JPH0672478B2 - タイルの施工方法 - Google Patents

タイルの施工方法

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JPH0672478B2
JPH0672478B2 JP1877086A JP1877086A JPH0672478B2 JP H0672478 B2 JPH0672478 B2 JP H0672478B2 JP 1877086 A JP1877086 A JP 1877086A JP 1877086 A JP1877086 A JP 1877086A JP H0672478 B2 JPH0672478 B2 JP H0672478B2
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JP
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tile
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tiles
adhesive
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JP1877086A
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JPS62178652A (ja
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琢洋 谷川
利博 高田
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイルの施工方法に係り、特に取り付け、取り
はずしが容易なタイルの施工方法に関する。
[従来の技術] 従来、壁面へのタイルの施工方法としては、第2図
(a)の如く、タイル1を施工する躯体2の表面に下地
3を作り、その上にセメントモルタル4を用いてタイル
1を圧着(第2図(b)参照)する湿式施工法や、ある
いは有機質系接着剤を用いてタイル1を圧着する施工法
などが一般的に採用されている。
その他、タイルの乾式施工法として、第3図に示す如
く、タイル施工面に形成した下地3にタイル1を金具5
を用いて固定する方法もある。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のタイル施工法のうち、湿式施工法
では、次のような問題点がある。
下地作製からタイル貼りまで、最低1週間以上の養
生が必要であり、工期が長く、しかも貼り上げ直後に使
用することはできない。
特にタイルが大型の場合は、施工中にタイルが自重
でズレ落ちる危険性がある。そのためタイルを仮止めを
しなければならない場合があり、工数が増えることとな
る。しかも、タイルの仮止めとして、貼り付けようとす
るタイルとその下段のタイルとの間にくさびをはさむよ
うな場合には、下段のタイルが固定されるまで作業を待
たなければならず、工期が著しく延長されるばかりでな
く、そのためにはタイルを下から上へ貼ってゆかなけれ
ばならないため、足場を要する壁面では、作業完了まで
足場を撤去することができず、施工作業が容易ではな
い。
いったん貼り付け固定されたタイルは容易に剥がす
ことができないため、補修や模様変えなどの場合、大変
手間がかかる。
一方、乾式施工法では、このような問題はないものの、
接着剤を使用しないため、タイルの固定金具として、タ
イルを躯体押付方向に押えることができる形状のものを
用いる必要がある。このため、タイルを固定する金具5
は、第3図に示す如く、金具の一部5aがタイル表面に露
出するようなものとなり、タイル施工面の美観を著しく
損ねるものであった。
[問題点を解決するための手段] 本発明のタイルの施工方法は、タイル施工面に、タイル
の下縁を支持するためのタイル支持部材を仮止めし、粘
着剤又はマジックテープ(登録商標)等の平面ファスナ
ーでタイルを施工面に貼り付け、次いで該タイルの下端
に合わせて前記タイル支持部材を本止めし、これによっ
てタイルの固定を図るようにしたものである。
[作用] 本発明の方法は、粘着剤又は平面ファスナーでタイルを
施工面に貼り付け、タイル支持部材でタイルの下縁を支
持するものである。本発明の方法において、タイル支持
部材はタイルの自重を支え、粘着剤又は平面ファスナー
はタイルの両外方向(躯体から離反する方向)への動き
を防止する働きをなしている。
本発明の方法によれば、タイルは粘着剤又は平面ファス
ナーで粘着されているため養生が不要となる。また、タ
イル施工を上側のものから貼り付けることができ、施工
作業性の向上、工期の短縮が図れ、しかも、タイル支持
部材により支持されているためタイルの剥離事故等も防
止される。また、粘着剤又は平面ファスナーによる貼着
を行っているので、貼り付けが極めて容易で、しかも比
較的容易に取り外すことができる。
更に、本発明で用いるタイル支持部材は、従来の乾式施
工法で用いる金具のようにタイル表面に露出するような
