JP6146699B2 - スイッチ装置および時計 - Google Patents

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Description

この発明は、時計などの電子機器に用いられるスイッチ装置およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの貫通孔に竜頭などの操作部材を挿入し、この操作部材を軸方向にスライドさせて回転操作することにより、時刻修正などのスイッチ操作を行うスイッチ装置を備えた構成のものが知られている。
特開2012−163340号公報
しかしながら、このような腕時計のスイッチ装置では、操作部材を軸方向にスライドさせて回転操作することにより、スイッチ操作を行う構成であるから、スイッチ操作に伴うスイッチ機能が限られてしまい、スイッチ機能の多機能化を図ることが困難であるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、スイッチ機能の多機能化を図ることができるスイッチ装置を提供することである。
この発明は、筒状部材が内外に貫通して設けられたケースと、このケース内に配置され、傾動操作に応じてスイッチ動作するスイッチと、このスイッチに設けられ、前記スイッチを傾動操作する操作伝達部材と、前記ケースの前記筒状部材に挿入され、スライド操作に応じて内端部が前記操作伝達部材に係脱可能に係合する軸部、およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有し、前記操作伝達部材を傾動操作する操作部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
この発明によれば、筒状部材に挿入された操作部材の軸部の内端部を操作伝達部材に係合させた状態で、操作部材によって操作伝達部材を軸方向と直交する複数方向に傾動操作することができるので、この操作伝達部材の複数方向の傾動操作によってスイッチを複数方向に傾動させることができる。これにより、複数方向の傾動動作に応じてスイッチをそれぞれスイッチ動作させることができるので、スイッチ機能の多機能化を図ることができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計におけるスイッチ装置を示した要部の拡大斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視において、スイッチ装置の操作部材を引き出した状態を示した要部の拡大断面図である。 図3に示されたスイッチ装置の要部を分解して示した拡大斜視図である。 図3に示されたスイッチ装置において、操作部材を押し込んでロック機構により操作部材をロックした状態を示した要部の拡大断面図である。
以下、図1〜図5を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体2と、このケース本体2上に配置された第1ベゼル3と、この第1ベゼル3およびケース本体2の外周を覆って配置された第2ベゼル4とを備えている。この場合、ケース本体2は、合成樹脂からなり、この合成樹脂中に金属製の補強部材2aが埋め込まれた構成になっている。
この腕時計ケースの上部開口部、つまりケース本体2の上部開口部には、図3に示すように、時計ガラス5がパッキン5aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の下部、つまりケース本体2の下部には、裏蓋6が防水リング6aを介して取り付けられている。また、この腕時計ケース1の内部、つまりケース本体2の内部には、時計モジュール7が設けられている。この時計モジュール7は、時計機能に必要な各種の部品(図示せず)を備えている。
また、この腕時計ケース1の3時側には、図1〜図3に示すように、スイッチ装置8が設けられている。このスイッチ装置8は、腕時計ケース1内に設けられたジョグスイッチ10と、このジョグスイッチ10に設けられた操作伝達部材11と、腕時計ケース1の貫通孔12内に設けられた筒状部材13と、この筒状部材13に挿入された操作部材14と、を備えている。
ジョグスイッチ10は、図3〜図5に示すように、腕時計ケース1内の時計モジュール7内に組み込まれている。このジョグスイッチ10は、スイッチ本体10aと操作突起10bとを有し、操作突起10bがスイッチ本体10aの一面に対して上下左右の複数方向に傾動し、この複数方向の傾動動作に応じてそれぞれスイッチ動作するように構成されている。この場合、操作突起10bは、円板上に四角形の突起部を設けた構成になっている。
操作伝達部材11は、図3〜図5に示すように、円筒状に形成され、その一端部がジョグスイッチ10の操作突起10bに取り付けられるように構成されている。すなわち、この操作伝達部材11は、その一端部の内部が四角形状の角孔部11aに形成され、この角孔部11aにジョグスイッチ10の操作突起10bが嵌合した状態で接着されるように構成されている。
