JP2008257529A - 電子機器 - Google Patents

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Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
Atsushi Miyagawa
淳 宮川
Kiyuuga Osawa
求芽 大沢
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Abstract

【課題】 機器全体の外観を損なわず、機器全体の大型化を防ぎ、且つスピーカ部の音響空間を確保できる電子機器を提供する。
【解決手段】 表面側にキー入力部6を有する第1ケース1と、この第1ケース1の表面側にキー入力部6と並んで配置されたスピーカ部7と、第1ケース1の裏面側に複数配置され、且つその複数のうち、手前側の2つがスピーカ部7に対応する複数の足部9と、スピーカ部7に対応する足部9を回転可能に保持し、その回転によりスピーカ部7に対し接離する方向に移動させるガイド部15とを備えた。従って、足部9を回転させると、ガイド部15によって足部9をスピーカ部7に対し接離する方向に移動させることができ、これによりスピーカ部7の音響空間を広くしたり狭くしたりすることができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、電子辞書や電子手帳、モバイル、携帯型のパーソナルコンピュータなどのスピーカを備えた電子機器に関する。
例えば、電子辞書などの携帯型の電子機器においては、特許文献1に記載されているように、キー入力部を有する第1ケースと、表示部を有する第2ケースと、第1、第2ケースを回転可能に連結するヒンジ部と、スピーカを搭載した報音装置とを備え、この報音装置を第1ケースにその表面の手前側と裏面側とに回転移動可能に取り付け、使用するときに報音装置を第1ケースの表面における手前側に回転移動させ、使用しないときに報音装置を第1ケースの裏面に回転移動させて重ねるように構成したものがある。
特開2005−92548号
しかしながら、このような従来の電子機器では、報音装置に大きなスピーカを搭載することができても、使用しないときに報音装置を第1ケースの裏面に重ねて配置しているため、機器全体の厚みが厚くなり、機器全体が大型化するばかりか、機器全体の外観が損なわれるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、機器全体の外観を損なわずに、機器全体の大型化を防ぎ、且つスピーカ部の音響空間を確保することができる電子機器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、表面側にキー入力部を有する機器ケースと、この機器ケースの前記表面側に前記キー入力部と並んで配置されたスピーカ部と、前記機器ケースの裏面側に複数配置され、且つその複数のうちの少なくとも一部が前記スピーカ部に対応する複数の足部と、前記スピーカ部とこれに対応する前記足部とをそのいずれかの回転により互いに接離する方向に移動させるガイド部とを備えたことを特徴とする電子機器である。
請求項2に記載の発明は、前記スピーカ部に対応する前記足部が、前記機器ケースに対し回転可能に設けられており、前記ガイド部は、前記スピーカ部に対応する前記足部を、その回転動作に応じて、前記スピーカ部に対し接離する方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。
請求項3に記載の発明は、前記スピーカ部が、前記機器ケースに対し回転可能に設けられており、前記ガイド部は、前記スピーカ部をその回転動作に応じて、これに対応する前記足部に対し接離する方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。
請求項4に記載の発明は、前記スピーカ部とこれに対応する前記足部とが、互いに回転可能に連結されており、前記スピーカ部とこれに対応する前記足部とには、そのいずれか一方の回転動作に応じて、その他方に対し接離する方向に移動させる補助ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器である。
請求項5に記載の発明は、機器ケースと、この機器ケースにその表面側に露出して設けられ、且つこの露出する表面にキートップが設けられた複数のキーを有するキー入力部と、このキー入力部における前記複数のキーのうち、いずれかのキーにおける前記キートップの内面側に取り付けられたスピーカ部とを備えたことを特徴とする電子機器である。
請求項6に記載の発明は、前記キートップの内面側に取り付けられる前記スピーカ部の前記キートップに対する接離方向の取付位置を変更するための取付変更手段を備えていることを特徴する請求項5に記載の電子機器である。
この発明によれば、キー入力部のキー内を含む機器ケース内にスピーカ部を効率良く組み込むことにより、機器全体の外観を損なうことなく、機器全体の大型化を防ぎ、スピーカ部の音響空間を十分に確保することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図8を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態1について説明する。
この電子辞書は、図1および図2に示すように、第1ケース1と第2ケース2とを備え、この第1、第2ケース1、2をヒンジ部3によって開閉可能に連結し、使用するときにヒンジ部3を中心に第1、第2ケース1、2を回転させて開き、使用しないときにヒンジ部3を中心に第1、第2ケース1、2を回転させて互いに重ね合わせるように構成されている。
