JP2542068Y2 - 鉛筆芯容器 - Google Patents

鉛筆芯容器

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JP2542068Y2
JP2542068Y2 JP8102792U JP8102792U JP2542068Y2 JP 2542068 Y2 JP2542068 Y2 JP 2542068Y2 JP 8102792 U JP8102792 U JP 8102792U JP 8102792 U JP8102792 U JP 8102792U JP 2542068 Y2 JP2542068 Y2 JP 2542068Y2
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恭夫 村越
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Tombow Pencil Co Ltd
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Tombow Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は繰出鉛筆の鉛芯などの
替芯容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の替芯容器において、操作
片の押圧により弾性片を介して容器の取出口を開閉する
ものがあり(実開平1−131579号公報参照)、ま
た回動自在に軸着する操作片自体により上記取出口を開
閉するもの(実開昭62−147584号公報参照)ま
た、蓋体と容器本体よりなり、弾性体を介して軸着する
容器本体の開口を蓋体により開閉するもの(実開昭58
−166492号公報参照)も提案されており、いずれ
も替芯容器内の鉛芯を取出口より順次取出すようにした
ものである。
【0003】しかしながら、上記従来のものはいずれも
構成が複雑であり、開閉操作が不正確となるものであ
る。すなわち、実開平1−131579号のものにおい
ては、弾性片が芯押上部の上昇と蓋片の開放(押上げ)
を同時に行うために強力なものでなければならないが、
強力であればある程押ボタンの操作を強い力で押圧しな
ければならず、簡単な芯の取り出しが困難となり、弱け
れば蓋閉鎖が不充分で鉛芯が不用意に外部に脱落し、そ
の調整が複雑となるものである。
【0004】次に、実開昭62−147584号の場
合、第1図に示すものは軸着する操作体と係合突起によ
りその開閉を行うものではあるが、弾性体を用い自動的
に復帰しないため作動が不正確となり、鉛芯の外部の脱
落を阻止できないものであり、揆条を用いる第3図の場
合も構造が複雑で実用性がない。
【0005】更に、実開昭58−166492号の場合
は、容器本体と蓋体を軸着し、弾性片を介して蓋体の取
出口を本体開口縁で閉鎖するものであるが、取出口と本
体開口縁の位置の整合が困難で不安定であり、鉛芯が本
体開口部より脱落するおそれがあるものである。
【0006】そこで、更に、容器本体とこれに嵌合する
蓋体とよりなり、蓋体に回動自在に軸着する操作体には
弾性片と係合突起を設け、弾性片の自由端を蓋体内の係
止部に当接するとともに、操作体の係合突起を蓋体の係
合部に係合して、蓋体上部の取出口を操作体上部により
閉鎖してなる鉛筆芯容器が提案された(実願平4−46
787号)。
【0007】ところで、上記従来の、薄幅の容器本体と
これに嵌合する蓋体及び、この蓋体に嵌合して回動自在
に軸着する操作体よりなる鉛筆芯容器における、容器本
体と蓋体との嵌合固定は、容器本体の側縁部に係合突条
を長手方向に設けるとともに、蓋体内部に断続的に係合
体を設け、この係合突条と係合体とを係合させることに
よって行われていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の、容器本体とこれに嵌合する蓋体及び、この蓋体に
嵌合して回動自在に軸着する操作体よりなる鉛筆芯容器
における、容器本体と蓋体との嵌合固定機構は、係合突
条の設けられる容器本体の側縁部がプラスチックによっ
て構成された上、容器本体の長手方向に延設されてある
程度の面積を有し、しかも蓋体と嵌合するために肉薄に
構成されているため、容器本体内部方向に弾性を有する
ことから、その側縁部上に設けられる係合突条と係合体
との係合が離反し易いという欠点があるものである。
【0009】そこで、この考案は上記従来のものの欠点
を改良したものであり、容器本体とこれに嵌合する蓋体
及び、この蓋体に嵌合して回動自在に軸着する操作体よ
りなる鉛筆芯容器の有する長所を維持しつつ、容器本体
と蓋体との嵌合固定又は操作体の作動を確実にしようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、この考案
は、容器本体とこれに嵌合する蓋体、この蓋体に嵌合し
て回動自在に軸着する操作体よりなり、容器本体の側縁
部に係突起を設けるとともに、蓋体の内壁面にこの
突起の係合する係溝を設けてなるものであり、更に
は、操作体に係止体を設け、この係止体に係止する蓋体
の係止孔を設け、これらの係止により蓋体上部の取出口
を操作体上部により開放もしくは閉鎖状態に保持してな
るものである。
【0011】
【作用】上記の構成をもつので、係合突起の設けられる
容器本体の側縁部は短辺であるため、肉薄のプラスチッ
クによって構成されていても、殆ど弾性を有さず、係
突起と蓋体の内壁面に設けられる係溝との係合を強固
にすることができ、容器本体と蓋体との嵌合固定を確実
に行うことができるものであり、その上、操作体の弾性
片により適度の弾性を与えるとともに、操作体の係止体
と蓋体の係止孔が係止することにより、蓋体上部の取出
口を閉鎖又は開放状態に保持して、操作体の作動を確実
にすることができる。
【0012】
【実施例】この考案を図に示す実施例により更に詳細に
説明する。(1)は操作体、(2)は蓋体、(3)は容
