JP6924417B2 - ケース、ケースの製造方法および時計 - Google Patents

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Description

この発明は、腕時計などの時計に用いられるケース、そのケースの製造方法およびそのケースを備えた時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、ケース本体の外周に合成樹脂によって形成されたリング状の結合部材を取り付け、この結合部材によってケースの外周に外装ケースを取り付けることにより、腕時計ケースを構成したものが知られている。
特開平07−244170号公報
この種の腕時計ケースは、ケース本体の外周に設けられた環状の第1係合溝に、結合部材の内周面に設けられた内側突起部を係合させて、ケース本体の外周に結合部材を取り付け、この結合部材の外周面に設けられた外側突起部を、外装ケースの内周面に設けられた第2係合溝に係合させて、結合部材に外装ケースを取り付けることにより、結合部材によってケース本体の外周に外装ケースを取り付けるように構成されている。
しかしながら、このような腕時計ケースでは、ケース本体の外周に合成樹脂製の結合部材を上方から嵌め込んで取り付ける際に、ケース本体の第1係合溝に結合部材の内側突起部を係合させ、この状態で外装ケースをケース本体の上方から結合部材の外周に嵌め込んで取り付ける際に、外装ケースの第2係合溝に結合部材の外側突起部を係合させる必要があるため、組立作業が煩雑で面倒である。
この発明が解決しようとする課題は、組立作業性が良いケース、そのケースの製造方法およびそのケースを備えた時計を提供することである。
この発明は、外周面に溝部が設けられたケース本体と、前記ケース本体の上部側外周に前記溝部の下部側を露出させた状態で配置され、かつ前記溝部の上部側に対応して嵌合凹部が設けられた外装部材と、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記溝部内に挿入されて、前記溝部および前記外装部材の前記嵌合凹部に配置されることにより、前記ケース本体に前記外装部材を固定する結合部材と、を備え、前記溝部の上部側には第1円弧面が設けられ、前記結合部材は、前記第1円弧面と同じ曲率半径である第2円弧面を有する、ことを特徴とするケースである。
また、この発明は、外周面に第1円弧面を持つ溝部が設けられたケース本体の上部側外周に、前記溝部の下部側を露出させて外装部材を被せて配置させると共に、前記外装部材の内周面に設けられた嵌合凹部を前記溝部の上部側に対応させる第1の工程と、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から、前記第1円弧面と同じ曲率半径の第2円弧面を持つ結合部材を前記溝部および前記外装部材の前記嵌合凹部に挿入させて、前記ケース本体に前記外装部材を固定させる第2の工程と、を備えていることを特徴とするケースの製造方法である。
この発明によれば、組立作業性を向上させることができると共に、ケース本体に対して外装部材を確実にかつ強固に取り付けることができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図2に示された腕時計ケースを分解して示した要部の拡大断面図である。 図1に示された腕時計ケースのケース本体を裏面側から見た拡大斜視図である。 図1に示された腕時計ケースの外装ケースを示し、(a)はその拡大正面図、(b)はそれを斜め下側から見た拡大斜視図、(c)は(a)のB−B矢視における要部の拡大断面図である。 図2に示された腕時計ケースの結合部材を示し、(a)はその拡大正面図、(b)はその拡大側面図である。 図2に示された腕時計ケースの押え部材を示し、(a)はそれを外部側から見た拡大斜視図、(b)はそれを内部側から見た拡大斜視図である。
以下、図1〜図7を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。なお、時計の表示面側を上、表示面の反対側を下として説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側との各側部には、バンド取付部2がそれぞれ設けられている。また、この腕時計ケース1の3時側と4時側とには、それぞれ押釦スイッチ3が設けられている。
この腕時計ケース1の上部開口部には、図1および図2に示すように、時計ガラス4が接着剤4aによって取り付けられている。また、この腕時計ケース1の下部には、裏蓋5が防水リング5aを介してビス5bによって取り付けられている。さらに、この腕時計ケース1の内部には、時計モジュール6が設けられている。
本実施形態の場合、時計モジュール6の上部には、図2に示すように、文字板7が設けられており、この文字板7上の外周部には、見切り部材8が配置されている。時計モジュール6は、指針9を文字板7の上方で運針させる時計ムーブメント、時刻などの情報を電気光学的に表示する表示パネル、これらを電気的に駆動する回路部などの時計機能に必要な各種の部品(いずれも図示せず)を備えている。
