JP3116999B2 - カセット・ドア・セーフティ開蓋機構 - Google Patents
カセット・ドア・セーフティ開蓋機構Info
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- JP3116999B2 JP3116999B2 JP08327960A JP32796096A JP3116999B2 JP 3116999 B2 JP3116999 B2 JP 3116999B2 JP 08327960 A JP08327960 A JP 08327960A JP 32796096 A JP32796096 A JP 32796096A JP 3116999 B2 JP3116999 B2 JP 3116999B2
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- door
- cassette door
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用のテープレ
コーダとか、携帯用のビデオカメラなどでポップアップ
式に設けられたカセットホルダをカバーするためのカセ
ット・ドアを安全に開蓋できるカセット・ドア・セーフ
ティ開蓋機構に関するものである。
コーダとか、携帯用のビデオカメラなどでポップアップ
式に設けられたカセットホルダをカバーするためのカセ
ット・ドアを安全に開蓋できるカセット・ドア・セーフ
ティ開蓋機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、携帯用のテープレコーダと
か、携帯用のビデオカメラなどでポップアップ式に設け
られたカセットホルダをカバーするためのカセット・ド
アは、カセットホルダと一体的に設けられている。
か、携帯用のビデオカメラなどでポップアップ式に設け
られたカセットホルダをカバーするためのカセット・ド
アは、カセットホルダと一体的に設けられている。
【0003】図3は従来のカセット・ドア・開蓋機構を
説明するための側面図であり、(A)はカセット・ドア
を開蓋した状態を示し、(B)はカセット・ドアを閉蓋
した状態を示し、(C)は閉蓋したカセット・ドアを開
蓋する状態を示している。
説明するための側面図であり、(A)はカセット・ドア
を開蓋した状態を示し、(B)はカセット・ドアを閉蓋
した状態を示し、(C)は閉蓋したカセット・ドアを開
蓋する状態を示している。
【0004】図3(A)〜(C)に示した従来のカセッ
ト・ドア・開蓋機構において、外装となる筐体(キャビ
ネット)1内のシャーシ2の上方には、カセット・ドア
3と一体にカセット・ホルダ4が、テープカセットTを
挿離脱するために筐体1の上面1aを開口した開口部1
bから突出したカセット挿脱位置と、テープカセットT
を装着するために筐体1内のカセット装着位置との間を
図示の上下方向に往復動できるようにポップアップ式に
設けられている。即ち、カセット・ドア3と一体にカセ
ット・ホルダ4は、筐体1内の固定部(図示せず)に軸
5を介してネジリバネ6によってカセット挿脱位置側
(反時計方向)に付勢されながら上下方向に回動自在に
設けられている。
ト・ドア・開蓋機構において、外装となる筐体(キャビ
ネット)1内のシャーシ2の上方には、カセット・ドア
3と一体にカセット・ホルダ4が、テープカセットTを
挿離脱するために筐体1の上面1aを開口した開口部1
bから突出したカセット挿脱位置と、テープカセットT
を装着するために筐体1内のカセット装着位置との間を
図示の上下方向に往復動できるようにポップアップ式に
設けられている。即ち、カセット・ドア3と一体にカセ
ット・ホルダ4は、筐体1内の固定部(図示せず)に軸
5を介してネジリバネ6によってカセット挿脱位置側
(反時計方向)に付勢されながら上下方向に回動自在に
設けられている。
【0005】上記カセット・ホルダ4は、底板4a,左
右の側板4b,上方のカセット・ドア3で周囲を矩形状
に囲まれて樹脂材を用いて一体形成されており、カセッ
ト・ホルダ4の前方からテープカセットTを挿入又は離
脱できるように形成されている。また、カセット・ドア
3は、カセット・ホルダ4をカバーするためにカセット
・ホルダ4の幅寸法×奥行き寸法より一回り大きく形成
されて外装の一部を構成している。尚、ここでは、カセ
ット・ドア3とカセット・ホルダ4とを一体成形してい
るが、カセット・ドア3とカセット・ホルダ4と夫々別
体に成形した後、両者3,4を一体的に結合する方法も
あり、図示を省略するものの、例えばカセット・ホルダ
4の天板(図示せず)にカセット・ドア3を取り付ける
とか、あるいは、回動自在に支持したカセット・ドア3
にカセット・ホルダ4を懸架する方法などもある。
右の側板4b,上方のカセット・ドア3で周囲を矩形状
に囲まれて樹脂材を用いて一体形成されており、カセッ
ト・ホルダ4の前方からテープカセットTを挿入又は離
脱できるように形成されている。また、カセット・ドア
3は、カセット・ホルダ4をカバーするためにカセット
・ホルダ4の幅寸法×奥行き寸法より一回り大きく形成
されて外装の一部を構成している。尚、ここでは、カセ
ット・ドア3とカセット・ホルダ4とを一体成形してい
るが、カセット・ドア3とカセット・ホルダ4と夫々別
体に成形した後、両者3,4を一体的に結合する方法も
あり、図示を省略するものの、例えばカセット・ホルダ
4の天板(図示せず)にカセット・ドア3を取り付ける
とか、あるいは、回動自在に支持したカセット・ドア3
にカセット・ホルダ4を懸架する方法などもある。
【0006】また、カセット・ドア3の裏面側3aの下
方で、カセット・ホルダ4の左右の側板のうち一方の側
板4bには、丸径の係止用ボス4b1が外側に向かって
一体的に突出形成されている。一方、シャーシ2上に
