JP4267703B2 - ラチェットワンウェイクラッチ組立体 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Description

技術分野
本発明は、遠心力によって係合/非係合状態となる爪を有するラチェットワンウェイクラッチ組立体に関する。
背景技術
今日、種々の型式のワンウェイクラッチ組立体が使用されている。かかるクラッチ組立体は、スプラグ型、ローラ型、及び爪ラチェット型の組立体を含む。これらワンウェイクラッチ組立体の全ては、これら組立体が使用される特定の用途に対応して満足し得るように機能する。
特定の伝動装置において、ワンウェイクラッチ組立体について大きいトルク能力が必要とされる。更に、スペース上の制約のため、クラッチ組立体の寸法を特定の制限値内に保つことも必要である。スプラグ又はローラを有する現在のワンウェイクラッチ組立体は、負荷伝達能力を更に増し、しかもスペース上の制約を満たすには不十分であることがしばしばである。
爪ワンウェイクラッチ組立体は、所定の配置寸法にて公称負荷能力を更に増すことができる。ラチェット型爪クラッチ組立体の設計上の制約は、爪とレースとの間の接触応力及び/又はレース内にて発生される曲げ応力、せん断応力及びフープ応力によって決まる。
ラチェット組立体は、2つの切欠き付き又は空所付きレースを共に一方向に係止し、反対方向に自由に回転させる働きをする少なくとも1つの爪を有している。一般に、公知のラチェット組立体間の相違点は、爪の動作を制御し且つその動作に対する遠心力の影響を制御する点にある。
ラチェットクラッチ組立体は、例えば、米国特許第2,226,247号、同第3,554,340号、及び同第5,449,057号に記載されている。別のラチェットクラッチ組立体は、英国特許第2116号に図示されている。この米国特許第3,554,340号にはラチェットクラッチを有する回転自在の自転車のハブ組立体が図示されている。高速時における遠心力の作用の下、この爪は、継手部分から投げ出されるように回転して、極端に磨耗する可能性がある。
米国特許第2,226,247号には、ラチェットクラッチ組立体を有する回転自在の自転車の別のハブ組立体が図示されている。これらの爪は矩形の断面を有し、自在に動き得るように、空所内にルーズに配置されている。このルーズさは、爪の質量中心の位置、従って、爪の動作を制御不能にする。
米国特許第5,449,057号において、爪の動作は、爪を貫通する主軸を回動することによって制御される。この主軸は、リテーナ上に配置されており、設計の複雑さ及びコストを増す。更に、高速運転に合った十分な精度にて爪の穴を車軸に対し位置決めすることも難しい。
英国特許第2116号において、爪は、リテーナ上に配置された中心軸に取り付けられている。この中心軸も、同様に、設計の複雑さ及びコストを増す。更に、高速運転中の遠心力の負荷は、主軸に大きい力を生じさせ、クラッチの機能に悪影響を及ぼす可能性がある.
本発明の1つの目的は、改良に係るラチェットワンウェイクラッチ組立体を提供することである。本発明の更に別の目的は、高速度時の作動が改良された、改良に係るラチェットクラッチ組立体を提供することである。
本発明の更に別の目的は、爪に、係合方向へ傾動力又は勾配が付与されたラチェットワンウェイクラッチ組立体を提供することである。本発明の更に別の目的は、係合方向に向けて爪に傾動力を付与するためにばねを利用するラチェットワンウェイクラッチを提供することである。
更に、本発明の1つの目的は、外側及び/又は内側レース部材が直接、相互に接続され,若しくはステータ/反作用部材の一部分として且つ/又は中心の軸部材として相互に接続されたラチェットワンウェイクラッチ組立体を提供することである。
発明の概要
本発明の上記及びその他の目的は、上述したものを含む、公知のラチェットワンウェイクラッチ組立体の改良に係る、本発明によって達成される。
本発明は、1つの実施の形態において、クラッチ組立体の外側レースの空所内に配置された複数の爪を有するワンウェイラチェット組立体を提供するものである。レースが一方向に向けて相対的に回転する間に、爪と係止係合状態にて合わさるように内側レースの外周に複数の対応する切欠きが形成されている。これらの爪は、外側レースの空所内の回動リッジ又は凹所と合わさる、側部に頂部又はリッジを有している。爪の質量中心は、クラッチが回転するとき、質量中心の遠心力により爪が係合位置に向けて動くように配置され且つ位置決めされている。この配置は、中心軸又は静止した回動点なしで行われる。