ところで、この腕時計ケース1は、図1および図2に示すように、ケース本体10と外装ケース11とを備えている。ケース本体10は、硬質の合成樹脂、例えばポリアミド樹脂にガラス繊維またはカーボン繊維を混入させた剛性の高い硬質の合成樹脂によって形成されている。このケース本体10の12時側と6時側とには、上述したバンド取付部2の一対の取付突起部2aがそれぞれ設けられている。
また、このケース本体10の内周面における上部には、図2に示すように、時計ガラス4の外周部が配置される切欠き部10aが環状に設けられている。これにより、時計ガラス4は、ケース本体10の切欠き部10aに配置する際に、切欠き部10aの内周面と平面とに接着剤4aを塗布し、この接着剤4aによって時計ガラス4の外周部における外周面と下面とが切欠き部10aに接着されるように構成されている。
外装ケース11は、図1および図2に示すように、ケース本体10の上部側外周にこれを覆って取り付けられるように構成されている。すなわち、この外装ケース11は、ステンレスなどの剛性の高い金属で形成されている。この外装ケース11は、ケース本体10の上面および時計ガラス4の外周部の縁部における上面を覆うと共に、ケース本体10の外周面における上部側を覆うように形成されている。
本実施形態の場合、外装ケース11の12時側と6時側とには、図1〜図3および図5に示すように、ケース本体10の一対の取付突起部2aの上部を覆うバンド取付部2の一対のカバー突起部2bがそれぞれ設けられている。これにより、バンド取付部2は、ケース本体10の一対の取付突起部2aと、これら一対の取付突起部2aの上部を覆う外装ケース11の一対のカバー突起部2bとによって構成されている。
この腕時計ケース1は、図2および図3に示すように、ケース本体10と外装ケース11とが結合部材12によって固定されている。この場合、ケース本体10の12時側と6時側との外周面、つまりバンド取付部2における一対の取付突起部2aの間に位置するケース本体10の外周面には、結合部材12の後述する本体部15が配置される装着溝13がそれぞれ上下方向に設けられている。
この装着溝13は、図2〜図4に示すように、ほぼ四角形状の凹部であり、ケース本体10の外周面において、外装ケース11で覆われる箇所、つまりバンド取付部2よりも上側に位置する箇所から外装ケース11で覆われない箇所、つまりバンド取付部2の上下方向におけるほぼ中間部に位置する箇所に亘って設けられている。すなわち、この装着溝13は、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せたときに、装着溝13の上部側が外装ケース11の下部側で覆われ、装着溝13の下部側が外装ケース11で覆われずに外部に露出するように形成されている。
一方、外装ケース11の12時側と6時側との内周面、つまりバンド取付部2における一対のカバー突起部2bの間に位置する外装ケース11の内周面には、図2、図3および図5に示すように、結合部材12の後述するフック部16が嵌合する嵌合凹部14がそれぞれ装着溝13の上部側、つまりバンド取付部2よりも上側に位置して外装ケース11で覆われる箇所に対応して設けられている。
すなわち、この嵌合凹部14は、図2、図3および図5に示すように、装着溝13よりも上下方向の長さが短いほぼ長方形状に形成され、外装ケース11がケース本体10の上部側外周に配置された際に、外装ケース11の下部側で覆われた装着溝13の上部側に対応して設けられている。
ところで、結合部材12は、硬質の合成樹脂、例えばポリアミド樹脂にガラス繊維またはカーボン繊維を混入させた剛性の高い硬質の合成樹脂によって形成されている。この結合部材12は、図2、図3および図6に示すように、ケース本体10の上部側外周にこれを覆って外装ケース11が配置された状態で、ケース本体10の装着溝13に配置される本体部15と、外装ケース11の嵌合凹部14に嵌合するフック部16と、を備えている。
本体部15は、図2、図3および図6に示すように、ケース本体10の装着溝13とほぼ同じ大きさの板状に形成され、ケース本体10の上部側外周にこれを覆って外装ケース11が配置された状態で、外装ケース11の下側に露出した装着溝13の下部側から装着溝13内に挿入されて配置されるように構成されている。
フック部16は、図2、図3および図6に示すように、本体部15の上端部からケース本体10の外部に向けてほぼ直角に折り曲げられ、ケース本体10の上部側外周にこれを覆って外装ケース11が配置された状態で、外装ケース11の嵌合凹部14に挿入されて嵌合するように構成されている。
この場合、本体部15とフック部16との境界部における角部、つまり結合部材12のうち、結合部材12を装着溝13に挿入させたときに、装着溝13の上部側に位置する部分は、図2、図3および図6に示すように、円弧面12aに形成されている。これに伴って、ケース本体10の装着溝13における底部から外装ケース11に向かう上端部の角部は、結合部材12の円弧面12aと同じ曲率半径の円弧面13aに形成されている。また、本体部15とフック部16との境界部におけるケース本体10の外部側の角部は、傾斜面12bに形成されている。
