JP6270021B2 - 腕時計 - Google Patents

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Description

この発明は、腕時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、時計ケースにプロテクト部材の金属線を取り付け、この金属線に設けられたプロテクト部材の緩衝部を時計ケースの時計ガラス上に配置することにより、時計ガラスを衝撃から保護するように構成されたものが知られている。
特開2002−228772号公報
このような腕時計では、プロテクト部材の金属線が時計ケースを挟み付ける形状になるように、金属線を折り曲げ加工する必要があるため、金属線の製作が面倒であるばかりか、その金属線を時計ケースに取り付けたり、取り外したりする際の着脱作業が煩雑で面倒であるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、保護部材の着脱作業が簡単にできる腕時計を提供することである。
この発明は、上部開口部に時計ガラスが取り付けられた時計ケースと、この時計ケースの上部に沿って配置され、かつ前記時計ガラスの上面に突出する保護部材と、前記保護部材に設けられたフック部と前記時計ケースに設けられた係止部から構成され前記フック部を前記係止部に係脱可能に係止する係止部材と、を備え、前記係止部材は、前記時計ケースに対する前記フック部の押込み操作によって前記フック部が前記係止部に係止され、この状態で前記フック部が更に押込まれると前記係止部による前記フック部の係止が解除される構成であることを特徴とする腕時計である。
この発明によれば、時計ケースの上部に保護部材を取り付ける際に、保護部材を時計ケースの上部に押し付けるだけで、簡単に係止部材のフック部を係止部に係止させて、保護部材を時計ケースに簡単に取り付けることができる。また、保護部材を時計ケースから取り外す際には、係止部材のフック部を係止部から離脱させるだけで、簡単に保護部材を時計ケースから取り外すことができる。このため、保護部材の着脱作業が簡単にできる。
この発明を適用した腕時計の一実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計の要部を分解して示した拡大斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示された腕時計のB−B矢視における拡大断面図である。 図1に示された腕時計において、時計バンドを取り外した状態の腕時計ケースを示した拡大側面図である。 図5に示された腕時計ケースにおいて、第1、第2の各ベゼルを取り除いた状態で、一部を破断して示した拡大斜視図である。 図6に示された係止部材の係止部を示した拡大斜視図である。
以下、図1〜図7を参照して、この発明を適用した腕時計の一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、硬質の合成樹脂からなるケース本体2と、このケース本体2の外周面に配置されるステンレスなどの金属からなる第1ベゼル3と、ケース本体2の上部外周面に配置されるウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなる第2ベゼル4と、を有している。
この場合、腕時計ケース1の上部開口部、つまりケース本体2の上部開口部には、図3および図4に示すように、時計ガラス5がパッキン5aを介して取り付けられている。また、腕時計ケース1の下部、つまりケース本体2の下部には、裏蓋6が防水リング6aを介して取り付けられている。さらに、この腕時計ケース1の内部、つまりケース本体1の内部には、時計モジュール7が収納されている。
時計モジュール7は、図3および図4に示すように、その上面に文字板8が配置され、この文字板8がケース本体2の内周面の上部に設けられた見切り部材8aに当接した状態で、ケース本体2内に配置されている。また、この時計モジュール7は、その下面が裏蓋6の内面(図3では上面)に配置された押え部材9によって上方に押し付けられた状態で、ケース本体2内に配置されている。
この時計モジュール7は、その内部に時計ムーブメント、およびこの時計ムーブメントを駆動する回路基板などの時計機能に必要な各種の部品(いずれも図示せず)を備えている。この場合、時計ムーブメントは、図3および図4に示すように、文字板8の上方に突出した指針軸7aを回転させることにより、この指針軸7aの上部に取り付けられた指針7bを文字板8の上方で運針させて時刻を指示表示させるように構成されている。