外側レースの空所におけるリッジは、係合力を制御し得るように爪の質量中心に対して配置される。この配置は、高速時の耐久性を確保するために必要とされる。更に、本発明の別の実施の形態に従って、爪が非係合位置に向けて付勢され、若しくは、係合もせず、非係合状態でもない「中立位置」に向けてさえ付勢されるように質量中心を位置決めすることも可能である。
本発明の別の実施の形態において、ガーターばね、コイルばね、リボンばね等のようなばね部材を使用して、爪を係合位置に向けて傾動し又は偏倚力を提供する。このばね力は、中心溝に作用させ又は爪内の1つ以上の側部溝に作用させるか、若しくは、ばね力を爪自体に作用させ、或いは爪の長さに沿って軸方向に伸長する凹所内にて作用させることができる。
本発明の他の実施の形態は、1つ以上の軸方向保持装置を利用する。これらの装置は、軸方向に伸長するフランジ部材を有する対の座金又はプラスチック製リテーナを含んでいる。これらの装置は、爪を軸方向に保持し、また、相対的な回転を許容しつつ、レースを軸方向に整合した状態に保持する。更に、この保持装置は、スラスト軸受としても機能し、爪の過剰な磨耗を防止するのに必要な潤滑を保持することもできる。
本発明の更に別の実施の形態は、ステータ又は反作用機構若しくはその他の同様の部材内に爪空所を直接、形成する。外側レース部材を不要にすることは、材料の費用及び製造方法を節減することにつながる。同様に、内側レース部材を省略することができ、切欠きを中心軸部材等に直接、形成することができる。この場合にも、かかる配置は、材料、製造時間及び費用の節減になる。
本発明のラチェットワンウェイクラッチ組立体は、車両の伝動装置にて特に使用され、また、双方のレースが回転し又はその一方のレースが固定される用途にて使用することができる。また、本発明は、エスカレータ機構等におけるように、意図しない逆回転、後方回転を防止するため確実な逆回転ストッパが望まれるあらゆる機構にて使用することができる。
本発明のその他の特徴、有利な点及び利点は、添付した図面及び請求の範囲を参照しつつ、本発明の以下の説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明によるラチェットワンウェイクラッチ組立体の図である。
図2は図1に図示したクラッチ組立体の一部分の拡大図である。
図3及び図4は、ばね部材を利用する本発明の1つの代替的な実施の形態の図であり、図4は平面図、図3はその分解図である。
図5及び図6は、図4に示した実施の形態の部分断面図であり、これら断面図は図4の線5-5及び線6-6にそれぞれ沿って且つ矢印の方向に見た図である。
図7は図4に図示したクラッチ組立体の実施の形態の一部分の拡大図である。
図8、図9及び図10は、本発明のばね型式の第一の実施の形態と共に使用される爪部材の種々の実施の形態を示す図である。
図11及び図12は、本発明のばね型式の第二の実施の形態と共に使用される爪部材の実施の形態を示す図である。
図13及び図14は、本発明の更なる実施の形態を示す図であり、図14は、平面図、図13はその分解図である。
図15及び図16は、図14に図示したクラッチ組立体の部分断面図であり、該部分断面図は、図14の線15−15及び線16-16にそれぞれ沿い且つ矢印の方向に見たときの図である。
図17は、図14に図示したクラッチ組立体の実施の形態における一部分の拡大図である。
図18及び図19は、本発明の別の実施の形態におけるリボンばねを示す図である。
図20及び図21は、本発明によるコイルばねの実施の形態の図である。
図22は、ステータ/反作用部材組立体中に爪空所を直接、組み込んだ、本発明の一実施の形態の図である。
図23は、図22の組立体の断面図であり、この断面図は、図22の線23-23に沿って且つ矢印方向に見たときの図である。
図24は、図22及び図23に示した組立体の別の実施の形態を示す図である。
図25は、図24に示した組立体の一部分の拡大図である。
図26は、図24及び図25に示した実施の形態にて利用される補強部材の斜視図である。
図27は、爪部材の係合切欠きを軸部材に直接、組み込んだ、本発明の実施の形態を示す図である。
図28は、本発明と共に使用される爪及び空所部材の1つの好適な実施の形態を示す図である。
図29は、本発明の別の代替的な実施の形態を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
