JPH06305940A - 毛髪用組成物 - Google Patents
毛髪用組成物Info
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- JPH06305940A JPH06305940A JP11758393A JP11758393A JPH06305940A JP H06305940 A JPH06305940 A JP H06305940A JP 11758393 A JP11758393 A JP 11758393A JP 11758393 A JP11758393 A JP 11758393A JP H06305940 A JPH06305940 A JP H06305940A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 毛根のメラノサイトを増殖および活性化する
ことにより、白髪防止・改善効果を一層高めた毛髪用組
成物を提供する。 【構成】 〔A〕アデノシン3′,5′−環状一リン酸
化合物、フォルスコリンまたはその誘導体から選ばれる
メラノサイトのチロシナーゼ活性促進物質、および
〔B〕パントテン酸またはその誘導体から選ばれる毛包
部のメラノサイト増殖促進物質とを含有し、相乗効果を
有する毛髪用組成物を提供する。
ことにより、白髪防止・改善効果を一層高めた毛髪用組
成物を提供する。 【構成】 〔A〕アデノシン3′,5′−環状一リン酸
化合物、フォルスコリンまたはその誘導体から選ばれる
メラノサイトのチロシナーゼ活性促進物質、および
〔B〕パントテン酸またはその誘導体から選ばれる毛包
部のメラノサイト増殖促進物質とを含有し、相乗効果を
有する毛髪用組成物を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭皮に外用することに
より毛根のメラノサイトを増殖・活性化し、メラニン生
成を促進して白髪を防止・改善することが出来る毛髪用
組成物に関するものである。
より毛根のメラノサイトを増殖・活性化し、メラニン生
成を促進して白髪を防止・改善することが出来る毛髪用
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】白髪は、加齢に伴う老化現象のひとつで
あり、美容上の観点から、これを改善する手段として従
来染毛剤が用いられてきた。しかしながら、使用上の操
作の煩わしさ、頭皮に対するかぶれ発生等の点で問題が
あり、必ずしも使用者の満足が得られるものではなかっ
た。
あり、美容上の観点から、これを改善する手段として従
来染毛剤が用いられてきた。しかしながら、使用上の操
作の煩わしさ、頭皮に対するかぶれ発生等の点で問題が
あり、必ずしも使用者の満足が得られるものではなかっ
た。
【0003】従って、白髪そのものの発生を本質的に防
止ないし改善する毛髪用製剤の開発が望まれていた。
止ないし改善する毛髪用製剤の開発が望まれていた。
【0004】上記要望に対して、既にいくつかの提案、
例えば特開昭60−174705号、同61−1653
10号、同62−45527号、同62−63509
号、同62−63510号、特開平1−207226号
がある。しかしながら、これらは有効性、有効成分の安
定性、安全性等の点で問題があり実用上満足するもので
はなかった。
例えば特開昭60−174705号、同61−1653
10号、同62−45527号、同62−63509
号、同62−63510号、特開平1−207226号
がある。しかしながら、これらは有効性、有効成分の安
定性、安全性等の点で問題があり実用上満足するもので
はなかった。
【0005】既に本発明者らは、生体の各組織・細胞に
微量存在し、種々の調節機能・生理作用を有する特定核
酸関連物質および植物起源の特定のジテルペノイド物質
およびそれらの誘導体を化粧料基剤に含有させると上記
問題点を有効に解決できるとの知見に基づく発明を完成
させている(特開昭63−183518号、同64−2
5712号、同64−79107号、特開平1−316
308号)。
微量存在し、種々の調節機能・生理作用を有する特定核
酸関連物質および植物起源の特定のジテルペノイド物質
およびそれらの誘導体を化粧料基剤に含有させると上記
問題点を有効に解決できるとの知見に基づく発明を完成
させている(特開昭63−183518号、同64−2
5712号、同64−79107号、特開平1−316
308号)。
【0006】しかしながら、種々のタイプの白髪に対し
て効果が十分であるとはいえなかった。さらにメラニン
生産量を増大させる試みとして、ケラチノサイト培養生
成物と線維芽細胞成長因子あるいは環状核酸化合物とを
併用する方法(特表平2−501443号)、また細胞
内cAMPの増加剤とプロティンキナーゼCの阻害剤と
を併用する方法(特開平4−124122号)が提案さ
れている。
て効果が十分であるとはいえなかった。さらにメラニン
生産量を増大させる試みとして、ケラチノサイト培養生
成物と線維芽細胞成長因子あるいは環状核酸化合物とを
併用する方法(特表平2−501443号)、また細胞
内cAMPの増加剤とプロティンキナーゼCの阻害剤と
を併用する方法(特開平4−124122号)が提案さ
れている。
【0007】しかしながら、これらは有効性、有効成分
の安定性、実用性等の点で問題があり、満足するもので
はなかった。
の安定性、実用性等の点で問題があり、満足するもので
はなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、頭
皮に外用することにより、従来に比べて格段に優れた白
髪防止効果または改善効果を発揮できる毛髪用組成物を
提供することを目的とする。
皮に外用することにより、従来に比べて格段に優れた白
髪防止効果または改善効果を発揮できる毛髪用組成物を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、パントテン酸
およびその塩またはパントテン酸の誘導体およびそれら
の塩からなる群の中から選ばれる少なくとも1種の化合
物が、毛包部のメラノサイトを効果的に増殖させるとい
う新たな知見に基づき、すでに外用により白髪防止、改
善効果を発揮する事が知られている特定の核酸関連物質
(特開平1−316308号)または特定のジテルペノ
イド物質(特開昭64−79107号)のメラノサイト
のチロシナーゼ活性を促進する物質を前記特定の物質と
共に用いると、相乗的な白髪防止、改善効果が発揮さ
れ、上記課題を有効に解決できるとの知見に基づいてな
されたものである。
およびその塩またはパントテン酸の誘導体およびそれら
の塩からなる群の中から選ばれる少なくとも1種の化合
物が、毛包部のメラノサイトを効果的に増殖させるとい
う新たな知見に基づき、すでに外用により白髪防止、改
善効果を発揮する事が知られている特定の核酸関連物質
(特開平1−316308号)または特定のジテルペノ
イド物質(特開昭64−79107号)のメラノサイト
のチロシナーゼ活性を促進する物質を前記特定の物質と
共に用いると、相乗的な白髪防止、改善効果が発揮さ
れ、上記課題を有効に解決できるとの知見に基づいてな
されたものである。
【0010】すなわち本発明は、〔A〕下記一般式
〔I〕または〔II〕で示されるアデノシン3′,5′−
環状一リン酸(以下、cAMPと略す。)化合物、フォ
ルスコリンまたはその誘導体からなる群の中から選ばれ
る少なくとも1種の化合物と、〔B〕パントテン酸およ
びその塩またはパントテン酸の誘導体およびそれらの塩
からなる群の中から選ばれる少なくとも1種の化合物と
を含有することを特徴とする毛髪用組成物を提供するも
のである。
〔I〕または〔II〕で示されるアデノシン3′,5′−
環状一リン酸(以下、cAMPと略す。)化合物、フォ
ルスコリンまたはその誘導体からなる群の中から選ばれ
る少なくとも1種の化合物と、〔B〕パントテン酸およ
びその塩またはパントテン酸の誘導体およびそれらの塩
からなる群の中から選ばれる少なくとも1種の化合物と
を含有することを特徴とする毛髪用組成物を提供するも
のである。
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】(式〔I〕、〔II〕中、R1 は、水素、臭
素、沃素、塩素、弗素等のハロゲン、メルカプト基、炭
素数1〜8のアルキルチオ基やヒドロキシアルキルチオ
基、フェニルチオ基、塩化または臭化などのハロゲン化
フェニルチオ基、ヒドロキシフェニルチオ基、アルキル
基の炭素数が1〜6のアルキルフェニルチオ基、アルコ
キシル基の炭素数が1〜6のアルコキシフェニルチオ
基、ベンジルチオ基、フェネチルチオ基などのアルキレ
ン基の炭素数が1〜6のフェニルアルキレンチオ基等の
芳香族チオ基等のS含有基、水酸基、炭素数1〜8の−
O−アルキル基、−O−フェニル基、アルキレン基の炭