この場合、第1ケース1は、図2に示すように、上ケース4と下ケース5とを備えている。この第1ケース1には、図1に示すように、キー入力部6およびスピーカ部7が設けられており、第2ケース2には、液晶表示パネルやEL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルなどの平面型の表示部8が設けられている。すなわち、第1ケース1のキー入力部6およびスピーカ部7と、第2ケース2の表示部8とは、互いに対面する対向面側(図1ではいずれも表面側)にそれぞれ露呈して設けられている。
この第1ケース1のキー入力部6は、図1に示すように、アルファベットなどの文字キー6a、カーソルキーや決定キー、シフトキーなどの操作キー6b、およびファンクションキー6cを備え、第1ケース1の上ケース4における手前側の両側部分を除いてほぼ全域に設けられている。また、スピーカ部7は、図1に示すように、第1ケース1の上ケース4における手前側の両側部分にそれぞれ設けられている。
一方、第1ケース1の下面には、図2および図3に示すように、複数の足部9が設けられている。この複数の足部9は、第1ケース1の下面、つまり下ケース5の下面におけるほぼ四隅にそれぞれ設けられており、この複数の足部9のうち、第1ケース1の下ケース5における手前側の両側に位置する2つの足部9は、図4および図5に示すように、上ケース4に設けられたスピーカ部7の下側に対応して設けられている。
すなわち、スピーカ部7は、図4に示すように、第1ケース1の上ケース4の下面に設けられた円筒状のスピーカ収納筒部10と、このスピーカ収納筒部10内に両面接着テープなどの接着部材11によって取り付けられたスピーカ12とを備えている。この場合、スピーカ収納筒部10に対応する箇所の上ケース4には、図4に示すように、多数の放音孔10aが設けられている。また、スピーカ12は、図4に示すように、その上面における外周部が接着部材11によって多数の放音孔10aをほとんど塞ぐことなく、スピーカ収納筒部10内に位置する上ケース4の下面に取り付けられている。
また、スピーカ部7に対応する2つの足部9は、図4〜図7に示すように、それぞれ円形状の足ケース13と、この足ケース13の下面に設けられたゴムなどの緩衝部材14とを備え、足ケース13が下ケース5のガイド部15によって回転可能で且つ上下方向に移動可能に取り付けられるように構成されている。すなわち、足ケース13は、図4および図5に示すように、円板状の底部13aと、この底部13aの上面外周に設けられたガイド筒部13bとからなり、このガイド筒部13bの内周面がスピーカ収納筒部10の外周面に回転可能で且つ上下方向に移動可能な状態で嵌合するように構成されている。
ガイド部15は、図6および図7に示すように、下ケース5に設けられた円筒部16と、この円筒部16に設けられた足ガイド溝17とからなり、円筒部16内に足部9の足ケース13が回転可能に配置され、この足ケース13の上部外周に設けられた突起部18が足ガイド溝17に沿って移動することにより、足ケース13が回転しながら上下方向に移動するように構成されている。
すなわち、足ガイド溝17は、図6および図7に示すように、円筒部16に設けられた足ケース13の突起部18が挿入して移動する上側に開放された切欠部であり、円筒部16の上部側から下部側に向けて傾斜する傾斜部17aが形成され、この傾斜部17aに沿って足ケース13の突起部18が移動することにより、図3に示す足ケース13の回転角θ1の範囲内で、足ケース13を第1ケース1に対して上下方向に移動させるように構成されている。
この場合、足ケース13内には、図4および図5に示すように、足ケース13の突起部18を足ガイド溝17の傾斜部17aに押し付けるためのばね部材20が設けられている。このばね部材20は、コイルばねであり、足ケース13内に設けられた筒状のばね保持部21内に配置され、その上部がスピーカ12の下面に弾接し、足ケース13を下方に付勢することにより、足ケース13の突起部18を足ガイド溝17の傾斜部17aに弾力的に押し付けている。
これにより、足部9は、図7に示すように、足ケース13の突起部18がガイド部15の足ガイド溝17における傾斜部17aの上部に位置している状態では、図4に示すように、足ケース13がばね部材20のばね力に抗してスピーカ12に最も接近した状態で、足ケース13が下ケース5から下側に少し突出する。また、この足部9は、図7に示す状態で、足ケース13を左側に回転させると、図7に2点鎖線で示すように、ばね部材20のばね力によって足ケース13の突起部18がガイド部15の足ガイド溝17における傾斜部17aに沿って上部側から下部側に移動し、図5および図8に示すように、足ケース13がスピーカ12から下側に離れ、足ケース13が下ケース5の下側に大きく突出する。
このように、この電子辞書によれば、キー入力部6およびスピーカ部7を有する第1ケース1と、表示部8を有する第2ケース2とを、ヒンジ部3によって開閉可能に連結した構成であるから、ヒンジ部3を中心に第1ケース1と第2ケース2とを回転させて開くと、図1に示すように、第1ケース1のキー入力部6およびスピーカ部7と、第2ケース2の表示部8とを、第1、第2ケース1、2の各上面側に露呈させることができ、これにより第2ケース2の表示部8を見ながら、第1ケース1のキー入力部6を操作することができると共に、第1ケース1のスピーカ部7で音声を聞くことができる。
この場合、第1ケース1の内部における上面側つまり上ケース4側にスピーカ部7が配置され、第1ケース1の下面側つまり下ケース5側に複数の足部9が配置され、この複数の足部9うち、少なくとも第1ケース1の手前側に位置する2つの足部9がスピーカ部7にそれぞれ対応した状態で、第1ケース1に対し回転可能に設けられ、この第1ケース1にはスピーカ部7と対応する足部9をその回転に応じてスピーカ部7に対し接離する方向に移動させるガイド部15が設けられているので、第1ケース1内にスピーカ部7を効率良く組み込むことができると共に、足部9を回転させると、ガイド部15によって足部9をスピーカ部7に対し接離する方向に移動させることができる。これにより、スピーカ部7の音響空間を広くすることができるので、機器全体の外観を損なうことなく、機器全体の大型化を防ぐことができると共に、スピーカ部7の音響空間を十分に確保することができる。
