JPS5839434Y2 - 時計の地板保持構造 - Google Patents
時計の地板保持構造Info
- Publication number
- JPS5839434Y2 JPS5839434Y2 JP11364879U JP11364879U JPS5839434Y2 JP S5839434 Y2 JPS5839434 Y2 JP S5839434Y2 JP 11364879 U JP11364879 U JP 11364879U JP 11364879 U JP11364879 U JP 11364879U JP S5839434 Y2 JPS5839434 Y2 JP S5839434Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- plate
- main plate
- holding structure
- plate holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は時計の地板保持構造の改良に関し、特に経年変
化による地板間のガタを防止するものである。
化による地板間のガタを防止するものである。
従来の時計ムーブメントでは、各地板の固定をネジ止め
により行なっていた。
により行なっていた。
しかしながら、このような構造においては、経年変化に
よる地板間のガタが発生する問題を生じていた。
よる地板間のガタが発生する問題を生じていた。
従来の改良された時計ムーブメントにおいては、各地板
の保持固定をダストカバーに設けた凸部により上板を弾
性的に押圧保持する構造が創案されている。
の保持固定をダストカバーに設けた凸部により上板を弾
性的に押圧保持する構造が創案されている。
この方式によれば、経年変化による地板間のガタは、ダ
ストカバーの弾性変形により適正に補償することができ
る。
ストカバーの弾性変形により適正に補償することができ
る。
しかしながら、この方式においては、ダストカバーの全
面が弾性変形することから、ダストカバーと上板の間に
設けるレバー構成またはダストカバー上面に突出配置さ
れる修正ツマミとダストカバーとの不正なる接触が生じ
やすいという問題を発生していた。
面が弾性変形することから、ダストカバーと上板の間に
設けるレバー構成またはダストカバー上面に突出配置さ
れる修正ツマミとダストカバーとの不正なる接触が生じ
やすいという問題を発生していた。
本考案は上記従来の問題を解決するものであって、その
目的は、経年変化による地板間のガタを防止するととも
に、ダストカバーの不正なる弾性変形を除却した時計の
地板保持構造を提供することにある。
目的は、経年変化による地板間のガタを防止するととも
に、ダストカバーの不正なる弾性変形を除却した時計の
地板保持構造を提供することにある。
本考案は上記目的を達成するために、ダストカバーに肉
薄部を形成し、かつ地板には該肉薄部と対応する位置に
突部を形成し、ダストカバー挿着時において、該肉薄部
と該突部とが係接することにより、地板が保持される時
計の地板保持構造を特徴とする。
薄部を形成し、かつ地板には該肉薄部と対応する位置に
突部を形成し、ダストカバー挿着時において、該肉薄部
と該突部とが係接することにより、地板が保持される時
計の地板保持構造を特徴とする。
以下、好適な実施例に基づき本考案を詳細に説明する。
時計輪列構成は上板２、中板４および下板６により回転
可能に軸支されている。
可能に軸支されている。
図においては、本考案に係る要部輪列構成が示されてお
り、８は秒針車、１０は分針車、１２は時針車、１４は
日の裏車である。
り、８は秒針車、１０は分針車、１２は時針車、１４は
日の裏車である。
下板６には支柱２０が一体成形され、この支柱２０の段
差面２２に中板４の例えば孔が係接することにより中板
４と下板６との位置の保持が為される。
差面２２に中板４の例えば孔が係接することにより中板
４と下板６との位置の保持が為される。
また上板２はその延成部３０が中板４と係接することに
より、上板２、中板４および下板６の夫々の位置保持が
為される。
より、上板２、中板４および下板６の夫々の位置保持が
為される。
ダストカバー４０はＡＢＳ樹脂等の変形可能なプラスチ
ックにより成形され、側壁４２．４４を有する箱状とな
っており、時計輪列へのゴミの侵入を防止する目的を持
つ。
ックにより成形され、側壁４２．４４を有する箱状とな
っており、時計輪列へのゴミの侵入を防止する目的を持
つ。
またダストカバー４０は、側壁４２，４４の端縁に結合
孔４６．４８が形成され、下板６に形成された弾性突起
５０．５２と前記結合孔４６゜４８とがスナツプフィツ
ト結合することにより、下板６に挿着可能となる。
孔４６．４８が形成され、下板６に形成された弾性突起
５０．５２と前記結合孔４６゜４８とがスナツプフィツ
ト結合することにより、下板６に挿着可能となる。
時刻修正軸６０は中板４と下板６により回転可能に軸支
され、修正カナ６２と日の裏車１４とが噛合するように
配置され、時刻修正ツマミ６４を適位に回転させること
により、時刻の修正を可能としている。
され、修正カナ６２と日の裏車１４とが噛合するように
配置され、時刻修正ツマミ６４を適位に回転させること
により、時刻の修正を可能としている。
ここにおける時刻修正ツマミ６４は、ダストカバー４０
から突出するように位置され、使用者の時刻修正操作が
簡易に行なえるように設定されている。
から突出するように位置され、使用者の時刻修正操作が
簡易に行なえるように設定されている。
本考案における特徴的な構造は、上板２に設けられた突
部７０．７２と、ダストカバー４０に設けられた肉薄部
８０．８２であり、該突部と該肉薄部は夫々対応する位
置に形成されている。
部７０．７２と、ダストカバー４０に設けられた肉薄部
８０．８２であり、該突部と該肉薄部は夫々対応する位
置に形成されている。
ダストカバー４０の下板６に対する挿着により、上記突
部７０．７２と肉薄部８０．８２とは係触し、該肉薄部
８０．８２はその為に若干弾性変形する。
部７０．７２と肉薄部８０．８２とは係触し、該肉薄部
８０．８２はその為に若干弾性変形する。
そして、上記係触により上板２は下板６の方向に対して
、適度な弾性押圧力を受け、上板２、中板４および下板