また、この操作伝達部材11の他端部には、図3〜図5に示すように、閉塞端部11bが形成されている。この閉塞端部11bには、非円形状の係合孔15が設けられている。この係合孔15は、楕円形状や多角形状などの非円形状に形成されていれば良いが、好ましくは角の丸い三角形状(例えば、おむすび形状)に形成されていることが望ましい。
ところで、腕時計ケース1には、図3および図5に示すように、その内部と外部とに貫通する貫通孔12が設けられている。この貫通孔12内には、筒状部材13が嵌め込まれている。この筒状部材13は、図3〜図5に示すように、ほぼ円筒状に形成され、その内端部が腕時計ケース1内に突出し、外端部が腕時計ケース1の外部に突出するように構成されている。
この筒状部材13の内端部には、図3〜図5に示すように、Eリングなどの抜止め部材16が取り付けられている。また、この筒状部材13のほぼ中間部には、腕時計ケース1の外面に設けられた座ぐり部1aに配置される鍔部17が設けられている。これにより、筒状部材13は、内端部の抜止め部材16が腕時計ケース1の内面に当接し、ほぼ中間部の鍔部17が腕時計ケース1の外面の座ぐり部1aに配置されることにより、軸方向に移動することなく貫通孔12内に取り付けられている。
また、この筒状部材13における貫通孔12内に位置する外周面には、図3〜図5に示すように、複数の防水リング18が設けられている。これら複数の防水リング18は、その各外周縁が腕時計ケース1の貫通孔12の内面にそれぞれ圧接している。これにより、複数の防水リング18は、腕時計ケース1の貫通孔12の内周面と筒状部材13の外周面との間の防水を図っている。
さらに、この筒状部材13は、図3および図5に示すように、腕時計ケース1の内部側に設けられた小径孔部13aと、腕時計ケース1の外部側に設けられた大径孔部13bとを有している。小径孔部13aは、筒状部材13の内端部から腕時計ケース1の貫通孔12のほぼ中間部までの長さで形成されている。大径孔部13bは、腕時計ケース1の貫通孔12のほぼ中間部から筒状部材13の外端部までの長さで形成されている。これにより、小径孔部13aは、その長さが大径孔部13bよりも短く形成されている。
操作部材14は、図3〜図5に示すように、筒状部材13に挿入され、スライド操作に応じて内端部が操作伝達部材11に係脱可能に係合する操作軸部20と、この操作軸部20の外端部に設けられた操作頭部21とを有している。操作軸部20は、筒状部材13の小径孔部13a内をスライドする小径軸部20aと、筒状部材13の大径孔部13b内をスライドする大径軸部20bとを有している。
この操作軸部20の小径軸部20aは、図5に示すように、その外径が筒状部材13の小径孔部13aの内径よりも小さく形成されている。この小径軸部20aは、その軸方向の長さが筒状部材13の小径孔部13aの外側に位置する端部から操作伝達部材11の内部に挿入して、ジョグスイッチ10の操作突起10bに当接することなく接近する程度の長さに形成されている。
また、操作軸部20の大径軸部20bは、図5に示すように、その外径が筒状部材13の小径孔部13aの内径よりも大きく、かつ大径孔部13bの内径よりも十分に小さく形成されている。この大径軸部20bは、その長さが筒状部材13の大径孔部13bの長さとほぼ同じ長さに形成されている。これにより、操作軸部20は、筒状部材13の小径孔部13aを中心として軸方向と直交する方向に傾くように構成されている。
この場合、操作軸部20の小径軸部20aには、図3および図4に示すように、操作軸部20が腕時計ケース1の外部に向けて引き出された際に、筒状部材13の内端部に当接して、操作軸部20の引き出し位置を規制するためのEリングなどの位置規制部材22が取り付けられている。
また、この操作軸部20の小径軸部20aの内端部には、図3および図4に示すように、操作伝達部材11の非円形状の係合孔15に係脱可能に係合する係合部23が設けられている。この係合部23は、操作伝達部材11の非円形状の係合孔15の内径と同じ形状に形成されている。すなわち、この係合部23は、係合孔15と同様、楕円形状や多角形状などの非円形状に形成されていれば良いが、好ましくは、角の丸い三角形状に形成されていることが望ましい。
これにより、この係合部23は、図3に示すように、操作軸部20が腕時計ケース1の外部に向けて引き出されて、位置規制部材22が筒状部材13の内端部に当接した際に、操作伝達部材11の係合孔15に係合するように構成されている。この場合、係合部23は、操作伝達部材11の係合孔15に係合した状態のときに、操作軸部20の傾動動作を操作伝達部材11に伝達して、操作伝達部材11を傾動させるように構成されている。
また、この係合部23は、図5に示すように、操作軸部20が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれた際に、操作伝達部材11の係合孔15から離脱して操作伝達部材11の内部に押し込まれ、ジョグスイッチ10の操作突起10bに当接することなく接近するように構成されている。