すなわち、足部9は、円形状の足ケース13を備えており、ガイド部15は、下ケース5に設けられた円筒部16と、この円筒部16に設けられた足ガイド溝17とからなり、このガイド部15の円筒部16内に足部9の足ケース13が回転可能に配置され、この足ケース13の上部外周に設けられた突起部18が足ガイド溝17に沿って移動する構成であるから、足ケース13を所定方向(図7では左方向)に回転させると、足ケース13の突起部18がガイド部15の足ガイド溝17における傾斜部17aに沿って上部側から下部側に移動することにより、足ケース13をスピーカ12から下側に離すことができ、これによりスピーカ部7の音響空間を広くすることができる。
また、足部9を上記と逆方向(図7では右方向)に回転させると、足ケース13の突起部18がガイド部15の足ガイド溝17における傾斜部17aに沿って下部側から上部側に移動することにより、足ケース13をスピーカ12に接近させることができる。これにより、足部9を第1ケース1内に移動させて足部9が第1ケース1の下面から突出する長さを小さくすることができるので、第1、第2ケース1、2を重ね合わせて携帯するときに、足部9が邪魔にならず、コンパクトに携帯することができる。
この場合、足部9の足ケース13内には、足ケース13の突起部18を足ガイド溝17の傾斜部17aに押し付けるためのばね部材20が設けられ、このばね部材20のばね力によって足ケース13が下方に付勢されているので、足ケース13の突起部18を足ガイド溝17の傾斜部17aに弾力的に押し付けることができる。このため、足ケース13を回転させるときに、足ケース13の突起部18を足ガイド溝17の傾斜部17aに沿って確実に移動させることができる。
これにより、足部9をスピーカ部7に対し接離する方向に確実に移動させることができると共に、ばね部材20のばね力によって足部9を弾力的に保持することができるので、第1ケース1に対する足部9のガタツキを確実に且つ良好に抑えることができる。このため、図8に示すように、第1ケース1を卓上などの載置面上に載置した際、第1ケース1を足部9によって安定した状態で載置することができるので、良好に使用することができる。
(実施形態2)
次に、図9〜図11を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図8に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、足部9に代えて、スピーカ部25がその回転により上下方向に移動する構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成なっている。
すなわち、足部9は、実施形態1と同様、円形状の足ケース13と、この足ケース13の下面に設けられたゴムなどの緩衝部材14とを備えているが、図10および図11に示すように、足ケース13が第1ケース1の下ケース5に一体に形成され、これにより足ケース13が第1ケース1の下ケース5に対し回転および上下方向に移動しないように構成されている。
一方、スピーカ部25は、図10および図11に示すように、円筒状のスピーカケース26と、このスピーカケース26内に両面接着テープなどの接着部材11によって取り付けられたスピーカ12とを備え、図9に示すように、第1ケース1の上ケース4における手前側の両側(図9では右側のみを示す)に、足部9の上側に対応した状態で、回転可能で且つ上下方向に移動可能に設けられている。
この場合、スピーカケース26は、図10および図11に示すように、多数の放音孔10aが設けられた円板状の上板部26aと、この上板部26aの下面外周に設けられたガイド筒部26bとからなり、このガイド筒部26bの内周面が足部9の足ケース13の外周面に回転可能で且つ上下方向に移動可能な状態で嵌合すると共に、ガイド筒部26bの外周面が上ケース4のガイド部27によって回転可能で且つ上下方向に移動可能な状態で嵌合するように構成されている。
すなわち、ガイド部27は、図10および図11に示すように、上ケース4に設けられた円筒部28と、この円筒部28に設けられたスピーカガイド溝29とからなり、円筒部28内にスピーカケース26が回転可能に配置され、このスピーカケース26の下部外周に設けられた突起部18がスピーカガイド溝29に沿って移動することにより、スピーカケース26が回転しながら上下方向に移動するように構成されている。
この場合にも、スピーカガイド溝29は、スピーカケース26に設けられた突起部18が挿入して移動する下側に開放された切欠部(図6の足ガイド溝17と上下逆に設けられた切欠部)であり、上ケース4の円筒部28の下部側から上部側に向けて傾斜する傾斜部(図6の傾斜部17aと上下逆に形成された傾斜部)が形成され、この傾斜部に沿ってスピーカケース26の突起部18が移動することにより、図9に示すスピーカケース26の回転角θ1の範囲内で、スピーカケース26を上下方向に移動させるように構成されている。
また、このスピーカケース26内には、図10および図11に示すように、スピーカケース26の突起部18をスピーカガイド溝29の傾斜部に押し付けるためのばね部材20が設けられている。このばね部材20も、実施形態1と同様、コイルばねであり、足ケース13内に設けられた筒状のばね保持部21内に配置され、その上部がスピーカ12の下面に弾接し、スピーカケース26を上方に付勢することにより、スピーカケース26の突起部18をスピーカガイド溝29の傾斜部に弾力的に押し付けている。
これにより、スピーカ部25は、スピーカケース26の突起部18がガイド部27のスピーカガイド溝29における傾斜部の下部に位置している状態では、図10に示すように、スピーカケース26が、ばね部材20のばね力に抗して足部9に最も接近した状態で、上ケース4内に没入する。また、このスピーカ部25は、図10に示す状態で、スピーカケース26を所定方向に回転させると、実施形態1と同様、ばね部材20のばね力によってスピーカケース26の突起部18がガイド部27のスピーカガイド溝29における傾斜部に沿って下部側から上部側に移動し、図11に示すように、スピーカケース26が足部9から上方に離れて上ケース4の上側に突出する。
