通常の時計モードを維持する。この状態では、操作頭部35が任意の方向に自由に回転し、これに伴って巻真17も回転する。しかし、この状態では、巻真17が回転しても、スイッチ動作せず、時刻修正は行われない。
この状態で、操作頭部35をコイルばね31のばね力と共に引き出すと、この操作頭部35の引出し操作に応じて巻真17が引き出されて、時計モジュール6のモードが時刻修正モードに切り替わる。この状態で、操作頭部35を回転させると、この操作頭部35の回転に伴って巻真17が回転し、この巻真17の回転に応じて時刻が修正される。
このように、この腕時計によれば、ケース本体2およびその外周を覆う外装部3を有し、これらに貫通する貫通孔20が設けられた腕時計ケース1と、この腕時計ケース1の貫通孔20に嵌め込まれて、外装部3をケース本体2に押し付けるリング状の外装固定部材16と、この外装固定部材16を腕時計ケース1に押し付けて腕時計ケース1の貫通孔20内に固定される筒状部材18およびこの筒状部材18に出没可能に取り付けられた操作部材19を有するスイッチ部10とを備えていることにより、ビスを用いずに、スイッチ部10に位置する外装部3をケース本体2に確実に固定することができる。
すなわち、この腕時計では、ケース本体2およびその外周を覆う外装部3を有する腕時計ケース1の貫通孔20に、リング状の外装固定部材16を嵌め込んで、外装部3をケース本体2に押し付けることができると共に、スイッチ部10の筒状部材18によって外装固定部材16を腕時計ケース1に押し付けることができる。このため、ビスを用いずに、スイッチ部10に位置する外装部3をケース本体2に確実に取り付けて固定することができる。
この場合、外装部3は、ケース本体2の外周面に装着される軟質の合成樹脂製の第1ベゼル13と、この第1ベゼル13の外周面に装着される金属製の第2ベゼル14と、第1ベゼル13の上部開口部に装着される金属製の第3ベゼル15とを有し、第1ベゼル13に腕時計ケース1の貫通孔20の大径孔部20cが設けられており、外装固定部材16は、貫通孔20の大径孔部20cに挿入するリング状の挿入部21と、貫通孔20の大径孔部20cの縁部に当接するリング状の当接部22とを有してことにより、この外装固定部材16によって外装部3の第1ベゼル13をケース本体2に確実に押し付けて固定することができる。
すなわち、この外装固定部材16は、リング状の挿入部21を第1ベゼル13に位置する貫通孔20の大径孔部20cに挿入させて、リング状の当接部22を貫通孔20の大径孔部20cの縁部に位置する第1ベゼル13の外面に当接させた状態で、リング状の当接部22が貫通孔20の大径孔部20cの縁部に位置する第1ベゼル13をケース本体2に押し付けることができるので、第1ベゼル13をケース本体2に確実に取り付けて固定することができる。
また、この腕時計では、外装固定部材16が装飾部23を有し、この装飾部23が腕時計ケース1の外装部3とスイッチ部10の操作部材19との間に位置して外部に露呈する構成であるから、この装飾部23によって装飾効果を付加することができ、これによりデザイン的にも外観的に好ましいものを提供することができる。
すなわち、この装飾部23は、外装固定部材16の当接部22の外周部に腕時計ケース1の外側に向けて突出した状態で設けられたリング状のものであり、その内径が操作部材19の操作頭部35の外径よりも大きく形成されていることにより、操作頭部35が押し込まれた状態においても、また操作頭部35が引き出された状態においても、常に装飾部23を腕時計ケース1の外部に露出させることができ、これにより装飾効果を付加することができる。
この場合、外装固定部材16は、アルミニウムによって形成されていることにより、リング状の挿入部21およびリング状の当接部22によって、外装部3の第1ベゼル13をケース本体2に確実に押し付けて強固に固定することができるほか、着色性が良いので、装飾部23のカラー化が容易にできると共に、装飾加工を容易に施すことができるので、装飾部23によって装飾性の高いものを提供することができる。
また、この腕時計では、外装部3に位置決め部24が貫通孔20内からその縁部に亘って設けられ、外装固定部材16に外装部3の位置決め部24が嵌合する嵌合部25が設けられているので、外装部3の位置決め部24に外装固定部材16の嵌合部25を嵌合させることにより、外装部3をケース本体2に対して確実に位置規制して良好にかつ強固に固定することができる。
この場合、位置決め部24は、外装部3の第1ベゼル13に設けられた貫通孔20の大径孔部20c内から大径孔部20cの縁部に亘って設けられた突起部であり、嵌合部25は、外装固定部材16の挿入部21から当接部22に亘って設けられた切欠き部であることにより、外装部3の位置決め部24に外装固定部材16の嵌合部25を嵌合させることができる。
すなわち、外装固定部材16を腕時計ケース1の貫通孔20に取り付ける際に、外装部3の位置決め部24に外装固定部材16の嵌合部25を嵌合させることにより、外装固定部材16が貫通孔20内で回転するのを防ぐことができると共に、外装部3の第1ベゼル13が上方に抜け出すのを防ぐことができ、これにより外装部3をケース本体2に対して確実に位置規制して良好にかつ強固に固定することができる。
また、この腕時計では、スイッチ部10の筒状部材18に外装固定部材16を腕時計ケース1に向けて押し付ける鍔状の押え部30が設けられているので、外装固定部材16を腕時計ケース1の貫通孔20に取り付けた状態で、筒状部材18を腕時計ケース1の貫通孔20に取り付けると、この筒状部材18の押え部30によって外装固定部材16を腕時計ケース1に向けて押し付けることができ、これにより外装部3の第1ベゼル13をケース本体2に確実にかつ強固に取り付けて固定することができる。
