JPH0665555B2 - スク−タ型車輌の物入れ装置 - Google Patents

スク−タ型車輌の物入れ装置

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JPH0665555B2
JPH0665555B2 JP60160134A JP16013485A JPH0665555B2 JP H0665555 B2 JPH0665555 B2 JP H0665555B2 JP 60160134 A JP60160134 A JP 60160134A JP 16013485 A JP16013485 A JP 16013485A JP H0665555 B2 JPH0665555 B2 JP H0665555B2
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博幸 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、運転シート下方に大容量の物入れ空間を設け
たスクータ型車輛の物入れ装置に関するものである。
(発明の背景) 操向バーハンドルと運転シートとの間の下方に略板状の
足置台を有する2,3輪のスクータ型車輛が従来よりあ
る。この種の車輛で足置台の後部から斜め上後方へのび
る後部フレームと運転シートとの間隙を大きくして、こ
こに大容量の物入れ空間を形成することが考えられてい
る(例えば特願昭59−8606参照)。
一般に車体後部のリヤカバーは後方に向って次第に幅が
狭くなるように形成されるが、大容量の物入れ空間をこ
の車体後部に配設した場合には、物入れ空間の横幅もリ
ヤカバーの幅に制限されるから、開口の幅が広い物入れ
空間を確保することが困難になる。また反対にこの位置
に十分な幅の物入れ空間を形成しようとすると、車体後
部のリヤカバー幅も広くなり、設計上あるいはデザイン
上の自由度が減るという不都合が生じる。
また走行中には運転者の背面が負圧になるため、特に雨
中走行時にはリヤカバー表面に付着した雨水が運転シー
トに向ってリヤカバー表面を上昇してゆく。このため車
体後部に物入れ空間を形成した場合には、このリヤカバ
ー表面を運転シートに向って上昇する雨水がリヤカバー
と運転シートとの合面間から物入れ空間内に流れ込み易
いという不都合が生じる。
一方リヤカバーは通常左右一対のサイドカバーなどの部
材により組立てられ、これら構成部材の合わせ面は車体
の後部に表われている。従って、この物入れ空間を独立
の筐体を用いずにリヤカバーの内面を利用して形成する
場合には、リヤカバーの後面に表われる合わせ面にシー
ル部材を挾持するなどの防水対策を施す必要が生じる。
このため構造が複雑で組立性が悪くなるという問題もあ
った。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、車
体後部の幅を狭くしても物入れ空間の幅を広く確保で
き、車体後部の設計上およびデザイン上の自由度が増
え、雨中走行時に物入れ空間内に雨水が流れ込みにく
く、さらに組立性も向上するスクータ型車輛の物入れ装
置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、操向バーハンドルと前後に
長い運転シートとの間の下方に配設された略板状の足置
台と、前記運転シートの下方に配設された動力ユニット
と、前記運転シートの下方を覆うリヤカバーとを備える
スクータ型車輛において、前記足置台の後部から斜め上
後方へのびる左右一対の後部フレームと、前記後部フレ
ームとその上方の前記運転シートとの間に形成された物
入れ空間と、前記物入れ空間の後方に配設されその後部
が前記運転シート後縁よりも後方へ突出しその下部が左
右の後部フレーム間に進入するように配設された液体タ
ンクと、前記物入れ空間の後方で前記左右の後部フレー
ムを連結しつつ上方へ起立するシート支持部材とを備
え、前記液体タンクの前部を側面視前記シート支持部材
に重ねるようにしたことを特徴とするスクータ型車輛の
物入れ装置により達成される。すなわち、燃料タンクな
どの液体タンクはその幅の変更に対する自由度が大きい
ことに着眼し、設計上あるいはデザイン上の要求から車
体幅の変更などが要求されることが多い車体後部に液体
タンクを配設したものである。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例である2輪スクータの物入れ
空間と燃料タンクの配置を示す側面図、第2図は同じく
