JPH09189776A - 時計のモジュール固定構造 - Google Patents

時計のモジュール固定構造

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JPH09189776A
JPH09189776A JP298296A JP298296A JPH09189776A JP H09189776 A JPH09189776 A JP H09189776A JP 298296 A JP298296 A JP 298296A JP 298296 A JP298296 A JP 298296A JP H09189776 A JPH09189776 A JP H09189776A
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hook
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timepiece
engaging portion
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JP298296A
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Yurie Tobora
ゆり江 兎洞
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュールを時計ケースより簡単に外すこと
ができる時計のモジュール固定構造を提供する。 【解決手段】 胴7と裏蓋8が一体に形成されて上方に
開口部4を有する時計ケース1の内壁部に形成された少
なくとも2つの凹部16と、モジュール2の側壁部より
外方に突設されてこのモジュール2の半径方向に撓む少
なくとも2つのフック部20とを有し、凹部16に前記
フック部20を係合させて時計ケース1にモジュール2
を固定する時計のモジュール固定構造であって、フック
部20の上端部の一部を凹部16の天井面16Aに係合
させる天井面係合部23にすると共に、フック部20の
上端部の一部を、天井面係合部23が天井面16Aに係
合したときに、時計ケース1の内壁部よりモジュール2
寄りに突出して開口部4より臨めるフック外し部24に
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計等の時計の
モジュール固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のモジュール固定構造とし
て、実公昭62−180792号公報に開示された技術
がある。この開示技術において、時計ケースは、胴と裏
蓋とが一体になって、上方に開口部を有するワンピース
構造をしており、この時計ケースの内壁部には周方向に
所定の間隔をおいて複数の凹部が形成してある。また、
モジュールの周壁部には、周方向に所定の間隔をおいて
前記凹部と同数のフック部が形成してある。そして、フ
ック部は、モジュールの周壁部よりこのモジュールの半
径方向に突出する基部と、この基部の端部より下方に突
出する係合部とより構成してあり、この係合部の先部に
は外方に突出する係合爪部とこの係合爪部の下側に形成
された下斜面とが設けてある。
【0003】そして、時計ケースの開口部から前記モジ
ュールを挿入して、フック部の下斜面を、時計ケースの
周壁部に設けた段部に当接し、モジュールを押し込むこ
とにより、フック部の係合部を内方に弾性変形させて、
この係合部を段部の周面部に当接し、さらに、モジュー
ルを押し込んで係合部の係合爪部が凹部の天井面の位置
を過ぎた時点で、係合部を弾性で元の状態に戻どし、係
合爪部を凹部の天井面に当接して係合することにより、
モジュールを時計ケースに固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術にあっては、前記フック部が、モジュール
の周壁部よりこのモジュールの半径方向に突出する基部
と、この基部の端部より下方に突出する係合部とより構
成してあるために、このフック部の係合部の係合爪部を
凹部の天井面に当接係合させてモジュールを時計ケース
に固定した状態では、嵌め殺しの状態であって、外部か
らモジュールを取り外すことができないという問題点が
あった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであり、その目的とするところは、モジュールを
時計ケースより簡単に外すことができる時計のモジュー
ル固定構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる時計のモジュール固定構
造は、胴と裏蓋が一体に形成されて上方に開口部を有す
る時計ケースの内壁部に形成された凹部と、モジュール
の側壁部より外方に突設されてこのモジュールの半径方
向に撓む少なくとも2つのフック部とを有し、前記凹部
に前記フック部を係合させて前記時計ケースに前記モジ
ュールを固定する時計のモジュール固定構造であって、
前記フック部の上端部の一部を、前記凹部の天井面に係
合させる天井面係合部にすると共に、前記フック部の上
端部の他の一部を、前記天井面係合部が前記天井面に係
合したときに、前記時計ケースの内壁部より前記モジュ
ール寄りに突出して前記開口部より臨めるフック外し部
にしたことを特徴とするものである。
【0007】かかる構成により、前記開口部より挿入し
た係合解除用治具、例えばピンセットで、前記フック外
し部を押さえて、前記フック部をモジュール寄りに、こ