さらに、この腕時計では、筒状部材18が腕時計ケース1の貫通孔20から外部に抜け出すのを阻止する抜止めリング27を備えているので、筒状部材18を腕時計ケース1の貫通孔20に挿入させて、筒状部材18の押え部30を外装固定部材16に押し当てた状態で、腕時計ケース1内に突出した筒状部材18の小径筒部18aに抜止めリング27を取り付けて腕時計ケース1の内面に当接させることにより、筒状部材18が腕時計ケース1の外部に抜け出すことなく、筒状部材18を腕時計ケース1の貫通孔20内に確実にかつ良好に固定することができる。
この場合、筒状部材18は、腕時計ケース1の内部に突出した小径筒部18aに取り付けられた抜止めリング27が腕時計ケース1の内面に当接した状態で、鍔状の押え部30が外装固定部材16を腕時計ケース1に向けて押し付けるので、押え部30によって押し付けられた外装固定部材16が外装部3の第1ベゼル13をケース本体2に確実に押し付けて固定することができる。
なお、上述した実施形態では、外装固定部材16と筒状部材18とを別々に製作して個別に組み付けるように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図7(a)および図7(b)に示す変形例のように、外装固定部材45と筒状部材18とを一体に形成した構成でも良い。この場合には、筒状部材18の中径筒部18bと外側筒部18dとの間に位置する大径筒部18cの外周部に、外装固定部材45の挿入部21と当接部22とを対応させた状態で、外装固定部材45と筒状部材18とを一体に形成すれば良い。
この場合にも、外装固定部材45の当接部22の外周端部には、上述した実施形態と同様、リング状の装飾部23が腕時計ケース1の外部側に向けて突出して設けられていれば良い。また、この場合にも、外装固定部材45には、図7(b)に示すように、外装部3の第1ベゼル13に設けられた貫通孔20の大径孔部20c内から縁部に亘って設けられた一対の位置決め部24に嵌合する一対の嵌合部25が、挿入部21と当接部22とに跨った状態で設けられていれば良い。
このように構成すれば、腕時計ケース1の貫通孔20に筒状部材18を挿入して取り付ける際に、外装部3の第1ベゼル13の大径孔部20cに外装固定部材45の挿入部21が挿入して、外装固定部材45の当接部22が第1ベゼル13の大径孔部20cの縁部をケース本体2側に押し付けるので、上述した実施形態と同様、第1ベゼル13をケース本体2に確実に取り付けることがきるほか、外装固定部材45と筒状部材18とを個別に組み付ける必要がないので、組み付け作業の簡素化を図ることができると共に、部品点数の削減を図ることができる。
この場合にも、外装部3の第1ベゼル13には、位置決め部24が貫通孔20の大径孔部20c内からその縁部に亘って設けられ、外装固定部材45に位置決め部24が嵌合する嵌合部25が設けられているので、上述した実施形態と同様、外装部3の位置決め部24に外装固定部材45の嵌合部25を嵌合させることにより、外装部3をケース本体2に対して確実に位置規制して良好にかつ強固に固定することができる。
また、上述した実施形態では、外装部3の第1ベゼル13における貫通孔20の大径孔部20c内からその縁部に亘って設けられた位置決め部24が突起部に形成され、外装固定部材16、45に設けられて位置決め部24が嵌合する嵌合部25が切欠き部に形成されている場合について述べたが、これに限らず、例えば位置決め部24を凹部状に形成し、嵌合部25を凸部状に形成しても良い。
また、上述した実施形態では、外装固定部材16、45がアルミニウムなどの金属で形成した場合について述べたが、必ずしもアルミニウムなどの金属で形成する必要はなく、例えばゴムやシリコーンなどのエラストマーで形成しても良い。このようにエラストマーで形成された外装固定部材であれば、その弾力によって外部からの衝撃を緩衝することができるので、耐衝撃性を向上させることができる。
さらに、上述した実施形態では、腕時計ケース1内に突出した筒状部材18の小径筒部18aのリング取付溝26に抜止めリング27を取り付けて、筒状部材18が腕時計ケース1の貫通孔20から外部に抜け出すのを阻止するように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば割りピンなどのピン部材を用いて、筒状部材18が腕時計ケース1の貫通孔20から外部に抜け出すのを阻止するように構成しても良い。この場合には、腕時計ケース1内に突出した筒状部材18の小径筒部18aに、ピン部材が挿入するピン挿入孔を設ければ良い。
また、上述した実施形態では、操作部材19の操作頭部35を押し込んだ状態で回転させることにより、ロックするロック部材41を備えた構成である場合について述べたが、これに限らず、例えば筒状部材18の外側筒部18dの外周部に雄ねじ部を設け、操作頭部35の内周面に筒状部材18の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部を設けた構成であっても良い。
