JP2010243344A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】竜頭等の操作部材を通して入力した静電気の集積回路等への印加を防止でき、かつねじロック等のロック構造を用いなくとも操作部材が不用意に引き出されたり、押し戻されたりすることのない時計を提供すること。
【解決手段】時計1を、ケース2に取り付けられる巻真パイプ25と、この巻真パイプに挿通される竜頭軸51を有した竜頭5とを備えて構成し、巻真パイプ25のケース2から外方に突出した部分と竜頭5の竜頭軸51との間には、竜頭5に固定され、かつ巻真パイプ25に対して摺動する薄板リング6を設け、薄板リング6には、巻真パイプ25との間で摺動抵抗を生じさせる内方突部63を設け、竜頭5、薄板リング6、巻真パイプ25、およびケース2をそれぞれ導電性を有する材料で形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、時計に係り、特に集積回路にて駆動制御される腕時計において、竜頭とケースとの導通構造の改良に関する。
従来、集積回路を内蔵した電子時計では、押ボタンを介して時計内部に静電気が流れても集積回路に印加されないようにする構造が採用されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の電子時計では、導電性素材で形成された環状中枠に電池押さえ金具に接触する接触片と、ケース側の導通部に接触する接触片とを一体に設け、さらには押ボタンとケースとを導通させている。この構成によって電池の極に通じる電池押さえ金具と押ボタン側とがケースおよび環状中枠を介して導通し、集積回路に高電圧が印加されないようになっている。
そして、押ボタンとケースとの導通構造は次の通りである。すなわち押ボタンは通常、ばねによってケースの外方に付勢されているとともに、押ボタンに設けられた軸部がケースを貫通している。そして、軸部に設けられた抜け止め用のEリングがケースの内面に接触することで、押ボタンとケースとが互いに導通し、押ボタンからの静電気が先ずケースに流れるようになっている。
特開2006−215043号公報
しかしながら、特許文献1において記載されているのは、外方に付勢された押ボタンとケースとの導通構造であり、このような導通構造は、通常ケースの内方側に押し込まれている時刻修正用の竜頭には適用できないという問題がある。つまり、竜頭は、ケースの外方に付勢されている訳ではないので、竜頭の軸部に抜け止め用のEリング等が存在せず、ケースとの導通がとりにくいのである。
一方、竜頭の構造としてねじロックが知られている。これは、ケース側に設けられた筒部材のねじ部に、竜頭を押し込み螺合させることでロックする構造であり、筒部材を介して竜頭とケースとを導通させている。
しかし、このようなねじロック構造は複雑であったり、竜頭を螺合させる操作が煩雑であったりするという問題がある。しかも、竜頭がロック状態にないときは、竜頭とケースとの導通が不完全となり、静電気を確実にケースに流すことができない可能性がある。
本発明の目的は、竜頭等の操作部材を通して入力した静電気の集積回路等への印加を防止でき、かつねじロック等のロック構造を用いなくとも操作部材が不用意に引き出されたり、押し戻されたりすることのない時計を提供することにある。
本発明の時計は、ケースに取り付けられる筒状部材と、この筒状部材に挿通される軸部を有した操作部材とを備え、前記筒状部材の前記ケースから外方に突出した部分と前記操作部材との間には、これら筒状部材および操作部材の少なくともいずれか一方に対して摺動する摺動部材が設けられ、前記摺動部材には、前記一方との間で摺動抵抗を生じさせる摺動抵抗生成部が設けられ、前記操作部材、前記摺動部材、前記筒状部材、および前記ケースはそれぞれ導電性を有していることを特徴とする。
本発明によれば、竜頭等の操作部材が押し戻されている状態のみならず、引き操作あるいは戻し操作されている間であっても、操作部材とケースとが摺動部材を介して導通することになるため、常時操作部材から入力した静電気を摺動部材および筒状部材を介してケースに流すことができ、ムーブメントの一構成部品として組み込まれる例えば集積回路等への静電気の印加を確実に防止できる。また、摺動部材には摺動抵抗生成手段を設けるので、操作部材の動きが摺動抵抗によって規制され、不用意に引き出されたり、押し戻されたりするのを抑制できる。
