JP2784398B2 - 時計等の外装構造 - Google Patents
時計等の外装構造Info
- Publication number
- JP2784398B2 JP2784398B2 JP17090294A JP17090294A JP2784398B2 JP 2784398 B2 JP2784398 B2 JP 2784398B2 JP 17090294 A JP17090294 A JP 17090294A JP 17090294 A JP17090294 A JP 17090294A JP 2784398 B2 JP2784398 B2 JP 2784398B2
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- Japan
- Prior art keywords
- frame
- cover
- concave portion
- side wall
- elastic cover
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、時計等の外装構造に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、時計等の外装体においては、落下
等による外部からの衝撃を吸収するために枠体の外面を
合成ゴム等によって成形された弾性カバーで覆った構造
のものが知られている。例えば、実公平４−３４４７１
号に開示されているものでは、内部に時計機械体等が装
着される後端開口の枠体と、枠体の外面を覆い、かつそ
の後端部に枠体の開口縁部が嵌入される係合部が形成さ
れている弾性カバーと、枠体の開口部を覆うように装着
された裏蓋と、弾性カバーの係合部に裏蓋の縁部内面と
対向するように形成された舌片と、枠体と蓋体とに互い
に対向するように形成された支柱とを具備している。
等による外部からの衝撃を吸収するために枠体の外面を
合成ゴム等によって成形された弾性カバーで覆った構造
のものが知られている。例えば、実公平４−３４４７１
号に開示されているものでは、内部に時計機械体等が装
着される後端開口の枠体と、枠体の外面を覆い、かつそ
の後端部に枠体の開口縁部が嵌入される係合部が形成さ
れている弾性カバーと、枠体の開口部を覆うように装着
された裏蓋と、弾性カバーの係合部に裏蓋の縁部内面と
対向するように形成された舌片と、枠体と蓋体とに互い
に対向するように形成された支柱とを具備している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のものにおいては、枠体の前面部が弾性カバーの前端部
に形成された係合部に覆われているだけの構成であるた
め、弾性カバーの前端部に形成された係合部が枠体の前
面部から外れやすく、外装面を強めに挟持した際に弾性
カバーの前端部がめくれ上がることがあった。
のものにおいては、枠体の前面部が弾性カバーの前端部
に形成された係合部に覆われているだけの構成であるた
め、弾性カバーの前端部に形成された係合部が枠体の前
面部から外れやすく、外装面を強めに挟持した際に弾性
カバーの前端部がめくれ上がることがあった。
【０００４】そこで、本発明の目的は、枠体と弾性カバ
ーとの係合を確実なものにした時計等の外装構造を提供
することにある。
ーとの係合を確実なものにした時計等の外装構造を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の時計等の外装構造は、前面部に凹部を有す
る枠体と、この枠体の外面を覆い、かつその前面部に凹
部の側壁部を覆う係合部が形成されている弾性カバー
と、凹部の前面に設けてある文字板と、枠体に凹部を覆
うように前方から装着される前面カバーとからなり、係
合部には、凹部の側壁部側へ突出する突部が形成してあ
り、凹部の側壁部には、突部が嵌合する係合穴が形成し
てあり、前面カバーを枠体に装着した状態で、突部は前
面カバーによって係合穴からの離脱を阻止されている。
に、本発明の時計等の外装構造は、前面部に凹部を有す
る枠体と、この枠体の外面を覆い、かつその前面部に凹
部の側壁部を覆う係合部が形成されている弾性カバー
と、凹部の前面に設けてある文字板と、枠体に凹部を覆
うように前方から装着される前面カバーとからなり、係
合部には、凹部の側壁部側へ突出する突部が形成してあ
り、凹部の側壁部には、突部が嵌合する係合穴が形成し
てあり、前面カバーを枠体に装着した状態で、突部は前
面カバーによって係合穴からの離脱を阻止されている。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図面に示す好適な
実施例にそって説明する。本実施例は本発明を目覚まし
時計に適用した例である。枠体１はプラスチックで成形