図1には、本発明によるラチェットワンウェイクラッチ組立体20が概略図で示してある。この組立体20は、内側レース22と、外側レース24と、複数の個々の爪部材25とを備えている。この爪部材25は、外側レース部材の空所26内に配置されている。複数の切欠き28が内側レース22の外周又は周縁に配置されている。
外側レース部材24に関して内側レース22が図1で時計方向に向けて動くならば、内側レースは自由回転する。外側レース部材24に関し内側レース部材22が相対的に反時計方向に動くならば、内側レース及び外側レースは、爪25の1つにより共に係止される。この点に関して、図1において、係止した爪は、参照番号25´で示してある。爪25´は、内側レースの空所26及び内側レースの切欠き28を通じて力を伝達する。
図1に示した、クラッチ組立体において、10個の空所26と、10個の爪部材25が、内側レース22の11個の切欠き28と共に示してある。図1に図示した実施の形態では係合した1つの爪25´しか示さないが、爪及び切欠きの数が共に、1以外の共通の分母で完全に割り切れれば、1つより多い爪を同時に係合させることができる。
図2は、図1に示したクラッチ組立体の一部分の拡大図である。図2に示した爪25は、自在回転位置にて示してある。本発明によれば、爪25の断面は、略平坦な2つの側面32、34が交差することにより形成された頂部又は回動リッジ30を有している。この断面の頂部30は、爪を受け入れ得る形状とされた外側レースの空所26と共に、回動リッジを形成する。この点に関して、空所26は、略直線状の側面36、37、38、39を有している。
本発明によれば、爪25の質量中心(CM)は、図2に図示するように、回動リッジ30の左側に配置されることが好ましい。このようにして、クラッチ組立体20が回転するとき、質量中心(CM)に加わる遠心力(CF)により、爪25は係合位置、すなわち爪25が内側レース22の切欠き28に係合する位置に向けて動く。爪25に加わるトルクは、リッジ30から離れるCMの接線方向距離に比例する。
図1及び図2に示した本発明の実施の形態は、外側レースの空所と共に、質量中心が配置された爪部材が示されており、この場合、爪は係合位置に向けて動く傾向となるが、本発明に従って、他の実施の形態も利用することもできる。例えば、爪の幾何学的形態は、爪が非係合状態となる傾向となるように変更することができる。このように、CMは、回動リッジ30の右側に配置することも可能である。
外側レースの空所26は、更に、爪部材25の回動リッジ30に合わさる頂部又は凹所40をも有している。この空所内の頂部40は、空所内にて自在に動き得るように爪25を適正な周方向位置に保持する。このことは、爪部材25の端部41、43が空所の側部36、39にそれぞれ接触するのを防止する。爪の端部が外側レースの空所の隣接する領域に接触するならば、摩擦のため、爪が係合位置に向けて動くのが遅くなる。本発明の好適な用途に従って、爪は、可能な限り迅速に内側レースと係合するように回転する必要がある。
本発明によれば、爪上のリッジは、外側レースに関する爪の正確な位置に関係無く、爪の質量中心に対して正確に配置される。このことは、係合力を正確に制御することを可能にし、このことは、高速運転にとって好ましいことである。このことは又、車軸、別個の回動部材等を含まない比較的簡単な幾何学的形態にても実現される。更に、外側レースの空所は、爪を該空所内の正確な位置に保持する対応する頂部又は凹所を有するような形状とされている。この位置は、爪が係合位置に向けて回転するとき、該爪が空所の側部又は端部に接触するのを防止する。
該爪部材25は、好ましくは、硬化された鋼材料で出来ており且つ絞り成形ワイヤーを切断した部片で形成される。このことは、爪の幾何学的形態を正確に制御することを可能にし、また、頂部すなわち回動リッジ30に対する質量中心を正確に制御することをも可能にする。この点に関して、本発明によれば、質量中心を0.0254mm(0.001インチ)の許容公差範囲内に制御することが可能である。
本発明の別の実施の形態が図3乃至図8に図示されている。この実施の形態は、図面において全体として参照番号50で示してある。ワンウェイラチェットクラッチ組立体50において、回転止め部材を係合位置に向けて傾動する力を提供するために、ばねが使用される。遠心力により非係合状態とされる爪にとって外側レースが静止しているときに係合しなければならない、係合する爪にとってばねが特に必要である。図3乃至図8において、組立体50は、外側レース部材52と、内側レース部材54と、複数の爪部材56と、一対のガーターばね58、60とを備えている。また、図3に図示した実施の形態おいて、一対の保持座金62、64が設けられており、これらについて更に以下に説明する。