本発明の時計において、前記摺動部材は、略C字形状の薄板リングであり、この薄板リングでの前記摺動抵抗生成部は、径方向に突出した突部であってもよい。
本発明によれば、突部を前記一方に圧接させることで確実に摺動抵抗を生じさせることが出来るうえ、突部を薄板リングの周方向に沿って複数設けたり、あるいは周方向に沿って連続して設けたりすることで、薄板リングと前記一方との軸中心を併せることができ、竜頭の回転を良好に行える。
本発明の時計において、前記摺動部材は、線材を円筒状に巻いたコイルばねであり、このコイルばねの前記摺動抵抗生成部は、前記一方に接触するばね径寸法に形成された接触部であってもよい。
本発明によれば、ばね径寸法を任意に設定して接触部を形成することにより、摺動抵抗を簡単な構造で確実に得ることができるうえ、接触部の巻数を変えることで摺動抵抗の調整を容易にできる。
本発明の時計では、前記一方には、前記摺動部材の摺動に伴って前記摺動抵抗生成部が係脱する係合溝が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、摺動抵抗生成部が係脱する係合溝を設けるので、操作部材の引き操作時にクリック感を得ることができ、良好な操作感を得ることができる。
本発明によれば、竜頭から入力した静電気を摺動部材および筒状部材を介してケースに確実に流すことができ、静電気の集積回路等への印加を防止できる。また、摺動部材に摺動抵抗生成部を設けることで、ねじロック等のロック構造を用いなくとも竜頭が不用意に引き出されたり、押し戻されたりするのを防止できるという効果がある。
本発明の第1実施形態に係る時計の要部を示す断面図。 第1実施形態の要部を拡大して示す断面図。 摺動部材である薄板リングの全体斜視図。 薄板リングを幅方向に沿って断面した断面図であり、図5での矢印IV−IV断面図。 薄板リングを径方向に沿って断面した断面図であり、図4での矢印V−V断面図。 操作部材である竜頭の組付手順を説明するための断面図。 (A)は、本発明の第2実施形態に係る時計の要部を竜頭が戻された状態で示す断面図であり、(B)は竜頭が引き出された状態で示す断面図。 (A)は、本発明の第3実施形態に係る時計の要部を竜頭が戻された状態で示す断面図であり、(B)は竜頭が引き出された状態で示す断面図。 第3実施形態の薄板リングの軸方向に沿った断面図。 第3実施形態の薄板リングの径方向に沿った断面図。 (A)は、本発明の第4実施形態に係る時計の要部を竜頭が戻された状態で示す断面図であり、(B)は竜頭が引き出された状態で示す断面図。 第4実施形態に用いられる薄板リングの全体斜視図。 薄板リングの軸方向に沿った断面図。 薄板リングの正面図。 (A)は本発明の第5実施形態に係る時計の要部を竜頭が戻された状態で示す断面図であり、(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図。 第5実施形態で用いられる摺動部材としてのコイルばねを拡大して示す断面図。 第5実施形態のコイルばねの変形例を示す断面図。 (A)は、本発明の第6実施形態に係る時計の要部を竜頭が戻された状態で示す断面図であり、(B)は竜頭が引き出された状態で示す断面図。 第6実施形態で用いられるコイルばねを拡大して示す断面図。 図18(A)において、筒状部材である巻真パイプおよびコイルばねの一部を断面せずに示した図。 (A)は、本発明の第7実施形態に係る時計の要部を竜頭が戻された状態を示す断面図であり、(B)は竜頭が引き出された状態で示す断面図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第2実施形態以降において、次説する第1実施形態での部材と同一部材および同じ機能を有する部材には、第1実施形態と同符号を付してその説明を省略または簡略化する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る時計1の要部を示す断面図である。