さらに、この操作軸部20の小径軸部20aには、図3〜図5に示すように、第1、第2の各防水リング24、25がそれぞれ設けられている。これら第1、第2の各防水リング24、25は、図5に示すように、操作軸部20が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれて、操作軸部20の係合部23が操作伝達部材11の内部に押し込まれた際に、筒状部材13の小径孔部13aの内面にそれぞれ弾接するように構成されている。
また、第1、第2の各防水リング24、25は、図3に示すように、操作軸部20が腕時計ケース1の外部に向けて引き出されて、操作軸部20の係合部23が操作伝達部材11の係合孔15に係合した際に、第1の防水リング24が筒状部材13の小径孔部13aの内面に弾接し、第2の防水リング25が筒状部材13の大径孔部13b内に配置されるように構成されている。
これにより、操作軸部20は、図3に示すように、操作軸部20が腕時計ケース1の外部に向けて引き出されて、操作軸部20の係合部23が操作伝達部材11の係合孔15に係合し、第2の防水リング25が筒状部材13の大径孔部13b内に配置された際に、第1の防水リング24を支点として、筒状部材13内において軸方向に対して直交する複数方向、つまり図2における上下左右方向に傾くように構成されている。
また、この操作軸部20は、図3に示すように、操作軸部20の係合部23が操作伝達部材11の係合孔15に係合した状態で、第1の防水リング24を支点として筒状部材13内において軸方向に対して直交する複数方向に傾いたときに、操作伝達部材11を複数方向に傾動させ、この操作伝達部材11の複数方向の傾動動作に応じてジョグスイッチ10を複数方向に傾動させて複数のスイッチ動作させるように構成されている。
一方、この操作軸部20の外端部に設けられた操作頭部21は、図3〜図5に示すように、円筒状に形成され、その外端部に閉塞部21aが形成され、この閉塞部21aの内側面に操作軸部20の外端部が一体に設けられた構成になっている。この操作頭部21は、その内径が筒状部材13の外端部の外径よりも少し大きく形成されている。
また、この操作頭部21は、図3および図5に示すように、コイルばね26によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されるように付勢されている。このコイルばね26は、操作軸部20の外周に配置され、この状態で内端部が筒状部材13の大径孔部13b内に設けられた位置規制部26aに弾接し、外端部が操作頭部21の閉塞部21aの内側面に弾接するように構成されている。
さらに、この操作頭部21は、図5に示すように、コイルばね26のばね力に抗して腕時計ケース1の外面に向けて押し込まれた際に、ロック機構27によってロックされるように構成されている。このロック機構27は、図3〜図5に示すように、筒状部材13の外端部の外周に設けられた複数の係止突起部28と、操作頭部21の内周面に設けられた複数の係合溝部29とを有している。
この場合、複数の係止突起部28は、図3および図5に示すように、その外径が操作頭部21の内径よりも少し小さく形成されている。また、操作頭部21内の複数の係合溝部29は、操作頭部21内の奥部、つまり閉塞部21aの内側面から離れた位置、つまり係止突起部28の軸方向の厚みよりも少し長く離れた位置に設けられた複数の突起部29aと閉塞部21aの内側面との間に形成されている。これら複数の突起部29aは、その内径が筒状部材13の外端部の外径よりも少し大きく形成されている。
これにより、ロック機構27は、図5に示すように、操作部材14がコイルばね26のばね力に抗して腕時計ケース1内に向けて押し込まれた状態で、操作頭部21を回転させると、操作頭部21の複数の係合溝部29が回転し、これら各係合溝部29に筒状部材13の複数の係止突起部28が相対的に係合することにより、操作頭部21をロックするように構成されている。
また、このロック機構27は、図5に示すように、操作部材14がコイルばね26のばね力に抗して腕時計ケース1内に向けて押し込まれた状態で、操作頭部21を回転させて操作頭部21の複数の係合溝部29から筒状部材13の複数の係止突起部28を離脱させると、図3に示すように、操作頭部21のロックが解除され、これによりコイルばね26のばね力によって操作部材14が腕時計ケース1の外部に押し出されるように構成されている。
次に、このような腕時計のスイッチ装置8の作用について説明する。
このスイッチ装置8を使用する場合には、まず、操作部材14がコイルばね26のばね力に抗して腕時計ケース1内に向けて押し込まれた状態で、ロック機構27によってロックされている操作頭部21のロックを解除する。
このときには、操作頭部21を回転させて操作頭部21の複数の係合溝部29から筒状部材13の複数の係止突起部28を離脱させる。すると、操作頭部21のロックが解除され、コイルばね26のばね力によって操作頭部21が操作部材14と共に腕時計ケース1の外部に押し出される。