のモジュールの半径方向に撓ませて、前記フック部の天
井面係合部の前記凹部の天井面への係合を解除する。こ
のために、前記モジュールを時計ケースより簡単に外す
ことができる。前記凹部は、前記時計ケースの内壁部
に、その周方向に沿って、かつその全周にわたり形成さ
れた周状の溝であっても良い。あるいは、前記時計ケー
スの内壁部において、前記フック部が相対する位置に形
成された、少なくとも2つの部分的な凹みであっても良
い。前記凹部が、後者の場合、前記フック部と前記凹部
の係合は、前記時計ケースに対する前記モジュールの水
平面に沿った回転を規制し、すなわち前記時計ケースに
対する前記モジュールの位置決めの手段をも兼ねるもの
である。
【0008】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項1記載の時計のモジュール固定構造において、前記フ
ック部を、前記モジュールの側壁部より外方にこのモジ
ュールの半径方向に延出する基部と、この基部より上方
に延出する係合部とより構成し、この係合部と前記モジ
ュールの側壁部との間に、上方に開口する隙間を形成
し、前記係合部の上端部の前記モジュール寄りの部分
を、前記フック外し部にした。
【0009】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記係合部
と前記モジュールの側壁部との間に、上方に開口する隙
間を形成したので、前記開口部、すなわち上方から挿入
した係合解除用治具によって、前記係合部の上端部の前
記フック外し部をおさえて、簡単に前記フック部を撓ま
せることができる。
【0010】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項1又は請求項2記載の時計のモジュール固定構造にお
いて、前記フック外し部に、係合解除用治具を引っ掛け
るための外し係合部を設けた。
【0011】かかる構成により、上記した請求項1又は
請求項2の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかり
か、前記係合解除用治具を前記フック外し部に引っ掛け
ることができて、より容易に、前記フック部を撓ませる
ことができる。このために、前記モジュールを時計ケー
スより、より容易に外すことができる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項3記載の時計のモジュール固定構造において、前記外
し係合部が溝部または孔部である。
【0013】かかる構成により、上記した請求項4の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記係合解
除用治具を前記フック外し部に引っ掛けることができ
て、より容易に、前記フック部を撓ませることができ
る。このために、前記モジュールを時計ケースより、よ
り容易に外すことができる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項3記載の時計のモジュール固定構造において、前記外
し係合部が突起部である。
【0015】かかる構成により、上記した請求項4の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記係合解
除用治具を前記フック外し部に引っ掛けることができ
て、より容易に、前記フック部を撓ませることができ
る。このために、前記モジュールを時計ケースより、よ
り容易に外すことができる。
【0016】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項1又は請求項2記載の時計のモジュール固定構造にお
いて、前記フック部の下端部に下方に突出するダンパー
を突設すると共に、前記時計ケースの内壁部に段部を設
けて、前記ダンパーを前記段部の平面部に圧接させた。
【0017】かかる構成により、上記した請求項1又は
請求項2の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかり
か、前記係合部の天井面係合部が凹部の天井面に当接し
て係合し、且つ前記フック部に設けたダンパーが段部の
平面部に当接し、よって、前記フック部が天井面と段部
の平面部との間で上下に圧縮されて、前記モジュールが
前記時計ケースに固定される。
【0018】このように、前記フック部に設けたダンパ
ーが段部の平面部に当接していて、前記フック部が上下
に弾性的に撓むために、外部からの衝撃をフック部が柔
軟に吸収する。よって、外部からの衝撃による前記モジ
ュールの破損を防ぐことができる。
【0019】また、上記の目的を達成するために、請求
項7の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項1記載の時計のモジュール固定構造において、前記モ
ジュールの上面に配設された表示板の前記フック外し部
に相対する位置に、前記係合解除用治具を挿入するため
の切欠き部を設けた。
【0020】かかる構成により、上記した請求項7の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記切欠き
部より係合解除用治具を挿入し、前記フック部を撓ませ
ることができる。このために、前記表示板を前記モジュ
ールより取り外さなくても、このモジュールを時計ケー
スより容易に外すことができる。
【0021】また、上記の目的を達成するために、請求