素数が1〜6のフェニルアルキレンオキシ基等のO含有
基または炭素数1〜12、好ましくは1〜8のアルキル
アミノ基であり、R2 は窒素または炭素数1〜12、好
ましくは1〜8のN−アルキル基であり、Mは、水素、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム等
のアルカリ土類金属、トリメチルアンモニウム基、トリ
エチルアンモニウム基、トリブチルアンモニウム基等の
有機アンモニウム基、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、ジメチルエタノールアミン、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオールなどのアルカノールアミン
基等の塩形成カチオンを示す。
素、沃素、塩素、弗素等のハロゲン、メルカプト基、炭
素数1〜8のアルキルチオ基やヒドロキシアルキルチオ
基、フェニルチオ基、塩化または臭化などのハロゲン化
フェニルチオ基、ヒドロキシフェニルチオ基、アルキル
基の炭素数が1〜6のアルキルフェニルチオ基、アルコ
キシル基の炭素数が1〜6のアルコキシフェニルチオ
基、ベンジルチオ基、フェネチルチオ基などのアルキレ
ン基の炭素数が1〜6のフェニルアルキレンチオ基等の
芳香族チオ基等のS含有基、水酸基、炭素数1〜8の−
O−アルキル基、−O−フェニル基、アルキレン基の炭
素数が1〜6のフェニルアルキレンオキシ基等のO含有
基または炭素数1〜12、好ましくは1〜8のアルキル
アミノ基であり、R2 は窒素または炭素数1〜12、好
ましくは1〜8のN−アルキル基であり、Mは、水素、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム等
のアルカリ土類金属、トリメチルアンモニウム基、トリ
エチルアンモニウム基、トリブチルアンモニウム基等の
有機アンモニウム基、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、ジメチルエタノールアミン、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオールなどのアルカノールアミン
基等の塩形成カチオンを示す。
【0014】なお、式〔I〕において、同時にR1 が水
素、R2 が窒素となることはない。式〔I〕、〔II〕に
おいて、R1 、R2 がアルキル基を含む場合、飽和でも
不飽和でもよく、直鎖でも分岐鎖を有していてもよい。
さらにハロゲン、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル
基、水酸基等の置換基があってもよく、芳香族環を含ん
でいてもよい。また二塩基酸由来のアシル基でもよい。
R2 がN−アルキル基の場合対アニオンとして沃素か塩
素などのハロゲンアニオンがあげられる。また、pHに
より分子内リン酸基と対イオンを形成することがある。
素、R2 が窒素となることはない。式〔I〕、〔II〕に
おいて、R1 、R2 がアルキル基を含む場合、飽和でも
不飽和でもよく、直鎖でも分岐鎖を有していてもよい。
さらにハロゲン、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル
基、水酸基等の置換基があってもよく、芳香族環を含ん
でいてもよい。また二塩基酸由来のアシル基でもよい。
R2 がN−アルキル基の場合対アニオンとして沃素か塩
素などのハロゲンアニオンがあげられる。また、pHに
より分子内リン酸基と対イオンを形成することがある。
【0015】なお、式〔I〕、〔II〕において、R1 は
水酸基または−O−アルキル基である場合が、皮膚刺激
性、かぶれ発生等の副作用の点で影響が極めて少なく、
最も好ましい。
水酸基または−O−アルキル基である場合が、皮膚刺激
性、かぶれ発生等の副作用の点で影響が極めて少なく、
最も好ましい。
【0016】一般式〔I〕または〔II〕で示される化合
物としては、具体的には表−1(一般式〔I〕の化合
物)及び表−2(一般式〔II〕の化合物)に示す化合物
と、Mがナトリウム塩の代わりに水素、またナトリウム
塩以外の塩として、カリウム塩、リチウム塩等のアルカ
リ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ
土類金属塩、トリエチルアンモニウム塩、トリブチルア
ンモニウム塩等の有機アンモニウム塩、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール塩、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール塩等の1種または2種以
上の混合物が例示される。
物としては、具体的には表−1(一般式〔I〕の化合
物)及び表−2(一般式〔II〕の化合物)に示す化合物
と、Mがナトリウム塩の代わりに水素、またナトリウム
塩以外の塩として、カリウム塩、リチウム塩等のアルカ
リ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ
土類金属塩、トリエチルアンモニウム塩、トリブチルア
ンモニウム塩等の有機アンモニウム塩、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール塩、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール塩等の1種または2種以
上の混合物が例示される。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】上記、本発明のcAMP化合物は、工業的
に発酵法または合成法で得られるcAMPを出発物質と
して化学合成により製造することが可能である。
に発酵法または合成法で得られるcAMPを出発物質と
して化学合成により製造することが可能である。
【0022】また、フォルスコリンまたはその誘導体と
しては、下記一般式〔III 〕で表される化合物を用いる
のが好ましい。
しては、下記一般式〔III 〕で表される化合物を用いる
のが好ましい。
【0023】
【化5】
【0024】(式中、R3 〜R10は、水素、酸素、水酸
基、アミノ基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19の
−O−アシル基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19
のアシル基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19の−
O−アルキル基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19
のアルキル基、ジエチルアミノメチル基またはトルエン
スルホニル基であり、酸素の場合には、炭素との間に2
重結合を形成する。このうち、R3 またはR4 、R5 ま
たはR6 、R7 またはR8 、R9 またはR10のいずれか
一方が酸素の場合には他方に上記原子または基が導入さ
れることなく炭素との間に2重結合を形成したものがよ
い。また、R9 、R10としては酸素またはR9 が水酸基
でR10が水素の場合がより好ましい。R11は、水素、炭
素数2〜25、好ましくは2〜19のアルケニル基、炭
素数1〜25、好ましくは1〜19のアルキル基、炭素
数1〜25、好ましくは1〜19のジアルキルアミノヒ
ドロキシエチル基、アルデヒド基、またはエポキシ基を
示す。なお、アシル基、アルキル基にはハロゲン等の置
換基があっても良い。
基、アミノ基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19の
−O−アシル基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19
のアシル基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19の−
O−アルキル基、炭素数1〜25、好ましくは1〜19
のアルキル基、ジエチルアミノメチル基またはトルエン
スルホニル基であり、酸素の場合には、炭素との間に2
重結合を形成する。このうち、R3 またはR4 、R5 ま
たはR6 、R7 またはR8 、R9 またはR10のいずれか
一方が酸素の場合には他方に上記原子または基が導入さ
れることなく炭素との間に2重結合を形成したものがよ
い。また、R9 、R10としては酸素またはR9 が水酸基
でR10が水素の場合がより好ましい。R11は、水素、炭
素数2〜25、好ましくは2〜19のアルケニル基、炭
素数1〜25、好ましくは1〜19のアルキル基、炭素
数1〜25、好ましくは1〜19のジアルキルアミノヒ
ドロキシエチル基、アルデヒド基、またはエポキシ基を
示す。なお、アシル基、アルキル基にはハロゲン等の置