このときには、図3に示すように、操作軸部20の位置規制部22が筒状部材13の内端部に当接して、操作軸部20の引き出し位置が規制される。この状態では、第1、第2の各防水リング24、25のうち、第1の防水リング24が筒状部材13の小径孔部13aの内面に弾接した状態で、第2の防水リング25が筒状部材13の大径孔部13b内に配置される。
このため、第1の防水リング24によって日常生活レベルの防水性が確保される。この状態では、第1の防水リング24を支点として、操作軸部20が筒状部材13内において軸方向に対して直交する複数方向、つまり図2における上下左右方向に傾く状態になる。また、この状態では、操作軸部20の係合部23が操作伝達部材11の係合孔15に係合し、操作軸部20の軸方向と直交する複数方向への傾動操作が操作伝達部材11に伝達可能な状態になる。
このような状態で、腕時計ケース1の外部に突出した操作頭部21を軸方向に対して直交する複数方向、つまり図2における上下左右方向に傾動させると、操作軸部20が第1の防水リング24を支点として筒状部材13内において操作頭部21と同じ複数方向に傾動する。
これにより、操作軸部20が操作伝達部材11を操作頭部21と同じ複数方向に傾動させるので、ジョグスイッチ10の操作突起10bが複数方向に傾動し、この複数方向の傾動動作に応じてそれぞれスイッチ動作する。これにより、複数方向の傾動動作に応じたスイッチ動作によってそれぞれ電気信号をスイッチ信号として出力する。
また、このスイッチ装置8を使用しない場合には、操作部材14をコイルばね26のばね力に抗して腕時計ケース1内に向けて押し込み、この状態で操作頭部21を回転させて、操作頭部21をロック機構27によってロックする。このときには、操作頭部21の複数の係合溝部29が回転移動し、これら各係合溝部29に筒状部材13の複数の係止突起部28が相対的に係合する。これにより、操作部材14が腕時計ケース1内に押し込まれた状態で、操作頭部21がロック機構27によってロックされる。
この状態では、操作軸部20が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれ、操作軸部20の係合部23が操作伝達部材11の係合孔15から離脱して操作伝達部材11の内部に押し込まれ、この押し込まれた係合部23がジョグスイッチ10の操作突起10bに当接することなく接近した状態で配置される。このため、ジョグスイッチ10は、操作頭部21が複数方向に傾動操作されても、スイッチ動作することがないばかりか、操作頭部21が外部から衝撃を受けても、その衝撃がジョグスイッチ10に伝わることがない。
また、この状態では、操作軸部20が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれているので、第1、第2の各防水リング24、25が筒状部材13の小径孔部13aの内面にそれぞれ弾接する。このため、操作頭部21がその軸方向と直交する複数方向に傾動することがないので、操作軸部20も筒状部材13内において傾動することがない。また、このときには、第1、第2の各防水リング24、25が筒状部材13の小径孔部13aの内面にそれぞれ弾接しているので、高気圧防水が確保される。
このように、この腕時計のスイッチ装置8によれば、筒状部材13が内外に貫通して設けられた腕時計ケース1と、この腕時計ケース1内に配置され、傾動操作に応じてスイッチ動作するジョグスイッチ10と、このジョグスイッチ19に設けられ、ジョグスイッチ10を傾動操作する操作伝達部材11と、腕時計ケース1の筒状部材13に挿入され、スライド操作に応じて内端部が操作伝達部材11に係脱可能に係合する操作軸部20、およびこの操作軸部20の外端部に設けられた操作頭部21を有し、操作伝達部材11を傾動操作する操作部材14と、を備えているので、スイッチ機能の多機能化を図ることができる。
すなわち、このスイッチ装置8では、筒状部材13に挿入された操作部材14の操作軸部20の内端部を操作伝達部材11に係合させた状態で、操作部材14によって操作伝達部材11を軸方向と直交する複数方向に傾動操作することができるので、この操作伝達部材11の複数方向の傾動操作によって、ジョグスイッチ10を複数方向に傾動させることができる。これにより、複数方向の傾動動作に応じてジョグスイッチ10をそれぞれスイッチ動作させることができるので、スイッチ機能の多機能化を図ることができる。
この場合、操作伝達部材11は、腕時計ケース1の内面側に位置する端部に非円形状の係合孔15が設けられており、操作部材14の操作軸部20の内端部には、操作伝達部材11の係合孔15に係脱可能に係合する係合部23が設けられているので、係合部23が係合孔15に係合した際に、操作軸部20の軸方向と直交する複数方向への傾動操作を操作伝達部材11に伝達することができ、また係合部23が係合孔15から離脱した際に、操作軸部20の傾動操作が操作伝達部材11に伝達されないようにすることができる。