項8の発明に係わる時計のモジュール固定構造は、請求
項7記載の時計のモジュール固定構造において、前記時
計ケースに係脱可能に固定されるベゼルの内面によっ
て、前記切欠き部を覆うようにした。
【0022】かかる構成により、上記した請求項7の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記切欠き
部が、風防ガラスを通して見えることがなく、装飾品と
しての時計の外観を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】(第1実施例)図1は本発明に係わる時計
のモジュール固定構造(第1実施例の分解状態)の斜視
図、図2は同モジュール固定構造を備えた腕時計の一部
省略した断面図、図3は同モジュール固定構造のフック
部の斜視図、図4は同モジュール固定構造を備えた腕時
計においてベゼルを除いた状態での一部省略した平面
図、図5は同モジュール固定構造におけるフック部の外
し操作の斜視図でる。
【0025】腕時計Aは、時計ケース1と、この時計ケ
ース1に収納固定されたモジュール2及び表示板3と、
時計ケース1の開口部4に装着されるベセル5び風防ガ
ラス6とにより大略構成してある。
【0026】前記時計ケース1は、胴7と裏蓋8とが一
体になって、上方に前記開口部4を有するワンピース構
造をしている。そして、この時計ケース1の内壁部は3
つの段部イ、ロ、ハで構成にしてあり、第1の段部イは
平面部9とこの平面部9に垂直な周面部10とを有して
いて、この周面部10の下部には周方向に溝部11が形
成してあって、これらで断面L字型のパッキン装着部1
2を構成しており、1段目イの平面部9はベゼル当接部
13に成されている。
【0027】第2の段部ロは平面部14とこの平面部1
4に垂直な周面部15とを有していて、この周面部15
の中間部には、周方向に沿って、かつ内壁部の全周にわ
たり形成された周状の溝である凹部16が形成してあ
る。この凹部16は周面部15に直角な天井面16Aを
有している。また、第3の段部ハは平面部17とこの平
面部17に垂直な周面部18とを有していて、平面部1
7が裏蓋8の内面を形成している。
【0028】前記モジュール2は合成樹脂製のケース本
体19内に機構部(図示せず)を収納したものであり、
このケース本体19の周面部には、周方向に所定の間隔
をおいてフック部20がケース本体19と一体に形成し
てある。
【0029】前記フック部20は、図2、図3に示すよ
うにケース本体19の周面部よりこのケース本体19の
半径方向に突出する基部20Aと、この基部20Aの端
部より上方に突出する係合部20Bとより構成してあ
り、この係合部20Bとケース本体19の周面部との間
に隙間tが存在しており、この係合部20Bはケース本
体19の半径方向に弾性変形することが可能になってい
る。
【0030】そして、前記基部20Aの外端部はケース
本体19の周方向に円弧状にしてあって、ダンパー部2
1に成っている。そして、前記係合部20Bの外面部2
0Cはダンパー部21より外方に位置していて、外面部
20Cとダンパー部21との渡り部が下方に傾斜した下
斜面22に成っている。そして、前記係合部20Bの上
端面は、モジュール2が時計ケース1内に収納されて、
フック部20が凹部16に係合した際に、この凹部16
の天井面16Aに当接して係合する天井面係合部23
と、時計ケース1の内壁部よりモジュール2寄りに突出
するフック外し部24とに成っている。
【0031】上記のように構成されたモジュール2の上
面部には前記表示板3が載置してあり、この表示板3の
周部3Aはモジュール2の周面部より外方に突出してい
て、この周部3Aには、前記フック部20の真上に位置
する切欠き部26が形成してある。また、モジュール2
のケース本体19の下面部には半球状の突起からなるダ
ンパー27が設けてある。また、モジュール2に設けら
れた二重軸構成の針軸28は表示板3の中央の孔部29
を貫通しており、この針軸28の外軸30に時針31
が、内軸32に分針33がそれぞれ取り付けてある。
【0032】また、前記ベセル5は、その外周部の下側
にパッキン当接部34を、その内壁部に風防ガラス装着
部35をそれぞれ有していて、この風防ガラス装着部3
5に前記風防ガラス6が防水パッキン36を介して装着
してある。また、ベセル5のパッキン当接部34の上方
に位置する天井面34Aにはベセル取り外し時に取外工
具を挿入するための切欠き部34Bが形成してある。
【0033】そして、前記時計ケース1内にモジュール
2が収納してあり、このモジュール2に設けたフック部
20の係合部20Bの天井面係合部23が凹部16の天
井面16Aに係合し、また、モジュール2の下面部のダ
ンパー27が第3の段部ハの平面部17に当接し、さら
には、フック部20のダンパー部21が第2の段部ロの
周面部15に当接してモジュール2が時計ケース1に固
定してある。
【0034】この場合、前記天井面係合部23と凹部1
6の天井面16Aとの係合及びダンパー27と第3の段
部ハの平面部17との当接が、モジュール2の軸線方向
(上下方向)のガタツキを押さえ、フック部20のダン
パー部21と第2の段部ロの周面部15との当接がモジ
ュール2の半径方向(左右及び前後方向)のガタツキを
押さえる。
【0035】そして、時計ケース1の開口部4には、風
防ガラス6を坦持したベセル5が、そのパッキン当接部
34と第1の段部イのパッキン装着部12とに断面L字
形状のパッキン25を装着した状態で着脱可能に装着し
てあり、ベセル5の下面部5Cは、第1の段部イのベゼ