また、腕時計ケース1の3時と9時とに位置する個所には、図1および図2に示すように、スイッチ部10がそれぞれ設けられている。さらに、この腕時計ケース1の12時と6時とに位置する個所には、図1〜図4に示すように、バンド取付部11がそれぞれ設けられている。これらバンド取付部11は、時計バンド12がそれぞれ取り付けられるように構成されている。
すなわち、このバンド取付部11は、図1〜図4に示すように、腕時計ケース1から突出する一対の取付突起部11aを備えている。これにより、バンド取付部11は、一対の取付突起部11a間に時計バンド12の端部12aが配置され、この状態で時計バンド12の端部12aが一対の取付突起部11aにビス11bによって取り付けられるように構成されている。
ところで、腕時計ケース1の上端部、つまり第2ベゼル4の上端部には、図1〜図5に示すように、保護部材13が配置されている。この保護部材13は、合成樹脂からなり、リング状の本体部14と、装飾性を有する複数の保護部15とを有し、これらが一体に形成された構成になっている。本体部14は、第2ベゼル4の上端部とほぼ同じ形状に形成された円形のリング形状に形成され、第2ベゼル4の上端部にその縁部に沿って配置されるように構成されている。
複数の保護部15は、図1および図2に示すように、リング状の本体部14の内周面から時計ガラス5の上面に沿ってそれぞれ突出した状態で、本体部14の内周面における4か所に形成されている。すなわち、複数の保護部15は、それぞれほぼL字状に湾曲した状態で折り曲げられた棒状部材であり、1時と2時との個所、4時と5時との個所、7時と8時との個所、10時と11時との個所にそれぞれ設けられている。
また、この保護部材13は、図2、図4〜図6に示すように、一対の係止部材16によって腕時計ケース1に着脱可能に取り付けられるように構成されている。これら一対の係止部材16は、保護部材13に設けられたフック部17と、腕時計ケース1のケース本体2に設けられた係止部18とを有し、保護部材13のフック部17をケース本体2の係止部18に係脱可能に係止するように構成されている。
この場合、係止部材16は、図2、図4〜図6に示すように、腕時計ケース1に対して保護部材13を押し付ける際におけるフック部17の押込み操作によって、フック部17が係止部18に係止され、この係止された状態でフック部17が更に押込まれると、係止部18によるフック部17の係止が解除されるように構成されている。
すなわち、フック部17は、図2、図4〜図6に示すように、保護部材13の本体部14における12時と6時とに位置する個所に、その下側に垂下された状態で、それぞれ設けられている。このフック部17は、係止部18に対する押込み方向(図5では上下方向)に対して直交する方向(図5では左右方向)に弾力的に押し広げられる一対の弾性片17aを有している。これら一対の弾性片17aの各先端部(図5では下端部)には、各係合突起17bが互いに対向して設けられている。
係止部18は、図5〜図7に示すように、バンド取付部11の中間部に位置するケース本体2の外周面にそれぞれ設けられている。この係止部18は、フック部17の押込み操作に応じて一対の弾性片17aを押し広げて係止するガイド突起部20と、このガイド突起部20によって一対の弾性片17aが係止された状態で、フック部17が更に押込まれた際に、一対の弾性片17aをガイド突起部20から離脱させる係止解除部21とを有している。
ガイド突起部20は、図5〜図7に示すように、ほぼ三角形状のガイド部20aと、このガイド部20aの下部に設けられた括れ部20bとを有している。この場合、ガイド部20aは、ケース本体2の円周方向(図5では左右方向)における長さが、上部から下部に向うに従って次第に広くなるほぼ三角形状に形成され、その両側の傾斜した2辺がガイド面に形成されている。
これにより、ガイド突起部20は、図5および図6に示すように、フック部17が押し下げられた際に、ガイド部20aが一対の弾性片17aを徐々に押し広げ、一対の弾性片17aの各係合突起17bがガイド部20aの下側に移動した際に、括れ部20bが各係合突起17bを係止するように構成されている。
