JPH021715Y2 - - Google Patents

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JPH021715Y2
JPH021715Y2 JP4459481U JP4459481U JPH021715Y2 JP H021715 Y2 JPH021715 Y2 JP H021715Y2 JP 4459481 U JP4459481 U JP 4459481U JP 4459481 U JP4459481 U JP 4459481U JP H021715 Y2 JPH021715 Y2 JP H021715Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、イジエクト釦のストロークが短か
く、かつイジエクト釦を操作する力が小さくて蓋
の開度が十分に得られるとともに、イジエクト釦
の操作がスムースに行えるようにしたカセツトテ
ープレコーダの蓋の開閉機構に関するものであ
る。
カセツトテープレコーダにおいては、蓋の開放
をイジエクト釦の操作で行つている。しかし、蓋
を弾性体で開放方向に付勢せずに蓋の回動中心か
ら近い位置においてイジエクト釦の操作に連動し
て蓋に力を作用させて開放する場合は、少ない変
位量で蓋の開度(筐体と蓋のなす角度)は十分に
得られるが、大きな力でイジエクト釦を操作し蓋
に大きな力をを作用させなければならない。ま
た、同様に回動中心から遠い位置においてイジエ
クト釦の操作に連動して蓋に力を作用させて開放
する場合は、小さな力でイジエクト釦を操作し蓋
を開放できるが、蓋の開度を十分に得るためには
イジエクト釦のストロークが長くなるとともに、
蓋を開放するレバーが筐体の上面のレベルよりも
上に突出する等の欠点があつた。
この考案は、上記の欠点を解消するためになさ
れたもので、イジエクト釦のストロークが短か
く、かつイジエクト釦を操作する力が小さくて蓋
の開度が十分に得られるとともに、イジエクト釦
の操作がスムースに行えるようにしたカセツトテ
ープレコーダの蓋の開閉機構を提供するものであ
る。以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、カ
セツトテープレコーダにカセツトハーフを装着
し、イジエクト操作を行つて蓋を開放した状態の
外観斜視図である。
第1図に示すように、この考案は筐体1に摺動
可能に設けたイジエクト釦41を押圧操作する力
のみで蓋11の開度が十分に得られ、カセツトハ
ーフCの着脱が自由に行えるカセツトテープレコ
ーダの蓋の開閉機構である。第2図〜第4図で各
部の構成を説明する。
第2図a,b,c,d,e,fは蓋の平面図、
正面図、裏面図、裏面図のA−A線による断面
図、部分拡大断面図、およびロツク片の拡大図、
第3図a,b,cは軸の平面図、側面図、および
正面図である。
第2図において、11は蓋で、蓋本体12と透
明体20とで構成され、後述するように蓋本体1
2と透明体20とで蓋11が回動するための軸2
3を蓋11の側部において保持している。
蓋本体12の下縁(蓋本体12の短辺)の内部
側には、傾斜面13aと係合用の溝13bとを外
面側に有するロツク片13(第2図f)、傾斜面
14aを有する第1の被押圧片14、および傾斜
面15aを有する第2の被押圧片15が設けら
れ、さらに側縁(蓋本体12の長辺)の内部側に
は、軸23の逃げ部25が入る切欠16、軸23
を保持する保持片17、および保持片17に囲ま
れ軸23が入る凹部18が設けられ、孔19も設
けられる。なお、第1、第2の被押圧片14,1
5は外側(軸23の遠方)から軸23側方向へ順
次設けられている。
透明体20には、蓋本体12の孔19に挿入さ
れた時蓋本体12の上面と同一レベルになる突出
部21、および接着剤等で蓋本体12の裏面に取
り付けられた時に蓋本体12の凹部18内に軸2
3を保持させる押圧部22が設けられる。
軸23は第3図に示すように、蓋本体12の凹
部18内に入り保持片17と透明体20の押圧部
22とで保持される支持部24、逃げ部25、段
部26、および筐体1に取り付けられる取付部2
7が設けられる。
次に、蓋11の取付けについて説明する。
まず、筐体1に軸23の取付部27を適宜な手
段で取り付ける。例えば、溶接、または樹脂のア
ウトサート時に取付部27を一体にモールドす
る。その後、支持部24に蓋本体12の凹部18
を当て、蓋本体12の孔19に透明体20の突出
部21が嵌合するように接着剤で取り付ける。こ
の結果、支持部24を保持片17と押圧部22と
で凹部18内に保持し、蓋11は支持部24を中
心に回動可能となる。なお、逃げ部25は蓋11
を閉成した時に切欠16内に納まり、180゜開放し
た時に蓋11が段部26に当らない長さの逃げと
する。また、段部26は蓋11を180゜開放できる
ようにした上方への逃げをも兼ねる。
このように蓋11を構成したことで、蓋11を
筐体1に対して180゜開放した場合に、切欠16の
形成のみですむ。この場合に逃げ部25を設けな
いと、第2図a,cに点線で示すように切欠16
を大きくして蓋本体12の上面にも連通して設け