ル当接部13に当接すると共に、前記表示板3の周部3
Aの上方に位置し、よって、周部3Aに形成した切欠き
部26を塞いでいる。
【0036】次に、上記のように構成された腕時計にお
いてモジュール2の時計ケース1への固定及びこの固定
の解除を説明する。
【0037】モジュール2の時計ケース1への固定は次
のようにして行われる。すなわち、時計ケース1の開口
部4から前記モジュール2を挿入して、フック部20の
下斜面22を第1の段部イの平面部9の周縁部9aを当
接し、モジュール2を押し込むことにより、フック部2
0の係合部20Bを内方に弾性変形させて、この係合部
20Bを第2の段部ロの周面部15に当接する。さら
に、モジュール2を押し込んで係合部20Bの上端面部
の天井面係合部23が凹部16の天井面16Aの位置を
過ぎた時点で、係合部20Bは弾性で元の状態に戻り、
係合部20Bが凹部16内に嵌まり込み、係合部20B
の天井面係合部23が凹部16の天井面16Aに当接し
て係合する。この場合、係合部20Bの上端面のフック
外し部24は時計ケース1の内壁部よりモジュール2寄
りに突出する。
【0038】また、モジュール2の時計ケース1への固
定の解除は次のようにして行われる。すなわち、時計ケ
ース1の開口部4に、風防ガラス6を坦持したベセル5
が装着されている状態では、時計ケース1の上端面1A
と、ベセル5のパッキン当接部34の上方に位置する天
井面34Aとの間には切欠き部34Bにより隙間が形成
してあるために、この隙間に取外工具(図示せず)を挿
入してこじることにより、時計ケース1の開口部4から
ベセル5を取り外す。
【0039】このベセル5を取り外すと、図4に示すよ
うに前記表示板3の周部3Aに形成した切欠き部26が
表出して、この切欠き部26からフック部20の係合部
20Bの上端面のフック外し部24が覗けるようにな
る。したがって、図5に示すように切欠き部26にピン
セットのような係合解除用治具37の先部を挿入して、
この係合解除用治具37の先部をフック部20のフック
外し部24に引っ掛けて、このフック部20の係合部2
0Bを内方に移動することにより、係合部20Bの天井
面係合部23の凹部16の天井面16Aへの係合を外し
てモジュール2の時計ケース1への固定を解除し、モジ
ュール2を時計ケース1より取り外す。
【0040】上記した第1実施例によれば、前記開口部
4より挿入した係合解除用治具37、例えばピンセット
で、前記フック外し部24を押さえて、前記フック部2
0Bをモジュール2寄りに、このモジュール2の半径方
向に撓ませて、前記フック部20の天井面係合部23の
前記凹部16の天井面16Aへの係合を解除する。した
がって、前記モジュール2を時計ケース1より簡単に外
すことができる。
【0041】また、前記係合部20Bと前記モジュール
2の側壁部との間に、上方に開口する隙間tを形成した
ので、前記開口部4、すなわち上方から挿入した係合解
除用治具37によって、前記係合部20Bの上端部の前
記フック外し部24をおさえて、簡単に前記フック部2
0を撓ませることができる。
【0042】また、前記モジュール2の上面に配設され
た前記表示板3の周部3Aの前記フック外し部24に相
対する位置に、前記係合解除用治具37を挿入するため
の切欠き部26を設けたために、この切欠き部26より
係合解除用治具37を挿入し、前記フック部20を撓ま
せることができる。このために、前記表示板3を前記モ
ジュール2より取り外さなくても、このモジュール2を
時計ケース1より容易に外すことができる。
【0043】また、前記時計ケース1に係脱可能に固定
されるベゼル5の内面によって、前記切欠き部26を覆
うようにしたために、この切欠き部26が、風防ガラス
6を通して見えることがなく、装飾品としての時計の外
観を向上させることができる。
【0044】なお、第1実施例においては、時計ケース
1の内壁部である周面部15に、その周方向に沿って、
かつその全周にわたって周状の溝を形成し、この周状の
溝を凹部16としたが、あるいは、部分的な凹みであっ
ても良い。すなわち、フック部20が相対する位置に、
フック部20と同数の凹みを形成し、この凹みを凹部と
しても良い。凹部を、フック部20が相対する部分的な
凹みとした場合、フック部20と凹部の係合は、時計ケ
ース1に対するモジュール2の周方向に沿った回転を規
制し、すなわち時計ケース1に対するモジュール2の位
置決めの手段をも兼ねるものである。
【0045】(第2実施例)本発明の第2実施例を図6
及び図7に示す。図6は本発明に係わるモジュール固定
構造(第2実施例)を備えた腕時計の一部省略した断面
図、図7は同モジュール固定構造のフック部の斜視図で
ある。
【0046】上記した第1実施例では、前記係合部20
Bの上端面は、モジュール2が時計ケース1内に収納さ
れて、フック部20が凹部16に係合した際に、この凹
部16の天井面16Aに当接して係合する天井面係合部
23と、時計ケース1の内壁部よりモジュール2寄りに
突出するフック外し部24とに成っており、また、モジ
ュール2のケース本体19の下面部にダンパー27が設
けてあるが、第2実施例では、フック外し部24に、モ
ジュール2のケース本体19の半径方向とは直角方向に
沿う外し係合部としての溝部38を形成し、前記ケース
本体19の下面部のダンパー27に変えて前記フック部
20の基部20Aの下面に半球状のダンパー39を設
け、他の構成を第1実施例と同様にしたものであり、第
1実施例の構成と同じ符号を付して説明を省略する。