一方、係止解除部21は、図7に示すように、ガイド突起部20からケース本体2の肉厚方向に食い込んだ状態で、ガイド突起部20の外形形状よりも大きいほぼ逆台形状に形成されている。すなわち、この係止解除部21は、ガイド突起部20の括れ部20bの下面からケース本体2の肉厚方向に食い込んだ状態で連続する切替ガイド部21aと、この切替ガイド部21aから上部側に向けて一対の弾性片17aの各係合突起17bをガイドするほぼ逆台形状の解除ガイド部21bとを有している。
この場合、解除ガイド部21bは、図6および図7に示すように、ケース本体2の外周方向における長さがガイド突起部20の円周方向の長さよりも次第に長くなるほぼ逆台形状に形成され、その両側の傾斜した2辺がガイド面に形成され、このガイド面で一対の弾性片17aをガイド突起部20のガイド部20aよりも押し広げた状態で上方に向けてガイドするように形成されている。
これにより、係止解除部21は、図5〜図7に示すように、フック部17が係止部18に係止された状態で、更にフック部17が押込まれて、一対の弾性片17aの各係合突起17bがガイド突起部20の括れ部20bから下側に離脱した際に、切替ガイド部21aが一対の弾性片17aの各係合突起17bをガイドして解除ガイド部21bに導き、この解除ガイド部21bが一対の弾性片17aの各係合突起17bをガイドしながら一対の弾性片17aを押し広げてガイド突起部20の上方に導くように構成されている。
この場合、係止部材16のフック部17は、図2および図4に示すように、第2ベゼル4に設けられたガイド孔22に挿入され、ケース本体2の外周面に設けられた係止部18に向けて導かれるように構成されている。すなわち、このガイド孔22は、フック部17が挿入する長方形状の長孔であり、係止部18の上方に位置する個所の第2ベゼル4に、その上端部から下端部に貫通して形成されている。
また、腕時計ケース1のバンド取付部11に取り付けられる時計バンド12の端部12aには、図3および図4に示すように、係止部材16のフック部17をロックするためのロック部23が設けられている。このロック部23は、時計バンド12がバンド取付部11に取り付けられた際に、係止部18の括れ部20bの下側に配置されるように構成されている。
これにより、ロック部23は、図3および図4に示すように、係止部18に係止されたフック部17の一対の弾性片17aの下端部、つまり一対の弾性片17aの各係合突起17bが上方から当接して、係止部材16のフック部17の押込み動作を阻止することにより、フック部17をロックするように構成されている。
次に、この腕時計の作用について説明する。
腕時計ケース1に保護部材13を取り付ける場合には、予め、ケース本体2の上部開口部に時計ガラス5を取り付け、このケース本体2の外周面に第1ベゼル3と第2ベゼル4とを取り付けて、腕時計ケース1を組み立てる。このときには、ケース本体2の外周面に設けられた係止部材16の係止部18の上方に第2ベゼル4のガイド孔22を対応させる。
そして、ケース本体2内に時計モジュール7を組み込み、この時計モジュール7の下部に押え部材9を配置し、この状態でケース本体2の下部に裏蓋6を取り付ける。この後、腕時計ケース1のバンド取付部11に時計バンド12を取り付ける。このときには、時計バンド12の端部12aに設けられたロック部23が、係止部材16の係止部18に対応した状態で、係止部18の下側に配置される。
この状態で、保護部材13を腕時計ケース1に取り付ける。このときには、保護部材13の本体部14を腕時計ケース1の上端部、つまり第2ベゼル4の上端部にその縁部に沿って対応させると共に、複数の保護部15を時計ガラス5の上面に対応させる。この状態で、保護部材13の本体部14に設けられた係止部材16のフック部17を第2ベゼル4のガイド孔22に上方から挿入させて、保護部材13の本体部14を第2ベゼル4の上端部に押し付ける。
すると、係止部材16のフック部17が第2ベゼル4のガイド孔22から係止部材16の係止部18に向けて押し出され、この押し出されたフック部17の一対の弾性片17aが係止部18のガイド突起部20によって押込み方向に対して直交する方向、つまりケース本体2の円周方向に弾力的に押し広げられる。
すなわち、フック部17が押込まれて係止部18のガイド突起部20に到達すると、フック部17の一対の弾性片17aがガイド突起部20のガイド部20aによってケース本体2の円周方向に沿って弾力的に徐々に押し広げられる。この押し広げられた一対の弾性片17aの各係合突起17bがガイド突起部20のガイド部20aを乗り越えて、ガイド部20aの下側に移動すると、一対の弾性片17aの各係合突起17bがガイド突起部20の括れ部20bに係止される。
