JP2530367Y2 - 筐体の嵌合構造 - Google Patents

筐体の嵌合構造

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JP2530367Y2
JP2530367Y2 JP1991061761U JP6176191U JP2530367Y2 JP 2530367 Y2 JP2530367 Y2 JP 2530367Y2 JP 1991061761 U JP1991061761 U JP 1991061761U JP 6176191 U JP6176191 U JP 6176191U JP 2530367 Y2 JP2530367 Y2 JP 2530367Y2
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克己 原島
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日通工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ベースプレートと、
ベースプレートの上部開口部を覆うトップカバーと、ト
ップカバーの所定部位に装着されるパネル部材とを備え
た筐体の嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例を示す筐体の嵌合構造の断
面図であり、このような嵌合構造を備えたものとして、
例えば図4に示すような電話機がある。図3は図4のA
−A線による拡大された断面図である。図において、
(1)はベースプレート、(2)はベースプレート
(1)の上部開口部を覆うトップカバー、(3)はトッ
プカバー(2)の所定部位に装着される半透明のパネル
部材であり、これらは共に樹脂成形によりそれぞれ個別
に作られる。トップカバー(2)には、押しボタンダイ
ヤル部(4),ハンドセット受け部(5)などが形成さ
れ、パネル部材(3)には、時刻や、ダイヤル操作時で
のダイヤル番号などが表示される表示部(6)などが形
成されている。
【0003】ベースプレート(1)とトップカバー
(2)とは、それぞれが相互に接合される開口端縁部
に、全周にわたって突起(7)と突起(8)とが形成さ
れ、これら突起(7)及び(8)はベースプレート
(1)側が内側に、トップカバー(2)側が外側となる
よう両者が結合される。そして、ベースプレート(1)
とトップカバー(2)との固定は、ベースプレート
(1)側にネジの挿入孔を設け、トップカバー(2)側
に上記挿入孔に整合するネジ孔を設け、上記結合状態で
ネジを挿入孔から挿入してネジ孔にねじ込む構成となっ
ている。
【0004】一方、トップカバー(2)とパネル部材
(3)とは、ダイヤル部(4)側の係合部位(9)と、
電話機後面側の嵌合部位(10)とにより固定される。
係合部位(9)は、パネル部材(3)側の突起(11)
がトップカバー(2)側の突起(12)の内側に入り込
むことで係合する。嵌合部位(10)は、トップカバー
(2)の内側嵌合爪部(13)と、パネル部材(3)の
外側嵌合爪部(14)との嵌合により固定される。
【0005】このような従来の嵌合構造からなる筐体に
おいては、パネル部材(3)をトップカバー(2)に装
着する際には、まずパネル部材(3)の突起(11)を
トップカバー(2)の突起(12)の内側に入り込ま
せ、この係合部(9)を中心としてパネル部材(3)を
電話機後方に倒しつつ、パネル部材(3)の外側嵌合爪
部(14)をベースプレート(1)の内側嵌合爪部(1
3)に嵌合させる。このとき、各嵌合爪部(13),
(14)付近のベースプレート(1)及びトップカバー
(2)は、相互に相反する方向にたわみ、嵌合後元に戻
ることで両者は固定される。
【0006】また、ベースプレート(1)とトップカバ
ー(2)との固定については、トップカバー(2)をベ
ースプレート(1)上に載置し、この状態でネジをベー
スプレート(1)側のネジ孔から挿入してトップカバー
(2)側のネジ孔にねじ込む。
【0007】図5は他の従来例を示す筐体の嵌合構造の
断面図である。これは、トップカバー(2)に設けた爪
部(15)をパネル部材(3)に設けた嵌合孔(16)
に入り込ませることで、両者が嵌合固定される構造とな
っている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】従来の筐体の嵌合構造
においては、トップカバー(2)とパネル部材(3)と
を固定する際には、図3のものについては、内側嵌合爪
部(13)と外側嵌合爪部(14)とを嵌合させ、図5
のものについては爪部(15)を嵌合孔(16)へ嵌合
させることで行っている。これらの嵌合動作時には、い
ずれも嵌合部付近のトップカバー(2)及びパネル部材
(3)をたわませている。
【0009】ところでこの場合、爪部(13),(1
4),(15)の突出量が小さすぎると、嵌合が外れや
すく、また嵌合を強化するために上記突出量を大きくし
てその引っかけ量を増大させると、嵌合動作時にトップ
カバー(2)及びパネル部材(3)のたわみ量も大きく
なり、嵌合が容易でなくなって作業性が低下するなどの
問題点があり、要するに、嵌合作業の軽易化と嵌合の強
化とを同時に満足することは困難であった。
【0010】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単な構成のもとに嵌合作業が
軽易であるにも拘らず、確実かつ安定的な掛止による嵌