図1において、時計1は、集積回路や水晶振動子を用いて運針用の回路ブロックが形成されている例えばアナログ式の電子時計であり、ケース2と、ケース2内に配置されたムーブメント3と、ムーブメント3の図1中の上方側に取り付けられた文字板4とを備え、文字板4がケース2に設けられた当接面21に当接されている。ケース2の上方側の開口部分は風防ガラス22で塞がれ、下方側の開口部分は裏蓋23で塞がれている。ケース2の側部外方には操作部材としての竜頭5が配置されている。
竜頭5は、ムーブメント3に挿通された巻真31と螺合する軸部としての竜頭軸51を有し、この竜頭軸51がケース2の貫通孔24に圧入された筒状部材としての巻真パイプ25に挿入されている。竜頭軸51の軸方向の途中には周方向に連続したシール溝52が設けられており、このシール溝52には巻真パイプ25の内周面との間で止水する環状のパッキン53が取り付けられている。
図2は、本実施形態の要部を拡大して示す断面図である。
図2において、巻真パイプ25の一端側はケース2の外方側に突出しており、この突出部分が竜頭軸51の基端側周りに形成された凹状の収容部54内に収容されている。この収容部54の内周面と巻真パイプ25の外周面との間には、軸方向に所定幅を有した摺動部材としての薄板リング6が配置されている。ここで、この薄板リング6の他、ケース2、竜頭5、巻真パイプ25はそれぞれ、導電性を有する金属製である。
図3は、薄板リング6の全体斜視図。図4は、薄板リング6を幅方向(軸方向ということもある)に沿って断面した断面図であり、図5での矢印IV−IV断面図である。図5は、薄板リング6を径方向に沿って断面した断面図であり、図4での矢印V−V断面図である。
図2ないし図5において、薄板リング6は、周方向の一部にスリット61を有した略C字形状に形成されている。薄板リング6の周方向の複数の箇所(本実施形態では3箇所)には、径方向の外方に向けて押圧成形された外方突部62が等周間隔で設けられ、外方突部62を避けた複数の箇所(本実施形態では3箇所)には、径方向の内方に向けて押圧成形された摺動抵抗生成部としての内方突部63が等周間隔で設けられている。外方突部62は薄板リング6の幅方向の一端側に寄せた位置に設けられ、内方突部63は他端側に寄せた位置に設けられている。
このような薄板リング6では、外方に突出した外方突部62が竜頭5の収容部54に設けられた係合溝55に入り込んで係合している。一方、内方に突出した内方突部63は、巻真パイプ25の外周面に圧接されている。従って、竜頭5は薄板リング6と接触し、薄板リング6は巻真パイプ25と接触し、巻真パイプ25はケース2と接触していることになり、竜頭5が薄板リング6および巻真パイプ25を介してケース2と電気的に導通していることになる。
また、外方突部62の突出側において、その球面部分の半径は、内方突部63での突出側において、その球面部分の半径よりも大きい。この半径の大きさの違いにより、竜頭5を引き操作した時の外方突部62に作用する外力の径方向分力は、操作方向に沿った軸方向分力よりも小さく、内方突部63に作用する外力の径方向分力は、外方突部62での径方向分力よりも大きくなる。竜頭5の戻し操作時でも同様である。
ところで、図1は竜頭5を押し込んだ状態を示し、図2は竜頭5を引いた状態を示している。竜頭5を図1に示す状態から図2に示す状態に引くと、各突部62,63に作用する外力の分力関係から薄板リング6は、外方突部62が係合溝55に嵌り込んだまま竜頭5と一緒に移動するとともに、内方突部63が巻真パイプ25の外周面を押圧しながら摺動する。つまり薄板リング6は、引き操作や戻し操作による竜頭5の移動中、および移動後においても竜頭5から外れることがなく、竜頭5からケース2までの互いの接触が維持され、導通状態が良好に確保される。
以下には、図6に基づき、竜頭5の組付手順について説明する。
先ず、図6(A)に示すように、竜頭5に対し、竜頭軸51の先端側から基端側に向けて薄板リング6を貫挿させる。ここで、竜頭軸51へのパッキン53や巻真31の取付順序は問わない。そして、薄板リング6では、外方突部62の突出量を考慮した全体の径寸法が収容部54よりもわずかに大きく設定されており、このような薄板リング6を外方突部62が収容部54の内周に圧入されるようにして押し込む。