このような電子辞書によれば、第1ケース1の下面側つまり下ケース5に複数の足部9が設けられ、この複数の足部9うち、第1ケース1の手前側に位置する足部9に対応する箇所の第1ケース1の上面側つまり上ケース4側にスピーカ部25が回転可能に設けられ、この第1ケース1にはスピーカ部25を、その回転動作に応じて、足部9に対し接離する方向に移動させるガイド部27が設けられているので、実施形態1と同様、第1ケース1内にスピーカ部25を効率良く組み込むことができると共に、スピーカ部25を回転させると、ガイド部27によってスピーカ部25を足部9に対し接離する方向に移動させることができる。これにより、スピーカ部25の音響空間を広くすることができるので、機器全体の外観を損なうことなく、機器全体の大型化を防ぐことができると共に、スピーカ部25の音響空間を十分に確保することができる。
すなわち、スピーカ部25は、円筒状のスピーカケース26を備えており、ガイド部27は、上ケース4に設けられた円筒部28と、この円筒部28に設けられたスピーカガイド溝29とからなり、このガイド部27の円筒部28内にスピーカ部25のスピーカケース26が回転可能に配置され、このスピーカケース26の下部外周に設けられた突起部18がスピーカガイド溝29に沿って移動する構成であるから、スピーカケース26を所定方向に回転させると、スピーカケース26の突起部18がガイド部27のスピーカガイド溝29における傾斜部に沿って下部側から上部側に移動することにより、スピーカケース26を足部9から上方に離すことができ、これによりスピーカ部25の音響空間を広くすることができる。
また、スピーカ部25を上記と逆方向に回転させると、スピーカケース26の突起部18がガイド部27のスピーカガイド溝29における傾斜部に沿って上部側から下部側に移動することにより、スピーカケース26を足部9に接近させることができる。これにより、スピーカ部25を第1ケース1の内部に向けて移動させて第1ケース1内に没入させることができるので、第1、第2ケース1、2を重ね合わせて閉じるときに、スピーカ部25が邪魔にならず、第1、第2ケース1、2を良好に重ね合わせることができ、これによりコンパクトに携帯することができる。
この場合にも、スピーカ部25のスピーカケース26内には、スピーカケース26の突起部18をスピーカガイド溝29の傾斜部に押し付けるためのばね部材20が設けられ、このばね部材20のばね力によってスピーカケース26が上方に付勢されているので、スピーカケース26の突起部18をスピーカガイド溝29の傾斜部に弾力的に押し付けることができる。このため、スピーカケース26を回転させるときに、スピーカケース26の突起部18をスピーカガイド溝29の傾斜部に沿って確実に移動させることができ、またばね部材20のばね力でスピーカ部25を弾力的に保持することができるので、第1ケース1に対するスピーカ部25のガタツキを確実に且つ良好に抑えることができる。
(実施形態3)
次に、図12〜図19を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態3について説明する。この場合には、図1〜図8に示された実施形態1、および図9〜図11に示された実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、スピーカ部30と足部31との両方がそれぞれの回転により上下方向に移動する構成であり、これ以外は実施形態1、2とほぼ同じ構成なっている。
すなわち、スピーカ部30は、図12〜図14に示すように、円筒状のスピーカケース26と、このスピーカケース26内に両面接着テープなどの接着部材11によって取り付けられたスピーカ12とを備え、実施形態2と同様、第1ケース1の上ケース4における手前側の両側に位置した状態で、足部31の上側に対応して設けられている。
この場合にも、スピーカケース26は、図12〜図14、図18に示すように、多数の放音孔10aが設けられた円板状の上板部26aと、この上板部26aの下面外周に設けられたガイド筒部26bとからなり、実施形態2と同様、ガイド筒部26bの外周面が上ケース4のガイド部32によって回転可能で且つ上下方向に移動可能に取り付けられた構成になっている。
すなわち、ガイド部32は、実施形態2と同様、上ケース4に設けられた円筒部28と、この円筒部28に設けられたスピーカガイド溝29とからなり、図15〜図18に示すように、円筒部28内にスピーカケース26が回転可能に配置され、このスピーカケース26の下部外周に設けられた外側突起部33がスピーカガイド溝29に沿って移動することにより、スピーカケース26が回転しながら上下方向に移動するように構成されている。
この場合、スピーカガイド溝29も、実施形態2と同様、スピーカケース26に設けられた外側突起部33が挿入して移動する下側に開放された切欠部(図6の足ガイド溝17と上下逆に設けられた切欠部)であり、上ケース4の円筒部28の下部側から上部側に向けて傾斜する傾斜部(図6の傾斜部17aと上下逆に形成された傾斜部)が形成され、この傾斜部に沿ってスピーカケース26の外側突起部33が移動することにより、スピーカケース26を上下方向に移動させるように構成されている。
一方、足部31は、実施形態1と同様、第1ケース1の下面におけるほぼ四隅のうち、第1ケース1の手前側における両側に位置し、スピーカ部30の下側に対応して設けられている。このスピーカ部30に対応する足部31は、図12〜図14に示すように、円形状の足ケース13と、この足ケース13の下面に設けられたゴムなどの緩衝部材14とを備え、足ケース13が補助ガイド部34によってスピーカ部30に対し回転可能で且つ上下方向に移動可能に連結された構成になっている。