【0047】したがって、モジュール2の時計ケース1
への固定は、第1実施例の場合と同様に行われるが、係
合部20Bの上端面部の天井面係合部23が凹部16の
天井面16Aの位置を過ぎると、係合部20Bは弾性で
元の状態に戻り、係合部20Bが凹部16内に嵌まり込
み、係合部20Bの天井面係合部23が凹部16の天井
面16Aに当接して係合した時に、係合部20Bの上端
面のフック外し部24にある溝部38は時計ケース1の
内壁部よりモジュール2寄りに位置する。また、前記フ
ック部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの平面
部17に当接する。
【0048】すなわち、係合部20Bの天井面係合部2
3が凹部16の天井面16Aに当接して係合し、且つ前
記フック部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの
平面部17に当接し、よって、前記フック部20が天井
面16Aと第3の段部ハの平面部17との間で上下に圧
縮されて、モジュール2が時計ケース1に固定される。
【0049】また、モジュール2の時計ケース1への固
定の解除では、第1実施例の場合と同様に、時計ケース
1の開口部からベセル5を取り外し、前記表示板3の周
部3Aに形成した切欠き部26を表出して、この切欠き
部26にピンセットのような係合解除用治具37の先部
を挿入して、この係合解除用治具37の先部をフック部
20のフック外し部24の溝部38に引っ掛けて、この
フック部20の係合部20Bを内方に移動することによ
り、係合部20Bの天井面係合部23の凹部16の天井
面16Aへの係合を外してモジュール2の時計ケース1
への固定を解除し、モジュール2を時計ケース1より取
り外す。
【0050】上記した第2実施例では、フック部20の
フック外し部24に溝部38が形成してあるために、こ
の溝部38に係合解除用治具37の先部を引っ掛けるこ
とができて、より容易に前記フック20の係合部20B
を撓ませることができるために、モジュール2を時計ケ
ース1より、より容易に取り外すことができる。
【0051】また、前記フック部20に設けたダンパー
39が第3の段部ハの平面部17に当接していて、前記
フック部20が上下に弾性的に撓むために、外部からの
衝撃をフック部20が柔軟に吸収する。よって、外部か
らの衝撃による前記モジュール2の破損を防ぐことがで
きる。
【0052】(第3実施例)本発明の第3実施例を図8
及び図9に示す。図8は本発明に係わるモジュール固定
構造(第3実施例)を備えた腕時計の一部省略した断面
図、図9は同モジュール固定構造のフック部の斜視図で
ある。
【0053】第3実施例では、フック外し部24に、モ
ジュール2のケース本体19の半径方向とは直角方向に
沿う外し係合部としての突起部40を形成し、前記ケー
ス本体19の下面部のダンパー27に変えて前記フック
部20の基部20Aの下面に半球状のダンパー39を設
け、他の構成を第1実施例と同様にしたものであり、第
1実施例の構成と同じ符号を付して説明を省略する。
【0054】したがって、モジュール2の時計ケース1
への固定は、第1実施例の場合と同様に行われるが、係
合部20Bの上端面部の天井面係合部23が凹部16の
天井面16Aの位置を過ぎて、係合部20Bは弾性で元
の状態に戻り、係合部20Bが凹部16内に嵌まり込
み、係合部20Bの天井面係合部23が凹部16の天井
面16Aに当接して係合した時に、係合部20Bの上端
面のフック外し部24にある突起部40は時計ケース1
の内壁部よりモジュール2寄り位置する。また、前記フ
ック部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの平面
部17に当接する。
【0055】すなわち、係合部20Bの天井面係合部2
3が凹部16の天井面16Aに当接して係合し、且つ前
記フック部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの
平面部17に当接し、よって、前記フック部20が天井
面16Aと第3の段部ハの平面部17との間で上下に圧
縮されて、モジュール2が時計ケース1に固定される。
【0056】また、モジュール2の時計ケース1への固
定の解除では、第1実施例の場合と同様に、時計ケース
1の開口部4からベセル5を取り外し、前記表示板3の
周部3Aに形成した切欠き部26を表出して、この切欠
き部26にピンセットのような係合解除用治具37の先
部を挿入して、この係合解除用治具37の先部をフック
部20のフック外し部24の突起部40に引っ掛けて、
このフック部20の係合部20Bを内方に移動すること
により、係合部20Bの天井面係合部23の凹部16の
天井面16Aへの係合を外してモジュール2の時計ケー
ス1への固定を解除し、モジュール2を時計ケース1よ
り取り外す。
【0057】上記した第3実施例では、フック部20の
フック外し部24に突起部40が形成してあるために、
この突起部40に係合解除用治具37の先部を引っ掛け
ることができて、より容易に前記フック20の係合部2
0Bを撓ませることができるために、モジュール2を時
計ケース1より、より容易に取り外すことができる。
【0058】また、前記フック部20に設けたダンパー
39が第3の段部ハの平面部17に当接していて、前記
フック部20が上下に弾性的に撓むために、外部からの
衝撃をフック部20が柔軟に吸収する。よって、外部か
らの衝撃による前記モジュール2の破損を防ぐことがで
きる。
【0059】(第4実施例)本発明の第4実施例を図1