すると、薄板リング6はスリット61を有することで略C字形状であるから、僅かに縮径側に弾性変形した状態で圧入され、外方突部62が係合溝55に係合される位置で位置決めされる。薄板リング6の周方向の位置は任意であるが、外方突部62が等周間隔で3箇所に設けられていることから、竜頭軸51の軸中心と薄板リング6の軸心とが一致することになる。
この後、図6(B)に示すように、ケース2に取り付けられた巻真パイプ25に対し、竜頭5の竜頭軸51を挿入する。この際、薄板リング6が収容部54内に収容された状態では、内方突部63の突出量を考慮した内径寸法は、巻真パイプ25の外周の径寸法よりも僅かに小さく設定されている。このため、竜頭軸51は、その内方突部63が巻真パイプ25の外周に圧接されながら圧入される。
この圧入時には、内方突部63に作用する外力の径方向分力が外方突部62での径方向分力よりも大きいため、内方突部63が拡径側に容易に変位することになり、内方突部63が係合溝55から外れることはない。また、内方突部63も等周間隔で3箇所に設けられていることから、薄板リング6、竜頭軸51、および巻真パイプ25の各軸中心が一致することになる。
さらに、外方突部62および内方突部63は互いに幅方向に離間して設けられているので、竜頭5が巻真パイプ25に対してぐらつく可能性があるが、この場合でも各突部62,63が等周間隔で複数設けられているうえ、ぐらつきを抑制する方向の反力が外方突部62に生じるため、軸中心がずれることはなく、竜頭5の回転操作をスムースにできる。 そして、内方突部63が巻真パイプ25に圧接されることにより、竜頭5が不用意に引き出されたり、押し戻されたりすることもない。
以上の本発明によれば、以下の効果がある。
すなわち、時計1では、竜頭5、薄板リング6、巻真パイプ25、およびケース2がそれぞれ導電性を有しているとともに、竜頭5が押し込まれている場合でも、竜頭5の引き操作あるいは戻し操作時を通しても、竜頭5が薄板リング6を介してケース2と導通することになるので、竜頭5から入力した静電気をケース2側に良好に流すことができ、その後に静電気が集積回路等へ印加するのを確実に防止できる。
また、竜頭5と共に移動する薄板リング6には、移動中に巻真パイプ25に対して圧接される内方突部63が設けられているので、この内方突部63の圧接により摺動抵抗を生じさせることができ、戻された状態にある竜頭5が不用意に引き出されたり、引き出された状態にある竜頭5が不用意に押し戻されたりするのを防止できる。
さらに、外方突部62や内方突部63は、薄板リング6の周方向に沿って複数設けられているので、竜頭5、薄板リング6、および巻真パイプ25が組み込まれた状態では、それぞれの軸中心を一致させることができ、竜頭5を中心がぶれることなく安定して回転させることができる。
そして、外方突部62および内方突部63の形状(半径)が異なっており、竜頭の引き操作や戻し操作時に作用する外力に対して、各突部62,63にて異なる大きさの径方向分力や軸方向分力を生じさせるようになっているので、竜頭5の操作時あるいは組付時に薄板リング6が竜頭5から外れる心配がなく、導通確保を良好に維持できる。
[第2実施形態]
図7(A)は、本発明の第2実施形態に係る時計1の要部を竜頭5が戻された状態で示す断面図であり、図7(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図である。
本実施形態では、巻真パイプ25の外周面には、2条の係合溝26(26A,26B)が設けられている点が、前記第1実施形態とは異なる。他の基本的な構成は第1実施形態と略同じである。
これらの係合溝26A,26Bには、薄板リング6の内方突部63(本発明に係る突部)が係脱自在に係合している。この内方突部63の突出量は、第1実施形態よりも僅かに大きい。この内方突部63は、竜頭5が戻された位置にある時、ケース2側に近い係合溝26Aに係合しており、竜頭5を引き操作すると、係合溝26Aを乗り越えて外側の係合溝26Bに係合する。竜頭5を戻し操作した場合は逆に、内方突部63が係合溝26Bを乗り越えて係合溝26Aに戻る。
従って、本実施形態によれば、第1実施形態での効果に加え、以下の効果がある。
すなわち、巻真パイプ25には薄板リング6の摺動にあわせて内方突部63が係脱する係合溝26A,26Bが設けられているので、竜頭5の引き操作および戻し操作時に内方突部63が係合溝26A,26Bを乗り越えるようになり、乗り越えることでクリック感を生じさせることができ、良好な操作感を得ることができる。
