JP2010243343A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻真の耐衝撃性を格段に向上させることができる時計を提供すること。
【解決手段】時計1を、ケース3に回転自在に支持された竜頭6と、竜頭6の竜頭軸62に設けられた竜頭側係合部材65と、ケース3内に収容されたムーブメント4に一端側が回転自在に支持された巻真7と、巻真7の他端側に設けられた巻真側係合部材71と、竜頭側係合部材65と巻真側係合部材71との間に形成されて竜頭6の回転を遮断する空隙Cと、この空隙Cを一時的に詰めて竜頭6の回転を巻真7に伝達する伝達機構10とを備えて構成し、通常使用時には空隙Cを形成しておいて、衝撃を受けた場合のケース3とムーブメント4との位置ずれを空隙Cで吸収できるようにし、巻真7に剪断方向の応力が生じないようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、時計に係り、特に竜頭と巻真との連結構造の改良に関する。
アナログ式の腕時計には、一端がムーブメントに組み込まれ、他端がケース外方に設けられた竜頭と連結される巻真が用いられる。このような巻真は細い棒状部材であるため、衝撃等によりムーブメントとケースとの位置的な位相がずれた場合には、剪断方向に大きな負荷がかかり、剪断応力が生じて折れる可能性が高い。
このため、従来では、竜頭にプロテクタを取り付けることにより、この竜頭を介して作用する巻真への衝撃を防ぐことが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特開平6−76881号公報 特開2000−329867号公報
しかしながら、前記特許文献1,2で提案されている構造では、巻真への軸方向への衝撃は軽減されるが、剪断方向の衝撃には効果がないという問題がある。その他、上記の特許文献1,2以外に、竜頭と巻真とを着脱自在に設けることを提案した文献も多数存在するが、いずれの文献の着脱構造も、腕時計を身に着けている通常使用時に外力等が加わることで着脱される訳ではなく、剪断方向に作用する衝撃に対しての効果はない。
本発明の目的は、巻真の耐衝撃性を格段に向上させることができる時計を提供することにある。
本発明の時計は、ケースに回転自在に支持された竜頭と、前記竜頭に設けられた竜頭側係合手段と、前記ケース内に収容されたムーブメントに一端側が回転自在に支持された巻真と、前記巻真の他端側に設けられた巻真側係合手段と、前記竜頭側係合手段と前記巻真側係合手段との間に形成されて当該竜頭の回転を遮断する空隙と、この空隙を一時的に詰めて前記竜頭の回転を前記巻真に伝達する伝達機構とを備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、竜頭側係合手段と巻真側係合手段との間に空隙を設けるので、時刻修正を行う場合などには、伝達機構によってその空隙を詰めて竜頭の回転を巻真に伝達させればよく、それ以外の通常使用時には、空隙によって竜頭と巻真の位置ずれ、ひいてはケースとムーブメントの位置ずれを吸収でき、衝撃によってそれらが位置ずれした場合でも、巻真に剪断方向の応力が生じることはなく、巻真の耐衝撃性を格段に向上させることができる。
本発明の時計において、前記伝達機構は、前記竜頭が外方に移動することで前記空隙が詰まるように構成されていることが好ましい。
このような本発明では、竜頭の引き操作を行った場合でも、竜頭と巻真とを連結させておくことができ、一般的な時計と同様な操作にて時刻修正やカレンダー修正を行える。
本発明の時計において、前記伝達機構は、前記竜頭を外方に付勢する弾性部材と、前記弾性部材の付勢力により前記竜頭と共に外方側に移動する前記竜頭側係合手段と、前記竜頭側係合手段が当接される前記巻真側係合手段とを備えて構成され、前記竜頭側係合手段および前記巻真側係合手段のそれぞれには、互いに当接係合する係合面が設けられるとともに、前記係合面間に前記空隙が形成されることを特徴とする。
