JPH0669940B2 - 白髪防止剤 - Google Patents
白髪防止剤Info
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- JPH0669940B2 JPH0669940B2 JP1013499A JP1349989A JPH0669940B2 JP H0669940 B2 JPH0669940 B2 JP H0669940B2 JP 1013499 A JP1013499 A JP 1013499A JP 1349989 A JP1349989 A JP 1349989A JP H0669940 B2 JPH0669940 B2 JP H0669940B2
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- group
- carbon atoms
- hair
- camp
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/60—Sugars; Derivatives thereof
- A61K8/606—Nucleosides; Nucleotides; Nucleic acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/10—Preparations for permanently dyeing the hair
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Dermatology (AREA)
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頭皮に外用することにより、毛根のメラノサ
イトを活性化し、メラニン生成を促進して白髪を防止、
改善することができる、水を含む系で安定な白髪防止剤
に関するものである。
イトを活性化し、メラニン生成を促進して白髪を防止、
改善することができる、水を含む系で安定な白髪防止剤
に関するものである。
白髪は、加齢に伴う老化現象のひとつであり、美容上の
観点から、これを改善する手段として、従来、染毛剤が
用いられてきた。しかしながら、使用上の操作の煩わし
さ、頭皮に対するかぶれ発生等の点で問題があり、必ず
しも使用者の満足が得られるものではなかった。
観点から、これを改善する手段として、従来、染毛剤が
用いられてきた。しかしながら、使用上の操作の煩わし
さ、頭皮に対するかぶれ発生等の点で問題があり、必ず
しも使用者の満足が得られるものではなかった。
従って、白髪そのものの発生を本質的に防止ないしは改
善する毛髪用製剤の開発が望まれていた。
善する毛髪用製剤の開発が望まれていた。
上記要望に対して、既にいくつかの提案、例えば特開昭
60―174705号、同61―165310号、同62―45527号、同62
―63509号、同62―63510号があるが、これらは有効性、
有効成分の安定性、安全性等の点で問題がある。このう
ち、特開昭62―45527号では、アデノシン3′,5′―環
状一リン酸(以下、cAMPと略す。)化合物を利用するこ
とが記載されている。
60―174705号、同61―165310号、同62―45527号、同62
―63509号、同62―63510号があるが、これらは有効性、
有効成分の安定性、安全性等の点で問題がある。このう
ち、特開昭62―45527号では、アデノシン3′,5′―環
状一リン酸(以下、cAMPと略す。)化合物を利用するこ
とが記載されている。
しかしながらこの方法は、 (i)cAMP及びその塩は、細胞膜透過性が悪く、仮りに
細胞内に吸収されてもホスホジエステラーゼによる分解
を受けやすいため、十分な白髪防止、改善効果を発揮し
がたい、 (ii)cAMPのアシル誘導体は、外用剤組成物中では不安
定で経時により分解されやすく、そのため外用剤として
長期に連用した場合、十分な効果を発揮しがたい、 (iii)また、cAMPのアシル誘導体は、分解により悪臭
を発生する、 等の問題点があった。
細胞内に吸収されてもホスホジエステラーゼによる分解
を受けやすいため、十分な白髪防止、改善効果を発揮し
がたい、 (ii)cAMPのアシル誘導体は、外用剤組成物中では不安
定で経時により分解されやすく、そのため外用剤として
長期に連用した場合、十分な効果を発揮しがたい、 (iii)また、cAMPのアシル誘導体は、分解により悪臭
を発生する、 等の問題点があった。
従って、本発明は、頭皮に外用することにより、優れた
白髪防止、改善効果があり、かつ水を含んだ系で安定で
あって、悪臭発生等の品質劣化を招くことのない実用的
な白髪防止剤を提供することを目的とする。
白髪防止、改善効果があり、かつ水を含んだ系で安定で
あって、悪臭発生等の品質劣化を招くことのない実用的
な白髪防止剤を提供することを目的とする。
本発明は、特定のcAMP化合物を化粧料基材に含有させる
と上記課題を有効に解決できるとの知見に基づいてなさ
れたものである。
と上記課題を有効に解決できるとの知見に基づいてなさ
れたものである。
すなわち、本発明は、下記一般式〔I〕または〔II〕で
示されるアデノシン3′,5′―環状一リン酸化合物の少
なくとも1種を含有することを特徴とする水を含む系で
安定な白髪防止剤を提供する。
示されるアデノシン3′,5′―環状一リン酸化合物の少
なくとも1種を含有することを特徴とする水を含む系で
安定な白髪防止剤を提供する。
(式中、Yは、窒素または炭素数1〜12のN―アルキル
基であり、 式〔I〕中のYが窒素の場合、X1は炭素数5〜8のアル
キルチオ基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキルチオ
基、フェニルチオ基、ヒドロキシフェニルチオ基、アル
キル基の炭素数が1〜6のアルキルフェニルチオ基、ア
ルコキシル基の炭素数が1〜6のアルコキシフェニルチ
オ基、アルキレン基の炭素数が2〜6のフェニルアルキ
レンチオ基、炭素数1〜8の―O―アルキル基、―O―
フェニル基、アルキレン基の炭素数が1〜6のフェニル
アルキレンオキシ基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基
であり、 式〔I〕中のYが炭素数1〜12のN―アルキル基である
場合のX1及び式〔II〕中のX2は、それぞれ、水素、ハロ
ゲン、メルカプト基、炭素数1〜8のアルキルチオ基、
炭素数1〜8のヒドロキシアルキルチオ基、フェニルチ
オ基、ハロゲン化フェニルチオ基、ヒドロキシフェニル
チオ基、アルキル基の炭素数が1〜6のアルキルフェニ
ルチオ基、アルコキシル基の炭素数が1〜6のアルコキ
シフェニルチオ基、アルキレン基の炭素数が1〜6のフ
ェニルアルキレンチオ基、水酸基、炭素数1〜8の―O