なければならない。また、段部26を設けない
と、蓋11を180゜開放できず、誤操作により軸2
3を変形させる恐れがある。
第4図a,bはイジエクト釦、イジエクトレバ
ー、およびホツプアツプレバーの相互関係を示す
拡大平面図、および拡大正面図である。
この図において、31は筐体1内に固着された
取付台で、係合片32、案内片33、およびフラ
ンジ付ピン34がこの取付台31の内側面に設け
られこの取付台31の上面には、第1の押圧片4
3、第2の押圧片44、第3の押圧片45、係合
片46,47、およびストロークを規制し、かつ
取付台31への取付用の孔となる長孔48を設け
たイジエクトレバー42が長孔48を用いてフラ
ンジ付きピン49で摺動可能にかしめ止めされ、
係合片47には仮想線で示すようにイジエクト釦
41が設けられる。さらに、係合片46と取付台
31に設けた係合片32との間にスプリング51
が張架され、第4図で右方向にイジエクトレバー
42は付勢されている。
また、取付台31の外側面には、押圧片62、
被押圧片63、および孔64が設けられたホツプ
アツプレバー61がフランジ付ピン65で回動自
在にかしめ止めされている。さらに、取付台31
の内側面には、トーシヨンスプリング52のリン
グ部に挿入されたフランジ付ピン34がかしめ止
めされ、トーシヨンスプリング52の一端は取付
台31の下面に、他端はホツプアツプレバー61
の孔64に係合し、ホツプアツプレバー61を第
4図bの下方に付勢している。
さらに、取付台31の内側面には、蓋本体12
のロツク片13の溝13bに係合する保持部53
aを有するリーフスプリング53が取り付けら
れ、取付台31の案内片33とともに蓋11のロ
ツク片13を案内し保持部53aでロツクする。
次に、まず基本の動作について説明し、その後
にカセツトハーフが装着されていない時の蓋の開
放、カセツトハーフが装着された時の蓋の開放に
ついて説明する。
イジエクト釦41を第4図a左方にスライドす
ると、イジエクトレバー42は長孔48、フラン
ジ付きピン49で案内されて左方に摺動する。こ
の摺動初期には第3の押圧片45とホツプアツプ
レバー61の被押圧部63との間には間隙gがあ
るので、ホツプアツプレバー61はフランジ付き
ピン65を中心にすぐには回動せず、イジエクト
レバー42が間隙gを埋めるまで摺動した後に第
3の押圧片45の力でフランジ付きピン65を中
心に回動を始める。イジエクトレバー42が長孔
48のストローク分摺動した後にイジエクト釦4
1を押圧する力を解除すると、イジエクトレバー
42、ホツプアツプレバー61はスプリング5
1、トーシヨンスプリング52の付勢力で元の位
置に復帰する。
上記各部の構成に基づいて、第5図、第6図で
カセツトハーフが装着されていない場合、カセツ
トハーフが装着された場合の蓋の開放、閉成につ
いて説明する。なお、イジエクトレバー42は第
1、第2の押圧片43,44、ホツプアツプレバ
ー61は押圧片62のみを示した。
第5図a,b,cでカセツトハーフCが装着さ
れていない場合の蓋11の開放を説明する。
第5図aの状態でイジエクト釦41を操作する
と、イジエクトレバー42が第4図で説明したよ
うに押されて、第1の押圧片43がまず第1の被
押圧片14の傾斜面14aに当り、第1の押圧片
43がストロークS1移動する間に蓋11を軸23
を中心に回動させてロツク片13とリーフスプリ
ング53のロツクを解除する(第5図b)。この
ロツク解除終了と同時に第2の押圧片44が第2
の被押圧片15の傾斜面15aに当接し、第2の
押圧片41がストロークS2移動する間に蓋11の
開度をさらに大きくする(第5図c)。この状態
で蓋の先を指で開放することができる。なお、第
2の押圧片44が第2の被押圧片15に当接しこ
れを押し上げるが、第2の被押圧片15は軸23
に近いので、蓋11は大きな開度が得られるとと
もに、必ず第1または第2の押圧片43,44が
第1または第2の被押圧片14,15に当接して
いる時期があるので、操作がスムースに行える。
また、次いでホツプアツプレバー61が回動する
が、押圧片62はカセツトハーフCがないため何
も押し上げない。
蓋11を開放後イジエクト釦41を押圧する力
を解除すると、第4図で説明したようにイジエク
トレバー42はスプリング51で、ホツプアツプ
レバー61はトーシヨンスプリング52で付勢さ
れているので、元の位置に復帰する。
蓋11の閉成は、蓋11を回動させてロツク片
13を案内片33とリーフスプリング53で案内
し、溝13bに保持部53aを係合させれば閉成
状態が保持される。
第6図a,b,cでカセツトハーフCが装着さ
れた場合の蓋11の開放について説明する。
第6図aの状態から第6図bの状態までは第5
図a,bと同様である。以後は第4図で説明した
ようにホツプアツプレバー61がイジエクトレバ
ー42の第3の押圧片45で回動されるので、第
2の押圧片44が第2の被押圧片15に作用させ
る変位量よりも、ホツプアツプレバー61の押圧
片62がカセツトハーフCの下面を押し上げる変
位量の方が大きくなる。この結果、カセツトハー
フCは軸23と反対側を筐体1に設けられた保持
