JPS5839427Y2 - 時計の表示パイプ構造 - Google Patents
時計の表示パイプ構造Info
- Publication number
- JPS5839427Y2 JPS5839427Y2 JP1531378U JP1531378U JPS5839427Y2 JP S5839427 Y2 JPS5839427 Y2 JP S5839427Y2 JP 1531378 U JP1531378 U JP 1531378U JP 1531378 U JP1531378 U JP 1531378U JP S5839427 Y2 JPS5839427 Y2 JP S5839427Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- convex portion
- display pipe
- display
- hand pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はアナログ時計の表示パイプ構造の改良に関し、
更に詳細には時、分権針装着時のスラスト方向押圧力が
時針パイプと係合する地板に伝達されることにより、四
番具又は四番率に悪影響を与えないことを特徴とする。
更に詳細には時、分権針装着時のスラスト方向押圧力が
時針パイプと係合する地板に伝達されることにより、四
番具又は四番率に悪影響を与えないことを特徴とする。
時針パイプ及び分針パイプを有するアナログ表示式時計
においての両指針剣付作業は、指針側を治具等を用いて
時針パイプ及び分針パイプの先端に圧入することによっ
て行なわれる。
においての両指針剣付作業は、指針側を治具等を用いて
時針パイプ及び分針パイプの先端に圧入することによっ
て行なわれる。
この場合、時針パイプの方は通常地板等にてスラスト方
向に関して支持されるが、分針パイプの方は四番率に係
合している構造が多く、分針パイプへの剣圧入において
四番具の変形、四番歯車の歯部のつぶれ等の問題が生じ
ていた。
向に関して支持されるが、分針パイプの方は四番率に係
合している構造が多く、分針パイプへの剣圧入において
四番具の変形、四番歯車の歯部のつぶれ等の問題が生じ
ていた。
本考案は従来の問題を解決したものであり、その構造は
分針パイプの外径面及び時針パイプの内径面に夫々凸部
を設け、その夫々の凸部が係接することにより、分針パ
イプのスラスト方向移動を時針パイプにて係止させるも
のである。
分針パイプの外径面及び時針パイプの内径面に夫々凸部
を設け、その夫々の凸部が係接することにより、分針パ
イプのスラスト方向移動を時針パイプにて係止させるも
のである。
本考案の目的は、まず第一に分針パイプへの指針側圧入
時におけるスラスト方向の圧入力を時針パイプに係止さ
せることにより、分針パイプと係合する四番具や四番率
への不当な影響を与えないこと、また第2に各表示パイ
プ組込みにおいて従来の組込み方法を実施することがで
きる表示パイプ構造を提供することにある。
時におけるスラスト方向の圧入力を時針パイプに係止さ
せることにより、分針パイプと係合する四番具や四番率
への不当な影響を与えないこと、また第2に各表示パイ
プ組込みにおいて従来の組込み方法を実施することがで
きる表示パイプ構造を提供することにある。
以下、図面に基づいて詳細に説明する。
第1図には、第1実施例を示すアナログ表示式時計の要
部輪列断面図を示している。
部輪列断面図を示している。
四番率2は四番具4と結合し、図示は省略したが脱進機
からの基準回転を秒表示回転に減速する。
からの基準回転を秒表示回転に減速する。
分針車6は四番率2の1/60の減速回転を行ない、構
造的には分針パイプ8とは、スリップ結合している。
造的には分針パイプ8とは、スリップ結合している。
また分針パイプ8にはその外径面に上端が斜面10aを
形成する第1凸部10が設けられている。
形成する第1凸部10が設けられている。
時針車14は日の裏車12を介して分針車6の1/12
の減速回転を行ない、時針パイプ16と一体にて成形さ
れている。
の減速回転を行ない、時針パイプ16と一体にて成形さ
れている。
また時針パイプ16には下端が斜面18aを形成する第
2凸部18が内径面に設けられている。
2凸部18が内径面に設けられている。
輪列構成は機構受板22、下板24、中板25、上板2
6に軸支される。
6に軸支される。
支持パイプ28は機構受板22に圧入固定され、図示は
していないが外装部品(時計文字板等)への取付部材の
役目を果たす。
していないが外装部品(時計文字板等)への取付部材の
役目を果たす。
受はパイプ20は分針パイプ8を四番真4をもって軸受
させるための継ぎ部材としての役目を果たす。
させるための継ぎ部材としての役目を果たす。
アガキ押えバネ30は四番真4をそのバネ力によって表
示側に押圧し、秒針側の表示振れを防ぐ働き、及び分針
パイプ8の第1凸部10と時針パイプ16の第2凸部1
8との通常時における非係触を果たす働きをもつ。
示側に押圧し、秒針側の表示振れを防ぐ働き、及び分針
パイプ8の第1凸部10と時針パイプ16の第2凸部1
8との通常時における非係触を果たす働きをもつ。
押えバネ32は時針車14を支持パイプ28に対して押
され、位置決めを目的とする部材であり、通常サラバネ
を用いる。
され、位置決めを目的とする部材であり、通常サラバネ
を用いる。
分針、時針パイプ8,16のスラスト、及びラジアル方
向の支持に関しては、まず時針パイプ16では、そのス
ラスト方向において下板24と押えバネ28とに支持さ
れ、またラジアル方向においては分針パイプ8に支持さ
れる。
向の支持に関しては、まず時針パイプ16では、そのス
ラスト方向において下板24と押えバネ28とに支持さ
れ、またラジアル方向においては分針パイプ8に支持さ
れる。
したがって、時計側の圧入取付けに関して、その圧入力
は下板24にて支持され、問題にはならない。
は下板24にて支持され、問題にはならない。
次に分針パイプ8では、そのスラスト方向において下板
24と四番真4に支持され、またラジアル方向において
は四番真4と受はパイプ20に支持される。
24と四番真4に支持され、またラジアル方向において
は四番真4と受はパイプ20に支持される。
ところが、分針パイプ8の外径面には第1凸部10が設
けてあり、また時針パイプ16の内径面には前記第1凸
部10と係接可能な第2凸部18が設けてあり、分針側
