JPS622337Y2 - - Google Patents

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JPS622337Y2
JPS622337Y2 JP1981043929U JP4392981U JPS622337Y2 JP S622337 Y2 JPS622337 Y2 JP S622337Y2 JP 1981043929 U JP1981043929 U JP 1981043929U JP 4392981 U JP4392981 U JP 4392981U JP S622337 Y2 JPS622337 Y2 JP S622337Y2
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JP
Japan
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inner race
race
ring
shaped member
roller
Prior art date
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Expired
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JP1981043929U
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English (en)
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JPS57156635U (ja
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Publication of JPS57156635U publication Critical patent/JPS57156635U/ja
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Publication of JPS622337Y2 publication Critical patent/JPS622337Y2/ja
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  • Friction Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両用オートマチツクトランスミツ
シヨン等に用いて好適のワンウエイクラツチに関
する。
従来のワンウエイクラツチとしては、第1図に
示すようなものがあり、インナレース1の円筒状
外周面1aと、アウタレース2のカム型内周面2
aとの間に、複数個の円筒ローラ3が介装されて
いる。
そして、インナレース1がアウタレース2に対
し相対的に矢印a方向へ回転すると、ローラ3の
楔作用によりロツク状態となつて、インナレース
1とアウタレース2とが一体となり、逆にインナ
レース1がアウタレース2に対し相対的に矢印b
方向へ回転すると、ローラ3の楔作用が解除され
て、インナレース1が空転状態となるように構成
されている。
しかしながら、このような従来のワンウエイク
ラツチでは、インナレース1がアウタレース2に
対しロツク方向(矢印a方向)へ相対回転を行な
おうとするに際し、インナレース1、アウタレー
ス2および各ローラ3の寸法精度や、ロツク時の
ローラ3位置のバラツキ等により、ローラ3の全
てが同時にロツク状態へ移行できず、これにより
伝達トルク容量が著しく小さくなるという問題点
がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、ロツク状態への移行時に、全てのロー
ラ3を一斎にロツク方向へ駆動して、伝達トルク
容量の増大をはかれるようにした容量増大型ワン
ウエイクラツチを提供することを目的とする。
このため、本考案の容量増大型ワンウエイクラ
ツチは、インナレースの円筒状外周面とアウタレ
ースのカム型内周面との間に、複数個の円筒ロー
ラと、上記インナレースの円筒状外周面と同心的
に配設され上記円筒ローラを駆動するリング状部
材とが介装されたワンウエイクラツチにおいて、
上記リング状部材が、上記の各円筒ローラ間に配
設され上記インナレースの外周面上に弾性的に当
接し同インナレースの外周面上を円周方向に摺動
可能な摺動部と、上記のインナレースとアウタレ
ースとのロツク方向への相対回転に伴つて上記の
各円筒ローラをロツク方向へ駆動する駆動部とを
そなえていることを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての容
量増大型のワンウエイクラツチについて説明する
と、第2図はその要部を示す模式図、第3図は第
2図の−矢視断面図、第4図はそのインナレ
ースとリング状部材との一部をそれぞれ破断して
示す斜視図であり、インナレース1の円筒状外周
面1aと、アウタレース2のカム型内周面2aと
の間には、複数個の円筒ローラ3が介装されてい
る。
そして、本クラツチの場合も、インナレース1
がアウタレース2に対し相対的に矢印a方向へ回
転すると、ローラ3の楔作用によりロツク状態と
なつて、インナレース1とアウタレース2とが一
体となり、逆にインナレース1がアウタレース2
に対し相対的に矢印b方向へ回転すると、ローラ
3の楔作用が解除されて、インナレース1が空転
状態となるように構成されている。
ところで、各ローラ3の一端面に対向してリン
グ状部材4が設けられており、更に各ローラ3の
他端面に対向して他のリング状部材4が設けられ
ている。これによりこれらのリング状部材4,4
はローラ3の両端面を挾んで配設されていること
になる。
そして、これらのリング状部材4は、各ローラ
3の周面を第2図において右側から駆動する、即
ちインナレース1とアウタレース2とのロツク方
