JP2010145098A - 時計 - Google Patents

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JP2010145098A
JP2010145098A JP2008319289A JP2008319289A JP2010145098A JP 2010145098 A JP2010145098 A JP 2010145098A JP 2008319289 A JP2008319289 A JP 2008319289A JP 2008319289 A JP2008319289 A JP 2008319289A JP 2010145098 A JP2010145098 A JP 2010145098A
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Takumi Oshio
匠 大塩
Tomonori Momose
智規 百瀬
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Abstract

【課題】簡単な構成で、操作性が良好な時計を提供する。
【解決手段】時計1は、ムーブメント20を収納する外装ケース10と、竜頭孔101に
挿通されて巻真41に接続される竜頭500と、竜頭500を軸心方向に沿って進退自在
に保持するとともに、竜頭500と連動して回転する回転操作部600と、竜頭500を
時計外方側に付勢するコイルばね700と、を備えた。そして、竜頭500は、竜頭を外
装ケース10に係脱するロック係合部532を備え、外装ケース10は、竜頭500が時
計内方側に押し込まれた状態で、竜頭500のロック係合部532と係脱可能な竜頭係合
部104を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ムーブメントの巻真を回転させる竜頭を備えた時計に関する。
従来、竜頭を備えた時計が知られている。このような時計では、竜頭を回転させること
で、竜頭から巻真に介してムーブメントにおける所定の駆動部に回転力が伝達され、例え
ば指針位置や日付などの各種表示情報を調整したり、ゼンマイの巻き上げを実施したりす
る。また、竜頭を引き出し状態に応じて回転力の伝達先を変え、複数の機能を調整可能な
時計や、不慮の竜頭の回転を防止するために、竜頭を引き出した状態でムーブメントに回
転力を伝達可能となる時計などが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の時計では、時計の外装ケースに雄ねじ部が形成され、竜頭にこ
の雄ネジ部に係合可能な雌ねじ部が形成されている。そして、竜頭不使用時には、竜頭の
雌ねじ部を外装ケースの雄ネジ部に螺合させて固定させることで、不慮の竜頭引き出しを
防止し、誤作動を防止する構成が採られている。
実開昭55−170686号公報
ところで、従来、竜頭を押し込みながら竜頭の雌ネジ部を外装ケースの雄ネジ部に係脱
させる操作により、竜頭のロック、ロック解除を実施している。このため、竜頭がロック
状態からロック解除状態に移行した際のタイミングが分かりにくいという問題があり、さ
らなる操作性の向上が望まれている。
本発明では、上述のような問題に鑑み、簡単な構成で、操作性が良好な時計を提供する
ことを目的とする。
本発明の時計は、ムーブメントが内蔵されるとともに、一部に内外を連通する竜頭孔が
設けられる時計ケースと、前記竜頭孔に挿通され、軸心を回転中心として回転可能に設け
られるとともに、前記ムーブメントに回転力を伝達する竜頭と、を備える時計であって、
前記竜頭を軸心方向に沿って進退自在に保持し、かつ前記竜頭の周方向において、前記竜
頭と連動して回転可能な回転操作部と、前記竜頭を当該時計の中心から離れる時計外方側
に付勢する付勢手段と、を備え、前記竜頭は、当該竜頭を前記時計ケースに係脱するロッ
ク係合部を備え、前記時計ケースは、前記竜頭が当該時計の中心に向かう時計内方側に移
動された状態で、前記竜頭が前記周方向に沿う第一方向に回転されることで、前記ロック
係合部が係合され、前記第一方向とは反対となる第二方向に回転されることで、前記ロッ
ク係合部の係合が解除される竜頭係合部を備えることを特徴とする。
この発明では、回転操作部は、竜頭を軸心方向に沿って進退自在に保持し、周方向にお
いて、前記竜頭の相対回転を規制する。したがって、竜頭を時計内方側に押し込んだ状態
で、回転操作部を回転操作することで、竜頭が連動して回転する。この時、回転操作部を
第一方向に回転させることで、ロック係合部が竜頭係合部に係合され、竜頭がロックされ
る。また、回転操作部を第二方向に回転させると、ロック係合部から竜頭係合部が外れ、
付勢手段の付勢力により、竜頭が時計外方側に弾き出される。
すなわち、回転操作部により竜頭のロック/ロック解除を操作することができ、ロック
解除した際に、例えば竜頭を指でつまむなどの操作をしていない状態では、竜頭が付勢手
段の付勢力により勢いよく押し出されるため、利用者は、竜頭のロック解除のタイミング
を容易に確認することができ、操作性を良好にすることができる。
また、竜頭を直接操作せず、回転操作部を回転することで竜頭のロック/ロック解除を
