JPH0823592B2 - 時計の回転ベゼル構造 - Google Patents

時計の回転ベゼル構造

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JPH0823592B2
JPH0823592B2 JP61281285A JP28128586A JPH0823592B2 JP H0823592 B2 JPH0823592 B2 JP H0823592B2 JP 61281285 A JP61281285 A JP 61281285A JP 28128586 A JP28128586 A JP 28128586A JP H0823592 B2 JPH0823592 B2 JP H0823592B2
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JP
Japan
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pipe
click
click protrusion
rotating bezel
coil spring
Prior art date
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JP61281285A
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JPS63134991A (ja
Inventor
廣二 川村
文雄 武内
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時計の回転ベゼル構造に関するものであ
り、特にクリック突起を使用して回転操作を円滑かつ確
実にしたものに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の回転ベゼル構造としては、特公昭58−
11032号公報に示されているものがあった。この構造を
簡略化したものを第3図及び第4図の断面図に示す。従
来の回転ベゼル構造は、第3図に示すように、側1に形
成した側穴1a内に、コイルスプリング2を装着し、さら
にこのコイルスプリング2により押圧されるクリックボ
ール3も側穴1aに装着し、側穴1aの開口部をカシメてク
リックボール3が飛び出さないようにして位置決めする
ものであった。
尚、5は回転ベゼル、5aはクリック溝である。また第
4図に示すように、クリックボール3とコイルスプリン
グ2をパイプ4に装着一体化し、このパイプ4を側穴1a
に圧入して一体固着する構造もあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、側穴1aやパイプ4をカシメ
ることによりクリックボール3を位置決めしていたた
め、クリックボール3の位置及びコイルスプリング2の
ストロークが一定の決まった量になってしまう。このた
め、コイルスプリング2のバネ圧も一定の決まった量と
なり、バネ圧調節が困難になり、回転ベゼルの回転トル
ク調節ができないという問題点があった。また、クリッ
クボール3の上方移動限界が決められているので、この
クリックボール3と回転ベゼル5のクリック溝5aとの係
り量を調整することが難しいという問題点もあった。
さらに、第4図に示す構造の場合、パイプ4を側穴に
圧入する際にパイプが締められてクリックボールの動き
が悪くなり操作感覚が悪くなるという問題点もあった。
しかも、クリックボールは球状であるため、回転ベゼル
の回転を一方向のみにし、反対方向の回転を阻止する回
転ベゼル構造にするのは困難である。本発明の目的は、
回転ベゼルのクリック感を円滑にし、かつ回転トルクの
調節が容易な回転ベゼル構造の提供にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、時計の側と、該側に回動自在に取り付けら
れた回転ベゼルと、前記側の前記回転ベゼルに対向する
部分に設けられた側穴に装着されたコイルスプリングと
クリック突起とパイプからなり、前記クリック突起は中
央部及び後端が円柱で、先端は半球であり、前記回転ベ
ゼルの前記側に対向する部分に形成されたクリック溝に
前記クリック突起の先端を係合させた回転ベゼルの構造
において、前記クリック突起の後端には、その外周が環
状に突出した段部が形成されており、前記パイプの上部
開口部には、その周縁が内方に折れ曲がった止め部が形
成されており、前記パイプ内部に前記クリック突起を挿
入し、前記クリック突起の前記段部と前記パイプの前記
止め部とを係合させて、前記クリック突起の先端を前記
パイプの前記上部開口部より突出させ、さらに、前記パ
イプ内部に前記コイルスプリングの先端から中央部近傍
までを挿入して、前記クリック突起の後端下面に当接さ
せ、前記クリック突起と前記コイルスプリングと共に、
前記パイプを前記側穴内部に遊嵌させ、しこうして、前
記コイルスプリングのバネ圧により前記クリック突起と
前記パイプを上下動させたことを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。第1
図は本発明の一実施例を示す時計ケースの断面図であ
る。10は側、11は側10に回動自在に取り付けられた回転
ベゼルである。側10の回転ベゼル11に対向する部分には
側穴10aが設けられており、この中にはコイルスプリン
グ12、クリック突起13、パイプ14が装着されている。
また、回転ベゼル11の側穴10aに対向する部分には放
射状かつV字形に形成されたクリック溝11aが設けられ
ている。
なお、クリック突起13は、中央部及び後端が円柱で、
先端は半球である。15は回転ベゼル11に固定された目盛
板、16は側10の上部に取り付けられた時計ガラス、17は
時計ガラス16を固定するためのバッキン、18は側10の下
部に取り付けられた裏蓋、19、20はパッキンである。本
実施例におけるクリック突起13の後端には、その外周が
環状に突出した段部が形成される。
一方、パイプ14の上部開口部には、その周縁が内方に
折れ曲がった止め部が形成される。また、パイプ14の内
径は、クリック突起13の段部の外径より大きく、パイプ
14の止め部が形成された上部開口部の内径は、クリック
突起13の段部の外径より小さく、かつクリック突起13の
先端の外径より大きくなっている。さらに、パイプ14
は、その内部にクリック突起13の段部を納めて、なおか
つクリック突起13の下方にコイルスプリング12の先端か
ら中央部近傍までを遊挿するに足る上下の長さを有する
ように構成されている。
また、このパイプ14の外径は側穴10aの径よりも小さ
くなるように設定されており、この側穴10a内を上下に
自由に動くことができるように構成されている。
従って、第1図に示すように、側穴10a内にコイルス
プリング12とクリック突起13を入れ、これらにかぶせる
ようにパイプ14を側穴10a内に遊嵌すると、パイプ14内
部にクリック突起13が挿入され、クリック突起13の段部
とパイプ14の止め部とが係合し、クリック突起13の先端
がパイプ14の上部開口部より突出する。
さらに、パイプ14内部に、クリック突起13の段部とほ
ぼ同じ外径を有するコイルスプリング12の先端から中央
部近傍までが挿入され、クリック突起13の後端下面に当
接する。
よって、コイルスプリング12のバネ圧により、クリッ
ク突起13と共にパイプ14も上下動することになる。この
ため、クリック突起13は上下に自由に動くことができ、
これによって回転ベゼル11の上下方向のガタは吸収され
る。
またクリック突起13は常にパイプ14により支持されて
おり、これにより回転ベゼル11の回転方向へのガタの発
生は防止されて円滑で確実なクリック操作感を得ること
が可能となる。次に、第2図は、本発明の他の実施例を
示す断面図で、回転ベゼル11のクリック溝11bを一方に
傾いた形にしてあるため、回転ベゼル11は左方向にはス
ムーズに回転するが、右方向への回転は阻止される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ガタが無く、動きが良いクリック突
起を使用したことにより、回転ベゼルのクリック感を向
上させることができる。また、パイプを固定していない
ので、コイルスプリングのストローク等を可変して回転
ベゼルのトルクを調節することもできる。さらに、部品
交換や分解掃除も容易にでき、ゴミづまりによるクリッ
ク突起の動作不良を防止することもできる。さらにま
た、側穴のカシメ等の難しい加工を必要としないので、
量産性も優れている。しかも、回転ベゼルのクリック溝
を一方に傾けることにより、回転ベゼルの回転を一方向
のみにすることができる。また、本発明は、クリック突
起の段部をパイプ内部に収納したので、回転ベゼル構造
のクリック溝の打撃によって、斜め下方に付勢されたク
リック突起の段部は、パイプを介して側穴に当接する。
したがって、一般的に硬質材で作られるクリック突起の
衝突に起因する、側穴の磨耗や変形を防ぐことができ、
長期にわたって良好なクリック感を保つことができる。
また、パイプが磨耗や変形した時は、パイプのみを交
換すれば良いので、メインテナンスが簡単に、かつ安価
に行うことができる。
さらに、本発明は、パイプ内部にコイルスプリングの
先端から中央部近傍を挿入し、かつクリック突起とパイ
プを共に上下動させた。これにより、上下に伸縮するコ
イルスプリングは、常に共に上下動するパイプの内周面
に案内されて、蛇行したり、折れ曲がることが無い。よ
って、コイルスプリングは、常に滑らかに上下に伸縮し
するため、回転ベゼルの回転に、滑らかで、引っ掛かり
の無いクリック感を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す時計ケースの断面図、
第2図は本発明の他の実施例を示す断面図、第3図及び
第4図は従来の回転ベゼル構造の断面図である。 10……側、 10a……側穴、 11……回転ベゼル、 11a、11b……クリック溝、 12……コイルスプリング、 13……クリック突起、 14……パイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計の側と、該側に回動自在に取り付けら
    れた回転ベゼルと、前記側の前記回転ベゼルに対向する
    部分に設けられた側穴に装着されたコイルスプリングと
    クリック突起とパイプからなり、前記クリック突起は中
    央部及び後端が円柱で、先端は半球であり、前記回転ベ
    ゼルの前記側に対向する部分に形成されたクリック溝に
    前記クリック突起の先端を係合させた回転ベゼルの構造
    において、 前記クリック突起の後端には、その外周が環状に突出し
    た段部が形成されており、 前記パイプの上部開口部には、その周縁が内方に折れ曲
    がった止め部が形成されており、 前記パイプ内部に前記クリック突起を挿入し、前記クリ
    ック突起の前記段部と前記パイプの前記止め部とを係合
    させて、前記クリック突起の先端を前記パイプの前記上
    部開口部より突出させ、 さらに、前記パイプ内部に前記コイルスプリングの先端
    から中央部近傍までを挿入して、前記クリック突起の後
    端下面に当接させ、 前記クリック突起と前記コイルスプリングと共に、前記
    パイプを前記側穴内部に遊嵌させ、 しこうして、前記コイルスプリングのバネ圧により前記
    クリック突起と前記パイプを上下動させたことを特徴と
    する時計の回転ベゼル構造。
JP61281285A 1986-11-26 1986-11-26 時計の回転ベゼル構造 Expired - Lifetime JPH0823592B2 (ja)

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JP61281285A JPH0823592B2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26 時計の回転ベゼル構造

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JP61281285A JPH0823592B2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26 時計の回転ベゼル構造

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Publication Number Publication Date
JPS63134991A JPS63134991A (ja) 1988-06-07
JPH0823592B2 true JPH0823592B2 (ja) 1996-03-06

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ID=17636940

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JP61281285A Expired - Lifetime JPH0823592B2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26 時計の回転ベゼル構造

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