図7により具体的に図示するように、爪部材56は、外側レース部材52の空所66内に配置され、内側レース54の切欠き68に係合し得るようにされている。一方のみを図7に図示したガーターばね58、60は、細いワイヤーコイルで出来ており且つ市販のものである。2つのガーターばね58、60を利用する図3に図示した実施の形態の場合、図8に図示するように、爪部材56が使用される。該爪部材56は、一対の凹所、すなわち側部溝70、72を有している。ガーターばね58、60は、爪部材が外側レース内に配置されたとき、溝70、72内に配置される。爪部材56の他のものは、図1及び図2に関して上述した爪部材25と同様の寸法及び形状をしている。この点に関して、爪部材は、空所66内の頂部又は凹所76に合わさる回動リッジ74を有している。
ばね部材58、60の作動状態は、図7のばね58及び爪部材56に関連して示してある。この点に関して、爪部材がその非係合位置にあるとき、ガーターばね58は、外側レース部材に向けて、このため、爪部材の係合位置に向けた力を提供する。このばねは、爪部材の各々の表面80に力Fを作用する(図7に図示するように)。爪部材56がその係合位置にあるとき、すなわち内側レースの切欠き68と合わさっているとき、ばね部材58は弛緩しており、爪部材にばね力を付与しない。この状態は、図7の中央の爪部材56に関して示してある。
また、このばね力は、爪の幾何学的形態の単一の側部溝又は中央溝に作用し得るように配置することもできる。この状態は、図9及び図10にそれぞれ図示されており、この場合、爪部材は、参照番号82、84で表示してある。ガーターばねは仮想線で且つ参照番号86で示してある。図9及び図10に図示した爪の実施の形態の何れかを図3乃至図7に図示した本発明の実施の形態と共に利用する場合、これに対応してリボンばねの位置及び提供されるリボンばねの数が調節される。
図面(図6)の開口部すなわち穴81は、ワンウェイクラッチ組立体50が利用される伝伝動装置又はその他の機構を潤滑する注入穴を提供する。図14に図示した3つの開口部81のような幾つかの注入穴をクラッチ組立体に形成することが好ましい。
また、爪部材に対し別の方法にてばね力を付与することもできる。図11及び図12に図示するように、爪部材90は、長手方向に又は軸方向に伸長する溝92を有している。矢印96の方向に向けてばね力(SF)を提供すべく小型のリボンばね94が利用される。該リボンばね94は、ばね鋼材料で出来た細いストリップを切ったものであることが好ましく、また、爪部材90の係合位置に向けて力SFを提供し得るように溝92内に配置されることが好ましい。
座金62、64は、軸方向保持装置又は保持部材としても公知であり、本発明の作用を改良し又は向上させるために使用することができる。部材62、64は、爪部材をクラッチ組立体内にて軸方向に(長手方向に)保持する。また、保持部材は、内側レース及び外側レースを、相対的な自在回転を許容しつつ軸方向に整合した位置に保持する。更に、軸方向の保持部材は、クラッチ組立体に対して回転し且つ組立体を通じて軸方向負荷を支承しなければならない機構の外部部品とクラッチ組立体の間のスラスト軸受として機能する。最後に、軸方向保持部材(座金)62、64は、爪部材の過剰な磨耗を防止するために必要とされる、クラッチ組立体内の潤滑状態を保つことができる。
座金62、64は、プレス嵌め、かしめ、溶接又は機械的な締結法を通じて任意の従来の方法にて外側レースに接続することができる。
また、射出成形したプラスチック製のリテーナ部材を利用することもできる。かかる部材100は、図13乃至図17に図示されている。これら図面において、ワンウェイラチェットクラッチ組立体は、全体として参照番号102で示す。リテーナ部材100と共に、組立体102は、外側レース部材104と、内側レース部材106と、複数の爪部材108と、ガーターばね部材110と、第二のリテーナ部材112とを備えている。
この点に関して、図13乃至図17に図示した本発明の実施の形態において、爪部材108は、図示し且つ上述した型式の任意のものとすることが出来る。更に、爪部材108は、外側レース部材の空所120内に保持されており、また、その他の図面に関して上述したのと同一の方法にて、内側レース部材の切欠き122に係合する。