0及び図11に示す。図10は本発明に係わるモジュー
ル固定構造(第4実施例)を備えた腕時計の一部省略し
た断面図、図11は同モジュール固定構造のフック部の
斜視図である。
【0060】上記した第4実施例では、フック部20の
フック外し部24に、モジュール2のケース本体19の
半径方向とは直角方向に外し係合部としての長い孔部4
1を形成し、前記ケース本体19の下面部のダンパー2
7に変えて前記フック部20の基部20Aの下面に半球
状のダンパー39を設け、他の構成を第1実施例と同様
にしたものであり、第1実施例の構成と同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0061】したがって、モジュール2の時計ケース1
への固定は、第1実施例の場合と同様に行われるが、係
合部20Bの上端面部の天井面係合部23が凹部16の
天井面16Aの位置を過ぎて、係合部20Bは弾性で元
の状態に戻り、係合部20Bが凹部16内に嵌まり込
み、係合部20Bの天井面係合部23が凹部16の天井
面16Aに当接して係合した時に、係合部20Bの上端
面のフック外し部24にある孔部41は時計ケース1の
内壁部よりモジュール2寄り位置する。また、前記フッ
ク部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの平面部
17に当接する。
【0062】すなわち、係合部20Bの天井面係合部2
3が凹部16の天井面16Aに当接して係合し、且つ前
記フック部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの
平面部17に当接し、よって、前記フック部20が天井
面16Aと第3の段部ハの平面部17との間で上下に圧
縮されて、モジュール2が時計ケース1に固定される。
【0063】また、モジュール2の時計ケース1への固
定の解除では、第1実施例の場合と同様に、時計ケース
1の開口部4からベセル5を取り外し、前記表示板3の
周部3Aに形成した切欠き部26を表出して、この切欠
き部26にピンセットのような係合解除用治具37の先
部を挿入して、この係合解除用治具37の先部をフック
部20のフック外し部24の孔部41に引っ掛けて、こ
のフック部20の係合部20Bを内方に移動することに
より、係合部20Bの天井面係合部23の凹部16の天
井面16Aへの係合を外してモジュール2の時計ケース
1への固定を解除し、モジュール2を時計ケース1より
取り外す。
【0064】上記した第4実施例では、フック部20の
フック外し部24に孔部41が形成してあるために、こ
の孔部41に係合解除用治具37の先部を引っ掛けるこ
とができて、より容易に前記フック20の係合部20B
を撓ませることができるために、モジュール2を時計ケ
ース1より、より容易に取り外すことができる。
【0065】また、前記フック部20に設けたダンパー
39が第3の段部ハの平面部17に当接していて、前記
フック部20が上下に弾性的に撓むために、外部からの
衝撃をフック部20が柔軟に吸収する。よって、外部か
らの衝撃による前記モジュール2の破損を防ぐことがで
きる。
【0066】(第5実施例)本発明の第5実施例を図1
2及び図13に示す。図12は本発明に係わるモジュー
ル固定構造(第5実施例)を備えた腕時計の一部省略し
た断面図、図13は同モジュール固定構造のフック部の
斜視図である。
【0067】上記した第5実施例では、フック部20の
フック外し部24の両側部に、外し係合部としての突起
部42を形成し、前記ケース本体19の下面部のダンパ
ー27に変えて前記フック部20の基部20Aの下面に
半球状のダンパー39を設け、他の構成を第1実施例と
同様にしたものであり、第1実施例の構成と同じ符号を
付して説明を省略する。
【0068】したがって、モジュール2の時計ケース1
への固定は、第1実施例の場合と同様に行われるが、係
合部20Bの上端面部の天井面係合部23が凹部16の
天井面16Aの位置を過ぎて、係合部20Bは弾性で元
の状態に戻り、係合部20Bが凹部16内に嵌まり込
み、係合部20Bの天井面係合部23が凹部16の天井
面16Aに当接して係合した時に、係合部20Bの上端
面のフック外し部24の両側部にある突起部42は時計
ケース1の内壁部よりモジュール2寄り位置する。ま
た、前記フック部20に設けたダンパー39が第3の段
部ハの平面部17に当接する。
【0069】すなわち、係合部20Bの天井面係合部2
3が凹部16の天井面16Aに当接して係合し、且つ前
記フック部20に設けたダンパー39が第3の段部ハの
平面部17に当接し、よって、前記フック部20が天井
面16Aと第3の段部ハの平面部17との間で上下に圧
縮されて、モジュール2が時計ケース1に固定される。
【0070】また、モジュール2の時計ケース1への固
定の解除では、第1実施例の場合と同様に、時計ケース
1の開口部4からベセル5を取り外し、前記表示板3の
周部3Aに形成した切欠き部26を表出して、この切欠
き部26にピンセットのような係合解除用治具37の先
部を挿入して、この係合解除用治具37の先部をフック
部20のフック外し部24の両側部にある突起部42に
引っ掛けて、このフック部20の係合部20Bを内方に
移動することにより、係合部20Bの天井面係合部23
の凹部16の天井面16Aへの係合を外してモジュール
2の時計ケース1への固定を解除し、モジュール2を時
計ケース1より取り外す。
【0071】上記した第5実施例では、フック部20の