―アルキル基、―O―フェニル基、アルキレン基の炭素
数が1〜6のフェニルアルキレンオキシ基または炭素数
1〜12、好ましくは1〜8のアルキルアミノ基であり、
Yは、窒素または炭素数1〜12、好ましくは1〜8のN
―アルキル基であり、Mは、水素、ナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属、カルシウム等のアルカリ土類金
属、トリエチルアンモニウム基、トリブチルアンモニウ
ム基等の有機アンモニウム基またはモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエ
チルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミンなど
のアルカノールアミン基等の塩形成カチオンを示す。) 式〔I〕、〔II〕において、X1、X2、Yがアルキル基を
含む場合、飽和でも不飽和でもよく、直鎖でも分岐鎖を
有していてもよい。さらにハロゲン、アミノ基、ニトロ
基、カルボキシル基、水酸基等の置換基があってもよ
く、芳香族環を含んでいてもよい。またYがN―アルキ
ル基の場合対アニオンとして沃素か塩素などのハロゲン
アニオンがあげられる。また、pHにより分子内リン酸基
と対イオンを形成することがある。
基であり、 式〔I〕中のYが窒素の場合、X1は炭素数5〜8のアル
キルチオ基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキルチオ
基、フェニルチオ基、ヒドロキシフェニルチオ基、アル
キル基の炭素数が1〜6のアルキルフェニルチオ基、ア
ルコキシル基の炭素数が1〜6のアルコキシフェニルチ
オ基、アルキレン基の炭素数が2〜6のフェニルアルキ
レンチオ基、炭素数1〜8の―O―アルキル基、―O―
フェニル基、アルキレン基の炭素数が1〜6のフェニル
アルキレンオキシ基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基
であり、 式〔I〕中のYが炭素数1〜12のN―アルキル基である
場合のX1及び式〔II〕中のX2は、それぞれ、水素、ハロ
ゲン、メルカプト基、炭素数1〜8のアルキルチオ基、
炭素数1〜8のヒドロキシアルキルチオ基、フェニルチ
オ基、ハロゲン化フェニルチオ基、ヒドロキシフェニル
チオ基、アルキル基の炭素数が1〜6のアルキルフェニ
ルチオ基、アルコキシル基の炭素数が1〜6のアルコキ
シフェニルチオ基、アルキレン基の炭素数が1〜6のフ
ェニルアルキレンチオ基、水酸基、炭素数1〜8の―O
―アルキル基、―O―フェニル基、アルキレン基の炭素
数が1〜6のフェニルアルキレンオキシ基または炭素数
1〜12、好ましくは1〜8のアルキルアミノ基であり、
Yは、窒素または炭素数1〜12、好ましくは1〜8のN
―アルキル基であり、Mは、水素、ナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属、カルシウム等のアルカリ土類金
属、トリエチルアンモニウム基、トリブチルアンモニウ
ム基等の有機アンモニウム基またはモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエ
チルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミンなど
のアルカノールアミン基等の塩形成カチオンを示す。) 式〔I〕、〔II〕において、X1、X2、Yがアルキル基を
含む場合、飽和でも不飽和でもよく、直鎖でも分岐鎖を
有していてもよい。さらにハロゲン、アミノ基、ニトロ
基、カルボキシル基、水酸基等の置換基があってもよ
く、芳香族環を含んでいてもよい。またYがN―アルキ
ル基の場合対アニオンとして沃素か塩素などのハロゲン
アニオンがあげられる。また、pHにより分子内リン酸基
と対イオンを形成することがある。
なお、式〔I〕においてX1が―O―アルキル基である場
合、及び式〔II〕においてX2が水酸基又は―O―アルキ
ル基である場合が、皮膚刺激性、かぶれ発生等の副作用
の点で影響が極めて少なく、最も好ましい。また、X1、
X2がS含有基の場合、皮膚に対する影響の点からSに隣
接してアルキル鎖又はアルキレン鎖を有するもの、例え
ばアルキルチオ基、ベンジルチオ基等が好ましく、Sに
隣接して芳香族環を有するもの、例えばフェニルチオ
基、4―クロロフェニルチオ基等は使用条件によっては
副作用を生じるおそれがある。
合、及び式〔II〕においてX2が水酸基又は―O―アルキ
ル基である場合が、皮膚刺激性、かぶれ発生等の副作用
の点で影響が極めて少なく、最も好ましい。また、X1、
X2がS含有基の場合、皮膚に対する影響の点からSに隣
接してアルキル鎖又はアルキレン鎖を有するもの、例え
ばアルキルチオ基、ベンジルチオ基等が好ましく、Sに
隣接して芳香族環を有するもの、例えばフェニルチオ
基、4―クロロフェニルチオ基等は使用条件によっては
副作用を生じるおそれがある。
本発明で用いる一般式〔I〕または〔II〕で示される化
合物として、具体的には表―1No.1〜57に示される化合
物と、Mが水素の代りに塩として、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、トリエチ
ルアンモニウム塩、トリブチルアンモニウム塩等の有機
アンモニウム塩等の1種または2種以上の混合物が例示
される。また、20〜28、29〜35の化合物の対アニオンと
しては、沃素や塩素アニオン、また、pHによっては分子
内リン酸基があげられる。
合物として、具体的には表―1No.1〜57に示される化合
物と、Mが水素の代りに塩として、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、トリエチ
ルアンモニウム塩、トリブチルアンモニウム塩等の有機
アンモニウム塩等の1種または2種以上の混合物が例示
される。また、20〜28、29〜35の化合物の対アニオンと
しては、沃素や塩素アニオン、また、pHによっては分子
内リン酸基があげられる。
上記、本発明のcAMP化合物は、工業的に醗酵法または合
成法で得られるcAMPを出発物質として化学合成により製
造することが可能である。
成法で得られるcAMPを出発物質として化学合成により製
造することが可能である。
本発明では、必須成分とする前記cAMP化合物を水又は水
を含む溶媒に溶解し、該溶液を頭皮に直接施することに
より、優れた白髪防止、改善効果を発揮するとともに、
安定性がよく、悪臭を発生する等の問題のない実用性の
高い液状、クリーム状またはゲル状などの任意の形態の
白髪防止剤を得るものであり、必須成分を任意の濃度で
配合できる。通常は、製品形態、使用頻度にもよるが、
各種白髪防止剤中に0.001〜5重量%(以下、%と略す