ものとする必要がないため、タイル施工面の美観を損ね
ることがない。
[実施例] 以下に本発明の実施例につき、図面を参照して詳細に説
明する。
第1図(a)〜(d)は本発明のタイルの施工方法の一
実施例を説明する図であり、(a)、(b)はタイル貼
着前の側面図及び正面図、(c)、(d)はタイル貼着
後の側面図及び正面図である。
第1図に示す方法においては、まず、タイル施工面の下
地材10の表面に引いたタイル施工位置の墨出線11に合わ
せて、タイル支持部材12を立設させて、タッピングビス
13で仮固定する(第1図(a)、(b))。図示の例で
は、このタイル支持部材12は断面L字形であり、ほぼ直
交する2つの辺のうち一方の辺が下地材10の下向きに沿
設され、他方の辺が下地材10の表面からほぼ垂直に
((a)図では水平方向)に延びている。このタイル支
持部材12の下地材10に沿設される側の辺には長孔12aが
設けられており、仮固定した後、本固定する際に、位置
を調節することができるように構成されている。
次いで、第1図(c)に示す如く、タイル1を粘着剤14
で下地材10に貼り付ける(矢印A)。
この場合、タイル1の裏面にブチルゴム等の粘着剤14を
予め部分的に塗着し、その上から離型紙を貼っておき、
この離型紙(図示せず)を剥して下地材10にタイル1を
貼り付けるようにすることにより、作業性はより向上さ
れる。
この粘着剤14は、比較的厚手(例えば0.5〜5mm)なもの
とし、しかもタイル裏面に部分的に設けておくことによ
り、タイル1を下地材10に貼り付けた後も、比較的容易
にタイルを移動させ(例えば、第1図(d)の矢印B、
Cの方向)、目地調整を行なうことが可能となる。タイ
ル裏面の粘着剤は、特に、タイル裏面面積の35%以下、
好ましくは20%以下の面積にわたって設けることによ
り、この目地調整や、タイル施工後におけるタイルの貼
り変え等を容易にすることができる。
目地調整を行なって、タイルの位置決めが十分になされ
た後、タイル支持部材12を長孔12aに沿ってずらす(第
1図(d)の矢印D)ことにより、タイル支持部材12を
タイル1の下端部1aに合わせ、その後ビス13を締めてこ
れを本止めする。
このような、タイル支持部材の仮止め、タイルの貼着、
及び、タイル支持部材の本止めの一連の工程を、タイル
施工面の最上段から下段へと順次繰り返し行なうことに
より、タイルはタイル支持部材と粘着剤とで確実に貼着
固定される。
タイルの貼着固定後、常法に従って、目地部15に目地材
を詰めることにより、タイルの水平方向のずれも防止さ
れ、またタイル支持部材12も目地材に覆われ、美麗な仕
上げ状態となる。
第4図(a)〜(d)は本発明のタイルの施工方法の他
の実施例を説明する図であり、(a)、(b)はタイル
貼着前の側面図及び正面図、(c)、(d)はタイル貼
着後の側面図及び正面図である。
第4図に示す方法においても、まず、タイル施工面の下
地材10の表面に引いたタイル施工位置の墨出線11に合わ
せて、タイル支持部材22を立設させて、タッピングビス
13で仮固定する(第4図(a)、(b))。図示の例で
は、このタイル支持部材22は断面T字形であり、ほぼ直
交する2つの辺のうち一方の辺が下地材10に沿設され、
他方の辺が下地材10の表面からほぼ垂直に((a)図で
は水平方向に)延びている。このタイル支持部材22の下
地材10に沿設される側の辺には、円形孔22bと長孔22aが
設けられており、長孔22aにビスを通して仮固定してお
くことにより、本固定する際に、該支持部材22の位置を
調節することができるように構成されている。
該支持部材22の仮止め後、第1図(c)に示す如く、タ
イル1の裏面のタイル支持部材と接触する部分に予め有
機質系接着剤で貼り付けられた平面ファスナー24により
タイル1を下地剤10に貼り付けるが、この場合、平面フ
ァスナーでの接着をより強固にすると共にビスの頭の段
差を吸収するために、タイル支持部材22のタイル裏面と
接触する部分には、ゴム等の弾性体25を介して平面ファ
スナー26が接着されている。なお、この弾性体及び平面
ファスナーにも、前記長孔22a及び円形孔22bの部分と同
位置にそれぞれ長孔及び円形孔があけられている。
このようにして平面ファスナー24、26でタイル1を貼り
付けた後、目地調整を行ない、タイル1を位置決めす
る。しかる後、タイル支持部材22を長孔22aに沿ってず
らすことにより、タイル支持部材22をタイル1の下端部
分1aに合わせてビス13を締め、更にビス13′により十分
に固定する。
第4図(a)〜(d)に示す方法においても、このよう
な、タイル支持部材の仮止め、タイルの貼着、及び、タ
イル支持部材の本止めの一連の工程を、タイル施工面の
最上段から下段へと順次繰り返し行ない、最後に常法に
従って、目地部15に目地材を詰めることにより、タイル
は確実に、貼着固定され、美麗な仕上げ状態となる。
本例においても、平面ファスナーの貼り付け面は、目地
調整や、タイル施工後におけるタイルの貼り変え等を容