この状態では、時計バンド12の端部12aに設けられたロック部23が、係止部材16の係止部18に対応した状態で、係止部18の下側に配置されることにより、保護部材13が上方から押されてフック部17が押込まれても、このフック部17の一対の弾性片17aの各下端部、つまり一対の弾性片17aの各係合突起17bが、時計バンド12のロック部23に当接する。このため、保護部材13が上方から押されても、フック部17が押込まれることがないので、フック部17が係止部18に係止された状態でロック部23によってロックされた状態になる。
このように、保護部材13が腕時計ケース1の上部に取り付けられた状態では、保護部材13の本体部14が腕時計ケース1の上端部である第2ベゼル4の上端部にその縁部に沿って配置されると共に、複数の保護部15が時計ガラス5の上面にそれぞれ対応して配置される。これにより、腕時計が上方から衝撃を受けた際に、保護部材13によって衝撃を受け止めることができるので、時計ガラス5を衝撃から保護することができると共に、内部の時計モジュール7をも保護することができる。
ところで、保護部材13を腕時計ケース1から取り外す場合には、まず、時計バンド12を腕時計ケース1のバンド取付部11から取り外す。すると、時計バンド12の端部12aに設けられていたロック部23が係止部材16の係止部18の下側から取り除かれる。これにより、係止部18に係止された状態のフック部17に対するロックが解除され、フック部17の押込み動作が可能な状態になる。
この状態で、保護部材13を押し下げて、係止部材16のフック部17を押し下げる。このときには、フック部17の一対の弾性片17aの各係合突起17bが係止部18のガイド突起部20の括れ部20bに係止された状態で、フック部17が押込まれるので、一対の弾性片17aの各係合突起17bが、ガイド突起部20の括れ部20bから下側に離脱する。
すると、一対の弾性片17aの各係合突起17bが、係止解除部21の切替ガイド部21aによってガイドされて係止解除部21の解除ガイド部21bに導かれる。この解除ガイド部21bに導かれた一対の弾性片17aが、解除ガイド部21bによって押し広げられながらガイド突起部20の上方にガイドされる。これにより、係止部18によるフック部17の係止が解除され、フック部17が第2ベゼル4のガイド孔22から上方に引き出されるので、保護部材13を腕時計ケース1の上方に取り外すことができる。
このように、この腕時計によれば、上部開口部に時計ガラス5が取り付けられた腕時計ケース1と、この腕時計ケース1の上部に沿って配置され、かつ時計ガラス5の上面に突出する保護部材13と、この保護部材13を腕時計ケース1に押し付ける操作によって、保護部材13に設けられたフック部17を腕時計ケース1に設けられた係止部18に係脱可能に係止する係止部材16と、この係止部材16の係止部18に対してフック部17をロックするためのロック部23と、を備えていることにより、保護部材13の着脱作業が簡単にできる。
すなわち、この腕時計では、腕時計ケース1の上部に保護部材13を取り付ける際に、腕時計ケース1に保護部材13を押し付けるだけで、簡単に係止部材16のフック部17を係止部18に係止させて、ロック部23によってフック部17をロックすることができるので、保護部材13を腕時計ケース1に簡単にかつ確実に取り付けることができる。
また、この腕時計では、保護部材13を腕時計ケース1から取り外す際に、ロック部23によるフック部17のロックを解除して、係止部材16のフック部17を係止部18から離脱させるだけで、簡単に保護部材13を腕時計ケース1から取り外すことができる。これにより、保護部材13の着脱作業が簡単にできると共に、保護部材13が合成樹脂で形成されていることにより、保護部材13がフック部17を備えていても、容易に保護部材13を成型することができる。
この場合、係止部材16は、腕時計ケース1に対するフック部17の押込み操作によってフック部17が係止部18に係止され、この状態でフック部17が更に押込まれると係止部18によるフック部17の係止が解除される構成であるから、保護部材13を押してフック部17を押し込むだけの簡単な操作で、係止部18にフック部17を係止させることができると共に、係止部18によるフック部17の係止を解除することができるので、係止部18に対するフック部17の着脱操作性が極めて良い。