る。)程度、好ましくは0.01〜2%配合するのがよい。
尚、前記cAMP化合物を水に溶解させる場合、該化合物1
重量部当り水を1重量部以上存在させる。水を含む溶媒
に溶解させる場合、エタノール/水が1/100〜100/1(重
量比)、好ましくは5/100〜100/10のものが実用的に好
ましい。また、水/エタノール/イソプロパノール溶媒
や水/イソプロパノール溶媒も使用できる。
を含む溶媒に溶解し、該溶液を頭皮に直接施することに
より、優れた白髪防止、改善効果を発揮するとともに、
安定性がよく、悪臭を発生する等の問題のない実用性の
高い液状、クリーム状またはゲル状などの任意の形態の
白髪防止剤を得るものであり、必須成分を任意の濃度で
配合できる。通常は、製品形態、使用頻度にもよるが、
各種白髪防止剤中に0.001〜5重量%(以下、%と略す
る。)程度、好ましくは0.01〜2%配合するのがよい。
尚、前記cAMP化合物を水に溶解させる場合、該化合物1
重量部当り水を1重量部以上存在させる。水を含む溶媒
に溶解させる場合、エタノール/水が1/100〜100/1(重
量比)、好ましくは5/100〜100/10のものが実用的に好
ましい。また、水/エタノール/イソプロパノール溶媒
や水/イソプロパノール溶媒も使用できる。
本発明の組成物には、上記の必須成分に加えて他の薬剤
成分として、例えばビタミンA、ビタミンB6、ビタミン
E、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、メチオニ
ン、システイン、シスチン、チロシン等のアミノ酸類、
サリチル酸、ヒノキチオール、レゾルシン、トリクロロ
カルバニリド、イソプロピルメチルフェノール等の殺菌
剤、エチニルエストラジオール、プロゲステロン等のホ
ルモン類、海藻、アロエ、ナツメ果実、胡麻等からの抽
出物等を配合することができ、好ましくは、白髪防止剤
中0.0001〜3%添加するのがよい。
成分として、例えばビタミンA、ビタミンB6、ビタミン
E、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、メチオニ
ン、システイン、シスチン、チロシン等のアミノ酸類、
サリチル酸、ヒノキチオール、レゾルシン、トリクロロ
カルバニリド、イソプロピルメチルフェノール等の殺菌
剤、エチニルエストラジオール、プロゲステロン等のホ
ルモン類、海藻、アロエ、ナツメ果実、胡麻等からの抽
出物等を配合することができ、好ましくは、白髪防止剤
中0.0001〜3%添加するのがよい。
さらに、油分、界面活性剤、保湿剤、低級アルコール、
増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用感付与剤、pH調
整剤、防腐剤、香料、色素等通常化粧料に用いられる原
料が配合可能である。具体的には、油分としては、オリ
ーブ油、ホホバ油、硬化油等の油脂類、鯨ロウ、蜜ロ
ウ、ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、セレシン、
スクワラン等の炭化水素類、ステアリン酸、オレイン酸
等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ラ
ノリンアルコール、ヘキシルデカノール等のアルコール
類、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等
のエステル類等である。油分を白髪防止剤中0.5〜85%
含有させるのがよい。また、界面活性剤としては、ステ
アリン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテルリン酸、N―アシルグルタ
ミン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ステア
リルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、塩酸ア
ルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等の両性界面
活性剤、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン
酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ショ糖脂
肪酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、
モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミ
チン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチ
レンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチ
レンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソ
ステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ピログ
ルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリ
ル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリ
ル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、
ポリオキシエチレンラノリン等の非イオン界面活性剤等
を例示することができる。界面活性剤を毛髪用組成物中
0.1〜15%含有させるのがよい。さらに、保湿剤として
は、グリセリン、1,3―ブチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリ
コール等を、低級アルコールとしては、エタノール、イ
ソプロパノール等を、使用感付与剤としては、l―メン
トール、ニコチン酸ベンジル等を、増粘剤としては、ポ
リエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム等を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキ
シトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プ
ロピル等を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウ
ム、エタンヒドロキシジホスフェート等を、pH調整剤と
しては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ
砂、リン酸一水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パ
ラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、
デヒドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸等をそれぞれ例示
することができる。なお、任意成分は、これらに限定さ
れるものではない。上記必須成分と任意成分を適当に配
合することにより、ヘアトニックタイプのアルコール製
剤、クリーム、ローション、乳液、軟膏等外用できる剤
型のものであればいずれでもよく、種々の製品形態で用
いることができる。
増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用感付与剤、pH調
整剤、防腐剤、香料、色素等通常化粧料に用いられる原
料が配合可能である。具体的には、油分としては、オリ
ーブ油、ホホバ油、硬化油等の油脂類、鯨ロウ、蜜ロ
ウ、ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、セレシン、
スクワラン等の炭化水素類、ステアリン酸、オレイン酸
等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ラ
ノリンアルコール、ヘキシルデカノール等のアルコール
類、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等
のエステル類等である。油分を白髪防止剤中0.5〜85%
含有させるのがよい。また、界面活性剤としては、ステ
アリン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテルリン酸、N―アシルグルタ
ミン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ステア
リルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、塩酸ア
ルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等の両性界面
活性剤、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン
酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ショ糖脂
肪酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、
モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミ
チン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチ
レンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチ
レンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソ
ステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ピログ
ルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリ
ル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリ
ル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、
ポリオキシエチレンラノリン等の非イオン界面活性剤等
を例示することができる。界面活性剤を毛髪用組成物中
0.1〜15%含有させるのがよい。さらに、保湿剤として
は、グリセリン、1,3―ブチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリ
コール等を、低級アルコールとしては、エタノール、イ
ソプロパノール等を、使用感付与剤としては、l―メン
トール、ニコチン酸ベンジル等を、増粘剤としては、ポ
リエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム等を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキ
シトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プ
ロピル等を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウ
ム、エタンヒドロキシジホスフェート等を、pH調整剤と
しては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ
砂、リン酸一水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パ
ラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、
デヒドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸等をそれぞれ例示
することができる。なお、任意成分は、これらに限定さ
れるものではない。上記必須成分と任意成分を適当に配
合することにより、ヘアトニックタイプのアルコール製
剤、クリーム、ローション、乳液、軟膏等外用できる剤
型のものであればいずれでもよく、種々の製品形態で用
いることができる。
具体的には、ヘアトニックタイプのアルコール製剤とし
ては、上記必須成分0.01〜2%、低級アルコール15〜98
%、薬剤成分0〜3%、保湿剤0〜15%、界面活性剤0
〜8%、精製水1〜85%、香料 微量を含有する組成物
があげられ、ヘアクリームとしては、上記必須成分0.01
〜2%、油分20〜80%、界面活性剤0.5〜15%、保湿剤
0〜15%、精製水15〜80%、防腐剤 微量、香料 微量
を含有する組成物が例示される。また、乳液としては、
上記必須成分0.01〜2%、油分5〜30%、界面活性剤0.
5〜15%、保湿剤0〜15%、精製水50〜95%、防腐剤
微量、香料 微量を含有する組成物が例示される。
ては、上記必須成分0.01〜2%、低級アルコール15〜98
%、薬剤成分0〜3%、保湿剤0〜15%、界面活性剤0
〜8%、精製水1〜85%、香料 微量を含有する組成物
があげられ、ヘアクリームとしては、上記必須成分0.01
〜2%、油分20〜80%、界面活性剤0.5〜15%、保湿剤
0〜15%、精製水15〜80%、防腐剤 微量、香料 微量
を含有する組成物が例示される。また、乳液としては、
上記必須成分0.01〜2%、油分5〜30%、界面活性剤0.