これにより、結合部材12は、図2および図3に示すように、外装ケース11の外部に露出したケース本体10の装着溝13の下部側からフック部16が装着溝13に挿入されて外装ケース11の嵌合凹部14に収まるように構成されている。また、この結合部材12は、フック部16の先端部分が装着溝13のうち、外装ケース11の下部側で覆われた部分に入り込むように装着溝13に挿入し、本体部15とフック部16との境界部に設けられた円弧面12aが装着溝13の円弧面13aに沿って摺動しながら、本体部15がその円弧面12aを支点として装着溝13内に向けて回転するように構成されている。
このため、この結合部材12は、図2および図3に示すように、本体部15とフック部16との境界部に設けられた円弧面12aが装着溝13の円弧面13aに沿って摺動しながら本体部15がその円弧面12aを支点として回転すると、フック部16が嵌合凹部14に徐々に挿入しながら、本体部15が装着溝13内に挿入されて配置されると共に、フック部16が嵌合凹部14に嵌合するように構成されている。
これにより、結合部材12は、図2および図3に示すように、本体部15が装着溝13内に挿入されて配置されると共に、フック部16が嵌合凹部14に嵌合した際に、外装ケース11をケース本体10の外周に固定するように構成されている。本実施形態において、腕時計ケース1は、外装ケース11がケース本体10の上部側外周を覆って配置されるように構成されている。
また、この結合部材12は、図2、図3および図7に示すように、ケース本体10の装着溝13内に配置されて外装ケース11の外部に露出した本体部15の下部側が押え部材17によって装着溝13内に押え付けられている。この押え部材17は、ケース本体10と同じ硬質の合成樹脂、例えばポリアミド樹脂にガラス繊維またはカーボン繊維を混入させた剛性の高い硬質の合成樹脂によって形成されている。
この押え部材17は、図2、図3および図7に示すように、外装ケース11の下端部からケース本体10の下面に亘って配置されて、外装ケース11の外部に露出した結合部材12の本体部15の下部側を覆い隠す大きさのほぼ板状に形成されている。本実施形態において、押え部材17は、上部側の厚みが厚く、下部側に向かうに従って徐々に厚みが薄くなるように形成されている。
すなわち、この押え部材17は、図2、図3および図7に示すように、上端部が外装ケース11の下端面に当接して配置される厚みに形成され、下端部がケース本体10の下面に取り付けられた裏蓋5の上面に当接して配置される厚みに形成されている。また、この押え部材17は、その両側部に取付部17aがそれぞれ設けられている。
これにより、押え部材17は、図2、図3および図7に示すように、取付部7aが装着溝13の両側に位置するケース本体10の外周面に設けられた取付溝18に嵌め込まれて、ケース本体10の外周面に配置されるように構成されている。この場合、取付部17aの上部には、係合突起17bが設けられている。この係合突起17bは、取付部17aの上方に位置するケース本体10の下面に設けられた係合穴11aに係合するように構成されている。
このため、押え部材17は、図2、図3および図7に示すように、外装ケース11の外部に露出した結合部材12の本体部15の下部側を覆い隠した状態で、両側の取付部17aの上部に設けられた係合突起17bがケース本体10の係合穴11aに差し込まれて、両側の取付部17aがケース本体10の外周面に設けられた取付溝18に嵌め込まれるように構成されている。これにより、押え部材17は、結合部材12の本体部15を装着溝13内に押え付けて、ケース本体10の外周面に配置されるように構成されている。
また、この押え部材17は、図2、図3および図7に示すように、結合部材12の本体部15を装着溝13内に押え付けて、ケース本体10の外周面に配置された状態で、ケース本体10の下面に裏蓋5が取り付けられる際に、その裏蓋5によって押え部材17の下端部が押し上げられる。さらに、両側の取付部17aの上部に設けられた係合突起17bがケース本体10の係合穴11aに差し込まれているため、押え部材17はケース本体10に押し当てられる。これにより、押え部材17はケース本体10の外周面に取り付けられるように構成されている。
次に、このような腕時計ケース1の製造方法について説明する。
この腕時計ケース1の製造方法は、図2および図3に示すように、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せて配置する第1の工程と、ケース本体10に外装ケース11を結合部材12によって固定する第2の工程と、外装ケース11の外部に露出した結合部材12を押え部材17で押え付けた状態で、押え部材17を裏蓋5で固定する第3の工程と、を備えている。
本実施形態の場合、第1の工程では、図3に示すように、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11を上方から被せるように配置する。このときには、外装ケース11に設けられた一対のカバー突起部2bをケース本体10に設けられた一対の取付突起部2aに対応させて、外装ケース11をケース本体10の上部側外周に配置する。
この状態では、ケース本体10の12時側と6時側とにおけるバンド取付部2の一対の取付突起部2a間に設けられた装着溝13のうち、装着溝13の上部側が外装ケース11によって覆われ、装着溝13の下部側が外装ケース11によって覆われることがなく外装ケース11の下側の外部に露出する。また、このときには、外装ケース11の内周面に設けられた嵌合凹部14をケース本体10の装着溝13の上部側に対応させる。