は、カセット・ホルダ4の係止用ボス4b1と略対向し
てラッチ爪7が軸8を中心に係止方向(時計方向)及び
係止解除方向(反計方向)に回動自在に支持されてい
る。この際、ラッチ爪7を支持する軸8には圧縮バネ9
が嵌入されており、ラッチ爪7が係止方向(時計方向)
に回動している時に圧縮バネ9の付勢力でラッチ爪7は
略直立の姿勢を取り、且つ、シャーシ2を切り起こした
ストッパ片2aによって略直立の姿勢を取るように時計
方向への回動を規制されている。
方で、カセット・ホルダ4の左右の側板のうち一方の側
板4bには、丸径の係止用ボス4b1が外側に向かって
一体的に突出形成されている。一方、シャーシ2上に
は、カセット・ホルダ4の係止用ボス4b1と略対向し
てラッチ爪7が軸8を中心に係止方向(時計方向)及び
係止解除方向(反計方向)に回動自在に支持されてい
る。この際、ラッチ爪7を支持する軸8には圧縮バネ9
が嵌入されており、ラッチ爪7が係止方向(時計方向)
に回動している時に圧縮バネ9の付勢力でラッチ爪7は
略直立の姿勢を取り、且つ、シャーシ2を切り起こした
ストッパ片2aによって略直立の姿勢を取るように時計
方向への回動を規制されている。
【0007】上記ラッチ爪7はプッシュプル・タイプに
構成されており、カセット・ホルダ4の係止用ボス4b
1に向かって上部をω状に開口したω状開口部7aの内
部にラッチ用カム部7bがω状開口部7aと連接して形
成されており、このω状開口部7a内に進入した係止用
ボス4b1をラッチ用カム部7bにより係止(ロック)
することにより、カセット装着位置に至ったカセット・
ホルダ4を係止するようになっている。
構成されており、カセット・ホルダ4の係止用ボス4b
1に向かって上部をω状に開口したω状開口部7aの内
部にラッチ用カム部7bがω状開口部7aと連接して形
成されており、このω状開口部7a内に進入した係止用
ボス4b1をラッチ用カム部7bにより係止(ロック)
することにより、カセット装着位置に至ったカセット・
ホルダ4を係止するようになっている。
【0008】そして、図3(A)に示した如く、カセッ
ト・ドア3と一体にカセット・ホルダ4がネジリバネ6
の付勢力で上方のカセット挿脱位置に至っている時にテ
ープカセットTを挿入した後、カセット・ドア3を上方
から手指Hで下方に向かって押圧すると、カセット・ド
ア3と一体にカセット・ホルダ4がネジリバネ6の付勢
力に抗して軸5を中心に時計方向に回動して筐体1内に
向かって下降する。尚、カセット・ホルダ4にテープカ
セットTを搭載しない場合でも、上記と同様にカセット
・ドア3を押圧すれば、カセット・ドア3と一体にカセ
ット・ホルダ4が下降する。
ト・ドア3と一体にカセット・ホルダ4がネジリバネ6
の付勢力で上方のカセット挿脱位置に至っている時にテ
ープカセットTを挿入した後、カセット・ドア3を上方
から手指Hで下方に向かって押圧すると、カセット・ド
ア3と一体にカセット・ホルダ4がネジリバネ6の付勢
力に抗して軸5を中心に時計方向に回動して筐体1内に
向かって下降する。尚、カセット・ホルダ4にテープカ
セットTを搭載しない場合でも、上記と同様にカセット
・ドア3を押圧すれば、カセット・ドア3と一体にカセ
ット・ホルダ4が下降する。
【0009】次に、図3(B)に示した如く、カセット
・ドア3と一体にテープカセットTを搭載したカセット
・ホルダ4が筐体1内に下降すると、カセット・ホルダ
4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のω状開口部7a内
に進入して、係止用ボス4b1がラッチ用カム部7bに
より係止(ロック)される。これにより、カセット・ド
ア3と一体にカセット・ホルダ4は、カセット装着位置
に至った状態で係止されることになる。ここで、カセッ
ト・ホルダ4がカセット装着位置に至った状態では、カ
セット・ホルダ4内に搭載したテープカセットTのみが
カセット・ホルダ4の底板4aの上方に浮いた状態で筐
体1内の位置決め部1c上に固定される。一方、カセッ
ト・ドア3と一体にカセット・ホルダ4はラッチ爪7に
係止されたまま、カセット・ドア3を手指Hで更に押圧
すれば、カセット・ホルダ4の係止用ボス4b1の解除
時のストロークS分だけカセット・ドア3と一体にカセ
ット・ホルダ4が更に下降できる状態となっている。
・ドア3と一体にテープカセットTを搭載したカセット
・ホルダ4が筐体1内に下降すると、カセット・ホルダ
4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のω状開口部7a内
に進入して、係止用ボス4b1がラッチ用カム部7bに
より係止(ロック)される。これにより、カセット・ド
ア3と一体にカセット・ホルダ4は、カセット装着位置
に至った状態で係止されることになる。ここで、カセッ
ト・ホルダ4がカセット装着位置に至った状態では、カ
セット・ホルダ4内に搭載したテープカセットTのみが
カセット・ホルダ4の底板4aの上方に浮いた状態で筐
体1内の位置決め部1c上に固定される。一方、カセッ
ト・ドア3と一体にカセット・ホルダ4はラッチ爪7に
係止されたまま、カセット・ドア3を手指Hで更に押圧
すれば、カセット・ホルダ4の係止用ボス4b1の解除
時のストロークS分だけカセット・ドア3と一体にカセ
ット・ホルダ4が更に下降できる状態となっている。
【0010】次に、図3(C)に示した如く、カセット
装着位置に至ったカセット・ホルダ4への係止を解除す
る場合には、カセット・ドア3を上方から手指Hで更に
下方に向かって押圧すると、カセット・ドア3と一体に
カセット・ホルダ4はラッチ爪7に係止されたまま更に
ストロークS分だけ下降し、この下降動作に伴ってカセ
ット・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッ
チ用カム部7bから係止を解除するようにラッチ用カム
部7bを押すので、ラッチ爪7は軸8を中心に反時計方
向に回動して、係止用ボス4b1がラッチ用カム部7b
から係止を解除され、この後、カセット・ドア3と一体
にカセット・ホルダ4は図3(A)に示したカセット挿
脱位置に戻る。
装着位置に至ったカセット・ホルダ4への係止を解除す
る場合には、カセット・ドア3を上方から手指Hで更に
下方に向かって押圧すると、カセット・ドア3と一体に
カセット・ホルダ4はラッチ爪7に係止されたまま更に
ストロークS分だけ下降し、この下降動作に伴ってカセ
ット・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッ
チ用カム部7bから係止を解除するようにラッチ用カム
部7bを押すので、ラッチ爪7は軸8を中心に反時計方
向に回動して、係止用ボス4b1がラッチ用カム部7b
から係止を解除され、この後、カセット・ドア3と一体
にカセット・ホルダ4は図3(A)に示したカセット挿
脱位置に戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカセ
ット・ドア・開蓋機構では、図3(C)を用いて説明し
たように、カセット装着位置で係止されているカセット
・ホルダ4をカセット挿脱位置に戻すには、カセット・
ドア3の上方を手指Hで押圧すればカセット・ホルダ4
の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッチ用カム部7b
から係止を解除されるものの、カセット・ドア3と一体
にカセット・ホルダ4がカセット装着位置で係止されて
いる状態で、予期しない動作によりカセット・ドア3が
押圧されたり、あるいは予期しない異物Iがカセット・
ドア3に当たったりすると、カセット・ドア3と一体に
カセット・ホルダ4が容易に係止を解除されてしまい、
カセット・ドアの開蓋時の安全性が欠けていた。
ット・ドア・開蓋機構では、図3(C)を用いて説明し
たように、カセット装着位置で係止されているカセット
・ホルダ4をカセット挿脱位置に戻すには、カセット・
ドア3の上方を手指Hで押圧すればカセット・ホルダ4
の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッチ用カム部7b
から係止を解除されるものの、カセット・ドア3と一体
にカセット・ホルダ4がカセット装着位置で係止されて
いる状態で、予期しない動作によりカセット・ドア3が
押圧されたり、あるいは予期しない異物Iがカセット・
ドア3に当たったりすると、カセット・ドア3と一体に
カセット・ホルダ4が容易に係止を解除されてしまい、
カセット・ドアの開蓋時の安全性が欠けていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、カセット・ドアを一体的に設
け、且つ、該カセット・ドアの裏面側の下方に係止用ボ
スを一体的に設け、テープカセットを挿脱するために筐
体から突出したカセット挿脱位置と、前記テープカセッ
トを装着するために前記筐体内のカセット装着位置との
間を往復動するカセット・ホルダと、前記カセット・ド
アと一体にカセット・ホルダをカセット挿脱位置側に付
勢する手段と、前記筐体内に回動自在に支持され、前記
カセット・ホルダがカセット装着位置に至った際に前記
係止用ボスを係止するラッチ爪と、前記カセット・ドア
又はカセット・ホルダに回動自在に支持され、該カセッ
ト・ドアの裏面側に設けた回動支点を介して一端側に操
作ノブ部を形成してこの操作ノブ部を該カセット・ドア
の表面側に露出させ、且つ、前記回動支点を介した他端
側に前記ラッチ爪と略対向して係止解除阻止部を形成し
たカセット・ドア・開蓋釦と、前記カセット・ドア・開
蓋釦の操作ノブ部を該カセット・ドアの表面側に突出す
る方向に付勢する手段とを具備してなり、前記カセット
・ホルダ側の前記係止用ボスが前記ラッチ爪によってカ
セット装着位置で係止されている際、前記カセット・ド
アを押圧する動作により前記カセット・ドア・開蓋釦の
係止解除阻止部で前記ラッチ爪の係止解除方向の回動を
阻止する一方、前記カセット・ドア・開蓋釦の前記操作
ノブ部を押圧する動作により該カセット・ドア・開蓋釦
の前記係止解除阻止部を前ラッチ爪の係止解除方向への
回動を許容するように退避させることを特徴とするカセ
ット・ドア・セーフティ開蓋機構を提供するものであ
る。
てなされたものであり、カセット・ドアを一体的に設
け、且つ、該カセット・ドアの裏面側の下方に係止用ボ
スを一体的に設け、テープカセットを挿脱するために筐
体から突出したカセット挿脱位置と、前記テープカセッ
トを装着するために前記筐体内のカセット装着位置との
間を往復動するカセット・ホルダと、前記カセット・ド
アと一体にカセット・ホルダをカセット挿脱位置側に付
勢する手段と、前記筐体内に回動自在に支持され、前記
カセット・ホルダがカセット装着位置に至った際に前記
係止用ボスを係止するラッチ爪と、前記カセット・ドア
又はカセット・ホルダに回動自在に支持され、該カセッ
ト・ドアの裏面側に設けた回動支点を介して一端側に操
作ノブ部を形成してこの操作ノブ部を該カセット・ドア
の表面側に露出させ、且つ、前記回動支点を介した他端
側に前記ラッチ爪と略対向して係止解除阻止部を形成し
たカセット・ドア・開蓋釦と、前記カセット・ドア・開
蓋釦の操作ノブ部を該カセット・ドアの表面側に突出す
る方向に付勢する手段とを具備してなり、前記カセット
・ホルダ側の前記係止用ボスが前記ラッチ爪によってカ
セット装着位置で係止されている際、前記カセット・ド
アを押圧する動作により前記カセット・ドア・開蓋釦の
係止解除阻止部で前記ラッチ爪の係止解除方向の回動を
阻止する一方、前記カセット・ドア・開蓋釦の前記操作