片2で保持されているので、保持片2を中心に押
圧片62で回動させられ、上面で蓋11を押し上
げ開放する(第6図c)。この場合にカセツトハ
ーフCの回動中心と蓋11の回動中心とが対向し
ているので、第1図に示したように蓋11の開度
は十分に得られ、蓋11の180゜開放はさらに容易
に行える。
蓋11の閉成操作は第5図の場合と同様に行
う。
上記実施例では、カセツトハーフCが装着され
ていない場合とカセツトハーフCが装着された場
合とでは蓋11に力を作用させて開度を得るため
に、イジエクトレバー42の第2の押圧片44ま
たはホツプアツプレバー61の押圧片62を作用
させたが、第7図a,bに示すようなホツプアツ
プレバー61の構成とし、押圧片66を蓋11の
第2の被押圧片15に作用させてもよい。
以上詳細に説明したように、この考案のカセツ
トテープレコーダの蓋の開閉機構は、蓋の回動中
心から遠い位置で蓋のロツクを解除し、回動中心
から近い位置でロツク解除後の蓋の開度を得るよ
うにしたので、小さな力で蓋のロツク解除と開度
が得られるとともに、イジエクト釦のストローク
を短かくすることができる。また、ロツク解除終
了時点で蓋の開度を得る動作が始まるので、イジ
エクト釦の操作がスムースに行える等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の外観斜視図、第
2図a〜fは蓋の平面図、正面図、裏面図、裏面
図のA−A線による断面図、部分拡大断面図、お
よびロツク片の拡大図、第3図a〜cは軸の平面
図、側面図、および正面図、第4図a,bはイジ
エクト釦、イジエクトレバー、およびホツプアツ
プレバーの相互関係を示す拡大平面図、および拡
大正面図、第5図a〜cはカセツトハーフが装着
されていない場合の蓋の開放を説明する図、第6
図a〜cはカセツトハーフが装着された場合の蓋
の開放を説明する図、第7図a,bはホツプアツ
プレバーの他の例を示す拡大平面図、および拡大
正面図である。 図中、1は筐体、2は保持片、11は蓋、12
は蓋本体、13はロツク片、13bは溝、14,
15は第1、第2の被押圧片、14a,15aは
傾斜面、31は取付台、32は係合片、33は案
内片、41はイジエクト釦、42はイジエクトレ
バー、43,44,45は第1、第2、第3の押
圧片、53はリーフスプリング、53aは保持
部、61はホツプアツプレバー、62,66は押
圧片、63は被押圧部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセツトハーフを装脱する筐体に、一側部が軸
    により回動自在に軸支されるとともに前記筐体に
    ロツクされることができるロツク片を備えた蓋を
    取り付け、前記筐体に摺動可能に設けられたイジ
    エクト釦の操作により前記蓋の開放を行なうカセ
    ツトテープレコーダの蓋の開閉機構において、 軸支された前記一側部と直交する前記蓋の側部
    に、前記蓋の前面部平面からの突出量が前記一側
    部方向に向かつて次第に大きくなるような傾斜面
    を有する第1及び第2の被押圧片を、前記一側部
    方向に向かつて順次形成し、 前記筐体内に、前記イジエクト釦の摺動に連動
    して前記第1の被押圧片を押し上げて閉状態にあ
    る前記蓋のロツクを解除することができる第1の
    押圧片を有するイジエクトレバーと;前記イジエ
    クトレバーの摺動によつて回動し前記カセツトハ
    ーフを押し上げるホツプアツプレバーとを設け、 さらに前記第2の被押圧片に当接して前記蓋を
    押し上げて所要の開度にする前記第2の押圧片
    を、前記イジエクトレバーまたは前記ホツプアツ
    プレバーのいずれかに設けたことを特徴とするカ
    セツトテープレコーダの蓋の開閉機構。
JP4459481U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPH021715Y2 (ja)

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JP4459481U JPH021715Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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JP4459481U JPH021715Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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Publication Number Publication Date
JPS57158067U JPS57158067U (ja) 1982-10-04
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ID=29841516

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