実施する従来にない新しいデザインを提供でき、意匠性も良好となる。
本発明の時計では、前記回転操作部は、略筒状に形成され、筒内周面の時計内方側に設
けられるとともに、前記竜頭を前記軸心に沿って進退可能に保持し、かつ前記竜頭の外周
部と係合して前記竜頭と連動して回転可能となる竜頭保持部と、筒内周面の時計外方側に
設けられるとともに、前記竜頭を前記軸心に沿って進退可能、かつ周方向に回転可能に開
放する竜頭脱離部と、を備えたことが好ましい。
この発明によれば、竜頭が時計内方側に押し込まれた状態では、回転操作部の竜頭保持
部と竜頭とが連動して回転可能となり、回転操作部を回転させることで竜頭のロック・ロ
ック解除が可能となる。一方、竜頭のロックが解除され、付勢手段により時計外方側に押
し出された際には、回転操作部の竜頭脱離部の位置に竜頭が位置し、回転方向に対して回
転操作部および竜頭が連動しない。これにより、回転操作部の回転状態を見ることで、竜
頭がロックされているか否かを容易に確認することが可能となる。すなわち、回転操作部
を負荷なく回転させることができる状態では、竜頭がロックされていない状態であり、回
転操作部を回転させる際に負荷が係る状態では、竜頭保持部が竜頭を保持し、竜頭が時計
ケースにロックされている状態であると確認することができる。したがって、竜頭のロッ
ク状態を、例えば竜頭の引き出し状態を見ることなく、手探りのみで確認することができ
、操作性を向上させることができる。
また、回転操作部を回転させて竜頭のロックを解除する構成では、竜頭のロックが解除
された後にさらに回転操作部を回転させると、利用者の意図しない操作が実施されるおそ
れがある。例えば、利用者が回転操作部のロック解除に気付かず、回転操作部を回し続け
た場合、竜頭が回転されることで、例えば指針が意図しない方向に回転したり、その他の
時計の調整が実施されたりし、これを修正するために煩雑な作業が発生するおそれもある
。これに対し、上記構成とすることで、竜頭のロックが解除された状態では、回転操作部
と竜頭とが連動して回転しないため、回転操作部の過剰回転による意図しない操作を防止
することができる。
本発明の時計では、前記回転操作部の、当該時計の中心から離隔する時計外方側に、当
該回転操作部の前記軸心に沿う移動を規制するガード部を備えることを特徴とする。
この発明では、ガード部により回転操作部の移動が規制される。これにより、回転操作
部の抜け止めが防止される。また、回転操作部と竜頭の突出先端部との間にガード部が配
置される新しいデザインを提供することができ、意匠性を良好にできる。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態の時計について説明する。なお、以降の説明において、既
に説明した構成と同様の構成については、同一符号を付して、説明を省略もしくは簡略化
する。
〔時計の基本機構〕
本実施形態の時計の基本機構に係る構成について簡略に説明する。
図1は、第一の実施の形態の時計の平面図である。図2は、第一の実施の形態の時計に
おいて、竜頭がロックされた状態における操作手段近傍の概略構成を示す縦断面図である
。図3は、第一の実施の形態の時計において、竜頭のロックが解除された状態における操
作手段近傍の概略構成を示す縦断面図である。
図1において、時計1は、略筒状の外装ケース10と、外装ケース10の一端面に固定
される風防11と、風防11を介して視認可能な文字板12と、時刻を表示する指針13
,14,15と、外装ケース10の内部に収納され、指針13,14,15を駆動するム
ーブメント20とを備えている。また、外装ケース10の側面には、外装ケース10の内
外を貫通する竜頭500を備えた操作手段300が設けられている。
〔ムーブメントの構成〕
ムーブメント20は、詳細な図は省略するが、指針13,14,15を駆動させる駆動
力を供給する駆動部、駆動部から発生する駆動力を各指針13,14,15に伝達させる
駆動輪列、ムーブメントの動作を制御する制御回路部を備えている。
駆動部としては、例えばゼンマイ、ステッピングモータなどを例示することができる。
ゼンマイを駆動源として用いる場合、ムーブメント20は、例えば竜頭500から伝達さ
れる回転力をゼンマイに伝達させるゼンマイ巻き上げ機構、もしくは、発電機や電池など
といった駆動電源を用い、ゼンマイの自動巻き上げを実施する巻き上げ機構などを備える
。また、ステッピングモータを動力源とする場合、ムーブメント20は、ステッピングモ
ータに電力を供給する発電機や電池を備える。また、制御回路部には、ステッピングモー
タの回転数を制御して、指針の駆動速度を調速する調速回路などが設けられる。
駆動輪列は、駆動部から出力される駆動力を伝達する複数の歯車を備えている。これら
の歯車は、各指針13,14,15の駆動間隔に応じて、それぞれ異なるギア比に形成さ
れている。そして、これらの歯車により、秒針13は、1分間に1周の駆動速度で、分針
14は、1時間に1周の駆動速度で、時針15は、12時間もしくは24時間で1周の駆
動速度で運針される。
制御回路部は、発電機や二次電池などの電力供給源から供給される電力により駆動され