ノブ部を押圧する動作により該カセット・ドア・開蓋釦
の前記係止解除阻止部を前ラッチ爪の係止解除方向への
回動を許容するように退避させることを特徴とするカセ
ット・ドア・セーフティ開蓋機構を提供するものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるカセット・
ドア・セーフティ開蓋機構の一実施例を図1及び図2を
参照して詳細に説明する。
ドア・セーフティ開蓋機構の一実施例を図1及び図2を
参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係わるカセット・ドア・セ
ーフティ開蓋機構を説明するための側面図であり、
(A)はカセット・ドアを開蓋した状態を示し、(B)
はカセット・ドアと一体にカセット・ホルダがカセット
装着位置に係止されている状態を示した図、図2は本発
明に係わるカセット・ドア・セーフティ開蓋機構におい
て、カセット・ドアを安全に開蓋する動作を説明するた
めの側面図であり、(A)はカセット・ドアと一体にカ
セット・ホルダがカセット装着位置に係止されている時
にカセット・ドアを押圧した状態を示し、(B)はカセ
ット・ドアと一体にカセット・ホルダがカセット装着位
置に係止されている時にカセット・ドア・開蓋釦を操作
してカセット・ホルダの係止を解除する状態を示した図
である。
ーフティ開蓋機構を説明するための側面図であり、
(A)はカセット・ドアを開蓋した状態を示し、(B)
はカセット・ドアと一体にカセット・ホルダがカセット
装着位置に係止されている状態を示した図、図2は本発
明に係わるカセット・ドア・セーフティ開蓋機構におい
て、カセット・ドアを安全に開蓋する動作を説明するた
めの側面図であり、(A)はカセット・ドアと一体にカ
セット・ホルダがカセット装着位置に係止されている時
にカセット・ドアを押圧した状態を示し、(B)はカセ
ット・ドアと一体にカセット・ホルダがカセット装着位
置に係止されている時にカセット・ドア・開蓋釦を操作
してカセット・ホルダの係止を解除する状態を示した図
である。
【0015】尚、説明の便宜上、先に従来例で示した構
成部材と同一構成部材に対しては同一の符号を付して説
明し、且つ、従来例と異なる構成部材に新たな符号を付
す共に、この実施例では従来例と異なる点を中心に説明
する。
成部材と同一構成部材に対しては同一の符号を付して説
明し、且つ、従来例と異なる構成部材に新たな符号を付
す共に、この実施例では従来例と異なる点を中心に説明
する。
【0016】図1(A),(B)に示した本発明に係わ
るカセット・ドア・セーフティ開蓋機構において、従来
と同様に、外装となる筐体(キャビネット)1内のシャ
ーシ2の上方には、カセット・ドア3と一体にカセット
・ホルダ4が、テープカセットTを挿脱するために筐体
1の上面1aを開口した開口部1bから突出したカセッ
ト挿脱位置と、テープカセットTを装着するために筐体
1内のカセット装着位置との間を図示の上下方向に往復
動できるようにポップアップ式に設けられている。この
際、カセット・ドア3と一体にカセット・ホルダ4は、
ネジリバネ6によって軸5を中心にカセット挿脱位置側
(反時計方向)に付勢されている。
るカセット・ドア・セーフティ開蓋機構において、従来
と同様に、外装となる筐体(キャビネット)1内のシャ
ーシ2の上方には、カセット・ドア3と一体にカセット
・ホルダ4が、テープカセットTを挿脱するために筐体
1の上面1aを開口した開口部1bから突出したカセッ
ト挿脱位置と、テープカセットTを装着するために筐体
1内のカセット装着位置との間を図示の上下方向に往復
動できるようにポップアップ式に設けられている。この
際、カセット・ドア3と一体にカセット・ホルダ4は、
ネジリバネ6によって軸5を中心にカセット挿脱位置側
(反時計方向)に付勢されている。
【0017】更に、従来と同様に、カセット・ホルダ4
の左右の側板のうち一方の側板4bには、係止用ボス4
b1が外側に向かって一体的に突出形成されている。一
方、シャーシ2上には、カセット・ホルダ4の係止用ボ
ス4b1と略対向して従来と同様にω状開口部7a及び
ラッチ用カム部7bを形成したプッシュプル・タイプの
ラッチ爪7が軸8を中心に係止方向(時計方向)及び係
止解除方向に回動自在に支持されている。この際、ラッ
チ爪7を支持する軸8には圧縮バネ9が嵌入されてお
り、ラッチ爪7が係止方向(時計方向)に回動している
時に圧縮バネ9の付勢力でラッチ爪7は略直立の姿勢を
取り、且つ、シャーシ2を切り起こしたストッパ片2a
によって略直立の姿勢を取るように時計方向への回動を
規制されている。
の左右の側板のうち一方の側板4bには、係止用ボス4
b1が外側に向かって一体的に突出形成されている。一
方、シャーシ2上には、カセット・ホルダ4の係止用ボ
ス4b1と略対向して従来と同様にω状開口部7a及び
ラッチ用カム部7bを形成したプッシュプル・タイプの
ラッチ爪7が軸8を中心に係止方向(時計方向)及び係
止解除方向に回動自在に支持されている。この際、ラッ
チ爪7を支持する軸8には圧縮バネ9が嵌入されてお
り、ラッチ爪7が係止方向(時計方向)に回動している
時に圧縮バネ9の付勢力でラッチ爪7は略直立の姿勢を
取り、且つ、シャーシ2を切り起こしたストッパ片2a
によって略直立の姿勢を取るように時計方向への回動を
規制されている。
【0018】ここで、本発明の要部となるカセット・ド
ア3を安全に開蓋するためのカセット・ドア・開蓋釦
(オープン・ボタン)10について説明する。
ア3を安全に開蓋するためのカセット・ドア・開蓋釦
(オープン・ボタン)10について説明する。
【0019】上記カセット・ドア・開蓋釦10はカセッ
ト・ドア3の裏面3a又はカセット・ホルダ4の一方の
側板4bに回動支点(以下、軸11と記す)を介して回