さらに、上述した実施形態およびその各変形例では、指針式の腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも指針式の腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができるほか、必ずしも時計に限らず、携帯電話機や携帯情報端末機などの電子機器にも広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、ケース本体およびその外周を覆う外装部を有し、これらに貫通する貫通孔が設けられた機器ケースと、この機器ケースの前記貫通孔に嵌め込まれ、前記外装部を前記ケース本体に押し付けるリング状の外装固定部材と、この外装固定部材を前記機器ケースに押し付けて前記機器ケースの前記貫通孔内に固定される筒状部材およびこの筒状部材に出没可能に取り付けられた操作部材を有するスイッチ部とを備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、前記外装固定部材には、前記機器ケースの前記外装部と前記スイッチ部の前記操作部材との間に位置して外部に露呈する装飾部が設けられていることを特徴とする電子機器である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電子機器において、前記外装部には、位置決め部が前記貫通孔内からその縁部に亘って設けられ、前記外装固定部材には、前記位置決め部が嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする電子機器である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれに記載の電子機器において、前記スイッチ部の前記筒状部材には、前記外装固定部材を前記機器ケースに向けて押し付ける押え部が設けられていることを特徴とする電子機器である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器において、前記筒状部材が前記機器ケースの前記貫通孔から外部に抜け出すのを阻止する抜止め部材を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子機器において、前記外装固定部材は、前記スイッチ部の前記筒状部材に一体に設けられていることを特徴とする電子機器である。
請求項7に記載の発明は、ケース本体およびその外周を覆う外装部を有し、これらに貫通する貫通孔が設けられた時計ケースと、この時計ケースの内部に設けられた時計モジュールと、前記時計ケースの前記貫通孔に嵌め込まれ、前記外装部を前記ケース本体に押し付けるリング状の外装固定部材と、この外装固定部材を前記時計ケースに押し付けて前記時計ケースの前記貫通孔内に固定される筒状部材およびこの筒状部材に出没可能に取り付けられた操作部材を有するスイッチ部とを備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
2 ケース本体
3 外装部
6 時計モジュール
10 スイッチ部
13〜15 第1〜第3の各ベゼル
16、45 外装固定部材
18 筒状部材
18a 小径筒部
18b 中径筒部
18c 大径筒部
18d 外側筒部
19 操作部材
20 貫通孔
20a 小径孔部
20b 中径孔部
20c 大径孔部
21 挿入部
22 当接部
23 装飾部
24 位置決め部
25 嵌合部
27 抜止めリング
30 押え部
34 操作軸部
35 操作頭部

Claims (7)

  1. 第1貫通孔を有するケース本体およびその外周を覆う第2貫通孔を有する外装部を有し、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔が連続して形成された機器ケースと、
    前記第2貫通孔に嵌め込まれ、前記外装部を前記ケース本体に押し付けるリング状の外装固定部材と、
    この外装固定部材を前記機器ケースに押し付けて前記第1貫通孔内に固定される筒状部材およびこの筒状部材に出没可能に取り付けられた操作部材を有するスイッチ部と
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、前記外装固定部材には、前記機器ケースの前記外装部と前記スイッチ部の前記操作部材との間に位置して外部に露呈する装飾部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、前記外装部には、位置決め部が前記第2貫通孔内からその縁部に亘って設けられ、前記外装固定部材には、前記位置決め部が嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれに記載の電子機器において、前記スイッチ部の前記筒状部材には、前記外装固定部材を前記機器ケースに向けて押し付ける押え部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器において、前記筒状部材が前記機器ケースの前記第1貫通孔から外部に抜け出すのを阻止する抜止め部材を備えていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子機器において、前記外装固定部材は、前記スイッチ部の前記筒状部材に一体に設けられていることを特徴とする電子機器。
  7. 第1貫通孔を有するケース本体およびその外周を覆う第2貫通孔を有する外装部を有し、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔が連続して形成された時計ケースと、
    この時計ケースの内部に設けられた時計モジュールと、
    前記第2貫通孔に嵌め込まれ、前記外装部を前記ケース本体に押し付けるリング状の外装固定部材と、
    この外装固定部材を前記時計ケースに押し付けて前記第1貫通孔内に固定される筒状部材およびこの筒状部材に出没可能に取り付けられた操作部材を有するスイッチ部と
    を備えていることを特徴とする時計。
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