向(矢印a方向)への相対回転に伴つて各円筒ロ
ーラ3をロツク方向へ駆動する複数のローラ駆動
部5を有しており、各ローラ駆動部5は第2〜4
図に示すごとく、インナレース1の外周面1aに
沿つて摺動する摺動部6を介してリング状部材4
に接続されている。
また、各摺動部6は円筒ローラ3間に配設され
るとともに弾性的にインナレース外周面1aに当
接せしめられており、これによりインナレース1
の回転に伴つてリング状部材4を駆動できるよう
なつている。
したがつて、インナレース1が例えばロツク方
向(矢印a方向)へ回転すると、これに伴いリン
グ状部材4も矢印a方向へ回転するため、各駆動
部5が一斉に同期して同じく矢印a方向へ移動
し、これにより駆動部5によつてローラ3をロツ
ク方向へ駆動できるようになつているのである。
なお、インナレース1が空転方向(矢印b方
向)へ回転した場合は、駆動部5付きのリング状
部材4も矢印b方向へ回転して、駆動部5がロー
ラ3から離れ、且つ、ローラ3もインナレース1
により矢印b方向へ駆動されるため、ローラ3の
楔作用が解除され、これによりインナレース1は
円滑に空転状態へ移行できるようになつている。
このように、インナレース1がロツク方向aに
回転をはじめると、インナレース外周面1aに弾
性的に当接せしめられている摺動部6も同方向に
回転して同時に駆動部5付きのリング状部材4を
矢印a方向へ駆動するため、ローラ3を一斉にロ
ツク方向へ駆動でき、これにより伝達トルク容量
を大幅に増大できる。
なお、リング状部材4をローラ3の一端面に対
向するものだけにしても、ほぼ同様な効果ないし
利点が得られる。
以上詳述したように、本考案のワンウエイクラ
ツチによれば、ローラの駆動部とインナレースの
外周面に沿つて摺動する摺動部とを有するリング
状部材が設けられるという簡素な構成で、インナ
レースとアウタレースとが相対的にロツク方向に
回転する際に、ローラを一斉にロツク方向へ駆動
することができるので、伝達トルク容量を大幅に
増大できる利点が得られる。
また、本考案の容量増大型ワンウエイクラツチ
では、インナレースがアウタレースに対して空転
方向に相対回転すると、リング状部材の摺動部が
インナレースの外周面上を摺動して上記インナレ
ースの回転を許容し、上記インナレースがアウタ
レースに対してロツク方向に相対回転すると、駆
動部がローラに当接し同ローラをロツク方向へ駆
動するまでインナレースとリング状部材とが一体
的に回転するように構成されているので、例えば
ローラを押圧するための発条機構を設ける必要が
なく、摺動部における弾性力もローラ駆動時にお
けるリング状部材のインナレースに対する相対変
位を防止するのに十分な力であれば、そのバラツ
キは作用上の問題点とはならず、さらにリング状
部材の形状も比較的単純であるため、高い工作精
度を必要とせず、製造コストも低く抑えられる効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のワンウエイクラツチの要部を示
す模式図であり、第2〜4図は本考案の一実施例
としての容量増大型ワンウエイクラツチを示すも
ので、第2図はその要部を示す模式図、第3図は
第2図の−矢視断面図、第4図はそのインナ
レースとリング状部材との一部をそれぞれ破断し
て示す斜視図である。 1……インナレース、1a……インナレース1
の円筒状外周面、2……アウタレース、2a……
アウタレース2のカム型内周面、3……円筒ロー
ラ、4……リング状部材、5……駆動部、6……
摺動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナレースの円筒状外周面とアウタレースの
    カム型内周面との間に、複数個の円筒ローラと、
    上記インナレースの円筒状外周面と同心的に配設
    され上記円筒ローラを駆動するリング状部材とが
    介装されたワンウエイクラツチにおいて、上記リ
    ング状部材が、上記の各円筒ローラ間に配設され
    上記インナレースの外周面上に弾性的に当接し同
    インナレースの外周面上を円周方向に摺動可能な
    摺動部と、上記のインナレースとアウタレースと
    のロツク方向への相対回転に伴つて上記の各円筒
    ローラをロツク方向へ駆動する駆動部とをそなえ
    ていることを特徴とする、容量増大型ワンウエイ
    クラツチ。
JP1981043929U 1981-03-28 1981-03-28 Expired JPS622337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981043929U JPS622337Y2 (ja) 1981-03-28 1981-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981043929U JPS622337Y2 (ja) 1981-03-28 1981-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57156635U JPS57156635U (ja) 1982-10-01
JPS622337Y2 true JPS622337Y2 (ja) 1987-01-20

Family

ID=29840887

Family Applications (1)

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JP1981043929U Expired JPS622337Y2 (ja) 1981-03-28 1981-03-28

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JPS57156635U (ja) 1982-10-01

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