動自在に支持されており、シャーシ2に回動自在に支持
したラッチ爪7と略対向してラッチ爪7の上方に設けら
れている。従って、カセット・ドア3,カセット・ホル
ダ4,カセット・ドア・開蓋釦10は一体となってカセ
ット挿脱位置とカセット装着位置との間を上下動できる
ようになっている。
ト・ドア3の裏面3a又はカセット・ホルダ4の一方の
側板4bに回動支点(以下、軸11と記す)を介して回
動自在に支持されており、シャーシ2に回動自在に支持
したラッチ爪7と略対向してラッチ爪7の上方に設けら
れている。従って、カセット・ドア3,カセット・ホル
ダ4,カセット・ドア・開蓋釦10は一体となってカセ
ット挿脱位置とカセット装着位置との間を上下動できる
ようになっている。
【0020】また、カセット・ドア・開蓋釦10は、樹
脂材を用いて一体形成されており、カセット・ドア3の
裏面3a側に設けた軸11を介して一端側に操作ノブ部
10aが形成され、且つ、軸11を介した他端側に係止
解除阻止部(以下、係止解除阻止用凹部と記す)10b
とこれに連接した板バネ部10cとが形成されている。
脂材を用いて一体形成されており、カセット・ドア3の
裏面3a側に設けた軸11を介して一端側に操作ノブ部
10aが形成され、且つ、軸11を介した他端側に係止
解除阻止部(以下、係止解除阻止用凹部と記す)10b
とこれに連接した板バネ部10cとが形成されている。
【0021】ここで、上記操作ノブ部10aは、カセッ
ト・ドア3の前方に開口したノブ用孔3aを下方から臨
んでカセット・ドア3の表面3b側に露出させて、上方
部位をカセット・ドア3の表面3bから僅かに突出させ
ている。また、上記係止解除阻止用凹部10bはカセッ
トホルダ4の係止用ボス4b1より上方に設けられてラ
ッチ爪7と略対向しており、カセット・ドア3と一体に
カセット・ホルダ4が、カセット装着位置に至っている
時に、係止解除阻止用凹部10b内にラッチ爪7の上方
部位が進入できるように下方に向かって凹状に形成され
ている。更に、上記板バネ部10cは樹脂材の弾性力が
発揮できるように薄板状に形成され、且つ、板バネ部1
0cの弾性力で操作ノブ部10a側がカセット・ドア3
の表面3b側に突出する方向(反時計方向)に付勢され
ていると共に、板バネ部10cはカセット・ドア3又は
カセット・ホルダ4に設けた位置規制リブ部12によっ
て位置規制されている。この際、の位置規制リブ部12
には支点状の凸部12a〜12cが上下に突出形成され
ており、凸部12a,12bとで板バネ部10cの左端
を上下に挟持し、且つ、凸部12cで板バネ部10cの
右端の下面側のみを支持している。
ト・ドア3の前方に開口したノブ用孔3aを下方から臨
んでカセット・ドア3の表面3b側に露出させて、上方
部位をカセット・ドア3の表面3bから僅かに突出させ
ている。また、上記係止解除阻止用凹部10bはカセッ
トホルダ4の係止用ボス4b1より上方に設けられてラ
ッチ爪7と略対向しており、カセット・ドア3と一体に
カセット・ホルダ4が、カセット装着位置に至っている
時に、係止解除阻止用凹部10b内にラッチ爪7の上方
部位が進入できるように下方に向かって凹状に形成され
ている。更に、上記板バネ部10cは樹脂材の弾性力が
発揮できるように薄板状に形成され、且つ、板バネ部1
0cの弾性力で操作ノブ部10a側がカセット・ドア3
の表面3b側に突出する方向(反時計方向)に付勢され
ていると共に、板バネ部10cはカセット・ドア3又は
カセット・ホルダ4に設けた位置規制リブ部12によっ
て位置規制されている。この際、の位置規制リブ部12
には支点状の凸部12a〜12cが上下に突出形成され
ており、凸部12a,12bとで板バネ部10cの左端
を上下に挟持し、且つ、凸部12cで板バネ部10cの
右端の下面側のみを支持している。
【0022】そして、図1(A)に示した如く、カセッ
ト・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカ
セット・ホルダ4がネジリバネ6の付勢力で上方のカセ
ット挿脱位置に至っている時にテープカセットTを挿入
した後、カセット・ドア3を上方から手指Hで下方に向
かって押圧すると、カセット・ドア3及びカセット・ド
ア・開蓋釦10と一体にカセット・ホルダ4がネジリバ
ネ6の付勢力に抗して軸5を中心に時計方向に回動して
筐体1内に向かって下降する。
ト・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカ
セット・ホルダ4がネジリバネ6の付勢力で上方のカセ
ット挿脱位置に至っている時にテープカセットTを挿入
した後、カセット・ドア3を上方から手指Hで下方に向
かって押圧すると、カセット・ドア3及びカセット・ド
ア・開蓋釦10と一体にカセット・ホルダ4がネジリバ
ネ6の付勢力に抗して軸5を中心に時計方向に回動して
筐体1内に向かって下降する。
【0023】次に、図1(B)に示した如く、カセット
・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセ
ット・ホルダ4がカセット装着位置に至ると、カセット
・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッチ用
カム部7bに係止される。この状態では、カセット・ド
ア・開蓋釦10は回動することなく、操作ノブ部10a
がカセット・ドア3のノブ用孔3a内に進入して上方部
位をノブ用孔3aから突出させ、且つ、係止解除阻止用
凹部10bがカセットホルダ4の係止用ボス4b1より
上方でラッチ爪7の上方部位と略対向しているものの、
ラッチ爪7の上方部位は係止解除阻止用凹部10b内に
殆ど進入していなく、更に、板バネ部10cは位置規制
リブ部12によって上下を位置規制されながら、操作ノ