第2の工程では、図3に示すように、外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を装着溝13内に挿入させ、この装着溝13および外装ケース11の嵌合凹部14に挿入された結合部材12によって外装ケース11をケース本体10に固定する。このときには、まず、結合部材12のフック部16を外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から装着溝13内に挿入させて、フック部16の先端部を外装ケース11の内周面に設けられた嵌合凹部14に対応させる。
この状態で、本体部15とフック部16との境界部に設けられた円弧面12aを装着溝13の円弧面13aに押し当てながら装着溝13の円弧面13aに沿って摺動させる。すると、本体部15がその円弧面12aを支点として回転しながら装着溝13内に向けて移動して、フック部16を外装ケース11の嵌合凹部14に徐々に挿入させる。
そして、本体部15がその円弧面12aを支点として回転しながら装着溝13内に挿入されて配置されると、フック部16が嵌合凹部14に嵌合する。これにより、外装ケース11が結合部材12によってケース本体10の外周に確実にかつ強固に固定される。このように、外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を装着溝13内に挿入させるだけで、外装ケース11がケース本体10の外周に固定されるので、組立作業が簡単でかつ容易である。
第3の工程では、図3に示すように、まず、外装ケース11の下側外部に露出した結合部材12の本体部15を覆って押え部材17を配置する。このときには、押え部材17の両側に設けられた取付部17aの上部の係合突起17bをケース本体10の係合穴11aに差し込み、両側の取付部17aを装着溝13の両側に位置するケース本体10の外周面に設けられた取付溝18に嵌め込む。これにより、外装ケース11の下側外部に露出した結合部材12の本体部15が押え部材17によって覆われて装着溝13内に押え付けられる。
この状態で、ケース本体10の下面に防水リング5aを配置させると共に裏蓋5を配置させて、裏蓋5をビス5bによってケース本体10に取り付ける。このときには、裏蓋5が押え部材17の下端部を押し上げる。さらに、両側の取付部17aの上部に設けられた係合突起17bがケース本体10の係合穴11aに差し込まれているため、押え部材17はケース本体10に押し当てられる。これにより、押え部材17は裏蓋5とケース本体10の下端部との間に挟まれた状態でケース本体10の外周面に取り付けられる。これにより、腕時計ケース1が簡単にかつ容易に組み立てられる。
本実施形態の場合、ケース本体10の下面に裏蓋5を取り付ける際には、予め、ケース本体10内に時計モジュール6を組み込んで、複数の押釦スイッチ3をケース本体10の外周にそれぞれ取り付ける。この状態で、ケース本体10の下面に裏蓋5を取り付けて、腕時計ケース1を組み立てた際には、腕時計が組み立てられる。
このように、この腕時計の腕時計ケース1によれば、外周面に装着溝13が上下方向に設けられたケース本体10と、このケース本体10の上部側外周に装着溝13の下部側を露出させた状態で配置され、かつ装着溝13の上部側に対応して嵌合凹部14が設けられた外装ケース11と、この外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から装着溝13内に挿入されて、装着溝13および外装ケース11の嵌合凹部14に配置されることにより、ケース本体10に外装ケース11を固定する結合部材12と、を備えているので、組立作業性を向上させることができる。
また、例えば、特開平07−244170号公報に記載された腕時計ケースでは、ケース本体の外周に結合部材を取り付ける際に、ケース本体の第1係合溝に結合部材の内側突起部を係合させ、外装ケースをケース本体の上方から結合部材の外周に嵌め込んで取り付ける際に、外装ケースの第2係合溝に結合部材の外側突起部を係合させる構造であるから、ケース本体に対して外装ケースを確実にかつ強固に取り付けることができない。
すなわち、特開平07−244170号公報に記載された腕腕時計ケースでは、ケース本体に対して外装ケースを確実にかつ強固に取り付けるために、ケース本体の係合溝と第1外装ケースの第2係合溝とを深く形成し、かつ結合部材の内側突起部と外側突起部とを長く突出させる必要があるが、結合部材の内側突起部と外側突起部とを長く突出させると、ケース本体の外周に結合部材を嵌め込むことができないばかりか、外装ケースをケース本体の上方から結合部材の外周に嵌め込むことができない。
このため、この腕時計ケースでは、結合部材の内側突起部と外側突起部との外部への突出長さをそれぞれ短くしなければならないため、ケース本体の第1係合溝に対する結合部材の内側突起部の係合と、外装ケースの第2係合溝に対する結合部材の外側突起部の係合とが浅くなり、ケース本体に対して外装ケースを強固に取り付けることができない。しかし、本実施形態はケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せた後に結合部材12を挿入するため、結合部材12と外装ケース11との係合が浅くならず、ケース本体に対して外装ケースを強固に取り付けることができるようになる。
すなわち、この腕時計ケース1では、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せて配置させた際に、装着溝13の下部側を外装ケース11の下側外部に露出させることができると共に、外装ケース11の嵌合凹部14を装着溝13の上部側に対応させることができ、これにより外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を装着溝13内に挿入させることができる。
このため、この腕時計ケース1では、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11を配置させた状態で、結合部材12を装着溝13内に挿入させることができるので、組立作業性が良いだけでなく、ケース本体10の外面と外装ケース11の内面との間の隙間を狭くすることができる。また、装着溝13内に挿入された結合部材12を外装ケース11の嵌合凹部14に嵌合させることができるので、ねじを用いずに結合部材12によってケース本体10に外装ケース11を確実にかつ強固に固定することができる。
本実施形態の場合、結合部材12は、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11が配置された状態で、外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から装着溝13内に挿入されて配置される本体部15と、この本体部15が装着溝13内に配置された際に、外装ケース11の嵌合凹部14に嵌合するフック部16と、を備えていることにより、外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を装着溝13内に挿入させた際に、フック部16を外装ケース11の嵌合凹部14に確実に嵌合させることができると共に、本体部15を装着溝13内に確実に配置させることができる。
すなわち、この結合部材12は、外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側からフック部16が装着溝13に挿入されて外装ケース11の嵌合凹部14に対応した状態で、本体部15が装着溝13に挿入されて配置される際に、本体部15がフック部16側の端部を中心に回転しながらケース本体10の装着溝13内に挿入されて配置されると共にフック部16が嵌合凹部14に嵌合されることにより、外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を円滑にかつ良好に挿入させて、フック部16を外装ケース11の嵌合凹部14に確実に嵌合させることができると共に、本体部15を装着溝13内に確実に配置させることができる。
本実施形態の場合、結合部材12は、本体部15とフック部16との境界部が円弧面12aに形成されていることにより、結合部材12のフック部16を外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から装着溝13内に挿入させて、外装ケース11の内周面に設けられた嵌合凹部14に対応させた状態で、本体部15とフック部16との境界部に設けられた円弧面12aを装着溝13の円弧面13aに押し当てながら装着溝13の円弧面13aに沿って摺動させることができる。
このため、この結合部材12では、本体部15の円弧面12aを支点として、本体部15を装着溝13内に向けて円滑に回転させながら移動させて、フック部16を外装ケース11の嵌合凹部14に徐々に挿入させて嵌合させることができると共に、本体部15を装着溝13内に円滑に挿入させて良好に配置させることができる。
また、この腕時計ケース1では、ケース本体10の装着溝13に配置されて外装ケース11の外部に露出した結合部材12の本体部15を装着溝13内に押え付ける押え部材17を備えていることにより、外装ケース11の外部に露出した装着溝13から結合部材12が脱落するのを押え部材17によって確実に防ぐことができると共に、押え部材17によって外装ケース11の外部に露出した本体部15を覆い隠すことができるので、外観的にもデザイン的に好ましいものを提供することができる。
この場合、押え部材17は、その両側に取付部17aがそれぞれ設けられていると共に、これら取付部17aの上部に係合突起17bがそれぞれ設けられ、各係合突起17bが装着溝13の両側に位置するケース本体10の下面に設けられた係合穴11aに差し込まれて、取付部17aが装着溝13の両側に位置するケース本体10の外周面に設けられた取付溝18に嵌め込まれることにより、外装ケース11の下側外部に露出した結合部材12の本体部15を押え部材17によって覆って確実に装着溝13内に押え付けることができる。
また、この腕時計ケース1では、ケース本体10の下部に設けられた裏蓋5が押え部材をケース本体10の下端部に押し付けて固定することにより、押え部材17が外装ケース11の下側外部に露出した結合部材12の本体部15を押え付けていても、この押え部材17がケース本体10の外周面から脱落するのを裏蓋5によって確実にかつ良好に防ぐことができる。
また、この腕時計ケース1の製造方法によれば、外周面に装着溝13が上下方向に設けられたケース本体10の上部側外周に、装着溝13の下部側を露出させて外装ケース11を被せて配置させる第1の工程と、外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を装着溝13および外装ケース11の嵌合凹部14に挿入させて、ケース本体10に外装ケース11を固定させる第2の工程と、を備えていることにより、組立作業性を向上させることができると共に、ケース本体10に対して外装ケース11を確実にかつ強固に取り付けることができる。
すなわち、この腕時計ケース1の製造方法では、第1の工程でケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せて配置させた際に、装着溝13の下部側を外装ケース11の下側外部に露出させて、外装ケース11の嵌合凹部14を装着溝13の上部側に対応させることができるので、第2の工程で外装ケース11の下側外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を装着溝13内に挿入させることができる。
このため、この腕時計ケース1の製造方法では、第1の工程でケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せて配置させた状態で、第2の工程で結合部材12を装着溝13内に挿入させることができるので、組立作業性が良いだけでなく、ケース本体10の外面と外装ケース11の内面との間の隙間を狭くすることができる。また、装着溝13内に挿入された結合部材12を外装ケース11の嵌合凹部14に嵌合させることができるので、ねじを用いずに結合部材12によってケース本体10に外装ケース11を確実にかつ強固に固定することができる。
また、この腕時計ケース1の製造方法では、第2の工程で外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12のフック部16を装着溝13内に挿入させて外装ケース11の嵌合凹部14に対応させ、この状態で結合部材12の本体部15を装着溝13内に向けて回転させながら、フック部16を嵌合凹部14内に嵌め込んで本体部15を装着溝13内に配置させることにより、フック部16を外装ケース11の嵌合凹部14に確実に嵌合させることができると共に、本体部15を装着溝13内に確実に配置させることができる。
すなわち、この腕時計ケース1の製造方法では、外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12のフック部16を装着溝13に挿入させて外装ケース11の嵌合凹部14に対応させ、この状態で本体部15を装着溝13に挿入させて配置させる際に、フック部16側の本体部15の端部を中心に本体部15を回転させながらケース本体10の装着溝13内に挿入させて配置すると共にフック部16を嵌合凹部14に嵌合させることにより、外装ケース11の外部に露出した装着溝13の下部側から結合部材12を円滑にかつ良好に挿入させて、フック部16を外装ケース11の嵌合凹部14に確実に嵌合させることができると共に、本体部15を装着溝13内に確実に配置させることができる。
さらに、この腕時計ケース1の製造方法では、ケース本体10の装着溝13に配置されて外装ケース11の外部に露出する結合部材12の本体部15を装着溝13内に押え部材17によって押し付けた後、ケース本体10の下部に裏蓋5を取り付けて押え部材17を裏蓋5によって外装ケース11の下端部に押し付けて固定する第3の工程を備えていることにより、押え部材17によって外装ケース11の外部に露出する結合部材12の脱落を確実に防ぐことができる。
すなわち、この腕時計ケース1の製造方法では、第3の工程で外装ケース11の外部に露出した結合部材12の本体部15を押え部材17によって装着溝13内に押え付けるので、外装ケース11の外部に露出した結合部材12が装着溝13から脱落するのを押え部材17によって確実に防ぐことができると共に、押え部材17によって外装ケース11の外部に露出した本体部15を覆い隠すことができるので、外観的にもデザイン的に好ましいものを提供することができる。
また、この腕時計ケース1の製造方法では、第3の工程でケース本体10の下部に設けられた裏蓋5が押え部材17を外装ケース11の下端部に押し付けて固定することにより、押え部材17が外装ケース11の下側外部に露出した結合部材12の本体部15を押え付けていても、この押え部材17がケース本体10の外周面から脱落するのを裏蓋5によって確実にかつ良好に防ぐことができる。
なお、上記の実施形態において、装着溝13は、図2〜図4に示すように、ほぼ四角形状の凹部であるとしたが、同様の効果が達成される範囲内で、形状に変更があってもよい。また、上記の実施形態において、装着溝13は、バンド取付部2よりも上側に位置する箇所からバンド取付部2の上下方向におけるほぼ中間部に位置する箇所に亘って設けられているものとしたが、同様の効果が達成される範囲内で、装着溝13を設ける位置や範囲を変更してもよい。
さらに、上記の実施形態において、装着溝13は、ケース本体10の上部側外周に外装ケース11を被せた時に、装着溝13の上部側が外装ケース11の下部側で覆われ、装着溝13の下部側が外装ケース11で覆われずに外部に露出するように形成されるとしたが、同様の効果が達成される範囲内で、装着溝13のうち、外装ケース11で覆われる部分と、覆われずに外部に露出する部分との割合は変更可能である。
なお、上記の実施形態において、結合部材12のフック部16が嵌合する嵌合凹部14がそれぞれ外装ケース11の12時側と6時側との内周面、つまりバンド取付部2における一対のカバー突起部2bの間に位置する外装ケース11の内周面に設けられているとしたが、同様の効果が達成される範囲内で装着溝13と共に別の位置に設けてるようにしても良い。また、嵌合凹部14と装着溝13とを3組以上設けるようにしても良い。
上記の実施形態において、結合部材12のフック部16は、図2、図3および図6に示すように、本体部15の上端部からケース本体10の外部に向けてほぼ直角に折り曲げられるものとしたが、折り曲げられる角度は同様の効果が達成される範囲内で変更してもよい。
また、上記の実施形態において、結合部材12の本体部15とフック部16との境界部における角部は、結合部材12の円弧面12aと同じ曲率半径の円弧面13aに形成されているとしたが、同様の効果が達成される範囲内で、異なる曲率半径を適用してもよい。
さらに、上記の実施形態において、結合部材12の本体部15とフック部16との境界部におけるケース本体10の外部側の角部は、傾斜面12bに形成されているとしたが、これに限定されず、異なる傾斜を有する複数の面を組み合わせて傾斜面12bとしても良いし、傾斜面12bが湾曲していても良い。
上記の実施形態において、押え部材17は、図2、図3および図7に示すように、ほぼ板状に、上部側の厚みが厚く、下部側に向かうに従って徐々に厚みが薄くなるように形成されているとしたが、同様の効果が達成される範囲内で、形状を変形しても良い。
また、上記の実施形態において、両側の取付部17aの上部に設けられた係合突起17bがケース本体10の係合穴11aに差し込まれるものとしたが、これに限定されない。係合穴が外装ケース11に設けられ、押え部材17が外装ケース11に押し当てられるような構成にしてもよい。
なお、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、外周面に溝部が設けられたケース本体と、前記ケース本体の上部側外周に前記溝部の下部側を露出させた状態で配置され、かつ前記溝部の上部側に対応して嵌合凹部が設けられた外装部材と、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記溝部内に挿入されて、前記溝部および前記外装部材の前記嵌合凹部に配置されることにより、前記ケース本体に前記外装部材を固定する結合部材と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケースにおいて、前記結合部材は、前記ケース本体の上部側外周に前記外装部材が配置された状態で、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記溝部内に挿入されて配置される本体部と、前記本体部が前記溝部内に配置された際に、前記外装部材の前記嵌合凹部に嵌合するフック部と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のケースにおいて、前記結合部材は、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記フック部が前記溝部に挿入されて前記外装部材の前記嵌合凹部に対応した状態で、前記本体部が前記溝部に挿入されて配置される際に、前記本体部が前記フック部側の端部を中心に回転しながら前記ケース本体の前記溝部内に挿入されて配置されると共に前記フック部が前記嵌合凹部に嵌合されることを特徴とするケースである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載のケースにおいて、前記結合部材は、前記本体部と前記フック部との境界部における角部が円弧面に形成されていることを特徴とするケースである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のケースにおいて、前記ケース本体の前記溝部に配置されて前記外装部材の外部に露出した前記結合部材の前記本体部を前記溝部内に押え付ける押え部材を備えていることを特徴とするケースである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のケースにおいて、前記ケース本体の下部に取り付けられて前記押え部材を前記外装部材の下端部に押し付けて固定する裏蓋を備えていることを特徴とするケースである。
