JPH0117059Y2 - - Google Patents

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JPH0117059Y2
JPH0117059Y2 JP3980080U JP3980080U JPH0117059Y2 JP H0117059 Y2 JPH0117059 Y2 JP H0117059Y2 JP 3980080 U JP3980080 U JP 3980080U JP 3980080 U JP3980080 U JP 3980080U JP H0117059 Y2 JPH0117059 Y2 JP H0117059Y2
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dial
leaf spring
case
gear
gear part
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【考案の詳細な説明】 この考案は、外周面に表示記号を設けたロータ
リーダイヤルを回転させることにより接点の開閉
を行うようにしたデジタルスイツチの改良に関す
る。
ロータリーダイヤル方式のデジタルスイツチ
は、一般にケース内にダイヤルを回転自在に装着
し、回転操作部を動作させることによりこのダイ
ヤルを回転させながら接点の開閉を行うようにし
てある。またダイヤルを一ピッチ回動させる毎に
その周面に形成された表示記号をケースの開口よ
りのぞかせるべく停止、位置決めする機構として
は、例えば第1図に示すようにダイヤル11の内
周面に形成された内歯歯車部2にケース3の端面
に一体成形された板バネ4の先端を係合させる
か、あるいは第2図に示すように、ダイヤル1の
端面にこれと同心上に一体成形された外歯歯車部
5にケース3と一体化した板バネ4を係合させる
ようにしており、いずれにあつてもダイヤル1の
1ピツチ回動操作毎に板バネ4を側方に偏寄さ
せ、これのバネ圧に抗して回動させ、安定点、す
なわち歯車部2,5の谷部に板バネ4の先端が嵌
合した状態で位置決めするとともに、操作時にお
いて板バネ4の弾揆により軽快なクリツク音を発
生させるようにしている。
しかしながら、これらの機構は第3,4図に
夫々断面して示すようにケース3やダイヤル1の
型抜きテーパにより、板バネ4の係合端や歯車部
2,5がその厚み方向に対し互いにくさび形断面
の抜け易い形状となつているため、実際の回動操
作時における板バネ4の挙動は上述の如く側方に
偏奇されると同時に、歯車部2,5から相対的に
上向きに抜け出る方向に偏寄させられ、脱落し易
い。このことを、さらに詳しく述べると、ダイヤ
ル1が回転させられて、板バネ4の先端の係合端
が歯車部2の山部を乗り越える際に、先端は山部
の高さ分、押し上げられ、その押し上げられた
分、板バネ4の薄肉部が湾曲する。
この板バネ4の係合端は、第1〜3図に示され
るように薄肉部により支持され、しかもこの薄肉
部が係合端の上部において一体に接続されている
ことにより、板バネ4の係合端が、歯車部2の山
部を乗り越えるとき、板バネ4の係合端は、第3
図において反時計方向に回動し、山部の頂点を過
ぎると、今度は時計方向に回動しながら復帰す
る。
このように、ダイヤル1の操作の際、板バネ4
の係合端が歯車部2を乗り越えるたびに、板バネ
4の係合端は、単純に山部の高さ方向に移動する
だけでなく、歯車部2の厚み方向にも動きが発生
する。
つまり、板バネ4の係合端が歯車部2の厚み方
向に動くことにより、第3図に示すような停止状
態であれば、板バネ4の係合端と歯車部2との接
触位置は、歯車部2の厚み方向上端の角部、およ
び板バネ4の係合端の上端部に近い位置である。
ここで、ダイヤル1の操作により、歯車部2が回
転させられると、板バネ4の係合端が押上げられ
るに従い、板バネ4の薄肉部が湾曲し、それにつ
れ係合端の接触面の傾きが反時計方向に変化す
る。すると、板バネ4の係合端が接触・摺動して
いる歯車部2の角部に、板バネ4の弾発力に応じ
た反作用として、係合端を上方に押上ようとする
分力が発生する。この分力は山部の頂点において
最大となり、山部を下るに従い減少する。その結
果、ダイヤル1の操作のたびに、板バネ4が上方
に押上げられるから、高速で操作されると、板バ
ネ4が歯車部2から脱落することがある。
なお、第3,4図では、ダイヤル1の停止状態
において、板バネ4の係合端と、歯車部2との接
触位置が、いずれも歯車部2上部の角部であるこ
とが示されているが、歯車部2のテーパが、板バ
ネ4の係合端のそれと同一に形成された場合は、
接触が線接触になり、歯車部2および板バネ4の
係合端の厚み方向全体で均一に接触される。しか
しその場合も、ダイヤル1が操作回動されると、
板バネ4の係合端が押上げられ、ただちに第3,
4図に示される位置に接触位置が移動し点接触と
なる。
また上記ダイヤル1と中心軸間にガタがあつた
場合にはこれに加えてダイヤル1が板バネ4の付
勢圧によつてそのガタだけ下方に傾き、更に脱落
し易い傾向になるなどの欠点があつた。
そこでこの考案は、上記歯車部と係合する上記
板バネの端面を、歯車部の厚み方向奥部が突出す
る向きのテーパまたは段部を形成し、その係合端
が歯車部の厚み方向奥部で接するようになしたデ
ジタルスイツチを提供するものである。
以下この考案の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。
第5,第6図において本考案に係るデジタルス
イツチは概略ケース10と、ダイヤル11と、カ
バー12とから構成されている。
上記ケース10はその上面に表示窓13が開口
形成されているとともに、一端面を開口し、かつ
他端面内側部中央に支軸14を一体に突設し、こ
の支軸14に上記ダイヤル11の中央孔15を嵌
合してケース10に回転自在に装着している。
そしてダイヤル11の外周面には隣接して表示
記号(図示せず)及び回転操作部すなわち操作子
16が突設され、各操作子16を上記表示窓13
より外方に突出するようにしてあるとともに、対
応する表示記号をのぞかせている。