フック外し部24に両側部に突起部42が形成してある
ために、これらの突起部42に係合解除用治具37の先
部を引っ掛けることができて、より容易に前記フック2
0の係合部20Bを撓ませることができるために、モジ
ュール2を時計ケース1より、より容易に取り外すこと
ができる。
【0072】さて、以上の実施例におけるフック部20
は、時計ケース1とモジュール2との安定した固定を得
るためには、少なくとも2つ必要である。この場合、フ
ック部20は、モジュール2を挟んで互いに相対する位
置にあることが望ましい。フック部20は、所定の間隔
をもって複数備えられるほうが、より固定力を増す。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる時計のモジュール固定構造によれば、胴と裏蓋が
一体に形成されて上方に開口部を有する時計ケースの内
壁部に形成された少なくとも2つの凹部と、モジュール
の側壁部より外方に突設されてこのモジュールの半径方
向に撓む少なくとも2つのフック部とを有し、前記凹部
に前記フック部を係合させて前記時計ケースに前記モジ
ュールを固定する時計のモジュール固定構造であって、
前記フック部の上端部の一部を前記凹部の天井面に係合
させる天井面係合部にすると共に、前記フック部の上端
部の他の一部を、前記天井面係合部が前記天井面に係合
したときに、前記時計ケースの内壁部より前記モジュー
ル寄りに突出して前記開口部より臨めるフック外し部に
したことにより、前記開口部より挿入した係合解除用治
具、例えばピンセットで、前記フック外し部を押さえ
て、前記フック部をモジュール寄りに、このモジュール
の半径方向に撓ませて、前記フック部の天井面係合部の
前記凹部の天井面への係合を解除する。このために、前
記モジュールを時計ケースより簡単に外すことができ
る。
【0074】また、請求項2の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項1記載の時計のモジュ
ール固定構造において、前記フック部を、前記モジュー
ルの側壁部より外方にこのモジュールの半径方向に延出
する基部と、この基部より上方に延出する係合部とより
構成し、この係合部と前記モジュールの側壁部との間
に、上方に開口する隙間を形成し、前記係合部の上端部
の前記モジュール寄りの部分を、前記フック外し部にし
たことにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な
効果を奏し得るばかりか、前記係合部と前記モジュール
の側壁部との間に、上方に開口する隙間を形成したの
で、前記開口部、すなわち上方から挿入した係合解除用
治具によって、前記係合部の上端部の前記フック外し部
をおさえて、簡単に前記フック部を撓ませることができ
る。
【0075】また、請求項3の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項1又は請求項2記載の
時計のモジュール固定構造において、前記フック外し部
に、係合解除用治具を引っ掛けるための外し係合部を設
けたことにより、上記した請求項1又は請求項2の発明
の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、前記係合解除
用治具を前記フック外し部に引っ掛けることができて、
より容易に、前記フック部を撓ませることができる。こ
のために、前記モジュールを時計ケースより、より容易
に外すことができる。
【0076】また、請求項4の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項3記載の時計のモジュ
ール固定構造において、前記外し係合部が溝部または孔
部であることにより、上記した請求項4の発明の効果と
同様な効果を奏し得るばかりか、前記係合解除用治具を
前記フック外し部に引っ掛けることができて、より容易
に、前記フック部を撓ませることができる。このため
に、前記モジュールを時計ケースより、より容易に外す
ことができる。
【0077】また、請求項5の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項3記載の時計のモジュ
ール固定構造において、前記外し係合部が突起部である
ことにより、上記した請求項4の発明の効果と同様な効
果を奏し得るばかりか、前記係合解除用治具を前記フッ
ク外し部に引っ掛けることができて、より容易に、前記
フック部を撓ませることができる。このために、前記モ
ジュールを時計ケースより、より容易に外すことができ
る。
【0078】また、請求項6の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項1又は請求項2記載の
時計のモジュール固定構造において、前記フック部の下
端部に下方に突出するダンパーを突設すると共に、前記
時計ケースの内壁部に段部を設けて、前記ダンパーを前
記段部の平面部に圧接させたことにより、上記した請求
項1又は請求項2の発明の効果と同様な効果を奏し得る
ばかりか、前記係合部の天井面係合部が凹部の天井部に
当接して係合し、且つ前記フック部に設けたダンパーが
段部の平面部に当接し、よって、前記フック部が天井部
と段部の平面部との間で上下に圧縮されて、前記モジュ
ールが前記時計ケースに固定される。
【0079】このように、前記フック部に設けたダンパ
ーが段部の平面部に当接していて、前記フック部が上下
に弾性的に撓むために、外部からの衝撃をフック部が柔
軟に吸収する。よって、外部からの衝撃による前記モジ