すなわち、フック部17は、係止部18に対する押込み方向に対して直交する方向に弾力的に押し広げられる一対の弾性片17aを有し、係止部18は、フック部17の押込み操作に応じて一対の弾性片17aを押し広げて係止するガイド突起部20と、このガイド突起部20によって一対の弾性片17aが係止された状態で、フック部17が押込まれた際に、一対の弾性片17aをガイド突起部20から離脱させて抜き出す方向にガイドする係止解除部21とを有しているので、簡単な構造で、フック部17の押込み操作によって係止部18に対するフック部17の係止、およびその解除を確実にかつ良好に行うことができる。
この場合、ガイド突起部20は、フック部17の一対の弾性片17aを押し広げるようにガイドするガイド部20aと、このガイド部20aの下部に設けられて一対の弾性片17aの各係合突起17bを係止する括れ部20bと、を有しており、係止解除部21は、ガイド突起部20の括れ部20bの下面からケース本体2の肉厚方向に食い込んだ状態で連続する切替ガイド部21aと、この切替ガイド部21aからケース本体2の上部側に向けて一対の弾性片17aを押し広げるようにガイドする解除ガイド部21bと、を有しているので、ガイド突起部20によって一対の弾性片17aを確実に係止でき、係止解除部21によって一対の弾性片17aの係止を確実に解除することができる。
すなわち、この係止部材16では、フック部17が押込まれて係止部18のガイド突起部20に到達すると、ガイド突起部20のガイド部20aによってフック部17の一対の弾性片17aをその押込み方向に対して直交する方向であるケース本体2の円周方向に弾力的に押し広げることができる。また、この押し広げられた一対の弾性片17aの各係合突起17bがガイド突起部20のガイド部20aを乗り越えて、ガイド部20aの下側に移動すると、一対の弾性片17aの各係合突起17bをガイド突起部20の括れ部20bに確実に係止させることができ、これにより保護部材13を腕時計ケース1に簡単にかつ確実に取り付けることができる。
また、この係止部材16では、フック部17の一対の弾性片17aの各係合突起17bが係止部18のガイド突起部20の括れ部20bに係止された状態で、フック部17が押込まれると、一対の弾性片17aの各係合突起17bを係止解除部21の切替ガイド部21aによってガイドして解除ガイド部21bに導くことができる。このため、解除ガイド部21bによって一対の弾性片17aを押し広げながらガイド突起部20の上方にガイドすることができるので、係止部18によるフック部17の係止を確実にかつ良好に解除することができ、これにより保護部材13を腕時計ケース1から簡単に取り外すことができる。
この場合、係止部材16の係止部18に対してフック部17をロックするロック部23は、腕時計ケース1に取り付けられた時計バンド12に設けられ、係止部18の下側に配置されて、係止部18に係止されたフック部17の押込み動作を阻止する構成であるから、フック部17を係止部18に係止させて、保護部材13を腕時計ケース1に取り付けた状態で、保護部材13を腕時計ケース1に押し付けても、フック部17がロック部23に当接して、フック部17が押込まれることがない。
このため、このロック部23は、係止部18に対するフック部17の係止が解除されるのを確実に防ぐことができ、これにより保護部材13が不用意に腕時計ケース1から外れないようにすることができる。また、時計バンド12を腕時計ケース1から取り外すと、係止部18の下側からロック部23を取り除くことができるので、この状態で保護部材13を腕時計ケース1に押し付けると、係止部18によるフック部17の係止を解除することができ、これにより保護部材13を腕時計ケース1から簡単に取り外すことができる。
また、この腕時計の腕時計ケース1は、上部開口部に時計ガラス5が取り付けられたケース本体2と、このケース本体2の外周面を覆う第1ベゼル3および第2ベゼル4とを有しているので、第1ベゼル3と第2ベゼル4とによって衝撃からケース本体2を良好に保護することができる。
すなわち、ケース本体2は硬質の合成樹脂で形成され、第1ベゼル3はステンレスなどの金属で形成され、第3ベゼル4はウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成されていることにより、金属製の第1ベゼル3によってケース本体2が傷つかないように保護することができ、また軟質の合成樹脂製の第2ベゼル4によって衝撃を緩衝することができるので、ケース本体2が衝撃を受けないようにすることができる。
