JPH028234Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［考案の利用分野］ 本考案はペンダント時計に関する。

［考案の背景］ 従来のペンダント時計は、時計そのものをペン
ダントとして使用するか、又は時計のケースに単
に飾りを付けただけであるので、デザイン的にも
変化性に乏しいという欠点があつた。

［考案の目的］ 本考案の目的は、デザイン的に変化性に富んだ
ペンダント時計を提供することにある。

［考案の実施例］ 以下、本考案の一実施例を図により説明する。
内周部１ａ，２ａが円状に形成された２個の第
１、第２リング１，２は同心状に合わせて２個の
ねじ３，４で固定されている。また第１、第２リ
ング１，２の内周部１ａ，２ａの合わせ部には内
周部１ａ，２ａ側が若干幅広のほぼ台形状の溝５
が形成されている。また前記第２リング２の外周
にはクサリ６をかけるクサリ掛け部２ｂが形成さ
れている。前記第１、第２リング１，２の内周部
１ａ，２ａには時計７及び飾り８が配設されてい
る。時計７のケースには穴７ａが形成され、飾り
８には時計７の穴７ａに回転自在に挿入される突
起８ａが形成されており、時計７及び飾り８には
それぞれ前記第１、第２リング１，２の溝５に摺
動及び回転可能に嵌挿される突起７ｂ，８ｂが形
成されている。

従つて、組立は次のようにして行う。時計７の
穴７ａに飾り８の突起８ａを合わせて時計７に飾
り８を取付ける。そして、第１リング１と第２リ
ング２で時計７の突起７ｂと飾り８の突起８ｂを
挟持する形で第１、第２リング１，２の合わせ部
を合わせ、第１、第２リング１，２をねじ３，４
で固定することにより完了する。

このように、時計７と飾り８のそれぞれの突起
７ｂ，８ｂが第１、第２リング１，２の溝５に摺
動及び回転可能に嵌挿されているので、第１図に
示す矢印Ａ方向に時計を指で持つて回動させる
と、突起７ｂ，８ｂは溝５に沿つて摺動し、時計
７及び飾り８を任意の姿勢に位置させることがで
きる。また時計７を矢印Ｂ方向に、例えば90度又
は180度回すと、突起７ｂ，８ｂは溝５内を回転
し、時計７を真横にしたり、裏返しにしたりする
ことができる。また時計７を指で保持し、飾り８
のみを指で矢印Ｂ方向に回動させると、飾り８の
突起８ａが時計７の穴７ａを中心として回転し、
飾り８の裏面の模様を表側に位置させることがで
きる。また時計７の種類は特に限定されないが、
時計７がねじ巻き式の場合は、時計７を矢印Ｂ方
向に例えば45度に回転させることにより、リユー
ズ７ｃをリング１，２の外側に位置させることが
でき、ねじ巻きが容易に行える。

なお、上記実施例においては、飾り８を時計７
に回転自在に取付けたが、一体に固定してもよ
い。また第１、第２リング１，２の材質は特に限
定されないが、第１リング１を樹脂で形成する
と、カラーが自由に選べ、更に変化性を持たせる
ことができる。

［考案の効果］ 以上の説明から明らかな如く、本考案になるペ
ンダント時計によれば、内周部が円状に形成され
て同心状に合わせ固定され、かつ内周部の合わせ
部に溝が形成された２個のリングと、互いに取付
けられ、かつ前記リングの溝に摺動及び回転可能
に嵌挿される突起をそれぞれ設けた時計及び飾り
とからなるので、ペンダント及び時計を自由な位
置に止めたり、また時計表示部を横、裏返しにし
たりして楽しむことができ、デザイン的にも変化
性に富んだものとなる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は正面
図、第２図は第１図の縦断面拡大図である。 １，２……リング、１ａ，２ａ……内周部、
３，４……ねじ、５……溝、７……時計、７ａ…
…穴、７ｂ……突起、８……飾り、８ａ，８ｂ…
…突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内周部が円状に形成されて同心状に合わせ固定
   され、かつ内周部の合わせ部に溝が形成された２
   個のリングと、互いに取付けられ、かつ前記リン
   グの溝に摺動及び回転可能に嵌挿される突起をそ
   れぞれ設けた時計及び飾りとからなるペンダント
   時計。