5〜15%、保湿剤0〜15%、精製水50〜95%、防腐剤
微量、香料 微量を含有する組成物が例示される。
本発明で用いられるcAMP化合物が、外用により白髪防
止、改善効果を示す作用の詳細は不明であるが、頭皮毛
根の毛球部に存在するメラノサイトを活性化してメラニ
ン生成を促進し、生成したメラニン顆粒が毛母細胞に取
り込まれることにより、白髪防止、改善効果が発揮され
るものと推定した。
止、改善効果を示す作用の詳細は不明であるが、頭皮毛
根の毛球部に存在するメラノサイトを活性化してメラニ
ン生成を促進し、生成したメラニン顆粒が毛母細胞に取
り込まれることにより、白髪防止、改善効果が発揮され
るものと推定した。
そこで後述のように、白髪モデルマウスを用いて評価し
たところ、本発明の必須成分は、外用により優れたメラ
ニン生成促進作用を有することが明らかになり、実施例
に示すように、人体に対しても優れた白髪防止、改善効
果が確認された。さらに、毛髪用組成物として水を含む
製剤中で極めて安定であり、悪臭発生等の品質劣化を招
くことなく、実用性の高いことが確認された。
たところ、本発明の必須成分は、外用により優れたメラ
ニン生成促進作用を有することが明らかになり、実施例
に示すように、人体に対しても優れた白髪防止、改善効
果が確認された。さらに、毛髪用組成物として水を含む
製剤中で極めて安定であり、悪臭発生等の品質劣化を招
くことなく、実用性の高いことが確認された。
尚、本発明のcAMP化合物の安全性について確認したとこ
ろ、急性毒性、皮膚刺激性等の点で実用上特に問題は認
められなかった。
ろ、急性毒性、皮膚刺激性等の点で実用上特に問題は認
められなかった。
本発明によれば、頭皮に外用することにより、優れた白
髪防止、改善効果を発揮し、しかも水を含む製剤上極め
て安定性の高い白髪防止剤が提供される。
髪防止、改善効果を発揮し、しかも水を含む製剤上極め
て安定性の高い白髪防止剤が提供される。
従って本発明の白髪防止剤は、毛髪に適用するための種
々の形態、例えば化粧水あるいはヘアトニックタイプの
アルコール製剤、クリーム、ローション、乳液、軟膏、
ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等の毛髪化
粧料等、外用できる剤型のものとして種々の形態で幅広
く使用できる。
々の形態、例えば化粧水あるいはヘアトニックタイプの
アルコール製剤、クリーム、ローション、乳液、軟膏、
ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等の毛髪化
粧料等、外用できる剤型のものとして種々の形態で幅広
く使用できる。
さらに液状形態のものは、通常の噴射剤、炭酸ガス、酸
素ガス、LPGなどと併用し、耐圧容器に充填することも
できる。
素ガス、LPGなどと併用し、耐圧容器に充填することも
できる。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例1 白髪の発生原因のひとつとしてストレスの関与が知られ
ている。そこで、動物にストレスを負荷してメラノサイ
トを不活性化した状態を作り出し、白毛を発生させると
ともに、その過程で本発明の有効成分を配合した毛髪用
組成物が、白毛の発生に対してどのような抑制効果を発
揮するかを検討した。さらに、組成物の経時での安定性
を評価した。
ている。そこで、動物にストレスを負荷してメラノサイ
トを不活性化した状態を作り出し、白毛を発生させると
ともに、その過程で本発明の有効成分を配合した毛髪用
組成物が、白毛の発生に対してどのような抑制効果を発
揮するかを検討した。さらに、組成物の経時での安定性
を評価した。
即ち、ブラックマウス10匹を1群とし、背部を脱毛後、
ストレスを断続的に負荷しながら、被検物質0.1%を含
む表―3に示した組成のヘアトニックを調製して、各0.
1mlを毎日2回、背部に塗布した。1カ月後、再生した
一定面積の毛を採取し、全毛数に対する白毛発生率
(%)を測定した。また、上記ヘアトニックを30℃にて
3カ月放置し、被検物質の残存性を液体クロマト法で測
定するとともに、においの変化度を官能試験で評価し
た。結果をまとめて表―4に示した。
ストレスを断続的に負荷しながら、被検物質0.1%を含
む表―3に示した組成のヘアトニックを調製して、各0.