すなわち、足ケース13は、図12〜図17、図19に示すように、円板状の底部13aと、この底部13aの上面外周に設けられたガイド筒部13bとからなり、このガイド筒部13bの外周面がスピーカ部30のスピーカケース26の内周面に沿って回転しながら上下方向に移動するように構成されている。補助ガイド部34は、図15〜図17に示すように、スピーカケース26の下部内周面に設けられた内側突起部35と、足ケース13のガイド筒部13bに設けられて内側突起部35が挿入して移動する足ガイド溝36とを備えている。
この足ガイド溝36は、図15〜図17に示すように、足ケース13のガイド筒部13aの上部側から下部側に向けて段階的に傾斜する傾斜部36aが形成され、この傾斜部36aに沿ってスピーカケース26の内側突起部35が移動することにより、足ケース13を回転させながら上下方向に移動させるように構成されている。すなわち、この足ガイド溝36は、図15〜図17、図19に示すように、スピーカケース26の内側突起部36を、最下部の第1位置P1、中間部の第2位置P2、最上部の第3位置P3の3段階に位置規制するように構成されている。
この場合にも、足ケース13とスピーカケース26との内部には、図12〜図14に示すように、ばね部材20が設けられている。このばね部材20も、コイルばねであり、足ケース13内に設けられた筒状のばね保持部21内に配置され、その上部がスピーカ12の下面に弾接し、足ケース13を下方に付勢すると共に、スピーカケース26を上方に付勢することにより、スピーカケース26の外側突起部33をガイド部32のスピーカガイド溝34に弾力的に押し付けると共に、補助ガイド部34であるスピーカケース26の内側突起部35を足ガイド溝36の傾斜部36aに弾力的に押し付けている。
これにより、スピーカ部30は、スピーカケース26の外側突起部33がガイド部32のスピーカガイド溝29における下部に位置し、且つスピーカケース26の内側突起部35が足ケース13の足ガイド溝36における傾斜部36aの最下部の第1位置P1に位置している状態では、図12および図15に示すように、スピーカ部30のスピーカケース26がばね部材20のばね力に抗して上ケース4内に没入すると共に、足部31の足ケース13が下ケース5内に最も挿入し、スピーカ部30および足部31における内部の音響空間が最も狭くなる。
また、このスピーカ部30は、図12および図15に示す状態で、スピーカケース26を右側に回転させると、実施形態2と同様、ばね部材20のばね力によってスピーカケース26の外側突起部33がガイド部32のスピーカガイド溝29に沿って下部側から上部側に移動する共に、補助ガイド部34であるスピーカケース26の内側突起部35が足ケース13の足ガイド溝36における傾斜部36aの中間部の第2位置P2に移動し、図13および図16に示すように、スピーカケース26が上ケース4の上側に突出し、スピーカ部30が足部31から離れ、スピーカ部30および足部31における内部の音響空間が広がる。
そして、図13および図16に示す状態で、足部31の足ケース13をスピーカケース26と上記と逆方向(図16では右方向)に回転させると、ばね部材20のばね力によって補助ガイド部34であるスピーカケース26の内側突起部35が足ケース13の足ガイド溝36における傾斜部36aの最上部の第3位置P3に移動し、図14および図17に示すように、足ケース13が下ケース5の下側に突出し、足部31がスピーカ部30から下側に離れ、スピーカ部30および足部31における内部の音響空間が最も広くなる。このときには、足ケース13が下ケース5から抜け出さないように、足ケース13の外周面に設けられた抜け止め部37が下ケース5の内側上面に当接する。
このように、この電子辞書によれば、第1ケース1の内部における上面側つまり上ケース4に対しスピーカ部30が回転可能に設けられ、第1ケース1の下面側つまり下ケース5に対し足部31がスピーカ部30と対応した状態で回転可能に設けられ、ガイド部32および補助ガイド部34によってスピーカ部30と足部31とをそれぞれの回転により接離する方向に移動させる構成であるから、実施形態1、2と同様、第1ケース1内にスピーカ部30を効率良く組み込むことができると共に、スピーカ部30と足部31とのいずれかを回転させることにより、ガイド部32と補助ガイド部34とによってスピーカ部30と足部31とのいずれかを上下方向に相対的に移動させることができる。これにより、スピーカ部30の音響空間を広くすることができるので、機器全体の外観を損なうことなく、機器全体の大型化を防ぎ、スピーカ部30の音響空間を十分に確保することができる。
すなわち、スピーカ部30は、円筒状のスピーカケース26を備えており、ガイド部32は、上ケース4に設けられてスピーカケース26が回転可能に配置された円筒部28と、この円筒部28に設けられたスピーカガイド溝29とからなり、スピーカケース26の外側突起部33がスピーカガイド溝29に沿って移動する構成であるから、実施形態2と同様、スピーカケース26を所定方向(図15では右方向)に回転させると、スピーカケース26の外側突起部33がガイド部32のスピーカガイド溝29に沿って下部側から上部側に移動することにより、スピーカケース26を足部31の上方に離すことができ、これによりスピーカ部30の音響空間を広くすることができる。
また、足部31は、足ケース13のガイド筒部13bに設けられた足ガイド溝36と、スピーカケース26に設けられて足ガイド溝36に沿って移動する内側突起部356とからなる補助ガイド部34によって、足ケース13がその回転により上下方向に移動するように構成されているので、足ケース13を所定方向(図16では左方向)回転させると、スピーカケース26は回転せず、スピーカケース26の内側突起部35が足ケース13の足ガイド溝36における傾斜部36aに沿って下部側から上部側に相対的に移動することにより、ばね部材20のばね力によって足ケース13をスピーカ部30から下側に離すことができ、これによりスピーカ部7の音響空間を広くすることができる。
