JPH0711150Y2 - 目地仕上げ用貼付材 - Google Patents
目地仕上げ用貼付材Info
- Publication number
- JPH0711150Y2 JPH0711150Y2 JP1987136560U JP13656087U JPH0711150Y2 JP H0711150 Y2 JPH0711150 Y2 JP H0711150Y2 JP 1987136560 U JP1987136560 U JP 1987136560U JP 13656087 U JP13656087 U JP 13656087U JP H0711150 Y2 JPH0711150 Y2 JP H0711150Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- tape
- sensitive adhesive
- pressure
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は,建材のコーナー部目地の外装仕上げの際用い
られる目地仕上げ用貼付材に関する。
られる目地仕上げ用貼付材に関する。
(従来の技術) 従来,建物の壁,柱,天井部等は合板,無機質板,繊維
板等の板材を取り付けることによって,仕上げられるこ
とが多く,これらの継目部には,カンレイシャなどの目
地テープを貼り付け,その上からモルタル,ジョイント
セメント,パテ等の均一化剤を施して,目地仕上げがさ
れている。
板等の板材を取り付けることによって,仕上げられるこ
とが多く,これらの継目部には,カンレイシャなどの目
地テープを貼り付け,その上からモルタル,ジョイント
セメント,パテ等の均一化剤を施して,目地仕上げがさ
れている。
また,板材が直角に継がれているいわゆるコーナー部で
の目地仕上げに関しては,目地の仕上り精度,作業性を
考慮し,目地テープと硬質板との積層物を目地仕上げ用
貼付材として用いる方法が種々考案されている。例え
ば,実開昭57-150535号公報においては感圧接着剤を塗
布した網目条の中央部に2枚の薄板を接着した目地仕上
げ用貼付材が,また,実開昭58-33658号公報においては
感圧接着剤を塗布したカンレイシャ等に感圧接着剤を塗
布した目地テープと,感圧接着剤層を設けた硬質板を積
層した目地仕上げ用貼付材が提案されている。
の目地仕上げに関しては,目地の仕上り精度,作業性を
考慮し,目地テープと硬質板との積層物を目地仕上げ用
貼付材として用いる方法が種々考案されている。例え
ば,実開昭57-150535号公報においては感圧接着剤を塗
布した網目条の中央部に2枚の薄板を接着した目地仕上
げ用貼付材が,また,実開昭58-33658号公報においては
感圧接着剤を塗布したカンレイシャ等に感圧接着剤を塗
布した目地テープと,感圧接着剤層を設けた硬質板を積
層した目地仕上げ用貼付材が提案されている。
これらの目地仕上げ用貼付材は,いずれも目地テープの
幅方向中央部に設けられた薄板によりコーナー部の角出
しおよびコーナー部の保護をも目的とするとともに目地
テープの網目地もしくは薄板に塗布された感圧接着剤に
よりコーナー部板材貼付個所に容易に接着できるように
したものである。また,網目地の隙間を通って固化した
均一化剤により貼付材が板材に固定されるようにしたも
のである。
幅方向中央部に設けられた薄板によりコーナー部の角出
しおよびコーナー部の保護をも目的とするとともに目地
テープの網目地もしくは薄板に塗布された感圧接着剤に
よりコーナー部板材貼付個所に容易に接着できるように
したものである。また,網目地の隙間を通って固化した
均一化剤により貼付材が板材に固定されるようにしたも
のである。
しかしながら,上記従来技術による目地仕上げ用貼付材
は,最も力のかかる薄板積層部分には感圧接着剤が設け
られていないか,あるいは,構造用接着剤としては強度
の弱い感圧接着剤によって下地に接着されているためこ
の部分における強固な接着が望めない。
は,最も力のかかる薄板積層部分には感圧接着剤が設け
られていないか,あるいは,構造用接着剤としては強度
の弱い感圧接着剤によって下地に接着されているためこ
の部分における強固な接着が望めない。
また,板材にモルタル,ジョイントセメント,パテ等で
下地処理をした上で目地仕上げ用貼付材を圧着し目地仕
上げをする場合においては,下地処理材が未硬化の柔ら
かい表面状態のとき貼付材を固定させるので,貼付材に
感圧接着剤が塗布されていても固定し難いという欠点も
あった。
下地処理をした上で目地仕上げ用貼付材を圧着し目地仕
上げをする場合においては,下地処理材が未硬化の柔ら
かい表面状態のとき貼付材を固定させるので,貼付材に
感圧接着剤が塗布されていても固定し難いという欠点も
あった。
こうした点の結果として,貼付作業中の剥離や長期経過
後のコーナー部の剥離脱落といった問題がしばしば発生
していた。
後のコーナー部の剥離脱落といった問題がしばしば発生
していた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は,モルタル,ジョイントセメント,パテ等の均
一化剤が浸入できる孔を硬質板に多数形成することによ
って,硬質板と均一化剤の接着力を高め,貼付作業時の
作業性,貼付後の信頼性を向上させる目地仕上げ用貼付
材を提供するものである。
一化剤が浸入できる孔を硬質板に多数形成することによ
って,硬質板と均一化剤の接着力を高め,貼付作業時の
作業性,貼付後の信頼性を向上させる目地仕上げ用貼付