る。この制御回路部は、例えばパルス信号発生回路から出力されるクロックパルスに基づ
いて、駆動部にて発生する駆動力を制御したり、輪列の駆動状態が一定速度となるように
調速制御したりする各種回路を備えている。
また、ムーブメント20は、竜頭500に接続される巻真41を備えている。この巻真
41は、図2に示すように、竜頭500に接続され、竜頭500が引き出されている状態
で、例えばムーブメント20内部に設けられる駆動輪列のうち、いずれか1つの番車に接
続され、指針13,14,15の調整や、日車の調整が可能となる。
〔操作手段の構成〕
次に、外装ケース10に設けられる操作手段300の構成を図2および図3に基づいて
説明する。
操作手段300は、時計1の3時方向に設けられている。そして、この操作手段300
は、外装ケース10に固定されるガード部400と、外装ケース10の内外を貫通して設
けられる竜頭500と、竜頭を操作する回転操作部600とを備えている。
竜頭孔101には、円筒状のパイプ103が嵌挿され、竜頭500は、このパイプ10
3に挿通されている。また、パイプ103は、竜頭孔101の内周面との間にパッキン6
1が設けられ、このパッキン61により時計1の防水性が保たれている。
また、パイプ103の時計外方側の突出先端部の外周面には、竜頭係合部104が設け
られている。なお、パイプ103および外装ケースにより本発明の時計ケースが構成され
る。
この竜頭係合部104は、竜頭500に形成される雌ネジ山を係合可能な雄ネジ山であ
り、竜頭500が回転されることで、螺合され、竜頭500のロック・ロック解除が可能
となる。ここで、パイプ103は、外装ケース10の外周面から所定長だけ突出し、この
突出部の略中央部から時計内方側に竜頭係合部104が形成される。すなわち、竜頭50
0が押し込まれた状態で、初めて竜頭係合部104に竜頭500が係合可能となる。
ガード部400は、図1に示すように、長手方向を有するブリッジ状に形成されている
。このガード部400の両端足401は、それぞれ外装ケース10に3時方向に形成され
る竜頭孔101を挟んで配置されるとともに、外装ケース10の外周面に例えばネジ止め
などにより固定されている。なお、ガード部400がネジ止めにより固定される例を示す
が、例えば、溶接などにより固定されていてもよく、さらには、外装ケース10に一体形
成されている構成などとしてもよい。
そして、ガード部400の略中央部には、外装ケース10の外周面との間に所定隙間寸
法の操作開口420を介して設けられる移動規制部410が形成されている。また、この
移動規制部410には、図2に示すように、時計1の中心点から竜頭孔101の中心点を
結ぶ直線Aと交差する位置に、竜頭500が挿通可能な孔径を有する竜頭挿通孔411が
開口形成されている。
竜頭500は、図2,3に示すように、直線Aを回転中心軸として回転可能に、かつ軸
心方向に沿って移動可能にパイプ103に保持されている。
この竜頭500は、パイプに挿通される挿通部510と、挿通部510に挿通される巻
真接続部520と、挿通部510の先端に一体形成される操作受部530と、操作受部5
30の時計外方側に一体形成される操作頭部540と、を備えている。
挿通部510は、略円筒状に形成され、時計内方側の先端部の筒内周部に、上述のよう
に、巻真接続部520が挿通される。また、挿通部510の時計内方側先端には、内周径
寸法が狭く形成される脱離規制部511が形成され、巻真接続部520の抜け落ちを防止
する。さらに、挿通部510内周部には、巻真接続部520に固定される環状の駆動伝達
部材512が設けられている。この駆動伝達部材512は、例えばウレタンゴムなどの高
摩擦係数を有する合成ゴムにより形成され、竜頭500が時計外方に引き出された際に、
巻真接続部520に接触して、竜頭500の回転力を巻真接続部520に伝達する。
また、挿通部510は、パイプ103との間に、環状保持部材513および抜け止め部
材514が介装される。環状保持部材513は、挿通部510およびパイプ103間の防
水性を確保するとともに、挿通部510のガタを防止する。抜け止め部材514は、環状
保持部材513の抜け落ちを防止する。
巻真接続部520は、挿通部510の内周径寸法よりも小さい軸径を有する軸状に形成
されている。また、この巻真接続部520は、時計内方側端面に、巻真41を接続する接
続孔521を備え、この接続孔521に巻真が嵌挿されることで、竜頭500の回転力が
巻真41に伝達される。なお、巻真41の連結方法としては、接続孔521の断面形状を
非円形とし、この接続孔521の断面形状と同一断面形状を有する巻真41の先端部を、
接続孔521に圧入させる。なお、巻真41の連結方法としては、これに限定されず、例
えば、接続孔521をネジ穴とし、巻真41の先端に設けられた雄ネジを螺合させる構成
など、その他の構成であってもよい。
さらに、巻真接続部520の時計外方側には、挿通部510の内周径寸法と略同一径寸
法となる駆動フランジ522が形成されている。この駆動フランジ522は、脱離規制部
511よりも径大に形成されて挿通部510からの抜け落ちを防止する。また、駆動フラ
ンジ522は、竜頭500が時計外方に引き出された状態で、駆動伝達部材512に当接