請求項7に記載の発明は、外周面に溝部が設けられたケース本体の上部側外周に、前記溝部の下部側を露出させて外装部材を被せて配置させると共に、前記外装部材の内周面に設けられた嵌合凹部を前記溝部の上部側に対応させる第1の工程と、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から結合部材を前記溝部および前記外装部材の前記嵌合凹部に挿入させて、前記ケース本体に前記外装部材を固定させる第2の工程と、を備えていることを特徴とするケースの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のケースの製造方法において、前記第2の工程では、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記結合部材のフック部を前記溝部内に挿入させて前記外装部材の前記嵌合凹部に対応させ、この状態で前記結合部材の本体部を前記溝部内に向けて回転させながら、前記フック部を前記嵌合凹部内に嵌め込んで前記本体部を前記溝部内に配置させることを特徴とするケースの製造方法である。
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載のケースの製造方法において、前記ケース本体の前記溝部に配置されて前記外装部材の外部に露出する前記結合部材の前記本体部を前記溝部内に押え部材によって押し付けた後、前記ケース本体の下部に裏蓋を取り付けて前記押え部材を前記裏蓋によって前記外装部材の下端部に押し付けて固定する第3の工程を備えていることを特徴とするケースの製造方法である。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
2 バンド取付部
3 押釦スイッチ
4 時計ガラス
5 裏蓋
6 時計モジュール
10 ケース本体
11 外装ケース
12 結合部材
12a 円弧面
13 装着溝
13a 円弧面
14 嵌合凹部
15 本体部
16 フック部
17 押え部材

Claims (8)

  1. 外周面に溝部が設けられたケース本体と、
    前記ケース本体の上部側外周に前記溝部の下部側を露出させた状態で配置され、かつ前記溝部の上部側に対応して嵌合凹部が設けられた外装部材と、
    前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記溝部内に挿入されて、前記溝部および前記外装部材の前記嵌合凹部に配置されることにより、前記ケース本体に前記外装部材を固定する結合部材と、
    を備え
    前記溝部の上部側には第1円弧面が設けられ、
    前記結合部材は、前記第1円弧面と同じ曲率半径である第2円弧面を有する、
    ことを特徴とするケース。
  2. 請求項1に記載のケースにおいて、前記結合部材は、前記ケース本体の上部側外周に前記外装部材が配置された状態で、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記溝部内に挿入されて配置される本体部と、前記本体部が前記溝部内に配置された際に、前記外装部材の前記嵌合凹部に嵌合するフック部と、を備えていることを特徴とするケース。
  3. 請求項1または請求項に記載のケースにおいて、前記ケース本体の前記溝部に配置されて前記外装部材の外部に露出した請求項2に記載の前記結合部材の本体部を前記溝部内に押え付ける押え部材を備えていることを特徴とするケース。
  4. 請求項に記載のケースにおいて、前記ケース本体の下部に取り付けられて前記押え部材を前記外装部材の下端部に押し付けて固定する裏蓋を備えていることを特徴とするケース。
  5. 外周面に第1円弧面を持つ溝部が設けられたケース本体の上部側外周に、前記溝部の下部側を露出させて外装部材を被せて配置させると共に、前記外装部材の内周面に設けられた嵌合凹部を前記溝部の上部側に対応させる第1の工程と、
    前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から、前記第1円弧面と同じ曲率半径の第2円弧面を持つ結合部材を前記溝部および前記外装部材の前記嵌合凹部に挿入させて、前記ケース本体に前記外装部材を固定させる第2の工程と、
    を備えていることを特徴とするケースの製造方法。
  6. 請求項に記載のケースの製造方法において、前記第2の工程では、前記外装部材の外部に露出した前記溝部の下部側から前記結合部材のフック部を前記溝部内に挿入させて前記外装部材の前記嵌合凹部に対応させ、この状態で前記結合部材の本体部を前記溝部内に向けて回転させながら、前記フック部を前記嵌合凹部内に嵌め込んで前記本体部を前記溝部内に配置させることを特徴とするケースの製造方法。
  7. 請求項または請求項に記載のケースの製造方法において、前記ケース本体の前記溝部に配置されて前記外装部材の外部に露出する請求項5に記載の前記結合部材の本体部を前記溝部内に押え部材によって押し付けた後、前記ケース本体の下部に裏蓋を取り付けて前記押え部材を前記裏蓋によって前記外装部材の下端部に押し付けて固定する第3の工程を備えていることを特徴とするケースの製造方法。
  8. 請求項1〜請求項のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計。
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