リテーナ部材100は、内側レース106と外側レース104との間にてそれぞれ環状スペース内に配置される位置に設けられた複数のフランジ又は直立の円弧状の案内部材118を有している。該リテーナ部材100は、爪及びレース部材に対する半径方向軸受リテーナであり、潤滑のための潤滑油溜めとしても機能する。リテーナ部材100、112は、クラッチ組立体を共に軸方向に保持し得るように共に取り付けられることが好ましい。また、リテーナ部材は、クラッチ組立体と、該クラッチ組立体に対して回転する機構の部品との間のスラスト軸受としても機能し、該クラッチ組立体を介して軸方向負荷を支承する。該リテーナ部材100は、射出成形したプラスチック材料で出来ていることが好ましく、また、規則的な鋼対鋼(steel-on-steel)の軸受にて優れた軸受機能を発揮し得るように低摩擦率を有することが好ましい。リテーナ部材100、112は、プレス嵌め、かしめ、超音波溶接、機械的な締結等のような従来の任意の方法にて共に接続することができる。
本発明による別のリボンばねの実施の形態が図18及び図19に示してある。この実施の形態において、上述した爪部材90と同一の爪部材90´が利用される。該爪部材90´は、軸方向溝92´を有している。リボンばね部材130は、円環状の形状をしており、クラッチ組立体の内側レース部材と外側レース部材との間に嵌まり得るようにされている。このばね部材130は、ばね鋼で出来ていることが好ましく、各々がタブ部材134を有する複数の開口部又は窓部132(その1つのみを図示)を有している。爪部材90´は、開口部132内に配置され、タブ部材は、溝92´内に配置される。リボンばね部材130は、タブ部材134を通じて、内側レース部材の切欠きと係合する位置に向けて爪部材90´に偏倚力を作用させる。
本発明の精神及び範囲に従って、爪部材を内側レースの切欠きと係合する位置に向けて偏倚させるばね機構は、多岐に亙る形態とすることができる。上述したガーターばね及びリボンばね以外に、コイルばね、板ばね等のような他のばね部材を利用することができ、これらは、本発明の範囲に属するものである。例えば、この点に関して、コイルばね機構の実施の形態が図20及び図21に図示されている。外側レース部材146の空所144に接続する凹所又は穴142内に、1つ以上のコイルばね140が配置されている。該コイルばね140は、爪部材148を内側レース部材に向けて半径方向内方に偏倚させる。
本発明と共に使用される別の実施の形態が図22乃至図28に図示されている。これらの実施の形態は、コスト、製造及び組立方法の点にて経済性を増すものであり、また、性能を改善することができる。
図22及び図23に示すように、爪空所部材は、トルクコンバータ等に対するステータ又は反作用部材150の一部分として直接、組み込まれている。部材150は、ワンウェイクラッチ機構を必要とする任意の一体形の部品とすることができる。この部材150は、鋳造し且つ比較的容易に機械加工できるアルミニウム、プラスチック又は別の材料で出来たものであることが好ましい。複数の空所部材152が部材150の内径面154に直接、形成し且つ/又は機械加工されている。空所152内に配置される爪部材156は、本明細書に示し且つ記載した型式の任意のものとすることのできる、質量中心CMを所定位置に位置決めすることにより、又は種々の型式のばね部材又は機構の1つによって係合位置に向けて付勢することができる。これらは全て上述した通りである。
内側部材160は、その外周164の周りに配置された複数の係止切欠き162を有する、上述した型式の任意の典型的な内側レース部材とすることができる。これと代替的に、合わさる歯又はスプライン部材166等によって内側レース部材と典型的に合わさる中心軸部材は、軸の外周に直接、機械加工し又は形成された切欠きを有し、これにより、内側レース部材を不要にすることができる。かかる実施の形態は、図27に図示されており、この場合、複数の切欠き162´が典型的に中空である軸部材170に形成されており、このとき、軸部材は、外側レース部材、ステータ又は反作用部材等とすることのできる部材172と合わさる。軸部材170は、例えば、車の伝動装置の一部分とすることができる。
クラッチ設計者の所望に応じて且つ/又はクラッチ機構の作動特性並びにそのパラメータに従って、任意の数の空所及び切欠きを提供することができる。図22及び図23に示した実施の形態において、3つの空所及び爪部材が外側部材150の内周/内径部の周りに均一な間隔にて設けられている。この数の爪部材と効果的に且つ効率的に合わさり、また、クラッチ機構が僅かなバックラッシュ(例えば、7°)を伴って所望の時点にてロックアップするのを許容するため、内側部材には、17個の切欠きが設けられることが好ましい。