換基があっても良い。
【0025】また、R3 とR4 と9位の水酸基、R5 、
R6 とR7 、R8 の間で炭酸塩またはスルホン酸塩を形
成させてもよい。)上記一般式〔III 〕で表される化合
物には、フォルスコリン(化学名:7β−アセトキシ−
8,13−エポキシ−1α,6β,9α−トリヒドロキ
シラブド−14−エン−11−オン、式中R3 、R6 、
R8 が水素、R4 、R5 が水酸基、R7 がアセトキシ
基、R9 、R10はいずれかに酸素が1原子入って2重結
合を形成する。R11がビニル基の化合物)、その特定の
誘導体及びそれらの塩が含まれる。また、本発明で用い
るフォルスコリンは、コレウス・フォルスコーリ(Co
leus forskohlii)等のシソ科植物の根
の抽出物から分離、精製され、構造決定された物質であ
り、血圧降下作用、筋収縮力増強作用等の生理作用を有
することから最近注目されている。製造法としては、上
記植物の根の抽出物から分離、精製する方法の他、中間
体から合成法で得ることも可能であり、既に生化学試薬
として市販されている。
R6 とR7 、R8 の間で炭酸塩またはスルホン酸塩を形
成させてもよい。)上記一般式〔III 〕で表される化合
物には、フォルスコリン(化学名:7β−アセトキシ−
8,13−エポキシ−1α,6β,9α−トリヒドロキ
シラブド−14−エン−11−オン、式中R3 、R6 、
R8 が水素、R4 、R5 が水酸基、R7 がアセトキシ
基、R9 、R10はいずれかに酸素が1原子入って2重結
合を形成する。R11がビニル基の化合物)、その特定の
誘導体及びそれらの塩が含まれる。また、本発明で用い
るフォルスコリンは、コレウス・フォルスコーリ(Co
leus forskohlii)等のシソ科植物の根
の抽出物から分離、精製され、構造決定された物質であ
り、血圧降下作用、筋収縮力増強作用等の生理作用を有
することから最近注目されている。製造法としては、上
記植物の根の抽出物から分離、精製する方法の他、中間
体から合成法で得ることも可能であり、既に生化学試薬
として市販されている。
【0026】本発明では、フォルスコリン及びその誘導
体の他、フォルスコリン関連物質を含有するコレウス・
フォルスコーリ等の植物の根からメタノール等の溶媒で
抽出した粗抽出物を用いることも可能である。具体的に
は、フォルスコリン、14,15−ジヒドロフォルスコ
リン、11β−ヒドロキシフォルスコリン、1,6−ジ
アセチルフォルスコリン、7−デアセチルフォルスコリ
ン、6−アセチル−7−デアセチルフォルスコリン、7
−サクシニル−7−デアセチルフォルスコリン、7−ブ
チリル−7−デアセチルフォルスコリン、7−トルエン
スルホニル−7−デアセチルフォルスコリン、6−ヘキ
サノイルフォルスコリン、1−ジエチルアミノメチル−
6−アセチル−7−デアセチルフォルスコリン、フォル
スコリン1,9−炭酸塩、フォルスコリン1,9−スル
ホン酸塩、フォルスコリン6,7−炭酸塩、フォルスコ
リン1,9;6,7−二炭酸塩等の1種または2種以上
の混合物が例示される。
体の他、フォルスコリン関連物質を含有するコレウス・
フォルスコーリ等の植物の根からメタノール等の溶媒で
抽出した粗抽出物を用いることも可能である。具体的に
は、フォルスコリン、14,15−ジヒドロフォルスコ
リン、11β−ヒドロキシフォルスコリン、1,6−ジ
アセチルフォルスコリン、7−デアセチルフォルスコリ
ン、6−アセチル−7−デアセチルフォルスコリン、7
−サクシニル−7−デアセチルフォルスコリン、7−ブ
チリル−7−デアセチルフォルスコリン、7−トルエン
スルホニル−7−デアセチルフォルスコリン、6−ヘキ
サノイルフォルスコリン、1−ジエチルアミノメチル−
6−アセチル−7−デアセチルフォルスコリン、フォル
スコリン1,9−炭酸塩、フォルスコリン1,9−スル
ホン酸塩、フォルスコリン6,7−炭酸塩、フォルスコ
リン1,9;6,7−二炭酸塩等の1種または2種以上
の混合物が例示される。
【0027】本発明では、これら成分〔A〕の一種また
は二種以上を組み合わせて用いることができる。
は二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0028】また本発明の成分〔B〕として用いるパン
トテン酸は、自然界に広く存在するビタミンB複合体の
一種で、発酵、動植物からの抽出、化学合成により得る
ことができる。
トテン酸は、自然界に広く存在するビタミンB複合体の
一種で、発酵、動植物からの抽出、化学合成により得る
ことができる。
【0029】本発明においてはパントテン酸の塩も使用
でき、ナトリウム塩、カルシウム塩、銅塩等が例示され
る。
でき、ナトリウム塩、カルシウム塩、銅塩等が例示され
る。
【0030】またパントテン酸の誘導体も使用でき、パ
ントテニルアルコール等のアルコール型誘導体、パント
テニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエ
ーテル、ベンゾイルパントテニルエチルエーテル等のエ
ーテル型誘導体、ジカルボエトキシパントテン酸エチル
エステル等のエステル型誘導体、パンテテイン、パンテ
チン等のβ−メルカプトエチルアミンが結合した誘導体
等の他、パントテン酸の生体内での活性型である補酵素
A、およびその誘導体であるデスルホ補酵素A、8−
(6−アミノヘキシル)アミノデスルホ補酵素A、8−
ブロモデスルホ補酵素A、3′−デホスホ補酵素A、β
−ヒドロキシブチリル補酵素A等が例示される。また、
補酵素A−S−S−補酵素A(補酵素A二分子の末端の
SH基同士が酸化によりS−S結合した補酵素A二量
体)も用いることができる。
ントテニルアルコール等のアルコール型誘導体、パント
テニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエ
ーテル、ベンゾイルパントテニルエチルエーテル等のエ
ーテル型誘導体、ジカルボエトキシパントテン酸エチル
エステル等のエステル型誘導体、パンテテイン、パンテ
チン等のβ−メルカプトエチルアミンが結合した誘導体
等の他、パントテン酸の生体内での活性型である補酵素
A、およびその誘導体であるデスルホ補酵素A、8−
(6−アミノヘキシル)アミノデスルホ補酵素A、8−
ブロモデスルホ補酵素A、3′−デホスホ補酵素A、β
−ヒドロキシブチリル補酵素A等が例示される。また、
補酵素A−S−S−補酵素A(補酵素A二分子の末端の
SH基同士が酸化によりS−S結合した補酵素A二量
体)も用いることができる。
【0031】また上記誘導体の塩も用いることができ
る。
る。
【0032】本発明では、これら成分〔B〕の一種また
は二種以上を組み合わせて用いることができる。
は二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0033】本発明は前記成分〔A〕と成分〔B〕を併
用して頭皮に直接施すことにより、格段に優れた白髪防
止・改善効果を発揮するというものであり、毛髪用組成
物中に成分〔A〕および成分〔B〕の化合物を任意の濃
度で配合できる。通常は、製品形態、調製方法、使用頻
度にもよるが成分〔A〕は、各種組成物中に0.001
〜5重量%(以下、%と略す)程度、好ましくは0.0
1〜2%配合するのがよい。成分〔B〕は、各種組成物
中に0.001〜20%程度、好ましくは0.01〜5
%配合するのがよい。また、成分〔A〕および成分
〔B〕とを任意の比率で用いることが出来るが、成分
〔A〕/〔B〕を重量比で1/10000〜10000
/1、好ましくは1/1000〜100/1、さらに好
ましくは1/100〜10/1の割合で用いるのがよ
い。
用して頭皮に直接施すことにより、格段に優れた白髪防
止・改善効果を発揮するというものであり、毛髪用組成
物中に成分〔A〕および成分〔B〕の化合物を任意の濃
度で配合できる。通常は、製品形態、調製方法、使用頻
度にもよるが成分〔A〕は、各種組成物中に0.001
〜5重量%(以下、%と略す)程度、好ましくは0.0
1〜2%配合するのがよい。成分〔B〕は、各種組成物
中に0.001〜20%程度、好ましくは0.01〜5
%配合するのがよい。また、成分〔A〕および成分
〔B〕とを任意の比率で用いることが出来るが、成分
〔A〕/〔B〕を重量比で1/10000〜10000
/1、好ましくは1/1000〜100/1、さらに好
ましくは1/100〜10/1の割合で用いるのがよ
い。
【0034】本発明の組成物には、上記の必須成分の他
に、通常の化粧料に用いられる油分、界面活性剤、保湿
剤、低級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート
剤、使用感付与剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素等
の原料も配合可能である。