し、駆動伝達部材512から摩擦力により回転力が伝達される。なお、本実施の形態にお
いて、駆動伝達部材512が合成ゴムにより形成され、摩擦力により駆動力が伝達される
構成を例示したが、これに限定されない。例えば、駆動伝達部材512の時計外方側端面
に、周方向に沿う山形凹凸面を形成し、駆動フランジ522の時計内方側端面に、駆動伝
達部材512の山形凹凸面に係合可能な凹凸面を形成する。そして、竜頭500が時計外
方に引き出された際に、これらの凹凸面が係合することで、回転力が巻真接続部520に
伝達される構成としてもよい。
そして、巻真接続部520の時計外方側端面には、コイル設置ピン523が時計外方側
に突出形成されている。このコイル設置ピン523には、付勢手段としてのコイルばね7
00が嵌合される。このコイルばね700は、挿通部510の筒内周部に、巻真接続部5
20および操作受部530の間で設置され、操作受部530を時計外方側に付勢する。こ
れにより、竜頭500は、時計外方側に付勢され、ロックが解除された状態で、コイルば
ね700の付勢力により時計外方側に弾き出される。
操作受部530は、時計内方側の端面に、中心軸に沿って上記挿通部510が延出する
とともに、パイプ103の外周面に沿う内周面を有する環状凹部531が設けられている
。この環状凹部531には、軸方向に沿う中央部から時計外方側端部に亘って、パイプ1
03に形成される竜頭係合部104に係合可能なロック係合部532が形成されている。
このロック係合部532は、竜頭係合部104の雄ネジ山に係合される雌ネジ山であり、
竜頭500が所定の第一方向に回転されることで、竜頭係合部104に係合されてロック
され、竜頭500が第一方向とは逆となる第二方向に回転されることで、竜頭係合部10
4との係合が解除され、すなわちロック解除される。
また、操作受部530は、直線Aに直交する外周面の断面形状が、例えば正六角形、楕
円形状、トラック形状などの非円形に形成されている。また、この操作受部530の断面
形状における外接円の径寸法は、ガード部400の竜頭挿通孔411の内周径寸法よりも
小さく形成されており、竜頭500が時計外方側に引き出された際に、操作受部530が
竜頭挿通孔411内を通過して引き出し可能となる。
操作頭部540は、直線Aに直交する断面寸法が、竜頭挿通孔411よりも径大となる
ように形成されている。また、操作頭部540は、略円盤状に形成され、時計平面方向に
対するサイズの小型化が図られている。
回転操作部600は、直線Aを中心とした筒形状に形成され、この直線Aを回転中心軸
として回転可能に保持されている。
具体的には、回転操作部600は、パイプ103の外周径寸法と略同一径寸法に形成さ
れる回転保持部610と、回転保持部610の時計外方側に一体形成される操作駆動部6
20とを備えている。
回転保持部610は、筒内周面がパイプ103に摺接し、外装ケース10に回転可能に
保持されている。より具体的には、外装ケース10の外周面には、竜頭孔101と同軸上
で、竜頭孔101よりも径大となる回転保持凹部102が形成されている。また、回転保
持部610は、時計内方側に突出し、回転保持凹部102と略同一径寸法に形成される円
筒形状の挿入保持部611を備えている。そして、回転操作部600は、挿入保持部61
1が、回転保持凹部102に係合されることで、外装ケース10に回転可能に保持される

また、回転保持部610の内周面には、Cリング612により位置決めされる樹脂性リ
ング部材613が設けられている。この樹脂性リング部材613は、内周部がパイプ10
3の外周面に当接することで、回転保持部610のガタを防止するとともに、防水性を確
保している。
操作駆動部620は、回転保持部610の時計外方側に一体形成されている。この操作
駆動部620の内周面621は、操作受部530の外周断面形状と略同一形状に形成され
ており、例えば多角形状、楕円形状、トラック形状などの非円形状に形成されている。そ
して、この操作駆動部620の内周部に操作受部530が挿通されることで、回転操作部
600と竜頭500とが連動して回転可能、かつ竜頭500を軸心方向に沿って進退自在
に保持することが可能となる。
また、操作駆動部620の外方側端面は、ガード部400の移動規制部410に僅かな
隙間寸法を開けて対向しており、これより、回転操作部600の時計外方側への移動が規
制される。
そして、上記のような操作駆動部620は、ガード部400の移動規制部410と外装
ケース10との間に形成された操作開口420に臨んで配置される操作面622を備えて
おり、外部からこの操作面622を回動操作することで、時計操作部510を回動させる
。また、この操作開口420から臨む操作面622は、時計内方側から外方側に向かうに
従って、断面径寸法が小さくテーパ状に形成され、時計1の外装ケース10から操作面6
22、ガード部400の移動規制部410に亘って、滑らかなカーブを描く曲線形状に形
成されている。
〔時計の操作〕
次に上記のような時計1の操作方法について、説明する。
時計1では、竜頭500を操作することで、例えば指針13,14,15の位置修正な
ど、各種時計の設定事項を調整することができる。このような竜頭500の操作は、時計
