JPH07244170A - 時計のベゼルリング取付構造 - Google Patents
時計のベゼルリング取付構造Info
- Publication number
- JPH07244170A JPH07244170A JP5527594A JP5527594A JPH07244170A JP H07244170 A JPH07244170 A JP H07244170A JP 5527594 A JP5527594 A JP 5527594A JP 5527594 A JP5527594 A JP 5527594A JP H07244170 A JPH07244170 A JP H07244170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bezel ring
- case
- ring
- mounting structure
- bezel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で必要な回転トルクが得られ、且
つケース及びベゼルリングのカジリ，摩耗のない耐食性
の良好なベゼルリング取付構造を提供する。 【構成】 ケースに対してベゼルリングが回転可能に装
着されるベゼルリング取付構造において、ケースとベゼ
ルリングとの間に、ケースを弾性的に押圧するケース押
圧部とベゼルリングを弾性的に押圧するベゼルリング押
圧部とが一対となって形成され、且つ全集に対してこの
一対のケース押圧部とベゼルリング押圧部とが少なくと
も３等分割されて形成されている樹脂リングを介して、
ケースにベゼルリングが取り付けられている構造。
つケース及びベゼルリングのカジリ，摩耗のない耐食性
の良好なベゼルリング取付構造を提供する。 【構成】 ケースに対してベゼルリングが回転可能に装
着されるベゼルリング取付構造において、ケースとベゼ
ルリングとの間に、ケースを弾性的に押圧するケース押
圧部とベゼルリングを弾性的に押圧するベゼルリング押
圧部とが一対となって形成され、且つ全集に対してこの
一対のケース押圧部とベゼルリング押圧部とが少なくと
も３等分割されて形成されている樹脂リングを介して、
ケースにベゼルリングが取り付けられている構造。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、時計において金属性の
ケースに金属性のベゼルリングを回転可能に装着するた
めのベゼルリング取付構造に関するものである。
ケースに金属性のベゼルリングを回転可能に装着するた
めのベゼルリング取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の時計のベゼルリング取付構造は図
６に示すように、Ｚｎ，Ｂｓ等の金属材料からなるケー
ス１にＢｓ，ＳＵＳ等の金属材料からなるベゼルリング
２を直接喰付かせた構造となっており、回転トルクはＯ
リング３の材質・形状等を調整することにより得てい
た。そしてケース１及びベゼルリング２には、Ｃｕ，Ｎ
ｉ，Ｐｄ，Ａｕ等のメッキが単独あるいは組み合わせて
施されている。又、ガラス４が接着によりケース１に固
定されており、裏蓋５は防水パッキン６を介してケース
１に固定されている。
６に示すように、Ｚｎ，Ｂｓ等の金属材料からなるケー
ス１にＢｓ，ＳＵＳ等の金属材料からなるベゼルリング
２を直接喰付かせた構造となっており、回転トルクはＯ
リング３の材質・形状等を調整することにより得てい
た。そしてケース１及びベゼルリング２には、Ｃｕ，Ｎ
ｉ，Ｐｄ，Ａｕ等のメッキが単独あるいは組み合わせて
施されている。又、ガラス４が接着によりケース１に固
定されており、裏蓋５は防水パッキン６を介してケース
１に固定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、ケース１にベゼルリング２を装着するとき、ベゼル
リング２が金属材料からなっているので弾力性に乏しい
ため、装着時喰付き部分にカジリが発生したり、喰付部
の接触部分が摩耗したりしてメッキが剥がれ、腐食して
しまうという課題があった。
は、ケース１にベゼルリング２を装着するとき、ベゼル
リング２が金属材料からなっているので弾力性に乏しい
ため、装着時喰付き部分にカジリが発生したり、喰付部
の接触部分が摩耗したりしてメッキが剥がれ、腐食して
しまうという課題があった。
【０００４】本発明は上記課題を解決し、簡単な構造で
必要なトルクが得られ、且つケース及びベゼルリングの
カジリ,摩耗のない耐食性の良好なベゼルリング取付構
造を提供するものである。