また、竜頭5の操作時には内方突部63が係合溝26A,26Bを乗り越える必要があることから、第1実施形態に比してより大きな操作力が必要となるが、その分不用意に引き出されたり、押し戻されたりするのをより確実に防止できる。
なお、本実施形態では2条の係合溝26A,26Bが設けられていたが、竜頭5を2段引きする構成の場合では、3条の係合溝26を設けてもよい。また、係合溝26を1条だけ設けることもできる。このような場合には、引き操作時にのみより大きな操作力が必要となり、戻した時にのみクリック感が得られる。
[第3実施形態]
図8(A)は、本発明の第3実施形態に係る時計1の要部を竜頭5が戻された状態で示す断面図であり、図8(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図である。図9、図10はそれぞれ、本実施形態に用いられる薄板リング6の軸方向に沿った断面図および径方向に沿った断面図である。
本実施形態では、薄板リング6には内方突部63のみが設けられている。また、竜頭5の収容部54内の係合溝55は、第1、第2実施形態と比べて幅広とされ、薄板リング6の幅方向の全域が嵌り込んでいる。巻真パイプ25の係合溝26A,26Bを乗り越える際には、内方突部63が変位し、これに伴って内方突部63周りが幅方向に弾性変形するが、この弾性変形を許容可能な幅寸法で係合溝55が形成されている。他の基本的な構成は第2実施形態と略同じである。
このような本実施形態でも、第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
そして、本実施形態においては、内方突部63が薄板リング6の幅方向の中央に設けられていることから、竜頭5の巻真パイプ25に対するぐらつきに関しては、薄板リング6の周縁部分で生じる反力により対抗でき、やはり軸中心を安定して位置させることができる。
なお、本実施形態のような薄板リング6を用いるに際して、巻真パイプ25側に一切係合溝を設けない場合も考えられ、このような場合も本発明に含まれる。
[第4実施形態]
図11(A)は、本発明の第4実施形態に係る時計1の要部を竜頭5が戻された状態で示す断面図であり、図11(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図である。図12ないし図14はそれぞれ、本実施形態に用いられる薄板リング6の全体斜視図、軸方向に沿った断面図、および正面図である。
本実施形態では、薄板リング6の外方突部62および内方突部63が共に、周方向に沿って連続して設けられている点が、第2実施形態とは異なる。本実施形態の各突部62,63は、軸方向に沿って大きく離間しており、それぞれが確実に弾性変形するように設けられている。
本実施形態によれば、各突部62,63が周方向にわたって設けられており、点状に設けられる場合に比して変形しにくいことから、竜頭5の引き出し、あるいは押し戻し時にはより大きな操作力が必要であるが、不用意な動きが一層抑制されるので、時計1が重い仕様であったり、激しいスポーツ対応の仕様であったりする場合に有効である。また、特に外方突部62が変形しにくいことで、薄板リング6を外れにくくでき、耐久性を向上させることができる。
ここで、図示を省略するが、例えば外方突部62および内方突部63のうち、外方突部62のみを周方向にわたって設け、内方突部63を点状に設けることも考えられる。このような薄板リング6では、操作感を第2実施形態と略同じにしつつ、薄板リング6を外れにくくできるという効果がある。
[第5実施形態]
図15(A)は、本発明の第5実施形態に係る時計1の要部を竜頭5が戻された状態で示す断面図であり、図15(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図である。図16は、本実施形態で用いられる摺動部材としての導電性を有するコイルばね7を拡大して示す断面図である。
図15において、竜頭5の収容部54の開口側には、収容部54よりも径寸法が大きい大径深溝56が設けられ、奥側には収容部54よりも径寸法の小さい小径部57が設けられている。大径深溝56には、弾性を有する環状で厚手のパッキン58が嵌め込まれており、竜頭5が戻されている状態では、パッキン58の内周側が巻真パイプ25に設けられた係合溝27と係合し、引き出し操作時に係合溝27を乗り越えて外れ、竜頭5と共に移動する。