1mlを毎日2回、背部に塗布した。1カ月後、再生した
一定面積の毛を採取し、全毛数に対する白毛発生率
(%)を測定した。また、上記ヘアトニックを30℃にて
3カ月放置し、被検物質の残存性を液体クロマト法で測
定するとともに、においの変化度を官能試験で評価し
た。結果をまとめて表―4に示した。
なお、官能評価は、 ◎:全く劣化なし(実用可能) ○:ほとんど劣化なし(実用可能) △:やや劣化あり(実用不可) ×:非常に劣化(実用不可) の4段階で示した。
表―4の結果から、cAMPは、安定性は比較的よいもの
の、白毛の発生を抑制する効果は弱かった。また、代表
的なアシル誘導体であるN6,O2′―ジブチリルcAMPは、
上記効果は認められるものの、安定性、特に官能評価の
点で非常に劣化が認められた。これに対し、本発明の誘
導体は、白毛の発生を抑制する効果が顕著であり、ま
た、安定性においてもよい結果を示した。
の、白毛の発生を抑制する効果は弱かった。また、代表
的なアシル誘導体であるN6,O2′―ジブチリルcAMPは、
上記効果は認められるものの、安定性、特に官能評価の
点で非常に劣化が認められた。これに対し、本発明の誘
導体は、白毛の発生を抑制する効果が顕著であり、ま
た、安定性においてもよい結果を示した。
以上の結果は、本発明の有効成分が、メラノサイトの不
活性化を防止し、あるいは不活性化された状態にあるメ
ラノサイトを活性化することにより、白髪の発生を防
止、改善することが可能となることを示している。
活性化を防止し、あるいは不活性化された状態にあるメ
ラノサイトを活性化することにより、白髪の発生を防
止、改善することが可能となることを示している。
さらに、毛髪用組成物として長期間使用した場合におい
ても、有効成分が安定であり、悪臭発生等の品質劣化を
来たさないことを示している。
ても、有効成分が安定であり、悪臭発生等の品質劣化を
来たさないことを示している。
実施例2 被検物質0.05%を含むヘアトニックタイプの白髪防止剤
を調製して実施例1と同様、ブラックマウスにストレス
を断続的に負荷しながら、脱毛した背部に各0.1mlを毎
日2回塗布した。
を調製して実施例1と同様、ブラックマウスにストレス
を断続的に負荷しながら、脱毛した背部に各0.1mlを毎
日2回塗布した。
1カ月後、再生した一定面積の毛を採取し、全毛数に対
する白毛発生率(%)を測定した。
する白毛発生率(%)を測定した。
また、上記組成物を30℃にて3カ月放置し、被検物質の
残存性を液体クロマト法で測定するとともに、においの
変化度を官能試験で評価した。組成を表―5に示すとと
もに結果をまとめて表―6に示した。なお、官能評価の
基準は実施例1と同じである。また表―5中のは、エ
チレンオキシドの平均付加数を示す。
残存性を液体クロマト法で測定するとともに、においの
変化度を官能試験で評価した。組成を表―5に示すとと
もに結果をまとめて表―6に示した。なお、官能評価の
基準は実施例1と同じである。また表―5中のは、エ
チレンオキシドの平均付加数を示す。
表―6の結果から、cAMP・Naは白毛の発生を抑制する効
果が弱かった。また、N6,O2′―ジブチリルcAMP・Na
は、上記効果は認められるが、安定性が悪く、においの
劣化が著しかった。これに対して、本発明の誘導体は、
白毛の発生を抑える効果が優れており、また、安定性も
優れていた。
果が弱かった。また、N6,O2′―ジブチリルcAMP・Na
は、上記効果は認められるが、安定性が悪く、においの
劣化が著しかった。これに対して、本発明の誘導体は、
白毛の発生を抑える効果が優れており、また、安定性も
優れていた。
以上の結果は、本発明の有効成分を配合した毛髪用組成
物が、白髪防止効果において優れ、かつ、安定性の面か
らも非常に実用性の高いものであることを示している。
物が、白髪防止効果において優れ、かつ、安定性の面か
らも非常に実用性の高いものであることを示している。
実施例3 表―7に示す成分1に成分2〜7を加えて均一に溶解
し、これとは別に、成分10に成分8又は9を加えて均一
に溶解した溶液を調製しておき、ここに前記エタノール
溶液(成分1〜7)を加えヘアトニックタイプの白髪防
止剤を調製した。
し、これとは別に、成分10に成分8又は9を加えて均一
に溶解した溶液を調製しておき、ここに前記エタノール
溶液(成分1〜7)を加えヘアトニックタイプの白髪防
止剤を調製した。
表―7に組成を示すが、表中の数字は配合量(重量%)
である(以下同じ)。
である(以下同じ)。
このようにして調製した白髪防止剤を、30℃、3カ月間
放置したときの安定性を実施例1と同様に調べて表―8
に示す結果を得た。
放置したときの安定性を実施例1と同様に調べて表―8
に示す結果を得た。
表―8より、本発明の白髪防止剤は安定であり、におい
の劣化が全く認められないのに対して、比較例Iはかな
り劣化が認られたことがわかる。
の劣化が全く認められないのに対して、比較例Iはかな
り劣化が認られたことがわかる。
次に、上記白髪防止剤を、白髪のある20名の男性(40〜
60才)に1日2回(朝・夜)、連続3ケ月間、本発明品
と比較例IIのそれぞれをハーフ・ヘッド法で左右頭皮に
別々に使用させ、塗布部位の状態を、試験前後で比較
し、白髪防止、改善効果を調べた。結果を次に示す。