平面図、第3図はシート支持構造を示す側面図、また第
4図はシート支持ブラケットの斜視図である。第1,2
図において符号10はフレームである。このフレーム1
0は操向軸筒12と、1本の前部フレーム14と、この
前部フレーム14の下端から斜め上後方へ延びる左右一
対の後部フレーム16(16a,16b)とを備える。
操向軸筒12に左右へ回動自在に保持された操向軸に
は、1個の操向前輪18および操向バーハンドル20が
取付けられている。
22は後部フレーム16の下方に位置する動力ユニット
であり、強制空冷式2サイクル水平置きエンジン24
と、伝動ケース26とが一体に組付けられている。動力
ユニット22の前部は、リンク28を介して前記後部フ
レーム16へ上下揺動可能に連結されている。伝動ケー
ス26の後部は、緩衝ユニット30によって弾力的に支
持されている。32は、この伝動ケース26の後部に取
付けられた後輪である。
前記後部フレーム16は、2段の階段状に折曲され、そ
の前段部16Aは空車状態における後輪32の上縁より
低く、またその後段部16Bは空車状態における後輪3
2の上縁より高くなっている。左右の後部フレーム16
a、16bの後段部16Bには、第4図に示す弧状のシ
ート支持部材34が上方へ突出するように固着されてい
る。このシート支持部材34の前方でかつ後フレーム1
6の前段部16Aの上方の空間には大型の物入箱36が
配設されている。このように後部フレーム16を物入箱
36よりも下方に配置したので、物入箱36の開口部の
左右幅が後部フレーム16の間隔によって制限を受け
ず、開口部が十分に大きな物入箱36とすることができ
る。従って第1,2図に示すように、フルフェイス型の
ヘルメット38も収容可能な物入箱36とすることが可
能になる。
40は前後に長い運転シートであり、その前端部は物入
箱36の前端上部にヒンジ42により開閉自在に取付け
られ、その後部は前記支持部材34に設けたロック装置
44にロック可能となっている。すなわち支持部材34
の角部には第4図に示すように凹部46が形成され、こ
こにロック装置44が固定される一方、この凹部46が
覆板48で覆われている。支持部材34とこの覆い板4
8の上面にはゴム製の受座50,50が貼着され、これ
ら受座50,50には運転シート40の底板に突設した
支持部52(第3図)が当接するようになっている。運
転シート40をロック装置44にロックすれば、運転シ
ート40の底板により物入箱36の上部開口が閉じら
れ、ロック装置44をロック解除して運転シート40を
第1,3図で反時計方向に回動させれば、物入箱36が
開かれる。
操向バーハンドル20と運転シート40との間の下方に
は、前記前部フレーム14の下部と後部フレーム16の
前部とを包む略板状の足置台54が形成されている。
56は吸気清浄器であり、左右の後部フレーム16a,
16b間に位置するよう足置台54内に収容されてい
る。この吸気清浄器56の吸気口56aは、前記前部フ
レーム14の後部開口内に臨んでいる。
58は気化器であり前記エンジン24と吸気清浄器56
との間の上方付近に配設されている。気化器58の吸気
流出側は吸気管60によってエンジン24の上面に固定
されている。気化器58の吸気流入側は可撓性のダクト
62、すなわちゴム製の蛇腹によって吸気清浄器56に
接続されている。
64は本発明における液体タンクとしての燃料タンクで
あり、前記物入箱36の後方でかつ前記後部フレーム1
6の後段部16Bの上方に配設されている。この燃料タ
ンク64の注油キャップ66は運転シート40の下面に
臨み、運転シート40を開くことにより注油可能とな
る。
この燃料タンク64はその後部が運転シート40の後縁
より後方へ突出し、その下部は左右の後部フレーム16
a、16bの間に進入し、さらにその前部は前記シート
支持部材34に側面視重なる。このため燃料タンク64
の容量が増大している。
68は縦長の潤滑油タンクであり、前記シート支持部材
34の左側に取付けられている。その注油キャップ70
は運転シート40の下面に臨み、運転シート40を開く
ことにより注油可能となる。
72はリヤカバーである。このリヤカバー72は物入箱
36、燃料タンク64、潤滑油タンク78の側方から、
動力ユニット22および後輪32の上側方を覆うように
形成されている。リヤカバー72の上縁は、運転シート
40の下縁の内側に臨んでいる。このリヤカバー72の
前下部は前記足置台54につらなっている。足置台54
の前部は、操向軸筒12、前部フレー14等を前後から