に、通常の化粧料に用いられる油分、界面活性剤、保湿
剤、低級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート
剤、使用感付与剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素等
の原料も配合可能である。
【0035】具体的には、油分としては、オリーブ油、
ホホバ油、硬化油等の油脂類、鯨ロウ、蜜ロウ、ラノリ
ン等のロウ類、流動パラフィン、セレシン、スクワラン
等の炭化水素類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸
類、セタノール、ステアリルアルコール、ラノリンアル
コール、ヘキシルデカノール等のアルコール類、ミリス
チン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等のエステル
類等である。油分を白髪防止剤中0.5〜85%含有さ
せるのがよい。また、界面活性剤としては、ステアリン
酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテルリン酸、N−アシルグルタミン酸
ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ステアリルジ
メチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、塩酸アルキル
アミノエチルグリシン液、レシチン等の両性界面活性
剤、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソ
ルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸
エステル、メチルグルコシドモノ脂肪酸エステル、グル
コースモノアルキルエーテル、モノステアリン酸プロピ
レングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオク
チルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、
ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、
ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステ
ル、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレ
ングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレ
ングリセリル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソ
ルビット、ポリオキシエチレンラノリン等の非イオン界
面活性剤等を例示することができる。界面活性剤を白髪
防止剤中0.1〜15%含有させるのがよい。
ホホバ油、硬化油等の油脂類、鯨ロウ、蜜ロウ、ラノリ
ン等のロウ類、流動パラフィン、セレシン、スクワラン
等の炭化水素類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸
類、セタノール、ステアリルアルコール、ラノリンアル
コール、ヘキシルデカノール等のアルコール類、ミリス
チン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等のエステル
類等である。油分を白髪防止剤中0.5〜85%含有さ
せるのがよい。また、界面活性剤としては、ステアリン
酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテルリン酸、N−アシルグルタミン酸
ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ステアリルジ
メチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、塩酸アルキル
アミノエチルグリシン液、レシチン等の両性界面活性
剤、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソ
ルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸
エステル、メチルグルコシドモノ脂肪酸エステル、グル
コースモノアルキルエーテル、モノステアリン酸プロピ
レングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオク
チルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、
ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、
ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステ
ル、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレ
ングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレ
ングリセリル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソ
ルビット、ポリオキシエチレンラノリン等の非イオン界
面活性剤等を例示することができる。界面活性剤を白髪
防止剤中0.1〜15%含有させるのがよい。
【0036】さらに、保湿剤としては、グリセリン、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、エチレングリコール等を、低
級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール
等を、使用感付与剤としては、エル−メントール、ニコ
チン酸ベンジル等を、増粘剤としては、ポリエチレング
リコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム等
を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル等
を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エタ
ンヒドロキシジホスフェート等を、pH調整剤として
は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、
リン酸−水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パラオ
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、デヒ
ドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸等をそれぞれ例示する
ことができる。
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、エチレングリコール等を、低
級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール
等を、使用感付与剤としては、エル−メントール、ニコ
チン酸ベンジル等を、増粘剤としては、ポリエチレング
リコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム等
を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル等
を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エタ
ンヒドロキシジホスフェート等を、pH調整剤として
は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、
リン酸−水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パラオ
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、デヒ
ドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸等をそれぞれ例示する
ことができる。
【0037】また、必要に応じて他の薬効成分も配合可
能である。具体的には、ビタミンA、ビタミンB12、ビ
タミンE、ビオチン等のビタミン類、チロシン、トリプ
トファン、フェニルアラニン等のアミノ酸類、ヒノキチ
オール、レゾルシン等の殺菌剤、コルチゾール、プロゲ
ステロン等のホルモン剤、海藻、アロエ等からの抽出物
等を配合することが出来、好ましくは白髪防止剤中0.