このような本発明によれば、コイルばねの付勢力で竜頭と共に竜頭側係合手段を移動させると、竜頭側係合手段の係合面が巻真側係合手段の係合面に当接して係合し、巻真と竜頭とを連結させることができる。
本発明によれば、通常使用時には竜頭と巻真とを空隙を介して離間させておくので、衝撃によってケースとムーブメントとが位置ずれした場合でも、巻真に剪断方向の応力が生じることはなく、巻真の耐衝撃性を格段に向上させることができるという効果がある。
本発明の第1実施形態に係る時計の要部を示す断面図。 第1実施形態の時計の竜頭を引き出した状態を示す断面図。 第1実施形態での巻真側係合部材を示す断面図。 前記巻真側係合部材の変形例を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る時計の要部を示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る時計の要部を示す断面図。 本発明の第4実施形態に係る時計の要部を示す断面図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第2実施形態以降において、次説する第1実施形態での部材と同一部材および同じ機構を有する部材には、第1実施形態と同符号を付してその説明を省略または簡略化する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る時計1の要部を示す断面図である。
図1において、時計1は、例えば複数の指針2を有した機械時計、電子時計、電子制御式機械時計などであり、ケース3と、ケース3内に配置されて指針2が取り付けられるムーブメント4と、ムーブメント4の図1中の上方側に取り付けられる文字板5とを備え、文字板5がケース3を構成する見切り31の下面に当接されている。
ケース3の上方側の開口部分は縁部材32に取り付けられた風防ガラス33で塞がれ、下方側の開口部分は裏蓋34で塞がれている。ケース3の側部外方には竜頭6が回転自在に支持されている。竜頭6は、一端がムーブメント4に回転自在に支持された巻真7の他端に連結される。
ケース3の胴35には内外を貫通する貫通孔36が設けられ、貫通孔36には巻真パイプ37がパッキン8を介して圧入されている。巻真パイプ37の内方側の端部には、裏蓋34との干渉を避けるための切欠部37Aが設けられ、この切欠部37Aが図示しない中枠の回転止めとしても機能する。
竜頭6は、巻真パイプ37に着脱自在に螺合するねじロックタイプであり、巻真パイプ37の外方側の端部に設けられた雄ねじ部38に螺合する雌ねじ部61を有している。このような竜頭6は、ケース3側に開口した断面コ字形状とされている。
竜頭6の内部には、中空の竜頭軸62が取り付けられている。竜頭軸62の外方側の端部にはフランジ63が設けられ、このフランジ63が竜頭6の奥側の底面に当接され、フランジ63の外周端面が竜頭6の内周面に沿って圧入されている。竜頭軸62は竜頭6と一体とされ、巻真パイプ37内に摺動自在に挿入されている。
竜頭軸62の基端側(フランジ63側)において、巻真パイプ37の雄ねじ部38に対応した部分と竜頭軸62との間には、止水機能を有した樹脂リング9が巻真パイプ37側に係止されて取り付けられている。この樹脂リング9により、竜頭軸62と巻真パイプ37との軸中心を一致させることも可能である。
樹脂リング9の外方側には、樹脂リング9の抜け止め用のストッパーリング39が設けられている。ストッパーリング39は、竜頭6のねじ込み量を規定する機能を有する。つまり竜頭6を押し込んで巻真パイプ37に螺合していくと、最終的にストッパーリング39が竜頭軸62のフランジ63に当接し、ねじ込みが完了する。
このような竜頭軸62の先端側(ムーブメント4側)には、内外を貫通する開口部64が設けられている。この開口部64には巻真7の外方側の端部が挿入されている。竜頭軸62の内部には、巻真7から離間するに従って拡径する円錐台状のテーパー面71Aを有した巻真側係合部材71が収容されており、この巻真側係合部材71に巻真7が螺合している。