包むレッグシールド74に連なっている。
この実施例によれば運転シート40と燃料タンク64と
の間にシート支持部材34を配置し、大容量の物入箱3
6の前後で運転シート40を支持するから、運転シート
40の前後の支持間隔が過大にならず、運転シート40
を安定に支持できるという効果が得られる。またこの実
施例のリヤカバー72は、第1,3図に示すように側面
から見て運転シート40の後部から後方へ下降する斜面
となっている。しかし燃料タンク64はこの斜面の内側
を有効に利用して容量の増大が図られている。一方物入
箱36は運転シート40の最も幅の広い部分の下方に位
置しているので、その開口部の横幅を十分大きくするこ
とができる。
この実施例では本発明における液体タンクを燃料タンク
としたが、潤滑油タンクや予備タンクなど他のタンクを
本発明における液体タンクとしてもよいのは勿論であ
る。
(発明の効果) 本発明は以上のように、後部フレームと運転シートとの
間に形成した大型の物入れ空間の後方に液体タンクを配
設したから、運転シートの最大幅を有効利用して物入れ
空間の開口部の横幅を十分大きくできる。また後部フレ
ームを左右に分け斜め上後方へのばしたので物入れ空間
を上下に深くでき、必要に応じてヘルメットなどをも収
容できる物入れ空間を確保できる。またこのように開口
部の大きな物入れ空間を車体後部に設ける場合には、車
体後部の横幅も大きくなり、設計上およびデザイン上の
自由度が著しく減少するが、本発明によればここに液体
タンクを配設したので、液体タンクの容量を犠牲にする
ことなく設計上およびデザイン上の自由度を高めること
が可能になる。
なお液体タンクはその後部を運転シート後縁よりも後方
へ突出させ、その下部を左右の後部フレーム間に進入さ
せ、その前部を物入れ空間の後方で左右の後部フレーム
を連結しつつ起立するシート支持部材に側面視重ねるよ
うにした。このため液体タンクの容量も十分大きく確保
できる。
さらに雨中走行時などに、運転者背面の負圧により雨水
がリヤカバー表面を上昇し、運転シートとリヤカバーと
の間に入ることがあっても、液体タンクが多少濡れるだ
けで済み物入れ空間には雨水は入りにくくなる。
またリヤカバーの後部にリヤカバーを構成するサイドカ
バーなどの部材の合わせ面がたとえ表われていても、こ
の合わせ面から雨水などがリヤカバー内へ入っても何ら
不都合は生じないから、この合わせ面に防水対策を施す
必要がない。このためリヤカバーの構成が簡単で組立性
が良好になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である2輪スクータの物入れ
空間と燃料タンクの配置を示す側面図、第2図は同じく
平面図、第3図はシート支持構造を示す側面図、また第
4図はシート支持ブラケットの斜視図である。 16……後部フレーム、 20……操向バーハンドル、 22……動力ユニット、 36……物入箱、 40……運転シート、 64……液体タンクとしての燃料タンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向バーハンドルと前後に長い運転シート
    との間の下方に配設された略板状の足置台と、前記運転
    シートの下方に配設された動力ユニットと、前記運転シ
    ートの下方を覆うリヤカバーとを備えるスクータ型車輛
    において、 前記足置台の後部から斜め上後方へのびる左右一対の後
    部フレームと、前記後部フレームとその上方の前記運転
    シートとの間に形成された物入れ空間と、前記物入れ空
    間の後方に配設されその後部が前記運転シート後縁より
    も後方へ突出しその下部が左右の後部フレーム間に進入
    するように配設された液体タンクと、前記物入れ空間の
    後方で前記左右の後部フレームを連結しつつ上方へ起立
    するシート支持部材とを備え、前記液体タンクの前部を
    側面視前記シート支持部材に重ねるようにしたことを特
    徴とするスクータ型車輛の物入れ装置。
JP60160134A 1985-07-22 1985-07-22 スク−タ型車輌の物入れ装置 Expired - Fee Related JPH0665555B2 (ja)

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MOTOCICLISMO1960年12月発行第51号,P.59−61

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