この場合、スピーカ部30のスピーカケース26を回転させて、スピーカケース26の外側突起部33をガイド部32のスピーカガイド溝29に沿って下部側から上部側に移動させるときには、スピーカケース26の内側突起部35が足ケース13の足ガイド溝36における傾斜部36aに沿って下部側から上部側に移動するので、足ケース13は上下方向に移動せず、スピーカケース26のみを上方に移動させることができる。また、足ケース13を所定方向に回転させたときには、スピーカケース26は上下に移動せず、足ケース13のみを下方に移動させることができる。
さらに、スピーカ部30と足部31とをそれぞれ上記と逆方向に回転させると、スピーカケース26と足ケース13とがスピーカガイド溝29と足ガイド溝36とに沿って上下方向に移動することにより、スピーカケース26と足ケース13を互いに接近させることができる。これにより、スピーカ部30を第1ケース1内に移動させて没入させることができると共に、足部31を第1ケース1内に移動させて足部31が第1ケース1の下側に突出する長さを小さくすることができるので、第1、第2ケース1、2を重ね合わせて閉じるときに、スピーカ部30および足部31が邪魔にならず、第1、第2ケース1、2を良好に重ね合わせることができ、これによりコンパクトに携帯することができる。
また、この場合にも、スピーカケース26および足ケース13の内部に、スピーカケース26の外側突起部33をスピーカガイド溝29に押し付けると共に、スピーカケース26の内側突起部35を足ケース13の足ガイド溝36に押し付けるためのばね部材20が設けられ、このばね部材20のばね力によってスピーカケース26が上方に付勢されていると共に、足ケース13が下方に付勢されているので、スピーカケース26の外側突起部33をスピーカガイド溝29に弾力的に押し付けることができると共に、スピーカケース26の内側突起部35を足ケース13の足ガイド溝36に押し付けることができる。
このため、図12〜図17に示すように、スピーカ部30のスピーカケース26と足部31の足ケース13とを回転させるときに、スピーカケース26をスピーカガイド溝29に沿って確実に上下方向に移動させることができると共に、足ケース13を足ガイド溝36に沿って確実に上下方向に移動させることができる。これにより、ばね部材20のばね力によってスピーカ部30と足部31とを弾力的に保持することができるので、第1ケース1に対するスピーカ部30と足部31とのガタツキを確実に且つ良好に抑えることができる。このときにも、実施形態1と同様、第1ケース1を卓上などの載置面上に載置した際、第1ケース1を足部31によって安定した状態で載置することができる。
なお、上記実施形態3では、スピーカ部30をガイド部32によって第1ケース1の上ケース4に対し回転可能で且つ上下方向に移動するように構成し、足部31を補助ガイド部34によってスピーカ部30に対し回転可能で且つ上下方向に移動するように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば足部31をガイド部32によって第1ケース1の下ケース5に対し回転可能で且つ上下方向に移動するように構成し、スピーカ部30を補助ガイド部34によって足部31に対し回転可能で且つ上下方向に移動するように構成しても良い。
(実施形態4)
次に、図20〜図24を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態4について説明する。この場合にも、図1〜図8に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、図20に示すように、第1ケース1に設けられたキー入力部6の各種のキー6a、6b、6cのうち、サイズの大きなキー40にスピーカ部41を設けた構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成なっている。
すなわち、キー入力部6は、図21に示すように、第1ケース1内に配置されてキー入力部6の領域に対応する大きさのスイッチ基板42と、このスイッチ基板42上に配置されたキーシート43とを備えている。スイッチ基板42の上面には、図21および図22に示すように、一対の固定接点44が各種のキー6a、6b、6cにそれぞれ対応して多数設けられている。キーシート43は、ゴムシートからなり、各種のキー6a、6b、6cにそれぞれ対応して第1ケース1の上方に露出するドーム部43aがそれぞれ膨出形成されている。
この場合、キーシート43の各ドーム部43a上には、図21および図24(同図では下側)に示すように、それぞれキートップ45が設けられている。また、キーシート43の各ドーム部43aの内面には、図21、図23、および図24に示すように、それぞれ可動接点46が設けられている。これによりキーシート43は、キートップ45が上から押されると、ドーム部43aが弾性変形して可動接点46が一対の固定接点44に接触することにより、一対の固定接点44同士を導通させるように構成されている。
ところで、このキー入力部6の各キー6a、6b、6cのうち、例えば操作キー6bの決定キーなどのようなサイズの大きいキー40は、図20および図21に示すように、通常のキー6aにおける2倍の長さだけ横方向に長く形成されている。すなわち、このキー40は、図22に示すように、横長の長方形状に形成された一対の固定接点44の領域内に2つの円形孔47がスイッチ基板42の上下に貫通して設けられた構成になっている。
また、このキー40は、図23および図24に示すように、キーシート43のドーム部43aに2つの円形孔48がスイッチ基板42の円形孔47と対応して設けられている。一方、スピーカ部41は、図21および図24に示すように、ドーム部43aの円形孔48に対応する箇所のキートップ45にそれぞれ上下に貫通して設けられた多数の放音孔48aと、ドーム部43aの円形孔48に対応する箇所のキートップ45の下面にそれぞれ両面接着テープなどの接着部材11によって取り付けられた2つのスピーカ50とを備えている。