巻真側係合部材71の拡径側には、ばね座72が設けられており、このばね座72と竜頭6内の底面との間には、弾性部材としてのコイルばね73が圧縮された状態で配置されている。コイルばね73により、竜頭6が外方に付勢される。従って、竜頭6をねじロックする場合には、この付勢力に抗して竜頭6を押し込みながらねじ込む。反対に、ねじロックを解除した際には、竜頭6が外方に僅かに飛び出すことになる。
竜頭軸62の内部において、開口部64側には、巻真側係合部材71のテーパー面71Aと同じ傾斜のテーパー面65Aを内周側に有した筒状の竜頭側係合部材65が取り付けられている。竜頭6がねじロックされている時、竜頭側係合手段である竜頭側係合部材65と巻真側係合手段である巻真側係合部材71とは、係合面であるテーパー面65A,71Aを対向させた状態で互いに離間している。つまり、竜頭側係合部材65と巻真側係合部材71との間には空隙Cが形成されている。
これに対して、時刻修正などのために竜頭6のねじロックを解除した時には、図2に示すように、竜頭6がコイルばね73の付勢力により外方に外れることから、これに伴って竜頭軸62も外方側に移動し、竜頭側係合部材65のテーパー面65Aが巻真側係合部材71のテーパー面71Aに当接し、互いに連結される。この連結により、竜頭6がコイルばね73の付勢力で飛び出しても外れることはない。
ここで、各係合部材65,71のテーパー面65A,71Aには、図3に巻真側係合部材71の断面図を代表して示すように、テーパー面71Aの傾斜に沿ってスプライン74が刻設されている。つまり竜頭6のねじロックが解除された状態では、竜頭6と巻真7とがスプライン係合することになり、竜頭6を操作した際の回転が巻真7を介してムーブメント4内の図示しない修正輪列に伝達される。
そして、竜頭6を戻してねじロックすると、竜頭側係合部材65が巻真側係合部材71から離間してスプライン係合が外れるとともに、空隙Cが形成されて竜頭6の回転が遮断されて伝わらない状態となり、ケース3とムーブメント4との機械的な縁が切れる。すなわち、本実施形態では、竜頭側係合部材65、巻真側係合部材71、およびコイルばね73を備えて、空隙Cを一時的に詰めて竜頭6の回転を巻真7に伝達する本発明に係る伝達機構10が構成されている。
従って、竜頭6をねじロックした状態で時計1を身に着ける通常使用時において、衝撃によりケース3とムーブメント4との間で位置的な位相差が生じた場合でも、互いの位置ずれが許容されるから、巻真7に剪断方向の応力が発生することがなく、巻真7の破損を防止できる。
なお、厳密には、巻真7と竜頭6とはコイルばね73を介して接触しているのであるが、コイルばね73は、軸方向のみならず径方向(時計1の表裏方向に同じ)に対しても弾性を有しているため、ケース3とムーブメント4との互いの位置ずれが拘束されることはなく、巻真7に剪断力が作用することはない。
図4(A)〜(D)には、巻真側係合部材71の断面形状の変形例が示されている。竜頭側係合部材65の形状は、巻真側係合部材71の外周と係合する形状であることから理解できるため、ここでの図示を省略する。
本実施形態の巻真側係合部材71にはスプライン74が設けられていたが、図4(A)では設けられておらず、竜頭側係合部材65とのテーパー面65A,71A同士の圧接係合により連結される。図4(B)に示す巻真側係合部材71の断面形状は正四角形であり、断面形状が四角環状の竜頭側係合部材65と係合する。
また、図(C)、(D)に示す巻真側係合部材71の断面形状は正六角形および正八角形であり、それぞれ断面形状が六角環状の竜頭側係合部材65および八角環状の竜頭側係合部材65と係合する。その他、正三角形、正五角形など、正多角形の任意の断面形状を適用できる。
以下には、竜頭6および巻真7の組付手順を説明する。
まず、竜頭軸62内に竜頭側係合部材65を取り付けておくとともに、巻真側係合部材71をフランジ63側から収容する。この後、巻真側係合部材71のばね座72にコイルばね73をセットし、この状態で竜頭軸62を竜頭6内に圧入固定する。そして、竜頭6(竜頭軸62)内の巻真側係合部材71に巻真7を螺合して取り付ける。