必要なトルクが得られ、且つケース及びベゼルリングの
カジリ,摩耗のない耐食性の良好なベゼルリング取付構
造を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、Ｚｎ，Ｂｓ等
の金属材料からなるケースに対しＢｓ，ＳＵＳ等の金属
材料からなるベゼルリングが回転可能に装着されるベゼ
ルリング取付構造において、前記ケースと前記ベゼルリ
ングとの間に、垂直部と外周方向への水平部を有する略
Ｌ字状をなし、垂直部の内周面中程に前記ケースを弾性
的に押圧する突起部を有するケース押圧部と、略垂直状
をなし、外周面中程に前記ベゼルリングを弾性的に押圧
する突起部を有するベゼルリング押圧部とが一対となっ
て形成された樹脂リングを介在させたベゼルリングの取
付構造である。そして前記樹脂リングは、前記一対のケ
ース押圧部とベゼルリング押圧部とが、全周を少なくと
も３等分割して形成されているものである。
の金属材料からなるケースに対しＢｓ，ＳＵＳ等の金属
材料からなるベゼルリングが回転可能に装着されるベゼ
ルリング取付構造において、前記ケースと前記ベゼルリ
ングとの間に、垂直部と外周方向への水平部を有する略
Ｌ字状をなし、垂直部の内周面中程に前記ケースを弾性
的に押圧する突起部を有するケース押圧部と、略垂直状
をなし、外周面中程に前記ベゼルリングを弾性的に押圧
する突起部を有するベゼルリング押圧部とが一対となっ
て形成された樹脂リングを介在させたベゼルリングの取
付構造である。そして前記樹脂リングは、前記一対のケ
ース押圧部とベゼルリング押圧部とが、全周を少なくと
も３等分割して形成されているものである。
【０００６】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。尚、従来例を示す図６と同じ部材には同じ符
号を付してその説明を省略する。図１は本発明の実施例
に係わる時計のヘゼルリング取付構造を示す断面図であ
り、ケース１に樹脂リング７を介してベゼルリング２が
取り付けられている。
説明する。尚、従来例を示す図６と同じ部材には同じ符
号を付してその説明を省略する。図１は本発明の実施例
に係わる時計のヘゼルリング取付構造を示す断面図であ
り、ケース１に樹脂リング７を介してベゼルリング２が
取り付けられている。
【０００７】上記樹脂リング７は図２に示す平面図及び
図３に示す図２におけるＡ−Ａ線断面図さらには図４に
示す図２のＢ−Ｂ線断面図の如く、垂直部８ａと外周方
向への水平部８ｂとを有する略Ｌ字状をなし、垂直部８
ａの内周面の中程にはケース１を弾性的に押圧する突起
部８ｃを有するケース押圧部８と、垂直状をなし外周面
の中程にベゼルリング２を押圧する突起部９ａを有する
ベゼルリング押圧部９とが一対となって形成されてお
り、且つ全周を３等分割して３対が形成されている。
図３に示す図２におけるＡ−Ａ線断面図さらには図４に
示す図２のＢ−Ｂ線断面図の如く、垂直部８ａと外周方
向への水平部８ｂとを有する略Ｌ字状をなし、垂直部８
ａの内周面の中程にはケース１を弾性的に押圧する突起
部８ｃを有するケース押圧部８と、垂直状をなし外周面
の中程にベゼルリング２を押圧する突起部９ａを有する
ベゼルリング押圧部９とが一対となって形成されてお
り、且つ全周を３等分割して３対が形成されている。
【０００８】そしてこの樹脂リング７は図１に示す如
く、ケース押圧部８の突起部８ｃがケース１の凹部１ａ
に弾性的に当接し、ベゼルリング押圧部９の突起部９ａ
がベゼルリング２の凹部２ａに弾性的に当接している。
そしてベゼルリング２の回転トルクは、樹脂リング７の
材質及び垂直部８ａ，突起部８ｃ，９ａの形状・寸法に
より所望の回転トルクを得るように選択、設計されてい
る。
く、ケース押圧部８の突起部８ｃがケース１の凹部１ａ
に弾性的に当接し、ベゼルリング押圧部９の突起部９ａ
がベゼルリング２の凹部２ａに弾性的に当接している。
そしてベゼルリング２の回転トルクは、樹脂リング７の
材質及び垂直部８ａ，突起部８ｃ，９ａの形状・寸法に
より所望の回転トルクを得るように選択、設計されてい
る。
【０００９】又、ベゼルリング２のケース１に対向する
内径はケース１の外径よりもわずかに大きく（ケース１
とベゼルリング２とが接触しない程度に）形成されてお
り、突起部８ｃと９ａの弾性的な押圧によりケース１と
ベゼルリング２との径方向には常に隙間を有するように
なっている。
内径はケース１の外径よりもわずかに大きく（ケース１
とベゼルリング２とが接触しない程度に）形成されてお
り、突起部８ｃと９ａの弾性的な押圧によりケース１と
ベゼルリング２との径方向には常に隙間を有するように
なっている。
【００１０】又、樹脂リング７の上面（ケース押圧部８
及びベゼルリング押圧部９の上面）は、ベゼルリング２
の凹部２ａの上面に当接し樹脂リング７の下面はケース
１の段部１ｂに当接することにより、ケース１とベゼル
リング２との間に上下方向の隙間を有するようになって
いる。
及びベゼルリング押圧部９の上面）は、ベゼルリング２
の凹部２ａの上面に当接し樹脂リング７の下面はケース
１の段部１ｂに当接することにより、ケース１とベゼル
リング２との間に上下方向の隙間を有するようになって
いる。
【００１１】尚、上記実施例において、樹脂リング７に
一対のケース押圧部８とベゼルリング押圧部９とを等分
割に３対設けてあるが、これはベゼルリング２の滑らか
な均一な回転トルクを得るためと、ケース１とベゼルリ
ング２との間に均一な隙間を有するようにするためであ
る。但し、３対のみにこだわるものではなく、等分割に
３対以上あれば、回転トルクとのバランスにおいて適宜
選択可能である。
一対のケース押圧部８とベゼルリング押圧部９とを等分
割に３対設けてあるが、これはベゼルリング２の滑らか
な均一な回転トルクを得るためと、ケース１とベゼルリ
ング２との間に均一な隙間を有するようにするためであ
る。但し、３対のみにこだわるものではなく、等分割に
３対以上あれば、回転トルクとのバランスにおいて適宜
選択可能である。
【００１２】又、上記実施例においては、ガラス４を接
着にてケース１に固定する構造を示してあるが、より防
水性を高めるためには、図５に示すようにガラス４とケ
ース１との間に防水パッキン１０を介在させて固定する
方法もあり、樹脂リング７を介してケース１とベゼルリ
ング２とを取り付ける部分以外は、目的に応じて適宜設
計されるべきものである。
着にてケース１に固定する構造を示してあるが、より防
水性を高めるためには、図５に示すようにガラス４とケ
ース１との間に防水パッキン１０を介在させて固定する
方法もあり、樹脂リング７を介してケース１とベゼルリ
ング２とを取り付ける部分以外は、目的に応じて適宜設
計されるべきものである。
【００１３】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ケース押圧部とベゼルリング押圧部とが一対となっ
て形成され、且つ全周に対してこの一対のケース押圧部
とベゼルリング押圧部とが少なくとも３等分割されて形
成されている樹脂リングを介してケースにベゼルリング
が取り付けられてるので、この樹脂リングがスプリング
性を有しているため、滑らかな安定した回転トルクを得
ることが可能となるとともに、組み込みが簡単となり、
ケースとベゼルリングとが接触することなく、カジリ，
摩耗が無くなり、耐食性の良好なベゼルリング取付構造
を得ることができるものである。
ば、ケース押圧部とベゼルリング押圧部とが一対となっ
て形成され、且つ全周に対してこの一対のケース押圧部
とベゼルリング押圧部とが少なくとも３等分割されて形
成されている樹脂リングを介してケースにベゼルリング
が取り付けられてるので、この樹脂リングがスプリング
性を有しているため、滑らかな安定した回転トルクを得
ることが可能となるとともに、組み込みが簡単となり、
ケースとベゼルリングとが接触することなく、カジリ，
摩耗が無くなり、耐食性の良好なベゼルリング取付構造
を得ることができるものである。
【図１】本発明の実施例に係わる時計のベゼルリング取
付構造を示す断面図である。
付構造を示す断面図である。
【図２】本発明の実施例に係わる時計のベゼルリング取
付構造の樹脂リングを示す平面図である。
付構造の樹脂リングを示す平面図である。
【図３】図２に示す樹脂リングのＡ−Ａ線断面図であ
る。
る。
【図４】図２に示す樹脂リングのＢ−Ｂ線断面図であ
る。
る。
【図５】本発明の他の実施例に係わる時計のベゼルリン
グ取付構造を示す断面図である。
グ取付構造を示す断面図である。
【図６】従来例の時計のベゼルリング取付構造を示す断
面図である。
面図である。
１ ケース １ａ 凹部 １ｂ 段部 ２ ベゼルリング ２ａ 凹部 ４ ガラス ５ 裏蓋 ６ 防水パッキン ７ 樹脂リング ８ ケース押圧部 ８ａ 垂直部 ８ｂ 水平部 ８ｃ 突起部 ９ ベゼルリング押圧部 ９ａ 突起部 １０ 防水パッキン
Claims (2)
- 【請求項１】 Ｚｎ，Ｂｓ等の金属材料からなるケース
に対しＢｓ，ＳＵＳ等の金属材料からなるベゼルリング
が回転可能に装着される時計のベゼルリング取付構造に
おいて、前記ケースと前記ベゼルリングとの間に、垂直
部と外周方向への水平部を有する略Ｌ字状をなし、垂直
部の内周面中程に前記ケースを弾性的に押圧する突起部
を有するケース押圧部と、略垂直状をなし、外周面中程
に前記ベゼルリングを弾性的に押圧する突起部を有する
ベゼルリング押圧部とが一対となって形成された樹脂リ
ングを介在させたことを特徴とする時計のベゼルリング
取付構造。 - 【請求項２】 前記樹脂リングは、前記一対のケース押
圧部とベゼルリング押圧部とが全周を少なくとも三等分
割して形成されていることを特徴とする請求項１記載の
時計のベゼルリング取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5527594A JPH07244170A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 時計のベゼルリング取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5527594A JPH07244170A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 時計のベゼルリング取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07244170A true JPH07244170A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12994053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5527594A Pending JPH07244170A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 時計のベゼルリング取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07244170A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109901372A (zh) * | 2017-12-11 | 2019-06-18 | 精工爱普生株式会社 | 带旋转表圈的钟表 |
| KR20190100808A (ko) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | 삼성전자주식회사 | 회전 가능한 부재의 유동 제한 구조 및 그를 포함하는 전자 장치 |
| CN111736445A (zh) * | 2019-03-25 | 2020-10-02 | 卡西欧计算机株式会社 | 外壳、外壳的制造方法以及钟表 |
| US11442412B2 (en) | 2019-04-01 | 2022-09-13 | Casio Computer Co., Ltd. | Exterior member, case and timepiece |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP5527594A patent/JPH07244170A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109901372A (zh) * | 2017-12-11 | 2019-06-18 | 精工爱普生株式会社 | 带旋转表圈的钟表 |
| CN109901372B (zh) * | 2017-12-11 | 2022-06-17 | 精工爱普生株式会社 | 带旋转表圈的钟表 |
| KR20190100808A (ko) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | 삼성전자주식회사 | 회전 가능한 부재의 유동 제한 구조 및 그를 포함하는 전자 장치 |
| CN111736445A (zh) * | 2019-03-25 | 2020-10-02 | 卡西欧计算机株式会社 | 外壳、外壳的制造方法以及钟表 |
| US11442412B2 (en) | 2019-04-01 | 2022-09-13 | Casio Computer Co., Ltd. | Exterior member, case and timepiece |
| CN115047742A (zh) * | 2019-04-01 | 2022-09-13 | 卡西欧计算机株式会社 | 外装部件的制造方法 |
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