されたものであり、図２に示すように枠体１の前面部に
は円形の凹部１ａが形成してある。凹部１ａの底面１ｂ
には文字板２が設けてある。凹部１ａの側壁部は前方側
の方が大径である段差部１ｃに形成してあり、文字板２
に近い方が前面カバー３が装着される側壁部１ｄ，遠い
方が弾性カバー４が装着される側壁部１ｅとなってい
る。側壁部１ｄの底面側には、後述の前面カバー３の係
合突起３ｃと嵌合する複数の係合穴１ｆが設けてある。
側壁部１ｅには、後述の弾性カバー４の突部４ｃと嵌合
する複数の係合穴１ｇが設けてある。
実施例にそって説明する。本実施例は本発明を目覚まし
時計に適用した例である。枠体１はプラスチックで成形
されたものであり、図２に示すように枠体１の前面部に
は円形の凹部１ａが形成してある。凹部１ａの底面１ｂ
には文字板２が設けてある。凹部１ａの側壁部は前方側
の方が大径である段差部１ｃに形成してあり、文字板２
に近い方が前面カバー３が装着される側壁部１ｄ，遠い
方が弾性カバー４が装着される側壁部１ｅとなってい
る。側壁部１ｄの底面側には、後述の前面カバー３の係
合突起３ｃと嵌合する複数の係合穴１ｆが設けてある。
側壁部１ｅには、後述の弾性カバー４の突部４ｃと嵌合
する複数の係合穴１ｇが設けてある。
【０００７】枠体１には、その前面に凹部１ａに対応す
る開口４ａを有し、枠体１の外面形状に対応した形状を
有する合成ゴム等によって形成された弾性カバー４が弾
性的に嵌合し、枠体１の外面を覆っている。
る開口４ａを有し、枠体１の外面形状に対応した形状を
有する合成ゴム等によって形成された弾性カバー４が弾
性的に嵌合し、枠体１の外面を覆っている。
【０００８】さらに弾性カバー４の前面部には枠体１の
凹部１ａの側壁部１ｅを覆う係合部４ｂが形成されてお
り、さらに係合部４ｂからは、枠体１の係合穴１ｇと嵌
合する複数の突部４ｃが凹部１ａの側壁部側に向けて一
体的に形成されている。
凹部１ａの側壁部１ｅを覆う係合部４ｂが形成されてお
り、さらに係合部４ｂからは、枠体１の係合穴１ｇと嵌
合する複数の突部４ｃが凹部１ａの側壁部側に向けて一
体的に形成されている。
【０００９】また弾性カバー４の内周面には図３に示す
ように複数の突条４ｄが平行に形成してあり、この突条
４ｄは枠体１の外周面に当接しており、複数の突条４ｄ
間には複数の空隙４ｅが形成されている。弾性カバー自
体が衝撃力を吸収する材料で形成してあるが、落下等に
より、弾性カバー４の外方より衝撃が加わった場合に
は、複数の突条４ｄ間に設けられた複数の空隙４ｅに弾
性カバーの内面部が変形して進入し衝撃力を吸収する。
このため弾性カバー４の外方より衝撃が加わった場合に
も枠体１に強い衝撃力が加わらないので枠体１が破損す
ることが防げる。
ように複数の突条４ｄが平行に形成してあり、この突条
４ｄは枠体１の外周面に当接しており、複数の突条４ｄ
間には複数の空隙４ｅが形成されている。弾性カバー自
体が衝撃力を吸収する材料で形成してあるが、落下等に
より、弾性カバー４の外方より衝撃が加わった場合に
は、複数の突条４ｄ間に設けられた複数の空隙４ｅに弾
性カバーの内面部が変形して進入し衝撃力を吸収する。
このため弾性カバー４の外方より衝撃が加わった場合に
も枠体１に強い衝撃力が加わらないので枠体１が破損す
ることが防げる。
【００１０】前面カバー３は円板部３ａとこの円板部の
外周に円板部３ａと略直角方向に延伸したリング状の外
壁部３ｂとにより後端側が開口した断面略コ字状をな
し、透明なプラスチックにより形成されている。前面カ
バー３の外壁部３ｂの後端部には、枠体１の係合穴１ｆ
に嵌合する係合突起３ｃが設けてある。
外周に円板部３ａと略直角方向に延伸したリング状の外
壁部３ｂとにより後端側が開口した断面略コ字状をな
し、透明なプラスチックにより形成されている。前面カ
バー３の外壁部３ｂの後端部には、枠体１の係合穴１ｆ
に嵌合する係合突起３ｃが設けてある。
【００１１】前面カバー３は枠体１の係合穴１ｇに弾性
カバー４の突部４ｃが嵌合したあとで、枠体１の前面側
より凹部１ａを覆うように文字板２の前方から装着さ
れ、枠体１の係合穴１ｆに前面カバー３の係合突起３ｃ
を係合させている。文字板３は前面カバー３の後端部に
当接している。
カバー４の突部４ｃが嵌合したあとで、枠体１の前面側
より凹部１ａを覆うように文字板２の前方から装着さ
れ、枠体１の係合穴１ｆに前面カバー３の係合突起３ｃ
を係合させている。文字板３は前面カバー３の後端部に
当接している。
【００１２】この状態では、弾性カバー４の突部４ｃが
枠体１の係合穴１ｇから離脱するのを前面カバー３の外
壁部３ｂによって阻止されている。このため弾性カバー
４の外面を強く挟持しても、弾性カバー４の係合部４ｂ
が枠体１から外れることがない。
枠体１の係合穴１ｇから離脱するのを前面カバー３の外
壁部３ｂによって阻止されている。このため弾性カバー