この2つのスピーカ50は、図21に示すように、その下部がスイッチ基板42の2つの円形孔47内に上下方向に移動可能に挿入された状態で、リード線49によってスイッチ基板42と電気的に接続されている。このため、スピーカ部41の音響空間は、図21に示すように、スイッチ基板42の円形孔47と下ケース5との間、つまりスイッチ基板42と下ケース5との間に形成されている。
これにより、キー40は、図21に示すように、キートップ45を上方から指で押して、キーシート43のドーム部43aを弾性変形させると、スピーカ50がスイッチ基板42の円形孔47からスイッチ基板42の下側に移動し、ドーム部43aの可動接点部46がスイッチ基板42の一対の固定接点44に接触して一対の固定接点44同士を導通させることにより、スイッチ信号を出力し、またキートップ45から指を離すと、キーシート43のドーム部43aが元の状態に弾性復帰し、可動接点46がスイッチ基板42の一対の固定接点44から上方に離れるように構成されている。
このような電子辞書によれば、スピーカ部41をキー40のキートップ45の内面に設けているので、機器全体の外観を損なうことなく、キーシート43のドーム部43aの厚みを利用して、第1ケース1内にスピーカ部41を効率良く組み込むことができる。これにより、機器全体をコンパクトに構成することができると共に、第1ケース1にスピーカ部41を設けても、第1ケース1にスピーカ部41の専用のスペースが不要であるから、その分、キー入力部6の設置領域を広くすることができる。
この場合、スピーカ部41は、スピーカ50がキートップ45の内面に設けられ、その下部がスイッチ基板42の円形孔47内に上下方向に移動可能に挿入されているので、キースイッチとしての機能を損なうことなく、キー操作性を確保することができると共に、スピーカ部41の音響空間をスイッチ基板42と下ケース5との間に広く設けることができ、これにより音響空間を良好に且つ十分に確保することができる。
(実施形態5)
次に、図25〜図27を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態5について説明する。この場合には、図20〜図24に示された実施形態4と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、図25に示すように、キー40のキートップ45の内面にスピーカ50を螺着させた構成であり、これ以外は実施形態4とほぼ同じ構成なっている。
すなわち、キートップ45の内面(図25では下面)には、図25〜図27に示すように、2つの円筒部51が、キーシート43のドーム部43aに設けられた2つの円形孔48内に対応した状態で設けられている。この2つの円筒部51は、スイッチ基板42の円形孔47内にそれぞれ挿入する大きさに形成されている。この円筒部51の内面には、雌ねじ52が設けられている。また、スピーカ50は、図25および図27に示すように、その外周面に雄ねじ53が設けられ、この雄ねじ53が円筒部51の雌ねじ52に螺合することにより、円筒部51内に取り付けられるように構成されている。
このような電子辞書によれば、実施形態4と同様の効果があるほか、キートップ45の円筒部51内にスピーカ50を螺合させて締め付けることにより、スピーカ50をキートップ45に確実に固定することができる。この場合、キートップ45の円筒部51内にスピーカ50を螺合させるときに、その螺入する深さ、つまりスピーカ50の取付位置を調整することにより、キートップ45とスピーカ50との間にも音響空間を形成することができ、これにより最適な音響空間を設けることができる。
(実施形態6)
次に、図28〜図30を参照して、この発明を電子辞書に適用した実施形態6について説明する。この場合にも、図20〜図24に示された実施形態4と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、キー40のキートップ45の内面にスピーカ55が、その取付高さを段階的に変えて取り付けられるようにした構成であり、これ以外は実施形態4とほぼ同じ構成なっている。
すなわち、スイッチ基板42におけるキー40と対応する箇所には、2つの四角形孔56が設けられており、キー40のキートップ45の内面には、図29および図30に示すように、スイッチ基板42の四角形孔56内にそれぞれ挿入する2つの保持部57が設けられている。この2つの保持部57は、それぞれ互いに対向する一対の保持壁からなり、互いに対向する内面には、それぞれ複数の保持溝57aが上下方向に一定間隔で設けられている。
また、スピーカ55は、図29に示すように、全体がスイッチ基板42の四角形孔56内に挿入する大きさの四角形状に形成され、その外側面に複数の係合突起55aが設けられ、この係合突起55aが保持部57の複数の保持溝57aに側方からスライド可能に挿入し、これにより保持部57に取り付けられている。この場合、スピーカ55は、保持部57の複数の保持溝57aに対する係合突起55aの噛み合わせ位置を変えることにより、保持部57に対するスピーカ55の取付高さが段階的に変わるように構成されている。
このような電子辞書によれば、実施形態4と同様の効果があるほか、キートップ45の保持部57にスピーカ55を取り付けるときに、保持部57の複数の保持溝57aに対するスピーカ55の係合突起55aの噛み合わせ位置を変えることにより、保持部57に対するスピーカ55の取付高さを段階的に変えることができるので、キートップ45とスピーカ55との間の音響空間を段階的に変えることができ、これにより最適な音響空間を設けることができる。
なお、上記実施形態1〜6では、第1ケース1と第2ケース2とをヒンジ部3によって開閉可能に連結した折り畳み式の電子辞書に適用した場合について述べたが、これに限らず、例えば1つの機器ケースにキー入力部、表示部、スピーカ部を設けた電子辞書にも適用することができる。この場合には、機器ケースの表面側にキー入力部、表示部、スピーカ部を設け、機器ケースの裏面側に複数の足部を設け、この複数の足部のうちの一部をスピーカに対応させた構成にすれば良く、またキー入力部における複数のキーのいずれかにスピーカ部を設けた構成にすれば良い。
