JP3046176U - クロス下地コーナー材及び出隅コーナー部構造 - Google Patents
クロス下地コーナー材及び出隅コーナー部構造Info
- Publication number
- JP3046176U JP3046176U JP1997007093U JP709397U JP3046176U JP 3046176 U JP3046176 U JP 3046176U JP 1997007093 U JP1997007093 U JP 1997007093U JP 709397 U JP709397 U JP 709397U JP 3046176 U JP3046176 U JP 3046176U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corner
- cross
- protruding
- corner material
- gypsum board
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業性の向上と、出隅コーナー部を綺麗に納
めるクロス下地コーナー材を用いた出隅コーナー部構造
を提供すること。 【解決手段】 建物内壁の出隅コーナー部構造におい
て、断面が略不等辺L字形に短辺2と長辺3を90度以
下に突き合わせてなり、短辺2と長辺3の長さの差が1
0m以下であるクロス下地コーナー材1を、その短辺2
を一方のボード8の表面に角部を突き出して貼着させ、
そして長辺3をその角部から躯体側に傾斜するように、
その端部を他方のボード7に貼着させて、クロス下地コ
ーナー材1と出隅コーナー部間に間隙10を形成する。
めるクロス下地コーナー材を用いた出隅コーナー部構造
を提供すること。 【解決手段】 建物内壁の出隅コーナー部構造におい
て、断面が略不等辺L字形に短辺2と長辺3を90度以
下に突き合わせてなり、短辺2と長辺3の長さの差が1
0m以下であるクロス下地コーナー材1を、その短辺2
を一方のボード8の表面に角部を突き出して貼着させ、
そして長辺3をその角部から躯体側に傾斜するように、
その端部を他方のボード7に貼着させて、クロス下地コ
ーナー材1と出隅コーナー部間に間隙10を形成する。
Description
【0001】
この考案は、壁面構築の出隅コーナー部に取り付けてクロスを綺麗に納めるた めのクロス下地コーナー材および出隅コーナー部構造に関するものである。
【0002】
建物の内壁を構築するには躯体の表面に石膏ボードを布設し、表面にクロス貼 りをして仕上げている。特に、出隅コーナー部の構造は図3に示すように、まず 一枚の石膏ボードを躯体の角に合わせて布設し、次にもう一枚石膏ボードを先に 布設した石膏ボードの端面を被せて、先に布設した石膏ボードの表面と後から布 設する石膏ボードの端面が面一になるように布設する。そして両石膏ボードによ り出来た出隅コーナー部に角を補強するクロス下地コーナー材を貼着し、そして その表面をパテ処理し、そしてクロス貼りして仕上げている。
【0003】
しかし、上記のような出隅コーナー部の構造では、角部端面を面一に仕上げよ うとしても、石膏ボードの切断誤差などから、後から布設した石膏ボードの端面 が先に布設した石膏ボードの表面から突き出てしまい、段部が生じてしまうこと があった。従来のクロス下地コーナー材ではこの段部は吸収できず、石膏ボード に対して確実に接着せず、クロス貼りをしても浮いてしまった。また、この段差 をなくすためにパテを塗着させることもあるが、作業に時間を要する等の問題が あった。
【0004】 この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、作業性の向上と、出隅コーナ ー部を綺麗に納めるクロス下地コーナー材及び出隅コーナー部構造を提供するこ とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、請求項1記載の考案におけるクロス下地コーナー 材は、断面が略不等辺L字形に短辺と長辺が突き合わされ、その両辺の長さの差 を10mm以上とし、そして、その突き合わせ角の角度を90度以下にしてなる ことを特徴としている。
【0006】 また、請求項2記載の考案は、請求項1記載のクロス下地コーナー材において 、前記短辺と長辺の表面にパテ密着用のプライマーが塗布されてなることを特徴 としている。
【0007】 また、請求項3記載の考案は、建物内壁の出隅コーナー部構造において、断面 が略不等辺L字形であり、短辺と長辺との突き合わせ角度を90度以下にしてな るクロス下地コーナー材を、その短辺を一方のボードの表面に角部を突き出して 貼着させ、そして長辺をその角から躯体側に傾斜して、その端部を他方のボード に貼着させて、クロス下地コーナー材と出隅コーナー部の間に間隙を形成したこ とを特徴としている。
【0008】
以下、本考案のクロス下地コーナー材と出隅コーナー部構造の実施例を図によ って説明する。まず本考案のクロス下地コーナー材1は図1に示すように、合成 樹脂製の押出成形物であり、断面が略L字形不等辺の短辺2と長辺3とからなり 、その両辺が突き合わされた角の角度aは90度以下にしてある。この角度は鋭 角すぎてもは好ましくはないので、80から90度が設定するのが良い。そして 、前記短辺の長さを20mm、長辺の長さを30mmとし、その差を10mmと している。これは一般的に使用されている石膏ボードの厚みが9.5mm若しく は12.5mmであるので、その厚み分に相当する余裕長を有している。
【0009】 そして、該クロス下地コーナー材1の裏面の端部側に石膏ボードに仮止めする 両面テープ4を貼着してある。また、その表面にはパテとクロス下地コーナー材 との密着性を向上するためにプライマー5が塗布されている。
【0010】 次に、前記クロス下地コーナー材1を用いた出隅コーナー部構造を説明する。 この構造は図2に示すように、柱6の一面にまず石膏ボード7を柱6の角に合わ せて布設し、次に他面に石膏ボード8を先に布設した石膏ボード7の端面を被せ 、先に布設した石膏ボード7の表面と後から布設する石膏ボード8の端面が面一 になるように布設する。