1から竜頭を引き出した状態で実施し、竜頭500を操作しない際には、不慮の竜頭50
0の回転による誤操作および誤動作を防ぐため、竜頭500をロックする。
竜頭500をロックする場合には、利用者は、まず操作頭部540を時計内方側に押し
込みながら、回転操作部600を第一方向に回転させる。竜頭500が押し込まれること
で、ロック係合部532と竜頭係合部104とが係合可能な位置関係まで移動し、回転操
作部600が第一方向に回転されることで、竜頭500も連動して回転し、竜頭係合部1
04の雄ネジ山にロック係合部の雌ネジ山が螺合される。これにより、図2に示すように
、竜頭500が外装ケース10に固定され、ロック状態(回転不可能状態)となる。この
状態では、巻真接続部520の駆動フランジ522が、挿通部510の駆動伝達部材51
2から離れ、巻真接続部520への駆動力伝達が不可能となる。
一方、竜頭500のロックを解除する場合には、利用者は回転操作部600を第二方向
に回転させる。この回転操作部600の回転により竜頭500も第二方向に回転され、こ
れにより、ロック係合部532が竜頭係合部104から脱離する。この時、操作受部53
0は、巻真接続部520および操作受部530の間に配置されるコイルばね700により
、時計外方側に付勢されているため、図3に示すように、操作頭部540が時計外方側に
弾き出される。これにより、利用者は、竜頭500のロックが解除された旨を容易に認識
可能となる。
このロック解除状態では、竜頭500の移動とともに、駆動伝達部材512も時計外方
側に移動し、駆動伝達部材512が駆動フランジ522に当接する。これにより、回転操
作部600を回転操作させると、竜頭500が連動して回転し、駆動伝達部材512から
駆動フランジ522を介して巻真接続部520に駆動力が伝達され、巻真接続部520に
接続される巻真41が回転駆動される。なお、ロック解除時において、回転操作部600
の回転操作のみならず、竜頭500の操作頭部540を回転させることでも、巻真41に
回転力を伝達させることができる。
〔第一の実施の形態の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態の時計1では、竜頭500の操作受部530は、直線
Aに直交する断面形状が非円形状に形成され、この操作受部530の断面形状と同一断面
形状の内周面を有する回転操作部600が係合されている。また、外装ケース10に挿通
されるパイプ103には、竜頭係合部104が形成され、竜頭500の操作受部530に
は、この竜頭係合部104に係合可能なロック係合部532が形成されている。また、巻
真接続部520と操作受部530との間には、コイルばね700が設けられ、操作受部5
30は時計外方側に付勢されている。
このような時計では、竜頭500が時計内方側に押し込まれた状態で、回転操作部60
0を第一方向に回転させると、竜頭500も連動して回転し、竜頭係合部104にロック
係合部532が係合されてロック状態となる。また、このロック状態で、回転操作部60
0を第二方向に回転させると、竜頭係合部104からロック係合部が脱離し、コイルばね
700の付勢力により竜頭500が時計外方側に弾き出される。
このため、回転操作部600を回転するだけの簡単な構成で、竜頭500のロック/ロ
ック解除を操作することができる。また、回転操作部600の操作のみで竜頭500のロ
ックが解除できるため、竜頭500に手を触れない状態でロック解除を実施すると、コイ
ルばね700の付勢力により竜頭500が時計外方側に勢いよく弾き出され、利用者は、
ロック解除のタイミングを容易に認識することができる。すなわち、従来の竜頭ロックの
ように、竜頭を操作してロック/ロック解除を実施する場合、例えば付勢手段により竜頭
が付勢されている場合であっても、手で竜頭を操作しているため、ロックが解除された感
触を実感できず、どのタイミングでロック解除されたか認識することが困難となる。この
場合、ロック解除を認識せずに、竜頭を回し続けると、例えば利用者の意図しない指針の
調整が実施されるなどの不都合があり、この場合、再度指針を調整しなおすなど煩雑な作
業が伴う。これに対して、本実施の形態の時計1では、上記のように、ロック解除タイミ
ングが容易に認識することができるため、上記のような利用者の意図しない操作が防止で
き操作性をより良好にすることができる。
また、操作頭部540が回転操作部600の外方に配置される新しい時計デザインを提
供することができ、意匠性を向上させることができる。
また、ガード部400は、長手状に形成され、長手方向の両端足401が外装ケース1
0に固定されている。そして、ガード部400の中央部に移動規制部410が形成され、
この移動規制部410と外装ケース10との間に操作開口420が形成され、操作開口4
20に回転操作部600が配置されている。このため、簡単な構成でガード部400によ
る回転操作部600の移動規制を実施でき、回転操作部600の抜け落ちやガタを防止す
ることができる。
さらに、回転操作部600の操作駆動部620は、略筒状に形成され、筒内周面621
における断面形状が、操作受部530の断面形状と同一である非円形状に形成され、この