ブ部10aをカセット・ドア3の表面3b側に突出する
方向に付勢している。ここで、カセット・ホルダ4がカ
セット装着位置に至った状態では、カセット・ホルダ4
内に搭載したテープカセットTのみがカセット・ホルダ
4の底板4aの上方に浮いた状態で筐体1内の位置決め
部1c上に固定される。一方、カセット・ドア3及びカ
セット・ドア・開蓋釦10と一体にカセット・ホルダ4
はラッチ爪7に係止されたまま、カセット・ドア3を手
指Hで更に押圧すれば、カセット・ホルダ4の係止用ボ
ス4b1の解除時のストロークS分だけカセット・ドア
3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセット・
ホルダ4が更に下降できる状態となっている。
・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセ
ット・ホルダ4がカセット装着位置に至ると、カセット
・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッチ用
カム部7bに係止される。この状態では、カセット・ド
ア・開蓋釦10は回動することなく、操作ノブ部10a
がカセット・ドア3のノブ用孔3a内に進入して上方部
位をノブ用孔3aから突出させ、且つ、係止解除阻止用
凹部10bがカセットホルダ4の係止用ボス4b1より
上方でラッチ爪7の上方部位と略対向しているものの、
ラッチ爪7の上方部位は係止解除阻止用凹部10b内に
殆ど進入していなく、更に、板バネ部10cは位置規制
リブ部12によって上下を位置規制されながら、操作ノ
ブ部10aをカセット・ドア3の表面3b側に突出する
方向に付勢している。ここで、カセット・ホルダ4がカ
セット装着位置に至った状態では、カセット・ホルダ4
内に搭載したテープカセットTのみがカセット・ホルダ
4の底板4aの上方に浮いた状態で筐体1内の位置決め
部1c上に固定される。一方、カセット・ドア3及びカ
セット・ドア・開蓋釦10と一体にカセット・ホルダ4
はラッチ爪7に係止されたまま、カセット・ドア3を手
指Hで更に押圧すれば、カセット・ホルダ4の係止用ボ
ス4b1の解除時のストロークS分だけカセット・ドア
3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセット・
ホルダ4が更に下降できる状態となっている。
【0024】次に、本発明の要部となるカセット・ドア
3を安全に開蓋する動作について、図2を用いて説明す
る。
3を安全に開蓋する動作について、図2を用いて説明す
る。
【0025】図2(A)に示した如く、カセット・ドア
3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセット・
ホルダ4がカセット装着位置に至っている時に、カセッ
ト・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッチ
用カム部7bに係止されている状態で、予期しない動作
によりカセット・ドア3が押圧されたり、もしくは予期
しない異物Iがカセット・ドア3に当たったりすると、
カセット・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一
体にカセット・ホルダ4が係止されたまま更に下降す
る。この時、カセット・ドア・開蓋釦10の操作ノブ部
10aは押圧されていないので、カセット・ドア・開蓋
釦10は回動することなく、しかもカセット・ホルダ4
の下降動作に伴ってカセット・ドア・開蓋釦10はラッ
チ爪7の上方部位に接近し、セット・ドア・開蓋釦10
の係止解除阻止用凹部10b内にラッチ爪7の上方部位
が進入する。ここで、カセット・ドア3の押圧動作でラ
ッチ爪7が係止を解除するように軸8を中心に反時計方
向に回動しても、ラッチ爪7の上方部位が係止解除阻止
用凹部10bの図示左方の壁に当接してしまい、ラッチ
爪7の反時計方向への回動が阻止されるので、カセット
・ホルダ4は係止を解除されないままの状態となる。従
って、予期せずにカセット・ドア3が押圧されても、カ
セット・ドア・開蓋釦10によってカセット・ドア3と
一体にカセット・ホルダ4は係止を解除されないため、
安全性を備えることになる。
3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセット・
ホルダ4がカセット装着位置に至っている時に、カセッ
ト・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7のラッチ
用カム部7bに係止されている状態で、予期しない動作
によりカセット・ドア3が押圧されたり、もしくは予期
しない異物Iがカセット・ドア3に当たったりすると、
カセット・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一
体にカセット・ホルダ4が係止されたまま更に下降す
る。この時、カセット・ドア・開蓋釦10の操作ノブ部
10aは押圧されていないので、カセット・ドア・開蓋
釦10は回動することなく、しかもカセット・ホルダ4
の下降動作に伴ってカセット・ドア・開蓋釦10はラッ
チ爪7の上方部位に接近し、セット・ドア・開蓋釦10
の係止解除阻止用凹部10b内にラッチ爪7の上方部位
が進入する。ここで、カセット・ドア3の押圧動作でラ
ッチ爪7が係止を解除するように軸8を中心に反時計方
向に回動しても、ラッチ爪7の上方部位が係止解除阻止
用凹部10bの図示左方の壁に当接してしまい、ラッチ
爪7の反時計方向への回動が阻止されるので、カセット
・ホルダ4は係止を解除されないままの状態となる。従
って、予期せずにカセット・ドア3が押圧されても、カ
セット・ドア・開蓋釦10によってカセット・ドア3と