材を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は,網目状テープの片面に,該テープの2分の1
幅よりも狭い幅を有する2枚の長尺状有孔硬質板を該テ
ープの長手方向に沿って平行にそれぞれ接着積層し,少
なくとも該長尺状有孔硬質板の表面に感圧接着剤層,お
よび必要ならば,該感圧接着剤層の外側に剥離ライナー
を設けてなる目地仕上げ用貼付材である。
幅よりも狭い幅を有する2枚の長尺状有孔硬質板を該テ
ープの長手方向に沿って平行にそれぞれ接着積層し,少
なくとも該長尺状有孔硬質板の表面に感圧接着剤層,お
よび必要ならば,該感圧接着剤層の外側に剥離ライナー
を設けてなる目地仕上げ用貼付材である。
本考案を図面に従って詳細に説明すれば,第1図おい
て,網目状テープ12の片面に長尺状有孔硬質板13,13′
を積層し,該硬質板の上面に感圧接着剤層14を設けたも
のである。上記感圧接着剤層14の上面に剥離ライナーが
積層されているのが通常であるが図面では省略した。
て,網目状テープ12の片面に長尺状有孔硬質板13,13′
を積層し,該硬質板の上面に感圧接着剤層14を設けたも
のである。上記感圧接着剤層14の上面に剥離ライナーが
積層されているのが通常であるが図面では省略した。
網目状テープ12としては,カンレイシャ,ワリフと称さ
れる不織布等,天然もしくは合成繊維を網目状としたも
のであればいずれも使用することができる。また,場合
によっては,織布,不織布,紙,プラスチックフィルム
等の基材に孔を多数形成することによって基材を網目状
としたものでもよい。
れる不織布等,天然もしくは合成繊維を網目状としたも
のであればいずれも使用することができる。また,場合
によっては,織布,不織布,紙,プラスチックフィルム
等の基材に孔を多数形成することによって基材を網目状
としたものでもよい。
長尺状硬質板13は,網目状テープ12上に接着剤(図面で
は省略した。)を介して接着される。この硬質材13の構
成材料としては,ポリ塩化ビニル,ポリスチレン,ポリ
カーボネート,ポリエチレン,ポリプロピレン等の樹脂
板,あるいは,アルミニウム板,ブリキ板,鋼板等の金
属板が用いられる。硬質板13の厚さは,0.1〜3mm程度が
好ましい。本考案においては硬質板13に孔15を多数形成
することを特徴としている。これは,孔15を通してモル
タル,ジョイントセメント,パテ等の均一化剤が板剤に
直接塗布できるようにするためである。したがって,孔
15の径としては比較的大きくする必要があり,孔が円形
の場合その直径が2mm以上が好ましい。しかしながら,
孔の大きさが硬質板の幅の半分以上を占めるようになる
と硬質板の強度が不足するので好ましくない場合があ
る。また,孔15の部分の面積が硬質板13に占める割合と
しては10〜50%が好ましい。孔15を形成する方法として
は,抜き加工か,あるいは,硬質板成形時において孔を
同時に成形してもよい。孔15の形状は図面では円状であ
るが任意の形とすることが可能である。
は省略した。)を介して接着される。この硬質材13の構
成材料としては,ポリ塩化ビニル,ポリスチレン,ポリ
カーボネート,ポリエチレン,ポリプロピレン等の樹脂
板,あるいは,アルミニウム板,ブリキ板,鋼板等の金
属板が用いられる。硬質板13の厚さは,0.1〜3mm程度が
好ましい。本考案においては硬質板13に孔15を多数形成
することを特徴としている。これは,孔15を通してモル
タル,ジョイントセメント,パテ等の均一化剤が板剤に
直接塗布できるようにするためである。したがって,孔
15の径としては比較的大きくする必要があり,孔が円形
の場合その直径が2mm以上が好ましい。しかしながら,
孔の大きさが硬質板の幅の半分以上を占めるようになる
と硬質板の強度が不足するので好ましくない場合があ
る。また,孔15の部分の面積が硬質板13に占める割合と
しては10〜50%が好ましい。孔15を形成する方法として
は,抜き加工か,あるいは,硬質板成形時において孔を
同時に成形してもよい。孔15の形状は図面では円状であ
るが任意の形とすることが可能である。
第2図は本考案の他の実施態様を示す図面であり,この
実施態様においては感圧接着剤層14′が網目状テープ12
の上にも設けられている。したがって,この貼付材にお
いては,網目状テープの上に予め設けた感圧接着剤層1
4′が硬質板13,13′と網目状テープ12の接着剤としてそ
のまま使用することができるので製造に都合が良い。
実施態様においては感圧接着剤層14′が網目状テープ12
の上にも設けられている。したがって,この貼付材にお
いては,網目状テープの上に予め設けた感圧接着剤層1
4′が硬質板13,13′と網目状テープ12の接着剤としてそ
のまま使用することができるので製造に都合が良い。
本考案の目地仕上げ用貼付材は,網目状テープに積層す
る硬質板に孔を多数形成したので,均一化剤が孔を通じ
て直接板材に塗布され,コーナー部に強固に固定される
ので,経時にわたってもコーナー部が剥離,脱落するこ
とがない。また,下地処理をした後貼付材を固定する作
業方法においても,未硬化の下地処理材の上に圧着する
だけで硬質板の孔に処理材が浸入するので,コーナー部
への固定が容易である。
る硬質板に孔を多数形成したので,均一化剤が孔を通じ
て直接板材に塗布され,コーナー部に強固に固定される
ので,経時にわたってもコーナー部が剥離,脱落するこ
とがない。また,下地処理をした後貼付材を固定する作
業方法においても,未硬化の下地処理材の上に圧着する
だけで硬質板の孔に処理材が浸入するので,コーナー部
への固定が容易である。