操作駆動部620の筒内周部に操作受部530が挿通されている。このため、操作受部5
30を操作駆動部620に挿通させるだけの簡単な構成で、時計操作部510を軸心方向
に沿って進退移動可能、かつ、時計操作部510と回転操作部とを連動させて、軸心を回
転中心軸として回転可能に保持することができる。
また、回転操作部600の操作面622は、時計内方側から外方側に向かうに従って、
断面径寸法が小さくテーパ状に形成されている。このため、外観上の意匠性を向上させる
ことができるとともに、回転操作部600の操作感を向上させることができる。
さらに、回転操作部600の回転保持部610には、Cリング612により位置決めさ
れる樹脂性リング部材613が設けられている。また、操作頭部540とパイプ103の
間にも同様に、抜け止め部材514により抜け落ちが防止される環状保持部材513が設
けられている。このため、回転操作部600の直線Aに直交する方向へのガタ、および竜
頭500の直線Aに直交する方向へのガタを良好に防止することができ、操作性をより向
上させることができる。
また、操作頭部540が略円盤状に形成されているため、時計平面方向のサイズの抑え
ることができる。この場合でも、回転操作部600を操作することで、竜頭500を回転
させることができるため、良好な操作性が維持することができる。
〔第二の実施の形態〕
次に、本発明に係る第二の実施の形態の時計1Aについて説明する。
図4は、第二の実施の形態の時計の平面図である。図5は、第二の実施の形態の時計に
おいて、竜頭がロックされた状態における操作手段近傍の概略構成を示す縦断面図である
。図6は、第二の実施の形態の時計において、竜頭のロックが解除された状態における操
作手段近傍の概略構成を示す縦断面図である。
第一の実施の形態では、竜頭500がロックされた状態、およびロックが解除された状
態の双方において、回転操作部600の回転により竜頭500が回転される構成を例示し
た。この構成では、竜頭500のロックが解除されたタイミングで、竜頭500が時計外
方に飛び出すため、竜頭500の位置を確認することで、または竜頭500の飛び出し音
を確認することで、ロック解除を確認することができる。しかしながら、例えば、利用者
が時計1を見ていない状況、竜頭500の飛び出し音が聞こえない状況において、竜頭5
00のロックが解除された場合、回転操作部600がさらに回転されることで、竜頭50
0もさらに回動し、利用者が意図しない時計の調整が実施される場合がある。このような
場合、再び回転操作部600または竜頭500を逆回転させる必要があるなど、煩雑な作
業が伴う。
第二の実施の形態では、上記のような問題を解決する構成を提供する時計であり、第一
の実施の形態の竜頭500および回転操作部600に改良が加えられている。
第二の実施の形態の竜頭500Aは、挿通部510と、巻真接続部520と、操作受部
530と、操作頭部540Aとを備えている。挿通部510、巻真接続部520、および
操作受部530は、第一の実施の形態の竜頭500と同様の構成である。
この竜頭500Aでは、図4ないし図6に示すように、操作頭部540Aが略円柱状に
形成され、外周面に沿って竜頭操作面541が形成される。この竜頭500Aでは、利用
者が操作頭部540Aをつまみ回転させることで、竜頭500Aを容易に回転させること
が可能となる。
回転操作部600Aは、回転保持部610と、回転保持部610の時計外方側に一体形
成される操作駆動部620Aとを備えている。回転保持部610の構成については、第一
の実施の形態の時計1における回転操作部600と同一構成であるため、ここでの説明を
省略する。
操作駆動部620Aは、略筒状に形成され、筒内周面における時計内方側には、操作受
部530の外周断面形状と略同一形状に形成され、操作受部530を挿通して保持可能な
竜頭保持部623が形成されている。一方、操作駆動部620Aの筒内周面における時計
外方側には、操作受部の外周断面形状の仮想外接円よりも径大となる断面円形状に形成さ
れる竜頭脱離部624が設けられている。
ここで、竜頭500Aの操作受部530の外周断面形状および竜頭保持部623の内周
断面形状としては、例えば正多角形状など、中心点に対して点対象となる形状に形成され
ていることが好ましい。このような点対象形状の場合、竜頭500Aが時計内方側に押し
込まれた際に、操作受部530および竜頭保持部623が噛み合わず、操作受部530を
竜頭保持部623内に挿通できなかった場合でも、竜頭500Aまたは回転操作部600
Aを僅かに回転させるだけで、操作受部530の外周面と、竜頭保持部623の内周面と
の位置を合わせる補正を実施することができ、操作受部530を竜頭保持部623に挿通
させることが可能となる。
〔時計の操作〕
上述のような第二の実施の形態の時計1Aは、第一の実施の形態と同様に、竜頭500
Aを時計外方側に引き出した状態で、時計の各種設定事項を調整し、竜頭500Aを時計
内方側に押し込みロックすることで、不慮の竜頭500Aの回転を防止する。
竜頭500Aをロックする場合には、利用者は、まず操作頭部540Aを時計内方側に
押し込みながら、回転操作部600Aまたは操作頭部540Aを僅かに回転させる。これ