４の外面を強く挟持しても、弾性カバー４の係合部４ｂ
が枠体１から外れることがない。
【００１３】時計機械体（図示略）は枠体１の凹部１ａ
の背面に装着されており、その指針軸群（図示略）は文
字板２の中心孔（図示略）を介して文字板２から前面カ
バー３側に突出しており、図３に示すように前面カバー
３と文字板２との間にそれぞれの指針軸に対応した指針
５が取り付けられている。
の背面に装着されており、その指針軸群（図示略）は文
字板２の中心孔（図示略）を介して文字板２から前面カ
バー３側に突出しており、図３に示すように前面カバー
３と文字板２との間にそれぞれの指針軸に対応した指針
５が取り付けられている。
【００１４】さらに時計機械体の背面には鳴り止めレバ
ー（図示略）、目安軸（図示略）が設けてある。弾性カ
バー４の正面上面の内側にはスヌーズボタン（図示略）
が位置しており、弾性カバー４の外側から押圧操作可能
になっている。
ー（図示略）、目安軸（図示略）が設けてある。弾性カ
バー４の正面上面の内側にはスヌーズボタン（図示略）
が位置しており、弾性カバー４の外側から押圧操作可能
になっている。
【００１５】枠体１の背面には、裏蓋（図示略）が取り
付けてあり、裏蓋から鳴り止めレバーと針回し軸等が突
出し、外部より操作可能となっている。
付けてあり、裏蓋から鳴り止めレバーと針回し軸等が突
出し、外部より操作可能となっている。
【００１６】
【発明の効果】本発明は上述したような構造を有するた
め、弾性カバーの枠体からの離脱が阻止できる。
め、弾性カバーの枠体からの離脱が阻止できる。
【図１】本発明の一実施例を示す正面図。
【図２】要部の部分断面図。
【図３】図１の弾性カバーの側面断面図。
１ 枠体 １ａ 凹部 １ｅ 側壁部 １ｇ 係合穴 ２ 文字板 ３ 前面カバー ４ 弾性カバー ４ｂ 係合部 ４ｃ 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G04B 37/00 G04B 43/00
Claims (1)
- 【請求項１】 前面部に凹部を有する枠体と、 上記枠体の外面を覆い、かつその前面部に上記凹部の側
壁部を覆う係合部が形成されている弾性カバーと、 上記凹部の前面に設けてある文字板と、 上記枠体に上記凹部を覆うように前方から装着される前
面カバーとからなり、 上記係合部には、上記凹部の上記側壁部側へ突出する突
部が形成してあり、 上記凹部の上記側壁部には、上記突部が嵌合する係合穴
が形成してあり、 上記前面カバーを上記枠体に装着した状態で、上記突部
は上記前面カバーによって上記係合穴からの離脱を阻止
されていることを特徴とする時計等の外装構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17090294A JP2784398B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 時計等の外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17090294A JP2784398B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 時計等の外装構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0836068A JPH0836068A (ja) | 1996-02-06 |
| JP2784398B2 true JP2784398B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=15913457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17090294A Expired - Fee Related JP2784398B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 時計等の外装構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2784398B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17090294A patent/JP2784398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0836068A (ja) | 1996-02-06 |
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Legal Events
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