合が得られる筐体の嵌合構造を得ることを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案に係わる筐体の
嵌合構造は、ベースプレートと、このベースプレート
上部開口部を覆う状態に結合されるトップカバーと、ト
ップカバーの所定部位に装着されるパネル部材とを備
え、ベースプレートとトップカバーとは、それぞれの開
口端縁部の全周にわたって形成した内側突起と外側突起
との嵌合のもとにネジ締め等の固定手段により固定さ
れ、かつトップカバーとパネル部材とは、相対する辺部
に設けた係合部と嵌合部とにより結合される型式の筐体
を適用対象とし、前記トップカバーにベースプレートの
上部開口側端縁部の内側面に近接して入り込む舌片状の
たわみ部を延設すると共に、パネル部材にはたわみ部を
前記トップカバーにおける舌片状のたわみ部の内側面に
接触する状態に設け、かつ両たわみ部の対向面部には、
突起部と嵌合孔とにより掛止される嵌合部を設けて構成
したものである。
【0012】
【作用】この考案における筐体の嵌合構造は、トップカ
バーとパネル部材とに、平行に延びるたわみ部を接触状
態に形成すると共に、両たわみ部にはその対向面部に突
起部と嵌合孔とからなる嵌合部を設け、かつトップカバ
ーにおける舌片状のたわみ部をベースプレートの上部開
口側端縁部の内側面に近接して延設したので、パネル部
材をトップカバーに装着する際、両舌片状のたわみ部が
彎曲するため、個々のたわみ量は小さくて足り、容易に
装着することができ、またベースプレートとトップカバ
ーとが嵌合固着された状態においては、トップカバーに
おける舌片状のたわみ部はベースプレートの上部開口側
端縁部の内側面により彎曲が抑止されるから、両たわみ
部間の嵌合部の掛止状態は安定的に確保される。
【0013】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1はこの考案の一実施例を示す、前記図4のよ
うな電話機における筐体の嵌合構造の断面図であり、前
記図3に相当する。図において、(17)はベースプレ
ート、(18)はベースプレート(17)の上部開口部
を覆うトップカバー、(19)はトップカバー(18)
の所定部位に装着される半透明のパネル部材であり、こ
れらは共に従来例同様樹脂成形によりそれぞれ個別に作
られる。(18a)は、トップカバー(18)と一体と
なっているもので、パネル部材(19)の受け部であ
る。ベースプレート(17)とトップカバー(18)
の開口端縁郁には、それぞれ全周にわたって内側突起
(20)と外側突起(21)とが形成され、これら内側
突起(20)と外側突起(21)とを嵌合した状態のも
とに両者が結合される。そして、ベースプレート(1
7)とトップカバー(18)との固定手段としては、
ースプレート(17)側にネジの挿入孔を設け、トップ
カバー(18)側に上記挿入孔に整合するネジ孔を設
け、上記結合状態でネジを挿入孔から挿入してネジ孔に
ねじ込めばよい。
【0014】一方、トップカバー(18)とパネル部材
(19)とは、前記図4に示したダイヤル部(4)側に
位置する係合部(22)と、電話機後面側の嵌合部(2
3)とにより固定される。係合部(22)は、パネル部
材(19)側の突起(24)がトップカバー(18)側
の突起(25)の内側に入り込むことで係合する。嵌合
部(23)については、トップカバー(18)側にベー
スプレート(17)の内側面に近接して入り込む舌片状
のたわみ部(26)が延設され、この舌片状のたわみ部
(26)のベースプレート(17)と反対側の面に嵌合
部としての突起部(27)が形成されている。また、パ
ネル部材(19)側には、舌片状のたわみ部(26)の
内側に接触して入り込むたわみ部(28)が延設され、
このたわみ部(28)には前記突起部(27)が嵌合す
る嵌合部としての嵌合孔(29)が形成されている。
起部(27)と嵌合孔(29)とによる嵌合部(23)
が両たわみ部(26),(28)間に設けられているか
ら、上記突起部(27)は、嵌合孔(29)への引っか
け量がそれほど大きくなくともよく、嵌合動作の際、各
たわみ部(26),(28)のたわみ量は小さくて済む
ようになっている。
【0015】上記のように構成された筐体の嵌合構造に
おいては、まずパネル部材(19)をトップカバー(1
8)に装着し、その後トップカバー(18)をベースプ
レート(17)に装着する手順とする。パネル部材(1
9)をトップカバー(18)に装着する際には、まず
合部(22)においてパネル部材(19)の突起(2
4)をトップカバー(18)の突起(25)の内側に入
り込ませ、この係合部( 22)を中心としてパネル部材
(19)を電話機後方に倒しつつ、パネル部材(19)
の嵌合孔(29)とトップカバー(18)の突起部(2
7)とを嵌合させる。このとき、各たわみ部(26),
(28)は、相互に相反する方向にたわみ、嵌合後元に
戻ることで両者は固定され、軽易な作業のもとに容易に
嵌合することができる。
【0016】上記のようにしてパネル部材(19)が装
着されたトップカバー(18)を、ベースプレート(1
7)に固定する際には、図2に示すように、トップカバ
ー(18)の舌片状のたわみ部(26)をベースプレー
ト(17)内側に入り込ませつつ、トップカバー(1
8)側の外側突起(21)が、ベースプレート(17)
側の内側突起(20)の外側となる状態でトップカバー
(18)をベースプレート(17)上に吻合状態にセッ
トする。このとき、トップカバー(18)の突起部(2
7)が形成された舌片状のたわみ部(26)は、ベース
プレート(17)の内側突起(20)の内側面部分に接
