JPH0128597Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0128597Y2
JPH0128597Y2 JP1980042973U JP4297380U JPH0128597Y2 JP H0128597 Y2 JPH0128597 Y2 JP H0128597Y2 JP 1980042973 U JP1980042973 U JP 1980042973U JP 4297380 U JP4297380 U JP 4297380U JP H0128597 Y2 JPH0128597 Y2 JP H0128597Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
head
shape
shaft
circular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980042973U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56145721U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980042973U priority Critical patent/JPH0128597Y2/ja
Publication of JPS56145721U publication Critical patent/JPS56145721U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0128597Y2 publication Critical patent/JPH0128597Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電卓、各種計器、携帯時計等に用い
られるボタン構造に係わり、ボタン軸が円柱形状
を成し、非円形形状のボタン頭部(以下ボタン頭
部)を有するボタンで、ボタン頭部がボタン保持
部材に設けられたボタンニゲ凹部(以下ボタンサ
ライ)に隙間を有して係合し案内され、また、ボ
タンサライがボタン頭部の摺動に対してニゲとな
つている非円形ボタン構造に関するものである。
従来、上記非円形ボタン構造に於ては、第1図
に示すとおり、ボタン11は、外形が非円形形状
のボタン頭部11aと外形が円柱形状のボタン軸
11bとから一体的に、且つ同心状に形成されて
おり、またこのボタン11が軸方向にスライド可
能に係合されるボタン穴13aは、非円形形状の
ボタン頭部11aの外形に対して隙間を有すると
共に前記外形と相似形状に形成されているボタン
サライ部13aaとこのボタンサライ部13aaの
円形と同心状に形成され前記ボタン軸11bが係
合されるボタン軸穴部13abとから形成されて
おり、ボタン11がボタン穴13aに係合された
場合には、ボタン頭部1aが外周面とボタン穴1
3aの内周面との隙間が全周均一となるように構
成されるものであつた。しかしながら、この全周
均一となるべき隙間は、現実的に非円形形状のボ
タン頭部11aを形成するため加工上の困難さの
故にやむを得ず発生してしまうボタン頭部11a
とボタン軸11bとの偏心、ボタン頭部11a自
体の非円形形状のバラツキ、非円形形状のボタン
サライ部13aaとボタン軸穴部13abとの偏心
およびボタンサライ部13aa自体の非円形形状
のバラツキ等を考慮しなければならず、ボタン1
1とボタン穴13とを確実に係合させるためには
その隙間は必要以上に大きく形成しなければなら
ないこと、またボタン11はボタン軸11bを中
心に回動可能であることから、第2図に示すよう
に、ボタン頭部11aの外周面、ボタンサライ部
13aの内周面との隙間の分だけは回動してしま
い、ボタン11の傾きが大きくなるために、著し
く外観を損ねてしまうという問題点を有する。
そこで本考案はこのような問題点を解決しよう
とするもので、その目的とするところは、非円形
形状のボタン頭部の傾きを小さくすることにより
ボタン係合部周辺の外観が向上できると共に、初
期の係合状態が長期に維持できる非円形ボタン構
造を提供するところにある。
本考案の非円形ボタン構造は、外形が非円形形
状ボタン頭部31aと、外形が円柱形状のボタン
軸31bとが一体的に且つ略同心状に形成される
ボタン31と、前記ボタン31が軸方向にスライ
ド可能に係合されるボタン穴33aが形成される
ボタン保持部材33とを有し、前記ボタン穴33
aは、前記ボタン頭部31aの外形に対して隙間
を有すると共に相似形状に形成されるボタンニゲ
凹部33aaと、前記ボタンニゲ凹部3aaの内形
中心に対し偏心して形成されると共に前記ボタン
軸31bが係合されるボタン軸穴33abとを有