により、竜頭保持部623に操作受部530が挿通し、回転操作部600Aと竜頭500
Aとが連動して回転可能となる。
この後、竜頭500Aを押圧しながら、回転操作部600Aを第一方向に回転させる。
竜頭500Aを押し込むことで、ロック係合部532と竜頭係合部104とが係合可能な
位置関係まで移動し、回転操作部600Aが第一方向に回転されることで、竜頭係合部1
04の雄ネジ山にロック係合部の雌ネジ山が螺合される。これにより、図5に示すように
、竜頭500Aが外装ケース10に固定され、ロック状態(回転不可能状態)となる。こ
の状態では、巻真接続部520の駆動フランジ522が、挿通部510の駆動伝達部材5
12から離れ、巻真接続部520への駆動力伝達が不可能となる。
一方、竜頭500Aのロックを解除する場合には、利用者は回転操作部600Aを第二
方向に回転させる。この回転操作部600Aの回転により竜頭500Aも第二方向に回転
され、これにより、ロック係合部532が竜頭係合部104から脱離する。この時、操作
受部530は、巻真接続部520および操作受部530の間に配置されるコイルばね70
0により、時計外方側に付勢されているため、図6に示すように、操作頭部540Aが時
計外方側に弾き出される。これにより、利用者は、竜頭500Aのロックが解除された旨
を容易に認識可能となる。
また、竜頭500Aのロックが解除された状態では、操作受部530が竜頭保持部62
3から脱離し、竜頭脱離部624側に移動する。この竜頭脱離部624は、内周径寸法が
操作受部530の外周断面の仮想外接円の径寸法より大きく形成されるため、竜頭500
Aと回転操作部600Aとが連動しない。したがって、巻真41に回転力を伝達させるた
めには、操作頭部540Aを回転させる。
〔第二の実施の形態の作用効果〕
上記のような第二の実施の形態の時計1Aでは、回転操作部600Aは、操作駆動部6
20Aの内周面における時計内方側に操作受部530を進退自在に保持し、かつ内周形状
が操作受部530の外周断面形状と同一形状に形成される竜頭保持部623を備えている
。また、回転操作部600Aは、操作駆動部620Aの内周面における時計外方側に操作
受部530の外周断面形状の仮想外接円より径大となる円形状の竜頭脱離部624を備え
ている。
このため、竜頭500Aのロック操作時では、竜頭500Aを押し込むことで操作受部
530Aが竜頭保持部623に係合され、回転操作部600Aと竜頭500Aとが連動し
て回転可能となる。したがって、上記第一の実施の形態と同様に、竜頭500Aを時計内
方側に押し込みながら回転操作部600Aを第一方向に回転させるだけで、容易に竜頭5
00Aをロックすることができる。
また、竜頭500Aのロックを解除する際には、回転操作部600Aを第二方向に回転
させることで、コイルばね700の付勢力により竜頭500Aが時計外方に弾き出される
。これにより、第一の実施の形態と同様、利用者は、ロック解除のタイミングを容易に認
識することができる。
また、ロックが解除された際、操作受部530が竜頭脱離部624側に移動することで
、回転操作部600Aを回転させた場合でも、その回転力が竜頭500Aに伝達されない
。したがって、回転操作部600Aを操作した際の負荷力が小さくなるため、利用者は、
ロック解除のタイミングを操作感(負荷力)によっても、容易に認識することが可能とな
る。
さらに、竜頭500Aのロックが解除された状態で、回転操作部600Aを回転させた
場合でも、竜頭500Aにその回転力が伝達されないため、例えば利用者が竜頭500A
のロック解除に気付かなかった場合でも、竜頭500Aの回転による時計の調整操作が実
施されることがなく、誤操作を防止でき、このような誤操作に伴う修正作業も不要となる
ため、操作性を向上させることができる。
そして、竜頭500Aの操作受部530の外周面の断面形状、および回転操作部600
Aの操作駆動部620Aは、例えば正多角形など、中心軸に対して点対象となる非円形状
に形成されている。
このため、竜頭500Aのロック時、竜頭500Aを時計内方側に押し込んだ際に、操
作受部530が竜頭保持部623内に挿通されなかった場合でも、僅かに竜頭500Aま
たは回転操作部600Aを回転させるだけで、操作受部530を竜頭保持部623に挿通
させることができる。したがって、操作性が悪化することなく、利用者は、容易に竜頭5
00Aをロックする作業を実施することができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる
範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、竜頭500,500Aとして、複数段に引き出し可能であり、それぞれの引き
出し状態に応じて、竜頭500,500Aの回転操作時における駆動伝達先を変更する構
成としてもよい。この場合、例えば、竜頭500,500Aを一段階引き出した場合には
、分針14を調整し、二段階引き出した場合には、日車を回転させて表示日付を調整する
などといった操作が可能となる。
また、パイプ103の外周面に竜頭係合部104を設け、竜頭500の環状凹部531
の内周面にロック係合部532を設ける構成としたが、これに限定されない。例えば、竜