また、係合部23は、操作部材14の操作頭部21が腕時計ケース1の外部に引き出された際に、操作伝達部材11の係合孔15に係合することにより、操作頭部21を腕時計ケース1の外部に引き出した状態で、操作頭部21を傾動操作させた際に、操作部材14の傾動動作を操作伝達部材11に確実にかつ良好に伝達すことができ、この操作伝達部材11の傾動動作に応じてジョグスイッチ10をそれぞれスイッチ動作させることができる。
また、この係合部23は、操作部材14が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれた際に、操作伝達部材11の係合孔15から離脱することにより、操作部材14が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれた状態で、操作頭部21を傾動操作しても、ジョグスイッチ10がスイッチ動作しないようにすることができると共に、操作頭部21に衝撃が加わっても、その衝撃がジョグスイッチ10に伝わらないようにすることができ、これにより耐衝撃性を確保することができる。
さらに、このスイッチ装置8では、筒状部材13が腕時計ケース1の内部側に設けられた小径孔部13aと、腕時計ケース1の外部側に設けられた大径孔部13bとを有し、操作部材14の操作軸部20の外周面に第1、第2の各防水リング24、25が設けられていることにより、第1、第2の各防水リング24、25によって筒状部材13と操作軸部20との間の防水を図ることができる。
この場合、第1、第2の各防水リング24、25は、操作頭部21が腕時計ケース1内に向けて押し込まれて、操作伝達部材11の係合孔15から操作部材14の係合部23が離脱した状態のときに、第1、第2の各防水リング24、25が小径孔部13aの内面に弾接することにより、筒状部材13と操作軸部20との間の防水を確実に図り、高気圧防水を確保することができる。
また、第1、第2の各防水リング24、25は、操作頭部21が腕時計ケース1の外部に引き出されて、操作伝達部材11の係合孔15に操作部材14の係合部23が係合した状態のときに、第1、第2の各防水リング24、25のうち、第1の防水リング24のみが小径孔部13aの内面に弾接するので、日常生活程度の防水を確保することができると共に、第1の防水リング24を支点として、操作軸部20を筒状部材13内において軸方向に対して直交する複数方向に傾動させることができる。
この場合、筒状部材13の小径孔部13aは、その軸方向の長さが大径孔部13bの軸方向の長さよりも十分に短く形成されていることにより、この小径孔部13a内に弾接している第1の防水リング24を支点として、操作軸部20を筒状部材13内において軸方向に対して直交する複数方向に確実かつ良好に傾動させることができる。
さらに、このスイッチ装置8では、操作頭部21が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれた状態のときに、操作頭部21をロックするロック機構27を備えていることにより、使用しないときに操作頭部21を腕時計ケース1内に向けて押し込んだ状態で、ロック機構27によって操作頭部21をロックすることができ、これにより不用意に操作頭部21が傾動操作されても、操作頭部21が傾動動作せず、ジョグスイッチ10がスイッチ動作しないようにすることができる。
なお、上述した実施形態では、操作軸部20の外周面に第1、第2の各防水リング24、25を設けた場合について述べた、これに限らず、例えば防水リングを3つ以上設けても良い。この場合も、操作軸部20が腕時計ケース1の外部に向けて引き出された際に、少なくとも1つの防水リングが筒状部材13の小径孔部の内面に弾接し、他の2つの防水リングが筒状部材13の大径孔部内に配置されるように構成すれば良い。
また、上述した実施形態では、ロック機構27が、筒状部材13に設けられた複数の係止突起部28と、操作頭部21に設けられた複数の係合溝部29とを有し、回転操作によって係止突起部28を係合溝部29に係合させる簡易型のものである場合について述べたが、これに限らず、例えば、操作頭部21の内周面に雌ねじ部を設け、筒状部材13の外周面に雄ねじ部を設け、この雄ねじ部を雌ねじ部に螺合させるねじ式のロック機構であっても良い。
さらに、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、時計に限らず、携帯電話機、携帯情報端末機などの電子機器にも広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、筒状部材が内外に貫通して設けられたケースと、このケース内に配置され、傾動操作に応じてスイッチ動作するジョグスイッチと、このジョグスイッチに設けられ、前記ジョグスイッチを傾動操作する操作伝達部材と、前記ケースの前記筒状部材に挿入され、スライド操作に応じて内端部が前記操作伝達部材に係脱可能に係合する軸部、およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有し、前記操作伝達部材を傾動操作する操作部