一体にカセット・ホルダ4は係止を解除されないため、
安全性を備えることになる。
【0026】次に、図2(B)に示した如く、カセット
・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセ
ット・ホルダ4がカセット装着位置に至っている時に、
カセット・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7の
ラッチ用カム部7bに係止されている状態から係止を解
除する場合には、カセット・ドア3を押圧することな
く、カセット・ドア・開蓋釦10の操作ノブ部10aを
手指Hで下方に押すと、カセット・ドア・開蓋釦10は
板バネ部10cの付勢力に抗して軸11を中心に時計方
向に回動し、これに伴って、軸11を介した係止解除阻
止用凹部10b側が上方に持ち上げられてラッチ爪7の
上方部位から離れる。従って、カセット・ドア・開蓋釦
10の係止解除阻止用凹部10bがラッチ爪7の係止解
除方向への回動を許容するように退避するので、ラッチ
爪7は係止解除阻止用凹部10bに当接することなく係
止を解除する方向(反時計方向)に回動できるようにな
る。この状態でカセット・ドア・開蓋釦10を更に押圧
すれば、カセット・ホルダ4の係止を解除できる。
・ドア3及びカセット・ドア・開蓋釦10と一体にカセ
ット・ホルダ4がカセット装着位置に至っている時に、
カセット・ホルダ4の係止用ボス4b1がラッチ爪7の
ラッチ用カム部7bに係止されている状態から係止を解
除する場合には、カセット・ドア3を押圧することな
く、カセット・ドア・開蓋釦10の操作ノブ部10aを
手指Hで下方に押すと、カセット・ドア・開蓋釦10は
板バネ部10cの付勢力に抗して軸11を中心に時計方
向に回動し、これに伴って、軸11を介した係止解除阻
止用凹部10b側が上方に持ち上げられてラッチ爪7の
上方部位から離れる。従って、カセット・ドア・開蓋釦
10の係止解除阻止用凹部10bがラッチ爪7の係止解
除方向への回動を許容するように退避するので、ラッチ
爪7は係止解除阻止用凹部10bに当接することなく係
止を解除する方向(反時計方向)に回動できるようにな
る。この状態でカセット・ドア・開蓋釦10を更に押圧
すれば、カセット・ホルダ4の係止を解除できる。
【0027】従って、使用者の意思でカセット・ホルダ
4の係止を解除する場合には、カセット・ドア・開蓋釦
10を操作すれば、カセット・ドア3を安全に開蓋でき
る。
4の係止を解除する場合には、カセット・ドア・開蓋釦
10を操作すれば、カセット・ドア3を安全に開蓋でき
る。
【0028】尚、ここでの詳述を省略するものの、筐体
1内のカセット装着位置でカセット・ホルダ4に搭載し
たテープカセットT内の磁気テープ(図示せず)が走行
している時には、図示しないストップ釦などと連動して
カセット・ホルダ4の係止解除をメカルカニに阻止する
手段が一般的に設けられており、これにより、磁気テー
プの走行中にはストップ釦などを操作しない限り、カセ
ット・ドア・開蓋釦10によるカセット・ホルダ4の係
止を解除できないようになっている。
1内のカセット装着位置でカセット・ホルダ4に搭載し
たテープカセットT内の磁気テープ(図示せず)が走行
している時には、図示しないストップ釦などと連動して
カセット・ホルダ4の係止解除をメカルカニに阻止する
手段が一般的に設けられており、これにより、磁気テー
プの走行中にはストップ釦などを操作しない限り、カセ
ット・ドア・開蓋釦10によるカセット・ホルダ4の係
止を解除できないようになっている。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるカセット・
ドア・セーフティ開蓋機構によると、カセット・ドア又
はカセット・ホルダにカセット・ドア・開蓋釦を回動自
在に支持して、カセット・ドアを一体的に設けたカセッ
ト・ホルダ側の係止用ボスを、筐体内に回動自在に支持
したラッチ爪によってカセット装着位置で係止している
際、カセット・ドアを押圧する動作によりカセット・ド
ア・開蓋釦の係止解除阻止部でラッチ爪の係止解除方向
の回動を阻止する一方、カセット・ドア・開蓋釦の操作
ノブ部を押圧する動作によりカセット・ドア・開蓋釦の
係止解除阻止部をラッチ爪の係止解除方向への回動を許
容するように退避させているので、予期せずにカセット
・ドアが押圧されても、カセット・ドア・開蓋釦によっ
てカセット・ドアと一体にカセット・ホルダは係止を解
除されないため、安全性を備えることになると共に、使
用者の意思でカセット・ホルダの係止を解除する場合
に、カセット・ドア・開蓋釦を操作すれば、カセット・
ドアを安全に開蓋できる。
ドア・セーフティ開蓋機構によると、カセット・ドア又
はカセット・ホルダにカセット・ドア・開蓋釦を回動自
在に支持して、カセット・ドアを一体的に設けたカセッ
ト・ホルダ側の係止用ボスを、筐体内に回動自在に支持
したラッチ爪によってカセット装着位置で係止している
際、カセット・ドアを押圧する動作によりカセット・ド
ア・開蓋釦の係止解除阻止部でラッチ爪の係止解除方向
の回動を阻止する一方、カセット・ドア・開蓋釦の操作
ノブ部を押圧する動作によりカセット・ドア・開蓋釦の
係止解除阻止部をラッチ爪の係止解除方向への回動を許
容するように退避させているので、予期せずにカセット
・ドアが押圧されても、カセット・ドア・開蓋釦によっ
てカセット・ドアと一体にカセット・ホルダは係止を解
除されないため、安全性を備えることになると共に、使
用者の意思でカセット・ホルダの係止を解除する場合
に、カセット・ドア・開蓋釦を操作すれば、カセット・
ドアを安全に開蓋できる。
【図1】本発明に係わるカセット・ドア・セーフティ開
蓋機構を説明するための側面図である。
蓋機構を説明するための側面図である。