001〜3%添加するのがよい。なお、任意成分は、こ
れらに限定されるものではない。上記必須成分と任意成
分を適当に配合することにより、ヘアトニックタイプの
アルコール製剤、クリーム、ローション、乳液、軟膏等
外用できる剤型のものであればいずれでもよく、種々の
製品形態で用いることができる。
能である。具体的には、ビタミンA、ビタミンB12、ビ
タミンE、ビオチン等のビタミン類、チロシン、トリプ
トファン、フェニルアラニン等のアミノ酸類、ヒノキチ
オール、レゾルシン等の殺菌剤、コルチゾール、プロゲ
ステロン等のホルモン剤、海藻、アロエ等からの抽出物
等を配合することが出来、好ましくは白髪防止剤中0.
001〜3%添加するのがよい。なお、任意成分は、こ
れらに限定されるものではない。上記必須成分と任意成
分を適当に配合することにより、ヘアトニックタイプの
アルコール製剤、クリーム、ローション、乳液、軟膏等
外用できる剤型のものであればいずれでもよく、種々の
製品形態で用いることができる。
【0038】具体的には、ヘアトニックタイプのアルコ
ール製剤としては、上記必須成分〔A〕0.01〜2
%、必須成分〔B〕0.01〜5%、低級アルコール1
5〜98%、薬剤成分0〜3%、保湿剤0〜15%、界
面活性剤0〜8%、精製水1〜85%、微量の香料を含
有する組成物があげられ、ヘアクリームとしては、上記
必須成分〔A〕0.01〜2%、必須成分〔B〕0.0
1〜5%、油分10〜80%、界面活性剤0.5〜15
%、保湿剤0〜15%、精製水15〜80%、微量の防
腐剤、微量の香料を含有する組成物が例示される。ま
た、乳液としては、上記必須成分〔A〕0.01〜2
%、必須成分〔B〕0.01〜5%、油分5〜30%、
界面活性剤0.5〜15%、保湿剤0〜15%、精製水
50〜95%、微量の防腐剤、微量の香料を含有する組
成物が例示される。
ール製剤としては、上記必須成分〔A〕0.01〜2
%、必須成分〔B〕0.01〜5%、低級アルコール1
5〜98%、薬剤成分0〜3%、保湿剤0〜15%、界
面活性剤0〜8%、精製水1〜85%、微量の香料を含
有する組成物があげられ、ヘアクリームとしては、上記
必須成分〔A〕0.01〜2%、必須成分〔B〕0.0
1〜5%、油分10〜80%、界面活性剤0.5〜15
%、保湿剤0〜15%、精製水15〜80%、微量の防
腐剤、微量の香料を含有する組成物が例示される。ま
た、乳液としては、上記必須成分〔A〕0.01〜2
%、必須成分〔B〕0.01〜5%、油分5〜30%、
界面活性剤0.5〜15%、保湿剤0〜15%、精製水
50〜95%、微量の防腐剤、微量の香料を含有する組
成物が例示される。
【0039】本発明の白髪防止剤が優れた白髪防止、改
善作用を発揮する機構の詳細は鋭意検討中であるが、メ
ラノサイトのチロシナーゼ活性を促進する機能を有する
成分〔A〕と、後述の実施例からも明らかな通り、本発
明で特定された成分〔B〕の毛包部メラノサイトに対す
る優れた細胞増殖促進機能とが相乗的に作用して、本発
明の優れた白髪防止、改善効果を発揮するものと考えら
れ、このような相乗効果は、他の組合せでは容易に到達
することができない。
善作用を発揮する機構の詳細は鋭意検討中であるが、メ
ラノサイトのチロシナーゼ活性を促進する機能を有する
成分〔A〕と、後述の実施例からも明らかな通り、本発
明で特定された成分〔B〕の毛包部メラノサイトに対す
る優れた細胞増殖促進機能とが相乗的に作用して、本発
明の優れた白髪防止、改善効果を発揮するものと考えら
れ、このような相乗効果は、他の組合せでは容易に到達
することができない。
【0040】また本発明の成分〔A〕および成分〔B〕
の安全性について確認したところ、急性毒性、皮膚刺激
性等の点で実用上特に問題は認められなかった。また、
成分〔A〕と成分〔B〕との併用によっても同様に安全
性の問題は認められなかった。
の安全性について確認したところ、急性毒性、皮膚刺激
性等の点で実用上特に問題は認められなかった。また、
成分〔A〕と成分〔B〕との併用によっても同様に安全
性の問題は認められなかった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、頭皮に外用する事によ
り、種々のタイプの白髪に対して優れた防止、改善効果
を発揮し、皮膚に対する安全性の高い白髪防止剤が提供
される。
り、種々のタイプの白髪に対して優れた防止、改善効果
を発揮し、皮膚に対する安全性の高い白髪防止剤が提供
される。
【0042】従って、本発明の白髪防止剤は、毛髪に適
用するための種々の形態、例えば化粧水あるいはヘアト
ニックタイプのアルコール製剤、クリーム、ローショ
ン、乳液、軟膏等の毛髪化粧料等、外用できる剤型のも
のとして種々の形態で幅広く使用可能である。
用するための種々の形態、例えば化粧水あるいはヘアト
ニックタイプのアルコール製剤、クリーム、ローショ
ン、乳液、軟膏等の毛髪化粧料等、外用できる剤型のも
のとして種々の形態で幅広く使用可能である。
【0043】さらに、液状形態のものは通常の噴射剤、
炭酸ガス、酸素ガス、LPGなどと併用し、耐圧容器に
充填することもできる。
炭酸ガス、酸素ガス、LPGなどと併用し、耐圧容器に
充填することもできる。
【0044】次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。なお本発明はこれによって限定されるもので
はない。
説明する。なお本発明はこれによって限定されるもので
はない。
【0045】
【実施例】実施例1 ヒト毛髪から分離したメラノサイトの初代培養系(牛胎
児血清5%を含むダルベッコのMEM培地中で培養)に
成分〔A〕として、8−メトキシcAMP・2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(以下8−
メトキシcAMP・AMPDと略す。)(表−1中N