し、前記偏心により、前記ボタン頭部31aの外
周面と前記ボタンニゲ凹部33aaの内周面とを
一部で近接させ、前記ボタン31が回動規制され
ることを特徴とする。本考案の一実施例を第3図
a,bにより説明する。第3図aは本考案の一実
施例を示す部分断面図、第3図bは平面外観図で
ある。従来技術と同様に外形が非円形形状のボタ
ン頭部31aと外形が円柱形状のボタン軸31b
とが一体的に、且つ略同心状に形成されるボタン
31が、そのボタン軸31b上に保持された防水
性とボタン摺動の円滑性を持たせる為の弾性部材
から成るボタンパッキン32を介して、ボタン保
持部材33に固定されたボタンパイプ34に摺動
可能に保持されている。ボタン保持部材33に
は、ボタン穴33aが形成されており、そのボタ
ン穴33aはボタン11自体が回転しない為の初
期係合量lと、ボタンの摺動に対してボタン保持
部材が干渉しない為のニゲとしてボタンの摺動ス
トロークmの合計量(l+m)の深さを有し、且
つ前記ボタン頭部31aの非円形形状の外形に対
して隙間を有すると共に相似形状に形成されるボ
タンサライ部33aaと、前記ボタンサライ部3
3aaの内形中心に対し偏心して形成されると共
に前記ボタン軸31bが係合されるボタン軸穴部
33abとが形成されている。従つて、第3図b
に示すようにボタン31をボタン穴33aに係合
させた場合には、ボタンサライ部33aaとボタ
ン軸穴部33abとが偏心しているので、ボタン
頭部31aの外周面とボタンサライ部33aaの
内周面との隙間は必ずしも全周均一となるもので
はないように構成されている。31cはボタン3
1の中心を示し、33bはボタンサライ部33
aaの中心を示し、ボタン31の中心31cおよ
びボタン軸穴部33abと偏心させてある。35
はボタン止め輪、36はスイツチバネである。
本考案によれば、ボタン頭部31aの外周面と
ボタンサライ部33aaの内周面との隙間は全周
均一でなく、一方向の隙間を従来の設定よりも狭
くし他方向の隙間は従来の設定通りとしてある為
に、狭い方の隙間で決まるボタンの傾きは第4図
のとおり従来よりも少くすることができる。ま
た、ボタン頭部31aのボタン軸31bに対する
偏心及びボタンサライ部33aaのボタン軸穴部
33abに対する偏心等により、ボタン頭部31
aがボタンサライ部33aaに平面的に重なつて
組込めない場合には、ボタン頭部31aを180゜回
転させ上下反対に組ませれば、前述の偏心方向が
逆になる為組込める様になる。この場合、ボタン
頭部31aの上下方向幅は、ボタン中心31cに
対し多少異ならせておいてもよい。従つて、ボタ
ンサライ部33aaをボタン軸穴部33abに対し
て偏心させる場合の隙間は、従来技術のように、
非円形形状に形成されるボタン頭部31a及びボ
タンサライ部33aaの各々の形状自体のバラツ
キ、ボタン頭部31aのボタン軸31bに対する
偏心、ボタンサライ部33aaのボタン軸31ab
に対する偏心、ボタンパイプ34の外径に対する
内径の偏心等、全ての偏心量を累積した偏心量を
考慮する必要がなく、ボタン頭部31aのボタン
軸31bに対する偏心量は除いて設定してよいこ
ととなり、加工上よりバラツキの大きい前記ボタ
ン頭部31aの偏心量を除くことが可能なことか
ら、従来に比べて一方向の最少隙間を詰めること
ができ、従つて傾きも大幅に抑えることが可能と
なる。なお、ボタンサライの形状はボタン頭部形
状と相似形あるいはそれに近い形状に限られるこ
とはなく、ボタンの回転を止め得る形状ならばよ
い。第5図は、非円形ボタン頭部を溝形状で案内
した一実施例である。53aは第3図bおよび第
4図で示すボタン穴33aに相当する溝穴であ
り、溝穴53aはボタンニゲ凹部53aaとボタ
ンニゲ凹部53aaと偏心するボタン軸穴部53
abとからなるボタン頭部の案内用としてのボタ
ンサライについて、ボタン保持部材に直接設ける
他に金属、プラスチツク等から成る、平板等にボ
タンサライ形状の穴を設けそれをボタン保持部材
に装着する構造についても、同様の効果が得られ
る。
以上述べたように本考案によれば、ボタンニゲ
凹部とボタン軸穴部とを偏心させることにより、
ボタン頭部の外周面とボタンニゲ凹部の内周面と
を一部で近接させているので、ボタンの回動が確
実に且つより小さな範囲で規制されることとな
り、ボタンの不必要な回動によつて発生するボタ
ン軸の磨耗、損傷等が防止され、ボタン軸とボタ
ン軸穴部との当初の係合状態が長期に渡り維持で
きるという効果を有すると共に、ボタンのボタン
ニゲ凹部に対する傾きが少なくとも前記偏心によ
る影響分だけは小さくできることから、ボタンの
外周輪郭とボタンニゲ凹部の内周輪郭とのバラン
スが向上され、ボタン頭部周辺の外観が向上でき
るという効果を有する。
また、輪郭形状や偏心等に対して加工精度を保