収容部54内には線材を円筒状に巻いたコイルばね7が竜頭軸51に貫挿された状態で収容されている。このようなコイルばね7は、竜頭5の引き出し操作時には、その軸方向の一端がパッキン58に当接し、竜頭5と共に引き出される。また、竜頭5の押し戻し時には、コイルばね7の他端が小径部57の段差面57Aに当接し、竜頭5と共に押し戻される。
図16に拡大して示すように、コイルばね7は、ねじりばね(トーションばね)であり、このコイルばね7において、軸方向の両側の一巻部71のばね内径寸法D1は、巻真パイプ25の外径寸法よりも僅かに小さく、この一巻部71に巻真パイプ25を圧入し、コイルばね7の両端側が巻真パイプ25に圧接している。一方、中央の二巻部72のばね外径寸法D2は、収容部54の内径寸法よりも僅かに大きく、この二巻部72が収容部54内に圧入状態で接触している。
従って、竜頭5は、このコイルばね7を介して巻真パイプ25と常時導通し、ひいてはケース2と導通することになり、竜頭5に入力した静電気をケース2に確実に流すことができる。また、コイルばね7は、竜頭5の操作によって共に移動する場合には、一巻部71が巻真パイプ25の外周面と接触しながら摺動するとともに、二巻部72が収容部54の内周面に対して相対的に摺動することになり、十分な摺動抵抗が生じる。つまりコイルばね7では、一巻部71および二巻部72のそれぞれが本発明に係る接触部である。
本実施形態では先ず、竜頭5の収容部54を開口側が拡開した形状に設けておき、この収容部54内にコイルばね7を圧入する。この圧入は、二巻部72が収容部54の内周面に圧接される、かつ縮径方向に弾性変形しながら行われる。次いで、パッキン58を大径深溝56内に位置させ、収容部54の開口側すなわち大径深溝56に対応した外周部分を縮径方向に所定量だけかしめる。この後、竜頭5を巻真パイプ25に挿入し、コイルばね7の一巻部71を巻真パイプ25の外周面に圧入するとともに、パッキン58の内周側を係合溝27に係合させる。この際、パッキン58は、竜頭5の軸中心を巻真パイプ25の軸中心とを一致させる役目を果たす。
以上の本実施形態でも、本発明の目的を達成できる。
なお、一巻部71を巻真パイプ25に大きな力で圧入することで固定し、竜頭5の操作時には、二巻部72のみを収容部54の内周面に対して摺動させてもよく、反対に、二巻部72を収容部54内に大きな力で圧入して固定し、一巻部71のみを巻真パイプ25の外周面に対して摺動させてもよい。また、図17に示すように、ばね内径寸法D1を有した二巻部74を一端側に設け、ばね外径寸法D2を有した二巻部73を他端側に設けてもよい。
さらに、コイルばね7としては、両側および中央の巻数に限定はなく、その実施にあたって任意の巻数を選択してよい。すなわち、本実施形態のようにコイルばね7を用い、接触部として機能する部分の巻数を適宜に選択することにより、最適な摺動抵抗を簡単に得ることができるのである。
[第6実施形態]
図18(A)は、本発明の第6実施形態に係る時計1の要部を竜頭5が戻された状態で示す断面図であり、図18(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図である。図19は、本実施形態で用いられる摺動部材としての導電性を有するコイルばね7を拡大して示す断面図である。図20は、図18(A)において、巻真パイプ25およびコイルばね7の一部を断面せずに示した図である。
本実施形態では、コイルばね7の両側に設けられた二巻部73がばね外径寸法D2を有し、中央の二巻部74がばね内径寸法D1を有している。また、巻真パイプ25には、コイルばね7の中央の二巻部73が係合する係合溝28が設けられている。竜頭5が戻された状態において、係合溝28の底面と二巻部74とは密着している。
そして、竜頭5を引き出す際には、コイルばね7の一端側がパッキン58に当接され、竜頭5と共にコイルばね7も引き出される。そして、コイルばね7の中央の二巻部73が拡径方向に弾性変形しながら係合溝28を乗り越え、巻真パイプ25の外周面を所定の摺動抵抗を持って摺動する。また、竜頭5を押し戻す際には、コイルばね7の他端側が収容部54の奥側の底面部分に当接され、竜頭5と共に押し戻される。