さらに、胴35の貫通孔36には巻真パイプ37を圧入しておく。この際、巻真パイプ37の外方側の端部、つまり雄ねじ部38側は僅かに拡開した形状にしておき、その内部に樹脂リング9およびストッパーリング39をセットし、この後に端部を所定量だけかしめて各リング9,39を固定する。そして、巻真7が取り付けられた竜頭6の竜頭軸62を巻真パイプ37内に挿入し、最後に、巻真7の先端をムーブメント4に挿入し、図示しないおしどりにて係止させる。
以上の本実施形態によれば、以下の効果がある。
すなわち、時計1では、竜頭6の竜頭側係合部材65と巻真7の巻真側係合部材71との間には空隙Cが設けられているとともに、この空隙Cを一時的に詰める伝達機構10を備えているので、時刻修正を行う場合などには、伝達機構10によってその空隙Cを詰めて竜頭6の回転を巻真7に伝達させればよく、それ以外の通常使用時には、空隙Cによって竜頭6と巻真7の位置ずれ、ひいてはケース3とムーブメント4の位置ずれを吸収でき、衝撃によってそれらが位置ずれした場合でも、巻真7に剪断方向の応力が生じるのを防止でき、巻真7の耐衝撃性を格段に向上させることができる。
また、伝達機構10では、ねじロックを解除することで竜頭6がコイルばね73により外方に移動し、竜頭側係合部材65と巻真側係合部材71とが空隙Cを詰めて係合する構造であるから、この状態から引き続き竜頭6の段引き操作を行うことで、一般的な時計と同様に時刻修正やカレンダー修正を行えるようにでき、使い勝手を良好にできる。
さらに、ねじロックを外すだけで、コイルばね73の付勢力で竜頭側係合部材65と巻真側係合部材71とを自動的に係合させることができ、この点でも時計1の使い勝手を良好にできるという効果がある。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係る時計1の要部を示す断面図である。
前記第1実施形態では、竜頭軸62と竜頭側係合部材65とは別体に製作され、組付作業により一体に設けられていたが、本実施形態では、竜頭側係合部材65と同機能を有する竜頭側係合手段としての竜頭側係合部66が、竜頭軸62に初めから一体に形成されている。竜頭側係合部66には係合面としてのテーパー面66Aが設けられている。他の構成は第1実施形態と同じである。
本実施形態では、所定の断面形状を有する竜頭側係合部66を機械加工等により予め竜頭軸62内に造り込んでおく必要があるが、別体で製作する第1実施形態に比して部品点数を少なくでき、また組込工程を省略できるという、本実施形態の特有の効果がある。
[第3実施形態]
図6には、本発明の第3実施形態に係る時計の要部が示されている。
本実施形態では、竜頭6を押し込むことで巻真7と連結する構造である。巻真パイプ37の外方側の端部にはばね座81が設けられ、このばね座81と竜頭6の内部底面との間にはコイルばね82が配置されている。コイルばね82は竜頭6を外方側に付勢している。このため、中実でかつ竜頭6と一体に設けられた竜頭軸62の先端側には、係止リング83が取り付けられており、竜頭6が抜け止めされている。そして、竜頭軸62先端には竜頭側係合手段としての剣先歯車84が設けられている。
一方、巻真7の外方側の端部には、巻真側係合手段としてのスプライン歯車85が設けられており、スプライン歯車85の外周側には、外方に向けて拡開したテーパー面からなる案内部86が設けられている。時計1の通常の使用状態では、竜頭6がコイルばね82によって外方に付勢されているために、竜頭6は巻真7から離間して空隙Cが形成されており、ケース3とムーブメント4とは機械的に縁が切れている。従って、衝撃によりケース3とムーブメント4との間に位置的な位相差が生じても、巻真7には剪断方向の応力が発生せず、巻真7の折れが生じない。
