JPH045797Y2 - - Google Patents

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JPH045797Y2
JPH045797Y2 JP1986139476U JP13947686U JPH045797Y2 JP H045797 Y2 JPH045797 Y2 JP H045797Y2 JP 1986139476 U JP1986139476 U JP 1986139476U JP 13947686 U JP13947686 U JP 13947686U JP H045797 Y2 JPH045797 Y2 JP H045797Y2
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gear
large gear
thin
gears
small
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JP1986139476U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば薄型化した時計の輪列におけ
る薄肉歯車の噛合い保証構造に関する。
(従来の技術) 従来の時計など精密機器においては、機器の小
型化、薄型化を計るため、歯車を極力薄肉にして
輪列を構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら従来技術における輪列では、歯車
を薄肉にすると歯幅が小さくなるため噛合いが外
れてしまつたり、正確な噛合いができなかつたり
する欠点がある。すなわち歯車の平振れや傾きに
よつて、噛合いが外れたり、反対に対向する歯車
に接触して摩擦抵抗が大きくなり、負荷が増大
し、トルクが低下し、消費電力が増大する。また
歯先を損傷し、間欠駆動による刻音が大きくなる
などの問題がある。
本考案の目的は、薄肉歯車の確実な噛合いを図
り、歯先の損傷や噛合いの外れなどの生じない薄
肉歯車の噛合い保証構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の特徴は、第1歯車は、大歯車と小歯車
とが一体に備わつており、第2歯車は、弾性変形
可能な薄肉の大歯車を有し、この薄肉の大歯車
は、上記第1歯車の上記小歯車と噛み合うと共に
この第1歯車の上記大歯車と平面的に一部重なる
ように対向する位置関係にあり、上記薄肉の大歯
車には、環状のリブが突設してあり、上記環状の
リブの先端は、対向する上記第1歯車の大歯車の
対向面に弾性的に当接し、上記薄肉の大歯車を変
形させているところにある。
(作用) そのため、薄肉の大歯車は、これに対向する大
歯車の対向面に環状のリブを介して弱い弾性力を
もつて摺接し、この状態で小歯車と噛合する。こ
のために薄肉の大歯車は、平振れなどにより小歯
車との噛合いが外れることはない。回転中はリブ
の先端部は、他方の大歯車の対向面に摺接し、こ
の対向面上を摺動しているが、接触面積が小さ
く、接触圧も小さいので、摩擦抵抗は小さい。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1歯車1は、通常の肉厚の大歯車11と小歯
車12とが一体に形成してあり、中心軸13によ
つて支持板3、4の軸受部3a,4aに回転自在
に軸支してある。
第2歯車2は、大歯車21と小歯車22とが一
体的に形成してあり、中心軸23によつて支持板
3,4の軸受部3b,4bに回転自在に軸支して
ある。大歯車21は、回転を伝達可能な限度で薄
肉に形成してあり、かつ弾性変形可能である。こ
のような薄肉の大歯車21は、第1歯車1の小歯
車12と噛合つており、大歯車11と平面的に一
部重なつている。
さらに薄肉の大歯車21の大歯車11との対向
面には、この薄肉の大歯車21と同心的に環状の
リブ24が突設してあり、このリブは、大歯車2
1の外周に近い大径の環状をなしている。そして
リブ24は、対向する大歯車1の対向面に弾性的
かつ摺動可能に当接している。また薄肉の大歯車
21は、中心軸23に対してリブ24の側へ僅か
に傾斜して形成されており、その弾性変形によつ
て中心軸23に対して垂直となり得るものであ
る。
なおリブ24は、同心的に複数の環状のリブを
設けてもよい。
次に歯車の噛合状態について説明する。
薄肉の大歯車21は、支持板3,4の軸受部3
b,4bに軸支されており、リブ24の先端は他
方の大歯車11の対向面に常に軽く弾接してい
る。そのため大歯車1と重なり合つている部分が
大歯車11と反対側へ弾性的に変形された状態と
なり、この大歯車21は中心軸23に対して垂直
状態となつて、この大歯車21と小歯車12との
確実な正しい噛合いが得られる。この状態が保た
れて輪列が駆動されるので、噛み合いが外れるこ
とがない。
(考案の効果) 本考案によれば、薄肉の大歯車のリブ先端が対
向する大歯車に弾接した状態で小歯車に噛合して
いるので、歯先の損傷や噛合いの外れがなくな
り、信頼性の高い確実な噛合いが得られる。また
これにより薄肉の歯車の設計が可能となり、精密
機器の薄形化および小形化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……第1歯車、11……大歯車、12……小
歯車、2……第2歯車、21……薄肉の大歯車、
24……リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 大歯車と小歯車とが一体に備わつている第1歯
    車と、大歯車を有する第2歯車とからなり、 上記第2歯車の上記大歯車は、弾性変形可能な
    薄肉に形成してあり、 上記薄肉の大歯車には、環状のリブが突設して
    あり、 上記薄肉の大歯車は、上記第1歯車の上記小歯
    車と噛み合うと共に上記第1歯車の上記大歯車と
    平面的に一部重なるように対向する位置関係にあ
    り、 上記環状のリブの先端は、対向する上記第1歯
    車の大歯車の対向面に弾性的に当接し、かつ上記
    薄肉の大歯車を弾性変形させている ことを特徴とする薄肉歯車の噛合い保証構造。
JP1986139476U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH045797Y2 (ja)

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JPS6345452U JPS6345452U (ja) 1988-03-26
JPH045797Y2 true JPH045797Y2 (ja) 1992-02-18

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JP5326006B2 (ja) 2012-01-30 2013-10-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 駆動力伝達装置及び光学ユニット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815698Y2 (ja) * 1978-01-27 1983-03-30 ジエコ−株式会社 一枚地板による二軸片持ち式減速機構

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JPS6345452U (ja) 1988-03-26

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