図24乃至図26には、インサート部材180が提供される、本発明の1つの代替的な実施の形態が図示されている。このインサート部材180は、鋼又は別の硬質若しくは硬化材料で出来ており且つクラッチ機構が利用されるとき、外側ステータ、反作用部材又はその他の部材150に利用されるであろうより柔軟な材料の損傷を防止するために使用される。該インサートは、プレス成形鋼等で製造することができる。
部材150内の空所部材182には、その内部にインサート部材180を配置し得るようにより大きいスペース又は領域が付与されている。該インサート部材は、空所182内にプレス嵌め、据え込み又はその他の恒久的な方法で固着されている。爪部材156は、図示するように、カップ形のインサート部材の内部に配置されている。
本発明の別の好適な実施の形態が図28に図示されている。この実施の形態において、爪部材200は、上述した爪部材と異なる寸法及び形状をしている。特に、爪部材200は、半径方向へのより高い高さHを有している。これは、クラッチ機構の負荷伝達能力を増大させるためである。
上述したその他の実施の形態の場合と同様に、爪部材200は、外側レース、ステータ又は反作用部材等とすることのできる外側部材204の空所202内に配置される。爪部材200の質量中心CMは、図示するように、頂部又は回動リッジ206に対し配置し、外側部材204が回転したとき、爪の係合力が発生されるようにすることが好ましい。同様に、内側レース、軸部材等とすることのできる内側部材212に複数の切欠き210が形成されている。
係合位置に向けて爪部材200に傾動力を提供するのを支援し得るように、上述した型式及び実施の形態のばね部材又は機構の1つを利用することも可能である。また、図28に図示したラチェットワンウェイクラッチ機構の一側部又はより多くの側部に保持座金又はスラスト軸受を使用することも可能である。クラッチ技術にて便宜に利用されているように、適当な潤滑通路及び開口部を設けることも更に可能である。
1つの更なる実施の形態として、ステータ、反作用部材又はその他の機械的な部材と組み合わされたインサートとして外側部材を提供することも可能である。このことは、図29に示してある。外側部材220は、環状の形状をしており、ステータ、反作用部材又はその他の部材224のキャビティ又は凹所222内に嵌まり得るようにされている。金属材料で出来ていることが好ましい外側部材220は、部材224にプレス嵌めし、又はキー部材226によりキー止めすることができる。このようにして、部材224は、プラスチック材料のようなより低コストの材料で製造することができる。内側部材160、爪部材156等を含むクラッチ機構のその他の部分は上述したものと同一である。
本発明を実施する最良の形態に関して本明細書にて詳細に説明したが、本発明の技術分野の当業者は請求の範囲に記載した本発明を実施する種々の代替的な設計及び実施の形態が認識されよう。請求の範囲の意義に属するこれら実施の形態及び変形例の全ては本発明の範囲に包含されるものである。

Claims (9)

  1. ワンウェイラチェットクラッチ組立体において、
    各々が二つの直線状の側面を有する複数の空所を有する外側レース部材と、
    複数の切欠きを有する内側レース部材と、
    各々が二つの平坦な側面を有する複数の爪部材であって、その1つが前記空所の各々内に自由に配置された複数の爪部材と、
    前記爪を前記切り欠きとの係合位置に向けて偏倚させる偏倚手段とを備え、
    該爪部材の各々は前記二つの平坦な側面が交叉することによって形成された回動リッジを有し、前記空所の各々が該回動リッジと合わさる対応する凹所を有し、前記凹所が前記二つの直線状の側面間に形成され、
    前記爪部材の各々が、前記回動リッジに対して配置された質量中心を有し、前記外側レース部材が回転するとき、爪部材が前記内側レース部材の前記切欠きとの前記係合位置に向けて移動するようにされ、
    前記二つの直線状の側面は前記爪部材の前記二つの平坦な側面とそれぞれ、前記爪部材の前記係合位置および非係合位置で接触するように配置され、