コイルばね7が完全に戻される時点では、係合溝28に二巻部73が係合することで多少のクリック感が生じることになる。このように、竜頭5の引き操作および戻し操作を通じてコイルばね7は、巻真パイプ25の外周面および収容部54の内周面とに圧接されながら摺動する。
本実施形態でも、竜頭5の組込手順等や奏する効果は、第5実施形態と略同じであるため、ここでの説明を省略する。
[第7実施形態]
図21(A)は、本発明の第7実施形態に係る時計1の要部を竜頭5が戻された状態を示す断面図であり、図21(B)は竜頭5が引き出された状態で示す断面図である。
本実施形態では、巻真パイプ25と竜頭5の竜頭軸51との間にコイルばね7を配置したことが特徴である。このため、巻真パイプ25の内部には、コイルばね7を収容するための拡径した収容部29が設けられている。
その他、本実施形態でのコイルばね7については、全体のばね径寸法や、端部および中央の巻数等の違いはあるが、第5、第6実施形態での説明から容易に理解できるため、ここでの詳細な説明を省略する。
ただし、本実施形態のコイルばね7が巻真パイプ25内に収容され、全体のばね径寸法が小さくなっていることから、線材の材質や径寸法を第5、第6実施形態と同じとすれば、よりばね定数を大きくできて、弾性変形しにくくできる。従って、コイルばね7を竜頭軸51に対して大きな力で圧入して確実に固定できるとともに、第5、第6実施形態のようなパッキン58を用いなくとも竜頭5と巻真パイプ25との軸中心とを安定して一致させることができる。
なお、本実施形態では、巻真パイプ25と竜頭軸51との間にコイルばね7を配置したが、第1〜第4実施形態のような薄板リング6を配置してもよい。
その他、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での種々の変形は、本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態では、本発明に係る操作部材として竜頭5について説明したが、本発明の操作部材としては操作ボタン等であってもよく、従って、本発明の筒状部材としても、巻真パイプ25の他、ボタンパイプ等であってもよい。
1…時計、2…ケース、5…操作部材である竜頭、6…摺動部材である薄板リング、7…摺動部材であるコイルばね、25…筒状部材である巻真パイプ、26,28…係合溝が設けられている、51…軸部である竜頭軸、62…摺動抵抗生成部である外方突部、63…摺動抵抗生成部である内方突部、71…接触部である一巻部、72,73,74…接触部である二巻部。

Claims (4)

  1. ケースに取り付けられる筒状部材と、
    この筒状部材に挿通される軸部を有した操作部材とを備え、
    前記筒状部材の前記ケースから外方に突出した部分と前記操作部材との間には、これら筒状部材および操作部材の少なくともいずれか一方に対して摺動する摺動部材が設けられ、
    前記摺動部材には、前記一方との間で摺動抵抗を生じさせる摺動抵抗生成部が設けられ、
    前記操作部材、前記摺動部材、前記筒状部材、および前記ケースはそれぞれ導電性を有している
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記摺動部材は、略C字形状の薄板リングであり、
    この薄板リングでの前記摺動抵抗生成部は、径方向に突出した突部である
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1に記載の時計において、
    前記摺動部材は、線材を円筒状に巻いたコイルばねであり、
    このコイルばねの前記摺動抵抗生成部は、前記一方に接触するばね径寸法に形成された接触部である
    ことを特徴とする時計。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の時計において、
    前記一方には、前記摺動部材の摺動に伴って前記摺動抵抗生成部が係脱する係合溝が設けられている
    ことを特徴とする時計。
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