易にするために、タイル裏面面積の35%以下、好ましく
は20%以下の面積とするのが好ましい。
なお、第1図、第4図に示すタイル支持部材12、22のタ
イルを支持する辺(即ち、下地材からほぼ垂直に延びて
いる辺)の長さは、タイル1と粘着剤14又は平面ファス
ナー24との合計厚さの2/3以上であれば、十分にタイル
を支持することができる。当然のことながら、この辺が
タイル1と粘着剤14又は平面ファスナー24との合計厚さ
と等しいかそれ以上であると、タイル施工後にタイル支
持部材が露出してしまうので、辺の長さは、この合計厚
さよりも小さくするのが好ましい。例えば、第1図に示
す例において、タイル1の厚さが5mm、粘着剤14の厚さ
が2mmであった場合、タイル支持部材12のタイル支持辺
は5mm程度とするのが好ましい。
なお、上述した方法は、本発明の一実施例であって、本
発明は何らこれらに限定されるものではない。
例えば、タイル支持部材は、タイルの下縁を支持するこ
とができるものであればよく、第1図、第4図に示され
る形状のものに何ら限定されない。
また、タイル支持部材の設置箇所も、タイルの角部に限
らず、タイル下辺中央部分としても良い。ただし、タイ
ルの安定性の面からは、第1図及び第4図に示す如く、
タイル角部に設けるのが最も適当である。
更に、タイルの施工方向は、上段から下段に限られず、
本発明の方法は任意の方向へ施工してゆくことが可能で
ある。
このような本発明の方法において、下地材としては特に
制限はなく、鋼板、ベニヤ、各種ボード等があげられ
る。
また、施工されるタイルは、あまり小さいと施工作業が
煩雑となることがある。従って、タイル1は、ある程度
大きなもの、例えば300mm×300mm程度又はそれ以上のも
のが好ましい。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明のタイルの施工方法によれ
ば、タイルをほぼ乾式施工法により容易に施工すること
ができ、作業性の向上、工期の短縮が図れ、熟練した作
業員を必要とすることもない。また、施工作業は上から
下へ向けて行なうことができるため、足場を要する壁面
でも作業途中で足場をはずすことが可能で、そのため足
場にかかるコストを低減することができる。しかも、施
工精度にも優れ、仕上がりも極めて良好である。更に、
タイルは極めて安定に装着されるため剥離事故が発生す
ることは殆どなく、その仕上げ面も極めて美麗である。
加えて、本発明方法によれば、模様がえ等でタイルを剥
す必要がある場合でも、比較的簡易にタイルを剥すこと
ができるので、タイルの貼り替え、補修コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明のタイルの施工方法の一
実施例を説明する図であり、(a)、(b)はタイル貼
着前の側面図及び正面図、(c)、(d)はタイル貼着
後の側面図及び正面図である。第2図(a)、(b)は
従来の湿式施工法を説明する断面図、第3図は従来の乾
式施工法を説明する断面図である。第4図(a)〜
(d)は本発明のタイルの施工方法の他の実施例を説明
する図であり、(a)、(b)はタイル貼着前の側面図
及び正面図、(c)、(d)はタイル貼着後の側面図及
び正面図である。 1……タイル、10……下地材、 11……墨出線、 12、22……タイル支持部材、 13、13′……タッピングビス、 14……粘着剤、 24、26……平面ファスナー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイル施工面に、タイルの下縁を支持する
    ためのタイル支持部材を仮止めし、粘着剤又は平面ファ
    スナーでタイルを施工面に貼り付け、次いで該タイルの
    下端に合わせて前記タイル支持部材を本止めすることを
    特徴とするタイルの施工方法。
JP1877086A 1986-01-30 1986-01-30 タイルの施工方法 Expired - Lifetime JPH0672478B2 (ja)

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JPS62178652A JPS62178652A (ja) 1987-08-05
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JPH0732071U (ja) * 1993-05-17 1995-06-16 弼律 許 室内の内壁構造
JP3683354B2 (ja) * 1996-07-26 2005-08-17 東洋エクステリア株式会社 屋外構築物の擬石又はタイル接着固定装置及びその 接着固定方法
JP2001173134A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Daiwa House Ind Co Ltd 間仕切り壁の施工方法、構造及び間仕切りランナー

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