o.25のMがAMPDとなった化合物)、8−メトキ
シ−エテノcAMP・Na(表−2中No.56の化合
物)、またはフォルスコリンをそれぞれ単独で、あるい
は成分〔B〕と組合わせて添加し、メラノサイトの増殖
およびチロシナーゼ活性におよぼす影響を調べた。
児血清5%を含むダルベッコのMEM培地中で培養)に
成分〔A〕として、8−メトキシcAMP・2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(以下8−
メトキシcAMP・AMPDと略す。)(表−1中N
o.25のMがAMPDとなった化合物)、8−メトキ
シ−エテノcAMP・Na(表−2中No.56の化合
物)、またはフォルスコリンをそれぞれ単独で、あるい
は成分〔B〕と組合わせて添加し、メラノサイトの増殖
およびチロシナーゼ活性におよぼす影響を調べた。
【0046】成分〔B〕としてはパントテン酸カルシウ
ム塩、パントテニルエチルエーテル、補酵素Aを用い
た。なお、メラノサイトの増殖性は放射性チミジンの細
胞内への取り込み量により、またチロシナーゼ活性はポ
メランツの方法により求め、成分〔A〕および〔B〕を
含まない場合の値を各々100(%)とし、相対値で表
した。結果を表−3に示した。
ム塩、パントテニルエチルエーテル、補酵素Aを用い
た。なお、メラノサイトの増殖性は放射性チミジンの細
胞内への取り込み量により、またチロシナーゼ活性はポ
メランツの方法により求め、成分〔A〕および〔B〕を
含まない場合の値を各々100(%)とし、相対値で表
した。結果を表−3に示した。
【0047】
【表5】
【0048】表−3から明らかなように、成分〔A〕と
して、8−メトキシcAMP・AMPD、8−メトキシ
−エテノcAMP・Naまたはフォルスコリンを添加し
た場合は、いずれも顕著なチロシナーゼ活性の上昇が認
められたが、メラノサイトの増殖性はほとんど変化を示
さなかった。これに対し、成分〔A〕に加えて成分
〔B〕としてパントテン酸カルシウム塩、パントテニル
エチルエーテル、補酵素Aを加えた場合は、さらにチロ
シナーゼ活性が上昇するとともに、メラノサイトの増殖
性の著しい促進が認められた。
して、8−メトキシcAMP・AMPD、8−メトキシ
−エテノcAMP・Naまたはフォルスコリンを添加し
た場合は、いずれも顕著なチロシナーゼ活性の上昇が認
められたが、メラノサイトの増殖性はほとんど変化を示
さなかった。これに対し、成分〔A〕に加えて成分
〔B〕としてパントテン酸カルシウム塩、パントテニル
エチルエーテル、補酵素Aを加えた場合は、さらにチロ
シナーゼ活性が上昇するとともに、メラノサイトの増殖
性の著しい促進が認められた。
【0049】以上の結果から、本発明で特定した成分
〔A〕と成分〔B〕を組合わせることによって、メラノ
サイトの増殖能とメラニン合成能が促進され、メラニン
合成量が顕著に増加したことを示すものである。
〔A〕と成分〔B〕を組合わせることによって、メラノ
サイトの増殖能とメラニン合成能が促進され、メラニン
合成量が顕著に増加したことを示すものである。
【0050】実施例2 白髪を有する健常な男性(30〜49才)8名について
白髪およびその周辺の頭皮をエタノールで消毒した後、
抜毛し、毛球部の状態が活性期である白髪を選び、さら
にメラニンを生産していないことを顕微鏡的に確認し
た。
白髪およびその周辺の頭皮をエタノールで消毒した後、
抜毛し、毛球部の状態が活性期である白髪を選び、さら
にメラニンを生産していないことを顕微鏡的に確認し
た。
【0051】次に成分〔A〕として、8−メトキシcA
MP・Na(表−1中No.25の化合物)またはフォ
ルスコリンを単独で、あるいは成分〔B〕としてパンテ
テイン、パントテニルアルコールまたは補酵素Aと組合
わせて牛胎児血清を20%含むダルベッコ修飾MEM培
地中に添加し、上記白髪を加えて37℃で4日間回転培
養した。
MP・Na(表−1中No.25の化合物)またはフォ
ルスコリンを単独で、あるいは成分〔B〕としてパンテ
テイン、パントテニルアルコールまたは補酵素Aと組合
わせて牛胎児血清を20%含むダルベッコ修飾MEM培
地中に添加し、上記白髪を加えて37℃で4日間回転培
養した。
【0052】培養後、試料を通常の方法でホルマリン固
定し、さらに脱水、キシレン透徹し、白髪毛球部におけ
るメラニン生成状態を顕微鏡で観察した。
定し、さらに脱水、キシレン透徹し、白髪毛球部におけ
るメラニン生成状態を顕微鏡で観察した。
【0053】なお、評価は被検成分毎にひとり当たり5
本、8名で合計40本の白髪を用いて行い、結果は8名
の全白髪本数に対してメラニンを生成した白髪本数の割
合(=メラニン生成率、%)で示した。結果を表−4に
示した。
本、8名で合計40本の白髪を用いて行い、結果は8名
の全白髪本数に対してメラニンを生成した白髪本数の割
合(=メラニン生成率、%)で示した。結果を表−4に
示した。
【0054】
【表6】
【0055】表−4の結果から、本発明の成分〔A〕を
単独で添加した場合に比べ、成分〔A〕と成分〔B〕を
併用した場合に顕著なメラニンの再生産が認められた。
単独で添加した場合に比べ、成分〔A〕と成分〔B〕を
併用した場合に顕著なメラニンの再生産が認められた。
【0056】以上の結果は、本発明の有効成分の組合せ
がヒト白髪において、より優れたメラニン色素再生産作
用、すなわち白髪改善作用を有することを示すものであ
る。
がヒト白髪において、より優れたメラニン色素再生産作
用、すなわち白髪改善作用を有することを示すものであ
る。
【0057】実施例3 本発明の白髪防止剤について、白毛の発生に対する抑制
効果を評価した。動物に強いストレスを負荷してメラノ
サイトを不活性化した状態を作り出し、白毛を発生させ
るとともに、その過程で本発明の有効成分を配合した毛
髪用組成物が、白毛の発生に対してどのような抑制効果