60才)に1日2回(朝・夜)、連続3ケ月間、本発明品
と比較例IIのそれぞれをハーフ・ヘッド法で左右頭皮に
別々に使用させ、塗布部位の状態を、試験前後で比較
し、白髪防止、改善効果を調べた。結果を次に示す。
表―9の結果から、8―メトキシcAMP・Naを配合した本
発明の白髪防止剤は、無添加の組成物と比較して、白髪
の量を少なくすることができ、顕著な白髪防止・改善効
果を示すことがわかる。
発明の白髪防止剤は、無添加の組成物と比較して、白髪
の量を少なくすることができ、顕著な白髪防止・改善効
果を示すことがわかる。
なお、上記白髪防止剤の3ヵ月間の使用中及び使用後に
おいても、皮膚の状態に異常な症状は特に認められなか
った。
おいても、皮膚の状態に異常な症状は特に認められなか
った。
実施例4 表―10に示す成分1〜4及び成分5〜10を別々に80℃に
て加熱溶解した後、両者を混合乳化し、冷却中に、成分
11を加え、さらに均一に分散して、毛髪用乳液を調製し
た。
て加熱溶解した後、両者を混合乳化し、冷却中に、成分
11を加え、さらに均一に分散して、毛髪用乳液を調製し
た。
このようにして調製した乳液を、30℃、3ヵ月間放置し
たときの安定性を実施例1と同様に調べて表―11に示す
結果を得た。
たときの安定性を実施例1と同様に調べて表―11に示す
結果を得た。
表―9より、本発明の乳液は安定であり、においの劣化
が全く認められないのに対して、比較例Iはかなり劣化
が認められたことがわかる。
が全く認められないのに対して、比較例Iはかなり劣化
が認められたことがわかる。
次に、実施例3と同様にして本発明品と比較例IIの有効
性を調べた。結果を表―12に示す。
性を調べた。結果を表―12に示す。
表―12の結果から、1,N6―エテノcANP・Kを配合した本
発明の乳液を使用した場合は、無添加の乳液を使用した
場合に比べて、白髪の量が少なく、顕著な白髪防止、改
善効果を示した。
発明の乳液を使用した場合は、無添加の乳液を使用した
場合に比べて、白髪の量が少なく、顕著な白髪防止、改
善効果を示した。
なお、上記乳液の3ヵ月間の使用中及び使用後において
も、皮膚の状態に異常な症状は特に認められなかった。
も、皮膚の状態に異常な症状は特に認められなかった。
実施例5 表―13に示す成分1〜6及び成分7〜11を別々に80℃で
加熱溶解した後混合乳化し、冷却中に成分12を加え、均
一に分散して表―13に示すヘアクリームを調製した。
尚、表中、はエチレンオキシドの平均付加モル数を示
す。
加熱溶解した後混合乳化し、冷却中に成分12を加え、均
一に分散して表―13に示すヘアクリームを調製した。
尚、表中、はエチレンオキシドの平均付加モル数を示
す。
このようにして調製したヘアクリームを、30℃、3ヵ月
間放置したときの安定性を実施例1と同様に調べて表―
14に示す結果を得た。
間放置したときの安定性を実施例1と同様に調べて表―
14に示す結果を得た。
表―14より、本発明のヘアクリームは安定であり、にお
いの劣化が全く認められないのに対して、比較例Iはか
なり劣化が認められたことがわかる。
いの劣化が全く認められないのに対して、比較例Iはか
なり劣化が認められたことがわかる。
次に、実施例3と同様にして本発明品と比較例IIの有効
性を調べた。結果を表―15に示す。
性を調べた。結果を表―15に示す。
表―15の結果から、1―メチルcAMP・トリエチルアンモ
ニウムを配合した本発明のクリームを使用した場合は、
無添加のクリームを使用した場合に比べて、白髪の量が
少なく、顕著な白髪防止、改善効果を示した。
ニウムを配合した本発明のクリームを使用した場合は、
無添加のクリームを使用した場合に比べて、白髪の量が
少なく、顕著な白髪防止、改善効果を示した。
なお、上記クリームの3ヵ月間の使用中及び使用後にお
いても、皮膚の状態に異常な症状は特に認められなかっ
た。
いても、皮膚の状態に異常な症状は特に認められなかっ
た。
実施例6 実施例3で用いた8―メトキシcAMP・Naの代りに、8―
エチルヒドロキシチオcAMP・Na(表―1中、No.11のナ
トリウム塩)、8―ベンジルチオcAMP・Na(表―1中、
No.20のナトリウム塩)、8―ヒドロキcAMP・Na(表―
1中、No.24のナトリウム塩)、8―エトキシcAMP・Na
(表―1中、No.26のナトリウム塩)または8―ブトキ
シcAMP・Na(表―1中、No.28のナトリウム塩)を配合
したヘアトニックタイプの白髪防止剤を調製し、実施例
3と同様にして評価したところ、実施例3とほぼ同等の
白髪防止・改善効果が得られた。また、組成物はいずれ
も安定であり、におい等品質の劣化は認められなかっ
た。
エチルヒドロキシチオcAMP・Na(表―1中、No.11のナ
トリウム塩)、8―ベンジルチオcAMP・Na(表―1中、
No.20のナトリウム塩)、8―ヒドロキcAMP・Na(表―
1中、No.24のナトリウム塩)、8―エトキシcAMP・Na
(表―1中、No.26のナトリウム塩)または8―ブトキ
シcAMP・Na(表―1中、No.28のナトリウム塩)を配合
したヘアトニックタイプの白髪防止剤を調製し、実施例
3と同様にして評価したところ、実施例3とほぼ同等の
白髪防止・改善効果が得られた。また、組成物はいずれ
も安定であり、におい等品質の劣化は認められなかっ
た。