頭500,500Aの操作受部530を、回転操作部600を貫通して外装ケース10に
設けられる凹部に係合可能な構成とし、この外装ケースの凹部内周面に竜頭係合部、操作
受部530の外周面にロック係合部を設ける構成などとしてもよい。さらには、外装ケー
ス10の竜頭孔101にパイプ103が挿通される構成としたが、例えば、パイプ103
と外装ケース10とが一体形成される構成としてもよい。
さらに、竜頭500の移動により、巻真接続部520の駆動フランジ522と、挿通部
510に内周部に固定される駆動伝達部材512とが係脱され、これにより、駆動力が巻
真41に伝達される状態と伝達されない状態とを切替る構成を例示したが、これに限定さ
れない。例えば、挿通部510の先端に巻真接続部520が固定され、巻真41自身が軸
方向に沿って移動可能な構成としてもよい。このような構成では、竜頭500および巻真
41が引き出され状態で、巻真41が所定の駆動伝達先に接続可能となる構成とすること
で、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記第一および第二の実施の形態において、付勢手段としてコイルばね700を
例示したが、これに限定されず、例えば合成樹脂性の弾性部材を設ける構成などとしても
よい。
そして、上記第一の実施の形態において、回転操作部600は、略筒状に形成され、筒
内周部において、時計操作部510の操作受部530に係合する構成としたがこれに限定
されない。例えば、操作受部530を円筒状または円柱状に形成し、外周面に歯車を形成
する。そして、回転操作部は、操作受部530の時計上面側(風防側)に設けられ、操作
受部530の歯車に噛合可能な歯車形状に形成される構成としてもよい。このような構成
でも、回転操作部を回転させることで、竜頭500を回転駆動させることが可能となる。
また、この時、回転操作部を操作開口420の時計内方側に配置し、時計外方側を開け
ることで、第二の実施の形態の時計1Aと同様の作用効果を得ることができる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範
囲で他の構造などに適宜変更できる。
本発明の第一の実施の形態の時計の平面図である。 第一の実施の形態の時計の操作手段近傍において、竜頭がロックされた状態を示す縦断面図である。 第一の実施の形態の時計の操作手段近傍において、竜頭のロックが解除された状態を示す縦断面図である。 本発明の第二の実施の形態の時計の平面図である。 第二の実施の形態の時計の操作手段近傍において、竜頭がロックされた状態を示す縦断面図である。 第二の実施の形態の時計の操作手段近傍において、竜頭のロックが解除された状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1,1A…時計、10…外装ケース、20…ムーブメント、101…竜頭孔、104…
竜頭係合部、400…ガード部、500,500A…竜頭、532…ロック係合部、60
0…回転操作部、623…竜頭保持部、624…竜頭脱離部、700…付勢手段としての
コイルばね。

Claims (3)

  1. ムーブメントが内蔵されるとともに、一部に内外を連通する竜頭孔が設けられる時計ケ
    ースと、前記竜頭孔に挿通され、軸心を回転中心として回転可能に設けられるとともに、
    前記ムーブメントに回転力を伝達する竜頭と、を備える時計であって、
    前記竜頭を軸心方向に沿って進退自在に保持し、かつ前記竜頭の周方向において、前記
    竜頭と連動して回転可能な回転操作部と、
    前記竜頭を当該時計の中心から離れる時計外方側に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記竜頭は、当該竜頭を前記時計ケースに係脱するロック係合部を備え、
    前記時計ケースは、前記竜頭が当該時計の中心に向かう時計内方側に移動された状態で
    、前記竜頭が前記周方向に沿う第一方向に回転されることで、前記ロック係合部が係合さ
    れ、前記第一方向とは反対となる第二方向に回転されることで、前記ロック係合部の係合
    が解除される竜頭係合部を備える
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記回転操作部は、略筒状に形成され、
    筒内周面の時計内方側に設けられるとともに、前記竜頭を前記軸心に沿って進退可能に
    保持し、かつ前記竜頭の外周部と係合して前記竜頭と連動して回転可能となる竜頭保持部
    と、
    筒内周面の時計外方側に設けられるとともに、前記竜頭を前記軸心に沿って進退可能、
    かつ周方向に回転可能に開放する竜頭脱離部と、を備える
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の時計において、
    前記回転操作部の、当該時計の中心から離隔する時計外方側に、当該回転操作部の前記
    軸心に沿う移動を規制するガード部を備える
    ことを特徴とする時計。
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