証するには極わめて困難な非円形形状を有するボ
タンおよびボタン穴の加工精度が、少なくとも前
記偏心量分だけは許容できることになるので、各
部品の加工工数が低減されると共に歩留りも向上
できることから、コストダウンできるという効果
も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図……従来の構造の一実施例を示
す平面外観図、第3図a……本考案の一実施例を
示す部分断面図、第3図b、第4図、第5図……
本考案の一実施例を示す平面外観図。 31……ボタン、31a……ボタン頭部、31
b……ボタン軸、33……ボタン保持部材、33
a……ボタン穴、33aa……ボタンニゲ凹部、
33ab……ボタン軸穴部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外形が非円形形状ボタン頭部31aと、外形が
    円柱形状のボタン軸31bとが一体的に且つ略同
    心状に形成されるボタン31と、前記ボタン31
    が軸方向にスライド可能に係合されるボタン穴3
    3aが形成されるボタン保持部材33とを有し、 前記ボタン穴33aは、前記ボタン頭部31a
    の外形に対して隙間を有すると共に相似形状に形
    成されるボタンニゲ凹部33aaと、前記ボタン
    ニゲ凹部3aaの内形中心に対し偏心して形成さ
    れると共に前記ボタン軸31bが係合されるボタ
    ン軸穴33abとを有し、 前記偏心により、前記ボタン頭部31aの外周
    面と前記ボタンニゲ凹部33aaの内周面とを一
    部で近接させ、前記ボタン31が回動規制される
    ことを特徴とする非円形ボタン構造。
JP1980042973U 1980-03-31 1980-03-31 Expired JPH0128597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980042973U JPH0128597Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980042973U JPH0128597Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56145721U JPS56145721U (ja) 1981-11-04
JPH0128597Y2 true JPH0128597Y2 (ja) 1989-08-31

Family

ID=29638349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980042973U Expired JPH0128597Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0128597Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5378577U (ja) * 1976-12-01 1978-06-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56145721U (ja) 1981-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6599009B2 (en) Wristwatch case having a rotary bezel
US4218873A (en) Sealed, shaped watch-case
JPH0128597Y2 (ja)
JPS6328942U (ja)
JPH07111024A (ja) スピンドルモータ
JPS63134991A (ja) 時計の回転ベゼル構造
JP2585267Y2 (ja) ベアリングの固定構造
JP2557580Y2 (ja) パッキン
JPH072675U (ja) 分割形軸周シール
JPS6313510Y2 (ja)
JPH0416957Y2 (ja)
JPH044233Y2 (ja)
JPS5837022Y2 (ja) 防水薄型腕時計
JPS61112813A (ja) 開口据込みボ−ルジヨイントの製造方法
JPH0212627Y2 (ja)
JPS6329273Y2 (ja)
JPH0617104Y2 (ja) 回転ベゼル付き腕時計
JPS6334819Y2 (ja)
JPS5918388Y2 (ja) 携帯用時計体
JPS5938461Y2 (ja) トツプロ−ラ
JPH09297187A (ja) リバーシブル時計
JPS62148879A (ja) 時計の回転ベゼル構造
JPH0351755Y2 (ja)
JP2520086B2 (ja) 回転ベゼル
JPH089667Y2 (ja) 携帯時計