６との夫々の適正なる位置保持が果される。
、適度な弾性押圧力を受け、上板２、中板４および下板
６との夫々の適正なる位置保持が果される。
ただし、ダストカバ−４０自体は上記突部７０．７２と
肉薄部８０．８２との係触に際しても不正なる弾性変形
はしない。
肉薄部８０．８２との係触に際しても不正なる弾性変形
はしない。
なぜなら、突部７０．７２と係触するのが、肉薄部８０
．８２だけに設定されており、弾性変形は肉薄部８０．
８２だけにて許容するからであり、肉薄部８０ 、８２
の弾性変形は他のダストカバー面４０に対して影響を与
えない。
．８２だけに設定されており、弾性変形は肉薄部８０．
８２だけにて許容するからであり、肉薄部８０ 、８２
の弾性変形は他のダストカバー面４０に対して影響を与
えない。
よって、ダストカバー４０と時刻修正ツマミ６４との不
正なる接触は発生させないで、かつ上板２、中板４およ
び下板６の夫々の適正なる保持が果されることになる。
正なる接触は発生させないで、かつ上板２、中板４およ
び下板６の夫々の適正なる保持が果されることになる。
熱論、経年変化による各地板２，４および６の寸法変化
等は、ダストカバー４０の肉薄部８０．８２の弾性変形
量が若干変わるだけにて自動的に補償され、従来問題と
なっていた経年変化による地板間のガタは発生しないこ
とは明らかである。
等は、ダストカバー４０の肉薄部８０．８２の弾性変形
量が若干変わるだけにて自動的に補償され、従来問題と
なっていた経年変化による地板間のガタは発生しないこ
とは明らかである。
以上、本考案は、経年変化による地板間のガタを防止す
るとともに、不正なるダストカバーの弾性変形を除去し
た実用価値の犬なる時計の地板保持構造を提供するもの
である。
るとともに、不正なるダストカバーの弾性変形を除去し
た実用価値の犬なる時計の地板保持構造を提供するもの
である。
図は本考案実施例を示す時計ムーブメントの断面図。
２・・・・・・上板、４・・・・・・中板、６・・・・
・・下板、４０・・・・・・ダストカバー、７０，７２
・・・・・・突部、８０，８２・・・・・・肉薄部。
・・下板、４０・・・・・・ダストカバー、７０，７２
・・・・・・突部、８０，８２・・・・・・肉薄部。
Claims (1)
- 複数の地板により回転可能に軸支される時計輪列と、ダ
ストカバーと、を含む時計において、ダストカバーに肉
薄部を形成し、かつ地板には該肉薄部と対応する位置に
突部を形成し、ダストカバー挿着時において、該肉薄部
と該突部とが係接することにより、地板が保持されるこ
とを特徴とする時計の地板保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11364879U JPS5839434Y2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 | 時計の地板保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11364879U JPS5839434Y2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 | 時計の地板保持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5631381U JPS5631381U (ja) | 1981-03-26 |
| JPS5839434Y2 true JPS5839434Y2 (ja) | 1983-09-05 |
Family
ID=29345932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11364879U Expired JPS5839434Y2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 | 時計の地板保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839434Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-18 JP JP11364879U patent/JPS5839434Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5631381U (ja) | 1981-03-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0222960Y2 (ja) | ||
| JPS5839434Y2 (ja) | 時計の地板保持構造 | |
| JPH0619115Y2 (ja) | 時計のムーブメント | |
| JPS5926296Y2 (ja) | 時計のカレンダ−構造 | |
| JPS6221982Y2 (ja) | ||
| JPS6035907Y2 (ja) | 時計のム−ブメント取付構造 | |
| JPS6148869B2 (ja) | ||
| JPS5810708B2 (ja) | 時計装置 | |
| JPS6237296Y2 (ja) | ||
| JPS5910633Y2 (ja) | 腕時計側目盛リングの固定構造 | |
| JPH0717038Y2 (ja) | 薄型時計の針回し構造 | |
| JPH0731187Y2 (ja) | 目安装置のクリック機構 | |
| JPS6116541Y2 (ja) | ||
| JPH0541432Y2 (ja) | ||
| JPH0241595Y2 (ja) | ||
| JPS585265Y2 (ja) | ケ−スとム−ブメントとの固定構造 | |
| JPS645266Y2 (ja) | ||
| JPS6244378Y2 (ja) | ||
| JPS5942712Y2 (ja) | 電池寿命表示装置 | |
| JPH0434473Y2 (ja) | ||
| JPH0187283U (ja) | ||
| JPS59681A (ja) | 時計 | |
| JPS6136943Y2 (ja) | ||
| JPH0736311Y2 (ja) | 時計ケース構造 | |
| JPH0638494Y2 (ja) | 数値設定用ダイアル装置 |