を発揮するかを検討した。
効果を評価した。動物に強いストレスを負荷してメラノ
サイトを不活性化した状態を作り出し、白毛を発生させ
るとともに、その過程で本発明の有効成分を配合した毛
髪用組成物が、白毛の発生に対してどのような抑制効果
を発揮するかを検討した。
【0058】すなわち、ブラックマウス11匹を1群と
し、背部を脱毛後、白毛が発生するストレスを断続的に
負荷しながら、表−5に示した組成のヘアトニック(A
〜I)を調製して、各0.05gを毎日2回、背部に塗
布した。1ケ月後、再生した一定面積の毛を採取し、全
毛数に対する白毛発生率(%)を測定した。
し、背部を脱毛後、白毛が発生するストレスを断続的に
負荷しながら、表−5に示した組成のヘアトニック(A
〜I)を調製して、各0.05gを毎日2回、背部に塗
布した。1ケ月後、再生した一定面積の毛を採取し、全
毛数に対する白毛発生率(%)を測定した。
【0059】表−5に組成を示すが、表中の数字は配合
量(重量%)である(以下同じ)。
量(重量%)である(以下同じ)。
【0060】
【表7】
【0061】表−5の結果からわかるように、本発明の
有効成分〔A〕を単独で用いた場合に比べ、成分〔A〕
と成分〔B〕を併用した場合には、白毛の発生を抑制す
る効果が顕著であることが認められた。
有効成分〔A〕を単独で用いた場合に比べ、成分〔A〕
と成分〔B〕を併用した場合には、白毛の発生を抑制す
る効果が顕著であることが認められた。
【0062】このことは、本発明の成分〔A〕と成分
〔B〕の併用により、メラノサイトの不活性化を防止
し、あるいは不活性化されたメラノサイトを活性化する
ことにより、白髪の発生を効果的に防止、改善すること
を示している。
〔B〕の併用により、メラノサイトの不活性化を防止
し、あるいは不活性化されたメラノサイトを活性化する
ことにより、白髪の発生を効果的に防止、改善すること
を示している。
【0063】実施例4 本発明の成分〔A〕の1種である8−メトキシcAMP
・AMPDと成分〔B〕の1種であるパントテニルエチ
ルエーテルを用いて表−6に示すヘアトニックタイプの
白髪防止剤を調製した。
・AMPDと成分〔B〕の1種であるパントテニルエチ
ルエーテルを用いて表−6に示すヘアトニックタイプの
白髪防止剤を調製した。
【0064】すなわち、表−6に示す成分1に成分2〜
4及び成分7を加えて均一に溶解し、これとは別に成分
8に成分5及び6を加えて均一に溶解した溶液を調製し
た。この溶液に前記エタノール溶液(成分1〜4及び成
分7)を加えて均一に溶解した。
4及び成分7を加えて均一に溶解し、これとは別に成分
8に成分5及び6を加えて均一に溶解した溶液を調製し
た。この溶液に前記エタノール溶液(成分1〜4及び成
分7)を加えて均一に溶解した。
【0065】
【表8】
【0066】このようにして調製した白髪防止剤を、白
髪のある8名の男女(32〜59才)に1日2回(朝、
夜)、連続3ケ月間、本発明品と比較例のそれぞれをハ
ーフヘッド法で左右の頭皮に別々に使用させ、塗布部位
の状態を試験前後で比較し、白髪改善の程度を白髪率の
変化で評価した。
髪のある8名の男女(32〜59才)に1日2回(朝、
夜)、連続3ケ月間、本発明品と比較例のそれぞれをハ
ーフヘッド法で左右の頭皮に別々に使用させ、塗布部位
の状態を試験前後で比較し、白髪改善の程度を白髪率の
変化で評価した。
【0067】結果を表−7に示す。
【0068】
【表9】
【0069】表−7の結果から、8−メトキシcAMP
・AMPDとパントテニルエチルエーテルを配合した本
発明の白髪防止剤は比較例と比べて、白髪の量を少なく
することができ、顕著な白髪改善効果を示すことがわか
る。
・AMPDとパントテニルエチルエーテルを配合した本
発明の白髪防止剤は比較例と比べて、白髪の量を少なく
することができ、顕著な白髪改善効果を示すことがわか
る。
【0070】なお、上記白髪防止剤の3ケ月間の使用中
及び使用後においても、皮膚の状態に異常な症状は特に
認められなかった。
及び使用後においても、皮膚の状態に異常な症状は特に
認められなかった。
【0071】実施例5 次に本発明の有効成分〔A〕の1種であるフォルスコリ
ンと有効成分〔B〕の1種である補酵素Aを用いて表−
8に示すヘアトニックタイプの白髪防止剤を調製した。
ンと有効成分〔B〕の1種である補酵素Aを用いて表−
8に示すヘアトニックタイプの白髪防止剤を調製した。
【0072】すなわち、表−8に示す成分1に成分2〜
5及び成分7を加えて均一に溶解し、これとは別に成分
8に成分6を加えて均一に溶解した溶液を調製した。こ
の溶液に前記エタノール溶液(成分1〜5及び成分7〕
を加えて均一に溶解した。
5及び成分7を加えて均一に溶解し、これとは別に成分
8に成分6を加えて均一に溶解した溶液を調製した。こ
の溶液に前記エタノール溶液(成分1〜5及び成分7〕
を加えて均一に溶解した。
【0073】
【表10】
【0074】このようにして調製した白髪防止剤を用い
て、実施例4と同様の方法で白髪改善効果を判定した。
て、実施例4と同様の方法で白髪改善効果を判定した。
【0075】結果を表−9に示す。
【0076】
【表11】
【0077】表−9の結果から、フォルスコリンと補酵
素Aを配合した本発明の白髪防止剤は比較例と比べて、
白髪の量を少なくすることができ、顕著な白髪改善効果
を示すことがわかる。
素Aを配合した本発明の白髪防止剤は比較例と比べて、
白髪の量を少なくすることができ、顕著な白髪改善効果
を示すことがわかる。
【0078】なお、上記白髪防止剤の3ケ月間の使用中
及び使用後においても、皮膚の状態に異常な症状は特に
認められなかった。
及び使用後においても、皮膚の状態に異常な症状は特に
認められなかった。
【0079】実施例6 実施例4で用いた8−メトキシcAMP・AMPDの代
わりに8−ブチルチオcAMP・Na(表−1中No.
8の化合物)、8−エチルヒドロキシチオcAMP・N
a(表−1中No.11の化合物)、8−ベンジルチオ
cAMP・Na(表−1中No.20の化合物)、8−
エトキシcAMP・ブチルアンモニウム(表−1中N
o.26のMがブチルアンモニウムとなった化合物)、
8−メチルアミノcAMP・K(表−1中No.33の
Mがカリウムとなった化合物)、1−エチルcAMP・
Na(表−1中No.38の化合物)、エテノ−cAM
P・Na(表−2中No.50の化合物)を、またパン
トテニルエチルエーテルの代わりに、アセチルパントテ
ニルエチルエーテル、ベンゾイルパントテニルエチルエ
ーテルを配合した表−10に示すヘアトニックタイプの
白髪防止剤(A〜G)を調製した。
わりに8−ブチルチオcAMP・Na(表−1中No.
8の化合物)、8−エチルヒドロキシチオcAMP・N
a(表−1中No.11の化合物)、8−ベンジルチオ
cAMP・Na(表−1中No.20の化合物)、8−
エトキシcAMP・ブチルアンモニウム(表−1中N
o.26のMがブチルアンモニウムとなった化合物)、
8−メチルアミノcAMP・K(表−1中No.33の
Mがカリウムとなった化合物)、1−エチルcAMP・
Na(表−1中No.38の化合物)、エテノ−cAM
P・Na(表−2中No.50の化合物)を、またパン
トテニルエチルエーテルの代わりに、アセチルパントテ
ニルエチルエーテル、ベンゾイルパントテニルエチルエ
ーテルを配合した表−10に示すヘアトニックタイプの
白髪防止剤(A〜G)を調製した。
【0080】
【表12】
【0081】実施例4と同様の方法でこれら製剤を評価
したところ、実施例4とほぼ同等の白髪改善効果が得ら
れた。
したところ、実施例4とほぼ同等の白髪改善効果が得ら
れた。
【0082】実施例7 表−11に示す成分1〜6を70℃で加熱溶解した。一
方、成分7〜15を70℃で加熱溶解し、前記油脂溶液
(成分1〜6)を添加し、乳化させた後、冷却しなが
ら、途中で成分16を加えて室温まで冷却し、乳液タイ
プの白髪防止剤(A〜C)を調製した。
方、成分7〜15を70℃で加熱溶解し、前記油脂溶液
(成分1〜6)を添加し、乳化させた後、冷却しなが
ら、途中で成分16を加えて室温まで冷却し、乳液タイ
プの白髪防止剤(A〜C)を調製した。
【0083】
【表13】
【0084】実施例4と同様の方法でこれら製剤を評価
したところ、実施例4とほぼ同等の白髪改善効果が得ら
れた。
したところ、実施例4とほぼ同等の白髪改善効果が得ら
れた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【表2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】さらに、保湿剤としては、グリセリン、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、エチレングリコール等を、低
級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール
等を、使用感付与剤としては、エル−メントール、ニコ
チン酸ベンジル等を、増粘剤としては、ポリエチレング
リコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム等
を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル等
を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エタ
ンヒドロキシジホスフエート等を、pH調整剤として
は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、
リン酸一水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パラオ
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、デヒ
ドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸等をそれぞれ例示する
ことができる。
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、エチレングリコール等を、低
級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール
等を、使用感付与剤としては、エル−メントール、ニコ
チン酸ベンジル等を、増粘剤としては、ポリエチレング
リコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム等
を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル等
を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エタ
ンヒドロキシジホスフエート等を、pH調整剤として
は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、
リン酸一水素ナトリウム等を、防腐剤としては、パラオ
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、デヒ
ドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸等をそれぞれ例示する
ことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】
【表13】
Claims (1)
- 【請求項1】 〔A〕下記一般式〔I〕または〔II〕で
示されるアデノシン3′,5′−環状一リン酸化合物、
フォルスコリンまたはその誘導体からなる群の中から選
ばれる少なくとも1種の化合物と、 〔B〕パントテン酸およびその塩またはパントテン酸の
誘導体およびそれらの塩からなる群の中から選ばれる少
なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする毛
髪用組成物。 【化1】 【化2】 (式〔I〕、〔II〕中、R1 は、水素、ハロゲン、S含
有基、O含有基または炭素数1〜12のアルキルアミノ
基であり、R2 は、窒素または炭素数1〜12のN−ア
ルキル基であり、Mは、水素または塩形成カチオンを示
す。なお、式〔I〕において、同時にR1 が水素、R2
が窒素となることはない。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11758393A JPH06305940A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 毛髪用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11758393A JPH06305940A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 毛髪用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06305940A true JPH06305940A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14715417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11758393A Pending JPH06305940A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 毛髪用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06305940A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007291142A (ja) * | 2002-06-11 | 2007-11-08 | L'oreal Sa | 毛包メラノサイト保護剤としてのドーパクロムトートメラーゼ(trp−2)の発現誘導剤の同定方法、及び前記発現誘導剤の使用 |
JP2009534334A (ja) * | 2006-04-21 | 2009-09-24 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | オピオイド受容体拮抗薬の使用 |
US7754864B2 (en) | 2002-10-10 | 2010-07-13 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Tyrosinase activity controlling agent, process for producing the same and external preparation containing the same |
US10112890B2 (en) | 2015-01-19 | 2018-10-30 | Showa Denko K.K. | Compound, salt of compound, external agent for skin, cosmetic, and food additive |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP11758393A patent/JPH06305940A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007291142A (ja) * | 2002-06-11 | 2007-11-08 | L'oreal Sa | 毛包メラノサイト保護剤としてのドーパクロムトートメラーゼ(trp−2)の発現誘導剤の同定方法、及び前記発現誘導剤の使用 |
US7754864B2 (en) | 2002-10-10 | 2010-07-13 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Tyrosinase activity controlling agent, process for producing the same and external preparation containing the same |
JP2009534334A (ja) * | 2006-04-21 | 2009-09-24 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | オピオイド受容体拮抗薬の使用 |
US10112890B2 (en) | 2015-01-19 | 2018-10-30 | Showa Denko K.K. | Compound, salt of compound, external agent for skin, cosmetic, and food additive |
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