さらに、この腕時計では、係止部材16の係止部18がケース本体2の外面に設けられ、第2ベゼル4には、係止部材16のフック部17をケース本体2の係止部18に向けてガイドするガイド孔22が設けられていることにより、フック部17が腕時計ケース1の外部から見えないように隠すことができ、これにより外観的にもデザイン的に好ましいものを提供することができる。この場合、時計バンド12は、腕時計ケース1に取り付けられた際に、係止部材16の係止部18を隠すことができるので、これによっても外観的にもデザイン的に好ましいものを提供することができる。
なお、上述した実施形態では、指針式の腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも指針式の腕時計である必要はなく、例えば時刻などの情報を平面型の表示パネルで電気光学的に表示するデジタル式の腕時計にも適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、上部開口部に時計ガラスが取り付けられた時計ケースと、この時計ケースの上部に沿って配置され、かつ前記時計ガラスの上面に突出する保護部材と、この保護部材を前記時計ケースに押し付ける操作によって、前記保護部材に設けられたフック部を前記時計ケースに設けられた係止部に係脱可能に係止する係止部材と、を備えていることを特徴とする腕時計である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の腕時計において、前記係止部材は、前記時計ケースに対する前記フック部の押込み操作によって前記フック部が前記係止部に係止され、この状態で前記フック部が更に押込まれると前記係止部による前記フック部の係止が解除される構成であることを特徴とする腕時計である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の腕時計において、前記フック部は、前記係止部に対する押込み方向に対して直交する方向に弾力的に押し広げられる一対の弾性片を有し、前記係止部は、前記フック部の押込み操作に応じて前記一対の弾性片を押し広げて係止するガイド突起部と、このガイド突起部によって前記一対の弾性片が係止された状態で、前記フック部が押込まれた際に、前記一対の弾性片を前記ガイド突起部から離脱させて抜き出す方向にガイドする係止解除部とを有していることを特徴とする腕時計である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の腕時計において、前記係止部材の前記係止部に対して前記フック部をロックするためのロック部を備え、前記ロック部は、前記時計ケースに取り付けられた時計バンドに設けられ、前記係止部材の前記係止部の下側に配置されて、前記係止部に係止された前記フック部の押込み動作を阻止することを特徴とする腕時計である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の腕時計において、前記時計ケースは、上部開口部に前記時計ガラスが取り付けられたケース本体と、このケース本体の外周面を覆うベゼルとを有していることを特徴とする腕時計である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の腕時計において、前記係止部は前記ケース本体の外面に設けられ、前記ベゼルには、前記フック部を前記ケース本体の前記係止部に向けてガイドするガイド孔が設けられていることを特徴とする腕時計。
1 腕時計ケース
2 ケース本体
3 第1ベゼル
4 第2ベゼル
5 時計ガラス
7 時計モジュール
11 バンド取付部
12 時計バンド
13 保護部材
14 本体部
15 保護部
16 係止部材
17 フック部
17a 一対の弾性片
17b 係合突起
18 係止部
20 ガイド突起部
20a ガイド部
20b 括れ部
21 係止解除部
21a 切替ガイド部
21b 解除ガイド部
22 ガイド孔
23 ロック部

Claims (8)

  1. 上部開口部に時計ガラスが取り付けられた時計ケースと、
    この時計ケースの上部に沿って配置され、かつ前記時計ガラスの上面に突出する保護部材と、