    各空所の前記凹所は、前記爪部材が前記空所で前記係合位置と前記非係合位置との間で回転するように、前記爪部材の前記回動リッジと合わさる、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  2. 請求項に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、前記偏倚手段が、前記爪部材の各々と作用可能に係合する位置に配置されたばね部材を備え、前記ばね部材がリボンばね部材である、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  3. 請求項に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、前記偏倚手段が、前記爪部材の各々と作用可能に係合する位置に配置されたばね部材を備え、前記ばね部材が複数のコイルばね部材を備える、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  4. 請求項1に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、前記偏倚手段が少なくとも1つのガーターばね部材を備える、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  5. 請求項に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、一対のガーターばね部材が設けられている、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  6. ワンウェイラチェットクラッチ組立体において、
    各々が二つの直線状の側面を有する複数の空所を有する外側レース部材と、
    複数の切欠きを有する内側レース部材と、
    各々が二つの平坦な側面を有する複数の爪部材であって、その1つが前記空所の各々内に自由に配置された複数の爪部材とを備え、
    前記爪部材が、前記レース部材の一方が該レース部材の他方に対して一方向に回転する間に、前記空所内に保持され、前記レース部材が反対方向に向けて互いに対して回転されるとき、前記爪部材の少なくとも1つが前記切欠きの1つと係合するようにし、
    前記爪部材を前記切欠きとの係合位置に向ける手段を備え、
    前記爪部材を前記切欠きとの前記係合位置に向ける前記手段が、前記爪部材の前記二つの平坦な側面が交叉することによって形成された回動リッジ部材と、前記空所の前記二つの側面間に形成された、対応する相手の凹所部材とを備え、前記回動リッジ部材に対してその質量中心を配置する前記爪部材の各々が、遠心力により爪部材が係合位置に向けて動くようにする形態とされ、
    前記二つの直線状の側面は前記爪部材の前記二つの平坦な側面とそれぞれ、前記爪部材の前記係合位置および非係合位置で接触するように配置され、
    各空所の前記凹所部材は、前記爪部材が前記空所で前記係合位置と前記非係合位置との間で回転するように、前記爪部材の前記回動リッジと合わさる、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  7. 請求項に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、前記爪部材を前記切欠きとの係合位置に向ける前記手段が少なくとも1つのガーターばね部材を更に備え、
    前記爪部材の各々が、前記ガーターばね部材を位置決めし得るように周方向に伸長する少なくとも1つの溝を有する、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  8. 請求項に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、前記爪部材を前記切欠きとの係合位置に向ける前記手段が少なくとも1つのガーターばね部材を更に備え、
    2つのガーターばね部材が利用され、
    前記爪部材の各々が、前記2つのガーターばね部材を位置決めする周方向に伸長する2つの溝を有する、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
  9. 請求項に記載のワンウェイラチェットクラッチ組立体において、前記クラッチ組立体の両側部に配置された環状のディスク部材を更に備え、該ディスク部材が、爪部材を前記空所内にて軸方向に保持するのを助ける、ワンウェイラチェットクラッチ組立体。
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