また、上記実施形態1〜6では、電子辞書に適用した場合について述べたが、必ずしも電子辞書である必要はなく、電子手帳やモバイル、携帯型のパーソナルコンピュータ(PDA)などの各種の電子機器に広く適用することができる。
この発明を電子辞書に適用した実施形態1の正面図である。 図1の電子辞書の側面図である。 図1の電子辞書における第1ケースの底面図である。 図1のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図4の足部を回転させて第1ケースの下側に突出させた状態を示した要部の拡大断面図である。 図4の足部の突起部と第1ケースのガイド部に設けられた足ガイド溝との対応関係を分解して示した側面図である。 図6の足部と第1ケースのガイド部とを組み合わせた状態を示した側面図である。 図2の状態において足部を第1ケースの下側に突出させた状態を示した側面図である。 この発明を電子辞書に適用した実施形態2において要部を拡大して示した正面図である。 図9のB−B矢視における要部の拡大断面図である。 図10の状態でスピーカ部を第1ケースの上方に突出させた状態を示した要部の拡大断面図である。 この発明を電子辞書に適用した実施形態3において要部を拡大して示した断面図である。 図12の状態でスピーカ部を第1ケースの上方に突出させた状態を示した要部の拡大断面図である。 図13の状態で足部を第1ケースの下方に突出させた状態を示した要部の拡大断面図である。 図12の状態におけるスピーカ部と足部と第1ケースとの対応関係を示した分解図である。 図13の状態におけるスピーカ部と足部と第1ケースとの対応関係を示した分解図である。 図14の状態におけるスピーカ部と足部と第1ケースとの対応関係を示した分解図である。 図15のスピーカ部におけるスピーカケースを下から見た図である。 図15の足部における足ケースを上から見た図である。 この発明を電子辞書に適用した実施形態4の正面図である。 図20のC−C矢視における要部の拡大断面図である。 図21のスイッチ基板の要部を示した拡大平面図である。 図21のキートップを下から見た状態を示した要部の拡大図である。 図23のD−D矢視における要部の拡大断面図である。 この発明を電子辞書に適用した実施形態5において要部を示した拡大断面図である。 図25のキートップを下から見た状態を示した要部の拡大図である。 図26のE−E矢視においてスピーカを取り付ける状態を示した要部の拡大断面図である。 この発明を電子辞書に適用した実施形態6において要部を示した拡大断面図である。 図28のキートップにスピーカを取り付ける状態を下から見た拡大図である。 図28のキートップに対するスピーカの取付高さを変えた状態を示した要部の拡大断面図である。
符号の説明
1、2 第1、第2ケース
3 ヒンジ部
4 上ケース
5 下ケース
6 キー入力部
7、25、30、41 スピーカ部
9、31 足部
12、50、55 スピーカ
13 足ケース
15、27、32 ガイド部
16、28 円筒部
17、36 足ガイド溝
18 突起部
20 ばね部材
26 スピーカケース
29 スピーカガイド溝
33 外側突起部
34 補助ガイド部
35 内側突起部
40 キー
42 スイッチ基板
43 キーシート
43a ドーム部
45 キートップ
47 円形孔
51 円筒部
52 雌ねじ
53 雄ねじ
55a 係合突起
56 四角形孔
57 保持部
57a 保持溝

Claims (6)

  1. 表面側にキー入力部を有する機器ケースと、
    この機器ケースの前記表面側に前記キー入力部と並んで配置されたスピーカ部と、
    前記機器ケースの裏面側に複数配置され、且つその複数のうちの少なくとも一部が前記スピーカ部に対応する複数の足部と、
    前記スピーカ部とこれに対応する前記足部とをそのいずれかの回転により互いに接離する方向に移動させるガイド部と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記スピーカ部に対応する前記足部は、前記機器ケースに対し回転可能に設けられており、前記ガイド部は、前記スピーカ部に対応する前記足部を、その回転動作に応じて、当該スピーカ部に対し接離する方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記スピーカ部は、前記機器ケースに対し回転可能に設けられており、前記ガイド部は、前記スピーカ部をその回転動作に応じて、これに対応する前記足部に対し接離する方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記スピーカ部とこれに対応する前記足部とは、互いに回転可能に連結されており、前記スピーカ部とこれに対応する前記足部とには、そのいずれか一方の回転動作に応じて、その他方に対し接離する方向に移動させる補助ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 機器ケースと、
    この機器ケースにその表面側に露出して設けられ、且つこの露出する表面にキートップが設けられた複数のキーを有するキー入力部と、
    このキー入力部における前記複数のキーのうち、いずれかのキーにおける前記キートップの内面側に取り付けられたスピーカ部と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 前記キートップの内面側に取り付けられる前記スピーカ部の前記キートップに対する接離方向の取付位置を変更するための取付変更手段を備えていることを特徴する請求項5に記載の電子機器。
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