【図2】本発明に係わるカセット・ドア・セーフティ開
蓋機構において、カセット・ドアを安全に開蓋する動作
を説明するための側面図である。
蓋機構において、カセット・ドアを安全に開蓋する動作
を説明するための側面図である。
【図3】従来のカセット・ドア・セーフティ開蓋機構を
説明するための側面図である。
説明するための側面図である。
1…筐体、3…カセット・ドア、3a…裏面、3b…表
面、 4…カセット・ホルダ、4a…係止用ボス、 6…カセット・ホルダを付勢する手段(ネジリバネ)、 7…ラッチ爪、 10…カセット・ドア・開蓋釦、 10a…操作ノブ部、10b…係止解除阻止部(係止解
除阻止用凹部)、 10c…カセット・ドア・開蓋釦を付勢する手段(板バ
ネ部)、 11…回動支点(軸)、 T…テープカセット。
面、 4…カセット・ホルダ、4a…係止用ボス、 6…カセット・ホルダを付勢する手段(ネジリバネ)、 7…ラッチ爪、 10…カセット・ドア・開蓋釦、 10a…操作ノブ部、10b…係止解除阻止部(係止解
除阻止用凹部)、 10c…カセット・ドア・開蓋釦を付勢する手段(板バ
ネ部)、 11…回動支点(軸)、 T…テープカセット。
Claims (1)
- 【請求項1】カセット・ドアを一体的に設け、且つ、該
カセット・ドアの裏面側の下方に係止用ボスを一体的に
設け、テープカセットを挿脱するために筐体から突出し
たカセット挿脱位置と、前記テープカセットを装着する
ために前記筐体内のカセット装着位置との間を往復動す
るカセット・ホルダと、 前記カセット・ドアと一体にカセット・ホルダをカセッ
ト挿脱位置側に付勢する手段と、 前記筐体内に回動自在に支持され、前記カセット・ホル
ダがカセット装着位置に至った際に前記係止用ボスを係
止するラッチ爪と、 前記カセット・ドア又はカセット・ホルダに回動自在に
支持され、該カセット・ドアの裏面側に設けた回動支点
を介して一端側に操作ノブ部を形成してこの操作ノブ部
を該カセット・ドアの表面側に露出させ、且つ、前記回
動支点を介した他端側に前記ラッチ爪と略対向して係止
解除阻止部を形成したカセット・ドア・開蓋釦と、 前記カセット・ドア・開蓋釦の操作ノブ部を該カセット
・ドアの表面側に突出する方向に付勢する手段とを具備
してなり、 前記カセット・ホルダ側の前記係止用ボスが前記ラッチ
爪によってカセット装着位置で係止されている際、前記
カセット・ドアを押圧する動作により前記カセット・ド
ア・開蓋釦の係止解除阻止部で前記ラッチ爪の係止解除
方向の回動を阻止する一方、前記カセット・ドア・開蓋
釦の前記操作ノブ部を押圧する動作により該カセット・
ドア・開蓋釦の前記係止解除阻止部を前ラッチ爪の係止
解除方向への回動を許容するように退避させることを特
徴とするカセット・ドア・セーフティ開蓋機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08327960A JP3116999B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | カセット・ドア・セーフティ開蓋機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08327960A JP3116999B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | カセット・ドア・セーフティ開蓋機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10154365A JPH10154365A (ja) | 1998-06-09 |
JP3116999B2 true JP3116999B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=18204940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08327960A Expired - Fee Related JP3116999B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | カセット・ドア・セーフティ開蓋機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116999B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7170823B1 (ja) | 2021-11-22 | 2022-11-14 | 和仁 岩淵 | 鑑賞用置物 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001049932A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-20 | Fujitsu Ltd | 扉開閉機構 |
KR100461646B1 (ko) * | 2002-05-03 | 2004-12-14 | 엘지전자 주식회사 | 매체입출용 도어개폐장치 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP08327960A patent/JP3116999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7170823B1 (ja) | 2021-11-22 | 2022-11-14 | 和仁 岩淵 | 鑑賞用置物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10154365A (ja) | 1998-06-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |