JPS5938461Y2 - トツプロ−ラ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転セルの回転を滑らかにしたトップローラ
に関するものである。

簡単な構成のトップローラとして、本考案者は、第１図
に示したトップローラ（特願昭５３−５１２４６号参照
）を提案した。

このトップローラは、アーバー１の回転部１′に２つの
溝２，３が設けられ、これらの溝２，３に合成樹脂の止
め輪４，５が嵌合され、この止め輪の間にニードルまた
はボール等のベアリング７を装着し、予めアーバー１の
段付溝１“と止め輪５の間に挿入していたストップリン
グ６の周囲を回転セル８の内面に設けられた溝８′に嵌
合することによって回転セル８のスラスト方向の移動を
規制するようにしたものである。

なお、９はツバリング、１０はキャップ、１０′は給油
孔、１１はゴムコツトである。

このように構成したトップローラは、予めストップリン
グ６を嵌装し、アーバー１の回転部の溝３に合成樹脂の
止め輪５を嵌合固定し、ニードルまたはボールからなる
ベアリングを装着し、次に合成樹脂の止め輪４を溝２に
嵌合固定し、回転セル８をアーバーの回転部１′の外側
に嵌装し、予め嵌装したストップリング６を回転セル８
の溝８′に嵌合するものであり、構成が簡単で、製作が
非常に簡単で、部品点数が非常に少なくなるという利点
がある。

しかしながら、止め輪５とストップリング６が合成樹脂
で構成されているため、止め輪５とストップリング６の
摩擦が大きく、これらが接触している時と離れている時
で、回転セルに回転の差が生じて回転むらが起こり、ま
た止め輪５とストップリング６の摩擦により、ストップ
リング６が変形し、回転セル８のスラスト方向のガタが
大きくなるという欠点があった。

本考案は、上記の欠点を解消するために、止め輪とスト
ップリングの間にメタルリングを挿入し、回転セルの回
転を滑らかにしたトップローラを提供するものである。

以下、図面により実施例を詳細に説明する。

第２図は、本考案の１実施例を示したもので、第１図と
同一符号のものは同一部分を示しているが、１２は止め
輪５とストップリング６の間に挿入したメタルリングで
ある。

一般に、合成樹脂と金属の摩擦は非常に小さく、合成樹
脂と合成樹脂との摩擦は非常に大きいので、以上のよう
に合成樹脂製の止め輪５とストップリング６０間にメタ
ルリングを挿入することによって、止め輪５とストップ
リング６の摩擦を少なくし、回転セルの回転を滑らかに
することができる。

な釦、アーバー１は金属であるため、ストップリング６
とアーバー１の段付部ｆ′との摩擦は少ない。

以上のように構成することによって、本考案は、回転む
らのないトップローラを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のトップローラの一部断面正面図、第２
図は、本考案のトップローラの一部断面正面図である。 １・・・アーμ ５・・・止め輪、６・・・ストップリ
ング、８・・・回転セル、１２・・・メタルリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. アーバー回転部に間隔を置いて設けた２つの溝に止め輪
   を嵌着し、この２つの止め輪の間に二ドル昔たはボール
   からなるべ了リングを保持し、回転セルの内周に設けた
   溝に嵌合した百成樹脂製のストップリングをアーバーの
   段付部と合威樹脂製止め輪の間に設けたトップローラに
   釦いて、前記ストップリングと止め輪の間にメタルリン
   グを介在させたことを特徴とするトップローラ。