またこのダイヤル11の一端面にはプリント配
線された接点17を有する基板18が固定されて
いるとともに、この基板18と対向して上記カバ
ー12をケース10の開口に装着してある。
このカバー12には上記基板18の接点17に
接触可能な接触子19がインサート保持され、上
記操作子16を指先等で操作することにより、ダ
イヤル11を正逆いずれかに回転させ、基板18
のパターンにしたがつて接点17を開閉させるよ
うにしている。
また上記ダイヤル11の他端面内周部には三角
形の凹凸からなる内歯歯車部2が形成されている
とともに、ケース10の他端面には板バネ21の
軸部22がその先端をケース10内側に引込まれ
るような傾斜で一体に設けられ、その先端部を三
角形状に形成してこれを係合端23となし、これ
を内歯歯車部20に係合してある。またこの係合
端23は第6図によく表われているようにその厚
み方向奥部に向けて外方に突出するテーパ23a
を形成し、その先端が上記歯車部20の最奥部で
接するようにしてある。
したがつて、ダイヤル11を1ピツチ回動操作
する毎に板バネ21の軸部22が側方(矢印に示
す)に偏寄され、係合端23はダイヤル11の進
行にしたがつて歯車部20の谷部から山部に摺接
し、これの頂部を越えた時点で軸部22の弾揆に
より急速に次の谷部に向けてダイヤル11を回動
させ、この谷部に嵌合した状態でダイヤル11の
対応する表示記号の位置決めを行い、かつこれと
同時に軽快なクリツク音を発生させる。またさら
に、ダイヤル11が操作された際は、板バネ21
の係合端23が歯車部20を乗り越えるたびに、
係合端23が、山部の高さ方向に移動する。この
とき係合端23の高さ方向移動とともに、板バネ
21の軸部22が湾曲、あるいは捩じれることに
より、第6図において、係合端23は反時計方向
に回動される。しかしながら係合端23が反時計
方向に回動されても、係合端23の外面に形成さ
れたテーパ面により、歯車部20との接触位置が
常に奥部となり、歯車部20の厚み方向に移動さ
れることがない。また同様に歯車部20における
摺動軌跡も、歯車部20の厚み方向最奥位置がほ
ぼ保たれる。その結果、ダイヤル11が回動する
際、従来のような接触位置の移動等に基づく、係
合端を上方に押上げる分力は、発生することがな
い。
また第7図は上記板バネ21の係合端23の厚
み方向奥部に段部23bを突設した場合を示すも
ので、これにおいても上記と同様の効果を得る。
そして、上記テーパ23a、あるいは段部23
bを形成する場合はケース10の型抜き方向に支
障を生じないよう樹脂材料の収縮率や板バネ21
の弾性率等を考慮した設計を行うことによつてこ
のような形状にすることが可能となるのである。
なお、上記各実施例ではこの考案を内歯歯車形
式のデジタルスイツチに適用したが外歯歯車形式
のものでも同様な効果を得ることは勿論である。
以上説明したようにこの考案にあつては、ケー
スに一体成形された板バネの歯車部に対する係合
端の接触面に、厚み方向奥部に向けてテーパまた
は段部を形成し、その係合端が歯車部の厚み方向
奥部で接するようにしたものであるから、これに
よつて板バネの歯車部からの脱落傾向を未然に防
止でき、確実なダイヤル回転操作が維持される利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のロータリーダイヤル方
式のデジタルスイツチにおける板バネと歯車部の
位置関係を示す部分平面図、第3図、第4図はそ
れぞれ第1図、第2図の3−3線及び4−4線断
面図、第5図はこの考案に係るデジタルスイツチ
の平面図、第6図は第5図の6−6線断面図、第
7図はこの考案の他の実施例を示す部分拡大断面
図である。 10……ケース、11……ダイヤル、16……
操作子(回転操作部)、20……内歯歯車部、2
1……板バネ、23……係合端、23a……テー
パ、23b……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースと、このケース内に回転自在に装着され
    て接点を開閉するとともに、外周面に表示記号を
    形成したダイヤルと、ケース外方に突出して上記
    ダイアルを回転させる回転操作部と、ダイヤルに
    設けられた歯車部と、ケースの端面に一体成形さ
    れ、かつその先端内側寄りが上記歯車部に弾性的
    に係合し、ダイヤルをその表示記号に対応して一
    ピッチ毎に位置決めするとともに、クリツク動作
    を付与する板バネを備えてなるデジタルスイツチ
    において、上記歯車部と係合する上記板バネの端
    面を、歯車部の厚み方向奥部が突出する向きのテ
    ーパまたは段部を形成し、その係合端が歯車部の
    厚み方向奥部で接するようになしたデジタルスイ
    ツチ。
JP3980080U 1980-03-26 1980-03-26 Expired JPH0117059Y2 (ja)

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JP3980080U JPH0117059Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26

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JP3980080U JPH0117059Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26

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JPS56141332U JPS56141332U (ja) 1981-10-26
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JPH0425787Y2 (ja) * 1985-01-19 1992-06-22

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