【0011】 このように石膏ボードの端面を面一に合わせて設置しても、石膏ボードの切断 誤差や、躯体の傾きやその誤差などから、後で布設した石膏ボード8の端面が先 に布設した石膏ボード7の表面から突き出てしまい、段部9が生じてしまう。こ の段部9を吸収するために、前記クロス下地コーナー材1を、その短辺2は後で 布設した端面が突き出た石膏ボード8側に、若干角部を突き出させて貼着され、 そして突き合わせ角度を90度以下にしたため、長辺3はその角部から石膏ボー ド側に傾斜するように設置され、そしてその長辺3の端部を先に布設した石膏ボ ード7に貼着して構成される。
【0012】 上記のように構成したことにより、クロス下地コーナー材1と石膏ボード7、 8の間に間隙10が形成され、この間隙10に前記の石膏ボード8の突き出た段 部9を納め、クロス下地コーナー材1が石膏ボードに仮止めされ、剥がれないよ うにでき、出隅コーナー部を綺麗に構成することができる。
【0013】 そして、その表面をパテ11にて平滑に均しめて、クロス12貼りにて内装仕 上げを行う。
【0014】 また、本例では、クロス下地コーナー材1の表面にパテ密着用のプライマー5 を塗布しているので、パテ11が確実にクロス下地コーナー材1と密着し、より 確実に石膏ボードに接着することができ、更には、クロス12貼りした後のリフ ォームの際に、クロス12を剥がした時に、パテ11がクロス12と一緒に剥が れることがないようにすることができる。
【0015】
以上、説明したように、本考案のクロス下地コーナー材によれば、下記の効果 を得ることができる。略L字形に不等辺の短辺と長辺が、90度以下に突き合わ され、その長辺と短辺の長さの差が10mとしてなるクロス下地コーナー材を用 いて、短辺を一方のボードの表面に角部を突き出して貼着させ、そして長辺をそ の角部から躯体側に傾斜するように、その端部を他方のボードに貼着させて、ク ロス下地コーナー材と出隅コーナー部間に間隙を形成させるように取り付けるこ とにより、この間隙がボードを布設した際に生じる段差を納めることができる。 そしてパテ処理に時間を費やす必要がなく、容易に出隅コーナー部を納めること ができる。
【0016】 また、クロス下地コーナー材の表面にパテ密着用のプライマーを塗布したこと により、パテとクロス下地コーナー材の密着性が向上し、施工時に躯体からパテ が剥がれ落ちたり、リフォーム際のクロスの貼り換え時のパテの破損を防止する ことができる。
【図1】本考案のクロス下地コーナー材の断面図であ
る。
る。
【図2】本考案のクロス下地コーナー材を施工した状態
の出隅コーナー部構造を示す断面図である。
の出隅コーナー部構造を示す断面図である。
【図3】従来のクロス下地コーナー材を施工した状態の
出隅コーナー部構造を示す断面図である。
出隅コーナー部構造を示す断面図である。
1 クロス下地コーナー材 2 短辺 3 長辺 4 両面テープ 5 パテ密着プライマー 6 柱 7 石膏ボード 8 石膏ボード 9 段部 10 間隙 11 パテ 12 クロス
Claims (3)
- 【請求項1】 断面が略不等辺L字形に短辺と長辺が突
き合わされ、その両辺の長さの差を10mm以上とし、
そして、その突き合わせ角の角度を90度以下にしてな
ることを特徴とするクロス下地コーナー材。 - 【請求項2】 前記短辺と長辺の表面にパテ密着用のプ
ライマーが塗布されてなることを特徴とする請求項1記
載のクロス下地コーナー材。 - 【請求項3】 建物内壁の出隅コーナー部構造におい
て、断面が略不等辺L字形に短辺と長辺を90度以下に
突き合わせてなるクロス下地コーナー材を、その短辺を
一方のボードの表面に角部を突き出して貼着させ、そし
て長辺をその角部から躯体側に傾斜するように、その端
部を他方のボードに貼着させて、クロス下地コーナー材
と出隅コーナー部間に間隙を形成したことを特徴とする
出隅コーナー部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007093U JP3046176U (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | クロス下地コーナー材及び出隅コーナー部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007093U JP3046176U (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | クロス下地コーナー材及び出隅コーナー部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046176U true JP3046176U (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=43180529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007093U Expired - Lifetime JP3046176U (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | クロス下地コーナー材及び出隅コーナー部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046176U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163675A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | チヨダウーテ株式会社 | 入隅用面材、入隅構造及び入隅の作製方法 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP1997007093U patent/JP3046176U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163675A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | チヨダウーテ株式会社 | 入隅用面材、入隅構造及び入隅の作製方法 |
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