ュールの破損を防ぐことができる。
【0080】また、請求項7の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項1記載の時計のモジュ
ール固定構造において、前記モジュールの上面に配設さ
れた表示板の前記フック外し部に相対する位置に、前記
係合解除用治具を挿入するための切欠き部を設けたこと
により、上記した請求項7の発明の効果と同様な効果を
奏し得るばかりか、前記切欠き部より係合解除用治具を
挿入し、前記フック部を撓ませることができる。このた
めに、前記表示板を前記モジュールより取り外さなくて
も、このモジュールを時計ケースより容易に外すことが
できる。
【0081】また、請求項8の発明に係わる時計のモジ
ュール固定構造によれば、請求項7記載の時計のモジュ
ール固定構造において、前記時計ケースに係脱可能に固
定されるベゼルの内面によって、前記切欠き部を覆うよ
うにしたことにより、上記した請求項7の発明の効果と
同様な効果を奏し得るばかりか、前記切欠き部が、風防
ガラスを通して見えることがなく、装飾品としての時計
の外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる時計のモジュール固定構造(第
1実施例)の分解状態の斜視図である。
【図2】同モジュール固定構造を備えた腕時計の一部省
略した断面図である。
【図3】同モジュール固定構造のフック部の斜視図であ
る。
【図4】同モジュール固定構造を備えた腕時計における
ベゼルを除いた状態の一部省略した平面図である。
【図5】同モジュール固定構造におけるフック部の外し
操作の斜視図である。
【図6】本発明に係わる時計のモジュール固定構造(第
2実施例)を備えた腕時計の一部省略した断面図であ
る。
【図7】同モジュール固定構造のフック部の斜視図であ
る。
【図8】本発明に係わる時計のモジュール固定構造(第
3実施例)を備えた腕時計の一部省略した断面図であ
る。
【図9】同モジュール固定構造のフック部の斜視図であ
る。
【図10】本発明に係わる時計のモジュール固定構造
(第4実施例)を備えた腕時計の一部省略した断面図で
ある。
【図11】同モジュール固定構造のフック部の斜視図で
ある。
【図12】本発明に係わる時計のモジュール固定構造
(第5実施例)を備えた腕時計の一部省略した断面図で
ある。
【図13】同モジュール固定構造のフック部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 時計ケース 2 モジュール 4 開口部 7 胴 8 裏蓋 16 凹部 16A 天井面 20 フック部 20A 基部 20B 係合部 23 天井面係合部 24 フック外し部 38 溝部(外し係合部) 40 突起部(外し係合部) 41 孔部(外し係合部) 42 突起部(外し係合部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴と裏蓋が一体に形成されて上方に開口
    部を有する時計ケースの内壁部に形成された凹部と、モ
    ジュールの側壁部より外方に突設されてこのモジュール
    の半径方向に撓む少なくとも2つのフック部とを有し、
    前記凹部に前記フック部を係合させて前記時計ケースに
    前記モジュールを固定する時計のモジュール固定構造で
    あって、前記フック部の上端部の一部を、前記凹部の天
    井面に係合させる天井面係合部にすると共に、前記フッ
    ク部の上端部の他の一部を、前記天井面係合部が前記天
    井面に係合したときに、前記時計ケースの内壁部より前
    記モジュール寄りに突出して前記開口部より臨めるフッ
    ク外し部にしたことを特徴とする時計のモジュール固定
    構造。
  2. 【請求項2】 前記フック部を、前記モジュールの側壁
    部より外方にこのモジュールの半径方向に延出する基部
    と、この基部より上方に延出する係合部とより構成し、
    この係合部と前記モジュールの側壁部との間に、上方に
    開口する隙間を形成し、前記係合部の上端部の前記モジ
    ュール寄りの部分を、前記フック外し部にした請求項1
    記載の時計のモジュール固定構造。
  3. 【請求項3】 前記フック外し部に、係合解除用治具を
    引っ掛けるための外し係合部を設けた請求項1又は請求
    項2記載の時計のモジュール固定構造。
  4. 【請求項4】 前記外し係合部が溝部または孔部である
    請求項3記載の時計のモジュール固定構造。
  5. 【請求項5】 前記外し係合部が突起部である請求項3
    記載の時計のモジュール固定構造。
  6. 【請求項6】 前記フック部の下端部に下方に突出する
    ダンパーを突設すると共に、前記時計ケースの内壁部に
    段部を設けて、前記ダンパーを前記段部の平面部に圧接
    させた請求項1又は請求項2記載の時計のモジュール固
    定構造。
  7. 【請求項7】 前記モジュールの上面に配設された表示
    板の前記フック外し部に相対する位置に、前記係合解除
    用治具を挿入するための切欠き部を設けた請求項1記載
    の時計のモジュール固定構造。
  8. 【請求項8】 前記時計ケースに係脱可能に固定される
    ベゼルの内面によって、前記切欠き部を覆うようにした
    請求項7記載の時計のモジュール固定構造。
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