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記操作伝達部材は、前記ケースの内面側に位置する端部に非円形状の係合孔が設けられており、前記操作部材の前記軸部の内端部には、前記操作伝達部材の前記係合孔に係脱可能に係合する係合部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記係合部は、前記操作部材が前記ケースの外部に引き出された際に、前記操作伝達部材の前記係合孔に係合し、前記操作部材が前記ケースの内部に向けて押し込まれた際に、前記操作伝達部材の前記係合孔から離脱することを特徴とするスイッチ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記筒状部材は、前記ケースの内部側に設けられた小径孔部と、前記ケースの外部側に設けられた大径孔部とを有し、前記操作部材の前記軸部の外周面には、複数の防水リングが設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のスイッチ装置において、前記複数の防水リングは、前記操作部材が前記ケースの内部に向けて押し込まれて、前記操作部材の前記係合部が前記操作伝達部材の前記係合孔から離脱した状態のときに、前記複数の防水リングのすべてが前記小径孔部の内面に弾接し、前記操作部材が前記ケースの外部に引き出されて、前記操作部材の前記係合部が前記操作伝達部材の前記係合孔に係合した状態のときに、前記複数の防水リングのうち、少なくとも1つの防水リングが前記小径孔部の内面に弾接することを特徴とするスイッチ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記操作部材が前記ケースの内部に向けて押し込まれた状態のときに、前記操作部材をロックするロック機構を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
7 時計モジュール
8 スイッチ装置
10 ジョグスイッチ
11 操作伝達部材
12 貫通孔
13 筒状部材
13a 小径孔部
13b 大径孔部
14 操作部材
15 係合孔
20 操作軸部
21 操作頭部
23 係合部
24 第1の防水リング
25 第2の防水リング
27 ロック機構

Claims (7)

  1. 筒状部材が内外に貫通して設けられたケースと、
    このケース内に配置され、傾動操作に応じてスイッチ動作するスイッチと、
    このスイッチに設けられ、前記スイッチを傾動操作する操作伝達部材と、
    前記ケースの前記筒状部材に挿入され、スライド操作に応じて内端部が前記操作伝達部材に係脱可能に係合する軸部、およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有し、前記操作伝達部材を傾動操作する操作部材と、
    を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記操作伝達部材は、前記ケースの内面側に位置する端部に非円形状の係合孔が設けられており、前記操作部材の前記軸部の内端部には、前記操作伝達部材の前記係合孔に係脱可能に係合する係合部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載のスイッチ装置において、前記係合部は、前記操作部材が前記ケースの外部に引き出された際に、前記操作伝達部材の前記係合孔に係合し、前記操作部材が前記ケースの内部に向けて押し込まれた際に、前記操作伝達部材の前記係合孔から離脱することを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記筒状部材は、前記ケースの内部側に設けられた小径孔部と、前記ケースの外部側に設けられた大径孔部とを有し、前記操作部材の前記軸部の外周面には、複数の防水リングが設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項4に記載のスイッチ装置において、前記複数の防水リングは、前記操作部材が前記ケースの内部に向けて押し込まれて、前記操作部材の前記係合部が前記操作伝達部材の前記係合孔から離脱した状態のときに、前記複数の防水リングのすべてが前記小径孔部の内面に弾接し、前記操作部材が前記ケースの外部に引き出されて、前記操作部材の前記係合部が前記操作伝達部材の前記係合孔に係合した状態のときに、前記複数の防水リングのうち、少なくとも1つの防水リングが前記小径孔部の内面に弾接することを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記操作部材が前記ケースの内部に向けて押し込まれた状態のときに、前記操作部材をロックするロック機構を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計。
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