一方、時刻修正を行う場合には、竜頭6を押し込み、竜頭軸62の剣先歯車84をスプライン歯車85に噛み合わせ、この押し込み状態を維持しながら竜頭6を回転させればよい。この際、巻真7側には案内部86が設けられているため、位相差により竜頭6の軸中心と巻真7の軸中心がずれている場合でも、剣先歯車84が案内部86に案内されてスプライン歯車85に良好に噛み合うようになる。すなわち、本実施形態では、コイルばね82、剣先歯車84、スプライン歯車85を備えて伝達機構10が構成されている。
本実施形態によれば、竜頭6と巻真7とが伝達経路的に離れているだけではなく、構造的に完全に分離しているので、ケース3に対するムーブメント4の着脱を、ムーブメント4に巻真7を取り付けた状態で簡単に行えるという特有の効果がある。また、竜頭6と巻真7とが何ら接触していないことから、竜頭6に入力した静電気が巻真7を通してムーブメント4内の集積回路等の電子部品に印加することがなく、電子部品を静電気から良好に保護できる。
[第4実施形態]
図7には、本発明の第4実施形態に係る時計の要部が示されている。
本実施形態では、竜頭軸62の先端に竜頭側係合手段としての四角錐状の竜頭側係合部91を設け、この形状に応じて巻真7の端部には巻真側係合手段として、四角錐状に窪んだ巻真側係合部92を設け、これらの係合部91,92およびコイルばね93を備えて伝達機構10を構成した点が、前記第3実施形態とは異なる。他の構成は、第3実施形態と同じである。図中の符号94は案内部である。ただし、各係合部91,92の形状は本実施形態に限定されず、三角錐状、互角錐状など、任意の多角錐の形状を適用できる。
その他、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での種々の変形は、本発明に含まれる。
例えば、前記第1実施形態では、竜頭側係合部材65が所謂雌形状で、巻真側係合部材71が所謂雄形状であったが、竜頭側係合部材65を雄形状とし、巻真側係合部材71を雌形状としてもよい。また、雄雌逆の構造を第2〜第4実施形態に適用してもよい。
前記第1、第2実施形態では、本発明に係る弾性部材としてコイルばね73が設けられていたが、弾性部材としては、弾性を有したゴム部材等であってもよい。
1…時計、3…ケース、4…ムーブメント、6…竜頭、7…巻真、10…伝達機構、65…竜頭側係合手段である竜頭側係合部材、65A,66A…係合面であるテーパー面、66,91…竜頭側係合手段である竜頭側係合部、71…巻真側係合手段である巻真側係合部材、73…弾性部材であるコイルばね、84…竜頭側係合部である剣先歯車、85…巻真側係合手段であるスプライン歯車、92…巻真側係合手段である巻真側係合部、C…空隙。

Claims (3)

  1. ケースに回転自在に支持された竜頭と、
    前記竜頭に設けられた竜頭側係合手段と、
    前記ケース内に収容されたムーブメントに一端側が回転自在に支持された巻真と、
    前記巻真の他端側に設けられた巻真側係合手段と、
    前記竜頭側係合手段と前記巻真側係合手段との間に形成されて当該竜頭の回転を遮断する空隙と、
    この空隙を一時的に詰めて前記竜頭の回転を前記巻真に伝達する伝達機構とを備えている
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記伝達機構は、前記竜頭が外方に移動することで前記空隙が詰まるように構成されている
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項2に記載の時計において、
    前記伝達機構は、
    前記竜頭を外方に付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材の付勢力により前記竜頭と共に外方側に移動する前記竜頭側係合手段と、 前記竜頭側係合手段が当接される前記巻真側係合手段とを備えて構成され、
    前記竜頭側係合手段および前記巻真側係合手段のそれぞれには、互いに当接係合する係合面が設けられるとともに、
    前記係合面間に前記空隙が形成される
    ことを特徴とする時計。
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