近しており、突起部(27)と反対側方向(図中で右方
向)への彎曲移動が抑止されている。これにより、突起
部(27)の嵌合孔(29)への引っかけ量がそれほど
大きくなくても、トップカバー(18)とパネル部材
(19)との嵌合による掛止作用は強化されたものとな
る。そして、この状態でネジをベースプレート(17)
側のネジ孔から挿入してトップカバー(18)側のネジ
孔にねじ込み、ベースプレート(17)とトップカバー
(18)とを固定する。従ってトップカバー(18)を
ベースプレート(17)から取り外した後でなければ、
パネル部材(19)が外れることはないように構成され
ている。
【0017】なお、上記実施例では、トップカバー(1
8)側における舌片状のたわみ部(26)に突起部(2
7)を、パネル部材(19)側のたわみ部(28)に
合孔(29)をそれぞれ設けたが、これとは逆に、舌片
状のたわみ部(26)側に嵌合孔を、たわみ部(28)
側に突起部をそれぞれ設けてもよい。また、この考案
は、ベースプレート,トップカバー及びパネル部材のよ
うに、3つの部材を用いた筐体構造であれば、電話機に
限ることはない。
【0018】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、トッ
プカバー(18)とパネル部材(19)とに、平行に延
びるたわみ部(26)と(28)とを接触状態に形成す
ると共に、両たわみ部(26)と(28)とにはその対
向面部に突起部(27)と嵌合孔(29)とからなる嵌
合部(23)を設け、かつトップカバー(18)におけ
る舌片状のたわみ部(26)をベースプレート(17)
の上部開口側端縁部の内側面に近接して延設したので、
パネル部材(19)をトップカバー(18)に装着する
際には、両たわみ部(26),(28)が互いに彎曲す
るため、個々のたわみ量は小さくて足り、従って両たわ
み部(26),(28)を軽易な作業のもとに損傷する
ことなく、パネル部材(19)を容易に装着することが
でき、またベースプレート(17)とトップカバー(1
8)とが嵌合固着された状態においては、トップカバー
(18)における舌片状のたわみ部(26)はベースプ
レート(17)の上部開口側端縁部の内側面により彎曲
が抑止されるから、嵌合部(23)の引っかけ量が小さ
いにも拘らず、両たわみ部(26),(28)間の嵌合
部(23)の掛止状態は安定かつ確実に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す電話機における筐体
の嵌合構造の断面図である。
【図2】図1の嵌合構造における嵌合作業動作を示す説
明図である。
【図3】従来例を示す図4のA−A線による拡大された
断面図である。
【図4】図3の嵌合構造を備えた電話機の斜視図であ
る。
【図5】他の従来例を示す筐体の嵌合構造の要部の断面
図である。
【符号の説明】
17 ベースプレート 18 トップカバー 19 パネル部材 20 内側突起 21 外側突起 22 係合部 23 嵌合部 24,25 突起 26 舌片状のたわみ部 27 突起部 28 たわみ部 29 嵌合孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレート(17)と、ベースプレ
    ート(17)の上部開口部を覆う状態に結合されるトッ
    プカバー(18)と、トップカバー(18)の所定部位
    に装着されるパネル部材(19)とを備え、ベースプレ
    ート(17)とトップカバー(18)とは、それぞれの
    開口端縁部の全周にわたって形成した内側突起(20)
    と外側突起(21)との嵌合のもとに固定手段により固
    定され、かつトップカバー(18)とパネル部材(1
    9)とは、相対する辺部に設けた係合部(22)と嵌合
    部(23)とにより結合される型式の一体の嵌合構造に
    おいて、前記トップカバー(18)にベースプレート
    (17)の上部開口側端縁部の内側面に近接して入り込
    む舌片状のたわみ部(26)を延設すると共に、パネル
    部材(19)にはたわみ部(28)をトップカバー(1
    8)における舌片状のたわみ部(26)の内側面に接触
    する状態に延設し、かつ両たわみ部(26)と(28)
    との対向面部には、突起部(27)と嵌合孔(29)と
    の係合により掛止される嵌合部(23)を設けたことを
    特徴とする筐体の嵌合構造。
JP1991061761U 1991-07-11 1991-07-11 筐体の嵌合構造 Expired - Lifetime JP2530367Y2 (ja)

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JPH059060U JPH059060U (ja) 1993-02-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5615146U (ja) * 1979-07-11 1981-02-09
JPS6127175U (ja) * 1984-07-24 1986-02-18 株式会社東芝 表示装置
JPS6244549U (ja) * 1985-09-04 1987-03-18

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JPH059060U (ja) 1993-02-05

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