第1図(a)は,本考案の一実施態様を示す目地仕上げ
用貼付材の断面図,第1図(b)は,第1図(a)の平
面図を示し,第2図は,本考案の他の実施態様を示す断
面図である。 11……目地仕上げ用貼付材,12……網目状テープ,13,1
3′……有孔硬質板,14,14′……感圧接着剤層
用貼付材の断面図,第1図(b)は,第1図(a)の平
面図を示し,第2図は,本考案の他の実施態様を示す断
面図である。 11……目地仕上げ用貼付材,12……網目状テープ,13,1
3′……有孔硬質板,14,14′……感圧接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJF E04F 13/00 G 9127−2E
Claims (1)
- 【請求項1】網目状テープの片面に、該テープの2分の
1幅よりも狭い幅を有する2枚の長尺状有孔硬質板を該
テープの長手方向に沿って平行にそれぞれ接着積層し、
少なくとも該長尺状有孔硬質板の表面に感圧接着剤層、
および必要ならば、該感圧接着剤層の外側に剥離ライナ
ーを設けてなるコーナー部目地仕上げ用貼付材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987136560U JPH0711150Y2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 目地仕上げ用貼付材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987136560U JPH0711150Y2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 目地仕上げ用貼付材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6441528U JPS6441528U (ja) | 1989-03-13 |
JPH0711150Y2 true JPH0711150Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31397184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987136560U Expired - Lifetime JPH0711150Y2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 目地仕上げ用貼付材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711150Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS504765U (ja) * | 1973-05-09 | 1975-01-18 | ||
JPS5715035U (ja) * | 1980-06-30 | 1982-01-26 | ||
JPS6122983Y2 (ja) * | 1981-03-13 | 1986-07-10 |
-
1987
- 1987-09-07 JP JP1987136560U patent/JPH0711150Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6441528U (ja) | 1989-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2516519B2 (ja) | 断熱材の製造法 | |
JPH077297Y2 (ja) | 目地仕上げ用貼付材 | |
JPH0711150Y2 (ja) | 目地仕上げ用貼付材 | |
WO2002055805A1 (fr) | Panneau revetu de papier peint et structure de surface de paroi l'utilisant | |
JPH11270115A (ja) | 床材の施工方法 | |
JP2979213B2 (ja) | 粘着施工用内装材 | |
JPH09209546A (ja) | タイルユニツト及びその製造方法 | |
JP3488308B2 (ja) | 立上り部用プレハブ防水材およびそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法 | |
JPH0243934Y2 (ja) | ||
JP2001182306A (ja) | 床仕上げ材 | |
JPS6212454Y2 (ja) | ||
JPH0240678Y2 (ja) | ||
JPS636354Y2 (ja) | ||
JP2001115114A (ja) | 化粧板仮固定用両面粘着テープ及び化粧板の接着方法 | |
JPS6236909Y2 (ja) | ||
JPS5912350Y2 (ja) | 接合用押え板 | |
JP2877713B2 (ja) | 表装材 | |
JP2004044379A (ja) | 塗膜防水工法 | |
JPH0715750U (ja) | 両面粘着テープ | |
JP2003041741A (ja) | 内装積層体及びその製造方法 | |
JPH0738200U (ja) | 壁紙貼付用下張り | |
JPH0874336A (ja) | 防水テープ | |
JPH0432439Y2 (ja) | ||
JPH0610466U (ja) | 壁 材 | |
JP2596758Y2 (ja) | 複合防水シート |