    前記保護部材に設けられたフック部と前記時計ケースに設けられた係止部から構成され前記フック部を前記係止部に係脱可能に係止する係止部材と、
    を備え、
    前記係止部材は、前記時計ケースに対する前記フック部の押込み操作によって前記フック部が前記係止部に係止され、この状態で前記フック部が更に押込まれると前記係止部による前記フック部の係止が解除される構成であることを特徴とする腕時計。
  2. 請求項1に記載の腕時計において、前記フック部は、前記係止部に対する押込み方向に対して直交する方向に弾力的に押し広げられる一対の弾性片を有し、
    前記係止部は、前記フック部の押込み操作に応じて前記一対の弾性片を押し広げて係止するガイド突起部と、このガイド突起部によって前記一対の弾性片が係止された状態で、前記フック部が押込まれた際に、前記一対の弾性片を前記ガイド突起部から離脱させて抜き出す方向にガイドする係止解除部とを有していることを特徴とする腕時計。
  3. 上部開口部に時計ガラスが取り付けられた時計ケースと、
    この時計ケースの上部に沿って配置され、かつ前記時計ガラスの上面に突出する保護部材と、
    前記保護部材に設けられたフック部と前記時計ケースに設けられた係止部から構成され前記フック部を前記係止部に係脱可能に係止する係止部材と、
    を備え、
    前記フック部は、前記係止部に対する押込み方向に対して直交する方向に弾力的に押し広げられる一対の弾性片を有し、
    前記係止部は、前記フック部の押込み操作に応じて前記一対の弾性片を押し広げて係止するガイド突起部と、このガイド突起部によって前記一対の弾性片が係止された状態で、前記フック部が押込まれた際に、前記一対の弾性片を前記ガイド突起部から離脱させて抜き出す方向にガイドする係止解除部とを有していることを特徴とする腕時計。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の腕時計において、前記係止部材の前記係止部に対して前記フック部をロックするためのロック部を備え、
    前記ロック部は、前記時計ケースに取り付けられた時計バンドに設けられ、前記係止部材の前記係止部の下側に配置されて、前記係止部に係止された前記フック部の押込み動作を阻止することを特徴とする腕時計。
  5. 上部開口部に時計ガラスが取り付けられた時計ケースと、
    この時計ケースの上部に沿って配置され、かつ前記時計ガラスの上面に突出する保護部材と、
    前記保護部材に設けられたフック部と前記時計ケースに設けられた係止部から構成され前記フック部を前記係止部に係脱可能に係止する係止部材と、
    を備え、
    前記係止部材の前記係止部に対して前記フック部をロックするためのロック部を備え、
    前記ロック部は、前記時計ケースに取り付けられた時計バンドに設けられ、前記係止部材の前記係止部の下側に配置されて、前記係止部に係止された前記フック部の押込み動作を阻止することを特徴とする腕時計。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の腕時計において、前記時計ケースは、上部開口部に前記時計ガラスが取り付けられたケース本体と、このケース本体の外周面を覆うベゼルとを有していることを特徴とする腕時計。
  7. 請求項に記載の腕時計において、前記係止部は前記ケース本体の外面に設けられ、前記ベゼルには、前記フック部を前記ケース本体の前記係止部に向けてガイドするガイド孔が設けられていることを特徴とする腕時計。
  8. 上部開口部に時計ガラスが取り付けられた時計ケースと、
    この時計ケースの上部に沿って配置され、かつ前記時計ガラスの上面に突出する保護部材と、
    前記保護部材に設けられたフック部と前記時計ケースに設けられた係止部から構成され前記フック部を前記係止部に係脱可能に係止する係止部材と、
    を備え、
    前記時計ケースは、上部開口部に前記時計ガラスが取り付けられたケース本体と、このケース本体の外周面を覆うベゼルとを有し、
    前記係止部は前記ケース本体の外面に設けられ、前記ベゼルには、前記フック部を前記ケース本体の前記係止部に向けてガイドするガイド孔が設けられていることを特徴とする腕時計。
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