器本体であり、操作体(1)はそのほぼ中央の軸受孔
(4)に蓋体(2)の内壁に設ける突出軸(8)に嵌合
して、蓋体(2)内に収納されるとともに、操作体
(1)の蓋体(2)内に嵌合する側に弾性片(6)を一
体に形成し、下方の自由端は、蓋体(2)内係止部
(9)に当接する。
【0013】(7)は操作体(1)の下方に設けられる
止体であり、蓋体(2)内に嵌合するに当り、蓋体
(2)内壁に設ける係止孔(12)に係し、操作体
(1)の上端縁が蓋体(2)の上端縁に密着してその状
態を保持する。操作体(1)の凹部(5)は、操作体
(1)を蓋体(2)の突出軸(8)に嵌合軸着するに当
り、軸(4)の嵌合を容易にするように案内する凹部で
ある。(10)は蓋体(2)の底部で、容器本体(3)
の底部とともに収容空間(19)を形成し、(11)は
蓋体(2)の強度を保持するとともに蓋体(2)が容器
本体(3)に嵌合する時、容器本体(3)内に圧入係合
されるためのリブである。
【0014】内部に鉛芯(替芯)を収容する容器本体
(3)は蓋体(2)に側縁部(14)において嵌合し、
この側方は蓋体(2)に向い開放され鉛芯の収容空間
(19)を形成する。(15)は上部係合突起であっ
て、側縁部(14)の上部端縁上に、その上部端縁に平
行して設けられ、蓋体(2)の上部内壁面において上部
係合突起(15)と係合するように設けられた上部係合
溝(17)に係合し、(16)は下部係合突起であっ
て、側縁部(14)の下部端縁下に、その下部端縁に平
行して設けられるとともに、蓋体(2)の下部内壁面に
おいて下部係合突起(16)と係合するように設けられ
た下部係合溝(18)への係合を容易にするよう、容器
本体(3)側へ向かって下方へ傾斜して設けられてい
る。そして、両者すなわち係合突起と係合溝の係合によ
り、容器本体(3)と蓋体(2)とを合体させる。(2
0)は操作体(1)と蓋体(2)の上端縁の対向縁に形
成される取出口であり、操作体(1)の弾性片(6)の
復帰力の弾性により軸受孔(4)を中心として操作体
(1)を回動させ、蓋体(2)の端縁に当接して、この
実施例の場合は蓋体(2)と操作体(1)により形成さ
れる取出口(20)を閉鎖する。
【0015】実施例は以上のとおり構成されるので、操
作体(1)の軸受孔(4)に蓋体(2)内部の突出軸
(8)を嵌合して操作体(1)と蓋体(2)を一体とし
た上、容器本体(3)の上部係合突起(15)と蓋体
(2)の上部係合溝(17)とを係合させるとともに、
容器本体(3)の下部係合突起(16)と蓋体(2)の
下部係合溝(18)とを係合させることにより、容器本
体(3)と蓋体(2)と操作体(1)とを一体として、
鉛筆芯容器を形成する。そして、該容器の取出口(2
0)の開閉にあたっては、以下の通り操作を行う。すな
わち、操作体(1)の下方の弾性片(6)下方を蓋体
(2)に当接し、その弾性に抗して容器本体(3)側へ
押圧すると、突出軸(8)を中心として操作体(1)が
回動し取出口(20)が開放され、この状態で容器を傾
斜することにより内部に収容する鉛芯を取出口(20)
より取出すことができ、一方、操作体(1)の押圧を停
止すれば、操作体(1)の弾性片(6)の弾性により操
作体(1)を原位置に復帰させるように回動させるか
ら、操作体(1)の容器本体(3)との対向端縁は密着
し、取出口(20)を閉鎖することとなる。そして、取
出口(20)を閉鎖すると同時に、操作体(1)の係
(7)は蓋体(2)の係止孔(12)に係し、操作
体(1)の回動することを防止して、みだりに取出口
(20)の開放することがない。また、上記係止体
(7)と係止孔(12)の係止は、取出口(20)が開
放位置にある場合に、操作体(1)と蓋体(2)がクリ
ック係止状態におかれるようにすることができ、このよ
うにすることにより、取出口より鉛芯の取出しを円滑に
できる。
【0016】
【考案の効果】以上のとおりであるから、この考案は従
来より提案されている容器本体とこれに嵌合する蓋体及
び、該蓋体に嵌合して回動自在に軸着する操作体よりな
る鉛筆芯容器において、その従来例の有する効果を維持
しつつ、簡単な構成で容器を確実に構成でき、その開放
作動を確実にするという極めて有用な効果をもつもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の鉛筆芯容器の分解側面図
【図2】この考案を構成する容器本体の上部及び下部正
面図
【図3】この考案を構成する蓋体の上部縦断面図
【図4】この考案を構成する蓋体の下部縦断面図
【符号の説明】
1 操作体 2 蓋体 3 容器本体 4 軸受孔 5 凹部 6 弾性片 7 係止体 8 突出軸 9 係止部 10 底部 11 リブ 12 係止孔 13 側壁 14 側縁部 15 上部係合突起 16 下部係合突起 17 上部係合溝 18 下部係合溝 19 収容空間 20 取出口

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体とこれに嵌合する蓋体及び、こ
    の蓋体に嵌合して回動自在に軸着する操作体よりなり、
    容器本体の側縁部に係突起を設けるとともに、蓋体の
    内壁面にこの係突起の係合する係溝を設けてなる鉛
    筆芯容器。
  2. 【請求項2】 容器本体とこれに嵌合する蓋体、この蓋
    体に嵌合して回動自在に軸着する操作体とよりなり、こ
    の操作体には弾性片を設け、弾性片の自由端が蓋体内の
    係止部に当接し、かつ、容器本体の側縁部の上下端に係
    合突起を設けるとともに、蓋体の内壁面にこの係合突起
    の係合する係合溝を設けてなる鉛筆芯容器。
  3. 【請求項3】 操作体には係止体を設け、この係止体が
    係止する係止孔を蓋体に設けて、蓋体上部の取出口を操
    作体上部により開放もしくは閉鎖状態に保持してなる請
    求項1又は請求項2に記載の鉛筆芯容器。
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