JPH0220710Y2 - - Google Patents

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JPH0220710Y2
JPH0220710Y2 JP19275684U JP19275684U JPH0220710Y2 JP H0220710 Y2 JPH0220710 Y2 JP H0220710Y2 JP 19275684 U JP19275684 U JP 19275684U JP 19275684 U JP19275684 U JP 19275684U JP H0220710 Y2 JPH0220710 Y2 JP H0220710Y2
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gear
engagement groove
rotation
guide engagement
geneva
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、装飾等のために時計に取り付ける回
転振子に関し、詳しくは、ゼンマイ等による弾性
力をもつて駆動力を生じさせる駆動装置を有す回
転振子のストツパ構造に係る。
(従来技術) 一般に、この種回転振子には、ヒゲゼンマイ等
の駆動装置で弾性力をもつて回転させており、回
転振子の回転に際してその反転動作およびその周
期を安定させている。そして、回転振子の動作時
に、その回転のし過ぎによつて前記ヒゲゼンマイ
等の駆動装置が損傷しないように、回転振子に過
回転防止用のストツパ装置を配設している。
従来の回転振子のストツパ装置として、たとえ
ば第2図に示すようなものがある。この従来のス
トツパ装置は、回転駆動機構における回転軸1の
上下にそれぞれレバー2およびストツパ4を軸支
する。このストツパ4の先端にはピン6を貫通さ
せて設ける。このピン6の回動軌跡下には円弧状
の案内係合溝8があけられる。いま、回転駆動機
構が動作すると、第3図に示すようにストツパ4
はレバー2を伴つてこれを押すように時計方向に
回動する。そしてストツパ4のピン6が案内係合
溝8の右端面に当るとストツパ4のみが止まる。
回転軸1に固着したレバー2はそのまま回動を続
けて1周して後、案内係合溝8上を通過してスト
ツパ4のピン6に当つて止まる(第3図一点鎖線
参照)。レバー2は、結果として1周と案内係合
溝8の長さ分だけ回動する。その後、回転軸1上
に設けたヒゲゼンマイ(図示省略)の弾性力によ
つてレバー2は反転し、1周と案内係合溝8の長
さだけ逆回転することとなる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記したようなストツプ装置では、た
とえば案内係合溝8をほぼ円状に穿つて長くして
もレバー2の回転角度は最大2回転近くにはなる
が、それを超えることはない。これではレバー2
の反転周期が短くなつて勢いヒゲゼンマイへの負
担も大きくなる。従つて、従来、レバー2を2回
転を超える周期で反転させるためには、前記スト
ツパ4等を別途数段に渡つて設けなければなら
ず、これでは、構造が複雑になり部品点数も増大
してしまうという欠点があつた。
従つて、本考案の目的は、部品点数を増やすこ
となくかつ構造を複雑化することなく、2回転以
上回転させた後に反転可能してゼンマイ等の駆動
装置を損傷させない時計の回転振子を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、この目的を達成するため
に、磁気作用および弾性力により正逆回転可能な
回転体と、その回転体と同軸的に取り付けられ、
ゼネバ送り歯を設ける原動車と、その原動車の1
回転毎に前記送り歯が噛合して1歯分間欠回動す
る歯車と、その歯車と同軸的に取り付けるととも
に前記歯車の回動によつて所定回転角度回動し、
その回転角度を規制する案内係合溝を有すゼネバ
歯車と、前記案内係合溝と係合して案内係合溝の
端面に当接して回転規制する停止ピンとを備えて
構成される。
(実施例) 以下、図面に示すこの考案の一実施例に基づい
て本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の回転振子のストツプ構造を
示す平面図である。図中符号10で示すものが原
動車である。この原動車10は、回転体11にそ
の回転軸12を介して同軸的に取り付けられる。
回転体11は、飾り等を付けた回転振子における
反転及びその周期の安定のためにヒゲゼンマイ等
の弾性体を備え、磁気作用および弾性力により正
逆回転可能になつている。
そして、原動車10は、第1,5図に示す如く
円板状の本体14とこれと同軸的に取り付けられ
たゼネバ送り歯16とから成る。
このような原動車10に近接して別軸17にゼ
ネバ歯車18が取り付けられる。このゼネバ歯車
18は、第1,6図に示す如く、これと同軸的に
歯車22が取り付けられる。ゼネバ歯車18に
は、案内係合溝24が弧状にあけられる。この案
内係合溝24には、第1図に示す如く、地板等の
固定部材から突設させた停止ピン26が係合す
る。
ここでいま、回転体11と共に原動車10が、
第1図に示す如く図中矢示方向に回転すると、ゼ
ネバ送り歯16がゼネバ歯車18と同軸上の歯車
22の歯22aに当つて歯車22を矢示方向に送
る。これによつて、ゼネバ歯車18が歯車22の
一歯分だけ回動する。そして更に、原動車10
は、回転を続けてその1回転毎にゼネバ送り歯1
6を介してゼネバ歯車18を歯車22の一歯分づ
つ間欠的に回動させていく。すると、第4図に示
す如く停止ピン26がゼネバ歯車18の案内係合
溝24の端面に当接してゼネバ歯車18の回動が
規制され、同時に原動車10もゼネバ送り歯16
が歯車22に当ることによつて停止する。その
後、原動車10は、前記ヒゲゼンマイに蓄えられ
たエネルギーによつて反転し、今度は前記とは逆
方向にその1回転につき歯車22の1歯づつゼネ
バ歯車18を回動させる。これによつてゼネバ歯
車18は、停止ピン26が案内係合溝24の他方
の端面に当るまで回動して、第4図とは逆位相に
至ることとなる。
この場合、この実施例では、歯車22の歯数を
10枚設けるのに対し、案内係合溝24を最大限ほ
ぼ円状にまで形成するから、原動車10は9回転
して後はじめて反転することとなる。したがつ
て、本考案では、案内係合溝24の長さや歯車2
2の歯数を調整して、原動車10を1回転ないし
数回転まで任意に設定してその反転周期を制御す
ることができる。
前記した実施例では、回転制御する案内係合溝
24をゼネバ歯車18に設け、これに係合する回
転ストツパ部として停止ピンを突設させたが、ゼ
ネバ歯車に停止ピンを突設させ、他方回転ストツ
パ部として地板等に案内係合溝をあける構成にし
て、ゼネバ歯車の回転角度を制御することもでき
る。また、他の例として、ゼネバ歯車にリブ状の
突起を設け、これに地板側の停止ピンが当つて回
転角度を規制する構成にしてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、上記した如くゼネバ歯車機構
によつて回転振子のストツプ構造を形成するか
ら、何ら部品点数を増やすことなく、かつ構造も
複雑になることなく、2回転以上原動車を回転さ
せて後に反転させてその周期を大きくすることを
可能にする。しかも、本考案によれば、前記した
ゼネバ歯車に設ける案内係合溝の長さや歯車の歯
数の調整によつて、これに対応する原動車の回転
数ないしその反転周期を任意に設定することがで
き、組立時の位相合せを極めて容易にすることも
できる。さらに、本考案によれば、ゼネバ歯車機
構を備えるから、たとえば平歯車を用いて同様の
効果を得ようとするときの不都合がない。すなわ
ち、本考案は、平歯車の場合の如く歯車の減速比
を大きく確保すれく複雑な歯車列となつているた
めにモジユールが小さくなつたり、歯車強度の低
下を招いたり、その他故障原因が多くなつたりす
る不都合が全くないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の回転振子のストツプ構造を
示す平面図。第2図は、従来の回転振子のストツ
プ構造を示す分解斜視図。第3図は、第2図にお
けるストツプ構造を拡大して示す部分斜視図。第
4図は、本考案を示す第1図において、原動車の
反転時の状態を示す平面図。第5図は、本考案に
おける原動車を示す斜視図。第6図は、本考案に
おける原動車とゼネバ歯車との噛合い状態を示す
斜視図。 10…原動車、11…回転体、16…ゼネバ送
り歯、18…ゼネバ歯車、22…歯車、24…案
内係合溝、26…停止ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気作用および弾性力により正逆回転可能な回
    転体と、その回転体と同軸的に取り付けられ、ゼ
    ネバ送り歯を設ける原動車と、その原動車の1回
    転毎に前記送り歯が噛合して1歯分間欠回動する
    歯車と、その歯車と同軸的に取り付けるととも
    に、前記歯車の回動によつて所定回転角度回動
    し、その回転角度を規制する案内係合溝を有すゼ
    ネバ歯車と、前記案内係合溝と係合して案内係合
    溝の端面に当接して回転規制する停止ピンとを備
    える時計の回転振子。
JP19275684U 1984-12-18 1984-12-18 Expired JPH0220710Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19275684U JPH0220710Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19275684U JPH0220710Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

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Publication Number Publication Date
JPS61105883U JPS61105883U (ja) 1986-07-05
JPH0220710Y2 true JPH0220710Y2 (ja) 1990-06-05

Family

ID=30750164

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JP19275684U Expired JPH0220710Y2 (ja) 1984-12-18 1984-12-18

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CN102929121A (zh) * 2012-10-30 2013-02-13 林祥平 一种钟表

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Publication number Publication date
JPS61105883U (ja) 1986-07-05

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