実施例7 実施例5で用いた1―メチルcAMP・トリエチルアンモニ
ウムの代りに、1―エチルcAMP・Na(表―1中、No.38
のナトリウム塩)、1―ブチルcAMP・Na(表―1中、N
o.39のナトリウム塩)、1―オクチルcAMP・Na(表―1
中、No.40のナトリウム塩)、8―メチルチオcAMP・Na
(表―1中、No.6のナトリウム塩)、8―ブチルチオcA
MP・Na(表―1中、No.8のナトリウム塩)、8―メチル
アミノcAMP・Na(表―1中、No.33のナトリウム塩)、
8―ブチルアミノcAMP・Na(表―1中、No.35のナトリ
ウム塩)または8―クロロcAMP・Na(表―1中、No.3の
ナトリウム塩)を配合したヘアクリームを調製し、実施
例3と同様にして評価したところ、実施例5とほぼ同等
の白髪防止、改善効果が得られた。また、組成物はいず
れも安定であり、におい等品質の劣化は認められなかっ
た。
ウムの代りに、1―エチルcAMP・Na(表―1中、No.38
のナトリウム塩)、1―ブチルcAMP・Na(表―1中、N
o.39のナトリウム塩)、1―オクチルcAMP・Na(表―1
中、No.40のナトリウム塩)、8―メチルチオcAMP・Na
(表―1中、No.6のナトリウム塩)、8―ブチルチオcA
MP・Na(表―1中、No.8のナトリウム塩)、8―メチル
アミノcAMP・Na(表―1中、No.33のナトリウム塩)、
8―ブチルアミノcAMP・Na(表―1中、No.35のナトリ
ウム塩)または8―クロロcAMP・Na(表―1中、No.3の
ナトリウム塩)を配合したヘアクリームを調製し、実施
例3と同様にして評価したところ、実施例5とほぼ同等
の白髪防止、改善効果が得られた。また、組成物はいず
れも安定であり、におい等品質の劣化は認められなかっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式〔I〕または〔II〕で示される
アデノシン3′,5′―環状一リン酸化合物の少なくとも
1種を含有することを特徴とする水を含む系で安定な白
髪防止剤。 (式中、Yは、窒素または炭素数1〜12のN―アルキル
基であり、 式〔I〕中のYが窒素の場合、X1は炭素数5〜8のアル
キルチオ基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキルチオ
基、フェニルチオ基、ヒドロキシフェニルチオ基、アル
キル基の炭素数が1〜6のアルキルフェニルチオ基、ア
ルコキシル基の炭素数が1〜6のアルコキシフェニルチ
オ基、アルキレン基の炭素数が2〜6のフェニルアルキ
レンチオ基、炭素数1〜8の―O―アルキル基、―O―
フェニル基、アルキレン基の炭素数が1〜6のフェニル
アルキレンオキシ基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基
であり、 式〔I〕中のYが炭素数1〜12のN―アルキル基である
場合のX1及び式〔II〕中のX2は、それぞれ、水素、ハロ
ゲン、メルカプト基、炭素数1〜8のアルキルチオ基、
炭素数1〜8のヒドロキシアルキルチオ基、フェニルチ
オ基、ハロゲン化フェニルチオ基、ヒドロキシフェニル
チオ基、アルキル基の炭素数が1〜6のアルキルフェニ
ルチオ基、アルコキシル基の炭素数が1〜6のアルコキ
シフェニルチオ基、アルキレン基の炭素数が1〜6のフ
ェニルアルキレンチオ基、水酸基、炭素数1〜8の―O
―アルキル基、―O―フェニル基、アルキレン基の炭素
数が1〜6のフェニルアルキレンオキシ基または炭素数
1〜12のアルキルアミノ基であり、 Mは、水素または塩形成カチオンを示す。)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6282188 | 1988-03-16 | ||
JP63-62821 | 1988-03-16 |
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---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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EP (1) | EP0332847B1 (ja) |
JP (1) | JPH0669940B2 (ja) |
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- 1989-01-23 JP JP1013499A patent/JPH0669940B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1989-02-09 AT AT89102250T patent/ATE91880T1/de active
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-
1994
- 1994-03-07 US US08/206,675 patent/US5378453A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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