圧入取付けに関して、その圧入力は前記第1凸部10と
第2凸部18との係接により、時針パイプに支持される
ことになる。
けてあり、また時針パイプ16の内径面には前記第1凸
部10と係接可能な第2凸部18が設けてあり、分針側
圧入取付けに関して、その圧入力は前記第1凸部10と
第2凸部18との係接により、時針パイプに支持される
ことになる。
したがって、分針剣圧入時での圧入力は、四番真4に強
く影響することな〈従来、問題となっていた分針剣圧入
時での四番真4の変形、四番車2の歯部のつぶれ等は発
生しない。
く影響することな〈従来、問題となっていた分針剣圧入
時での四番真4の変形、四番車2の歯部のつぶれ等は発
生しない。
また分針パイプ8の輪列組込に関しては、時針パイプ1
6の内径部に分針パイプ8を上板26方向から表示側に
嵌入させる従来の組込方法を用いることができる。
6の内径部に分針パイプ8を上板26方向から表示側に
嵌入させる従来の組込方法を用いることができる。
これは分針パイプ8での第1凸部10と、時針パイプ1
6での第2凸部18とに夫々、斜面、10a。
6での第2凸部18とに夫々、斜面、10a。
18aが設けであることから容易に理解できる。
なお、この場合において分針パイプ8及び時針パイプ1
6は、弾性変形可能な合成樹脂にて成形するのが適当で
ある。
6は、弾性変形可能な合成樹脂にて成形するのが適当で
ある。
次に、第2図にて第2実施例を説明する。
第2図は第1図A部の別の構造を示すもので、分針パイ
プを分割した実施である。
プを分割した実施である。
分針パイプ100には、その先端に分表示用パイプ10
2が嵌着される。
2が嵌着される。
したがって、分針側は分表示用パイプ102の先端に圧
入される。
入される。
分表示用パイプ102は、時針パイプ16の内径面と摺
接する大径部104を有し、その大径部104と時針パ
イプ16の第2凸部18とが係接することにより、分表
示用パイプ102への圧入力を時針パイプ16にて支持
させる。
接する大径部104を有し、その大径部104と時針パ
イプ16の第2凸部18とが係接することにより、分表
示用パイプ102への圧入力を時針パイプ16にて支持
させる。
以上第2実施例は分針パイプを分割したことから、従来
において各機種ごとに長さの異なる分針パイプを成形し
ていたものを単に分表示用パイプ102のみを各程良さ
を変えて成形するだけで各機種に対応させることができ
、コスト面、管理面において有効としたものである。
において各機種ごとに長さの異なる分針パイプを成形し
ていたものを単に分表示用パイプ102のみを各程良さ
を変えて成形するだけで各機種に対応させることができ
、コスト面、管理面において有効としたものである。
第1図は本考案第1実施例を示すアナログ表示式時計の
要部輪列断面図。 第2図は本考案第2実施例を示す要部輪列断面図。 4・・・・・・四番真、8・・・・・・分針パイプ、1
0・・・・・・第1凸部、16・・・・・・時針パイプ
、18・・・・・・第2凸部、102・・・−・・分表
示用パイプ、104・・・・・・大径部。
要部輪列断面図。 第2図は本考案第2実施例を示す要部輪列断面図。 4・・・・・・四番真、8・・・・・・分針パイプ、1
0・・・・・・第1凸部、16・・・・・・時針パイプ
、18・・・・・・第2凸部、102・・・−・・分表
示用パイプ、104・・・・・・大径部。
Claims (3)
- (1) 少なくとも分、時を表示するアナログ時計に
おいて、内側に配置され、パイプの外径面に第1凸部が
形成された内側表示パイプと、該内側表示パイプの外側
に配置されると共に下板に支持され、パイプの内径面に
前記第1凸部とスラスト方向に係接可能な第2凸部が形
成された外側パイプと、を含み、前記内側表示パイプの
軸方向押圧力は前記第1凸部と前記第2凸部が係接する
ことにより、前記外側パイプを介して前記下板に伝達さ
れることを特徴とする時計の表示パイプ構造。 - (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の構造におい
て、前記第1凸部又は第2凸部のいずれか一方の非当接
面は斜面の成形され、前記内側表示パイプを前記外側パ
イプへ挿入したとき、第1凸部と第2凸部は互いに乗り
上げ可能としたことを特徴とする時計の表示パイプ構造
。 - (3)実用新案登録請求の範囲第1項記載の構造におい
て、前記内側表示パイプは第1凸部を有するパイプと第
1凸部を有しないパイプに分割して構成されたことを特
徴とする時計の表示パイプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1531378U JPS5839427Y2 (ja) | 1978-02-09 | 1978-02-09 | 時計の表示パイプ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1531378U JPS5839427Y2 (ja) | 1978-02-09 | 1978-02-09 | 時計の表示パイプ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54118854U JPS54118854U (ja) | 1979-08-20 |
JPS5839427Y2 true JPS5839427Y2 (ja) | 1983-09-05 |
Family
ID=28836782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1531378U Expired JPS5839427Y2 (ja) | 1978-02-09 | 1978-02-09 | 時計の表示パイプ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839427Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-09 JP JP1531378U patent/JPS5839427Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54118854U (ja) | 1979-08-20 |
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